JPH0232290Y2 - - Google Patents

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JPH0232290Y2
JPH0232290Y2 JP1985163990U JP16399085U JPH0232290Y2 JP H0232290 Y2 JPH0232290 Y2 JP H0232290Y2 JP 1985163990 U JP1985163990 U JP 1985163990U JP 16399085 U JP16399085 U JP 16399085U JP H0232290 Y2 JPH0232290 Y2 JP H0232290Y2
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steam outlet
bathroom
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、浴室内に蒸気を充満してスチームバ
スとしても用いることができる蒸気式浴室の蒸気
吐出口の構造に関する。
(ロ) 従来の技術 近年、浴室にスチームバスの機能を有する蒸気
式浴室が広く用いられ始めている。
かかる蒸気式浴室は、その側壁に蒸気吐出口を
設けており、同吐出口を通して、高温の蒸気を浴
室内に噴出している。
そして、かかる蒸気吐出口に用いられる蒸気吐
出口金具は、ステンレス鋼や真鍮等の金属体で構
成されている。
これは、かかる金属体が機械的強度が大で、か
つ高温の蒸気に耐えることができ、さらに、加工
も容易に成しうることによる。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかし、一方で、かかる金属体は比較的熱伝導
率が高く、また、浴室内に露出したままで設置さ
れているので、100℃以上の温度を有する高温の
蒸気が蒸気吐出口から噴出されると、上記高熱伝
導率の金属体からなる蒸気吐出口金具も同様に高
温になり、蒸気吐出口金具に身体が触れた場合、
ひどい火傷を生ずる危険があつた。
本考案は、このような課題を解決することがで
きる蒸気式浴室の蒸気吐出口構造を提供すること
を目的とする。
(ニ) 課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本考案では、蒸気式
浴室の蒸気吐出口構造を、蒸気式浴室の側壁に突
設した蒸気吐出口金具に、背面が開口し、下方に
下面開口を有した箱状の低熱伝導率材料からなる
保護カバーを連結・装着して、同蒸気吐出口金具
の外周面を被覆し、かつ蒸気吐出口金具内に設け
た吐出流路の蒸気吐出開口を下方に向けて開口
し、さらに、蒸気吐出口金具の頂面に保護カバー
取付用突起の内側面中央部を連結して保護カバー
を蒸気吐出口金具に装着することにより、蒸気吐
出口金具の外周面と保護カバーの内側面との間に
空気断熱空間を介在させ構成としている。
(ホ) 作用及び効果 上記した構成によつて、本考案は、以下の作用
及び効果を奏する。
本考案に係る蒸気吐出口金具は、低熱伝導率
の材料からなる保護カバーによつて被覆される
ことになるので、蒸気吐出口金具からの高温蒸
気の吐出によつて、高熱伝導率の蒸気吐出口金
具自体は同様に高温になつても、低熱伝導率の
保護カバーへの熱伝達を効果的に抑制でき、そ
の結果、保護カバーが高温にならず、身体が保
護カバーに触れても火傷が生ずるのを防止する
ことができる。
蒸気吐出口金具内に設けた吐出流路の蒸気吐
出開口を下方に向けて開口したので、蒸気が下
方からのみしか噴出せず、左右方向や上方向に
は噴出することがないので、サウナ風呂等の使
用者の人体に直接的に高温の蒸気が当たるのを
防止することができ、安全性を向上できる。
蒸気吐出口金具に保護カバー取付用突起を突
設し、これと保護カバーの内側面中央部とを連
結することにより、蒸気吐出口金具と保護カバ
ーとの間に空気断熱空間(好ましくは環状の空
気断熱空間)を介在させているので、蒸気吐出
口金具から保護カバーへの熱伝達を効果的に抑
制でき、保護カバーが高温にならず、身体が保
護カバーに触れても火傷が生ずるのを防止する
ことができる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案を添付図に示す実施例に基づい
て、詳説する。
第1図に本考案にかかる蒸気吐出口構造を具備
する蒸気式浴室1の全体構成が示されており、2
は同浴室1の床面3の一隅に設けた浴槽、4は同
浴槽2の上部に位置する個所において、側壁5に
取りつけた給湯用蛇口であり、また、かかる蒸気
式浴室1の側壁5の下部には、同室内に蒸気を充
満するための蒸気吐出口6が設けられている。
なお、上記構成において、蒸気吐出口6を側壁
5の下部に設けたのは、比重が空気よりも軽い蒸
気が蒸気式浴室1の上部空間のみに停滞するのを
防止し、同浴室1の全体にわたつて均一に充満す
るようにさせるためである。
また、第1図に示すように、蒸気吐出口6は、
蒸気式浴室1の側壁5に埋設した蒸気吐出配管7
を介して、屋外等の所要個所に設置した蒸気発生
器8と連結している。
一方、蒸気発生器8には、給水又は給湯管9お
よび電源10が連結されており、同蒸気発生器8
は電気的に操作されるものであり、給水又は給湯
管9から供給される水または湯を、蒸気に変換す
るように構成されている。
さらに、11は蒸気発生器8に連結され、蒸気
発生器8からの蒸気の吐出量や吐出温度等を制御
するコントロールボツクスであり、蒸気式浴室1
の側壁5等に取付けられる。
かかる構成によつて、コントロールボツクス1
1を操作すると、所定温度かつ所定量の蒸気が、
蒸気発生器8から蒸気吐出配管7及び蒸気吐出口
6を通して蒸気式浴室1内に吐出されることにな
る。
本考案は、実質的に上記蒸気式浴室1における
蒸気吐出口6の構造の改良に関するものであり、
以下、第2図〜第8図に示す実施例に基づいて説
明する。
〔第1実施例〕(第2図〜第5図) 本実施例は、蒸気吐出口6を通常の蒸気式浴室
1の側壁5に取付けた場合を示す。
第2図において、蒸気式浴室1の側壁5内に埋
設した鋼管等からなる蒸気吐出配管7は、その端
面7aが、側壁5の外面に貼着したタイル壁12
の外面と面一状態に蒸気式浴室1内に配設されて
おり、同蒸気吐出配管7の端部には、高熱伝導率
を有する真鍮やステンレス等の金属材料からな蒸
気吐出口金具13が連結されている。
蒸気吐出口金具13は、筒状雄ねじ部13a
と、同雄ねじ部13aの先端部に連設した中空鍔
部13bと、同中空鍔部13bの頂面に突設した
保護カバー取付用突起13cとからなり、これら
を一体成形することによつて形成される。
かかる構成において、中空鍔部13bは、タイ
ル壁12との当接面を形成するため、少なくとも
鋼管7の外径よりも大径に形成され、その基面中
央部には、筒状雄ねじ部13aが一体的に連結さ
れている。
また、蒸気吐出口金具13は、第2図に示すよ
うに、その内部に、水平孔部13dと、垂直孔部
13eとからなる逆L字状の吐出流路Pを形成し
ており、同垂直通路13eの下端には蒸気吐出開
口13fが形成される。
かかる構成を有する蒸気吐出口金具13は、そ
の筒状雄ねじ部13aを、蒸気吐出配管7の端部
に設けた雌ねじ部7b内に螺着し、中空鍔部13
bの環状基面をタイル壁12に当接することによ
つて、側壁5に突設される。
また、かかる連結において、上記吐出配管7内
の配管流路Fは蒸気吐出口金具13内に形成した
逆L字状の吐出流路Pと連通することになり、蒸
気吐出配管7から送られてきた蒸気は、蒸気式浴
室1の側壁5下部において、蒸気吐出開口13f
から蒸気式浴室1の床面3に向けて吐出され、浴
室1内に均一に充満されることになる。
従つて、高温の蒸気は、左右側や上方への噴出
されないので、使用者に直接蒸気が当たるのを防
止することができ、安全性を向上できる。
また、上記蒸気吐出口金具13の側壁5への取
付において、中空鍔部13bの環状基面はガスケ
ツト14を介してタイル壁12の外面に圧接され
るので、蒸気吐出口金具13を確実かつ密着状態
に蒸気式浴室1の側壁5に取付けることができ
る。
なお、中空鍔部13bは、第3図に示すよう
に、正六角形の外形を有しており、これは、蒸気
吐出口金具13を蒸気吐出配管7に螺着する際、
工具の掛かりを良くし、作業性を向上するためで
ある。
また、中空鍔部13aの頂面に突設した保護カ
バー取付用突起13cは、二面幅取り加工によつ
てその上面及び下面を切削している。これは、保
護カバー取付用突起13cを異形形状とすること
によつて、後述するように、保護カバー16を蒸
気吐出口金具13へ回動不可状態に連結するとと
もに、保護カバー16の下面開口16eを、連結
によつて常時下方に向くようにさせるためであ
る。
さらに、保護カバー取付用突起13cには、そ
の下面から上方にむけて雌ねじ孔13gが設けら
れており、同雌ねじ孔13gには、後述するよう
に保護カバー16を蒸気吐出口金具13に固定す
るための連結ボルト17が螺着される。
そして、上述した蒸気吐出口金具13の外表面
には、本考案の要旨をなす保護カバー16が被覆
状態に装着されている。
上記保護カバー16の形状及び蒸気吐出口金具
13への装着形態は各種考えられるが、本実施例
では、第2図及び第3図に示す形態としている。
即ち、保護カバー16は、矩形の外形を有する
前カバー16aと、同前カバー16aの後面の左
右側縁部及び上縁部にそれぞれ突設した左右カバ
ー16b,16c及び天井カバー16dとからな
り、後面下部には下部開口16eが形成される。
このように、左右カバー16b,16cと天井
カバー16dとは一体になつて、逆U字状の環状
壁を形成することによつて、その内部には、下面
を上記下面開口16eと連通し、金具収納用凹部
としても機能する空気断熱空間16fが形成され
ることになる。
また、前カバー16aは、その内側面中央部
に、蒸気吐出口金具13の保護カバー取付用突起
13cを回動不可状態に嵌入する突起嵌入凹部1
6gを設けており、同嵌入凹部16gも、保護カ
バー取付用突起13cと対応した円形断面の上面
と下面を切削した異形形状としている。
さらに、前カバー16aの下端には、その下面
部から嵌入凹部16gの内周壁まで伸延するボル
ト挿通孔16hを設けており、同ボルト挿通孔1
6hは、上記した蒸気吐出口金具13の保護カバ
ー取付用突起13cに設けた雌ねじ孔13gと軸
線を同じくしている。
また、同ボルト挿通孔16hの下端にはボルト
頭部収納用凹部16iが形成されている。
ついで、上記保護カバー16の蒸気吐出口金具
13への連結手順について説明する。
まず、保護カバー16を、その逆U字状の環状
壁の下面開口16eが下にくるようにして手で把
持する。ついで、保護カバー16の前カバー16
aの内面に設けた異形形状の突起嵌入凹部16e
内に、同様に異形形状を有す蒸気吐出口金具13
の保護カバー取付用突起13cを嵌入する。
かかる嵌入において、保護カバー16は蒸気吐
出口金具13に対して相対回転ができない状態に
装着されるので、蒸気吐出口金具13を、保護カ
バー16の環状壁によつて、正確に囲繞状態に被
覆することができるとともに、その環状壁直下の
下面開口16eを蒸気吐出口金具13の吐出開口
13fと完全に一致させることができる。
その後、ボルト挿通孔16hに連結ボルト17
を貫通させるとともに、その上端ねじ部を雌ねじ
孔13gに螺合させることによつて、保護カバー
16を蒸気吐出口金具13に強固に連結固定する
ことができる。
また、保護カバー16の蒸気吐出口金具13か
らの取り外しは、連結ボルト17を緩めることに
よつて、容易に行うことができる。
また、上記構成において、蒸気吐出口金具13
と保護カバー16の環状壁との間には、保護カバ
ー取付部13cと嵌合凹部16cとの小接触面積
の連結部を除いて、充分な幅の環状の空気断熱空
間16fが形成されているので、空気断熱効果を
図ることができ、蒸気吐出口金具13から保護カ
バー16への熱の伝達を効果的に抑制でき、保護
カバー16の温度上昇を防止することができる。
また、保護カバー16は、側壁5との間にも間
隙を設けており、側壁5からの熱伝達も効果的に
遮断することができ、保護カバー16の温度上昇
を防止することができる。
ついで、上記保護カバー16の成形材料につい
て説明する。
かかる保護カバー16は、高熱伝導率の材料か
らなる蒸気吐出口金具13と異なり、熱伝導率の
低い材料によつて成形されており、これによつ
て、蒸気吐出口金具13から同保護カバー16へ
の熱の伝達を抑制し、保護カバー16が高温にな
るのを防止できる。
かかる保護カバー16の材料は、低熱伝導率の
ものである限り特に限定されるものではないが、
高温蒸気を通す蒸気吐出口金具13を被覆すると
いう使用条件を考慮した場合、耐熱性も良好なも
のが好ましく、この見地から、例えば、ジユラコ
ン(登録商標)等のポリアセタール樹脂、メラミ
ン樹脂、木、発泡樹脂、セラミツク等が望まし
い。上記構成によつて、保護カバー16は、蒸気
吐出口金具13が、高温の蒸気の吐出によつて、
蒸気と同様な高い温度になつても、それ自体の温
度上昇を効果的に防止することができる。
また、本考案では、上述したように、蒸気吐出
口金具13と保護カバー16との間に空気による
空気断熱空間16fを形成し、かつ両者の連結部
の面積を小さくしたので、上記保護カバー16の
材料特性による温度上昇抑制効果と協働して、相
乗的に保護カバー16の温度上昇を防止すること
ができる。
また、保護カバー16の前カバー16aを第2
図に示すように肉厚とした場合は、上記材料特性
に起因する保護カバー16の温度上昇防止効果を
さらに促進することができる。
なお、第4図に、かかる蒸気吐出口6を用いて
100℃の蒸気を吐出した場合の、蒸気吐出口金具
13(材料は真鍮)及び保護カバー16(材料は
ポリアセタール樹脂)のそれぞれの温度上昇曲線
を示す。
同図からも明らかなように、高熱伝導率の材料
からなる蒸気吐出口金具13の温度は、蒸気を吐
出しはじめてから5分経過後には、既に95℃に達
しているのに対し、同蒸気吐出口金具13に連結
した低熱伝導率の材料からなる保護カバー16の
温度は徐々にしか上昇せず、しかも72分経過後で
あつても、いまだ62.5℃となつているにすぎず、
この温度では、身体が接触しても、火傷をおこす
心配はない。
また、保護カバー16には、特殊な形状の造形
または着色(例えば、赤色)等を施すことによつ
て、入浴者に対して蒸気吐出口6の取付位置を明
視化することができ、吐出蒸気に直接触れないよ
うに、入浴者の注意を喚起することができる。
なお、第5図に本実施例の変容例に係る蒸気吐
出口6の構成を示しており、保護カバー16の蒸
気吐出口金具13への連結構造は前述した構成と
同一であるが、蒸気吐出口金具13の吐出配管7
への連結構造を異にしている。
即ち、第5図において、蒸気吐出配管7の端部
は、その外面に雄ねじ部7cを設けており、一
方、蒸気吐出口金具13の中空鍔部13bの後面
には上記雄ねじ部7cと螺合可能な雌ねじ部13
hを設けた筒状部13iが一体的に突設されてい
る。
そして、上記雄ねじ部7cと雌ねじ部13hと
を螺合することによつて、吐出配管7に蒸気吐出
口金具13を確実に連結でき、その後、同蒸気吐
出口金具13に保護カバー16を迅速かつ強固に
連結することによつて、上述した実施例と同様
に、本考案に係る蒸気吐出口6を蒸気式浴室1の
側壁5に取りつけることができ、接触による火傷
等の事故を確実に防止することができる。
〔第2実施例〕(第6図及び第7図) 本実施例に係る蒸気吐出口6も、上記第1実施
例の変容例と略同様な構成を有するものであり、
ただ以下の点において構成を相違している。
即ち、本実施例では、第6図及び第7図に示す
ように、蒸気吐出口金具13は、連結ボルト17
を螺着するための雌ねじ孔13gを保護カバー取
付用突起13cの頂面から内部に向けて軸線方向
に設けている。
また、保護カバー16は、その前カバー16a
の前面中央にキヤツプ取付用凹部16xを設けて
おり、同凹部16xの底部には、上記保護カバー
取付用突起13cに設けた雌ねじ孔13gと連通
するボルト挿通孔16yが設けられている。
かかる構成によつて、連結ボルト17をボルト
挿通孔16yを通して雌ねじ孔13gに螺合する
ことによつて、蒸気吐出口金具13に保護カバー
16を強固に連結することができる。
また、連結ボルト17の頭部は、上記キヤツプ
取付用凹部16x内に収納することができる。
なお、18は連結ボルト17の頭部とキヤツプ
取付用凹部16xの底部間に介設したガスケツト
である。
また、カバー本体16aの前面中央に設けたキ
ヤツプ取付用凹部16xには、化粧キヤツプ19
が着脱自在に装着されている。かかる化粧キヤツ
プ19は、外表面をカバー本体16aの前面と面
一状態とする表示部19aとその後部に連結する
弾性脚部19bとからなり、同弾性脚部19bを
弾性的にキヤツプ取付用凹部16hに挿入するこ
とによつて保護カバー16に着脱自在に取付ける
ことができる。
また、化粧キヤツプ19には、必要に応じて、
所望の表示(例えば「蒸気口」)を付することが
できる。
なお、本実施例では、保護カバー16は、その
後部に設けた環状壁16zを肉薄としており、か
かる構成によつて、第1実施例と比較して、さら
に広い幅の空気空気断熱空間16fを、保護カバ
ー16と蒸気吐出口金具13との間に形成するこ
とができる。
また、保護カバー16のカバー本体16aは、
その外形を、鋭角のコーナー部をなくした円形形
状としているので、保護カバー16に接触時の身
体の安全性を形状面でも向上することができる。
〔第3実施例〕(第8図) 本実施例に係る蒸気吐出口6は、ユニツトバス
ルーム式の蒸気式浴室1の側壁5に取付けられる
ものであり、かかる側壁5は、上記実施例におけ
る側壁5と異なり、肉薄であることを特徴とす
る。
第8図において、20は、蒸気式浴室1の外側
において、図示しない蒸気吐出配管の先端に連結
される鋼管製のエルボであり、同エルボ20は、
その一側筒状端部20aの内周面に雌ねじ部20
bを形成している。また、筒状端部20aは、蒸
気式浴室1の外側から側壁5に設けた貫通孔21
内に挿通している。
また、筒状端部20aはその端部からら後方に
一定距離離れた位置に緊締用鍔22を形成してい
る。この緊締用鍔22は異形形状の外形を有して
おり、側壁5の後面に固着したC型チヤンネルか
らなる当金23の内面にその外面を係合させるこ
とによつて、エルボ20の回り止めを図ることが
できる。
一方、蒸気式浴室1の内側には、蒸気吐出口金
具13及び保護カバー16が設けられており、こ
れらは、第1実施例と同一の構造を有する。
そして、蒸気吐出口金具13は、その雄ねじ筒
状部13aをエルボ20の筒状端部20aに螺着
することによつて、エルボ20と連結され、かつ
側壁5に強固に取付けられる。
なお、24は側壁5の浴室側から貫通孔21内
に挿入した鍔付筒状体からなる当金であり、その
鍔部24aは、側壁5の対向面に密着され、ま
た、当金24の筒状部24bの端部は、側壁5の
外側面に固着した当金23の前面に当接され、さ
らに、当金24と側壁5の両当接面間にはガスケ
ツト25が介設される。
かかる構成によつて、ユニツトバスルーム形式
の蒸気式浴室1の側壁5にも、蒸気吐出口金具1
3及び保護カバー16を容易かつ強固に装着する
ことができ、蒸気式浴室1使用時における火傷事
故を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る蒸気吐出口構造を具備す
る蒸気式浴室の斜視図、第2図は本考案に係る蒸
気吐出口構造の第1実施例の断面側面図、第3図
は同正面図、第4図は蒸気吐出口金具と、保護カ
バーとの温度上昇曲線を対比して示すグラフ、第
5図は第1実施例の変容例の断面側面図、第6図
は本考案に係る蒸気吐出口構造の第2実施例の断
面側面図、第7図は同正面図、第8図は本考案に
係る蒸気吐出口構造の第3実施例の断面側面図で
ある。 図中、1:蒸気式浴室、2:浴槽、3:床面、
4:給湯用蛇口、5:側壁、6:蒸気吐出口、
7:蒸気吐出配管、7a:端面、7b:雌ねじ
部、7c:雄ねじ部、8:蒸気発生器、9:給水
又は給湯管、10:電源、11:コントロールボ
ツクス、12:タイル壁、13:蒸気吐出口金
具、13a:筒状雄ねじ部、13b:中空鍔部、
13c:保護カバー取付用突起、13d:水平孔
部、13e:垂直孔部、13f:蒸気吐出開口、
13g:雌ねじ孔、13h:雌ねじ部、13g:
筒状部、14:ガスケツト、16:保護カバー、
16a:前カバー、16b:左カバー、16c:
右カバー、16d:天井カバー、16e:下面開
口、16f:空気断熱空間、16g:突起嵌入凹
部、16h:ボルト挿通孔、16i:ボルト頭部
収納用凹部、16x:キヤツプ取付用凹部、16
y:ボルト挿通孔、16z:環状壁、17:連結
ボルト、18:ガスケツト、19:化粧キヤツ
プ、19a:表示部、19b:弾性脚部、20:
エルボ、20a:筒状端部、20b:雌ねじ部、
21:貫通孔、22:緊締用鍔、23:当金、2
4:当金、24a:鍔部、24b:筒状部、2
5:ガスケツト、P:吐出流路、F:配管流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蒸気式浴室1の側壁5に突設した蒸気吐出口金
    具13に、背面が開口し、下方に下面開口16e
    を有した箱状の低熱伝導率材料からなる保護カバ
    ー16を連結・装着して、同蒸気吐出口金具13
    の外周面を被覆し、かつ蒸気吐出口金具13内に
    設けた吐出流路Pの蒸気吐出開口13fを下方に
    向けて開口し、さらに、蒸気吐出口金具13の頂
    面に保護カバー取付用突起13cの内側面中央部
    を連結して保護カバー16を蒸気吐出口金具13
    に装着することにより、蒸気吐出口金具13の外
    周面と保護カバー16の内側面との間に空気断熱
    空間16fを介在させてなる蒸気式浴室の蒸気吐
    出口構造。
JP1985163990U 1985-10-24 1985-10-24 Expired JPH0232290Y2 (ja)

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