JPH02303956A

JPH02303956A - シート構造

Info

Publication number: JPH02303956A
Application number: JP1123381A
Authority: JP
Inventors: Takehiko Kato; 武彦加藤
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1989-05-17
Filing date: 1989-05-17
Publication date: 1990-12-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、例えば後部座席のシート構造に関し、詳し
くはシートの中央後部に貫通孔が形成され、該貫通孔内
に有底筒状のホルダーが嵌着され、前記ホルダーの底壁
を貫通するベルトの一端が車体側に固定され、前記ベル
トの他端部に固定されたバックルが前記ホルダーに収納
可能になっているシート構造に関する。

（従来の技術）一般に、乗用車等の自動車では、運転席および助手席の
他に後部座席にもシートベルト装置が装備されている。

特に、ベンチシートタイプの後部座席、すなわち、リヤ
シートには通常２人が座ることができ、各乗員用にシー
トベルト装置が用意されている。しかも、各シートベル
ト装置のインナーベルトは、リヤシートの中央部に配置
されていて、一端は車体フロア側に固定されている。こ
のようなインナーベルトをリヤシートから車体フロア側
に通すのに第６図ないし第８図に示すように、例えば１
、リヤシートの中央部にベルト挿通用のスリットを設け
たタイプのものがある。

第８図ないし第８図においで、１はリヤシートで、この
リヤシート１の中央部にアームレスト２が設けられ、こ
のアームレスト２の側面後部にスリット３が形成され、
このスリット３には円筒状で樹脂製のホルダー４が取り
付けられている。このホルダー４の底部４ａをインナー
ベルト５が貫通していて、このインナーベルト５の他端
が車体に固定されている。インナーベルト５の先端には
バックル６が取り付けられ、バックル６がホルダー４に
収納されるようになっている（これらと同様な構成は実
開昭５４−６９５２６．６９５２７号公報に開示されて
いる）。

上述のようなインナーベルトが設けられたシートベルト
を着用する際には、バックル６をホルダー４から引き出
して、このバックル６に図示しないアウターベルトまた
は腰肩連続ベルトに設けたタングを係止させるようにし
ている。なお、７はシートクッション、８は布等からな
る表皮である。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上記シート構造にあっては、アームレス
ト２のスリット３に樹脂製の硬質のホルダー４を取り付
けているため、着座時にホルダー４に当たると乗員は異
物感を感じるという問題があった。また、シートクッシ
ョンの表皮材とホルダー４の材質が異なるため見栄えが
良くなく、しかも樹脂製のホルダー４はコスト的にも高
いという問題があった。

（目　的）そこで、この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、着座時に異物感を感じる
ことがなく、しかも見栄えがよく、低コストのシート構
造を提供することにある。

（課題を解決するための手段）この発明は、上記目的を達成するため、シートの中央後
部に貫通孔が形成され、該貫通孔内に有底筒状のホルダ
ーが嵌着され、前記ホルダーの底壁を貫通するベルトの
一端が車体側に固定され、前記ベルトの他端部に固定さ
れたバックルが前記ホルダーに収納可能になっているシ
ート構造であって、前記ホルダーは前記シートの表皮と同一材料から形成さ
れ、前記ホルダーのシート表面側への開口縁部は前記表
皮に固着されて前記表皮と一連となっていることを特徴
とする。

（作　用）この発明は、上記のように、ホルダーはシートクッショ
ンの表皮と同一材料から形成されるので、着座時に異物
感を感じることがなく、見栄えも良くなり、しかも、ホ
ルダーを樹脂などを使用せずに表皮と同一材料で形成す
るので、製造コストの低減を図ることもできる。

（実施例）以下、この発明に係わるシート構造の実施例を図面に基
づいて説明する。

第１図ないし第３図において、１０はリヤシートで、こ
のリヤシート１０はリヤシートクッション１１とりヤシ
−ドパツクＢを有している。

このリヤシートクッション１１は、シートクッションフ
レーム（図示せず）と、このシートクッションフレーム
に装着されたスポンジゴム等からなるクッシ目ン部材１
１ａと、クツ９３フ部材１１ａを覆う可撓性の表皮１２
等を備えている。このシートクッション１１は上方に突
出し且つ前後に延びるアームレスト１３を中央部に有し
ている。

このアームレスト１３の側面１３ａの後部にはスリット
（真通孔）１４が形成されている。そして、スリット１
４には表皮１２と同一材料で形成された可撓性の筒状の
ホルダー１６が嵌挿され、このホルダー１６のシート表
面側の開口縁部１６ａがシートクッション１１の表皮１
２に縫合されて表皮１２とホルダー１６とが一連となっ
ている。また、ホルダー１６のシート裏面側の開口縁部
１６ｂがシートクッションフレーム（図示せず）に固着
されている。

ホルダー１６内のシート裏面側には２つの例えばマジッ
クテープ（商標名）等からなるファスナー１７．１８が
相対向して固着されており、そのファスナー１７．１８
間にインナーベルト１９が貫通している。このインナー
ベルト１９の一端は車体に固定されていて、インナーベ
ルト１９の他端にはバックル２０が取り付けられている
。また、インナーベルト１９の中間の両面にはマジック
テープ（商標名）等からなるファスナー２１．２２が固
着されている。そして、第４図に示すように、ホルダー
１６の後部が閉じられることにより、ファスナー１７．
１８，２１．２２によってインナーベルト１９がホルダ
ー１６に固定されている。そして、ホルダー１６内には
バックル２０が収納されている。

アームレスト１３の側面１３ｂも上記と同様に構成され
ているので、その説明は省略する。

シートベルトを着用する際には、第５図に示すように、
バックル２０をホルダー１５から引き出せばよく、非着
用時には、第１図に示すように、インナーベルト１９と
ともにバックル２０をホルダー１５内に挿入する。この
とき、バックル２０はシートクッション１２の弾力によ
り保持されることとなる。

ところで、リヤシート１０の車体への組付は時には、バ
ックル２０をそのホルダー１６の開口縁部１６ｂから挿
入して、そのホルダー１６からりャシート１０の前方へ
引き出した後、インナーベルト１９のファスナー２１．
２２にファスナー１７゜１８を付着させる。

以上説明したように、ホルダー１６は可撓性の表皮１２
と同一材料で形成されているので、着座時にホルダー１
６に当接しても乗員は異物感を感゛じることがなく、し
かも見栄えも悪くなるということがない、また、ホルダ
ー１６は樹脂などを使用せずに表皮１２と同一材料で形
成されるので、製造コストの低減を図ることもできる。

（効　果）以上説明したように、この発明によれば、ホルダーはシ
ートクッションの表皮と同一材料から形成されるので、
着座時にホルダーが当接しても乗員は異物感を感じるこ
とがなく、しかも見栄えも良くなる。また、ホルダーを
樹脂などを使用せずに表皮と同一材料で形成するので、
製造コストの低減を図ることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のシート構造の一実施例を示した断面
図、第２図はこの発明に係わるシーｋを搭載した自動車
の部分断面斜視図、第３図はシートの斜視図、第４図は
バックルを収納した際のホルダーの斜視図、第５図はホ
ルダーからバックルを引き出した際の説明図、第６図は
従来の後部座席を示した自動車の斜視図、第７図は従来
のシートを示した斜視図、第８図は従来のシート構造を
示した断面図である。１０・・・シート１２・・・表皮１４・・・スリット（貫通孔）１６・・・ホルダー１８ａ・・・関口縁部１９・・・ウェビング（ベルト）第１図第３図第４図第５因第６図第７図第８図？

Claims

【特許請求の範囲】シートの中央後部に貫通孔が形成され、該貫通孔内に有
底筒状のホルダーが嵌着され、前記ホルダーの底壁を貫
通するベルトの一端が車体側に固定され、前記ベルトの
他端部に固定されたバックルが前記ホルダーに収納可能
になっているシート構造であって、前記ホルダーは前記シートの表皮と同一材料から形成さ
れ、前記ホルダーのシート表面側への開口縁部は前記表
皮に固着されて前記表皮と一連となっていることを特徴
とするシート構造。