JPH0230943B2 - - Google Patents

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JPH0230943B2
JPH0230943B2 JP55055387A JP5538780A JPH0230943B2 JP H0230943 B2 JPH0230943 B2 JP H0230943B2 JP 55055387 A JP55055387 A JP 55055387A JP 5538780 A JP5538780 A JP 5538780A JP H0230943 B2 JPH0230943 B2 JP H0230943B2
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JP
Japan
Prior art keywords
skirt
container lid
annular groove
shell
region
Prior art date
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Application number
JP55055387A
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English (en)
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JPS56151517A (en
Inventor
Masayoshi Kawashima
Akio Yuasa
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Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Japan Crown Cork Co Ltd
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Publication date
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Priority to AU69465/81A priority patent/AU543763B2/en
Priority to ZA00812434A priority patent/ZA812434B/xx
Priority to EP81301755A priority patent/EP0039196B1/en
Priority to US06/256,156 priority patent/US4398875A/en
Priority to DE8181301755T priority patent/DE3164850D1/de
Priority to MX187028A priority patent/MX151990A/es
Priority to ES1981257892U priority patent/ES257892Y/es
Priority to DE19818112552U priority patent/DE8112552U1/de
Publication of JPS56151517A publication Critical patent/JPS56151517A/ja
Publication of JPH0230943B2 publication Critical patent/JPH0230943B2/ja
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/68—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks
    • B29C70/78—Moulding material on one side only of the preformed part
    • B29C70/80—Moulding sealing material into closure members
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/0038—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with sealing means or the like
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S425/00—Plastic article or earthenware shaping or treating: apparatus
    • Y10S425/809—Seal, bottle caps only

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、容器蓋シエルの天面内側にライナー
を型押成形するための型押工具、更に詳しくは、
円形天面とこの天面の周縁から垂下した円筒状ス
カートを有し且つ該スカートの上部には周方向に
延びる環状溝が形成されている形態の容器蓋シエ
ルの天面内側にライナーを型押成形するための、
中央型押成形部材とこの中央型押成形部材の外側
に配設された環状位置決めスリーブとを具備する
型押工具に関する。
首部にねじが形成されている瓶の如き容器のた
めの容器蓋としては、第１図に図示する如く、円
形天面２とこの円形天面２の周縁から垂下した円
筒状スカート４を有する金属製シエル６、及び該
シエル６の天面内側に配設された型押成形ライナ
ー８から成る容器蓋が広く実用に供されている。
かような容器蓋においては、シエル６のスカート
４の上部の所定の部位に、周方向に延びる環状溝
１０が形成されていることが重要である。また、
シエル６のスカート４には、必ずしも必要なこと
ではないが、容器の首部に装着された容器蓋を開
封する際等に開封者の指が滑るのを防止するため
のローレツト（第１図に図示する容器蓋において
は、上部ローレツト１２ａと下部ローレツト１２
ｂの２条のローレツト）が形成されていると共
に、容器蓋に不正防止特性（ピルフアプルーフ特
性）をもたせるための周方向に間隔を置いて周方
向に延びる複数個のスリツト１４が刻設されてい
ることが多い。
上記環状溝１０の作用について簡単に言及する
と、上記容器蓋を密封すべき容器の首部に密封装
着する際には、一般に、第２図に図示する如く、
容器の首部１６に容器蓋を被嵌し、そして押圧工
具１８の押付部１８ａによつてシエル６の天面部
２をライナー８を介して首部１６の端部に押付け
ながら押圧工具１８の押圧変形部１８ｂによつて
シエル６の肩部（即ち天面２とスカート４との境
界部）を首部１６に向けて変形せしめると共に、
ねじ切りローラ２０の作用によつてシエル６のス
カート４中の螺条形成部２２を首部１０の外面に
存在する螺条に沿つて螺条変形せしめるが、上記
環状溝１０は、ねじ切りローラ２０をシエル６の
スカート４の所定の部位に案内し、かくしてシエ
ル６のスカート４の所定の部分、即ち上記螺条形
成部２２が所要の通りの螺条に変形せしめられる
ようにする。
而して、第１図に図示する如き形態の容器蓋
は、一般に、次の通りの手順によつて製造され
る。即ち、先ず最初に、適宜の金属素材にプレス
加工乃至絞り加工等を加えて、円形天面２とこの
円形天面２の周縁から垂下した円筒状スカート４
を有する略コツプ状のシエル６を成形する。次い
で、例えば特公昭45−14396号公報に開示されて
いる装置に近似した適宜の装置によつて、上記シ
エル６のスカート４に、ローレツト１２ａ及び１
２ｂ並びにスリツト１４或いはその他の所要の要
素を成形すると共に、周方向に延びる環状溝１０
を成形する。しかる後に、上記シエル６の天面部
内側に適宜のライナー素材を供給し、次いでかか
るライナー素材を型押成形してシエル６の天面部
内側に所定の形状の型押成形ライナーを配設す
る。
上記製造手順において、シエル６の天面部内側
に供給されたライナー素材を型押成形する際に
は、一般に、第３図に図示する如く、適宜のアン
ビル２６上にシエル６を倒立状態（即ち天面２が
アンビル２６上に位置し、スカート４が鉛直方向
上方に延びる状態）に載置し、そしてシエル６の
鉛直方向上方から型押工具２８を下降せしめてシ
エル６内に挿入し、かくしてライナー素材を所定
の形状のライナー８に型押成形することが必要で
ある。而して、容器蓋による容器開口部の密封特
性等の見地からして、型押成形されたライナー８
は、例えば特開昭53−65184号公報に詳細に開示
されている如き特定の形状を有することが重要で
あるが、かようなライナー８を型押成形するに
は、一般に、上記特開昭53−65184号公報にも開
示されている如く、センターポンチ２８ａ及び環
状ブツシング２８ｂから成る中央型押成形部材と
その外側に配設された外側位置決めスリーブ２８
ｃを具備する型押工具２８が使用される。型押工
具２８の外側位置決めスリーブ２８ｃは、その外
側周面がシエル６のスカート４のうちの最小内径
部（従つて上記環状溝１０の部分）の内側に接触
し、かくすることによつて型押工具２８の中心軸
線とシエル６の中心軸線とが合致するように型押
工具２８に対してシエル６を位置付け、そしてま
たその下端面がシエル６の天面内側に接触し、か
くすることによつて型押成形されるライナー８の
外径を規定し、ライナー素材がシエル６のスカー
ト４に沿つて流動して所謂しみ上りが生ずるのを
防止する。
しかしながら、第３図に図示する如き従来の型
押工具２８には、次の通りの解決すべき問題乃至
欠点がある。即ち、第３図に図示する如き従来の
型押工具２８においては、外側位置決めスリーブ
２８ｃの先端部がシエル６のスカート４に形成さ
れている上記環状溝１０に接触する状態まで型押
工具２８がシエル６内に挿入された時点で外側位
置決めスリーブ２８ｃがシエル６に対して位置決
め作用を及ぼし始めるが、上記時点での位置決め
作用は遅すぎることが少なくない（例えば、シエ
ル６内に型押工具２８を挿入する前の状態におい
ては、センターパンチ２８ａの先端が外側位置決
めスリーブ２８ｃの先端を越えて突出している形
態の型押工具２８の場合、上記時点においては、
センターパンチ２８ａの先端は既に第３図に図示
する位置まで下降しており、型押成形すべきライ
ナー素材に既に作用している）。また、外側位置
決めスリーブ２８ｃの位置決め作用は、その先端
部が上記環状溝１０の内面に接触乃至当接するこ
とによつて行なわれるが、かような位置決め作用
によつて上記環状溝１０に望ましくない変形が生
ずる恐れがある。
更にまた、従来の型押工具２８には、次の通り
の問題乃至欠点もある。即ち、型押成形されたラ
イナー８においてはライナー８の外径d1がシエル
６の天面内径d2にできるだけ近接していることが
望まれるが、シエル６のスカート４に形成されて
いる環状溝１０の深さ（即ち半径方向内側への突
出量）ｘと外側位置決めスリーブ２８ｃの厚さｔ
の分だけ、ライナー８の外径d1は必然的にシエル
６の天面部内径d2よりも小さくなる（即ち、
d2−d1／２＝ｘ＋ｔ）。而して、環状溝１０の深さｘ は、一般に0.5mm程度であり、また外側位置決め
スリーブ２８ｃの厚さｔは、一般に0.8mm以上で
ある。従つて、d2−d1／２は、一般に、1.3mm以上に なり、かかる場合、型押成形されたライナー８の
外側壁面部８ａの厚さｙがかなり薄くなる。かよ
うにライナー８の外側壁面部８ａの厚さｙがかな
り薄い場合には、本発明者等の経験によれば、容
器蓋を容器の首部１６に密封装着した後におい
て、例えば容器蓋の肩部に衝撃力が加わつた時に
ライナー８の外側壁面部８ａが比較的容易に破損
してしまい、かくして容器開口部の密封が毀損さ
れるという重大な問題が発生する（第３図と共に
第２図も参照されたい）。
かような問題の発生を回避するためには、上記
d2−d1の値をできるだけ小さくすることが必要で
あり、そしてかくするには、上記環状溝１０の深
さｘを浅くすること及び／又は上記外側位置決め
スリーブ２８ｃの厚さｔを薄くすることが考えら
れる。しかしながら、上記環状溝１０の深さｘを
過剰に浅くすると、容器蓋を容器の首部１６（第
２図）に密封装着する際にねじ切りローラ２０
（第２図）をシエル６のスカート４の所定の部位
に確実に案内することができなくなつて、スカー
ト４の螺条形成部２２を所要の通りの螺条に変形
することが著しく困難になると共に、容器の首部
に密封装着した後の容器蓋の外観が不良になる。
他方、上記外側位置決めスリーブ２８ｃの厚さｔ
を単に薄くせしめると、その強度が低下しライナ
ー素材の型押成形を繰返し遂行すると比較的短期
間のうちに破損してしまうという問題が発生す
る。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、従来の型押工具に見られる上
述した通りの問題を巧みに解決した新規且つ優れ
た型押工具を提供することである。
かかる主目的を達成する型押工具として、本発
明によれば、円形天面とこの天面の周縁から垂下
した円筒状スカートを有し且つ該スカートの上部
には周方向に延びる環状溝が形成されている形態
の容器蓋シエルの天面内側にライナーを型押成形
するための、中央型押成形部材とこの中央型押成
形部材の外側に配設された環状位置決めスリーブ
とを具備する型押工具において；該環状位置決め
スリーブは、該容器蓋シエル内に挿入されてその
先端が該天面内側に当接された時に、該スカート
に形成されている該環状溝に対向して位置する部
位から先端までの第１の領域と、この第１の領域
に引続いて該環状溝よりも開口端側に位置する第
２の領域とを有し、該第１の領域の外径D1は該
スカートにおける該環状溝の部位の内径d4よりも
若干小さく、該第２の領域の外径D2は該スカー
トにおける該環状溝の部位の内径d4よりも大きく
且つ該環状溝よりも開口端側の部分の内径d3より
も若干小さい、ことを特徴とする型押工具が提供
される。
以下、本発明に従つて構成された型押工具の一
具体例を図示している第４図乃至第６図を参照し
て、更に詳細に説明する。
第４図を参照して説明すると、天面内側にライ
ナーを型押成形すべき容器蓋シエル１０６は、適
宜の搬入機構（図示していない）によつてアンビ
ル１２６の実質上平坦な上面上に倒立状態（即ち
その天面内側を上方に向けた状態）で搬入され載
置される。この容器蓋シエル１０６は、第１図に
図示する容器蓋シエル６と同一の形態のものでよ
いが、その天面２の内側には、例えばポリエチレ
ンの如きポリオレフイン系樹脂或いは塩化ビニル
樹脂等の適宜の合成樹脂材料製のライナー素材１
０７が供給されていることが重要である。
本発明に従つて構成された型押工具１２８は、
アンビル１２６の上方に配設されていて、後に詳
細に説明する如く、図示していない適宜の昇降機
構によつて下降せしめられて容器蓋シエル１０６
内に挿入され、かくしてライナー素材１０７が所
要の形状のライナー１０８（第６図）に型押成形
される。
本発明に従つて構成された図示の型押工具１２
８は、センターポンチ１２８ａとこのセンターポ
ンチ１２８ａの外側に配設された環状ブツシング
１２８ｂから成る中央型押成形部材（尚、図示の
具体例においては、中央型押成形部材は別個独立
に形成された２個の要素、即ちセンターポンチ１
２８ａと環状ブツシング１２８ｂから構成されて
いるが、所望ならばセンターポンチ１２８ａと環
状ブツシング１２８ｂを一体に形成することもで
きる）と、環状ブツシング１２８ｂの更に外側に
配設された外側位置決めスリーブ１２８ｃとを具
備している。型押工具１２８を構成する上記３個
の要素、即ちセンターポンチ１２８ａ、環状ブツ
シング１２８ｂ及び外側位置決めスリーブ１２８
ｃの相互連結方式並びにこれら３個の要素の昇降
機構（図示していない）に対する装着方式自体
は、従来の型押工具の場合と同一でよい故に、こ
れらについての説明は本明細書においては省略す
る（必要ならば、例えば米国特許第3278985号明
細書及び図面等を参照されたい）。
型押工具１２８のセンターポンチ１２８ａ及び
環状ブツシング１２８ｂの下面の形状は、型押成
形によつて形成されるライナー１０８（第６図）
の所要の形状に対応したものであることが重要で
ある。
一方、型押工具１２８の外側位置決めスリーブ
１２８ｃは、本発明に従つて、次の通りに構成さ
れている。
第４図乃至第６図に明確に図示する如く、外側
位置決めスリーブ１２８ｃは、その先端部に配設
されている第１の領域１３０とこの第１の領域１
３０に引続く第２の領域１３２とを有している。
第６図に図示する如く、外側位置決めスリーブ１
２８ｃが容器蓋シエル１０６内に挿入されて外側
位置決めスリーブ１２８ｃの先端が容器蓋シエル
１０６の天面１０２の内側に当接された時に、第
１の領域１３０は、容器蓋シエル１０６の環状溝
１１０に対向して位置する部位から先端までの領
域に渡つて延在し、第２の領域１３２は、第１の
領域１３０に引続いて容器蓋シエル１０６の環状
溝１１０よりも開口端側に延在している。第１の
領域１３０の外径D1は、その上方に存在する第
２の領域１３２の外径D2に比べて、容器蓋シエ
ル１０６の環状溝１１０の径方向深さに対応した
量だけ小さく設定されていて、環状溝１１０の部
位の内径d4よりも若干小さく設定されている。一
方、第２の領域の外径D2は、環状溝１１０の部
位の内径d4よりも大きく且つ環状溝１１０よりも
開口端側の部分の内径d3よりも若干小さく設定さ
れている。第１の領域１３０の先端外側面には先
細テーパが付けられており、第２の領域１３２は
上方に向かつて外径が漸次増大するテーパ部１３
４を介して第１の領域１３０に続くのが好適であ
る。
一般に、外側位置決めスリーブ１２８ｃの上記
第１の領域１３０における外径D1は、容器蓋シ
エル１０６のスカート１０４の環状溝１１０の部
位における内径d4に対して0.05mm≦d4−D1≦0.40
mm、特に0.10mm≦d4−D1≦0.20mmに設定されてい
るのが好ましい。また、外側位置決めスリーブ１
２８ｃの上記第２の領域１３２の主部の外径D2
は、容器蓋シエル１０６のスカート１０４のうち
の環状溝１１０よりも開口端側に位置する部位の
内径d3に対して、0.05mm≦d3−D2≦0.04mm、特に
0.10mm≦d3−D2≦0.20mmに設定されているのが好
ましい。
他方、外側位置決めスリーブ１２８ｃの内径
は、容器蓋シエル１０６の天面１０２の内側に型
押成形されるライナー１０８（第６図）の外径d1
を容器蓋シエル１０６の天面内径d2にできるだけ
近接せしめるという見地からすればできるだけ大
きくすることが望まれるが、これを大きくすれば
必然的に外側位置決めスリーブ１２８ｃの肉厚が
減少し、外側位置決めスリーブ１２８ｃの強度が
低下する。かような点を考慮すれば、一般的に言
つて、外側位置決めスリーブ１２８ｃの上記第１
の領域１３０における肉厚t1が少なくとも0.45
mm、上記第２の領域１３２の主部における肉厚t2
が少なくとも0.50mmになるように、外側位置決め
スリーブ１２８ｃの内径を設定することのが望ま
しい。
外側位置決めスリーブ１２８ｃの上記第２の領
域１３２の主部における肉厚t2と上記第１の領域
１３０の大部分における肉厚t1をできるだけ大き
くして外側位置決めスリーブ１２８ｃの強度を充
分なものにせしめると共に、ライナー１０８の外
径d1を容器蓋シエル１０６の天面内径d2にできる
だけ近接せしめるために、所望ならば、第４図乃
至第６図に２点鎖線で示す如く、外側位置決めス
リーブ１２８ｃの先端内側面に環状切欠部１３６
を形成することもできる。
上述した通りの形態の外側位置決めスリーブ１
２８ｃは、従来の型押工具の構成要素と同様に、
例えばSKD工具鋼又はSKS工具鋼の如き適宜の
材料から形成することができる。
次に、本発明に従つて改良された上記の通りの
外側位置決めスリーブ１２８ｃを備えた型押工具
１２８の作用効果について説明すると、容器蓋シ
エル１０６の天面１０２の内側に供給されている
ライナー素材１０７を所要の形状に型押成形する
際には、型押工具１２８が下降せしめられて容器
蓋シエル１０６内に挿入される。而して、第４図
及び第５図を参照することによつて容易に理解さ
れるように、型押工具１２８が下降せしめられる
際には、センターポンチ１２８ａ及び環状ブツシ
ング１２８ｂから成る中央型押成形部材の先端が
ライナー素材１０７に作用する位置まで下降せし
められる前で且つ外側位置決めスリーブ１２８ｃ
の先端が容器蓋シエル１０６のスカート１０４に
形成されている環状溝１１０に対向する位置まで
下降せしめられる前に、外側位置決めスリーブ１
２８ｃの上記第２の領域１３２、更に詳しくは上
記第２の領域１３２のテーパ部１３４及び主部
は、容器蓋シエル１０６のスカート１０４の開口
端を越えて容器蓋シエル１０６内に挿入される。
従つて、アンビル１２６上に載置された容器蓋シ
エル１０６の位置付けに幾分かの誤差があり、型
押工具１２８の中心軸線と容器蓋シエル１０６の
中心軸線とが充分に整合せしめられていない場合
には、型押工具１２８が第４図に図示する位置か
ら第５図に図示する位置まで下降せしめられる際
に、外側位置決めスリーブ１２８ｃの上記第２の
領域１３２におけるテーパ部１３４及び主部が容
器蓋シエル１０６のスカート１０４の開口端部に
順次に接触し、かくすることによつて型押工具１
２８に対して容器蓋シエル１０６を所要の通りに
位置決める。そして、かかる位置決め作用が遂行
された後、型押工具１２８は更に第６図に図示す
位置まで下降され、かくしてライナー素材１０７
（第４図及び第５図）が所要の形状のライナー１
０８に型押成形される。
本発明に従つて改良された外側位置決めスリー
ブ１２８ｃを備えた型押工具１２８によれば、上
述した通り、型押工具１２８の先端がライナー素
材１０７に作用する前に、外側位置決めスリーブ
１２８ｃの上記第２の領域１３２の作用によつ
て、型押工具１２８に対して容器蓋シエル１０６
が所要の通りに位置決めされる。従つて、ライナ
ー素材１０７は、後に作用する型押工具１２８に
よつて、容器蓋シエル１０６の天面１０２の内側
に確実且つ安定して所要の通りの形状のライナー
１０８に型押成形される。加えて、外側位置決め
スリーブ１２８ｃの先端部即ち第１の領域１３０
が容器蓋シエル１０６のスカート１０４に形成さ
れている環状溝１１０に対向する位置まで下降せ
しめられる前に、外側位置決めスリーブ１２８ｃ
の上記第２の領域の作用によつて、型押工具１２
８に対して容器蓋シエル１０６が所要の通りに位
置決めされる。従つて、外側位置決めスリーブ１
２８ｃの先端部が容器蓋シエル１０６のスカート
１０４に形成されている環状溝１１０に接触乃至
当接して環状溝１１０に望ましくない変形を生ぜ
しめることはない。
更に、型押成形されるライナー１０８の外径d1
を容器蓋シエル１０６の天面内径d2にできるだけ
近接せしめるために厚さが減少せしめられている
のは、外側位置決めスリーブ１２８ｃの先端部の
所要の領域即ち第１の領域１３０のみであるの
で、第１の領域１３０のみならず第２の領域１３
２の厚さをも減少せしめた場合に比べて、外側位
置決めスリーブ１２８ｃの強度は相当大きく、繰
返し型押成形操作も遂行しても外側位置決めスリ
ーブ１２８ｃが早期に破損してしまうことはな
い。
尚、第４図乃至第６図に示す容器蓋シエル１０
６は不正防止特性を備えた特定の形態のものであ
るが、本発明に従つて構成された型押工具１２８
は、かような形態の容器蓋シエル１０６に限らず
スカートに環状溝が形成されている任意の形態の
容器蓋シエルに対して、その天面内側に所要の通
りのライナーを型押成形するのに適用することが
できるものであることは多言を要しない。
【図面の簡単な説明】
第１図は、型押成形されたライナーを備えたそ
れ自体は公知の容器蓋シエルの一例を示す断面
図。第２図は、容器蓋シエルのスカートに形成さ
れている環状溝の作用を説明するための部分断面
図。第３図は、ライナーを型押成形するための従
来の型押工具を示す部分断面図。第４図乃至第６
図は、夫々、本発明に従つて構成された型押工具
の一具体例の構成及び作用を示す部分断面図。 １０２……容器蓋シエルの天面、１０４……容
器蓋シエルのスカート、１０６……容器蓋シエ
ル、１０７……ライナー素材、１０８……型押成
形されたライナー、１１０……容器蓋シエルのス
カートに形成された環状溝、１２８……型押工
具、１２８ａ……センターポンチ、１２８ｂ……
環状ブツシング、１２８ｃ……外側位置決めスリ
ーブ、１３０……外側位置決めスリーブの第１の
領域、１３２……外側位置決めスリーブの第２の
領域、１３４……外側位置決めスリーブの第２の
領域におけるテーパ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. １ 円形天面とこの天面の周縁から垂下した円筒
    状スカートを有し且つ該スカートの上部には周方
    向に延びる環状溝が形成されている形態の容器蓋
    シエルの天面内側にライナーを型押成形するため
    の、中央型押成形部材とこの中央型押成形部材の
    外側に配設された環状位置決めスリーブとを具備
    する型押工具において；該環状位置決めスリーブ
    は、該容器蓋シエル内に挿入されてその先端が該
    天面内側に当接された時に、該スカートに形成さ
    れている該環状溝に対向して位置する部位から先
    端までの第１の領域と、この第１の領域に引続い
    て該環状溝よりも開口端側に位置する第２の領域
    とを有し、該第１の領域の外径D1は該スカート
    における該環状溝の部位の内径d4よりも若干小さ
    く、該第２の領域の外径D2は該スカートにおけ
    る該環状溝の部位の内径d4よりも大きく且つ該環
    状溝よりも開口端側の部分の内径d3よりも若干小
    さい、ことを特徴とする型押工具。
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