JPH02309062A - ピストンリングの回り止め構造 - Google Patents

ピストンリングの回り止め構造

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JPH02309062A
JPH02309062A JP12908689A JP12908689A JPH02309062A JP H02309062 A JPH02309062 A JP H02309062A JP 12908689 A JP12908689 A JP 12908689A JP 12908689 A JP12908689 A JP 12908689A JP H02309062 A JPH02309062 A JP H02309062A
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Tadashi Nagata
永田 忠
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関5のピストンに装着されたピストン
リングの回り止め構造に関し、特にピストンリングの合
口面にかえりが生じるのを防止できるようにしたノック
ピンの構造に関する。
〔従来の技術〕
内燃機関のピストンはシリンダ内を高速で往復運動する
ことにより、燃焼による高圧力をコンロッドを介してク
ランクシャフトに伝達するものである。第4図は2サイ
クル機関用のピストンを示し、これはピストン本体20
の、高さ方向中央付近に、直径方向に貫通するピストン
ピン穴21を形成し、頭部の外周にリング溝22.22
を形成するとともに、該リング溝22内にピストンリン
グ23.23を遊嵌状態に装着して構成されている。こ
のピストンリング23は周方向の1カ所を切り離した合
口面を有す大略C字状のもので、燃焼室内の燃焼ガスが
クランク室側に抜けるのを防止するためのものである。
上記2サイクルエンジンにおいては、シリンダの吸気、
排気ポートに上記ピストンリング23の合口面が位置す
ると該部分が外方へ飛出してボートに引っ掛かることが
あり、これを防止するため、上記ピストンリング23が
回転しないよう位置決めするようにしている。このよう
なピストンリング23の回り止め構造として、従来、第
5図ないし第8図に示すものがある。これは、ピストン
本体20のリング溝22部分に円柱状のノックピン24
を半径方向に打ち込み、該ノックピン24の外周面にピ
ストンリング23の合口面23aを当接させた構成とな
っている。上記ノックピン24を打ち込む場合は、吸気
、排気ポートを避けるとともに、ノックピン同士が上、
下方向に重ならないよう設定している。また、ノックピ
ンの形状としては、上記円柱状のものの他に、円柱体の
外周面の軸方向に複数の溝を形成したもの(第6図伽)
参照)、あるいは短冊状の板を渦巻状に巻回したもの(
第6図tel参照)が採用されている。
さらに、上記ピストンリング分合口面の形状としては、
第7図に示すように、上記ピストンリング23の両端部
の内側部分を平面視略U字状に切り欠いて合口面23a
を形成し、該合口面23aをノックピン24の側周面に
当接させるようにしたもの、第8図に示すように、ピス
トンリング25の両端部の上部を正面視略逆台形状に切
り欠いて合口面25aを形成したもの、あるいはピスト
ンリング26の両端部の上部を正面視円弧状に切り欠い
て合口面26aを形成したものが採用されており、上記
各合口面25a、26a上にノックピン24の底周面を
当接させるようにしている。
ところで、上記各ピストンリング23,25゜26にお
いて、ピストン本体20のリング溝22の幅寸法tが、
例えば1.2fi以上と広い場合は、上記いずれのピス
トンリング23,25.26とも採用できるが、この幅
寸法tが1.Ou以下と狭い場合は、ノックピン24の
底周面に当接させるようにした合口面25a、26a 
(第8図の構造)は採用できない、従って、リング溝2
2の幅寸法tが狭い場合は上記ノックピン24の側周面
に当接させるようにした合口面23aしか採用できない
、またこの合口面23aは上記他の合口面25a、26
aに比べて加エコスI・がかからず、一番安価である点
も有利である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のピストンリングの回り止め構
造において、ノックピン24の側周面に当接させるよう
にしたピストンリング23は、第7図に示すように、こ
の合口面23aの上縁の稜線だけがノックピン24に当
接する構造であり、その結果、第7図(d)に示すよう
に、上記合口面23aの上縁にかえり30が生じるとい
う問題点がある。
ここで、上記合口面23aのかえり30を防止する方法
として、ノックピン24の径を小さくして合口面23a
の中央部分を当接させることが考えられるが、この径を
小さくするとノックピンが抜は易くなり、あまり小さく
はできない、また、上記ノックピン24の打込み位置を
下げて、リング溝22の中央に位置させると゛とも考え
られるが、この場合はリング溝22部分から燃焼ガスの
圧洩れ(ブローパイ)が生じることから、上記ノックピ
ンの位置を下げることはできない。
本発明は上記従来の問題点を解決するためになされたも
ので、ノックピンの抜けや圧洩れを生じさせることなく
、ピストンリングの合口面のかえりを防止できるピスト
ンリングの回り止め構造を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、内燃機関用ピストンのリング溝内にピ
ストンリングを装着し、上記ピストンのリング溝部分に
ノックピンを半径方向に圧入し、該ノックピンに上記ピ
ストンリングの合口面を当接させてなるピストンリング
の回り止め構造において、上記ノックピンの上記合口面
が当接する部分に平坦な当接面を形成したことを特徴と
している。
〔作用〕
本発明に係るピストンリングの回り止め構造によれば、
ノックピンの、ピストンリングの合口面、が当接する部
分に平坦な当接面を形成したので、上記合口面とノック
ピンとの接触状態を従来の線接触から面接触することが
でき、かえりの発生を防止できる。また、本発明はノッ
クピンの当接面を平面にするだけで実現できるから、ノ
ックピンの径を小さくしたり、打ち込み位置を下げたり
する必要はなく、上述のノックピンの抜けや圧洩れの問
題は生じない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例によるピストンリ
ングの回り止め構造を説明するための図である。なお、
本実施例では2サイクルエンジン用ピストンに適用した
場合を例にとりで説明し、図中、第4図及び第7図と同
一符号は同−又は相当部分を示す。
本実施例のピストンは、ピストン本体20の頭部の外周
にリング溝22.22を形成するとともに、該リング溝
22内にピストンリング23.23を装着して構成され
ており、基本的構造は従来と同様である。
上記ピストン本体20のリング溝22部分には、本実施
例のノックピン10が圧入されている。このノックピン
10は横断面四角形の棒体であり、これの底面10aは
上記リング溝22の高さ方簡略中央に位置しており、外
端面10bは上記ピストン本体20の外周面より少し内
側に位置している。そして、上記ノックピン10の左。
右側面は当接面10c、10cとなワており、該当接面
10c、10cは上記合口面23aと平行な平坦面に形
成されている。またこの当接面10Cには、上記ピスト
ンリング23の両端部に形成された合口面23m、23
aが対向しており、両者10c。
23aの間には少し隙間が形成されている。これにより
上記ピストンリング23は、これの合口面23mを当接
面LOcに当接させて位置決めされている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例によれば、ノックピンlOを四角柱で形成し、
該ノックピン10のピストンリング23の合口面23a
と当接する当接面10cを平坦面にしたので、ピストン
リング23の合口面23aはこの当接面toeに面接触
することとなり、かえりの発生を防止できる。また、こ
の場合ノックピンの径を小さくしたり、リング溝を塞ぐ
ようにノックピンの位置を下げたりする必要はないから
、ノックピンの抜けや圧洩れの問題を生じさせることは
ない。
なお、上記実施例では、ノックピン10を四角柱で形成
し、これの側面を平坦な当接面10cとした場合を例に
とって説明したが、本発明は勿論この形状に限られるも
のではない。
第3図は上記実施例の変形例を示し、第3図ta+は、
ノックピン(1)を略楕円状に形成し、これの当接面t
taを平坦面にした例であり、また第3図Cb)は、ノ
ックピン12を円柱状に形成し、これの外端部の一部を
平坦面として当接面12Mを形成した例であり、さらに
第3図10)は、ノックピン13を円柱状に形成し、こ
れの下部を鉤状に切り欠いて平坦な当接面13aを形成
した例である。
このように、本発明では、要はノックピンの、ピストン
リングの合口面と当接する部分に平坦な当接面を形成す
ればよい。
また、上記実施例では2サイクルエンジンのビスI・ン
に適用した場合を例にとって説明したが、本発明は4サ
イクルエンジン用ピストンにおいてピストンリングの回
り止めを必要とする場合にも採用できる。
〔発明の効果〕
以上にように本発明に係るピストンリングの回り止め構
造によれば、ノックピンの、ピストンリフの合口面と当
接する部分に平坦な当接面を形成したので、ノックピン
の抜けや燃焼ガスの圧洩れを生じさせることなく、ピス
トンリングの合口面のかえりを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例によるピストンリ
ングの回り止め構造を説明するための図であり、第1図
(alはその正面図、第1図中)はその一部断面平面図
、第2図はそのノックピンの形状を示す斜視図、第3図
fa)ないし第3図(C1はそれぞれ上記実施例の変形
例を示す斜視図、第4図及び第5図はそれぞれ2サイク
ルエンジン用ピストンを示す正面図、そのノンクビン部
分の一部断面図、第6図(alないし第6図tC)はそ
れぞれ従来のノックピンを示す図、第7図(alないし
第7図fdlはそれぞれ従来の回り止め構造を示す図之
第8図(al及び第8図(b)はそれぞれ従来のピスト
ンリングの合口面を示す斜視図である。 図において、10〜13はノックピン、10C。 (1)a〜13aは当接面、20はピストン本体、22
はリング溝、23はピストンリング、23aは合口面で
ある。 特許出願人    ヤマハ発動機株式会社第1図 第3図 第4図 第5図 24 (C)(d) 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内燃機関用ピストンの外周に形成されたリング溝
    内にピストンリングを装着し、上記ピストンのリング溝
    部分にノックピンを半径方向に圧入し、該ノックピンに
    上記ピストンリングの合口面を当接させてなるピストン
    リングの回り止め構造において、上記ノックピンの上記
    合口面が当接する部分に平坦な当接面を形成したことを
    特徴とするピストンリングの回り止め構造。
JP1129086A 1989-05-23 1989-05-23 ピストンリングの回り止め構造 Expired - Fee Related JP2825162B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0659660U (ja) * 1993-02-01 1994-08-19 帝国ピストンリング株式会社 組合せオイルリングの回り止め構造
JP2002122238A (ja) * 2000-08-25 2002-04-26 Federal Mogul Burscheid Gmbh 圧縮ピストンリング
CN102562351A (zh) * 2012-03-09 2012-07-11 麦镇荣 跳片润滑抗磨封闭式活塞环

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856139U (ja) * 1981-10-14 1983-04-16 帝国ピストンリング株式会社 ピストンリングの廻り止め部材

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