JPH02306311A - 無人車の運行制御装置 - Google Patents

無人車の運行制御装置

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JPH02306311A
JPH02306311A JP1127158A JP12715889A JPH02306311A JP H02306311 A JPH02306311 A JP H02306311A JP 1127158 A JP1127158 A JP 1127158A JP 12715889 A JP12715889 A JP 12715889A JP H02306311 A JPH02306311 A JP H02306311A
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unmanned vehicle
vehicle
unmanned
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Shigeru Umehara
茂 梅原
Satoshi Kaseda
加勢田 聡
Masao Kawase
昌男 川瀬
Yoshito Kato
加藤 由人
Hideki Hori
堀 秀樹
Akira Taga
多賀 明
Shuichi Sunahara
秀一 砂原
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は無人搬送システム等に利用される無人車の運
行制御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の運行制御装置として、走行経路に敷設し
た誘導線に沿って複数の無人車を順次操舵自走させるも
のが一般的に知られている。この運行制御装置を適用し
た無人搬送システムは、コンベアのような固定設備に代
わる物流システムとして機械製造の組付ライン等で実用
化されている。
特に、無人搬送システムでは、各無人車がそれぞれ独立
して走行することを有効に利用して、従来のコンベアで
は適用が容易でなかった多品種・少量の生産にも好適で
ある。
即ち、各無人車のそれぞれに対して品種の異なるワーク
を搭載することにより、その無人車を工程の異なる複数
の組付ラインへ個別に走行させることができる。又、各
無人車に品種の異なるワークを搭載すると共に、そのワ
ークに関連した組付部品を搭載することも可能であり、
品種毎にまとめられたワーク及び組付部品を一つのユニ
ットとして各無人車に搭載して組付ラインを走行させる
こともできる。更には、前工程としての前組付ラインと
、その後工程としての主組付ラインとの間でワークの受
は渡しを行いながら、つまり?!数のラインの間で互い
に異なる無人車の間でワークの受は渡しを行いながら一
連の製造を行うこともできる。
このように、各無人車が独立して走行し得るという個別
性を利用することにより、無人搬送システムを多品種・
少量の生産に有効に適用することができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、多品種・少量の生産において前記のよう
な各無人車毎の個別性を有効に発揮させるためには、各
無人車に対応して搭載するワーク等の品種管理を正確に
行う必要がある。
例えば、前記のように複数ラインの間でワークの受は渡
しを行いながら製造を行う場合には、受は渡す側の無人
車に搭載しているワーク等の品種と、受は渡される側の
無人車に搭載されるワーク等の品種とを相互に合致させ
る必要がある。つまり、受は渡しの前後でワーク等の品
種を一致させなければ、複数ラインの間で関連させなが
ら製造を行うことができないことになる。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって
、その目的は、無人車により複数ラインの間で複数品種
のワーク等を受は渡しながら搬送を行う際に、ワーク等
を受は渡す前後で無人車をそれぞれ関連付けて対応させ
ることが可能で、ワーク等に対する作業を異なるライン
の間で対応させながら行うことが可能な無人車の運行制
御装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するためにこの発明においては、第1
の無人車群を操舵自走させる第1の走行経路と、第1の
無人車群とは異なる第2の無人車群を操舵自走させる第
2の走行経路と、それら第1及び第2の走行経路の一部
がそれぞれ重なるように設けられた共通経路と、第1の
無人車群の各車両に設けられ、それら各車両に対応する
情報が書込まれた第1の記録媒体と、第2の無人車群の
各車両に設けられ、それら各車両に対応する情報を書込
み可能な第2の記録媒体と、第1の走行経路の共通経路
よりも上流側の定位置にて、第1の記録媒体から情報の
読出しを行う第1の読出し手段と、第2の走行経路の共
通経路よりも上流側の定位置にて、第2の記録媒体への
情報の書込みを行う書込み手段と、第1の無人車群の特
定車両に対応して第1の記録媒体に書込まれた情報を第
2の無人車群の特定車両に設けた第2の記録媒体に書込
ませるために第1の読出し手段及び書込み手段を制御す
る情報制御手段と、共通経路の近傍に配設され、同共通
経路を通過する直前の第1の無人車群の特定車両に対応
して第1の記録媒体に書込まれている情報の読出しを行
う第2の読出し手段と、共通経路の近傍に配設され、同
共通経路を通過する直前の第2の無人車群の特定車両に
対応して第2の記録媒体に書込まれている情報の読出し
を行う第3の読出し手段と、それら第2及び第3の読出
し手段に基いて第1及び第2の記録媒体から読出された
各情報の照合を行い、通過直前の第2の無人車群の車両
が第1の無人車群の特定車両に対応する特定車両である
か否かを判断し、それら通過直前の各車両の走行停止を
制御する走行制御手段とを備えている。
[作用] 従って、第1及び第2の無人車群の各特定車両が第1及
び第2の走行経路の共通経路よりも上流側の各定位置に
それぞれ到達した際に、それぞれ情報制御手段が第1の
読出し手段及び書込み手段を制御することにより、第1
の無人車群の特定車両に対応して第1の記録媒体に書込
まれている情報が第2の無人車群の特定車両に対応する
第2の記録媒体に書込まれる。
その後、第1及び第2の無人車群の各特定車両が共通経
路の直前にそれぞれ到達した際に、第2の続出17丁段
は第1の無人車群の特定車両の第1の記録媒体に書込ま
れている情報を読出し、第3の読出し手段は第2の無人
車群の特定車両の第2の記録媒体に書込まれている情報
を読出ず。
そして、走行制御手段は、それら第2及び第3の続出し
手段に基いて第1及び第2の記録媒体から続出された各
情報の照合を行い、通過直前の第2の無人車群の車両が
第1の無人車群の特定車両に対応する特定車両であるか
否かを判断し、それら通過直前の各車両の走行停止を制
御する。即ら、各情報の照合の一敗又は不一致に応じて
、第1及び第2の無人車が共通経路を通過することを許
容又は規制する。
し実施例1 以下、この発明を機械製造の組(=jラインに置体化し
た一実施例を図面に暴いて詳細に説明する。
第1図は複数の車両を用いた無人搬送システムの概略構
成を示している。この実施例の無人図法システムは、第
1の無人車群としての複数の無人車lを操舵自走させる
第1の走行経路3と、その走行経路3に隣接すると共に
第1の無人車群とは異なる第2の無人車群としての複数
の無人車2を操舵自走させる第2の走行経路4とから構
成されている。
各走行経路3.4の路面上には、第1及び第2の誘導線
(例えば微小低周波電流を導通させる誘導線)5.6が
略四角形状にそれぞれ敷設されている。又、両走行経路
3,4の互いに隣接する一部は重なるように設けられ、
各無人車1.2の共通経路7となっている。この共通経
路7では、各誘導線5,6が略重ねられて平行に敷設さ
れている。
尚、第1図に示すように、各無人車1.2は第1及び第
2の走行経路3,4においてそれぞれ反時計方向を進行
方向Fとして操舵自走するものである。又、共通経路7
では、各無人車1,2の干渉を回避するためにそれらが
交互に通過するように各無人車1,2を走行制御してい
る。
第1及び第2の走行経路3.4は、一連の機械製造を行
うために関連付けられた無人搬送システムを構成してい
る。即ち、第1の走行経路3において各無人車1は前工
程のためにワークWの搬送を受は持ち、第2の走行経路
4において各無人車2は後工程のためにワークWの搬送
を受は持つようになっている。そして、前工程と後工程
との間でワークWの受は渡しを行いながら、一連の機械
製造が行われるようになっている。
ここで、第1の走行経路3について説明すると、この走
行経路3の一つの直線部分の路側には、複数の前組付ス
テーション8を包含する前組付1リア9が配設されてい
る。各前組付ステーション8には各種組付部品が予め配
列されると共に、゛それらの部品を組付ける作業者Mが
配属されている。
又、この前組付エリア90手前側、即ち無人車1の進行
方向Fの上流側には、部品組付は前のワークWを各無人
車lに移載搬入するための前移叔ステーション10が配
設されている。更に、その前移載ステーション10の下
流側には、各無人車lに搭載されたワークWの付属ボル
トを緩めるための装置であるナツトランナ11が配設さ
れている。
このナツトランナ11は前組付けに際してワークWの付
属ボルトを予め緩めておくための装置である。
又、前組付エリア9の下流側において共通経路7には、
前組付けを終了したワークWを第1の走行経路3の各無
人車1から第2の走行経路4の各無人車2へ移載するた
めの中間移載ステーション12が配設されている。更に
、中間移載ステーションI2の下流側において第1の走
行経路3の一部には、各無人車lへの充電を適宜に行う
ための第1充電ステーシヨン13が配設されている。
第1図に示すように、前移載ステーションIOの入口側
には、各無人車1が同ステーション10に到達したこと
等を指示するための前移載マーク14が配設されている
。又、ナツトランナ11の直前には、各無人車1がナツ
トランナ11に到達したこと等を指示するためのナツト
ランナマーク15が配設されている。
同様に、前組付エリア9の入口側には、同エリア9に到
達した各無人車1が一旦待機することを指示するための
待機マーク16が配設されている。
又、前組付エリア9の出口側には、各無人車1が同エリ
ア9から進出することを指示するための進出マーク18
が配設されている。
更に、中間移載ステーション12の一側、即ち無人車1
の進行方向Fに対して中間移載ステーション12の入口
側には、各無人車lが中間移載ステーション12に到達
したこと等を指示するための中間移載マーク19が配設
されている。又、第1充電ステーシヨン13の人口側に
は、無人車1が同ステーション13に到達したこと等を
指示するための充電マーク20が配設されている。
第2.3図に示すように、例えば待機マーク16及び進
出マーク18は複数枚(この場合それぞれ4枚)の鉄板
片21の配列組合せによって互いに異なるパターンに形
成されたものであり、各無人車1の進行方向Fに対して
第1誘導線5を挟んだ左右両側にて各鉄板片21が適宜
に配置されている。同様に、その他の各マーク14,1
5゜19.20は、前記各マーク16.18と同様に複
数枚(この場合は3〜5枚)の鉄板片21の配列組合せ
によって互いに異なるパターンに形成されたものである
第1図に示すように、前組付エリア9の入口側の待機マ
ーク16に対応する路側には、同位置にて待機している
無人車lを前組付エリア9へ順次投入させるべく、その
無人車1に発進を指令するための発光器よりなる第1発
進指令器22が配設されている。同様に、中間移載ステ
ーション12の入口側の中間移載マーク19に対応する
路側には、同位置にて待機している無人車1を中間移載
ステーション12へ投入させるべく、即ち共通経路7を
通過させるべく、その無人車1に発進を指令するための
発光器よりなる第2発進指令器23が配設されている。
この実施例の無人搬送システムは、多品種のワークWを
搬送するために通用されたものであり、第6,7図に示
すように各無人車1には、それらに対応して搭載された
ワークWの品種等に関する情報(品種コード)を書込み
及び読出し可能な第1の記録媒体としての固体識別情報
カード(以下rlDIDカードいう)24がそれぞれ取
付けられている。
そして、このIDカード24に前記品種コードを書込ん
だり、同カード24から前記品種コードを読出したりす
るために、第1の走行経路3の適宜な個所には書込み及
び読出し用の固体識別情報読み書き器が配設されている
即ち、前移載ステーション10の近傍には、各無人車l
に対応して搭載されるワークWの品種コードをその無人
車1に取付けられたIDカート24に書込むための第1
1Dコミユニケータ25が配設されている。又、ナツト
ランナマーク15の近傍には、ナツトランナ11を作動
させるに際してワークWの品種に応じたトルクでポルN
Uめを行うために、各10カード24から品種コードを
読出すための第21Dコミユニケータ26が配設されて
いる。更に、前組付エリア9の途中には、即ち共通経路
7よりも上流側の第1の定位置PLには、各IDカード
24から品種コードの読出しを行うための第1の読出し
手段としての第3[Dコミュニケータ27が配設されて
いる。又、中間移載ステーション12の人口側には、即
ち中間移載マーク19の近傍には、共1JIl経路7を
通過する直前の無人車1のIDカード24に書込まれた
品種コードの読出しを行う第2の読出し手段としての第
41Dコミユニケータ28が配設されている。
次に、第2の走行経路4について説明すると、この走行
経路4の一つの直線部分の路側には、複数の主組付ステ
ーション31を包含する主組付エリア32が配設されて
いる。各主組付ステーション31には各種組付部品が予
め配列されると共に、それらの部品を組付ける作業者M
が配属されている。そして、この主組付エリア32の手
前側、即ち無人車2の進行方向Fの一部流側が共通経路
7となっており、中間移載ステーション12が配設され
ている。従って、第1の走行経路3の各無人車1により
搬送されて来たり−クWば、中間移載ステーション12
にて第2の走行経路4の各無人車2に移載される。
この主用イ(1エリア32の下流側には、主徂イ」けを
終了したワークWを第2の走行経路4から搬出移載する
ための後移載ステーション33が配設されている。更に
、後移載ステーション33の下流側において第2の走行
経路4の一部には、各無人車2への充電を適宜に行うた
めの第2充電ステーシヨン34が配設されている。
又、第2充電ステーシヨン34の下流側において、第2
の走行経路4の一つの直線部分の路側には、複数の部品
供給ステーション35を包含する部品供給エリア36が
配設されている。各部品供給ステーション35には各種
組付部品が予め配列されると共に、それらの部品を無人
車2に積め込む作業者Mが配属されている。各部品供給
ステーション35に配列された組付部品は、前記主組付
エリア32の各主組付ステーション31に配列されたそ
れよりも種類が多いものであり、そのために熟練した専
従の作業者Mを配属し、各種象II付部品を正確に選び
出して無人車2に積み込むようになっている。つまり、
この部品供給エリア36では、後に中間移載ステーショ
ン12にて無人車2に移載されるべきワークWの品種に
合わせて作業者Mが組付部品を選び出し、同部品の積み
込みを行う。
尚、この実施例では、後移載ステーション33へ向かう
第2の走行経路4に合流するように別の走行経路37.
38が設けられており、同走行経路37.38に沿って
別の誘導線39.40が敷設されている。この別の走行
経路37.38は組付けの完了したワークWの製品試験
を行うための試験エリアへ続くものである。そして、こ
の別の走行経路37.38には複数の別の無人車41が
操舵自走するように設けられており、後移載ステーショ
ン33にて各無人車2から搬出されたワークWを別の無
人車41に改めて移載した後、試験エリアへ搬送するよ
うになっている。又、後移載ステーション33では、各
無人車2,41の干渉を回避するために、前記中間移載
ステーション12の場合と同様にそれらが交互に通過す
るよ・うになっている。
第1図に示すように、各無人車2の進行方向Fに対して
中間移載ステーション12の人口側には、第2の走行経
路4を走行する各無人車2が同ステーション12に到達
したこと等を指示するための中間移載マーク42が配設
されている。又、主組付エリア32の入口側には、同エ
リア32に到達した無人車2が一旦待機することを指示
するための待機マーク43が配設されている。更に、主
組付エリア32の出口側には、各無人車2が同エリア3
2から進出することを指示するだめの進出マーク44が
配設されている。
又、後移載ステーション33の入口側には、第2の走行
経路4及び別の走行経路37の各無人車2.41が後移
裁ステージジン33に到達したこと等を指示するための
後移載マーク45が配設されている。更に、第2充電ス
テーシヨン34の入口側には、各無人車2が同ステーシ
ョン34に到達したこと等を指示するための充電マーク
46が配設されている。
又、部品供給エリア36の入口側には、同エリア36に
各無人車2が到達して進入すること等を指示するための
進入マーク47が配設されている。
合わせて、部品供給エリア36の出口側には、各無人車
2が同エリア36から進出することを指示するための進
出マーク48が配設されている。更に、共通経路7の手
前位置には、各無人車2に一旦待機することを指示する
ための待機マーク49が配設されている。
向、この第2の走行経路4の各マーク42〜49は、前
記第1の走行経路3のそれと同様に複数枚(この場合は
3〜5枚)の鉄板片21の配列組合せによって互いに異
なるパターンに形成されたものである。
第1図に示すように、主組付エリア32の人口側の待機
マーク43に対応する路側には、同位置にて待機してい
る無人車2を主組付エリア32へ順次投入させるべく、
その無人車2に発進を指令するための発光器よりなる第
3発進指令器50が配設されている。同様に、共通経路
70手前位置の待機マーク49に対応する路側には、同
位置にて待機している無人車2を共通経路7へ、即ち中
間移載ステーション12へ投入させるべく、その無人車
2に発進を指令するための発光器よりなる第4発進指令
器51が配設されている。
又、この第2の走行経路4を走行する各無人車2にも、
第8図に示すようにそれらに対応して搭載されるべきワ
ークWの品種等に関する情報、即ち品種コードを書込み
及び読出し可能な第2の記録媒体としての10カード5
2が取付けられている。
そして、部品供給エリア36の入口側、即ち第2の定位
置P2には、前記IDカード52へ品種コードの書込み
を行うための書込み手段としての第51Dコミユニケー
タ53が配設されている。
又、共通経路7の手前位置の待機マーク49の近傍には
、共通経路7を通過する直前の無人車2のIDカード5
2に書込まれた品種コードの読出しを行う第3の読出し
手段としての第61Dコミユニケータ54が配設されて
いる。
尚、この実施例において、前記各IDカート24.52
は長寿命の内蔵リチウム電池を電源として作動し、同カ
ード24.52に記憶された品種コードをマイクロ波に
乗せて常時発信すると共に、前・2各IDコミュニケー
タ25〜28,53゜54から発信される品種コードを
指示するマイクロ波を受信し、品種コードデータとして
同カード24.52に記憶するものである。
又、この実施例において、前記各IDコミュニケータ2
5〜2B、53.54はIDカード24゜52から発信
されるマイクロ波を受信すると共にIDカード24.5
2へマイクロ波を発信するための平面アンテナを備え、
IDカード24.52から1〜3m離れた位置でもその
マイクロ波の送受信可能な非接触型の情報読み書き器で
ある。
次に、上記のように構成した運行制御装置の電気的構成
を第4図に従って説明する。
各無人車1,2とは別途の地上制御盤に備え付けられマ
イクロコンピュータ61は2つのタイマ62a、62.
bを内蔵した情報側?ff11手段及び走行制御手段と
しての中央処理装置(CPU)62、運行制御プログラ
ム等を予め記憶した読出し専用のメモリ (ROM)6
3、CPU62の演算結果等を一時記憶する読出し及び
書替え可能なメモリ(RAM)64から構成され、RO
M63に記憶した運行制御プログラムに従って運行処理
動作を実行する。
CPU62は第1の走行経路3の各無人車1の運行を制
御するために、予め定められた運行制御プログラムに基
いて送信機65に誘導指令信号を出力し、第1誘導線5
に微小低周波電流を導通させる。同様に、CPU62は
第2の走行経路3の各無人車2の運行を制御するために
、予め定められた運行制御プログラムに基いて別の送信
機66に誘導指令信号を出力し、第2誘導線6に微小低
周波電流を導通させる。
CPU62はワークWの付属ボルトを綴めるために、駆
動回路67を介してナツトランナ11へ制御信号を出力
し、ナツトランナ11を作動さ、せる。
又、CPU62は予め定められた場合に応じて各発進指
令器22.23,50.51に発進指令信号を出力し、
各発進指令器22,23,50゜51を発光動作させて
所定位置に待機(7ている各無人車1.2に向けて発進
指令用の光信号を発射する。
そして、第1の走行経路3において前組付エリア9の入
口側に待機している無人車lを発進させるべく、第1発
進指令器22を発光動作させたときには、CPU62は
タイマ62aを作動させ、無人車1が第1発進指令器2
2の発光動作によって発進してからの経過時間を計時さ
せる。その後、CPU62はタイマ62aによる計時結
果が予め定められた設定時間に達したと判断したとき、
次の無人車1を発進させるために発進指令器22を発光
動作させる。つまり、先の無人車lが発進した後に、次
に前組付エリア9の入口側に待機している無人車1を発
進させるための発進指令用の光信号を発射させる。
同様に、第2の走行経路4において、主組付エリア32
の入口側に待機している無人車2を発進させるべく、第
3発進指令器50を発光動作させたときには、CPU6
2はタイマ62bを作動させ、無人車2が第3発進指令
器50の発光動作によって発進してからの経過時間を計
時させる。その後、CPU62はタイマ62bによる計
時結果が予め定められた設定時間に達したと判断したと
き、次の無人車2を発進させるために発進指令器50を
発光動作させる。つまり、先の無人車2が発進した後に
、次に主組イ」エリア32の入口側に待機している無人
車2を発進させるための発進指令用の光信号を発射させ
る。
このように各発進指令器22.50を作動させるための
制御は、各組付エリア9,32において各無人車1,2
がそれぞれ一定の走行間隔を保つために行われるもので
ある。
尚、この実施例では、各走行経路3,4において先の無
人車1.2が発進してから次の無人車1゜2が各組付エ
リア9.32の入口側に到達するまでの到達時間が予め
設定されている。即ら、前記到達時間が前記設定時間よ
りも短くなるように設定されている。つまり、先の無人
車1,2が発進した後に、次の無人車1.2が前記入口
位置に直ちに到達するように運行設定されている。
又、CPU62は前移載ステーション10にて、各無人
車1のIDカード24に対してワークWの品種コードを
書込むために、第1■Dコミユニケータ25に送信信号
を出力し、同10コミユニケータ25を送信動作させる
。この品種コードは前移載ステーション10へ供給され
る各ワークWの供給順序に合わせて、予めRAM64に
記憶されたものである。
同様に、CPU62は部品供給エリア36の入口側、即
ち第2の定位IP2にて、各無人車2のIDカード52
に対して次に搭載されるべきワークWの品種コードを書
込むために、第51Dコミユニケータ53に送信信号を
出力し、同IDコミュニケータ53を送信動作させる。
一方、CPU62は各無人車1.2の走行速度を適宜に
変更設定するために操作される速度コントローラ68か
らの速度設定信号を入力し、その設定信号に基いて各送
信565.66を作動させ、各誘導線5,6を導通ずる
微小低周波電流の周波数の変更を行う。
又、CPU62は第1の走行経路3において、ナツトラ
ンナ11の手前位置、前組付エリア9の途中の第1の定
位置Pl及び中間移載ステーション12の手前位置のそ
れぞれにて、各無人車1に取付けられたIDカード24
から送信された品種コードを読込むために、第21Dコ
ミユニケータ26〜第41Dコミユニケータ28からの
受信信号を入力する。
同様に、CPU62は第2の走行経路4の共通経路7の
手前位置にて、各無人車2に取付りられたIDカード5
2から送信された品種コードを読込むために、第61D
コミユニケータ54がらの受信信号を入力する。
又、この実施例では、第1の走行経路3を走行する各無
人車lのうち、その時々に第1の定位置P1の近傍を通
過する特定の無人車1のIDカード24に書込まれてい
る品種コードを、同時期において第2の定位置P2の近
傍を通過しようとしている特定の無人車2のIDカード
52に書込ませるべく、CPU62は第3TDコミユニ
ケータ27及び第51Dコミユニケータ53を制御する
即ち、この実施例では第1図に示すように、第1の定位
置P1を通過しようとする無人車IAと、第2の定位置
P2を通過しようとする無人車2Aとが、やがて相前後
して共通経路7の中間移載ステーション12に達するよ
うに設定されている。
これは、第1の走行経路3にて各無人車1が搭載してい
るワークWの品種と、そのワークWを移載する前に部品
供給エリア36にて各無人車2に予め積み込まれる組付
部品の品種とを合致させるための設定である。
更に、CPU62は、その時々において共通経路7を通
過する直前の各無人車1,2からその無人車1.2に取
付けられたIDカード24.52に書込まれている品種
コードをそれぞれ読込むために、第4IDコミユニケー
タ28及び第61Dコミユニケータ54の受信信号をそ
れぞれ人力する。そして、CPU62は前記各IDコミ
ュニケータ28.54から読込まれた両品種コードの照
合を行い、その照合結果に応じて第2及び第4の′発信
指令器23.51の発光動作を制御する。
即ち、前記照合結果が一致する場合には、無人車lに搭
載されたワークWの品種とそのワークWが移載されるべ
き無人車2に積み込まれた組付部品の品種とが一致する
ものとして、第1の走行経路3の無人車1と第2の走行
経路4の無人車2との間のワークWの移載を許容すべく
、つまり共通経路7にて各無人車1.2を交互に走行さ
せるために第2発進指令器23を発光動作させ、所定時
間経過した後に第4発進指令器51を発光動作させる。
一方、前記照合結果が一致しない場合には、無人車lに
搭載されたワークWの品種とそのワークWが移載される
べき無人車2に積み込まれている組付部品の品種とが一
致しないものとして、前記各無人車1,2の間のワーク
Wの移載を規制すべく、つまり共通経路7の手前位置に
おける各無人車1,2の待機状態を継続させるために各
発進指令器23.51の発光動作させないようにする。
合わせて、CPU62は前記照合結果の不一致を作業者
Mに報知するために、駆動回路69を介して表示器70
に駆動信号を出力する。
尚、表示器7oは各作業者Mがら見易い位置に予め設置
されたものである。そして、第2の定位置P2において
無人車2のIDカード52へ品種コードの書込みが行わ
れた際には、CPU62は表示器70を作動させて品種
コードを表示させる。
従って、部品供給エリア36の作業者Mは、その表示器
70に表示された品種コードに従って組付部品の選び出
し、積み込みを行えばよい。
次に、第1の走行経路3の各無人車1について説明する
と、無人車lは第1誘導線5により誘導されて操舵自走
するためにその誘導線5を検知して横変位を修正する操
舵機構と、同誘導線5に沿って走行するための走行機構
とを備えている。
この実施例では、第6.7図に示すように車体71の下
面中央部に操舵機構及び走行機構を構成する左右一対の
駆動輪72が設けられ、同じく車体71の下面前後左右
両側に補助輪73がそれぞれ設けられている。又、第1
誘導線5を検知するために、車体71の下面前側には微
小低周波電流に悪心する電磁式のピックアンプコイル7
4が設けられている。
更に、第1の走行経路3及び共通経路7の各所に配設さ
れた各マーク14〜16.18〜20を読み取るために
、車体71の下面略中央部には各マーク14〜16.1
8〜20の鉄板片21を検出するための複数(この場合
6個)の近接センサよりなるマークセンサ75が配設さ
れている。即ち、このマークセンサ75は前記各マーク
14〜16.18〜20の鉄板片21の配置間隔と同一
寸法で取付けられ、各鉄板片21を対向検知することに
より各マーク14〜16.18〜20の各パターンを読
み取る。例えば、待機マーク16においては前組付エリ
ア9の直前における待機の指示を読み取り、進出マーク
18においては前組付エリア9からの進出の指示を読み
取るようになっている。
更に、車体71の上面は荷台76になっており、その荷
台76にワークWが載置される。又、車体71の一側面
には前記第1及び第2の発進指令器22.23からの光
信号を受信するための光センサ77が取付けられ、他側
面には前記IDカード24が増付けられている。
又、第2の走行経路4の各無人車2について説明すると
、この無人車2は前記各無人車1と略同様の構成を備え
ている。従って、異なった点についてのみ説明すると、
第8図に示すように無人車2の車体71の上面の前後両
側には、組付部品を積み込むための部品棚78がそれぞ
れ取付けられている。 l!llち、この部品棚78に
は、部品供給エリア36において、各種組付部品が積み
込まれる。
加えて、車体71の一側面には、第3及び第4の発進指
令器50.51からの光信号を受信するための光センサ
77が取付けられると共に、前記IDカード52が取付
けられている。
次に、上記のように構成した各無人車1,2に搭載され
た走行制御装置の電気的構成を第5図乙こ従って説明す
る。
車tlilのマイクロコンビュ 981はCPU82、
制御プログラム等を予め記憶したROM83、CP t
J 82の演算結果等を一時記憶するRAM84から構
成され、ROM83に記憶した制御プログラムに従って
各無人車1.2の走行処理動作を実行する。
CPU82は予め定められた制御プログラムに基いてモ
ータ駆動回路85に速度指令信号を出力し、左側の駆動
輪72に駆動連結された直流モータよりなる左側走行用
モータ86の回転方向及び回転速度を制御する。同様に
、CP U 82はモータ駆動回路87に速度指令信号
を出力し、右側の駆動輪72に駆動連結された直流モー
タよりなる右側走行用モータ88の回転方向及び回転速
度を制御する。又、CPU82は各走行用モータ86゜
88の回転方向及び回転速度を検出する速度センサ89
.90からの検出信号を入力し、その時々の各走行用モ
ータ86,88の走行方向及び走行速度を演算する。
CPU82はピックアップコイル74からの検出信号を
入力し、その検出信号に基いて各走行用モータ86,8
Bを駆動させ、無人車1.2が各誘導線5,6に沿って
走行するように操舵制御を行う。又、CPU82はピッ
クアップコイル74からの検出信号を受信機91を介し
て入力する。
この受信機91ではピックアップコイル74からの検出
信号、即ち微小低周波電流の信号を復調し、その周波数
に相対した速度設定信号を出力する。
この速度設定信号は、前記制御盤側の速度コン1−ロー
ラ68にて設定された設定信号に相当するものである。
従って、CPU82は受信機91からの速度設定信号を
入力し、その設定信号に基いて各走行用モータ86,8
Bの回転数を制御し、無人車1.2の走行速度の制御を
行う。
更に、CPU82はマークセンサ75からの検出信号を
人力し、その検出信号に基いて各種マーク14〜16.
18〜20.42〜49の有無を判断する。
そして、CPU82はマークセンサ75からの検出信号
に基いて各種マーク14〜16.18〜20.42〜4
9の存在を判断した時、そのマーク14〜16.18.
−20.42〜49が指示する情報に基いて無人車1,
2の走行を制御する。
又、CPU82は光センサ77がらの指令検出信号に基
いて発進指令を判断し、待機中の無人車1.2を発進さ
せるために各走行用モータ86゜8Bを起動させる。
尚、この実施例では、前組付エリア9、主組何エリア3
2及び部品供給エリア36におりる作業者Mの各種作業
を容易にするために、各エリア9゜32.36内におけ
る無人車1.2′の走行速度を予め定められた一定速度
である微速度(例えば、0.75m/分〜1.75m/
分)になるように設定している。
更に、CPU82はマークセンサ75からの検出信号に
基いて進出マーク18,44.48の存在を判断した時
、無人車1,2が前組付エリア9、主組付エリア32及
び部品供給エリア36のそれぞれから進出したものとし
て微速度走行を終了し、走行速度を上げるために各走行
用モータ86,88の回転数を上昇させる。
次に、上記のように構成した無人搬送システムの運行制
御装置の作用について説明する。
この無人搬送システムでは、第1及び第2の走行経路3
,4において各無人車lと各無人車2とがそれぞれ独自
に操舵自走される。又、前移載ステーション10におい
ては、多品種のワークWが順次供給される。
従って、第1の走行経路3では、各無人車1が前移載ス
テーションIOに接近すると、マークセンサ75により
前移載マーク14が検出され、車載側のCPU82は前
移載ステーション1oに到達したものとして無人車1を
一時停止させるために各走行用モータ86.8Bを所定
量だけ回転させた後に停止させる。
前移載ステーション10では、各無人車lへのワークW
の移載が行われ、これと同時に制御盤側のCPU62は
その移載されたワークWの品種コードを同無人車1のI
Dカード24に書込むために、第11Dコミユニケータ
25を送信動作させる。
移載されたワークWの品種コードがIDカード24に書
込まれて所定時間経過すると、車載側のCPU82は無
人車1を発進させるために各走行用モータ86,88を
起動させる。
そして、各無人車1がナツトランナ11に接近すると、
マークセンサ75によりナツトランナマーク15が検出
され、車載側のCPU82はナツトランナ11に到達し
たものとして無人車1を一時停止させるために各走行用
モータ86,88を所定量だけ回転させた後に停止させ
る。
又、各無人車lがナツトランナマーク15に達した際に
は、同位置に設置された第21Dコミユニケータ26に
よりIDカード24のマイクロ波が受信され、前移載ス
テーション10にてIDカード24に書込まれた品種コ
ードが読出される。
そして、制御盤側のCPtJ62はその第21Dコミユ
ニケータ26の受信信号を入力して品種コードを割り出
し、その品種コードに基いてワークWの品種に応じたボ
ルト緩めを行うべくナツトランナ11を作動させる。
ワークWのボルト緩めが終了して所定時間経過すると、
車載側のCPU82は無人車1を再び発進させるために
各走行用モータ86.8Bを起動させる。
やがて、無人車lが前組付エリア9に接近すると、マー
クセンサ75により待機マーク16が検出され、車載側
のCPU82は前組付エリア9の入口側に到達したもの
として無人車1を一旦待機させるために各走行用モータ
86,88を停止させる。
このとき、制御盤側のCPU62は既に前組付エリア9
内に進入している直前の無人車lが発進してからの経過
時間をタイマ62aによって計時している。そして、C
PU62はタイマ62aによる計時結果が予め定められ
た設定時間に達したと判断したとき、現在待機中の無人
車lを発進させるために第1発進指令器22を発光動作
させる。
これによって、その発進指令器22から発射された光信
号が待機中の無人車lの光センサ77にて受信され、車
載側のCPLI82はその無人車1を発進させるために
各走行用モータ86,8Bを起動させる。
この結果、待機中の無人車1が発進されて前組付エリア
9へ投入され、先に発進している直前の無人車1から所
定距離、即ち予め定められた走行間隔だけ離れて走行す
ることになる。このように複数の無人車1を前組付エリ
ア9へ順次投入させることにより、各無人車lの間で予
め定められた一定の走行間隔が形成される。つまり、各
無人車1の間で一定の走行間隔を設定することができる
又、前組付エリア9では各無人車1が微速度で走行する
その後、前組付エリア9へ投入された各無人車lは各組
付ステーション8の側方を順次通過し、その通過に伴っ
て各作業者MがワークWに対する部品組付けを適宜に行
う。そして、この前組付エリア9では、ワークWを搭載
した複数の無人車lが一定の走行間隔を保ちながら微速
度走行するので・各組付ステーション8の作業者Mは一
定間隔゛をもって微速度で搬送されてくるワークWの部
品組付けを容易に行うことができる。又、ワークWが各
作業者Mの前をゆっくりと移動するので、その移動その
ものが作業者Mのペースメーカとなり、作業遅れを防止
することができる。
そして、このように各無人車1がfiifm付エリア9
を一定の走行間隔をもって順次走行する際に、その走行
途中で無人者1が第1の定位IPIを1lF1過するこ
とになる。従って、第1の定位置P1を各無人車1が通
過する際には、同位置P1に設置された第3IDコミユ
ニケータ27により、IDカード24のマイクロ波が受
信され、前記前移載ステーション10にてIDカード2
4に書込まれた品種コードが読出される。
ここで、第1図に示すように第1の定位置PLに存在す
る無人車IAを特定して説明すると、無人車IAが第1
の定位置P1を通過する際に、第31Dコミユニケータ
27はその無人車IAのIDカード24からワークWの
品種コードを読出ず。
このとき、制御盤側のCPU62はその第311〕コミ
ユニケータ27の受信信号を入力して品種コードを割り
出し、その品種コードを第2の走行経路4の第2の定位
lP2を通過しようとしている無人車2Aの11〕カー
ド52に書込むために、第5[Dコミュニケータ53を
送信動作させる。又、この品種コート′のデータ書込み
に際して、制御盤側のCPU62はその品種コードを部
品供給エリア36に配属された作業者Mへ知らせるため
に、表示器70を作動させる。
第1の定位WPIの無人車1人は中間移載ステーション
12から数えて2台目の車両であり、第2の定位置P2
の無人車2Aは同じく中間移載ステーション12から数
えて2台目の車両である。
従って、無人車IAが搭載しているワークWは、やがて
中間移載ステーション12で無人車2Aに移載されるこ
とになる。
そして、第1の定位it P 1を通過した無人車IA
が前工程としての部品組付けを終了して+T[Jl付エ
リア9から進出すると、マークセンサ75により進出マ
ーク18が検出され、車載側のCP UO3は前組付エ
リア9から進出したものとして、走行速度を上げるため
に各走行用モータ86,88の回転数を上昇させる。そ
の後、前組付エリア9から進出した無人車IAは中間移
載ステーション12へ向けて走行する。そして、中間移
載ステーション12に接近すると、マークセンサ75に
より中間移載マーク19が検出され、車載側のCI)U
O3は中間移載ステーション12の手前位置に到達した
ものとして無人車IAを一旦待機させるために各走行用
モータ86,8Bを直ちに停止させる。
一方、その間に第2の走行経路4では、第2の定位置P
2を通過した無人車2Aが部品供給エリア36を微速度
で走行する。そして、部品供給エリア36を走行する際
に、その無人車2人は各部品供給ステーション35の側
方を順次通過し、その通過に伴って各作業者Mにより組
付部品が積み込まれる。この組付部品は、作業者Mが表
示器70に表示された品種コードに従って選び出された
ものであり、無人車2Aに設けられた部品棚78に適宜
に積み込まれる。
その後、組付部品の積み込みを終了して無人車2人が部
品供給エリア36から進出すると、マークセンサ75に
より進出マーク48が検出され、車載側のCP +J 
82は部品供給エリア36から進出したものとして、走
行速度を上げるために各走行用モータ86,8Bの回転
数を上昇させる。その後、部品供給エリア36から進出
した無人車2人が中間移載ステーション12へ向けて走
行する。そして、マークセンサ75により中間移載ステ
ージジン12の上流側の待機マーク49が検出されると
、同位置にて無人車2人を一旦待機させるために各走行
用モータ86,8Bを直ちに停止させる。
この実施例では、無人車IAが中間移載マーク19の位
置に達する時期と、無人車2Aが待機マーク49の位置
に達する時期とが略同じになるように設定されている。
そして、各無人車IA、2Aが前記各位置に達して待機
している際には、各位置に設置された第41Dコミユニ
ケータ28及び第61Dコミユニケータ54により、各
無人車LA、2AのIDカード24.52から品種コー
ドが読出される。このとき、制御盤側のCPU62は各
IDコミュニケータ28.54の受信信号を入力して読
込まれた両品種コードの照合を行い、その照合結果に応
じて各無人車IA、2Aの走行停止を制御すべく、第2
及び第4の発信指令器23.51の発光動作を制御する
そして、前記照合結果が一致する場合には、無人車lA
に搭載されたワークWの品種とそのワークWが移載され
るべき無人車2Aに積み込まれた組付部品の品種とが一
致するものとして、無人車IAと無人車2Aとの間のワ
ークWの移載を許容する。即ち、制御盤側のCPU62
は先ず初めに無人車IAを中間移載ステーション12へ
投入させるために、第2発進指令器23を発光動作させ
る。これによって、無人車IAが共通経路7を走行して
中間移載ステーション12へ進入し、搭載されているワ
ークWが一層取り外されると無人車LAは中間移載ステ
ーション12から進出して第1充電ステーシヨン13へ
向けて走行する。そして、その無人車IAは充電マーク
20を通過した後、第1充電ステーシヨン13にて必要
に応じて充電が行われ、次のワークWを搭載するために
再び前移載ステーション10へ向けて走行する。
一方、無人車IAが中間移載ステーション12から進出
して所定時間経過すると、制御盤側のCPU62は、次
に無人車2人を中間移載ステーション12へ投入させる
ために、第4発進指令器51を発光動作させる。これに
よって、無人車2Aが共通経路7を走行しながら中間移
載ステーション12へ向けて走行し、マークセンサ75
により中間移載マーク42が検出されると、車載側のC
PU82は無人車2Aが中間移載ステーション12に到
達したものとして各走行用モータ86゜88を所定量だ
け回転させた後に停止させる。
そして、無人車2Aが中間移載ステーション12に進入
し、前記無人車lAから取り外されたワークWがその無
人車2Aに移載されると、即ちワークWの受は渡しが行
われると、無人車2Aは中間移載ステーション12から
進出し、主組付エリア32へ向けて走行する。
移載されたワークWと共に主組付エリア32の入口側に
到達した無人車2Aは、前組付エリア9の入口側におけ
る各無人車lの場合と同様、所定時間だけ待機した後に
主組付エリア32へ投入され、先に発進している直前の
無人車2との間で一定の走行間隔を保ちながら各主組付
ステーション31の側方を順次通過し、その通過に伴っ
て各作業者MがワークWに対する部品組付けを適宜に行
う。
この主組付ステーション31では、同ステーション31
に予め配列されている組付部品がワークWに組付けられ
ると共に、部品供給エリア36にて無人車2Aに積み込
まれた組付部品の組付けも同時に行われる。
その後、後工程の部品組付けを完了したワークWを搭載
して無人車2Aが主組付エリア32がら進出すると、マ
ークセンサ75により進出マーク44が検出され、車載
側のCPU82は主組付エリア32から進出したものと
して走行速度を上げるために各走行用モータ86.88
の回転数を上昇させる。そして、主組付エリア32から
進出した無人車2Aは後移載ステーション33へ向けて
走行し、後移載ステーション33に接近すると、マーク
センサ75により後移載マーク45が検出される。従っ
て、車載側のCPU82は後移載ステーション33に到
達したものとして、同ステーション33にて無人車2人
を一時停止させるために各走行用モータ86.−88を
所定量だけ回転させた後に停止させる。
無人車2Aが後移載ステーション33に進入し、搭載さ
れているワークWが取り外されると、その無人車2Aは
後移載ステーション33から進出し、第2充電ステーシ
ヨン34へ向けて走行する。そして、その無人車2Aは
充電マーク46を通過した後、第2充電ステーシヨン1
3にて必要に応じて充電が行われ、次のワークWの品種
に応じた組付部品を積み込むために再び部品供給エリア
36へ向けて走行する。
一方、何らかの理由により、中間移載ステーション12
の直前位置における前記両品種コードの照合結果が一致
しない場合には、無人車IAに搭載されたワークWの品
種と、そのワークWが移載されるべき無人車2Aに積み
込まれている組付部品の品種とが一致しないものとして
、各無人車IA、2Aの間でのワークWの移載を規制す
る。即ち、制御盤側のCPU62は中間移載ステーシゴ
ン12の手前位置における各無人車IA、2Aの待機状
態を1llI続させるために各発進指令器23゜51を
発光動作させないようにする。合わせて、CPU62は
前記照合結果の不一致を作業者Mに報知するために、表
示器70を作動させる。
この結果、作業者Mはその表示器70の表示によってワ
ークWの受は渡しが適当でないことを知ることができ、
その不具合に対して直ちに対処することができる。
上記のようにこの実施例の無人膳送システムでは、第1
の走行経路3と第2の走行経路4との間で無人車1. 
2によりワークWの受は渡しを行いながら機械製造を行
う場合に、受は渡す側の無人車lに搭載するワークWの
品種と、受は渡される側の無人車2に搭載する組付部品
の品種とを正確に合致させることができる。即ち、ワー
クWの受は渡し前後でその品種を合致させることができ
、第1及び第2の走行経路3,4の間で一連の機械製造
の関連付けを正確に行うことができる。
従って、多品種・少量の機械生産として、第1及び第2
の走行経路3.4の間で各無人車1. 2の個別性を有
効に発揮させながらワークWを1般送することができ、
機械製造を円滑に行うことができる。
又、この実施例の無人搬送システムにおいて、ワークW
の搬送能力を変更するには、各無人車1゜2の台数を変
更するだけで容易に行うことができる。しかも、第1の
走行経路3、第2の走行経路4のそれぞれにおいて、各
無人車1.2の台数を独自に変更することができ、必ず
しも各無人車1゜2の台数を一致させる必要がない。よ
って、無人搬送システムとしての設定上の自由度を増大
させることができる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜
に変更して次のように実施することもできる。
(1)前記実施例では、第1及び第2の記録媒体として
IDカード24.52を設けたが、これを車載側のマイ
クロコンピュータ81に設けた[ぐΔM83としてもよ
い。
(2)前記実施例では、書込み手段、第1、第2及び第
3の読出し手段としてマイクロ波の送受信を利用した非
接触型の各■Dコミ1ニケータ27゜28.53.54
を設けたが、光通信を利用した非接触型の装置を設けて
もよい。
(3)前記実施例では、2つの走行経路3,4を設けて
機械製造のための前工程及び後工程を関連付けたが、3
つ以上の走行経路を設けて3つ以上の工程を関連付ける
こともできる。
(4)前記実施例では、各組付エリア9.32における
部品組付けを作業者Mのみが行うものとしたが、例えば
第9図に示すように、各走行経路3゜4の途中に同経路
3,4から離間してロボット等の自動組付装置96を設
けると共に、各無人車1゜2をスライド走行(全方向走
行)可能に設け、その自動組付装置96へ無人車1,2
をスライド走行させて作業車Mから離れた位置で部品組
付、)8接等の作業を行わせるように構成してもよい。
尚、第9図において走行経路3.4の途中に配設された
各マーク97.98は、無人車1.2に対して自動組付
装置96の組付開始及び組付終了を指示すると共に、そ
の間の走行を高速走行に指示するためのものである。
(5)前記実施例では、部品供給エリア36における組
付部品の積み込みを作業者Mに行わせたが、適宜な積み
込み装置等を設けて自動化してもよい。
(6)前記実施例では、IDカード52に書込んだ品種
コードを無人車2とは別途に設けた表示器70にて表示
させるようにしたが、無人車2に表示部を取付けてID
カード52に書込んだ品種コードを表示させるようにし
てもよい。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、無人車により複
数ラインの間で複数品種のワーク等を受は渡しながら搬
送する際に、ワーク等の受は渡しの前後で各ラインの無
人車を正確に関連付けることができ、ワーク等に対する
作業を異なるラインの間で正確に対応させることができ
るという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図はこの発明を具体化した一実施例を示す
図面であって、第1図は無人搬送システムの概略構成図
、第2図及び第3図はマークの一例を示す平面図、第4
図は運行制御装置の電気的構成を示すブロック図、第5
図は車載側の走行制御装置の電気的構成を示すブロック
図、第6図は第1の走行経路の無人車等の側面図、第7
図はその無人車等の平面図、第8図は第2の走行経路の
一無人車等の側面図である。第9図はこの発明を具体化
した別の実施例における走行経路の一部を示す平面図で
ある。 図中、1.1A、2.2Aは無人車、3は第1の走行経
路、4は第2の走行経路、7は共通経路、24は第1の
記録媒体としてのIDカード、27は第1の読出し手段
としての第31Dコミユニケータ、28は第2の読出し
手段としての第41Dコミユニケータ、52は第2の記
録媒体としてのIDカード、53は書込み手段としての
第51Dコミユニケータ、54は第3の読出し手段とし
ての第610コミユニケータ、62は情報制御手段及び
走行制御手段としてのCPU、PIは第1の定位置、P
2は第2の定位置である。 特許出願人  株式会社 豊田自動織機製作所トヨタ自
動車 株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の無人車群を操舵自走させる第1の走行経路と
    、 前記第1の無人車群とは異なる第2の無人車群を操舵自
    走させる第2の走行経路と、 前記第1及び第2の走行経路の一部がそれぞれ重なるよ
    うに設けられた共通経路と、 前記第1の無人車群の各車両に設けられ、それら各車両
    に対応する情報が書込まれた第1の記録媒体と、 前記第2の無人車群の各車両に設けられ、それら各車両
    に対応する情報を書込み可能な第2の記録媒体と、 前記第1の走行経路の前記共通経路よりも上流側の定位
    置にて、前記第1の記録媒体から情報の読出しを行う第
    1の読出し手段と、 前記第2の走行経路の前記共通経路よりも上流側の定位
    置にて、前記第2の記録媒体への情報の書込みを行う書
    込み手段と、 前記第1の無人車群の特定車両に対応して第1の記録媒
    体に書込まれた情報を前記第2の無人車群の特定車両に
    設けた第2の記録媒体に書込ませるために前記第1の読
    出し手段及び前記書込み手段を制御する情報制御手段と
    、 前記共通経路の近傍に配設され、同共通経路を通過する
    直前の前記第1の無人車群の特定車両に対応して前記第
    1の記録媒体に書込まれている情報の読出しを行う第2
    の読出し手段と、 前記共通経路の近傍に配設され、同共通経路を通過する
    直前の前記第2の無人車群の特定車両に対応して前記第
    2の記録媒体に書込まれている情報の読出しを行う第3
    の読出し手段と、 前記第2及び第3の読出し手段に基いて前記第1及び第
    2の記録媒体から読出された各情報の照合を行い、前記
    通過直前の第2の無人車群の車両が前記第1の無人車群
    の特定車両に対応する特定車両であるか否かを判断し、
    それら通過直前の各車両の走行停止を制御する走行制御
    手段と を備えた無人車の運行制御装置。
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GB9008490A GB2231687B (en) 1989-04-17 1990-04-17 Operation control system for automated guide vehicles
CA002014726A CA2014726C (en) 1989-04-17 1990-04-17 Operation control system for automated guided vehicles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0561545A (ja) * 1991-09-03 1993-03-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動作業ロボツト

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