JPH086640A - 搬送車の運行制御方法 - Google Patents

搬送車の運行制御方法

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JPH086640A
JPH086640A JP6211549A JP21154994A JPH086640A JP H086640 A JPH086640 A JP H086640A JP 6211549 A JP6211549 A JP 6211549A JP 21154994 A JP21154994 A JP 21154994A JP H086640 A JPH086640 A JP H086640A
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JP
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vehicle
agv
load
traveling
speed
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Application number
JP6211549A
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English (en)
Inventor
Yukio Takada
幸夫 高田
Akira Okura
彰 大倉
Kenzo Inui
兼三 乾
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 搬送車に荷重負荷がかかった場合でもライン
における作業の平準化を図ることのできる搬送車の運行
制御方法を提供する。 【構成】 ラインにおいて走行、停止を繰り返しながら
運行制御されるAGVにかかる負荷と荷重負荷Wによる
実際の走行速度vとの関係を予め知ることにより、一定
の設定速度Voに対して荷重負荷WがかかったときのA
GVの実際の走行速度vを求める。この実際の走行速度
vがわかることで停止時間tを算出する。従って、荷
重負荷Wがかかることで実際の走行速度vが遅くなれ
ば、その分停止時間tを短くすることによりラインに
おける作業の平準化を図る。また、AGVにかかる負荷
と実際の走行速度vを一定としたときの設定速度Voと
の関係を知り、AGVに荷重負荷Wに応じた見かけの速
度を設定することにより所定の停止時間tと一定の実
際の速度vで走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は搬送車の運行制御方法、
特に製造工場等においてラインに沿って走行する搬送手
段であり、かつペースメーカとして使用される搬送車の
運行制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンベア装置の連続運転による生
産方式は、自動車産業を含む製造業界で広く用いられて
おり、特に手作業中心のラインでは生産平準化のためコ
ンベアの流れを作業のペースメーカとして利用し、生産
性の維持・向上が図られている。
【0003】しかし、コンベア装置は設備が大がかりに
なり、かつ作業通路や部品供給通路の確保が困難となる
ため、近年では、コンベアに換えて無人搬送車(以下、
AGVという)の部品組み付けラインや部品梱包ライン
への導入が検討されてきている。
【0004】図5は、例えば自動車製造工場内におい
て、特にAGVを利用して部品梱包作業が行われるライ
ンを示した図である。ライン2は、作業内容により複数
の工程N1〜N5に分割される。AGV4は、ライン2
に沿って設置された誘導線6に沿って誘導され、マーク
プレート8を検出した時点で走行指示等の運行制御情報
を得ることができる。各作業者は、ライン2を走行する
AGV4に予め搭載されている箱に所定の部品を積めて
いくという梱包作業を行う。
【0005】ペースメーカ機能を発揮させるべくAGV
4の運行制御方法として、例えば特公平5−42688
号公報には、各工程に割り当てられた作業ステーション
の所定の位置に予め設定した時間AGVを一旦停止させ
ることによりペースメーカ性を維持する方法が開示され
ている。また、特開昭63−132314号公報には、
超低速走行可能なAGVを用い、AGVが各ラインに進
入する際にAGVの走行速度を最適速度に設定すること
でAGVを停止させることなく運行させ、その結果ペー
スメーカ性を維持する方法が開示されている。
【0006】このように、複数のラインあるいは各ライ
ンを構成する各工程を所定時間かけてAGVを運行させ
ることにより、物を搬送させるだけでなく作業のペース
メーカとしてAGVを利用している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各工程にお
いて部品を積載させながらAGVを走行させる部品梱包
ライン等においては、部品を積載していくにつれAGV
に多大な荷重がかかることになる。
【0008】しかしながら、従来の運行制御方法では、
荷重による負荷の変動に対応してAGVの速度設定はな
されていないため、負荷がかかるにつれ設定速度通りに
AGVを運行させることは困難になってしまう。
【0009】このように、AGVにかかる荷重負荷に関
しては何ら考慮されていないため、厳密なAGV運行制
御が行えるとは限られずペースメーカ性の維持が図れな
いという問題があった。
【0010】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、搬送車に荷重負荷
がかかった場合でもラインにおける作業の平準化を図る
ことのできる搬送車の運行制御方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、所定時間をかけて
ある区間を自動走行する搬送車の運行制御方法におい
て、前記搬送車にかかる荷重負荷に基づいて運行制御を
行うことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明は、走行と停止とによ
り所定時間をかけてある区間を自動走行する走行する搬
送車の運行制御方法において、前記搬送車にかかる荷重
負荷に基づいて停止時間を設定し、その停止時間の停止
と走行を行うことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の搬
送車の運行制御方法において、前記停止時間は、荷重負
荷により変化する前記搬送車の実際の走行速度に応じて
設定することを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、ラインを自動走行
する搬送車の運行制御方法において、前記搬送車にかか
る荷重負荷に基づいて設定された走行速度により搬送車
を走行させることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の搬
送車の運行制御方法において、前記走行速度は、荷重負
荷がかかった場合においても前記搬送車の実際の走行速
度が一定となるように設定されることを特徴とする。
【0016】
【作用】以上のような構成を有する本発明に係る搬送車
の運行制御方法においては、ライン上を走行する搬送車
に順次かけられていく荷重による負荷を考慮して搬送車
の運行制御を行う。例えば、搬送車に荷重がかけられて
行くにつれ実際の走行速度は遅くなる可能性が生じる。
【0017】従って、本発明によれば、ライン上におい
て所定時間停止した後再度走行を開始する運行制御が行
われる場合、一定の動力でライン上を走行する搬送車の
実際の走行速度は、その積載量に応じて変動するはずな
ので、搬送車の停止時間を調整することによりラインに
おける作業の平準化を維持することができる。
【0018】また、ライン上を走行する搬送車に荷重負
荷がかかった場合においても搬送車の実際の走行速度を
一定に維持するように搬送車を走行させる速度を設定す
ることでラインにおける作業の平準化を維持することが
できる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施
例を説明する。
【0020】実施例1.本実施例における搬送車の運行
制御方法は、従来と同様図5において示したライン上で
動作させることができる。
【0021】本実施例におけるAGVは、ラインにおい
て走行、停止を繰り返しながら運行制御されるものとす
る。ただし、計算上0秒間停止するということもあり得
るので必ず停止するものとは限らない。
【0022】図1は、本実施例においてAGVを運行制
御させる情報を示した表図である。本実施例における1
ラインは、5工程で構成されそれぞれ8mの同じ工程長
(走行距離)を有する。また、各工程を走行させる速度
Voは、全行程等しく2m/秒に設定されている。前述
したように、本実施例におけるAGVは、走行、停止を
繰り返しながら運行されるわけであるが、図1に対応さ
せると、微少走行距離d(m)走行した後設定停止時間
ts(秒)停止し再度微少走行距離d(m)走行すると
いう動作を繰り返しながら運行されることになる。この
AGVの走行パターンを図2に示す。なお、本実施例に
おいては、1ラインが複数の工程で構成される場合を想
定したが、1工程を複数に分割するようにしてもよい。
【0023】本実施例において特徴的なことは、各工程
においてAGVに積載される物の重量により変動するA
GVの実際の走行速度に応じて停止時間を設定すること
である。これにより、荷重による負荷に左右されること
なくAGVをペースメーカとして使用することができ
る。
【0024】以下、本実施例におけるAGVの運行制御
方法について説明する。
【0025】まず、AGVを実際に走行させる前にAG
Vにかかる負荷に応じた停止時間を求める必要がある。
図3は、AGVにかかる負荷と荷重変化による実際の走
行速度との関係を示した図である。このグラフ曲線は、
予め算出あるいは実験により求めることができる。この
グラフにより設定速度Voに対し積載重量がw1、w
2、w3と変化すると速度はv1、v2、v3と負荷に
応じ変化することがわかる。つまり、各工程で積載され
る物の重量は予め知ることができるので、このグラフに
基づき実際の走行速度vを求めることができる。従っ
て、各工程において、AGVは微少走行距離dをn(=
L/d)回走行するので、 tl=n×d/v+n×ts …(1) より停止時間tsを算出することができる。但し、tl
は1工程に割り当てられた所定のタクト時間である。こ
のようにして、設定時間tsは、図3に示したグラフか
ら求められる実際の走行速度vと上記式から求めること
ができる。
【0026】以上のようにして求めた設定時間tsと速
度Vo、微少走行距離dをAGVに運行制御情報として
与えておくと、AGVはこの情報に従い運行を行う。ラ
インを走行するAGVに物が積載され荷重による負荷が
かかると、AGVは一定の動力により設定速度Voで走
行しようとしても実際には走行速度vで走行することに
なる。負荷がかかり走行速度が遅くなるにつれ微少走行
距離dを走行する時間がかかるようになるので、その走
行時間の増加分停止時間tsを短くすることにより一定
のタクト時間を維持することができる。図1に示した運
行制御情報によると、工程1では、12.7秒それぞれ
停止し、工程2では負荷がかかった分実際の走行速度v
は遅くなるので11.2秒それぞれ停止することにな
る。部品梱包ラインにおいて箱閉じ作業等荷重負荷をか
けない場合は、工程5のように前工程と同じ停止時間と
なる。
【0027】以上のように、本実施例によれば、AGV
にかかる負荷に応じて実際の速度と停止時間を設定する
ようにしたのでAGVを確実なペースメーカとして使用
することができ、生産の平準化を図ることができる。
【0028】また、本実施例における運行制御方法にお
いては、AGVが走行するペースを停止時間により調整
することができるので、AGVにペースメーカ性を持た
せるための特殊な機能を搭載する必要はない。
【0029】更に、走行、停止を繰り返し行うことによ
る間欠走行を行うので、作業者は、AGVの位置を見る
だけで作業のペースを知ることができる。
【0030】なお、上記実施例において荷重による負荷
をAGVに積載する重量としたが、AGVにかかる荷重
負荷は、積載物の重量のみならずAGVを連結走行させ
たときは牽引総重量等も考慮する必要がある。更に、本
実施例は、積載するだけでなく物の積み卸しにも対応で
きることは言うまでもない。
【0031】また、上記実施例においては、無人搬送車
の場合で説明したが、有人であっても同様である。以下
の実施例についても同様である。
【0032】ところで、本実施例における運行制御方法
は、特殊な構成を持たない一般的なAGVでも実施でき
ることを特徴とするため各運行制御情報をAGVに予め
設定するようにしたが、AGVにかかる負荷を検出する
手段及び停止時間tsを算出できる手段を搭載させてお
けば、リアルタイムにAGVを運行制御することができ
る。例えば、AGVに荷重量を測定する荷重測定部を設
け、測定荷重信号から実際の走行速度Vを図3の相関関
係を求め(マップとして作成しておいてもよい)前述の
(1)式からtsを算出することが考えられる。図11
は、かかる場合の処理を示したフローチャートであり、
この処理について説明する。
【0033】荷重測定部において、実際の積載重量wを
測定し(ステップ111)、図3に示した相関関係の相
関式v=f(w)により走行速度vを算出する(ステッ
プ112)。予め決められている微少走行距離dとタク
トタイムt*を読み込む(ステップ113、114)。
そして、t*=n×d/v+n×tsより、停止時間t
sを算出する(ステップ115)。ここで、nは走行距
離Lの間で走行、停止を繰り返す回数であり、L/dで
求めることができる。この算出した停止時間をts
(s)として、走行、停止を実行することになる(ステ
ップ116)。
【0034】実施例2.上記第1実施例においては、A
GVを走行させる速度を一定にしてAGVにかかる負荷
の変動により停止時間を補正するようにしたが、第2実
施例においては、AGVが実際に走行する速度を一定に
保つためにAGVの設定速度を補正するようにしたこと
を特徴とする。図4は、AGVにかかる負荷と実際の走
行速度を一定としたときの設定速度との関係を示した図
である。このグラフ曲線は、予め算出あるいは実験によ
り求めることができる。このグラフにより設定された実
際の走行速度voに対し積載重量がw1、w2、w3と
変化すると設定速度はV1、V2、V3と負荷に応じ変
化することがわかる。つまり、各工程で積載される物の
重量は予め知ることができるので、このグラフに基づき
AGVに対する設定速度Vを求めることができる。
【0035】以上のようにして求めた設定速度Vと、既
知でかつ固定値である停止時間と微少走行距離とをAG
Vに運行制御情報として与えておくと、AGVはこの情
報に従い運行を行う。ラインを走行するAGVに物が積
載され荷重による負荷がかかると、AGVは速度Vをあ
げて実際の走行速度voを維持しながら走行することに
なる。この結果、微少走行距離を走行する時間は維持さ
れるので、設定された時間停止していたとしても一定の
タクト時間を維持することができる。
【0036】従って、本実施例によれば、AGVにかか
る負荷に応じてAGVの見かけの速度を設定するように
したのでAGVを確実なペースメーカとして使用するこ
とができ、生産の平準化を図ることができる。
【0037】また、本実施例における運行制御方法にお
いては、AGVが走行するペースを設定速度により調整
することができるので、AGVにペースメーカ性を持た
せるための特殊な機能を搭載する必要はない。
【0038】更に、走行、停止を繰り返し行うことによ
る間欠走行を行うので、作業者は、AGVの位置を見る
だけで作業のペースを知ることができる。
【0039】なお、上記実施例において荷重による負荷
をAGVに積載する重量としたが、AGVにかかる荷重
負荷は、積載物の重量のみならずAGVを連結走行させ
たときは牽引総重量等も考慮する必要がある。更に、本
実施例は、積載するだけでなく物の積み卸しにも対応で
きることは言うまでもない。
【0040】また、本実施例における運行制御方法は、
特殊な構成を持たない一般的なAGVでも実施できるこ
とを特徴とするため各運行制御情報をAGVに予め設定
するようにしたが、AGVにかかる負荷を検出する手段
及び停止時間tsを算出できる手段を搭載させておけ
ば、リアルタイムにAGVを運行制御することができ
る。
【0041】なお、本発明に係る第1実施例では停止時
間を調整して、また、第2実施例では設定速度を調整し
て運行制御を行うことを示したが、双方を組み合わせて
運行制御を行うこともできる。
【0042】ところで、上述したAGVではなく通常の
牽引車に被牽引台車を連結した搬送車に小改造を施すこ
とによりその搬送車を運行制御させる場合について説明
する。図6は、搬送車全体の構成を示した図である。牽
引車10の後方に設けられたコネクタボックス12から
延びている配線13は、被牽引台車14の後方に設けら
れた走行釦16に電気的に接続されており、この走行釦
16を押すことで牽引車10の走行・停止の指示を出す
ことができる。なお、走行釦16とコネクタボックス1
2とを接続せずにリモコンを用いてもよい。
【0043】図7は、牽引車10の前輪部分を前方から
見た図である。図7に示したように、牽引車10の前輪
18の片輪を挟むようにしてステアリングガイド20を
床面に設け、前輪18の操舵をある程度制限し無人であ
っても牽引車10を走行路に沿って誘導できるようにし
ている。従って、ステアリングガイド20は、ある程度
の高さを有しており、部品梱包作業領域における所定の
走行路上に床面配置されている。ステアリングガイド2
0の概略を図8に示す。また、牽引車10には、このス
テアリングガイド20を検出することで走行路を認識す
る走行路検出センサ22と、ステアリングガイド20を
床面に固定するアンカーねじ等の床面固定部24を検出
する固定部検出センサ26と、が床面に対向して配設さ
れている。更に、牽引車10には、図9に示されたよう
に、走行釦16、走行路検出センサ22及び固定部検出
センサ26に接続され、走行釦16の押下による走行・
停止指示及び各センサ22、26の検出に応じて各種制
御を行うコントローラ28が搭載されている。また、走
行時における安全性を考慮して、牽引車10の前方には
障害物との衝突による衝撃を和らげるための安全バンパ
ー30と障害物を検知したときに自動停止させる超音波
センサ32とが設けられている。
【0044】以下、上記構成を有する搬送車の動作につ
いて説明する。
【0045】運転者は、牽引車10をラインの入口まで
走行させ、前輪18をステアリングガイド20にあわせ
て降車する。なお、ステアリングガイド20は、複数の
車輪に設けてもよいが、搬送車を誘導するという目的を
達成するためには、またコーナー走行等を考慮するとい
ずれか1つの車輪に対応させておけばよい。走行路検出
センサ22がステアリングガイド20を検出すると、搬
送車は梱包ラインモードに入る。そして、所定時間経過
後、牽引車10は走行を開始する。牽引車10は、前述
したようにステアリングガイド20により操舵が制限さ
れ走行路に沿って誘導される。これにより、無人走行が
可能になる。仮に走行路から外れた場合は、走行路検出
センサ22がステアリングガイド20を検出できなくな
るので、これにより走行を停止することができる。
【0046】走行時、牽引車10は、固定部検出センサ
26が床面固定部24を検出すると自動的に停止する。
つまり、所定の位置に床面固定部24を設けることで搬
送車を所定の位置で停止させることができる。また、搬
送車を上述した設定停止時間経過後に再走行させるよう
にタイマー機能を発揮させておけば、搬送車を走行・停
止を繰り返しながらラインの出口まで走行させることが
できる。特に、床面固定部24を一定間隔で配設するこ
とによりペースメーカ機能を発揮させることができる。
【0047】搬送車がライン出口まで達しステアリング
ガイド20から前輪18が外れると、走行路検出センサ
22がステアリングガイド20を検出できなくなるの
で、このとき搬送車の梱包ラインモードは解除される。
そして、走行路検出センサ22はオフされ、搬送車は停
止する。
【0048】以上のようにして、牽引車10に被牽引台
車14を連結した搬送車を運行制御させることができ
る。
【0049】なお、上記において、ペースメーカ機能を
発揮させる必要がなければ、床面固定部24の位置で搬
送車が停止したとき、作業者に走行釦16を押させるこ
とで牽引車10を再走行させるようにしてもよい。本実
施では、走行釦16を作業場付近となる被牽引台車14
の後方に設けたので、作業者は再走行させるために牽引
車10の運転席まで行く必要はない。この再走行機能の
切替えスイッチ等を適当な場所に設けて再走行の方法を
自動あるいは手動か選択できるようにすることで汎用的
な運行制御を行うことができる。図10のフローチャー
トに、この再走行機能の切替えスイッチを設けた場合の
処理の流れを示す。
【0050】また、各センサ22、26は近接センサを
用いたが、リミットスイッチ等を利用してもよい。
【0051】以上のように、ステアリングガイド20を
作業領域検出部材として設けたことで、容易に搬送車を
誘導することができ、更に走行路検出センサ22を設け
たことで走行路から外れた場合でも搬送車の暴走を防ぐ
ことができる。
【0052】また、ステアリングガイド20を梱包ライ
ンモードの認定に兼用し、床面固定部24を作業工程検
出部材としてマークプレート的に取り扱うようにしたの
で、設備を簡素化することができコストの削減にもつな
がる。更に、通常の牽引車10及び被牽引台車14を小
改造するだけですむのでコストの削減につながる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、搬送車の運行を搬送車
にかかる荷重負荷を考慮して停止時間あるいは速度を設
定し制御するようにしたので、搬送車を確実なペースメ
ーカとして使用することが可能となる。これにより、製
造工場においては生産の平準化の維持・向上を図ること
が可能となる。
【0054】また、搬送車に停止時間あるいは速度を設
定するだけなので、特殊な装置構成を必要としない。従
って、搬送車のラインへの導入、変更等に即座に対応す
ることが可能となり、かつ搬送車の改造コストを大幅に
削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運行制御方法の第1実施例に従い
搬送車を運行させる情報を示した表図である。
【図2】第1実施例における搬送車の走行パターンを示
した図である。
【図3】第1実施例において、搬送車にかかる負荷と荷
重変化による実際の走行速度との関係を示した図であ
る。
【図4】本発明に係る運行制御方法の第2実施例におい
て、搬送車にかかる負荷と実際の走行速度を一定とした
ときの設定速度との関係を示した図である。
【図5】AGVを利用して部品梱包作業が行われるライ
ンを示した図である。
【図6】本発明に係る運行制御方法の一実施例におい
て、搬送車全体の構成を示した図である。
【図7】図6に示した牽引車の前輪部分を前方から見た
図である。
【図8】図7に示したステアリングガイドの概略を示し
た図である。
【図9】図6に示した搬送車に搭載された要素のブロッ
ク構成図である。
【図10】図6に示した搬送車の運行制御を示したフロ
ーチャートである。
【図11】第1実施例において、搬送車に搭載された運
行制御を行うための手段における処理を示したフローチ
ャートである。
【符号の説明】
2 ライン 4 無人搬送車(AGV) 6 誘導線 8 マークプレート 10 牽引車 12 コネクタボックス 14 被牽引台車 16 走行釦 18 前輪 20 ステアリングガイド 22 走行路検出センサ 24 床面固定部 26 固定部検出センサ 28 コントローラ 30 安全バンパー 32 超音波センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定時間をかけてある区間を自動走行す
    る搬送車の運行制御方法において、 前記搬送車にかかる荷重負荷に基づいて運行制御を行う
    ことを特徴とする搬送車の運行制御方法。
  2. 【請求項2】 走行と停止とにより所定時間をかけてあ
    る区間を自動走行する搬送車の運行制御方法において、 前記搬送車にかかる荷重負荷に基づいて停止時間を設定
    し、その停止時間の停止と走行を行うことを特徴とする
    搬送車の運行制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の搬送車の運行制御方法に
    おいて、 前記停止時間は、荷重負荷により変化する前記搬送車の
    実際の走行速度に応じて設定することを特徴とする搬送
    車の運行制御方法。
  4. 【請求項4】 ラインを自動走行する搬送車の運行制御
    方法において、 前記搬送車にかかる荷重負荷に基づいて設定された走行
    速度により搬送車を走行させることを特徴とする搬送車
    の運行制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の搬送車の運行制御方法に
    おいて、 前記走行速度は、荷重負荷がかかった場合においても前
    記搬送車の実際の走行速度が一定となるように設定され
    ることを特徴とする搬送車の運行制御方法。
JP6211549A 1994-04-18 1994-09-05 搬送車の運行制御方法 Pending JPH086640A (ja)

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Cited By (5)

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