JPH02295819A - 車体搬送装置 - Google Patents

車体搬送装置

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JPH02295819A
JPH02295819A JP11308889A JP11308889A JPH02295819A JP H02295819 A JPH02295819 A JP H02295819A JP 11308889 A JP11308889 A JP 11308889A JP 11308889 A JP11308889 A JP 11308889A JP H02295819 A JPH02295819 A JP H02295819A
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JP11308889A
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English (en)
Inventor
Makoto Hirabayashi
平林 真
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はリニアモータを駆動源としてトランスファーパ
ーを駆動することにより自動車車体を搬送する車体搬送
装置に関する。
(従来の技術) 自動車車体を組立てるには、フロアパネルとエンジンコ
ンパートメントとを組立てるフロアメインラインと、こ
のラインで形成されたフロアメインに対してボディサイ
ド等のパネルを組付けるメインボディラインと、更にこ
れにドア等を組付けるメタルラインとを有している。こ
れらの組立てラインでは、車体本体を1ステ一ジ分ずつ
順次搬送しながら、種々のパネル材を車体本体に組付け
るようにしている。このような自動車車体の組立てライ
ンに用いられている車体搬送装置としては、従来第14
図に示されるようなものがある。
図示するように、従来の車体搬送装置は、車体Wを支持
するためのフィンガー1が取付けられた搬送体つまりト
ランスファーパー2を有しており、このトランスファー
パー2は多数のガイドローラ3によって長手方向に往復
動自在に載置されている。このトランスファーパー2を
往復動するために、これに形成されたラック4にはピニ
オン5が噛合っており、このピニオン5は減速機6を介
してモータ7によって駆動されるようになっている。
トランスファーパー2の周囲には所定のピッチ間隔で各
作業ステージが形成されており、図示省略した溶接ロボ
ット等により各々のステージで車体本体Wに対するパネ
ルの溶接作業等が行なわれることになる。
トランスファーパー2はその前進移動によって車体本体
Wを下流側のステージにまで搬送し、ここでは、図示し
ないリフターが車体本体Wを上昇移動させることになる
。前記溶接作業はこのようにして上昇された状態で行な
われる。このリフターで上昇されている間に、トランス
ファーパー2はモータ7の駆動によって後退し、次の車
体本体Wの搬送を準備することになる。
図示する搬送装置は、トランスファーパー2が進退移動
つまり前進後退移動するのみであるが、リフトアンドキ
ャリータイプと言われ、トランスファーパー2が上下動
と進退移動とを行なうようにしたものがあり、この場合
には、各ステージには、リフターを設置することが不要
となる。
(発明が解決しようとする課題) 上述したようにラック4とピニオン5との噛合わせによ
ってトランスファーパー2を進退移動させる場合には、
モータ7をトランスファーパー2の側方に突出させて基
台に設置する必要があり、トランスファーパー2の周囲
に設置される他の装置類との干渉があり、各ステージの
自由なレイアウトの障害となることがある。また、従来
では、トランスファーパー2の一部に車体本体Wが載置
されていないことから負荷が変化しても、トランスファ
ーパー2の移動を開始してから所定の位置までは加速し
、その位置からは等速でトランスファーパー2を搬送し
、更に所定の位置からは減速させるようにしていたので
、モータ7の制御回路とそれに関する周辺装置の構造が
複雑かつ高価となるという問題点があった。
本発明はトランスファーパーつまり搬送体をリニアモー
タにより駆動することにより上記問題点を解決し、トラ
ンスファーパーの位置に応じてリニアモータのオンオフ
及び正逆相制御を行なうだけで、車体本体の搬送を行な
い得るようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するための本発明は、自動車車体を
支持する搬送体を基台上に進退移動自在に設置し、前記
搬送体を駆動するリニアモータと、前記搬送体を制動す
るブレーキと、前記搬送体の前進時の停止位置と後退時
の停止位置とを規制する2つのショックアブソーバ−と
を前記基台に取付け、前記搬送体が減速位置まで移動し
たことを検知する前進時と後退時との2つの減速位置検
出用リミットスイッチと、前記搬送体が前記ショックア
ブソーバ−と当接する位置まで移動したことを検知する
前進時と後退時の2つの押込み位置検出用リミットスイ
ッチと、前記搬送体の前進時と後退時の停止位置を検出
する2つの停止用リミットスイッチとをそれぞれ前記基
台に取付けてなる車体搬送装置である。
(作用) 搬送体の前進移動と後退移動とがリニアモータにより駆
動されることになり、前進限位置と後退限位置とにおい
ては、それぞれショックアブソーバ−により位置決め停
止される。搬送体の前進時及び後退時の何れにあっても
、途中まで移動したならば、それぞれ減速位置検出用の
リミットスイッチでその位置が検出されることになり、
搬送体は減速される。これにより、所定の減速状態とな
ったところで、ショックアブソーバ−によって、搬送体
は制動されることになるが、リニアモータは更に搬送体
が停止位置となったことを停止用リミットスイッチが検
知するまで、押付ける方向にリニアモータによって推力
を加えられて、確実に所定の位置で搬送体が位置決め停
止されることになる。
(実施例) 第1図(A)(B)は本発明の一実施例に係る車体搬送
装置を示す図であり、基台11の」二には搬送体、つま
りトランスファーパー12か矢印aで示す前進方向と、
矢印すで示す後退方向とに進退移動自在に設置されてい
る。このトランスファーパー12には、仮想線で示す車
体本体Wを支持するだめのフィンガー10が備えられて
いる。前記基台11の上には、合板13を介して支持フ
レーム14が取付けられ、この支持フレーム14に取付
けられた複数のガイドブラケット15に案内されてトラ
ンスファーパー12が上述したように進退移動するよう
になっている。複数のガイドブラケット15の1つを詳
細に示すと第5図の通りであり、このブラケット15に
は、トランスファーパー12の下面に接触するガイドロ
ーラ16aと、」−二面に接触するガイドローラ16b
と、外側面に接触するガイドローラ16cとがそれぞれ
回転自在に装着されている。第2図に示されたガイドブ
ラケット15には、トランスファーパー12の下面に接
触するガイドローラ16aのみが取付けられており、第
4図(A )に示されたガイドブラケット15には、2
つのガイドローラ16a、16Cが取付けられている。
第1図(A)(B)には、説明の便宜のために、第1ス
テージAと第2ステージBとの2つのステージの部分に
相当する長さを有するトランスファーパー12が示され
ており、これの進退移動のストロークはSとなる。
この場合には、第1ステージAに図示しない搬入装置に
よって搬入された車体本体Wは、トランスファーパー1
2によって第2ステージBにまで搬送され、ここで車体
本体Wを図示しないリフターにより上昇した状態で、こ
れにパネルが溶接ロボットにより組付けられることにな
る。実際の車体組立てラインでは、ステージは図示する
場合よりも多数設置されており、トランスファーパー1
2がそれらのステージの部分にまで達する長さを何して
いる。
トランスファーパー12を前進方向と後退方向に駆動す
るために、基台11の上には支持フレーム14を介して
6つのリニアモータM1〜M6が取付けられている。第
1と第2のリニアモータM1とM2は、第1図(B)に
示されるように、相互に対向し合い、更に第3と第4の
リニアモータM3とM4も相互に対向し合い、同様に第
5と第6のリニアモータM5とM6も相互に対向し合っ
ている。
トランスファーパー12の横断面形状を示すと第3図(
B)通りであり、2つの側板17とこれらを連結するジ
ヨイント18とにより断面コの字形状となったバー本体
が形成され、前記側板17の外面には、表面にアルミ製
のプレート20が張付けられた鋼製の二次導体21が設
けられている。
同図には前記第5と第6のリニアモータM5とM6とが
示されており、それぞれ台板13、Lの取付板22に固
着された一次側固定子23によって構成されている。こ
れらの−次側固定子23とプレート20との隙間は、数
ミリ程度に設定されており、更にこれらの一次側固定子
23の内部には図示しない巻線が内蔵されている。尚、
他のリニアモータM1〜M4も同様の構造となっている
。上述のように2つのリニアモータを対向させるように
したのは、それぞれのリニアモータは、二次導体21の
部分でトランスファーパー12を進退移動させる方向に
推力を作用させるのみでなく、これを吸引する方向にも
推力を加えるので、この方向の推力をバランスさせるた
めである。
トランスファーパー12の右端部には前進位置検出用の
ドグ25が取付けられ、トランスファーパー12が所定
の距離だけ左方向に前進したときに、この位置を検出す
るために、前記ドグ25により作動する減速位置検出用
リミットスイッチL1aが支持フレーム14に取付けら
れている。
トランスファーパー12が前進限位置まで移動したとき
に、その位置で位置決めするために、トランスファーパ
ー12の右端部にはストッパー26が取付けられ、この
ストッパー26と当接するショックアブソーバ−27が
支持フレーム14に取付けられている。このショックア
ブソーバ−27を拡大して示すと第2図の通りであり、
油圧シリンダー28と、先端に頭部29を有するピスト
ンロッド30とにより、ショックアブソーバ−27が構
成されている。このピストンロッド30は、通常では油
圧源31からの油圧によって突出限となっており、トラ
ンスファーパー12の前進によってストッパー26が頭
部29に当たると、衝撃を吸収しながら、ロッド30は
後退移動することになる。トランスファーパー12の前
進限位置は、油圧シリンダ28の先端面と頭部29の後
端面とが接触する位置で位置決めされる。
ショックアブソーバ−27の前方には、第2図に示され
るように、押込み位置検出用リミットスイッチL2aと
、停止用リミットスイッチL3aとを有する受は台32
が支持フレーム14に取付けられている。押込み位置検
出用リミットスイッチLS3は、ショックアブソーバ−
27の突出状態の頭部29とストッパー26とがほぼ接
触する位置或いはその近傍の位置で、ドグ25により作
動するように、その位置が設定されている。また、前記
停止用リミットスイッチL3aは、トランスファーパー
12の停止位置、つまり頭部29の後端面が油圧シリン
ダー28の先端面に当接する位置で、ドグ25により作
動するように、その位置が設定されている。
第1図(A)(B)には、トランスファーパー12が後
退限となった状態を示すが、前進限から後退限までのト
ランスファーパー12の制御を行なうために、トランス
ファーパー12には後退位置検出用のドグ35が取付け
られ、トランスファーパー12が所定の距離だけ、前進
限位置から右方向に後退移動したときに、この位置を検
出するために、前記ドグ35により作動する減速位置検
出用リミットスイッチLlbが支持フレーム14に取付
けられている。
トランスファーパー12が後退限位置まで後退移動した
ときに、これをその位置で位置決めするために、トラン
スファーパー12にはドグ35よりも右方にストッパー
36が取付けられ、このストッパー36と当接するショ
ックアブソーバ−37が支持フレーム14に取付けられ
ている。このショックアブソーバ−37を拡大して示す
と、第4図(A)の通りであり、前記ショックアブソー
バ−27と同様に、油圧シリンダー38と、先端に頭部
29を有するピストンロッド40とにより、ショックア
ブソーバ−37が構成されている。このピストンロッド
40は、前記ピストンロッド30と同様に、通常では油
圧源41からの油圧によって突出限となっており、トラ
ンスファーパー12の後退によってストッパー36が頭
部39に当たると、衝撃を吸収しながら、ロッド40を
後退移動させることになる。トランスファーパー12の
後退限位置は、油圧シリンダ38の先端面と頭部39の
後端面とが接触する位置で位置決めされる。
ショックアブソーバ−37の後方には、第4図(A)に
示されるように、押込み位置検出用リミットスイッチL
2bと、停止用リミットスイッチL3bとを有する受は
台42が支持フレーム14に取付けられている。押込み
位置検出用リミットスイッチLS3は、ショックアブソ
ーバ−37の突出状態の頭部39とストッパー36とが
ほぼ接触する位置或いはその近傍の位置で、ドグ35に
より作動するように、その位置が設定されている。
また、前記停止用リミットスイッチL3bは、トランス
ファーパー12の停止位置、つまり頭部39の後端面が
油圧シリンダー38の先端面に当接する位置で、ドグ3
5により作動するように、その位置が設定されている。
トランスファーパー12を停止状態にするため、支持フ
レーム14には、ブレーキ43が取付けられており、こ
のブレーキ43の部分を拡大して示すと、第4図(A)
(B)の通りである。図示するように、このブレーキ4
3は、トランスファーパー12を構成する2つの側板1
7のそれぞれに圧接するブレーキパッド44が取付けら
れた開閉アーム45を有し、このアーム45はアクチュ
エータ46により作動されるようになっている。アクチ
ュエータ46は、2つの側板17に対してブレーキハツ
ト44を圧接するために、第4図(A)に示すように、
2つ設けられているが、第4図(B)にあっては、その
一方が示されている。
通常では、トランスファーパー12はストロークSの範
囲で進退移動することになるが、リニアモータやブレー
キの万一の故障を考慮して、トランスファーパー12の
暴走を防止すべく、トランスファーパー12の左端部前
方には、第1図(A)(B)に示すように、暴走防止用
のショックアブソーバ−48が基台11の上に設置され
ている。
第1図(A)(B)には示されていないが、トランスフ
ァーパー12の右端部後方にも、同様の構造のショック
アブソーバ−48が設置されている。
これら2つのショックアブソーバ−48の基本構造は、
上述した2つのショックアブソーバ−27,37と同様
であり、これらよりもより大型となっており、第5図に
拡大して示されている。
第5図に示すように、暴走防止用のショックブソーバ−
48は、支持台49に固定された油圧シノンダー50に
より形成されており、この油圧シリンダー50のピスト
ンロッド51の先端には、トランスファーパー12の暴
走時にその端面と当接する頭部52が設けられている。
通常では前記ピストンロッド51を突出限位置まで前進
させ、これに対して所定の負荷を加えるために、油圧源
53が油圧シリンダー50に接続されている。ショック
アブソーバ−48をトランスファーパー12の端部に当
てることなく、トランスファーパー12にストッパーを
取付けて、それに当てるようにしても良い。
第6図は本発明の車体搬送装置の制御回路を示す図であ
り、装置を起動させる起動ボタン55と、前記それぞれ
のリミットスイッチL 1 a−L 3 a s及びL
lb−L3bとが制御部56に接続され、制御部56に
信号が送られるようになっている。
また、この制御部56には、前記モータM1〜M6と、
ブレーキ43が接続され、これらに制御信号が送られる
ようになっている。
次に、本発明の車体搬送装置の作動状態について、第7
図に示すタイムチャートと第8図に示すフローチャート
を参照しつつ説明する。また、第9図はトランスファー
パー12の速度変化を示す速度線図である。
自動車車体Wが第1ステージAに載置されると、これを
検知して第8図のステップ1において、自動スイッチが
オンとなり、起動ボタン55がステップ2でオンとなる
。これにより、ステップ3でブレーキ43がオフつまり
開放状態となる。この起動ボタン55のオンから所定の
時間t1が経過すると、6つのリニアモータM1〜M6
全てに、ステップ4においてこれらがトランスファーパ
ー12を前進させる方向に駆動すべくの正相に通電され
る。尚、第7図においては、6つのリニアモータのうち
4つのみが示されているが、他の2つのリニアモータM
5、M6は、リニアモータM3、M4と同様に制御され
るようになっている。
それぞれのリニアモータには一定の電流が供給されるこ
とになり、これの駆動によりトランスファーパー12は
第9図に示されるように加速されながら前進することに
なる。この前進過程では、外部から非常停止信号が入力
されたか否かがステップ5で判断される。°トランスフ
ァーパー12の前進に伴って、ステップ6でドグ25が
減速位置検出用リミットスイッチLlaを作動すると、
全てのリニアモータM1〜M6はステップ7で逆相に通
電される。これにより、リミットスイッチL1aがオン
した後には、トランスファーパー12の慣性力による前
進移動に抗してこれを後退させる方向に推力を加えるこ
とから、第9図に示されるようにトランスファーパー1
2は減速されることになる。逆相に通電された状態にお
ける減速走行時にもステップ8で非常停止信号が外部か
ら入力されたか否かが判断される。
減速状態で所定の距離トランスファーパー12が前進す
ると、ステップ9でドグ25が押込み位置検出用リミッ
トスイッチL2aを作動する。この位置はストッパー2
6の先端がショックアブソーバ−27の頭部29にほぼ
接触する位置に設定されており、第7図に示されるよう
に、4つのリニアモータM3〜M6に対する通電が停止
されると同時に、2つのリニアモータM1とM2とが正
相に切換えられる(ステップ10)。これにより、より
小さい推力でトランスファーパー12は前進方向の力を
受けて前進し、この前進移動過程でもステップ11で非
常停止信号の入力が判断される。
トランスファーパー12の前進によって、停止位置検出
用リミットスイッチL3aがステップ12でドグ25に
より作動すると、第7図に示されるように、ブレーキ4
3が作動してトランスファーパー12に制動力が加えら
れる(ステップ13)。
この停止位置検出用リミットスイッチL3aがオンして
から、所定の時間t5、例えば0.5秒が経過した後に
、ステップ14で2つのリニアモータM1、M2への通
電が停止される。
この状態の下で、ステップ15において、図示しないリ
フターで車体本体を上昇させた後に、車体本体Wに対す
るパネル材の組付は等の車体組立て作業がなされること
になる。組立て作業が終了した後には、トランスファー
パー12は後退移動して、次のワークを第1ステージか
ら第2ステージに搬送するための準備を行なうことにな
る。そのために、まずステップ16でブレーキ43が開
放され、ステップ17で全てのリニアモータM1〜M6
は逆相に通電される。これにより、トランスファーパー
12は前進の場合と同様に後退方向に加速されることに
なり、ドグ35が減速位置検出用リミットスイッチLl
bをステップ1つで作動すると、ステップ20で全ての
リニアモータが正相に切換えられ、トランスファーパー
12は制動状態となる。
そして、前進時と同様に、押込み位置検出用リミットス
イッチL2bがドグ35によりステップ22で作動した
ら、ステップ23で2つのリニアモータM1、M2のみ
を逆相に切換え、他のリニアモータをオフする。ステッ
プ25で停止位置検出用リミットスイッチL3bがドグ
3により作動したならば、ブレーキ43を作動しくステ
ップ26)、リニアモータM1、M2をオフしくステッ
プ27)、ステップ28でトランスファーパー12を所
定の時間だけ停止させる。これらの過程では、ステップ
18.21、及び24で示すように、外部からの非常停
止信号の人力を常に監視している。上述した制御をステ
ップ29で作業の終了が判断されるまで、繰返すことに
なる。
前述した非常停止信号が入力されたならば、ステップ3
0で全てのリニアモータに対する通電が停止され、ステ
ップ31でブレーキ43が作動してトランスファーパー
12が停止することになる。
この場合には、ステップ32で自動運転が解除されて、
手動によってトランスファーパー12の単独運転が行な
われ、非常停止の原因が除かれた後に、再度自動運転に
戻されることになる。
1−述したように、本発明にあっては、それぞれのリニ
アモータに供給される電流は、正相と逆相とに切換える
と共に、それぞれのオンオフを制御することによって、
前進方向及び後退方向の何れにあっても、移動開始から
所定の距離はトランスファーパー12が加速され、所定
の位置からは減速されることになる。これにより、リニ
アモータをインバーター等を用いることなく、簡単な制
御で、トランスファーパー12の高速搬送と、所定の位
置でのショックアブソーバ−27,37による正確な停
止とを行なうことができる。
トランスファーパー12に車体本体Wにより加えられる
負荷は、1つのトランスファーパー12に載置される車
体Wの数によって変化することになる。しかし、このよ
うにトランスファーパー12の負荷が変化していても、
本発明にあっては、それぞれのリニアモータに加えられ
る電圧値を変化させることな(、所定の位置に確実に停
止させることができる。
第10図はトランスファーパー12に加わる負荷重量が
Wlの場合と、これよりも重量が大きいW2の場合とに
おける本発明のトランスファーパー12の移動速度の変
化を示す速度線図であり、第11図はこの場合における
トランスファーパー12の位置と、その位置での速度と
の関係を示す速度線図である。
第10図に示すように、リニアモータに同一値の電流を
供給すると、重量がWlの場合とW2の場合のように、
重量の相違によって加速時と減速時のトランスファーパ
ー12の速度が相違することになるが、それぞれのリミ
ットスイッチLla・・・の位置を変化させることなく
、第11図に示すように、所定の位置つまりショックア
ブソーバー27.37の位置でトランスファーバー12
を停止させることができる。ただし、どのような重量で
あっても、ドグ25.35がそれぞれ押込み用リミット
スイッチL2a、L2bを作動するまでに、トランスフ
ァーパー12の速度が零とならないように、リミットス
イッチLlaSL2a等の位置設定を行なうようにする
。また、重量が最も重いときに、リニアモータの推力を
設定しておけば、小量の変化によって搬送時間が短くな
ることはあっても、搬送のサイクルタイムがオーバーす
ることはない。
第12図は本発明の他の実施例に係るトランスファーパ
ー12の速度変化を示す速度線図であり、この場合には
、トランスファーパー12を加速させてから、所定の時
間t6が経過した時点で、リニアモータへの通電を解き
、トランスファーパー12を慣性で搬送するようにして
いる。したがって、この場合には、リニアモータの使用
率を下げることができ、消費電流を低減させることがで
きると共に、暴走の防止を確実に行なうことができると
いう利点がある。ただし、慣性走行を行なわない場合と
同じ搬送時間に設定するには、その場合よりもリニアモ
ータの推力を大きく設定する必要がある。
トランスファーパー12の搬送作業の調整等を行なう場
合には、これを低速走行させたり、インチング動作させ
る必要がある。第14図に示す従来の搬送装置では、モ
ータ7に供給される電源の周波数や電圧を変化させるこ
とによって、これを行なっているので、インバータを用
いて速度制御する必要があったため、速度を検出してフ
ィードバック制御を行ない必要があった。
本発明にあっては、このような低速走行やインチング動
作をもリニアモータへの通電のオンオフによって行なう
ようにしており、その場合の低速走行時の速度パターン
を示すと第13図の通りである。
図示するように、少なくとも相互に対向し合う2つのリ
ニアモータを駆動して、トランスファーパー12を加速
し、所定時間t7だけリニアモータを通電した後に、通
電を解いて所定時間t8だけ慣性走行させる。これを繰
返すことによって、トランスファーパー12を連続的に
低速走行させることが可能となる。前記時間t7、t8
を任意に設定することで、自由に速度パターンを選ぶこ
とができる。
また、トランスファーパー12をインチングさせる場合
には、リニアモータへの通電を解くと同時にブレーキ4
3を作動させるようにする。これにより、インバータ等
を用いることなく、トランスファーパー12のインチン
グ動作や低速走行動作を行なうことができる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、車体本体を支持する搬送
体つまりl・ランスファーバーをリニアモータによって
進退移動するようにし、このリニアモータにより搬送体
は前進する方、向と、後退する方向とに推力が加えられ
、減速位置検出用のリミットスイッチにより検出された
搬送体の位置に応じて搬送体は減速状態となり、ショッ
クアブソーバ−により搬送体の位置決め停止をおこなよ
うにしたので、搬送体の進退移動の位置に応じて、リニ
アモータの作動を制御することによって、簡単な制御装
置で搬送体を高速で前進及び後退移動させることが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の一実施例に係る車体搬送装置の
全体を示す正面図、第1図(B)は同図(A)の平面図
、第2図は第1図(A)における■部の拡大正面図、第
3図(A)は第1図(A)おける■部の拡大正面図、第
3図(B)は同図(A)の断面図、第4図(A)は第1
図(A)における■部の拡大正面図、第4図(B)は同
図(A)の断面図、第5図は第1図(A)における7部
の拡大正面図、第6図は本発明の制御回路を示すブロッ
ク図、第7図は本発明の作動状態を示すチイムチャート
、第8図は本発明の作動状態を示すフローチャート、第
9図は本発明のトランスファーパーつまり搬送体の搬送
速度を示す速度線図、第10図はトランスファーパーの
重量が変化した場合のトランスファーバーの速度変化の
状態を示す速度線図、第11図は第10図に示された速
度パターンにおけるトランスファーバーの距離と速度と
の関係を示す速度線図、第12図は本発明の他の速度制
御パターンを示す速度線図、第13図は本発明の更に他
の速度制御パターンを示す速度線図、第14図は従来の
搬送装置を示す斜視図である。 11・・・基台、12・・・トランスファーバー(搬送
体)、14・・・支持フレーム、25・・・ドグ、26
・・・ストッパー、27・・・ショックアブソーバ−3
5・・・ドグ、36・・・ストッパー、37・・・ショ
ックアブソーバ−143・・・ブレーキ、55・・・起
動ボタン、46・・・制御部、M1〜M6・・・リニア
モータ、Lla、Llb・・・減速位置検出用リミット
スイッチ、L2aSL2b・・・押込み位置検出用リミ
ットスイッチ、L3a、L3b・・・停止用リミットス
イッチ。 特許出願人     日産自動車株式会社代理人 弁理
士   八 1)幹 雄(ほか1名)(A) 第3図 第5図 第43図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 自動車車体を支持する搬送体を基台上に進退移動自在に
    設置し、前記搬送体を駆動するリニアモータと、前記搬
    送体を制動するブレーキと、前記搬送体の前進時の停止
    位置と後退時の停止位置とを規制する2つのショックア
    ブソーバーとを前記基台に取付け、前記搬送体が減速位
    置まで移動したことを検知する前進時と後退時との2つ
    の減速位置検出用リミットスイッチと、前記搬送体が前
    記ショックアブソーバーと当接する位置まで移動したこ
    とを検知する前進時と後退時の2つの押込み位置検出用
    リミットスイッチと、前記搬送体の前進時と後退時の停
    止位置を検出する2つの停止用リミットスイッチとをそ
    れぞれ前記基台に取付けてなる車体搬送装置。
JP11308889A 1989-05-02 1989-05-02 車体搬送装置 Pending JPH02295819A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109279300A (zh) * 2018-09-29 2019-01-29 东风设计研究院有限公司 多工位步进式滚床滑撬同步联动输送控制系统及控制方法

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