JPH0230838A - 大スパン架構用組立柱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は構造物の柱を構成する組立柱に関するもので
ある。

〔発明が解決しようとする課題〕

大スパン架構を実現する一手段として、４本の柱を組み
立て、これを構造物の躯体柱として構成する方法がある
が、従来の組立柱は躯体柱の四隅に配置される柱を鉢巻
き状に一平面内で周回して連結する構造であるため４本
の柱の挙動の一体性が弱（、特に対角線方向の水平力に
対する抵抗能力が低い、という弱点を抱えている。

この発明はこの従来の組立柱の実情を踏まえてなされた
もので、水平力に対する抵抗力の大きい構造の柱を新た
に提案しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では４本のユニット柱を対角線方向に連結するこ
とにより柱の一体性の効果を上げ、水平力に対する抵抗
能力を高め、またユニット柱に閉鎖断面柱を使用するこ
とにより座屈に強い柱を形成する。

各ユニット柱を連結する連結梁は閉鎖断面部材からＸ字
状に組み立てられ、ユニット柱の高さ方向に所要距離を
おいてこれに剛に接合される。

〔実施例〕

以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。

この発明の組立柱Ａは架構を示す第１図とその一部を拡
大した第２図のように４本のユニット柱ｌとこれらを同
時に連結する連結梁２とからなり、構造物の柱Ｃを構成
するものである。

ユニット柱１と連結梁２は第３図−■、Ｈに示すように
いずれも閉鎖断面形であり、ユニット柱ｌは柱Ｃの四隅
位置に配置され、第３図−Ｈに示すようにＸ字状に組ま
れ、柱Ｃの高さ方向に所要距離をおいて水平に架設され
る連結梁２によって連結され、一体化される。

連結梁２はそのユニット柱１との接合部の詳細を示す第
４図のようにユニット柱１に溶接により剛接合される。

図中３は裏当て金、４はスチフナーを示す。

連結梁２の組み立ては第５図に示すように、Ｘ形の下部
フランジプレート２ａの交差部にダイアフラム２ｂを接
合しく■）、ウェブプレート２ｃ、２ｃを２方向に交差
させて０組み立て（■）、更に上部フランジプレート２
ｄを載せ（■）、ダイアフラム２とウェブプレート２Ｃ
。

２Ｃとをエレクトロスラグ溶接した後（ＴＶ）、各突き
合わせ箇所を溶接する（■）、という手・順で行われる
。第６図は連結梁２の交差部の詳細を示したものである
。

この連結梁２とユニット柱１との接合、すなわち組立柱
Ａの組み立ては第７図に示すように平行に配置された（
■）、隣接するユニット柱１．１上に連結梁２，２を所
定の間隔をおいて設置しく■）、その上に対向する側の
ユニット柱１，１を載置しく■）、寸法調整後、突き合
わせ部分を溶接する、という要領で行われる。

〔発明の効果〕

この発明は以上の通りであり、四隅のユニット柱を対角
線方向に架設される連結梁によって連結して各ユニット
柱を拘束し、一体性を確保した構造であるため鉛直荷重
支持能力が高く、座屈に対して強いと同時に、水平２方
向の拘束効果が大きいため水平荷重に対し、高い抵抗能
力を保有することになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は架構の構築例を示した斜視図、第２図はその一
部拡大図、第３図−１，ＩＩは本発明の実施例を示した
それぞれ横断面図、縦断面図、第４図はユニット柱と連
結梁との接合部を示した平面図、第５図−■〜■は連結
梁の組み立て手順を示した斜視図、第６図はその交差部
を示した平面図、第７図−１〜■は本発明の組み立て手
順を示した斜視図である。 Ａ・・・組立柱、■・・・ユニット柱、２・・・連結梁
、２ａ・・・下部フランジプレート、２ｂ・・・ダイア
フラム、２Ｃ・・・ウェブプレート、２ｄ・・・上部フ
ランジプレート、３・・・裏当て金、４・・・スチフナ
ーＣ・・・柱。 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）構造物の柱の四隅位置に配置される閉鎖断面のユ
   ニット柱と、各ユニット柱を平面的に対角線方向に連結
   するＸ字状に組まれた閉鎖断面の連結梁とからなり、連
   結梁をユニット柱の高さ方向に所要距離をおき、各ユニ
   ット柱に剛に接合してなる組立柱。