JPH0229531Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、テープデツキのフアンクシヨン切
換回路に関するものであり、その特徴とするとこ
ろは、テープデツキが選曲動作を行なつていると
きにアンプのフアンクシヨン切換回路をテーププ
レイからそれ以外のフアンクシヨンに切り換えた
場合、テープデツキを直ちに停止させずに、その
まま選曲動作を続行し選曲動作が完了した時点で
テープデツキを停止させるようにしたことによ
り、次にテーププレイに切り換えたとき、曲の頭
から再生することができる点である。

従来、アンプのフアンクシヨン切換スイツチを
テーププレイから他のフアンクシヨン（例えば
AM）に切り換えると、テープデツキがどのよう
な動作状態にあつても直ちにその動作を停止する
ようになつていた。

このため、テープデツキが早送りまたは巻戻し
で選曲動作をしているときにフアンクシヨン切換
スイツチを切り換えると、テープデツキは選曲動
作の途中で停止してしまい、次にテーププレイフ
アンクシヨンに切り換えたとき改めて曲の頭出し
をしなければならなかつた。

この考案の目的は、選曲動作中にフアンクシヨ
ン切換スイツチを切り換えてもすぐに停止するこ
となく、選曲動作を完了した後に停止するように
することである。

この考案の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。

第１図は、テープデツキおよびフアンクシヨン
切換回路のブロツクダイアグラムであり、テープ
デツキの操作スイツチおよびフアンクシヨン切換
回路からの信号を入力とするコントロール回路
が、出力回路を介してメカニカル部分を駆動制御
するようになつている。

コントロール回路には、選曲動作回路が接続さ
れ、周知のように早送りまたは巻戻しにより選曲
動作を行なう。

コントロール回路のストツプ入力端子には、テ
ープデツキのストツプスイツチからの信号、曲間
信号切換回路４のアンドゲートＧ４からの信号お
よびワンシヨツトマルチバイブレータ３からの信
号の論理和Ｇ７が入力され、また、プレイ入力端
子には、フアンクシヨン切換スイツチのテーププ
レイスイツチSW１からの信号およびアンドゲー
トＧ５からの信号の論理和Ｇ６が入力されてい
る。

いま、第１図に示された状態で選曲動作が行な
われているとすると、フリツプフロツプ２のＱ出
力イがローレベルであり、また、選曲動作回路の
Ｑ信号ロがハイレベルであるから、アンドゲート
Ｇ４は閉じ、アンドゲートＧ５は開いている。

この状態で第２図に示されるように曲間信号が
入力されれば、アンドゲートＧ５およびオアゲー
トＧ６を通つてコントロール回路のプレイ入力端
子に入力され、テープデツキは早送りまたは巻戻
しからプレイ動作に切り換わり曲の頭から再生が
始まる。

選曲動作の途中で、第３図に示されるように、
フアンクシヨン切換スイツチ１がFMまたはAM
に切り換えられたとすると、フリツプフロツプ２
のＱ出力イはハイレベルに変わり、アンドゲート
Ｇ４が開き、アンドゲートＧ５が閉じる。

しかし、コントロール回路のプレイ出力（Ｂ入
力）がローレベルでありワンシヨツトマルチバイ
ブレータ３はリトガーされず、したがつてテープ
デツキは停止することなく選曲動作を続行する。

そして、曲間信号が入力されると、アンドゲー
トＧ４およびオアゲートＧ７を通つてコントロー
ル回路のストツプ入力端子に入り、テープデツキ
は停止する。

また、プレイ動作中にフアンクシヨン切換スイ
ツチ１が切り換えられた場合には、フリツプフロ
ツプ２のＱ出力がハイレベルに変わることによ
り、ワンシヨツトマルチバイブレータ３がトリガ
ーされ、テープデツキは直ちに停止する。

以上説明したように、この考案のフアンクシヨ
ン切換回路は、選曲動作を含む動作モードを制御
するテープデツキのコントロール回路および前記
テープデツキを含む複数のソースを選択するフア
ンクシヨン切換スイツチに接続され、フアンクシ
ヨン切換スイツチが前記テープデツキを選択した
ときは曲間信号を前記コントロール回路のプレイ
入力端子に接続し、また、フアンクシヨン切換ス
イツチが前記テープデツキ以外のソースを選択し
たときは曲間信号を前記コントロール回路のスト
ツプ入力端子に接続する曲間信号切換回路を備え
たことにより、選曲動作中にフアンクシヨン切換
スイツチがテーププレイから他のフアンクシヨン
に切り換えられたとき、直ちに停止することなく
そのまま選曲動作を続行し、選曲動作が完了した
時点で停止するから、次にテーププレイに切り換
えたとき曲の頭から再生することができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の実施例のブロツクダイア
グラム、また、第２図および第３図は、その各部
分の動作波形を示したものである。 １……フアンクシヨン切換スイツチ、２……フ
リツプフロツプ、３……ワンシヨツトマルチバイ
ブレータ、４……曲間信号切換回路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 選曲動作を含む動作モードを制御するテープデ
   ツキのコントロール回路および前記テープデツキ
   を含む複数のソースを選択するフアンクシヨン切
   換スイツチに接続され、フアンクシヨン切換スイ
   ツチが前記テープデツキを選択したときは曲間信
   号を前記コントロール回路のプレイ入力端子に接
   続し、また、フアンクシヨン切換スイツチが前記
   テープデツキ以外のソースを選択したときは曲間
   信号を前記コントロール回路のストツプ入力端子
   に接続する曲間信号切換回路を備えたことを特徴
   とするテープデツキのフアンクシヨン切換回路。