JPH02309906A - スチーム式ヘアカール器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明はスチーム発生手段を備えているスチーム式ヘア
カール器に関するものである。

【従来の技術】

ヘアカール器として、スチーム発生手段を備えたものが
ある。スチームで毛髪を湿らせた状態でくせ付けを行う
スチーム式ヘアカール器は、毛髪を傷めることなく、強
いくせ付けを行えるものであり、その利点から各種のも
のが提供されている。 また、ヘアスタイルの多様化に伴い、くせ付けのために
毛髪を巻き付ける毛髪巻き付け部材をスチーム発生手段
が設けられた本体に対して着脱自在とすることで、複数
種の毛髪巻き付け部材を選択的に使用して、所望のヘア
スタイルを得られるようにすることが、特開昭５７−１
９０５０４号公報で示されている。

【発明が解決しようとする課題】

ところで、スチームを毛髪巻き付け部材のスチーム孔か
ら噴出させるには、スチーム経路全体の温度が１００℃
以上でないと、結露現象が生じて湯滴がたまりやすい、
１００℃以上の温度を確保することができても、毛髪巻
き付け部の先端などでは温度があがりに＜＜、結露を全
くなくすことは困難で、どうしても湯滴がたまってしま
う。 ここにおいて、毛髪巻き付け部材を着脱自在としている
ものでは、毛髪巻き付け部材と本体における毛髪巻き付
け部材が装着される部分との間には、毛髪巻き付け部材
の着脱のために、どうしても隙間が生じるものであり、
上記湯滴はこの隙間にたまることになる。従って、毛髪
巻き付け部材を着脱する際に、隙間にたまっていた湯滴
が滴下して火傷してしまうおそれを有しているものであ
り、また毛髪巻き付け部材の装着部はその温度が１００
°Ｃ以上となっていることから、着脱の際に触れて火傷
するおそれがある６ 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その
目的とするところはスチームの結露で生じる湯滴や不用
意な接触による火傷を防ぐことができるヘアカール器を
提供するにある。

【課題を解決するための手段】

しかして本発明は、スチーム発生手段を備えたパイプと
、このパイプ外周に着脱自在とされている毛髪巻き付け
部材とを具備するスチーム式ヘアカール器において、上
記パイプの外周面に電着植毛がなされていることに特徴
を有している。 ［作用］ 本発明によれば、スチーム発生手段を備えたパイプと、
このパイプ外周に着脱自在とされた毛髪巻き付け部材と
の間でスチームが結露しても、湯滴は植毛によって保持
されるために、毛髪巻き付け部材の着脱時に湯滴が滴下
するということがなく、またこの植毛によって、パイプ
外周に触れても火傷することがないものである。 ［実施例］ 以下本発明を図示実施例に基づいて詳述すると、このヘ
アカール器は、熱風乃至冷風を送るための送風装置や切
換スイッチｓ、、Ｓ２が設けられているとともに電源コ
ード９０が引き出されているグリップを兼ねた本体Ａと
、この本体Ａの先端部に着脱自在に連結されるアタッチ
メント基台Ｂと、ロールブラシ型の毛髪巻き付け部材Ｃ
と、フラットブラシ型をした毛髪巻き付け部材Ｄ、そし
てアイロン型の毛髪巻き付け部材Ｅ″ＣＣ構成ており、
各毛髪巻き付け部材Ｃ，Ｄ、Ｅは、アタッチメント基台
Ｂのバイブ１１外周に着脱自在となっている。 まず、本体Ａについて説明する。これは第２図に示すよ
うに、円筒状ハウジング５０の電源コード９０の引き出
し側である後部内に、モータＭ及びこれで駆動されるフ
ァンＦからなる送風装置を収容するともに、ハウジング
５０の前部内にヒータブロックＨを配したもので、ハウ
ジング５０の前端には接続ジャック５４を備えた小径筒
部５１が設けられており、この小径筒部５１の先端面に
網体が取り付けられた送風口５２が開口している。 上記送風装置は、本体Ａ後端部に形成された吸入口５３
から取り入れた空気を送風口５２から吐出する。ヒータ
ブロックＨに通電されている時には、送風口５２から温
風を吐出する。 アタッチメント基台Ｂは、本体Ａの上記小径筒部５１に
着脱自在に連結される基台１０と、基台１０によって一
端が支持される円筒状のパイプ１１とからなるもので、
パイプ１１内にスチーム発生手段３が取り付けられてい
る。 基台１０は大径の筒部１０ａと小径の筒部１０ｂとが軸
方向に間隔をおいた状態でリブ１０ｃによって連結され
た形状となっており、その大径１の筒部１０ａ内にプラ
グ受け１３が設けられ、小径筒部１０ｂにはばね１８に
よって外方へと突出付勢された係合突起１７が取り付け
られている。 パイプ１１は円筒状で後端が小径の筒部１０ｂにビスで
固定されたもので、熱良導体で形成されており、スチー
ムを噴出させるための多数個のスチーム孔１４が形成さ
れているとともに、外周面に軸方向全長にわたる凹溝１
５が設けられている。 また、パイプ１１の外周面は全面にわたり植毛１６が施
されている。この植毛１６は、アクリル乃至ナイロン樹
脂による電着植毛、いわゆるフロツキ−処理によってな
されている。尚、上記凹溝１５は、断面円形のパイプ１
１に対して、１本だけ、もしくは複数個が非対称となる
ように形成されている。 スチーム発生手段３は、上記円筒状のパイプ１１内に配
設されて、後述する液体供給手段４から供給される液体
（水）を加熱してスチーム化する加熱装置として設けら
れたもので、熱良導体からなるホルダー３０と、このホ
ルダー３０内に収納されるくさび状のヒータ３３とから
構成される装置 上記ホルダー３０は先端部がくさび状に、ｆ＆線端部円
筒状に形成された中空のもので、円筒部３２の外周面に
は○リング７０が装着されてし）る。 ヒータ３３はホルダー３０のくさび部３１内Ｇこ収納さ
れるもので、両面が開口するくさび型をした保持枠３４
と、正特性サーミスタからなる発熱部材３５と、発熱部
材３５の両面に夫々接する一対の電極板３６．３６と、
一対のくさび型絶縁板３７．３７とからなるもので、保
持枠３４内に収めた発熱部材３５を両電極板３６’、３
６と再給縁板３７．３７とによってはさんだ状態でホル
ダー３０内に収納され、ホルダー３０の円筒部３２内番
こ固定される固定板３８と保持枠３４との間に配された
パツキン３つによって、上記し−タ３３はホルダー３０
内に押し込まれている。 ホルダー３０におけるくさび部３１にくさび型をしたヒ
ータ３３が押し込まれることから、電極板３６と発熱部
材３５との間の電気的接触性が良好に保たれる上に、ア
ルミナのような熱良導体からなる一対の絶縁板３７．３
７がホルダ−３０内面に確実に接触することから、発熱
部材３５からホルダー３０に至る間での熱的接触性も良
好に保たれている。 このように構成されたスチーム発生手段３は、前述のよ
うに円筒状のパイプ１１内に収納され、上記両電極板３
６．３６にはリード線７１を介して前記プラグ受け１３
で支持されるプラグ７２が接続される。 また、上記アタッチメント基台Ｂは、その大径の筒部１
０ａが本体Ａの小径筒部５１に被せられることで本体Ａ
に連結され、この時、プラグ７２が接続ジャック５４に
接続され、また本体Ａに設けられたフック５５が基台１
０の内面の係合凹所１０ｄに係合して抜は止めがなされ
る。 次に、上記アタッチメント基台Ｂに選択的に取り付けら
れる毛髪巻き付け部材Ｃ，Ｄ、Ｅであるが、ここではロ
ールブラシ型の毛髪巻き付け部材Ｃについて説明する。 これは円筒状であって多数個のスチーム孔２１が形成さ
れているブラシ基台２０と、ブラシ基台２０の外周面か
ら突出しているブリスル２２とからなるもので、その基
部側には着脱銀２３が軸と直交する方向に摺動自在に取
り付けられている。 この毛髪巻き付け部材Ｃは、アタ・ｙチメント基台Ｂの
バイブ１１の外周に被せた時、第３図に示すように、バ
イブ１１の外周面に形成された凹溝１５と合致する突条
２４を内面に備えていることから、バイブ１１に対する
回り止め及び周方向の位置決めがなされて、バイブ１１
に形成されたスチーム孔１４と毛髪巻き付け部材Ｃのス
チーム孔２１とが一致する。そして、着脱銀２３が配設
されている孔に、アタッチメント基台Ｂに設けられた係
合突起１７が係合することで、アタ・ンチメント基台Ｂ
に対する毛髪巻き付け部材Ｃの固定がなされる。 前記スチーム発生手段３に液体を供給する液体供給手段
４は、互いに溶着されたタンクケース４０．４１と、こ
のタンクケース４１における開口部に着脱自在とされた
円筒状の筒部４２、そして筒部４２に配設された吸水体
４４とから構成されたもので、タンクケース４０には内
圧調整用の弁４３が設けられており、毛髪巻き付け部材
Ｃの先端開口２５を通じてバイブ１１の先端開口内に差
し込まれる筒部２２の外周面には、バイブ１１内面に接
するシール４５が取り付けられている。そして一端側を
タンクケース４０，４１内に位置させている吸水体４４
は、筒部４２の先端面に形成されたＶ字状の切欠の内面
に線材７５で他端部が固定されている。 図中４８はブラシ基台２０の先端部内周面との係合で液
体供給手段４の抜は止めを行なう突起、４６は水漏れ防
止用○リング、４７は筒部４２をタンクケース４０，４
１に取り付けるための係止突起である。液体供給手段４
をその軸回りに回転させて上記抜は止め用の突起４８と
ブラシ基台２０との係合を外すことによって液体供給手
段４を取り外すことができ、また筒部４２を吸水体４４
と共にタンクケース４０，４１から外すことによって、
タンクケース４０，４１内への水の補給を行なうことが
できる。 さて、本体Ａにアタッチメント基台Ｂを連結し、更にア
タッチメント基台Ｂに毛髪巻き付け部材Ｃを装着した状
態で送風装置を作動させたならば、風は毛髪巻き付け部
材Ｃにおける大径の筒部１０ａと小径の筒部１０ｂとの
間から吐出される。 水が充填された液体供給手段４を取り付けた状態でスチ
ーム発生手段３におけるヒータ３３に通電すれば、吸水
体４４はホルダ−３０外面の共に傾斜した側面に接触し
ていることから、吸水体４４で保持されていた水分は加
熱を受けてスチームとなり、スチーム孔１４．２１から
噴出する。この時、パイプ１１の両端はホルダー３０に
装着された０リング７０と、筒部４２に装着されたシー
ル４５とが真円となっているパイプ１１の内周面に接す
ることで閉じられて、スチームの洩れがないようにされ
ていることから、ブリスル２２で保持されている毛髪に
向けて確実にスチームが吐出される。 ここにおいて、アタッチメント基台Ｂのパイプ１１に毛
髪巻き付け部材Ｃを着脱自在としていることから、この
両者間にはどうしても隙間が存在するものであり、発生
させたスチームの一部はこの隙間に入り込むことになる
。また、パイプ１１の両端部では温度があがりにくいこ
とから、隙間内でスチームが結露して湯滴となってしま
うが、この湯滴はバイブ１１外周面に形成した植毛１６
によって保持されるものであり、従ってスチーム孔２１
から湯滴が滴下するようなことがないのはもちろん、着
脱釦２３を押し込んで係合突起１７との係合を外すこと
でアタッチメント基台Ｂがら毛髪巻き付け部材Ｃを取り
外した時にも、湯滴が滴下することがなく、湯滴による
火傷についての安全性が高いものである。また、毛髪巻
き付け部材Ｃを取り外した時に露出するパイプ１１が高
温となっている時に、万−手や首筋等がパイプ１１に触
れることがあっても、上記植毛１６の存在により、火傷
には至らず、安全に使用することができる。

【発明の効果】

以上のように本発明においては、スチーム発生手段を備
えているとともに毛髪巻き付け部材が外周に着脱自在に
装着されるバイブ外周面に電着植毛を施していることか
ら、パイプと毛髪巻き付け部材との間の隙間に入ったス
チームが結露しても、この結露によって生じる湯滴は植
毛によって保持されるものであり、パイプから毛髪巻き
付け部材を取り外しても、上記湯滴は植毛によって保持
された状態にあるために滴下するようなことがなく、湯
滴の滴下による火傷のおそれがないものであり、また植
毛は高温のパイプに肌等が触れた時の火傷も防ぐもので
あって、高い安全性を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の分解斜視図、第２図は同上の
破断側面図、第３図は第２図中のＸ−Ｘ線断面図、第４
図は同上のアタッチメント基台の分解斜視図であって、
Ａは本体、Ｂはアタッチメント基台、Ｃは毛髪巻き付け
部材、３はスチーム発生手段、１１はパイプ、１６は植
毛を示す。 代理人　弁理士　石　１）長　七 Ａ・本体 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）スチーム発生手段を備えたパイプと、このパイプ
   外周に着脱自在とされている毛髪巻き付け部材とを具備
   するスチーム式ヘアカール器において、上記パイプの外
   周面に電着植毛がなされていることを特徴とするスチー
   ム式ヘアカール器。