JPS63270940A - 振動制御装置 - Google Patents
振動制御装置Info
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- JPS63270940A JPS63270940A JP62103770A JP10377087A JPS63270940A JP S63270940 A JPS63270940 A JP S63270940A JP 62103770 A JP62103770 A JP 62103770A JP 10377087 A JP10377087 A JP 10377087A JP S63270940 A JPS63270940 A JP S63270940A
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04H—BUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
- E04H9/00—Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
- E04H9/02—Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate withstanding earthquake or sinking of ground
- E04H9/021—Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings
- E04H9/0215—Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings involving active or passive dynamic mass damping systems
Landscapes
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- Emergency Management (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、物体に配設しておくことにより、その物体が
振動を生じた場合に、この振動を抑制する振動制御装置
に係り、例えば、地震や風等によって建築・土木構造物
に励起される振動を抑制するようにした振動制御装置に
関するものである。
振動を生じた場合に、この振動を抑制する振動制御装置
に係り、例えば、地震や風等によって建築・土木構造物
に励起される振動を抑制するようにした振動制御装置に
関するものである。
「従来の技術」
近年の建築・土木構造物は、高強度材料の開発、工作技
術の進歩、並びに電算機による構造解析技術の発展等の
要因により、大型化、形式の多様化、軽量化が為される
と共に、外力に対してフレキシビリティに富んだ構造と
なっている。そして、このように軽量で柔軟な構造物に
おいては、その固有振動数が低く、内部の振動減衰も小
さくなる傾向があるため、地震や風等の外力の影響によ
り予期し得ない種々の振動が発生する可能性がある。
術の進歩、並びに電算機による構造解析技術の発展等の
要因により、大型化、形式の多様化、軽量化が為される
と共に、外力に対してフレキシビリティに富んだ構造と
なっている。そして、このように軽量で柔軟な構造物に
おいては、その固有振動数が低く、内部の振動減衰も小
さくなる傾向があるため、地震や風等の外力の影響によ
り予期し得ない種々の振動が発生する可能性がある。
特に、前述の如く、構造物の大型化に伴って、外力によ
って励起される振動の振幅ら大きくなるため、この振動
が構造物内部に居住する人間に不必要な不安感を与える
と共に、構造物の躯体に許容範囲以上の応力を付与する
恐れすらあった。
って励起される振動の振幅ら大きくなるため、この振動
が構造物内部に居住する人間に不必要な不安感を与える
と共に、構造物の躯体に許容範囲以上の応力を付与する
恐れすらあった。
そこで、本願発明者は、特願昭60−241045号明
細書において、構造物の所定の位置に、この構造物の固
有の振動周期と同一の周期で、しかも所要の位相差を伴
って振動する液体を貯留する貯留タンクを設け、この液
体の振動によって前記構造物の振動を抑制することので
きる振動制御装置を提案し、前述の問題を解消している
。
細書において、構造物の所定の位置に、この構造物の固
有の振動周期と同一の周期で、しかも所要の位相差を伴
って振動する液体を貯留する貯留タンクを設け、この液
体の振動によって前記構造物の振動を抑制することので
きる振動制御装置を提案し、前述の問題を解消している
。
前述の明細書において示した振動制御装置の一実施例は
、構造物の屋上に筒形の貯留タンクを設け、この貯留タ
ンクに液体を貯留したような構造であった。
、構造物の屋上に筒形の貯留タンクを設け、この貯留タ
ンクに液体を貯留したような構造であった。
「発明が解決しようとする問題点」
ところで、前記貯留タンクに貯留する液体の有効質量は
、振動制御装置の制振効果と構造物の構造設計との兼合
いから、構造物の質量の1150〜1/200であるこ
とが好ましい。しかし、このような規模の振動制御装置
を構造物に設置する作業は大掛かりとなり工費が嵩むこ
と、また、設置個所ら屋上等広大なスペースを確保しな
ければならず、設置される場所が限定されてしまうこと
、そのため、既設の建築物に設置することができない場
合があること、さらに、貯留タンク内へ液体を貯留する
作業が容易ではないこと、等の問題点があった。
、振動制御装置の制振効果と構造物の構造設計との兼合
いから、構造物の質量の1150〜1/200であるこ
とが好ましい。しかし、このような規模の振動制御装置
を構造物に設置する作業は大掛かりとなり工費が嵩むこ
と、また、設置個所ら屋上等広大なスペースを確保しな
ければならず、設置される場所が限定されてしまうこと
、そのため、既設の建築物に設置することができない場
合があること、さらに、貯留タンク内へ液体を貯留する
作業が容易ではないこと、等の問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、大掛
かりな工事を必要とせず、設置する場所が限定されるこ
となく、既設の建築物にも設置することができ、貯留タ
ンク内への液、体の注入を容易に行うことができる振動
制御装置を提供することを目的としている。
かりな工事を必要とせず、設置する場所が限定されるこ
となく、既設の建築物にも設置することができ、貯留タ
ンク内への液、体の注入を容易に行うことができる振動
制御装置を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」
第1の発明は、物体に該物体固有の振動周期と同一の振
動周期となる液体を貯留したタンクを配置することによ
り、前記物体の振動を抑制する振動制御装置であって、
前記貯留タンクにその内部を上下方向に分割する少なく
とも1枚の隔壁を設けることにより複数の貯留室を形成
するとともに、前記貯留タンクの上部には注入口と排出
口とを形成し、前記貯留タンクの内部には前記注入口及
び排出口から隔壁を貫通して貯留タンクの底部に達する
連通管を設け、この連通管には各貯留室内の上部におい
て開口部を形成することにより、問題点を解決している
。
動周期となる液体を貯留したタンクを配置することによ
り、前記物体の振動を抑制する振動制御装置であって、
前記貯留タンクにその内部を上下方向に分割する少なく
とも1枚の隔壁を設けることにより複数の貯留室を形成
するとともに、前記貯留タンクの上部には注入口と排出
口とを形成し、前記貯留タンクの内部には前記注入口及
び排出口から隔壁を貫通して貯留タンクの底部に達する
連通管を設け、この連通管には各貯留室内の上部におい
て開口部を形成することにより、問題点を解決している
。
この場合、前記連通管が各貯留室毎に上方の貯留室の隔
壁と一定の隙間をもって離間していること、前記貯留室
がさらに複数の貯留部に分割されており、これら複数の
貯留部は底部が互いに連通されているとともに、前記貯
留部のうち1個はその上部が連通管を介して前記注入口
に連通されており、また前記貯留部の他の1gはその上
部が連通管を介して前記排出口に連通されていること、
前記貯留室内を比重の異なる複数種類の液体によって満
たしたこと、前記各貯留室の天井部分には前記注入口お
よび排出口に向かって所定の傾斜面が形成されているこ
とが望ましい。
壁と一定の隙間をもって離間していること、前記貯留室
がさらに複数の貯留部に分割されており、これら複数の
貯留部は底部が互いに連通されているとともに、前記貯
留部のうち1個はその上部が連通管を介して前記注入口
に連通されており、また前記貯留部の他の1gはその上
部が連通管を介して前記排出口に連通されていること、
前記貯留室内を比重の異なる複数種類の液体によって満
たしたこと、前記各貯留室の天井部分には前記注入口お
よび排出口に向かって所定の傾斜面が形成されているこ
とが望ましい。
また、第2の発明は、物体に該物体固有の振動周期と同
一の振動周期となる液体を貯留するタンクを配設するこ
とにより、前記物体の振動を抑制する振動制御装置であ
って、貯留タンクにその内部を上下方向に分割する少な
くと61枚の隔壁を設けることにより複数の貯留室を形
成するとともに、前記貯留タンクの上部には注入口と排
出口とを形成し、前記貯留タンクの内部には前記注入口
及び排出口から隔壁を貫通して貯留タンクの底部に達す
る連通管を設け、この連通管には各貯留室の上部に開口
部を形成し、さらに前記連通管内には伸縮性の袋を配設
するとともに、その内部に流体を注入することにより、
前記開口部を閉塞することができるようにして、前記問
題点を解決している。
一の振動周期となる液体を貯留するタンクを配設するこ
とにより、前記物体の振動を抑制する振動制御装置であ
って、貯留タンクにその内部を上下方向に分割する少な
くと61枚の隔壁を設けることにより複数の貯留室を形
成するとともに、前記貯留タンクの上部には注入口と排
出口とを形成し、前記貯留タンクの内部には前記注入口
及び排出口から隔壁を貫通して貯留タンクの底部に達す
る連通管を設け、この連通管には各貯留室の上部に開口
部を形成し、さらに前記連通管内には伸縮性の袋を配設
するとともに、その内部に流体を注入することにより、
前記開口部を閉塞することができるようにして、前記問
題点を解決している。
「作用」
前記、第1の発明は、貯留タンク内へ注入口から所定量
の液体を注入した後、前記貯留タンクをフラットな床上
に一度横に倒すことにより、連通管を通じて各貯留室内
へ液体が流入及び流出し、この状態でしばらく放置して
おくことにより、各貯留室内の各液面は同一レベルとな
る。そして、各貯留室内の各液レベルが同一の状態とに
なった後には、貯留タンクを元の状態に立てることによ
り、各貯留室内には同一レベルの液体が貯留される。そ
して、貯留タンク内へ貯留された液体は、貯留タンクを
配設する物体の振動周期と同一周期で、かつ所定の位相
がずれたタイミングで振動(スロッシング)を生じて建
造物の振動を抑制する。
の液体を注入した後、前記貯留タンクをフラットな床上
に一度横に倒すことにより、連通管を通じて各貯留室内
へ液体が流入及び流出し、この状態でしばらく放置して
おくことにより、各貯留室内の各液面は同一レベルとな
る。そして、各貯留室内の各液レベルが同一の状態とに
なった後には、貯留タンクを元の状態に立てることによ
り、各貯留室内には同一レベルの液体が貯留される。そ
して、貯留タンク内へ貯留された液体は、貯留タンクを
配設する物体の振動周期と同一周期で、かつ所定の位相
がずれたタイミングで振動(スロッシング)を生じて建
造物の振動を抑制する。
また、第2の発明は、同一レベルの液体量にした後、貯
留タンクの連通管内へ伸縮性のある袋を配設するととも
に、その内部へ流体を充填することにより、連通管内で
袋が膨張し、連通管に形成された開口部を閉塞すること
ができる。
留タンクの連通管内へ伸縮性のある袋を配設するととも
に、その内部へ流体を充填することにより、連通管内で
袋が膨張し、連通管に形成された開口部を閉塞すること
ができる。
「実施例」
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。以下
に示す実施例は、本発明の振動制御装置を建築物に適用
した場合を示すものであり、第1図ないし第6図は本発
明の第1の実施例を、第7図ないし第12図は本発明の
第2の実施例を、第17図ないし第19図は本発明の第
3の実施例を示すものである。
に示す実施例は、本発明の振動制御装置を建築物に適用
した場合を示すものであり、第1図ないし第6図は本発
明の第1の実施例を、第7図ないし第12図は本発明の
第2の実施例を、第17図ないし第19図は本発明の第
3の実施例を示すものである。
まず、第1図ないし第6図を用いて本発明の振動制御装
置の第1の実施例を説明する。図中符号lは貯留タンク
であり、貯留タンクIは円筒状に形成された側板2と、
その上部に固定された天井板3および底部に固定された
底板4とからなっている。そして、貯留タンク1には、
その内部を上下方向に6分割する隔壁5.5.・・・が
設けられており、これによって貯留室6,6.・・・が
形成されている。さらに、前記貯留タンクIの上部には
、180°離れた相対向する位置に注入ロアと排出口8
とが形成されている。また、隔壁5,5゜・・・には、
第3図(a)に示すように、前記注入ロア及び排出口8
の鉛直線上に貫通孔9,9.・・・が形成されていると
ともに、その上部には連通管10,10.・・・が固定
されている。そして、この場合連通管IOの上端部は、
各貯留室6,6゜・・・毎に隔壁5の底部と僅かに離間
することにより、開口部11が形成されている。
置の第1の実施例を説明する。図中符号lは貯留タンク
であり、貯留タンクIは円筒状に形成された側板2と、
その上部に固定された天井板3および底部に固定された
底板4とからなっている。そして、貯留タンク1には、
その内部を上下方向に6分割する隔壁5.5.・・・が
設けられており、これによって貯留室6,6.・・・が
形成されている。さらに、前記貯留タンクIの上部には
、180°離れた相対向する位置に注入ロアと排出口8
とが形成されている。また、隔壁5,5゜・・・には、
第3図(a)に示すように、前記注入ロア及び排出口8
の鉛直線上に貫通孔9,9.・・・が形成されていると
ともに、その上部には連通管10,10.・・・が固定
されている。そして、この場合連通管IOの上端部は、
各貯留室6,6゜・・・毎に隔壁5の底部と僅かに離間
することにより、開口部11が形成されている。
なお、前記注入ロアと排出口8は、全く同じ機能を有す
るものであり、符号7,8のどちらか一方を注入口また
は排出口とすればよい。そして、連通管IOは、第3図
(b)に示すように、注入ロア及び排出口8から隔壁5
.5.・・・を貫通させて底板4まで達する1本の連続
した管とし、隔壁5との貫通部の僅か下方に所定形状の
開口部11を設けるようにしてもよい。さらに、前記注
入ロアと排出口8との配設位置は、前記実施例に示した
ように、180°離れた相対向する位置に限定されるこ
となく、天井板3の任意の位置に設定することができろ
。また、各貯留室6,6.・・には、側壁2と隔壁5と
の間に補強リブ12.12.・・か取り付けられ、これ
によって貯留タンクlの剛性を向上させるとと乙に、流
体の回転運動を阻止するような構造となっている。
るものであり、符号7,8のどちらか一方を注入口また
は排出口とすればよい。そして、連通管IOは、第3図
(b)に示すように、注入ロア及び排出口8から隔壁5
.5.・・・を貫通させて底板4まで達する1本の連続
した管とし、隔壁5との貫通部の僅か下方に所定形状の
開口部11を設けるようにしてもよい。さらに、前記注
入ロアと排出口8との配設位置は、前記実施例に示した
ように、180°離れた相対向する位置に限定されるこ
となく、天井板3の任意の位置に設定することができろ
。また、各貯留室6,6.・・には、側壁2と隔壁5と
の間に補強リブ12.12.・・か取り付けられ、これ
によって貯留タンクlの剛性を向上させるとと乙に、流
体の回転運動を阻止するような構造となっている。
前記、貯留室6,6.・・・内には、所定量(高さり、
半径R)の液体W、即ち、物体固育の振動周期と同一の
振動周期となる量の液体Wを貯留したものとなっている
。本実施例において、貯留タンクlの外径寸法は、φ4
50mmX 500mm程度とされており、各貯留室6
の高さはH=78mm程度に設定されたしのとなってい
る。
半径R)の液体W、即ち、物体固育の振動周期と同一の
振動周期となる量の液体Wを貯留したものとなっている
。本実施例において、貯留タンクlの外径寸法は、φ4
50mmX 500mm程度とされており、各貯留室6
の高さはH=78mm程度に設定されたしのとなってい
る。
ここで、前記のように構成された本発明に係る振動制御
装置の作用を、貯留タンク内への液体の注入方法ととも
に説明する。
装置の作用を、貯留タンク内への液体の注入方法ととも
に説明する。
まず、注入ロアから所定量(振動制御装置を載置する建
築物の固有振動周期と同一の振動周期となる量)の液体
Wを注入することにより、液体Wは貯留タンクlの任意
の部屋に溜まる。つぎに、前記注入ロア及び排出口8を
閉塞した後、貯留タンク1を水平な床面上で、側板2が
水平となるようにね夙せることにより、貯留タンク1内
部の液体Wは連通管IO及び貫通孔9を通って、各貯留
室6.6.・・・内へ流入及び流出する。その際、注水
ロア側もしくは排出口8側の連通管の内、少なくとも一
方の連通管IOが水面下となるように配置しておく。そ
して、一定時間放置して貯留タンク内の水面が水平状態
となった後には、再び貯留タンクIをもとの状態(第1
図に示す状態)に立てることにより、各貯留室6,6.
・・・内で液体Wが各室同一レベルの所定高さhの液面
となる。
築物の固有振動周期と同一の振動周期となる量)の液体
Wを注入することにより、液体Wは貯留タンクlの任意
の部屋に溜まる。つぎに、前記注入ロア及び排出口8を
閉塞した後、貯留タンク1を水平な床面上で、側板2が
水平となるようにね夙せることにより、貯留タンク1内
部の液体Wは連通管IO及び貫通孔9を通って、各貯留
室6.6.・・・内へ流入及び流出する。その際、注水
ロア側もしくは排出口8側の連通管の内、少なくとも一
方の連通管IOが水面下となるように配置しておく。そ
して、一定時間放置して貯留タンク内の水面が水平状態
となった後には、再び貯留タンクIをもとの状態(第1
図に示す状態)に立てることにより、各貯留室6,6.
・・・内で液体Wが各室同一レベルの所定高さhの液面
となる。
なお、前記実施例においては、貯留室6内へ一種類の液
体Wを入れ、各貯留室6内を液体Wと空気層との2層状
態としているが、これに限られることなく、貯留タンク
l内を比重の異なる複数種類の液体によって満たすよう
にしてもよい。この場合、前記貯留タンクlの天井板3
及び隔壁5゜5、・・・には、その底面側に注入ロアも
しくは排出口8に向って傾斜面を形成することによって
、貯留室6.・6.・・・内の気泡が完全に流出するよ
うな構造としておく。
体Wを入れ、各貯留室6内を液体Wと空気層との2層状
態としているが、これに限られることなく、貯留タンク
l内を比重の異なる複数種類の液体によって満たすよう
にしてもよい。この場合、前記貯留タンクlの天井板3
及び隔壁5゜5、・・・には、その底面側に注入ロアも
しくは排出口8に向って傾斜面を形成することによって
、貯留室6.・6.・・・内の気泡が完全に流出するよ
うな構造としておく。
ここで、第4図ないし第6図を用いて前記構造の隔壁の
一例を示すと、図において隔壁5の底面側には、中央に
向って傾斜する傾斜面3a、3aが形成されているとと
もに、傾斜面3a、3aが接する隔壁5の中央部には、
さらに両側の注入ロア及び排出口8に向って傾斜する溝
3 b、 3 bが形成されたものとなっている。なお
、この傾斜面は前記実施例に限られることなく、気泡が
注入ロアもしくは排出口8へ向って容易に流出するよう
なものであればどんなものでもよい。
一例を示すと、図において隔壁5の底面側には、中央に
向って傾斜する傾斜面3a、3aが形成されているとと
もに、傾斜面3a、3aが接する隔壁5の中央部には、
さらに両側の注入ロア及び排出口8に向って傾斜する溝
3 b、 3 bが形成されたものとなっている。なお
、この傾斜面は前記実施例に限られることなく、気泡が
注入ロアもしくは排出口8へ向って容易に流出するよう
なものであればどんなものでもよい。
つぎに、第7図ないし第12図を用いて本発明の第2の
実施例について説明する。この実施例において、前記第
1の実施例に示す構成要素と同一の要素については同一
符号を付して、その説明を省略する。
実施例について説明する。この実施例において、前記第
1の実施例に示す構成要素と同一の要素については同一
符号を付して、その説明を省略する。
貯留タンクlは、水平断面が正方形に形成された筒状の
側板2と、その上部に固定された天井板3および底部に
固定された底板4とからなっている。そして、本実施例
においては、貯留タンク1の内部が、16枚の平行な隔
壁5,5.・・・によって上下方向に17分割されるこ
とによって、貯留室6,6.・・・が形成されている。
側板2と、その上部に固定された天井板3および底部に
固定された底板4とからなっている。そして、本実施例
においては、貯留タンク1の内部が、16枚の平行な隔
壁5,5.・・・によって上下方向に17分割されるこ
とによって、貯留室6,6.・・・が形成されている。
また、これら貯留室6.6.・・・の内部は、同じ半径
Rを有する円筒状の側板2 a、 2 b、 2 c、
2 dで、さらに区画されることによって貯留部6
a、 6 b、 6 c、 6 dが形成さており、側
板2及び側板2 a、 2 b、 2 c、 2 dが
互いに接触する部分は、液体が通過しないように密着状
態とされている。
Rを有する円筒状の側板2 a、 2 b、 2 c、
2 dで、さらに区画されることによって貯留部6
a、 6 b、 6 c、 6 dが形成さており、側
板2及び側板2 a、 2 b、 2 c、 2 dが
互いに接触する部分は、液体が通過しないように密着状
態とされている。
また、前記貯留タンク1の上部には、貯留部6a、6c
の中心を結ぶ対角線上の角部に注入ロアと排出口8とが
形成されており、隔壁5.5.・・・には、前記第1の
実施例と同様、第3図(a) 、 (b)に示すような
、注入ロア及び排出口8の鉛直線上に貫通孔9.9.・
・・が形成されているとともに、その上部には連通管t
o、10.・・・が固定されている。そして、この場合
連通管lOの上端部は隔壁5の底部と僅かに離間するこ
とにより、開口部IIが形成されている。なお、前記注
入ロアと排出口8とは、限定される乙のではなく、符号
7゜8のどちらか一方を注入口または排出口とすればよ
い。また、連通管toは、第3図(b)に示すように、
注入ロア及び排出口8から隔壁5,5.・・・を貫通さ
せて底板4まで達する1本の連続した管とし、隔壁5と
の貫通部の僅か下方に開口部11を設けるようにしても
よい。
の中心を結ぶ対角線上の角部に注入ロアと排出口8とが
形成されており、隔壁5.5.・・・には、前記第1の
実施例と同様、第3図(a) 、 (b)に示すような
、注入ロア及び排出口8の鉛直線上に貫通孔9.9.・
・・が形成されているとともに、その上部には連通管t
o、10.・・・が固定されている。そして、この場合
連通管lOの上端部は隔壁5の底部と僅かに離間するこ
とにより、開口部IIが形成されている。なお、前記注
入ロアと排出口8とは、限定される乙のではなく、符号
7゜8のどちらか一方を注入口または排出口とすればよ
い。また、連通管toは、第3図(b)に示すように、
注入ロア及び排出口8から隔壁5,5.・・・を貫通さ
せて底板4まで達する1本の連続した管とし、隔壁5と
の貫通部の僅か下方に開口部11を設けるようにしても
よい。
前記注入ロアと連通する連通管10は、隔壁5゜5、・
・・と側板2および側板2 a、 2 a、・・・とに
よって区画された略三角柱の空間6 c、 6 e、・
・・内を貫通して位置することになるととらに、排出口
8と連通する連通管10は、隔壁5.5.・・・と側板
2および側板2 c、 2 c、・・・とによって区画
される略三角形の空間6 f、 6 f、・・・内を貫
通して位置することになる。
・・と側板2および側板2 a、 2 a、・・・とに
よって区画された略三角柱の空間6 c、 6 e、・
・・内を貫通して位置することになるととらに、排出口
8と連通する連通管10は、隔壁5.5.・・・と側板
2および側板2 c、 2 c、・・・とによって区画
される略三角形の空間6 f、 6 f、・・・内を貫
通して位置することになる。
そして、第8図、第10図に示すように、側板2aには
、その上部に空間6eと貯留部6aとを連通させる円弧
状の切欠部13aが形成されており、側板2cには、そ
の上部に空間6rと貯留部6Cとを連通させる円弧状の
切欠部13bが形成されている。さらに、側板2 a、
2 b、 2 c、 2 dには、第9図、第1θ図
に示すように、その底部に円弧状の切欠部13c、l
3c、13c、13cが形成されることによって、上下
方向の隔壁5,5.・・・と側板2 a、 2 b、
2 c、 2 dとによって区画される星形の空間6g
を貯留部6 a、 6 b、 6 c、 6 dと連通
させるようになっている。また、各貯留室6,6.・・
・の各貯留部6 a、 6 b、 6 c、 6 dに
は、所定量(高さり、半径R)の液体が貯留された構成
なっている。
、その上部に空間6eと貯留部6aとを連通させる円弧
状の切欠部13aが形成されており、側板2cには、そ
の上部に空間6rと貯留部6Cとを連通させる円弧状の
切欠部13bが形成されている。さらに、側板2 a、
2 b、 2 c、 2 dには、第9図、第1θ図
に示すように、その底部に円弧状の切欠部13c、l
3c、13c、13cが形成されることによって、上下
方向の隔壁5,5.・・・と側板2 a、 2 b、
2 c、 2 dとによって区画される星形の空間6g
を貯留部6 a、 6 b、 6 c、 6 dと連通
させるようになっている。また、各貯留室6,6.・・
・の各貯留部6 a、 6 b、 6 c、 6 dに
は、所定量(高さり、半径R)の液体が貯留された構成
なっている。
なお、本実施例においては、貯留タンクlの外径寸法は
口400mmX 500mm程度の形状となっている。
口400mmX 500mm程度の形状となっている。
つぎに、前記のように構成された本発明に係る振動制御
装置の作用を、貯留タンク内への液体の注入方法ととも
に説明する。
装置の作用を、貯留タンク内への液体の注入方法ととも
に説明する。
まず、注入ロアから所定量(振動制御装置を載置する建
築物の固有振動周期と同一の振動周期となる量)の液体
を注入することにより、液体は貯留タンク1の底部に溜
まる。つぎに、前記注入ロア及び排出口8を閉塞した後
、第11図に示すように、貯留タンク1を水平な床面上
に、側板2が水平となるようにねか仕ることにより、貯
留タンク1内部の液体は連通管IO及び貫通孔9を通り
、さらに、空間6e(又は6f)から切欠部13a(又
は13b)を通って各貯留室6 a、 6 a、・・・
及び6b。
築物の固有振動周期と同一の振動周期となる量)の液体
を注入することにより、液体は貯留タンク1の底部に溜
まる。つぎに、前記注入ロア及び排出口8を閉塞した後
、第11図に示すように、貯留タンク1を水平な床面上
に、側板2が水平となるようにねか仕ることにより、貯
留タンク1内部の液体は連通管IO及び貫通孔9を通り
、さらに、空間6e(又は6f)から切欠部13a(又
は13b)を通って各貯留室6 a、 6 a、・・・
及び6b。
6b、・・・内へ流入する。その際、少なくとも一方の
連通管(本実施例の場合には、注入ロア側)が水面下と
なっている。そして、貯留タンクl内の水面が水平状態
となった後には、再び貯留タンクIをもとの状態に立て
ることにより、第12図に示すように、貯留部6 a、
6 bから空間6gを経て貯留室6 c、 6 d側
へ液体が流れ、第7図に示すように、貯留部6 a、
6 b、 6 c、 6 dの液体が全ての貯留室6,
6.・・・でほぼ同じ高さhの液面となる。
連通管(本実施例の場合には、注入ロア側)が水面下と
なっている。そして、貯留タンクl内の水面が水平状態
となった後には、再び貯留タンクIをもとの状態に立て
ることにより、第12図に示すように、貯留部6 a、
6 bから空間6gを経て貯留室6 c、 6 d側
へ液体が流れ、第7図に示すように、貯留部6 a、
6 b、 6 c、 6 dの液体が全ての貯留室6,
6.・・・でほぼ同じ高さhの液面となる。
このように、本実施例においても、貯留タンク1内へ液
体を注入し、貯留タンクを一度わかせた後、再びもとの
状態に立てることにより、簡単に各貯留部68〜6dの
液面を均一な状態とすることができる。
体を注入し、貯留タンクを一度わかせた後、再びもとの
状態に立てることにより、簡単に各貯留部68〜6dの
液面を均一な状態とすることができる。
なお、この第2の実施例においてら、前記第1の実施例
と同様に、貯留タンクl内を比重の異なる複数種類の液
体によって満たすようにしてもよいとともに、前記貯留
タンク1の天井板3及び隔壁5,5.・・・には、その
底面側に注入ロアもしくは排出口8に向って傾斜面を形
成することによって、貯留室6,6.・・・内の気泡が
完全に流出するような構造としておく。
と同様に、貯留タンクl内を比重の異なる複数種類の液
体によって満たすようにしてもよいとともに、前記貯留
タンク1の天井板3及び隔壁5,5.・・・には、その
底面側に注入ロアもしくは排出口8に向って傾斜面を形
成することによって、貯留室6,6.・・・内の気泡が
完全に流出するような構造としておく。
上述したような構成および作用を有する本発明に係る振
動制御装置は、建築物が完成した後に、空の状態で建物
内(例えば屋上等)に人が運び込んで利用されていない
任意の空間に配置すればよく、さらに、貯留タンク■を
設置した後に建造物の振動周期と同一の振動周期となる
如き条件で、液体Wを前述したような方法を用いて、貯
留タンクl内へ貯留することにより(1個の貯留タンク
で液体の量Wがまかなえない場合には、貯留タンクlの
数を所定の数だけ増やすことにより)、容易に建築物内
に設置することができる。
動制御装置は、建築物が完成した後に、空の状態で建物
内(例えば屋上等)に人が運び込んで利用されていない
任意の空間に配置すればよく、さらに、貯留タンク■を
設置した後に建造物の振動周期と同一の振動周期となる
如き条件で、液体Wを前述したような方法を用いて、貯
留タンクl内へ貯留することにより(1個の貯留タンク
で液体の量Wがまかなえない場合には、貯留タンクlの
数を所定の数だけ増やすことにより)、容易に建築物内
に設置することができる。
ここで、前記構成の振動制御装置の振動特性を、第13
図に示すような振動モデルに置き換えることにより解析
するとともに、振動制御装置の貯留室や貯留部の形状及
びその内部に貯留する液体の貯留量を設定する方法につ
いて、簡単に説明することにする。
図に示すような振動モデルに置き換えることにより解析
するとともに、振動制御装置の貯留室や貯留部の形状及
びその内部に貯留する液体の貯留量を設定する方法につ
いて、簡単に説明することにする。
第13図に示す振動モデルは、ばね定数■く。のばね1
4Aに質m M oの物体15Aを支持させるとともに
、減衰率り。のダッシュポット16Δを付加するように
した振動系A(建造物の振動モデル)と、ばね定数に1
のばねI 413に質m M 1の物体+5I3を支持
させるとともに、減衰率hlのダッンユボソl−I G
Bを付加するようにした振動系Bとを直列に接続する
ようにした振動系B (貯留タンク1内の液体の振動モ
デル)とから構成されている。
4Aに質m M oの物体15Aを支持させるとともに
、減衰率り。のダッシュポット16Δを付加するように
した振動系A(建造物の振動モデル)と、ばね定数に1
のばねI 413に質m M 1の物体+5I3を支持
させるとともに、減衰率hlのダッンユボソl−I G
Bを付加するようにした振動系Bとを直列に接続する
ようにした振動系B (貯留タンク1内の液体の振動モ
デル)とから構成されている。
そして、このような振動モデルにおいて物体14Aに加
わる外力によって振動系Aが振動を開始すると、振動系
Bは所定の位相差をもって振動を開始するから、振動系
A−Hの振動周期を一致させることにより、振動系Aの
振動を抑制ずろことができる。
わる外力によって振動系Aが振動を開始すると、振動系
Bは所定の位相差をもって振動を開始するから、振動系
A−Hの振動周期を一致させることにより、振動系Aの
振動を抑制ずろことができる。
そして、振動系の振動周期は、
で与えられ、また、建造物の振動周期′■゛。は、構造
設計上の見地から定められた質fmM。およびばね定数
に0により一義的に定まるから、貯留室6及び貯留部6
8〜6dに貯留された液体Wの振動周期TIを面記T
oと一致させるべく、貯留タンク1の寸法および容量を
設定して両者を一致させるようにしている。
設計上の見地から定められた質fmM。およびばね定数
に0により一義的に定まるから、貯留室6及び貯留部6
8〜6dに貯留された液体Wの振動周期TIを面記T
oと一致させるべく、貯留タンク1の寸法および容量を
設定して両者を一致させるようにしている。
すなわち、貯留タンク!内の貯留液の挙動に付いて成立
するハウスナ−(Housner)理論によれば、図示
例の如く、貯留タンクl内で移動可能な自由水の有効質
量(振動体として作用する質ffi)M、は、下記(2
)式により与えられる。
するハウスナ−(Housner)理論によれば、図示
例の如く、貯留タンクl内で移動可能な自由水の有効質
量(振動体として作用する質ffi)M、は、下記(2
)式により与えられる。
ただし、
h・・・・・・貯留室(又は貯留部)の底部から水面ま
での距離(貯留水の深さ) R・・・・・・貯留室(又は貯留部)の半径M・・・・
・・貯留室(又は貯留部)内に実際に貯留されている液
体の質量 また、上記貯留液Wの固有振動ω (いわゆるスロッシ
ングの固有振動数)は、下記の(3)式により与えられ
る。
での距離(貯留水の深さ) R・・・・・・貯留室(又は貯留部)の半径M・・・・
・・貯留室(又は貯留部)内に実際に貯留されている液
体の質量 また、上記貯留液Wの固有振動ω (いわゆるスロッシ
ングの固有振動数)は、下記の(3)式により与えられ
る。
さらに、上記固有振動数ωより、下記の(4)式に示す
如く振動周期T1が求められる。
如く振動周期T1が求められる。
2π
T、=□・・・・・・(4)式
なお、上記各パラメータに、例えば、
r(=22.5
h =1.5
M t= 0.24Kg (2式よりM、 =0.1
4Kg)を代入すると、T、=2.0 secとな
る。
4Kg)を代入すると、T、=2.0 secとな
る。
そして、上式にて得られる貯留タンク内の液体の振動周
期T、と建造物の振動周期T。との間に、T、=T、
・・・・・・・・・・・・(5)式が成立する如
く、貯留タンクlの貯留室6や貯留部6a〜6dの各寸
法および貯留量を設定する。
期T、と建造物の振動周期T。との間に、T、=T、
・・・・・・・・・・・・(5)式が成立する如
く、貯留タンクlの貯留室6や貯留部6a〜6dの各寸
法および貯留量を設定する。
なお、建造物の振動のシミュレーション結果を第14図
に、貯留タンクI内の液体の振動のシミュレーション結
果を第15図にそれぞれ示す。これら第14図および第
15図によれば、建造物および貯留液Wは、所定の位相
差をもって同一周期で振動し、このような振動において
は、貯留液Wの振動により生じた荷重が建造物に作用し
、第13図における振動系Bと同様に機能してその振動
を抑制する。
に、貯留タンクI内の液体の振動のシミュレーション結
果を第15図にそれぞれ示す。これら第14図および第
15図によれば、建造物および貯留液Wは、所定の位相
差をもって同一周期で振動し、このような振動において
は、貯留液Wの振動により生じた荷重が建造物に作用し
、第13図における振動系Bと同様に機能してその振動
を抑制する。
また、振動数の変化に対する振動抑制効果の変化のシミ
ュレーションの結果、第16図に示す如き特性が得られ
た。すなわち、図中破線で示す如く、固有振動数に近い
振動数で大きな振幅を有する建造物に貯留タンクlを設
けることにより、図中実線で示す如く振動を抑制するこ
とができる。
ュレーションの結果、第16図に示す如き特性が得られ
た。すなわち、図中破線で示す如く、固有振動数に近い
振動数で大きな振幅を有する建造物に貯留タンクlを設
けることにより、図中実線で示す如く振動を抑制するこ
とができる。
なお、 シミュレーションの結果、総計留液W(貯留室
や貯留部に貯留された液体Wの総和)の総有効質量M、
と建造物Iの質ff1M。との比率をMl/M、= 1
150〜1/200・・−−−−−・・=−(6)式に
設定した場合に有効に振動抑制効果を発揮することがで
きた。すなわち、有効質量が17200以下では十分な
制振効果が得られず、1150以上では、総計留液Wの
重量が建造物の構造設計上の影響が大きくなって、再度
建造物の構造設計を行う必要があるため、M、とM。と
の比率を上記(6)式の如く設定する必要が生ずるので
ある。
や貯留部に貯留された液体Wの総和)の総有効質量M、
と建造物Iの質ff1M。との比率をMl/M、= 1
150〜1/200・・−−−−−・・=−(6)式に
設定した場合に有効に振動抑制効果を発揮することがで
きた。すなわち、有効質量が17200以下では十分な
制振効果が得られず、1150以上では、総計留液Wの
重量が建造物の構造設計上の影響が大きくなって、再度
建造物の構造設計を行う必要があるため、M、とM。と
の比率を上記(6)式の如く設定する必要が生ずるので
ある。
さらに、種々の要因から、前記貯留タンク内の液体を固
定状@(密閉貯留タンクに稠密に充填された状態、たと
えば比重の異なる2種類の液体によって貯留タンクが満
たされた場合)とすることが必要な場合には、前記(2
)式に代えて、を採用し、この(2°)式で得られた結
果から貯留タンクの容積他、各種数値を決定すればよい
。
定状@(密閉貯留タンクに稠密に充填された状態、たと
えば比重の異なる2種類の液体によって貯留タンクが満
たされた場合)とすることが必要な場合には、前記(2
)式に代えて、を採用し、この(2°)式で得られた結
果から貯留タンクの容積他、各種数値を決定すればよい
。
なお、本発明は、貯留タンク1の内部を隔壁5゜5、・
・・によって上下複数段に仕切って貯留室6.6.・・
・及び貯留部6a〜6dを形成するようにしたものであ
るので、液体を何段貯留するかの調整により、貯留タン
ク1の振動周期(その半径Rおよび液の深さhにより定
まる)を変動さU−ろことなく有効質mを変化させて、
振動抑制能力を調整することができる。
・・によって上下複数段に仕切って貯留室6.6.・・
・及び貯留部6a〜6dを形成するようにしたものであ
るので、液体を何段貯留するかの調整により、貯留タン
ク1の振動周期(その半径Rおよび液の深さhにより定
まる)を変動さU−ろことなく有効質mを変化させて、
振動抑制能力を調整することができる。
このように、本発明の振動制御装置は、建築物の振動に
対して所定の位相差を有する同周期の振動が貯留タンク
1内の液体に生じて建造物の振動を抑制することができ
、その結果、主として地震に対する強度を高めるべく固
有振動数等を定めて構造設計されている建造物において
、地震の振動数と異なる振動を引き起こす風に対する振
動抑制効果を得ることができる。
対して所定の位相差を有する同周期の振動が貯留タンク
1内の液体に生じて建造物の振動を抑制することができ
、その結果、主として地震に対する強度を高めるべく固
有振動数等を定めて構造設計されている建造物において
、地震の振動数と異なる振動を引き起こす風に対する振
動抑制効果を得ることができる。
さらに、本発明の振動制御装置は、運搬可能な寸法に形
成された貯留タンク1に所定量の液体を注入するととも
に、これを一度横にわかせて、再び元の状態に立てるこ
とにより、各貯留室6,6゜・・・内に略同じ量の液体
を貯留することができるため、貯留タンクlを建築物に
設置するために、大掛かりな工事を必要とせず、設置す
る場所も特別に広大な場所を確保する必要もなく、使用
されていない空間を利用して必要な数の貯留タンクを配
置すればよく、設備費を大幅に低減することができる。
成された貯留タンク1に所定量の液体を注入するととも
に、これを一度横にわかせて、再び元の状態に立てるこ
とにより、各貯留室6,6゜・・・内に略同じ量の液体
を貯留することができるため、貯留タンクlを建築物に
設置するために、大掛かりな工事を必要とせず、設置す
る場所も特別に広大な場所を確保する必要もなく、使用
されていない空間を利用して必要な数の貯留タンクを配
置すればよく、設備費を大幅に低減することができる。
また、貯水タンクI内への給水が簡単であるとともに、
各貯留室6(又は貯留部6a〜6d)内の液面を容易に
均一な高さに設定及び管理することができるという優れ
た効果を有したものとなっている。また、貯留タンク1
の形状を適当な形状に設定することにより、椅子等の家
具を兼ねたものとすることもできる。
各貯留室6(又は貯留部6a〜6d)内の液面を容易に
均一な高さに設定及び管理することができるという優れ
た効果を有したものとなっている。また、貯留タンク1
の形状を適当な形状に設定することにより、椅子等の家
具を兼ねたものとすることもできる。
つぎに、第17図ないし第19図を用いて第3の実施例
を説明する。これらの図において、前記第1の実施例に
示した構成要素と同一の要素については、同一符号を付
してその説明を省略する。
を説明する。これらの図において、前記第1の実施例に
示した構成要素と同一の要素については、同一符号を付
してその説明を省略する。
前記第1の実施例に示したものと同様の貯留タンクlの
各貯留室6,6.・・・には、第1の実施例に示したよ
うな方法により、略同量の液体Wが貯留された状態とな
っている。そして、注入ロア及び排出口8に接続された
連通管IOの内部には、伸縮性のある袋20が配設され
ているとともに、その内部は液体又は気体等の流体が満
されており、袋20の上部には貯留タンク1の注入ロア
又は排出口8を塞ぐための栓の役目を兼ねた開閉自在な
流体の注入部21が取り付けられた構成となっている。
各貯留室6,6.・・・には、第1の実施例に示したよ
うな方法により、略同量の液体Wが貯留された状態とな
っている。そして、注入ロア及び排出口8に接続された
連通管IOの内部には、伸縮性のある袋20が配設され
ているとともに、その内部は液体又は気体等の流体が満
されており、袋20の上部には貯留タンク1の注入ロア
又は排出口8を塞ぐための栓の役目を兼ねた開閉自在な
流体の注入部21が取り付けられた構成となっている。
したがって、本実施例の振動制御装置は、伸縮性のある
袋20が連通管IOの内部で膨張した状態となっており
、第18図、第19図に示すように、連通管lOの開口
部11を閉塞し、貯留タンク1内部の液体Wが蒸発等に
よって減少するのを防止するとともに、貯留タンク1が
転倒したり、揺れたりした場合に、貯留室6内の液体が
連通管を通じて外部に流出したり、他の貯留室6内へ移
動したりして各貯留室6内の液量が変化するのを防止す
ることができる。また、前記第1の実施例に示した。振
動制御装置と同様の制振効果を奏することができるのは
勿論である。
袋20が連通管IOの内部で膨張した状態となっており
、第18図、第19図に示すように、連通管lOの開口
部11を閉塞し、貯留タンク1内部の液体Wが蒸発等に
よって減少するのを防止するとともに、貯留タンク1が
転倒したり、揺れたりした場合に、貯留室6内の液体が
連通管を通じて外部に流出したり、他の貯留室6内へ移
動したりして各貯留室6内の液量が変化するのを防止す
ることができる。また、前記第1の実施例に示した。振
動制御装置と同様の制振効果を奏することができるのは
勿論である。
また、この第3の実施例は、前記第2の実施例に示した
振動制御装置にも適用することができる。
振動制御装置にも適用することができる。
「発明の変形実施例」
(a) 貯留タンク及び貯留室(又は貯留部)の形状
および大きさは、前記各実施例に示したムのに限定され
ることなく、諸条件に応じて平面形状を三角形、四角形
、六角形、六角形、楕円形等に変更したり、貯留タンク
の内部を任意の階数に変更したり隔壁を曲線板としたり
、隔壁に凹凸をつけたりできるのは勿論である。この場
合、ハウスナーの理論をそれぞれ応用し、その形状に応
じた式に基づいて振動周期および有効質量を設定をすれ
ばよい。
および大きさは、前記各実施例に示したムのに限定され
ることなく、諸条件に応じて平面形状を三角形、四角形
、六角形、六角形、楕円形等に変更したり、貯留タンク
の内部を任意の階数に変更したり隔壁を曲線板としたり
、隔壁に凹凸をつけたりできるのは勿論である。この場
合、ハウスナーの理論をそれぞれ応用し、その形状に応
じた式に基づいて振動周期および有効質量を設定をすれ
ばよい。
(b) 前記タンクには、必要に応じて、所定の有効
質量とする如く液量を増加させるようにしてもよい。
質量とする如く液量を増加させるようにしてもよい。
(c) タンクに貯留する液体には、一般に水が使用
されるが、粘性係数が水と異なる液体を使用することに
より、また、タンク内に仕切り板等を適切に配置するこ
とによって消波することにより、粘性抵抗に起因する振
動減衰率を調整することもできる。
されるが、粘性係数が水と異なる液体を使用することに
より、また、タンク内に仕切り板等を適切に配置するこ
とによって消波することにより、粘性抵抗に起因する振
動減衰率を調整することもできる。
(d) 前記実施例においては、本発明を建築構造物
に適用した場合を示したが、これに限定されることなく
、振動を生じる虞のある物体(例えば、車、電車、船、
飛行機等の移動する物体、又はモータやタービン等の駆
動装置)であればなんにでも適用することもできる。
に適用した場合を示したが、これに限定されることなく
、振動を生じる虞のある物体(例えば、車、電車、船、
飛行機等の移動する物体、又はモータやタービン等の駆
動装置)であればなんにでも適用することもできる。
「発明の効果」
以上の説明で明らかなように、本発明は貯留タンクにそ
の内部を上下方向に分割する少なくとも1枚の隔壁を設
けることにより複数の貯留室を形成するとともに、前記
貯留タンクの上部には注入口と排出口とを形成し、前記
貯留タンクの内部には前記注入口及び排出口から隔壁を
貫通して貯留タンクの底部に達する連通管を設け、この
連通管には各貯留室の上部に開口部を形成し、さらに、
貯留タンクの内部には物体固有の振動周期と同一の振動
周期となる液体を貯留したものであるから、建造物の振
動に対して所定の位相差を有する同周期の振動が前記制
振タンク内の液体に生じて建造物の振動を抑制すること
ができ、そのため、主として地震に対する強度を高める
べく固有振動数等を定めて構造膜゛計されている建造物
において、地震の振動数と異なる振動を引き起こす風に
対する振動抑制効果を得ることができる。さらに、貯留
タンクは容易に運搬することができるため、設置する際
に大掛かりな工事を必要とせず、設置する場所も特別に
広大な場所を確保する必要もなく、使用されていない空
間に必要な数だけ置けばよく、設備費を大幅に低減する
ことができる。また、貯水タンク内に簡単に給水するこ
とができるとともに、各貯留室もしくは貯留部内の液面
を容易に均一な高さにすることができるという優れた効
果を奏する。
の内部を上下方向に分割する少なくとも1枚の隔壁を設
けることにより複数の貯留室を形成するとともに、前記
貯留タンクの上部には注入口と排出口とを形成し、前記
貯留タンクの内部には前記注入口及び排出口から隔壁を
貫通して貯留タンクの底部に達する連通管を設け、この
連通管には各貯留室の上部に開口部を形成し、さらに、
貯留タンクの内部には物体固有の振動周期と同一の振動
周期となる液体を貯留したものであるから、建造物の振
動に対して所定の位相差を有する同周期の振動が前記制
振タンク内の液体に生じて建造物の振動を抑制すること
ができ、そのため、主として地震に対する強度を高める
べく固有振動数等を定めて構造膜゛計されている建造物
において、地震の振動数と異なる振動を引き起こす風に
対する振動抑制効果を得ることができる。さらに、貯留
タンクは容易に運搬することができるため、設置する際
に大掛かりな工事を必要とせず、設置する場所も特別に
広大な場所を確保する必要もなく、使用されていない空
間に必要な数だけ置けばよく、設備費を大幅に低減する
ことができる。また、貯水タンク内に簡単に給水するこ
とができるとともに、各貯留室もしくは貯留部内の液面
を容易に均一な高さにすることができるという優れた効
果を奏する。
また、前記連通管の内部へ伸縮性のある袋を配設し、そ
の内部へ流体を充填することにより、前記袋を膨張させ
、前記連通管に形成された開口部を閉塞させることによ
り、貯留室内の液体が蒸発したり、他の貯留室へ流出し
たりして貯留量が変化するのを防止することができる。
の内部へ流体を充填することにより、前記袋を膨張させ
、前記連通管に形成された開口部を閉塞させることによ
り、貯留室内の液体が蒸発したり、他の貯留室へ流出し
たりして貯留量が変化するのを防止することができる。
第1図ないし第6図は本発明の第1の実施例を示すもの
で、第1図は本発明の振動制御装置の貯留タンクの断面
をした正面図、第2図は貯留タンクの平面図、第3図(
a)は各貯留室内の連通管を隔壁の底部と僅かに離間し
た状態の連通管の一部分を拡′大した断面図、第3図(
b)は各貯留室を貫通する連通管の一部分を拡大した断
面図、第4図は空気抜きのために底部に傾斜面が形成さ
れた天井板および隔壁の平面図、第5図は第4図の■−
■断面図、第6図は第4図の■−■断面図、第7図ない
し第12図は本発明の第2の実施例を示すものであり、
第7図は本発明の振動制御装置の貯留タンクを一部断面
をした正面図、第8図は第7図の貯留室の上部付近の平
断面図、第9図は第7図の貯留室の底部付近の平断面図
、第10図は一部分の貯留室の側面図、第11図、第1
2図は貯留タンク内の貯留部へ液体を均一に貯留する方
法を説明するための図であり、第1f図は貯留タンクを
水平な床面にねかせた状態の貯留タンクの正面図、第1
2図は貯留タンクを再び立てた状態の貯留タンクの平面
図、第13図は振動モデルの正面図、第14図は建造物
の振動減衰情況を示す図表、第15図は貯留タンク内の
貯留水の振動減衰情況を示す図表、第16図は振動m1
)御装置を設置した場合と設置していない場合とにおけ
る建造物の振動特性を示す図表、第17図ないし第19
図は本発明の第3実施例を示すものであり、第17図は
本発明の振動制御装置の貯留タンクの断面をした正面図
、第18図は各貯留室の連通管の上部が隔壁と離間した
状態の連通管内に設置された伸縮性の袋の一部分を示す
側断面図、第19図は各貯留室を貫通して設けられた連
通管内に設置された伸縮性の袋の一部分を示す側断面図
である。 1・・・・・・貯留タンク、2・・・・・・側板、3・
・・・・・天井板、3a・・・・・・傾斜面、3b・・
・・・・溝、4・・・・・・底板、5・・・・・・隔壁
、6・・・・・・貯留室、6a〜6d・・・・・・貯留
部、7・・・・・・注入口、8・・・・・・ 排出口、
9・・・・・・貫通孔、IO・・・・・連通管、11・
・・・・・開口部、20・・・・・・伸縮性のある袋。
で、第1図は本発明の振動制御装置の貯留タンクの断面
をした正面図、第2図は貯留タンクの平面図、第3図(
a)は各貯留室内の連通管を隔壁の底部と僅かに離間し
た状態の連通管の一部分を拡′大した断面図、第3図(
b)は各貯留室を貫通する連通管の一部分を拡大した断
面図、第4図は空気抜きのために底部に傾斜面が形成さ
れた天井板および隔壁の平面図、第5図は第4図の■−
■断面図、第6図は第4図の■−■断面図、第7図ない
し第12図は本発明の第2の実施例を示すものであり、
第7図は本発明の振動制御装置の貯留タンクを一部断面
をした正面図、第8図は第7図の貯留室の上部付近の平
断面図、第9図は第7図の貯留室の底部付近の平断面図
、第10図は一部分の貯留室の側面図、第11図、第1
2図は貯留タンク内の貯留部へ液体を均一に貯留する方
法を説明するための図であり、第1f図は貯留タンクを
水平な床面にねかせた状態の貯留タンクの正面図、第1
2図は貯留タンクを再び立てた状態の貯留タンクの平面
図、第13図は振動モデルの正面図、第14図は建造物
の振動減衰情況を示す図表、第15図は貯留タンク内の
貯留水の振動減衰情況を示す図表、第16図は振動m1
)御装置を設置した場合と設置していない場合とにおけ
る建造物の振動特性を示す図表、第17図ないし第19
図は本発明の第3実施例を示すものであり、第17図は
本発明の振動制御装置の貯留タンクの断面をした正面図
、第18図は各貯留室の連通管の上部が隔壁と離間した
状態の連通管内に設置された伸縮性の袋の一部分を示す
側断面図、第19図は各貯留室を貫通して設けられた連
通管内に設置された伸縮性の袋の一部分を示す側断面図
である。 1・・・・・・貯留タンク、2・・・・・・側板、3・
・・・・・天井板、3a・・・・・・傾斜面、3b・・
・・・・溝、4・・・・・・底板、5・・・・・・隔壁
、6・・・・・・貯留室、6a〜6d・・・・・・貯留
部、7・・・・・・注入口、8・・・・・・ 排出口、
9・・・・・・貫通孔、IO・・・・・連通管、11・
・・・・・開口部、20・・・・・・伸縮性のある袋。
Claims (6)
- (1)物体に該物体固有の振動周期と同一の振動周期と
なる液体を貯留したタンクを配置することにより、前記
物体の振動を抑制する振動制御装置であって、前記貯留
タンクにその内部を上下方向に分割する少なくとも1枚
の隔壁を設けることにより複数の貯留室を形成するとと
もに、前記貯留タンクの上部には注入口と排出口とを形
成し、前記貯留タンクの内部には前記注入口及び排出口
から隔壁を貫通して貯留タンクの底部に達する連通管を
設け、この連通管には各貯留室内の上部において開口部
を形成したことを特徴とする振動制御装置。 - (2)前記連通管が各貯留室毎に上方の貯留室の隔壁と
一定の隙間をもって離間していることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の振動制御装置。 - (3)前記貯留室がさらに平面的に複数の貯留部に分割
されており、これら複数の貯留部は底部が互いに連通さ
れているとともに、前記貯留部のうち1個はその上部が
連通管を介して前記注入口に連通されており、また前記
貯留部の他の1個はその上部が連通管を介して前記排出
口に連通されていることを特徴とする特許請求の範囲第
1項又は第2項記載の振動制御装置。 - (4)前記貯留室内を比重の異なる複数種類の液体によ
って満たしたことを特徴とする特許請求の範囲第1、2
、又は3項記載の振動制御装置。 - (5)前記各貯留室の天井部分には前記注入口および排
出口に向かって所定の傾斜面が形成されていることを特
徴とする特許請求の範囲第4項記載の振動制御装置。 - (6)物体に該物体固有の振動周期と同一の振動周期と
なる液体を貯留するタンクを配設することにより、前記
物体の振動を抑制する振動制御装置であって、貯留タン
クにその内部を上下方向に分割する少なくとも1枚の隔
壁を設けることにより複数の貯留室を形成するとともに
、前記貯留タンクの上部には注入口と排出口とを形成し
、前記貯留タンクの内部には前記注入口及び排出口から
隔壁を貫通して貯留タンクの底部に達する連通管を設け
、この連通管には各貯留室の上部に開口部を形成し、さ
らに前記連通管内には伸縮性の袋を配設するとともに、
その内部に流体を注入することにより、前記開口部を閉
塞できることを特徴とする振動制御装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62103770A JP2529569B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 振動制御装置 |
FR888805612A FR2614337B1 (fr) | 1987-04-27 | 1988-04-21 | Procede pour limiter les vibrations d'un plancher, etage ou niveau de batiment et dispositif pour le mettre en oeuvre |
US07/186,394 US4924639A (en) | 1987-04-27 | 1988-04-26 | Method for restraining vibration of a floor and apparatus therefor |
CA000565135A CA1301786C (en) | 1987-04-27 | 1988-04-26 | Method for restraining vibration of a floor and apparatus therefor |
GB8809988A GB2208418B (en) | 1987-04-27 | 1988-04-27 | Method for restraining vibration of a floor and apparatus therefor |
CN88102355A CN1032207A (zh) | 1987-04-27 | 1988-04-27 | 抑制楼板振动的方法及其装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62103770A JP2529569B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 振動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63270940A true JPS63270940A (ja) | 1988-11-08 |
JP2529569B2 JP2529569B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=14362697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62103770A Expired - Lifetime JP2529569B2 (ja) | 1987-04-27 | 1987-04-27 | 振動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2529569B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0348037A (ja) * | 1989-07-11 | 1991-03-01 | Shimizu Corp | 構造物の振動抑制装置 |
JPH1113308A (ja) * | 1997-06-25 | 1999-01-19 | Matsushita Electric Works Ltd | ポールの制振装置 |
CN104746768A (zh) * | 2015-04-20 | 2015-07-01 | 天津大学仁爱学院 | 一种自复位铅挤压阻尼器 |
CN109139769A (zh) * | 2018-07-23 | 2019-01-04 | 大连理工大学 | 基于特高压复合套管的多环形调谐液体阻尼器及其方法 |
CN109403491A (zh) * | 2018-11-20 | 2019-03-01 | 三峡大学 | 利用缓震圆管建筑消除地震能量的装置及施工方法 |
-
1987
- 1987-04-27 JP JP62103770A patent/JP2529569B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0348037A (ja) * | 1989-07-11 | 1991-03-01 | Shimizu Corp | 構造物の振動抑制装置 |
JPH1113308A (ja) * | 1997-06-25 | 1999-01-19 | Matsushita Electric Works Ltd | ポールの制振装置 |
CN104746768A (zh) * | 2015-04-20 | 2015-07-01 | 天津大学仁爱学院 | 一种自复位铅挤压阻尼器 |
CN104746768B (zh) * | 2015-04-20 | 2017-01-25 | 天津大学仁爱学院 | 一种自复位铅挤压阻尼器 |
CN109139769A (zh) * | 2018-07-23 | 2019-01-04 | 大连理工大学 | 基于特高压复合套管的多环形调谐液体阻尼器及其方法 |
CN109403491A (zh) * | 2018-11-20 | 2019-03-01 | 三峡大学 | 利用缓震圆管建筑消除地震能量的装置及施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2529569B2 (ja) | 1996-08-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |