JPH02296850A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH02296850A
JPH02296850A JP11509289A JP11509289A JPH02296850A JP H02296850 A JPH02296850 A JP H02296850A JP 11509289 A JP11509289 A JP 11509289A JP 11509289 A JP11509289 A JP 11509289A JP H02296850 A JPH02296850 A JP H02296850A
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
fiber
resin composition
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP11509289A
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English (en)
Inventor
Keisuke Yagi
敬祐 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、ベトッキの少ないしかもソフト感を持った塩
化ビニル系樹脂に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に塩化ビニル樹脂にソフト感を持たすために多量の
可塑剤を使用しなければならない、しかし多量の可塑剤
を使用するがゆえに、ベトッキも多くなりグリップ用途
などに制約が大きい、また、可塑剤を多量に使用すると
ドライアップの段階で時間がかかり生産性も悪い欠点が
あった。
(発明が解決しようとする課題〕 かかる状況に鑑み、本発明者らは、上記のような欠点を
解決すべく鋭意検討を行った結果、テトラヒドロフラン
に不溶なゲル分を含有する塩化ビニル系樹脂(以下部分
的に架橋した塩化ビニル系樹脂と称す、)と繊維と可塑
剤をブレンドした塩化ビニル系樹脂として使用される時
において、上記塩化ビニル系樹脂組成物によって成形さ
れた成形品がソフト感を有しなおかつベトッキが少なく
、生産性も通常の塩化ビニル系樹脂と変らないという驚
(べき事実を見出し、本発明を完成するに至った0本発
明の目的は、ソフト感を持ちなおかつベトッキの少ない
塩化ビニル系樹脂組成物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち本発明は、部分的に架橋した塩化ビニル系樹脂
、繊維、及び可塑剤からなるソフト感を有しなおかつベ
トッキが少ないことを特徴とする塩化ビニル系樹脂織物
である。
本発明の特徴は、組成物の樹脂中の部分的に架橋した塩
化ビニル樹脂に繊維をブレンドしたことにある。これに
よりベトッキの少ない塩化ビニル系樹脂の製造が可能に
なったものである。
樹脂分中の架橋した部分は、特定するわけではないがベ
トッキ生産性の面から、8〜90重量%好ましくは、4
0〜60重量%が適当である。
繊維としては繊維長30〜300μmのセルロール繊維
又は繊維の径0.5〜1.5デニール、繊維長3〜5m
mのポリエステル繊維が好ましい。それ以外だとベトッ
キ、分散性、ソフト感をそこなう問題が出てくる。
繊維の添加部数については、該塩化ビニル樹脂100重
量部に対して3重世部未満では、ベトッキをなくす効果
もなくなり、しかもドライアップも時間がかかり生産性
も悪くなる。
50重量部をこえると繊維の分散性が悪くなり2次凝集
を起こしたりする。またソフト感もなくなる。
特に望ましい範囲は、10〜50重量部の範囲でソフト
感がありしかもベトッキが少なく、生産性も良好な結果
を示した。
本発明の組成物において可塑剤は、得られた成形体にソ
フト感を与えるために加えられるものであり、しかしな
がら可塑剤が少なすぎるとソフト感がな(なる、一方可
塑剤が多すぎると、可塑剤が沸き出したりベトッキが太
き(なる。
このような可塑剤の例としてはジブチルフタレート、ジ
オクチルフタレート、ブチルベンジルフタレート等の芳
香族多塩基酸のアルキルエステル、ジオクチルアジペー
ト、ジオクチルアゼレート、ジオクチルセパケート等の
脂肪族多塩基酸のアルキルエステル、トリクレジルフォ
スフェート等のリン酸のアルキルエステル等、ポリエス
テル等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物に使用する塩化ビニル系樹脂組成物
は、そのままでも利用できるが、必要に応じて他の熱可
塑性樹脂、ゴム、熱安定剤、充填剤、IR料及び加工助
材等を配合して利用される。
他の熱可塑性樹脂としては、一般の塩化ビニル樹脂、エ
チレン酢酸ビニル共重合体、エチレン塩化ビニル共重合
体、ウレタン塩化ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン
、ABs#M脂、AS樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル
系樹脂等が、ゴムとしては、NBR,CR等が用いられ
る。
本発明の樹脂組成物に使用される部分的に架橋した塩化
ビニル系樹脂組成物は従来の塩化ビニル系樹脂と同じ工
程により、造粒、成形が可能である。すなわちスーパー
ミキサー、ブレンダー等の混合機により、可塑剤、安定
剤等と混合され、バンバリー、ロール押出機等により混
練造粒される。
もちろん混合されたパウダー状でも成形加工上従来の塩
化ビニル系樹脂と変るところはない、造粒されたベレッ
トは一般の塩化ビニル系樹脂と同じように射出成形、押
出成形、プロー成形、プレス成形が可能であり、成形性
も一般の塩化ビニル系樹脂と同じように良好であるが、
得られた樹脂組成物は一般の塩化ビニル系樹脂に比較し
て、ソフト感がありしかもベトッキが少ない。
〔実施例〕
実施例1 ゲル分が45%、テトラヒドロフラン可溶部平均重合度
が1000の塩化ビニル重合体(住友化学工業製、UX
−FL)100重量部にジオクチルフタレート150重
量部、バリウム亜鉛系安定剤(アデカ・アーガス製、A
F539)3重全部及びセルロース繊維(出隅国策パル
プ製 KCフロック)径の違うものを30重1部添加し
、混合物をバンバリーミキサ−で混練しペレットとした
。このベレットからプレスシートを作成しソフト感、ベ
トッキ感を評価を行い同時にセルロース繊維の分散性も
評価した。
その結果を第1表に示す。
実施例2 ゲル分が45%、テトラヒドロフラン可溶部平均重合度
が1000の塩化ビニル重合体(住人化学工業製、υX
−PL)100重量部にジオクチルフタレート150重
量部、バリウム亜鉛系安定剤(アデカ・アーガス製、A
P−539)3重量部及ヒセルロース繊維長が150μ
mのセルロース繊維(出隅国策パルプ製、KCフロック
W−100)を各部添加し、混合物をバンバリーミキサ
−で混練しベレットとした。このペレットからプレスシ
ートを作成し、ソフト感、ベトッキ感分散製を評価した
。評価は、実施例1と同様に判断して決めた。その結果
を第2表に示す。
第 表 註l) 註2) ベトッキ感Lプレスシートを折り曲げプレスシート同志
を接触させ軽く圧力をかけて接着するかどうかを評価し
た。
良  好 ; 接着しない やや良好 ; 接着するがすぐ離れる 不  良 : 接着する ソフト感&叡硬度(JISK6301A型)で判断し九
良  好 : 55以下 やや良好 856以上〜60位下 性を評価した。
不 良 均一に分散していなく2次凝集のかたまりが多数見られ
る。
第 表 実施例3 特公昭62−11022号公報に開示された製造方法に
よって作られた各ゲル含有塩化ビニル重合体100重量
部にジオクチルフタレート150重量部、バリウム亜鉛
系安定剤(アデカ・アーガス製、AP−539) 3重
量部及びセルロース繊維長が150μmのセルロース繊
維(重陽国策バルブ製、KCフロックW−100)を3
0重量部添加し混合物をバンバリーミキサ−で混練し、
ペレットとした。このペレットからプレスシートを作成
しソフト感、ベトッキ感を評価した。
評価は、実施例1と同様に判断して決めた。その結果を
第3表に示す。
0主4) 生産性についてはロールに巻き着(時間を粱した。
良 好 : 3分以内 やや良好 : 3〜6分 不良:6分社 実施例4 ゲル分が45%、テトラヒドロフラン可溶部平均重合度
が1000の塩化ビニル重合体(住人化学工業製、UX
−FL)100重量部にジオクチルフクレー) 150
重量部、バリウム亜鉛系安定剤(アデカ・アーガス製、
AP−539) 3重量部及び繊維径が0.5デニール
、繊維長さが3III11のポリエステル、繊維(帝人
株式会社製、TM04 N S D 0.5 X 3 
)を、各部添加し、混合物をバンバリーミキサ−で混練
し、ペレットとした。
このペレットからプレスシートを作成しソフト感、ベト
ッキ感を評価した。評価は、実施例1と同様に判断して
決めた。
本発明のベトッキの少ない樹脂組成物は、ベトッキの少
ないしかもソフト感がある塩化ビニル系樹脂組成物であ
る。
他の本発明の特徴として、一般の塩化ビニル系樹脂に比
べ熱安定性が改善される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テトラヒドロフランに不溶なゲル分8〜90重量
    %及び残部がテトラヒドロフラン可溶分からなる塩化ビ
    ニル樹脂100重量部に対して、繊維を3〜50重量部
    及び可塑剤が50〜300重量部からなる塩化ビニル系
    樹脂組成物。
  2. (2)繊維の長さが30〜300μmのセルロース繊維
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の樹
    脂組成物。
  3. (3)繊維の径が0.5〜1.5デニール、繊維長が3
    〜5mmのポリエステル繊維であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
JP11509289A 1989-05-10 1989-05-10 塩化ビニル系樹脂組成物 Pending JPH02296850A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017036370A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 Mcppイノベーション合同会社 塩化ビニル系樹脂組成物
JP2021017560A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 株式会社コバヤシ フィルム形成用組成物、及びプラスチゾル組成物

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496821A (ja) * 1972-05-06 1974-01-22
JPS61225224A (ja) * 1985-03-29 1986-10-07 Lonseal Corp 成形用表皮材の製造方法

Patent Citations (2)

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