JPH02300294A - 鋼板用冷間圧延油及びそれを用いた圧延方法 - Google Patents

鋼板用冷間圧延油及びそれを用いた圧延方法

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JPH02300294A
JPH02300294A JP12196289A JP12196289A JPH02300294A JP H02300294 A JPH02300294 A JP H02300294A JP 12196289 A JP12196289 A JP 12196289A JP 12196289 A JP12196289 A JP 12196289A JP H02300294 A JPH02300294 A JP H02300294A
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rolling
oil
rolling oil
cold rolling
polybutene
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JP12196289A
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Hideo Yamamoto
秀男 山本
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B45/00Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B45/02Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for lubricating, cooling, or cleaning
    • B21B45/0239Lubricating
    • B21B45/0242Lubricants

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鋼板用冷間圧延油及亡〆イれを用いた圧延方法
に関する。
(従来の技術) 一般に、鋼板の冷間圧延時に用いる圧延油は、圧延ロー
ルと鋼板との間に介在して両者が直接接触することによ
る焼付き疵の発生を防止し、且つ両者の摩擦を減少させ
て圧延荷重や圧延動力を減少させる性能が要求される。
従来の圧延においては、鉱油、合成エステル、天然油脂
等を主成分とした圧延油が用いられてきた。しかし、圧
延ロールの直径は450〜600I11mlと大きく、
lパス当たりの圧下率はせいぜい35%程度であり、そ
れ以上では焼付きが発生して生産性向上、品質向上を阻
害する。
そこで、特開昭57−+12905号に示されるような
鋼板に化成処理皮膜を形成させる方法や、特開昭62−
158504号に示されるような圧延油の導入量を増や
す方法が考えられ実施されている。しかし、これらは、
圧延前に鋼板を前処理する必要があり、生産性の向上の
程度は低い。
一方、圧延ロール径が200−3+11)aIImと小
さいロールを使用すれば従来の圧延に比べて小さい圧延
荷重で1バス当たりの圧下率を大きくできることが知ら
れて来た。小径ロールによる圧延は高圧下率であること
及びロール径が小さいことから、従来の圧延に比ベロー
ルと被圧延鋼板との間で形成されるかみ込み角が大きく
なる。このため、従来の圧延油を用いた場合、次式の関
係からロールと被圧延鋼板との間に導入される圧延油量
が少なくなる。
導入油膜厚さ: t d = 77(U+V)/ a 
PV:圧延油粘度、 Uコロール周速 ■=被圧延鋼板の速度、 P:被圧延鋼板の降伏応力、 a:被圧延鋼板とロールのかみ込み角 特に鋼板コイルを圧延する場合、コイルの先端及び後端
は圧延速度が小さいので、導入される圧延油量は著しく
少なくなり、潤滑不足気味になる。
このような場合に用いる圧延油としては、導入量が減少
しない特性、若しくは油膜切れを発生させない特性が要
求される。
特開昭62−84192号には、鋼管の引抜き加工にお
いてポリブテンを増粘剤として10〜30w t%添加
した潤滑油が示されている。引抜き加工はスリップ状態
で加工する方法であり、粘度を高くして油膜を厚くし、
摩擦係数を下げることは潤滑に極めて有効である。しか
し、多重式の圧延機による圧延においては、油膜が厚く
なり過ぎると補強ロールと圧延ロールとの間若しくは圧
延ロールと鋼板との間でスリップが発生して圧延不可能
となる。
このことは、引抜きの潤滑技術と圧延の潤滑技術とが根
本的に異なることを示している。従って、特開昭H−4
410号に示される潤滑剤は圧延に使用できないし、ま
た、圧延用の適当な潤滑剤(圧延油)もなかった。
(発明が解決しようとする課題) 鋼板の冷間圧延油は、スリップの発生を抑止しなければ
ならないので、あまり高粘度にすることができない。
また、合成エステル、天然油脂等を主成分とした従来の
圧延油は低粘度であり、小径ロール圧延に使用した場合
、十分な導入量が得られない。そして、圧延ロールと鋼
板とが直接接触することにより焼付き疵が発生し、また
、圧延荷重が著しく高くなって設定した板厚に圧延する
ことができず、板厚不良となる等鋼板製品の品質上の問
題が生じている。
更に、圧延速度の変化によって導入量が大きく変化し、
特に加減速部において圧延荷重の変動が大きくなる。そ
の結果、圧延が不安定となり、定常圧延(高速圧延)に
達するまでに時間がかかり、結果的に生産効率が低下す
る。
また、定常圧延部を高速にすると、摩擦熱の発生が大き
くなり、圧延油の粘度低下による導入量の低下、油膜の
耐熱性及び強度の低下が起こり、焼付きが発生する。従
って、定常圧延部の圧延速度を十分に高めることもでき
ず生産効率は更に低下する。
本発明は、かかる従来の問題点を解決すべくなされたも
のであり、圧延パスの圧下率が大きく且つ少ないバス回
数で鋼板の冷間圧延を行うに際し、低速での圧延荷重の
増加が少なく且つ焼付き疵の発生しない優れた潤滑状態
を得ることができる圧延油及び圧延方法を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明においては、イソブ
チレンとノルマルブチレンとの共重合物であり且つ平均
分子量が1000〜2500のポリブテンを10〜25
w t%だけ添加して鋼板用冷間圧延油を構成している
。更に、上記冷間圧延油に油脂及び/又は合成エステル
を4Sw t%以上添加し且つ脂肪機及び/又はリン酸
エステルを1〜5wt%添加して冷間圧延油を構成する
また、本発明の圧延方法においては、圧延ロールの直径
が150〜400mmの多重式圧延機を用い、上記圧延
油を供給して強圧下圧延を行う。
(作用) 本発明者は、次に示す考え方に基づいて種々検討した結
果本発明を完成するに至った。
(1)  低速圧延時の圧延油導入量を増やすために圧
延油の粘度を高める。このための方法とじて次の2つの
方法を検討した。
■ 常圧粘度を高め、ロールや被圧延鋼板への付着量を
増す。
■ 高圧粘度の高いポリマーを添加することによって圧
延油の高圧粘度を高め、ロールと鋼板とかみ込み部への
引き込み量を増す。
(2)焼付き疵を防止する方法として次の2つの方法を
検討した。
■ 油膜を厚くし、摩擦面への天然油脂や合成エステル
の供給量を増す。
■ 脂肪酸、リン酸エステルなどの油膜強度の高い添加
剤を使用する。
第1の発明である圧延油は、ポリブテンを添加した圧延
油である。ポリブテンとは、イソブチレンとノルマルブ
チレンとのランダム共重合物であり、次の一般式で示さ
れる。
種々のポリマーの中で、ポリブテンは高圧粘度が高く油
膜を厚くする性能に優れている。特に、分子量が100
0以上のポリブテンは粘度増加効果が高い。
しかし、分子量が2500を越えると膜厚が厚くなりす
ぎ、ロール間あるいはロールと鋼板との間でスリップが
発生するので好ましくない。圧延油へのポリブテンの添
加量は、IOw”t%未満では圧延油の高圧粘度の上昇
が十分でなく好ましくない。
また、25w t%を越えると膜厚が厚くなり過ぎて同
様のスリップが発生するので好ましくない。圧延油の粘
度も同様の理由から上限と下限が決まる。
更に、圧延油の潤滑性は、油膜厚さだけでなく油膜強度
が高いことが焼付きの発生防止や摩擦係数の低減のため
に必要である。ポリブテン自身は高粘度が高く厚い油膜
を形成するが、吸着基をその分子中に持っていないため
、油膜強度が十分でない。従って、吸着基を有し且つ油
膜強度の高い油脂及び合成エステル、脂肪酸、リン酸エ
ステル等を併用することによってポリブテンによる膜厚
増加作用に加えて油膜強度が高くなり、更に優れた潤滑
作用が発揮される。そのためには、油脂及び/又は合成
エステルは45w t%以上必要であり、脂肪酸及び/
又はリン酸エステルはl w t%以上必要である。こ
れ未満では十分な焼付き防止や摩擦係数の低減が得られ
ない。また、油脂及び/又は合成エステルの配合量の上
限は、ポリブテン、脂肪酸、リン酸エステル等の添加量
や冷間圧延油を考慮すると、おのずからHw t%径程
度なる。
また、脂肪酸及び/又はリン酸エステルの添加量は、5
wt%を越えるとその効果が飽和するので上限を5wt
%とした。
本発明に用いる油脂としては、牛脂、豚脂、鯨油、魚、
油などの動物油脂およびパーム油、やし油、なたね油、
ひまし油等の植物油脂がある。
また、合成エステルとしては、炭素数が12〜20の油
脂脂肪酸又は合成脂肪酸と炭素数が1〜18の一価アル
コールとのモノエステル類、炭素数が36ノタイマー酸
と炭素数が8〜I8の一価アルコールとのジエステル類
、ジプロビレ〉′グリコール、トリメチロールプロペン
、ペンタエリスリトールなどの多価アルコールと炭素数
が8〜20の油脂脂肪酸又は合成脂肪酸とのジエステル
類、!・ジエステル類、テトラエステル類などがある。
好ましいモノエステル類としては、ステアリン酸オクチ
ルエステル、パルミチン酸オクチルエステル、ステアリ
ン酸オレイルエステル ウリン酸オレイルエステルなどがある。また、好ましい
ジエステル、トリエステル、テトラエステル類としては
、ダイマー酸ジステアリル、ダイマー酸ジラウリル、ジ
プロピレングリコールジオレイル、ジグロピレングリコ
ール牛脂脂肪酸エステル、トリメチロールプロパンジオ
レイルエステル、トリメチロールプロパントリオレイル
エステル、トリメチロールプロパントリラウリルエステ
ル、トリメチロールプロパンやし油脂肪酸エステル、ペ
ンタエリスリトールテトラオクチルエステル、ペンタエ
リスリトールジラウリルエステル、ペンタエリスリトー
ルテトラオレイルエステル、ペンタエリスリトール牛脂
脂肪酸トリエステルなどがある。
また、本発明に用いる脂肪酸は、炭素数が12〜36の
油脂脂肪酸又は合成脂肪酸であり、オレイン酸、ステア
リン酸、牛脂脂肪酸およびオレイン酸やリルイン酸の重
合酸(ダイマー酸)などである。
本発明に用いるリン酸エステルは、正リン酸や亜リン酸
と炭素数6〜13のアルコールとのジエステルやトリエ
ステルであり、トリクレジルホスフェート、トリラウリ
ルホスフェート、トリラウリルトリチオホスファイト、
ジラウリルハイドロゲンホスファイト、トリデシルホス
ファイト等が好ましい。
第2の発明は、第1の発明の圧延油の性能を効果的に発
揮させるための圧延方法に関するものである。
圧延ロールの直径が40haを越える大径ロールでは、
かみ込み角a(式(2)で表される)が小さく、また式
(1)で示す導入膜厚が大きいので、本発明の圧延油の
性能が十分に発揮されない。また、潤滑過多となり、本
発明の圧延油を用いてもスリップが発生し好ましくない
α−1F丁西フ1 ・・・・(2) r:圧下率、ho:被圧延鋼板の板厚、R:圧延ロール
半径 また、圧延ロールの直径が150mm未満の小径ロール
では、低い圧延荷重で圧延が可能になり、加減速時の圧
延荷重の変動などの問題が発生しないため、本発明の圧
延油の性能が十分に発揮されない。圧下率についても、
上記式(2)で示すように、圧下率が小さい場合には、
aが小さ〈従来の圧延油を用いても十分な圧延油の導入
膜厚が得られるので本発明の圧延油の性能が十分に発揮
されない。
また、圧下率が小さいと、圧延パス数が増え、目的とし
ている高効率圧延ができない。
また、本発明の圧延方法において、圧延機を補助ロール
を用いる多重式圧延機に限定したのは、本発明の圧延油
のスリップを防止する性能が補助ロールと圧延ロールと
の間で発生するスリップに対して特に優れた性能を発揮
するためである。
(実施例) 本発明による種々の圧延油を作成し、これらと従来の圧
延油及び本発明に含まれない比較例とを比較実験するこ
とにより本発明の評価を行った。
従来の圧延油 鉱油を基油とし、これに牛脂を8wt%、ステアリン酸
オクチルエステルを+5w t%、オレイン酸を2wt
%、乳化剤、酸化防止剤、防錆剤を合計で5wt%添加
した圧延油を作成した。この圧延油の粘度は、50℃で
30c S tである。
実施例1〜4 上記従来の圧延油に、分子量HOGのポリブテンをIO
w t%、分子量1000のポリブテンを15w t%
、分子量200Gのボブテンを15w t%、分子量U
OOのポリブテンを2Sw t%だけ各々添加して実施
例1〜4の圧延油を作成した。
比較例1〜5 上記従来の圧延油に、分子量30000のポリメタアク
リレートを+5w t%、分子量2000のポリビニル
エステルを+5w t%、分子量2400のポリブテン
を5wt%、分子量900のボブテンをISw t%、
分子量100GのポリブテンをIOw t%だけ各々添
加して比較例1〜4の圧延油を作成した。
これらの圧延油の粘度を第1表に示す。
第   1   表 更に、下記の実施例及び比較例を作成した。
実施例5 トリメチロールプロパントリオレイルエステルを基油と
しく4SvL%)、これに平均分子量2H1)のポリブ
テンを+5w t%、すレイン酸を3 w t%、トリ
ラウリルチオホスファイトを1 w t%、鉱油を31
w t%添加して圧延油を作成した。この圧延油の粘度
は、50℃で75cStであった。
実施例6 パーム油と牛脂の1:l混合物を基油としく67wt%
)、これに平均分子量2000のポリブテンを20vL
%、ダイマー酸を3wt%、鉱油をlow t%添加し
て圧延油を作成した。この圧延油の粘度は、so’cで
75cStであった。
実施例7 パーム油と牛脂のl:1混合物を基油としく60マt%
)、これに平均分子量2000のポリブテンを20wt
%、ダイマー酸を3wt%、トリラウリルホスファイト
を1wt%、トリメチロールプロ/(ントリオレイルエ
ステルを目wt%添加して圧延油を作成した。この圧延
油の粘度は、50℃で105C5tであった。
実施例8 肝脂を基油としQ4vL%)、これに平均分子量240
0のポリブテンをIOw t%、ステアリン酸を1wt
%添加して圧延油を作成した。この圧延油の粘度は、5
G’C!で70cStであった。
実施例9 ペンタエリスリトールテトラオレイルエステルを基油と
しく71vt%)、これに平均分子量240Gのポリブ
テンを20w t%、牛脂脂肪酸を3wt%、トリラウ
リルホスフェートを1wt%添加して圧延油を作成した
。この圧延油の粘度は、so’cで+45C5tであっ
た。
実施例10 ダイマー酸ジスチリルを基油としく5Ovt%)、これ
に平均分子量1500のポリブテンを211w t%、
オレイン酸を3wt%、パルミチン酸オクチルエステル
を15w t%、ジラウリルハイドロゲンホスファイト
を1wt%、鉱油を6wt%添加して圧延油を作成した
。この圧延油の粘度は、50℃で120C5tであった
比較例6 肝脂を基油とし1j9vt%)、これに平均分子量20
0・のポリブテンを3wt%、トリラウリルホスフェー
トを1wt%、オレイン酸を2wt%添加して圧延油を
作成した。この圧延油の粘度は、50℃で35c S 
tであった・ 比較例7 ペンタエリスリトールテトラオレイルエステルを基油と
しく67vL%)、これに平均分子量2400のポリブ
テンをHw t%、牛脂脂肪酸を3wt%、トリラウリ
ルホスフェートを1wt%添加して圧延油を作成した。
この圧延油の粘度は、50℃で160C5tであった。
比較例8 パーム油と牛脂の1=1混合物を基油としく67wt%
)、これに平均分子量30000のポリメタアクリレー
ト(三洋化成アクループ727)を15w t%、ダイ
マー酸を3wt%、鉱油をlOw t%添加して圧延油
を作成した。この圧延油の粘度は、50℃で100C3
tであった。
実験■ 本発明の圧延油を用いた場合の摩擦面の焼付き発生状況
および摩擦係数を従来の圧延油及び比較例と比較するた
めに、二円筒転がり滑り試験機を用いて摩擦試験を実施
した。
試論条件 試験条件は下記の通りであり、上ロールに働く回転トル
クから摩擦係数を計算により求め、回転速度による変化
を測定した。また、回転速度20rpm時において試験
温度を50℃から200℃に高めて試験し、焼付きの発
生状況を観察した。
上ロール  形状:125ΦX 1G’材質:低炭素鋼 表面あらさ: Ra 0.2Jim 下ロール  形状: 100φX 311’材質:工具
鋼 (S K D 11.焼入・焼戻材) 表面あらさ: Rs O,lJIm 回転速度 :  20〜8(10rpm(上・下ロール
は同一回転) 押付荷重 7 200口f 試験温度 :  50.too、r5G、200℃の各
温度圧延油供給量:原液を上・下ロールに 10 ml/win給油 試験結果を第2表に示す。
第2表から明らかなように、本発明の圧延油は、低速す
べり状態での摩擦係数が低く且つ高温まで焼付きの発生
がなく、速度による摩擦係数の変化が小さい。尚、比較
例7では摩擦係数が低すぎるため好ましいとはいえない
実験■ 実験Iで用いた従来の圧延油、比較例3の圧延油、実施
例3の圧延油、比較例6の圧延油、比較例7の圧延油、
実施例6の圧延油について下記の圧延条件で圧延実験を
行い、圧延時のスリップ発生状況および圧延荷重の変動
、鋼板表面の焼付き疵の有無、板厚の変動を観察、測定
し、耐スリップ性、耐焼付き性、荷重変動性を評価した
。また、実験工の実施例6の圧延油については、圧延ロ
ールの直径を変えた圧延実験を行い同様の評価を実施し
た。
圧延試験条件 圧延機=6重式(6ffi)可逆圧延機圧延ロール直径
:■100 m履φ ■l5OIIIII・ ■ 400 amΦ ■ 500  ta鳳φ (この場合は4重式) 圧延ロール表面あらさ:  Rs O,4μm中間ロー
ル直径:  50Gmml バックアップロール直径:  HOOmml圧延材:低
炭素鋼・熱延・酸洗材 (厚さ2.コff1ffiX巾1200tnax 、を
量157ON)圧下率:各バス40%の圧下率で3パス
圧延板厚: 2.3am→llfm→013mm −+
 0.5011m圧下率   40%   40%  
 40%圧延速度:定常状態の圧延速度10(111r
a/rairr圧延油供給:3%エマルジョンとしてロ
ールおよび入側から鋼板上に供給 実験結果を第3表に示す。
No、24.26はロール径が本発明の範囲内の組合わ
せによるものがあり、いずれもスリップや焼付きの発生
はなく且つ荷重変動が少なく、仕上がり板厚の変動も小
さく優れている。
一方、No、25.2’lはロール径が本発明の範囲を
外れる組合わせによるものであり、耐スリップ性、耐焼
付き性のいずれかがかなり劣る。また、No。
20〜23は圧延油が本発明の範囲を外れた組合わせに
よるものであり、スリップの発生、焼付きの発生、板厚
変動のいずれかが劣る。
以上の実験より、本発明の圧延油は耐スリップ性、耐焼
付き性に優れ、良好な潤滑性を示すことが判る。また、
この圧延油を用いて圧延ロール径が150〜400am
の圧延機で圧延すれば、スリップや焼付きの発生を起こ
すことなく優れた板厚精度の圧延ができることが判る。
(発明の効果) 本発明の圧延油および圧延方法を用いることにより、ス
リップの発生を防ぎ且つ低速における圧延荷重の増加が
少なく、優れた板厚精度が得られ、焼付き疵の発生もな
く表面品質の良い鋼板を高能率で圧延できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イソブチレンとノルマルブチレンとの共重合物であ
    り且つ平均分子量が1000〜2500のポリブテンを
    10〜25wt%含有し、50℃における粘度が50〜
    150cStである鋼板用冷間圧延油。 2、油脂及び/又は合成エステルを45wt%以上含有
    し且つ脂肪酸及び/又はリン酸エステルを1〜5wt%
    含有する、第1請求項記載の鋼板用冷間圧延油。 3、圧延ロールの直径が150〜400mmの多重式圧
    延機を用い且つ第1又は第2請求項記載の鋼板用冷間圧
    延油を供給して強圧下圧延を行う圧延方法。
JP12196289A 1989-05-16 1989-05-16 鋼板用冷間圧延油及びそれを用いた圧延方法 Pending JPH02300294A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003097774A1 (fr) * 2002-05-15 2003-11-27 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Composition d'huile destinee au laminage a froid
JP2005177816A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Sumitomo Metal Ind Ltd 冷間引抜用潤滑油および潤滑被膜、並びに冷間引抜鋼管の製造方法

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