JPH0449965Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は自動車用ヘツドレストなどの乗物用ヘ
ツドレストを覆うヘツドレストカバーに関するも
のである。

（従来の技術） 自動車用ヘツドレストなどの乗物用ヘツドレス
トを覆うヘツドレストカバーとしては、従来より
種々のものが知られているが、いずれもヘツドレ
ストを覆うことのみを考慮して設計されたもので
ある。

（考案が解決しようとする課題） 本考案が解決しようとするところは、単にヘツ
ドレストを覆う目的のみならず、ヘツドレストを
覆うと同時にヘツドレストの下部前方にネツクレ
ストが形成できるようにして乗員の安全性を高め
るとともに長い時間にわたつて疲れの生じない安
楽姿勢を保持できるようにすることにある。

（課題を解決するための手段） 本考案のヘツドレストカバーは、カバー主体の
下部にネツクレスト部材を設けたことを特徴とす
るものである。

（作用） このようなヘツドレストカバーは、車体側に装
着されたヘツドレスト本体にカバー主体を被装し
てヘツドレスト本体のステイ部分の前方にカバー
主体の下部に続かせてあるネツクレスト部材を該
ヘツドレスト本体の下部前方に突出させて使用す
る。

（実施例） 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明する。

１は車体側に装着されたヘツドレスト本体１１
を覆うカバー主体、２はカバー主体１の下部に続
かせてあるネツクレスト部材であつて、該ネツク
レスト部材２は実施例ではカバー主体１と同材よ
りなるカバー副体３にポリウレタンフオームなど
よりなる芯材４を収納してなるものとしている
が、空気嚢体などであつてもよく、また、ネツク
レスト部材２をカバー主体１と一体に縫製してお
く外、マジツクフアスナ（商品名）などの面状係
止具その他の連繋部材により着脱自在としてもよ
い。なお、図中５は芯材４の表面に必要に応じて
設けておく通気用条溝、６は芯材４の表面に必要
に応じて血行促進用に埋設しておく永久磁石や遠
赤外線放射性セラミツクの粒体である。

このように構成されたものは、車体側に装着さ
れたヘツドレスト本体１１にカバー主体１を被装
すれば、ヘツドレスト本体１１のステイ部分の前
方にカバー主体１の下部に続かせてあるネツクレ
スト部材２が該ヘツドレスト本体１１の下部前方
に突出させて位置することとなるから、乗員が座
席に着座した場合、乗員の頚部がネツクレスト部
材２を介してヘツドレスト本体１１のステイ部分
に支えられることとなり、従つて、衝突時におけ
る乗員の安全性を高めるとともに長い時間にわた
つて疲れの生じない安楽姿勢を保持できることと
なる。

（考案の効果） 本考案は前記説明から明らかなように、カバー
主体の下部にネツクレスト部材を設けることによ
つて、単にヘツドレストを覆う目的のみならず、
ヘツドレストの下部前方にネツクレストを形成し
て乗員の安全性を高めるとともに長い時間にわた
つて疲れの生じない安楽姿勢を保持できるように
したもので、特に、ネツクレスト部材をカバー主
体の下部に着脱自在としておいた場合にはネツク
レスト部材を外して従来のヘツドレストカバーと
同様にも使用できて便利であり、構造が簡単で安
価に提供できる利点と相俟ち実用的価値極めて大
きいものがある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。 １……カバー主体、２……ネツクレスト部材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ カバー主体１の下部にネツクレスト部材２を
   設けたことを特徴とするヘツドレストカバー。 ２ ネツクレスト部材２がカバー主体１の下部に
   着脱自在である請求項１記載のヘツドレストカ
   バー。