JPH02309035A - 制振装置 - Google Patents

制振装置

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JPH02309035A
JPH02309035A JP13036989A JP13036989A JPH02309035A JP H02309035 A JPH02309035 A JP H02309035A JP 13036989 A JP13036989 A JP 13036989A JP 13036989 A JP13036989 A JP 13036989A JP H02309035 A JPH02309035 A JP H02309035A
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JP
Japan
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vibration damping
damping device
mercury
vibration
container
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Pending
Application number
JP13036989A
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English (en)
Inventor
Keiichi Murayama
敬一 村山
Koji Tanida
宏次 谷田
Seiya Yamashita
山下 誠也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH02309035A publication Critical patent/JPH02309035A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ビル、タワー、大福主塔等の高層建造物の地
震時等の振動や航行中の船舶の動揺を軽減するための制
振装置に関するものである。
[従来の技術] ビル、タワー等の高層建造物が増加しているか、従来は
硬構造のものが多かったが、最近では動揺を許す軟構造
のものとなっている。
そのため、前記建造物には地震等によって発生する動揺
をおさえるために、通常最上階に第6図のような制振装
置lが配設されている。
該制振装置1は、円筒状タンクの内部を水平に複数段隔
壁2を設けて隔離し、各段には水3を適量式れて該水3
の流動エネルギーによって建造物の制振を行っている。
又船舶の場合にも、航行中の動揺軽減のために、第7図
の如く減揺タンク4を船体5内に設け、該タンク4中に
は水(淡水又は海水)3を装入し動揺の減少を図ってい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかし、制振装置1での制振効果を高める為には、制振
装置lに装入する液体の固を周期、有効振動重量等を調
整する必要があり、固を周期は装置の寸法に関係するが
、有効振動重量は使用液体の比重に比例し、水3の場合
には制振装置1は大型化せざるを得なかった。また船舶
における減揺タンク4は船体5の容積の3〜4%にも達
していた。
本発明は、比重の小さい水に代え、比重の大きな液体を
使用して装置の小型化を図り、更に装置の形状を工夫し
てより効率的な制振装置を得ることを目的としたもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明は容器内に制振用液体を装入し、該制振用液体の
流動エネルギーによって制振を行うようにした制振装置
において、前記容器内に制振用液体として水銀を装入し
てなることを特徴とするもので更に制振装置の構成を特
定したものである。
[作   用] 水銀の比重は13.6であるので、水の場合に比して制
振装置は小型化され、制振装置に特定の構成要件を具備
させることによって制振効果は更に増加する。
〔実 施 例〕
以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の第1の実施例である。
ビル、タワー、大福主塔等の高層建造物に於て、容器内
に制振用液体を装入し制振を行う制振装置11航行中の
船舶の振動を防ぐ減揺タンク4等に於て、装入する液体
として従来の水(淡水又は海水)3に代え水銀6を使用
する。
例えば第1図の如き断面がU字形の制振装置l°に於て
、両端垂直部7の幅をb 1断面積を■ A  (−b  L)とし、水平な底部8の幅をV  
      V b 1断面積をA  (−b  L)とし、又垂直HH
)4 中心線から両端垂直部7中心までの距離をb工とし、水
銀6を水平底部8中心よりd の高さにまでU字形容器
ビに装入し、該装置l°が水平位置よりδ(1)だけ傾
いた場合、両垂直部7の水銀6の高さの差がh となり
、更に高さの最大差をh  とすると、該制振装置l°
の制振効18X 果は、固有周期T1傾きを元に戻そうとする減揺モーメ
ントM (t)及び有効振動量” We f’ f’等
として表わされ、 減揺モーメントM (t)は、 M(t)−−mδ(t)−Cδ(t)        
−(2)前記式(2)に於てmは液体質量、Cは復元力
係数で m−2p  A  b  ”  (d  +h  )V
TTT C−2ρ gA  b” VT と表すことが出来る。
又有効振動重量W。2.は、 WefT”’ρ工gbvLhIIlax       
・・・(3)となる。
式(1)(2)及び(Jに於て、固有周期Tは装置の構
造寸法だけによって算出される値であるが、減揺モーメ
ント、有効振動重量は装置に使用する液体の密度ρ に
比例することかわかる。
従って水3の代りに水銀6を使用すれば、減揺モーメン
ト及び有効振動重量が13.6倍増加することになり、
装置は1 /13.6に縮少することが可能となる。
例えば、巨大福の主塔のU字形制振装置では、制振装置
l”の有効振動重量は主塔の重量の約1%が必要である
が、仮にその値を25tonとした場合、前記式(1)
(2)及び(3〕を用いて設計条件を満足する諸数値の
組合せを求めると、水3の有効振動重量は、最大2.0
tonと算出され、必要な有効振動重量には遥かに達し
ないが、水銀6を使用すれば、27.20tonとなり
充分設計が可能となる。
第2図及び第3図は本発明の第2の実施例で、平行な2
個の角樽9.9′の底部を連通部lOによって連通させ
た縦断面が凹型となる容器11と、平行な2個の角樽1
2.12°の底部を連通部13によって連通させた縦断
面が凹型となる容器14とを、底部の連通部10と13
との方向が直角を成すように上下に重ね合せた構成の制
振装置15である。
第4図及び第5図は本発明の第3の実施例で、外周部1
Bと底部17とを有するバケツ型制振装置18であり、
外殻部に相似形の内殻19部を同心的に設けている。
前記第2、第3の実施例の形状の制振装置15゜18に
水銀6を所要量装入することによって、従来の制振装置
l゛に比して、遥かに制振効果を高めることが可能で、
従って装置の小型化が可能となる。
尚、本発明の制振装置は、上述の実施例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の制振装置によれば、下記
の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(1)水銀の比重は水の13.6倍であるので、制振装
置は水の場合の1 /13.6に小型化することが可能
である。
(2)制振装置の形状を制振効果の増加するように設計
することによって更に小型化が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の縦断面図、第2図は第
2の実施例の斜視図、第3図は第2図における■−■方
向よりの縦断面図、第4図は第3の実施例の平面図、第
5図は第4図におけるV−■方向よりの側面図、第6図
は従来の制振装置の斜視図、第7図は船舶の減揺タンク
の断面図である。 1.1’、15.18は制振装置、l”、11.14,
18’は容器、4は船舶の減揺タンク、5は船体、6は
水銀、9.9°、12.12°は角樽、10.13は底
部連通部、16は外周部、17は底部、19は内殻を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)容器内に制振用液体を装入し、該制振用液体の流動
    エネルギーによって制振を行うようにした制振装置にお
    いて、前記容器内に制振用液体として水銀を装入してな
    ることを特徴とする制振装置。 2)平行な2個の角槽と該両角槽の底部間を連通する底
    部連通部とよりなる2つの容器を、前記底部連通部の方
    向が互に直角を成すように上下に重ねた構成を有してい
    る請求項1記載の制振装置。 3)外周部と底部とより成る容器内に該容器の外殻と相
    似形の複数の内殻が同心的に設けられた構成を有してい
    る請求項1記載の制振装置。
JP13036989A 1989-05-24 1989-05-24 制振装置 Pending JPH02309035A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100668143B1 (ko) * 2005-05-02 2007-01-11 (주)우남마린 잠수정
JP2008274960A (ja) * 1998-07-28 2008-11-13 Neg Micon As U字形状の振動減衰手段を有する風力タービンブレード
JP2010540854A (ja) * 2007-09-27 2010-12-24 ベルナルト・インジェニエーレ・ツェットテー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 液体式制振装置
CN106741764A (zh) * 2016-11-29 2017-05-31 中国船舶科学研究中心(中国船舶重工集团公司第七0二研究所) 一种载人潜水器纵倾调节用水银罐

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