JPH0233238Y2 - - Google Patents

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JPH0233238Y2
JPH0233238Y2 JP5067486U JP5067486U JPH0233238Y2 JP H0233238 Y2 JPH0233238 Y2 JP H0233238Y2 JP 5067486 U JP5067486 U JP 5067486U JP 5067486 U JP5067486 U JP 5067486U JP H0233238 Y2 JPH0233238 Y2 JP H0233238Y2
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gas
tank
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Prevention Of Fouling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フイルム、印刷版あるいは印画紙等
の感光材料(以下、代表してフイルムと称する)
を現像処理する自動現像機の処理槽より発生する
有害ガスを清浄化する装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、自動現像機は、現像、定着、水洗、乾
燥の4つの処理工程、あるいは現像定着、水洗の
3つの処理工程を経てフイルム現像を行つてい
る。その工程において、処理槽、とくに現像槽、
定着槽は室温と比較して高温となるために各処理
槽より気化した処理液のガスが発生する。さら
に、現像液が気化し発生したガスと定着液が気化
して発生したガスとが混合し、化学反応を起した
場合には、新たに有害なガスが発生し、これらの
主成分は主として、水溶性の酢酸、アンモニア、
二酸化イオウ等である。
従来、これらのガスを除去するためには、強制
排気装置を自動現像機が設置された部屋外に別個
に設置し、排気ダクトを介して強制排気装置を作
動させることにより、処理槽より発生する有害な
ガスを自動現像機を設置した部屋から、強制的に
排出するという大掛りな設備を使用していた。あ
るいは、強制排気装置等を取り付けずに、悪環境
の中で自動現像機を操作するという状態であつ
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕〕 上述のように、強制排気装置等を設けた場合に
おいては、自動現像機の処理槽より発生する有害
なガスを強制排気装置で部屋外へ排出するため
に、自動現像機本体に排気口を設け、該排気口と
強制排気装置とを接続するための排気ダクトを設
けなければならず、自動現像機を設置する場所に
制約を受ける欠点がある。
また、かかる強制排気装置を使用しないで、自
動現像機を稼働すると、自動現像機を設置してい
る部屋全体に、処理槽より発生する有害なガスが
充満して作業環境が悪化する。さらには、処理槽
より発生したガス、水蒸気等がフイルム表面上で
液化することが避けられず、フイルムの表面に水
滴および液化したガス等が付着して、フイルムト
レイより現像槽へスムーズなフイルム挿入が阻害
されるばかりではなく、フイルムの処理に悪影響
を与えるなどの欠陥がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、自動現像機の処理槽から発生するガ
スが水溶性であることに着目して、上記問題点に
対処する装置を以下のように構成したものであ
る。すなわち、現像槽、定着槽の上部に少なくと
も両槽の一部を覆うべく配置されたガス捕集用カ
バーと、該ガス捕集用カバーに連接されたガス吸
引手段と、該ガス吸引手段の吐出側に連接された
バブリング手段と、水洗槽に連接され、該バブリ
ング手段がその下部に配設された清浄槽とからな
る。
本考案は、上記のような構成により、ガスを発
生する各処理槽の上部から、ガス吸引手段により
ガスを吸込み、そのガスを水洗槽よりオーバフロ
ーした水洗水が貯溜されている清浄槽中へ気泡状
に排出することにより、ガスを水溶液中に溶解
し、溶解した水溶液を回収するようにしたもので
ある。
〔作用〕
自動現像機の各処理槽より発生するガスは、ガ
ス吸引手段により吸引され、清浄槽へ微細な気泡
状で排出され、ガスの主成分である酢酸、アンモ
ニア、二酸化イオウ等の水溶性成分が、清浄槽で
水に溶解することにより、ガスは清浄化される。
〔実施例〕
本考案の構成を添付図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。図は、現像槽3、定着槽4お
よび水洗槽5の処理槽を有する、自動現像機に付
設した場合を示すガス清浄化装置の概要図であ
る。
このガス清浄化装置は通常自動現像機本体フレ
ームに付設されるが、必要に応じて自動現像機の
内部に設置することも可能である。
かかる自動現像機においては、フイルム1が挿
入ガイド2を経て、現像槽3、定着槽4、水洗槽
5へと順次搬送され、所定の処理がなされるが、
処理槽、とくに現像槽3、定着槽4は室温より高
温であるためガスが発生しやすく、図においては
主に現像槽3および定着槽4よりガス6が発生し
ている状態を示している。各処理槽3,4,5の
上方には、僅かの間隔を隔ててガス捕集用カバー
9が設置されていて、いずれの処理槽3,4,5
から発生するガス6もガス捕集用カバー9で捕集
し、吸引できるように全ての処理槽を覆うように
設置されている。
なお、このガス捕集用カバー9は、図示したご
とく全処理槽を覆う必要は必ずしもなく、例え
ば、ガス6が発生する現像槽3、定着槽4だけ覆
うように設けてもよい。
処理槽より発生したガス6は、ガス吸引ポンプ
10により、ガス捕集用カバー9から該ガス捕集
用カバー9の上部に接続された配管を介して吸引
される。
図に示されているガス吸引ポンプ10は、ガス
吸引、排出できるものであればよく、例えばガス
吸引フアン等であつてもよいことは勿論である。
かかるごとくして吸引されたガス6は、次に、
ガス吸引ポンプ10からバブリング装置11にそ
の一端が接続された配管を介して、バブリング装
置11に送られ、バブリング装置11から清浄槽
8に貯溜された水洗水中へ微細な気泡状で排出さ
れる。
なお、清浄槽8には水洗槽5のオーバーフロー
管7が連結されていて、水洗水が清浄槽8へ常に
供給されるように構成されている。
バブリング装置11は、ガス通過用の多数の微
小孔を有する、従来公知のもので構成されてお
り、清浄槽に貯溜された水洗水の液面下に設置さ
れる。
水洗水中へ排出されたガス6は、前記したごと
く、バブリング装置11により微小な気泡状とな
るので、水洗水との接触面積が増大された水洗水
に溶解されやすくなる。従つて、処理槽3,4,
5より発生する有害なガス6の主成分は殆ど清浄
槽8の水洗水に溶解し、人体に支障のない程度に
まで清浄化される。
〔考案の効果〕
本考案のガス清浄化装置を上記したごとく構成
することにより、以下に述べるような効果を得る
ことができる。すなわち、自動現像機の処理槽よ
り発生するガスをガス清浄化装置により清浄化す
るために、自動現像機を設置している部屋に有害
なガスが充満し、環境を悪化させることなく作業
できるのみならず、ガスあるいは水蒸気による水
滴がフイルムに付着するようなことも起らず、フ
イルムトレイより現像槽へスムーズにフイルム挿
入ができ、また、フイルムの品質に悪影響を与え
ることはない。
更に、自動現像機の処理槽より発生するガスを
処理するために、大掛りな排気ダクト、強制排気
装置等を設置する必要がなくなり、自動現像機の
設置場所に制約を受けずに済む。また、清浄槽に
使用する水は、自動現像機の水洗槽で使用した水
洗水を再利用することができるので有害ガス清浄
化のために新たな市水を使用する必要がない等の
便益を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る自動現像機用ガス清浄化装
置の1実施例を示す図である。 1……フイルム、2……挿入ガイド、3……現
像槽、4……定着槽、5……水洗槽、6……ガ
ス、7……水洗水オーバフロー管、8……清浄
槽、9……ガス捕集用カバー、10……ガス吸引
ポンプ、11……バブリング装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 現像槽、定着槽の上部に少なくとも両槽の一
    部を覆うべく配置されたガス捕集用カバーと、 該ガス捕集用カバーに連接されたガス吸引手
    段と、 該ガス吸引手段の吐出側に連接された
    ガス排出部と、 水洗槽に連接され、該ガス排出部がその下部
    に配設された清浄槽と、 よりなることを特徴とする自動現像機用ガス
    清浄化装置。 (2) ガス吸引手段が、ガス吸引ポンプで構成され
    た実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の自動現
    像機用ガス清浄化装置。 (3) ガス吸引手段が、ガス吸引フアンで構成され
    た実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の自動現
    像機用ガス清浄化装置。 (4) ガス排出部をバブリング装置で構成して、ガ
    スをバブリング排気する実用新案登録請求の範
    囲第(1)項乃至第(3)項記載の自動現像機用ガス清
    浄化装置。
JP5067486U 1986-04-03 1986-04-03 Expired JPH0233238Y2 (ja)

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JPS62161246U JPS62161246U (ja) 1987-10-14
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