JPH0232753Y2 - - Google Patents

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JPH0232753Y2
JPH0232753Y2 JP18474285U JP18474285U JPH0232753Y2 JP H0232753 Y2 JPH0232753 Y2 JP H0232753Y2 JP 18474285 U JP18474285 U JP 18474285U JP 18474285 U JP18474285 U JP 18474285U JP H0232753 Y2 JPH0232753 Y2 JP H0232753Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンクリート成形用の型枠に関する。
(従来の技術) 従来、コンクリート成形用型枠としては特開昭
52−137136号公報に示された発明が知られてい
る。この従来知られた発明は、板材の全面にわた
り表裏を貫く多数の小孔が分散配置され、該板材
の一側面には、水分のみは透過させうるもののセ
メント粒子等の固形分は透過させないフイルター
シートが張設されていることを要旨とするもので
ある。
(考案が解決しようとする問題点) 型枠を構成する板材の小孔を通して水を抜くこ
とはできるが、板材の一側面に張設されているフ
イルターシートは型枠同士の接続部付近で不連続
となり易く、水抜けが悪い。
また、フイルターシートは板材の一側面に接着
剤等で張設されているが、接着剤のみでは耐久性
が弱く、コンクリート打設あるいは脱型の際にフ
イルターシートが板材から剥離し易い。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るコンクリート成形用型枠は、全面
にわたつて表裏を貫く多数の小孔が分散配置され
た板材の表面に、コンクリート中の水分のみを透
過させるフイルター材が前記小孔を閉塞しないよ
うに接着剤により張設されるとともに、該フイル
ター材の端縁周部が板材の裏面へ巻き込まれ、該
端縁周部と板材の裏面とが同じく接着剤により張
設されて型板が形成され、該型板が該型板と略同
じか若しくは小さい寸法の枠体に固定されたもの
である。
(作用) フイルター材の周縁部が板材の裏面へ巻き込ま
れているので型枠同士の接続部においても水抜き
がよい。また、フイルター材は接着剤で板材に張
設されて型板が形成され、フイルター材及び板材
を貫いたリベツトあるいはビス等の固定具を用い
て型板が枠体に固定されているので、コンクリー
ト打設時あるいは脱型時にフイルター材が板材か
ら剥離しない。
(実施例) 図面は本考案に係るコンクリート成形用型枠の
一実施例を示している。
板材1は全面にわたつて表裏を貫く多数の小孔
2…が分散配置されたもので、板材1の表面にコ
ンクリート中の水分のみを透過させるがセメント
粒子等の固形分は透過させないフイルター材3が
前記小孔2…を閉塞しないように接着剤5により
張設され、フイルター材3の端縁周部3aが板材
1の裏面へ巻き込まれ、端縁周部3aと板材1の
裏面とが同じく接着材5により張設されて型板6
が形成されている。
板材1として金属板、木質板、合成樹脂板等が
使用されるが、特にガラス繊維強化プラスチツク
(FRP)が強度、接着性等からみて好適に用いら
れる。
板材1の全面にわたつて形成された多数の小孔
2…は5±2mmφの大きさが好ましい。
フイルター材3はコンクリート中の水分のみは
透過させるが、セメント粒子等の固形分は透過さ
せない適度のメツシユであり、ナイロン或いはポ
リエステルクロスが好適である。
接着剤5は接着強度、作業性、経済性等を考慮
してゴム系接着剤が好ましい。接着方法として、
板材1の表面、側端面、裏面の周縁部に小孔2…
を閉塞しないように接着剤5を塗布し、一方フイ
ルター材3の接着面に溶剤を塗布し、該フイルタ
ー材3の溶剤を塗布した面を板材1の接着剤5を
塗布した面に合わせて緊張状態で貼着する。
接着剤をフイルター材面に塗布すると接着剤が
フイルター材の隙間を塞いで通水性を無くしてし
まうため、接着剤は板材にだけ塗布するのであ
る。板材とフイルター材とを貼着するとフイルタ
ー材に塗布した溶剤は接着剤と接触し、接着剤表
面を溶解状態とし、フイルター材の接着面付近に
浸透し、固化して強い接着性を現すのである。
板材1とフイルター材3とは小孔2…を密閉す
ることなく接着剤5によつて貼着され、フイルタ
ー材3への接着剤5の浸透はフイルター材3の厚
みの半分以下とするとよい。溶剤は一般に易溶
性、可溶性のものがあるが、フイルター材3へ塗
布する溶剤は可溶性のものが好適である。易溶性
溶剤を使用すると板材1に塗布した接着剤がフイ
ルター材3の表面部にまで容易に浸透し、その結
果通水性を阻害する。可溶性溶剤の場合は、フイ
ルター材3の接着面付近のみに接着剤5は移行す
るため、良好な接着性が得られるとともに通水性
を発揮する。塗布した接着剤5は塗布量の多少が
ある場合、少ない部分は直ちに乾燥しスキン層を
形成するため、溶剤を塗布しないフイルター材3
には接着しないが、可溶性溶剤を塗布したフイル
ター材3の場合、溶剤に接触した接着剤は再び粘
度が低下しフイルター全面で均一な接着が得られ
る。ニトリルゴム系接着剤を例にとれば、トルエ
ン、シクロヘキサノン、ノルマルヘキサン、酢酸
エチル等が易溶性であるが、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等が可溶性
であり本考案の実施には好適である。このように
形成された型板6が、該型板6と略同じか若しく
は小さい寸法の枠体7に固定されて本考案に係る
コンクリート成形用型枠が構成される。
枠体7は第3図に示す如く、金属板、木質板、
合成樹脂板等の多数のリブ板8…を組合わせて形
成したもので、特に鉄製のリブ板を用いたものが
強度、剛性、経済性等の点で好適である。枠体7
の縦、横の幅寸法は板材1のそれと比べて大きく
ないものとし、型枠同士を連結してもフイルター
材3に連続性をもたせるようになされている。
型板6と枠体7との固定はリベツトあるいはビ
ス等の固定具9を用いて行われる。固定具9はフ
イルター材3及び板材1を貫いて枠体7に固着さ
れる。このとき、固定具9は板材1の表面側のフ
イルター材3と裏面側に巻き込んだフイルター材
3の端縁周部3aの双方を貫いて枠板7に固定さ
れる。従つて、フイルター材3は板材1に強固に
張着されることになる。型板6と枠体7とを固定
した固定具9の頭部9aがフイルター材3の表面
から外に出ないようになされている。このため、
板材1における固定具9の取付部分には固定具9
の頭部9aが嵌合される凹部10が形成されてい
る。なお、固定具9の取付部分を設ける板材1の
周縁部あるいは中程等は、裏面側に板厚を増して
強度を高めるようになすとよい。
(考案の効果) 型枠同士を連結して用いても、板材の接続端面
にもフイルター材が張設されているから、この接
続部分からもコンクリートの余剰な水が排出でき
る。つまり、均一な排水が可能でコンクリートの
強度向上、外観の改善等の効果がある。
リベツト等の固定具がフイルター材の上から枠
体に固定されている場合は、繰り返しコンクリー
トの打設、脱型が行われても板材からフイルター
材が容易に剥離しない。
板材とフイルター材とは、板材表面に接着剤を
塗布し、フイルター材の接着面に可溶性溶剤を塗
布して貼り合わせて接着した場合は、接着剤は接
着面付近だけに浸透し、フイルター内部まで浸透
しないので良好な接着性が得られるとともにフイ
ルター内部の通水性は充分に確保され、常に良好
な排水性を発揮できる。
型板と枠板とがリベツト等の固定具で組合わさ
れている場合は、補修交換を行うことができ、こ
の点からの経済的効果も大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンクリート成形用型枠の
一実施例を示し、第1図はフイルター材の一部を
切欠いた部分斜視図、第2図は二つの型枠を連結
した部分の部分拡大縦断面図、第3図は枠体の斜
視図である。 1……板材、2……小孔、3……フイルター
材、5……接着剤、6……型枠、7……枠体、9
……リベツト等の固定具、10……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 全面にわたつて表裏を貫く多数の小孔が分散
    配置された板材の表面に、コンクリート中の水
    分のみを透過させるフイルター材が前記小孔を
    閉塞しないように接着剤により張設されるとと
    もに、該フイルター材の端縁周部が板材の裏面
    へ巻き込まれ、該端縁周部と板材の裏面とが同
    じく接着剤により張設されて型板が形成され、
    該型板が該型板と略同じか若しくは小さい寸法
    の枠体に固定されたことを特徴とするコンクリ
    ート成形用型枠。 2 フイルター材及び板材を貫いたリベツトある
    いはビス等の固定具により型板が枠体に固定さ
    れ、固定具の頭部がフイルター材の表面から外
    に出ないようになされた実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のコンクリート成形用型枠。
JP18474285U 1985-11-29 1985-11-29 Expired JPH0232753Y2 (ja)

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JP18474285U JPH0232753Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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JP18474285U JPH0232753Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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JPS6291847U JPS6291847U (ja) 1987-06-12
JPH0232753Y2 true JPH0232753Y2 (ja) 1990-09-05

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JPH0545711Y2 (ja) * 1987-01-28 1993-11-25
JPH0626676Y2 (ja) * 1988-01-11 1994-07-20 株式会社熊谷組 コンクリート成形用型枠
KR20010044609A (ko) * 2001-03-12 2001-06-05 한기홍 황토벽체 시공용 거푸집 패널

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JPS6291847U (ja) 1987-06-12

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