JPH0232906Y2 - - Google Patents

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JPH0232906Y2
JPH0232906Y2 JP1984047195U JP4719584U JPH0232906Y2 JP H0232906 Y2 JPH0232906 Y2 JP H0232906Y2 JP 1984047195 U JP1984047195 U JP 1984047195U JP 4719584 U JP4719584 U JP 4719584U JP H0232906 Y2 JPH0232906 Y2 JP H0232906Y2
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JP
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elastic coupling
weight
shaft
boss
vibration damping
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JP1984047195U
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JPS60159252U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は振動の激しいシヤフトに取付けて使用
するシヤフトの振動減衰装置に関するものであ
る。
本考案のシヤフトの振動減衰装置はフロントエ
ンジン・フロントドライブ方式あるいはリヤエン
ジン・リヤドライブ方式の自動車のように、エン
ジンの回転をクラツチ→トランスミツシヨン→デ
イフアレンシヤルギヤ→ドライブシヤフトを経て
左右の駆動車輪に伝える駆動装置等のシヤフトに
使用され、シヤフトの振動を効果的に吸収減衰さ
せる。
フロントエンジン・フロントドライブ方式およ
びリヤエンジンリヤドライブ方式は、フロントエ
ンジンリヤドライブ方式の場合と違つてプロペラ
シヤフトを備えていない。このためエンジンで発
生する振動及びトルク変動による振動等がドライ
ブシヤフトに移り易く、ドライブシヤフトに曲げ
振動を誘発する。
そして上記ドライブシヤフトの共振がエンジン
の実用回転で起ると、その振動がナツクルアーム
からシヨツクアブソーバ、スプリング等の足回り
の部品を介して車体に伝わり、さらに車室内では
こもり音を発して搭乗者に不快感を与えることが
ある。
[従来技術] 上記の問題点を解消する小型で効果のある振動
装置として、第4図、第5図にその平面図および
断面図を示す装置が知られている。この従来の装
置はシヤフトに被嵌される中心孔101aを有す
るボス部101と、該ボス部101と同心軸部に
配置されたリング状の錘102と、該ボス部10
1と該錘102との間を放射状に連結する多数の
弾性結合部材103と、該錘102の内面あるい
はボス部101の外面に結合され隣り合う該弾性
結合部材103の間の空間に突出し該弾性結合部
材103の伸縮量を規制するストツパ104によ
りなるシヤフトの振動減衰装置100が知られて
いる。かかるシヤフトの振動減衰装置は、その錘
102の重量及び弾性結合部材103のバネ定数
を、シヤフトの共振点に合うように設定する。そ
して、シヤフトの振動減衰装置100を振動を減
衰すべきシヤフトに取付けることにより、シヤフ
トと錘の振動に差を生じさせ、シヤフトの共振点
を下げ、足回り部分への振動の伝達を遮断し、乗
り心地を良くするものである。
シヤフトの振動減衰装置において、取付けスペ
ースとの関係で形状を小さくしたり、錘が軽いも
のしか使用できない場合には、目地の固有振動数
を得るため弾性結合部材を細くし、弾性率を下げ
なければならない。しかし、従来のシヤフトの振
動減衰装置では、弾性結合部材を細くすると、軸
と直角方向に加振された場合には錘が第5図に示
すように首振り(Q方向の振動)を起したり、使
用される車輌の急発進、急制動により捩られる角
度が大きくなる等の好ましくない減少が発生す
る。
[考案の目的] 本考案は上記問題を克服するもので、錘の首振
り等の異常な振動が生じにくいシヤフトの振動減
衰装置を提供することを目的とする。
[考案の構成] 本考案のシヤフトの振動減衰装置は、シヤフト
に被嵌される中心孔を有するボス部と、該ボス部
と同心軸的に配置されたリング状の錘と、該ボス
部と該錘を放射状に連結する4個以上の弾性結合
部材と、各弾性結合部材の間に配設されたストツ
パとよりなるシヤフトの振動減衰装置において、 上記弾性結合部材は少なくとも2組のグループ
からなり、各該グループは上記ボス部の軸方向に
一定間隔を隔てた該ボス部の異なる円周部分で該
ボス部と結合されるとともに、上記ストツパは上
記錘の内面および上記ボス部の外面のいずれか一
方に結合され、隣り合う弾性結合部材の間の空間
に放射方向に伸びていることを特徴とするもので
ある。
本考案においては、ボス部と錘とを連結する弾
性結合部材が4個以上設けらており、かつこれら
弾性結合部材が少なくとも2組のグループに分け
られ、各グループはボス部の軸方向に一定間隔を
隔てた各該ボス部の異なる円周部分に取付けられ
ている。このために、錘はボス部に対して軸方向
に少なくとも一定間隔を隔てた2つのグループの
足部で固定されることになり、ボス部に対する錘
の捩れ、首振り運動等が効果的に抑制される。
[考案の構成の詳細な説明] 本考案のシヤフトの振動減衰装置は、ボス部と
錘と該ボス部及び錘とを連結する4個以上の弾性
結合部材と各弾性結合部材の間に配設されたスト
ツパで構成される。ボス部及び錘については、基
本的には従来のシヤフト振動減衰装置のボス部及
びシヤフトと同一のものである。またこのストツ
パはボス部と錘との間の変形を一定間隔内に抑え
るもので、ボス部の外面及び錘の内面のいずれか
一方に固定され、他に対して一定の変形を許容す
る隙間が形成されている。
本考案の特色を成す弾性結合部材は、少なくと
も2つのグループに分けられている。そして、各
グループは他のグループに対してボス部の軸方向
に対して一定距離はなれたボス部の異なる円周部
分の外面に固定されている。各グループは少なく
とも2個、好ましくは3個以上で構成する。尚、
各グループにおけるそれぞれの弾性結合部材は円
周方向に対して等しい間隔で放射状に配置される
のが好ましい。又、全てのグループを含めた全て
の弾性結合部材もそれぞれ一定間隔を隔てて放射
状に配設されているのが好ましい。より具体的に
は1の弾性結合部材の隣りにある2個の各弾性結
合部材は、第1の弾性結合部材の属するグループ
と異なつたグループに属するものであるのが好ま
しい。
ボス部と錘とを結ぶ弾性結合部材の放射方向に
ついては、ボス部の軸と垂直方向に伸びるもので
も、あるいは軸方向に傾斜した斜め方向に伸びる
ものであつてもよい。従つて2組のグループの隣
り合う弾性結合部材をボス部の軸に対して平行位
置で見た場合に、ボス部と2個の弾性結合部材と
錘との関係において、その形状が四辺形、台形、
三角形等の形状を構成するものとすることがき
る。
ストツパは、隣に合う弾性結合部材の中間に設
けるのが好ましく、またボス部の軸方向に巾の広
いものであるのが好ましい。
本考案のシヤフトの振動減衰装置を構成する錘
は通常重量のある金属で構成される。そして、錘
を除くボス部、弾性結合部材、ストツパ等はゴム
等の弾性結合部材で構成される。また、錘と他の
構成部材との一体性を強くするために、錘を弾性
部材で一体的に覆うようにするのが好ましい。
[実施例] 本考案のシヤフトの振動減衰装置の一実施例を
第1図及び第2図に示す。第1図はその平面図、
第2図は第1図の矢視断面図である。このシヤフ
トの振動減衰装置1は金属製リング状の錘11と
円筒状のボス部12と軸方向に距離Mを隔てて、
2個の円周上に各々3個づつ等間隔で放射状に配
置された2組の第1及び第2弾性結合部材13,
14とボス部12から錘11に向つて突出した6
個のストツパ15とよりなる。ボス部12の一端
側には、その外周を締め付けるバンド(図示せ
ず)が係合する案内溝12aがその外周面に形成
されている。第1弾性結合部材、第2弾性結合部
材の太さは、ストツパ15の太さの約半分の断面
積を有するものとなつている。そして、ボス部1
2、第1、第2弾性結合部材13,14、ストツ
パ15は一体的にゴムで作られている。又、錘1
1も同じゴムに覆われて一体的に保持されてい
る。
本実施例のシヤフトの振動減衰装置は、第3図
に示すように、例えば、エンジン2の回転をクラ
ツチ3、トランスミツシヨン4、更にデイフアレ
ンシヤルギヤ5、ドライブシヤフト6,7を経て
左右の車輪8,9に伝える駆動装置に用いること
ができる。
本実施例のシヤフトの振動減衰装置において
は、第1、第2弾性結合部材13,14の太さが
ストツパの太さの約半分と極めて細く設計されて
いる。このために、弾性結合部材の弾性率が極め
て小さくなつている。しかし、弾性結合部材が第
1弾性結合部材13、第2弾性結合部材14と2
つのグループに分けられ、かつ各グループはボス
部の軸方向に対して、一定距離Mを隔てて配設さ
れている。このため、2つのグループの弾性結合
部材13,14は第5図に示すQ方向の首振り運
動、捩り運動に対して大きな抵抗となり、首振り
運動、捩り運動を効果的に抑制することができ
る。さらにストツパが隣り合う弾性結合部材の間
に配設されて放射状に伸びているため、弾性結合
部材に大きな荷重が作用した場合にもストツパの
働きにより弾性結合部材の変形は一定量に抑制さ
れ、弾性結合部材の損傷が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例のシヤフト
振動減衰装置を示し、第1図はその平面図。第2
図は第1図の矢視断面図である。第3図は本実施
例のシヤフトの振動減衰装置の1つを取付けた車
輪駆動装置の正面図。第4図及び第5図は、従来
のシヤフトの振動減衰装置を示し、第4図はその
平面図、第5図は第4図の矢視断面図である。 1……シヤフトの振動減衰装置、11……錘、
12……ボス部、13……第1弾性結合部材、1
4……第2弾性結合部材、15……ストツパ、2
……エンジン、6……ドライブシヤフト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シヤフトに被嵌される中心孔を有するボス部
    と、該ボス部と同心軸的に配置されたリング状
    の錘と、該ボス部と該錘を放射状に連結する4
    個以上の弾性結合部材と、各弾性結合部材の間
    に配設されたストツパとよりなるシヤフトの振
    動減衰装置において、 上記弾性結合部材は少なくとも2組のグルー
    プからなり、各該グループは上記ボス部の軸方
    向に一定間隔を隔てた該ボス部の異なる円周部
    分で該ボス部と結合されるとともに、上記スト
    ツパは上記錘の内面および上記ボス部の外面の
    いずれか一方に結合され、隣り合う弾性結合部
    材の間に空間に放射方向に伸びていることを特
    徴とするシヤフトの振動減衰装置。 (2) 一つの弾性結合部材の隣りの弾性結合部材は
    該一つの弾性結合部材の属するグループと異な
    つたグループに属する実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のシヤフトの振動減衰装置。
JP4719584U 1984-03-30 1984-03-30 シヤフトの振動減衰装置 Granted JPS60159252U (ja)

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JPS60159252U JPS60159252U (ja) 1985-10-23
JPH0232906Y2 true JPH0232906Y2 (ja) 1990-09-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110030321A (zh) * 2018-01-10 2019-07-19 本田技研工业株式会社 阻尼装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047939B2 (ja) * 1981-10-22 1985-10-24 村田機械株式会社 空気式紡績装置における糸端案内方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047939U (ja) * 1983-09-09 1985-04-04 トヨタ自動車株式会社 ダイナミツクダンパ

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JPS60159252U (ja) 1985-10-23

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