JPH02292304A - 重合体スケールの付着防止方法 - Google Patents

重合体スケールの付着防止方法

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JPH02292304A
JPH02292304A JP11305489A JP11305489A JPH02292304A JP H02292304 A JPH02292304 A JP H02292304A JP 11305489 A JP11305489 A JP 11305489A JP 11305489 A JP11305489 A JP 11305489A JP H02292304 A JPH02292304 A JP H02292304A
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polymerization
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tannin
acid
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Ichiro Kaneko
一郎 金子
Susumu Ueno
進 上野
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/002Scale prevention in a polymerisation reactor or its auxiliary parts
    • C08F2/004Scale prevention in a polymerisation reactor or its auxiliary parts by a prior coating on the reactor walls

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エチレン性二重結合を有する単量体の重合に
おける重合器内壁面などに対する重合体スケールの付着
防止方法に関する。
〔従来の技術〕
重合器内で単量体を重合して重合体を製造する方法にお
いては、重合体が重合器内壁面などにスケールとして付
着する問題が知られている。重合体スケールが重合器内
壁面などに付着すると、重合体の収率、重合器の冷却能
力の低下や付着した重合体スケールが剥離して製品に混
入することにより製品重合体の品質低下を招き、さらに
重合体スケールの除去に多大な労力と時間が必要となる
などの不利が生じる。
従来、重合器内壁面などへの重合体スケールの付着を防
止する方法として、例えば、極性化合物や染料、顔料な
どを内壁面に塗布する方法(特公昭45−30343号
、同45−30835号)、芳香族アミン化合物を塗布
する方法(特開昭51−50887号)、フェノール性
化合物と芳香族アルデヒドとの反応生成物を塗布する方
法(特開昭55−54317号)等が提案されている。
これらの方法は、塩化ビニルなどのハロゲン化ビニル単
量体あるいは該単量体を主体としこれと共重合可能な単
量体を少量含む単量体混合物の重合においては重合体の
付着防止に有効である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の方法においては、使用される単量体
の種類、使用する各成分の混合比、重合触媒の種類、重
合形式、重合器の内壁の材質等の重合の諸条件によって
スケール防止効果が異なり、重合器内壁面及び重合中に
単量体が接触する攪拌翼、攪拌軸、バッフル等に重合体
スケールが付着するのを有効かつ確実に防止することが
困難であった。
そこで本発明の目的は、使用される単量体の種類等の重
合の諸条件にかかわらず常に効果的にスケールの付着を
防止することができる方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段] 本発明は、前記課題を解決するものとし゜C、重合器内
におけるエチレン性二重結合を有する単量体の重合にお
いて重合体スケールの付着を防止する方法であって、重
合器内壁面及び、好ましくは重合中に前記単量体が接触
する他の部分に、予め、 (A)タンニン類とアルデヒド類の反応生成物及びタン
ニン類のエステル誘導体から選ばれる少なくとも1種、 並びに (B)染料及び顔料から選ばれる少なくとも1種を含む
塗膜が形成されてなる重合器内で、前記重合を行なうこ
とからなる重合体スケールの付着防止方法を提供するも
のである。
塗膜の(A)成分であるタンニン類とアルデヒド類の反
応生成物(以下、単に「反応生成物」という)の製造は
、例えば、C.A98−35,649q 、井本 稔著
“接着”383〜386頁, NO.8(1980) 
、特開昭57−192414号公報等に記載の公知の方
法に準じて行うことができる。例えば、タンニン類とア
ルデヒド類とを水性媒体又は有機溶媒中、窒素雰囲気下
、30〜180゜Cで共縮合させる反応によって行うこ
とができる。この反応においては、触媒として、塩酸、
硫酸、リン酸等の酸を用いることができる。
反応生成物の製造に用いられるタンニン類としては、例
えば、タンニン酸、五倍子タンニン、没食子タンニン、
スマックタンニン、タラタンニン、バロニアタンニン、
チェスナットタンニン、ミロハランタンニン、オークタ
ンニン、ディビディビタンニン、アルガロビアタンニン
等の加水分解性タンニン;ガンビアタンニン、ケブラチ
ョタンニン、ミモザタンニン、マングローブタンニン、
ヘムロツクタンニン、スブルースタンニン、ビルマカッ
チタンニン、カシワ樹皮タンニン、カキ渋タンニン等の
縮台型タンニンなどが挙げられる。これらは1種単独で
も2種以上を組合わせても用いられる。これらの中では
、タンニン酸、五倍子タンニン、没食子タンニン、ケブ
ラチョタンニン、ミモザタンニン、カシワ樹皮タンニン
、カキ渋タンニンが好ましい。
反応生成物の製造に用いられるアルデヒド類としては、
例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピ
オンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチルア
ルデヒド、アク口レイン、クロトンアルデヒド、クロラ
ール等の脂肪族アルデヒド;ベンズアルデヒド、2−メ
チルベンズアルデヒド、3−メチルベンズアルデヒド、
4−メチルベンズアルデヒド、■,2−ジホルミルベン
ゼン、13−ジホルミルベンゼン、1,4−ジホルミル
ベンゼン等の芳香族アルデヒドなどが挙げられる。これ
らは1種単独でも2種以上を組合わせても用いられる。
これらの中では、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド
、アク口レイン、クロラール、ベンズアルデヒド、l,
  2−ジホルミルベンゼンが好ましい。
反応生成物の製造においてタンニン類/アルデヒド類の
使用割合は、反応生成物の収量が良好である点で、通常
、95/5〜10/90、好まし《は90/10〜30
/70である。
また、塗膜の(A)成分であるタンニン類のエステル誘
導体(以下、「誘導体」という)は、タンニン類にアル
カリ水溶液中で酸ハロゲン化物を加え加熱して反応させ
ることにより得られるものである。用いられるタンニン
類は、前記反応生成物の製造に用いられるものと同じで
ある。
誘導体の製造に用いられる酸ハロゲン化物としては、例
えば、塩化ホルミル、塩化アセチル、塩化インブチリル
、塩化ベンゾイル等が挙げられる。
これらは1種単独でも2種以上を組合わせても用いられ
る。
誘導体の製造において、タンニン類/酸ハロゲン化物の
使用割合は、通常、95/5〜10/90であることが
好ましく、さらに好ましくは90/10〜3o/70で
ある。タンニン類の使用量が多すぎても、少なすぎても
得られる誘導体の収量が低下してしまうおそれがある。
また、用いられるアルカリ水溶液としては、例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性物質の
水溶液が挙げられる。アルカリ性物質の濃度は、通常、
好ましくは1〜50重量%、さらに好ましくは5〜30
重量%である。
反応は、通常、10〜200゜C、好ましくは20〜1
00゜Cの温度で、通常、0.1〜24時間、好ましく
は0.5〜10時間程度、攪拌しながら行われる。
塗膜の(B)成分である染料及び顔料としては、例えば
、モノアゾおよびポリアゾ染料・顔料、金属錯塩アゾ染
料・顔料、スチルベンアゾ染料、チアゾールアゾ染料等
のアゾ系染料・顔料;アントラキノン誘導体、アントロ
ン誘導体等のアントラキノン染料・顔料; インジゴ誘導体、チオインジゴ誘導体等のインジゴイド
染料・顔料; フタ口シアニン染料・顔料; ジフェニルメタン染料、トリフェニルメタン染料・顔料
、キサンテン染料、アクリジン染料等のカルボニウム染
料・顔料; アジン染料、オキサジン染料、チアジン染料等のキノン
イミン染料; ポリメチンまたはシアニン染料等のメチン染料;キノリ
ン染料; 二トロ染料; ペンゾキノンおよびナフトキノン染料:ナフタルイミド
染料・顔料; ペリノン染料; 硫化染料; 蛍光染料; アゾイック染料; および反応染料を挙げることができ、これらは1種単独
でも2種以上の組合わせでも使用できる。
これら例示した染料・顔料の中でも特にアジン系染料が
好ましい。これらの染料・顔料をさらに具体的に例示す
ると次のとおりである。
アゾ系染料および顔料としては、次のものが挙げられる
モノアゾおよびポリアゾ染料として、例えば、ペイシッ
クイエロー32.34および36;ベイシックオレンジ
2,32.33および34;ベイシックレッド17.1
B,22,23.24.32,34,38.39および
40;ベイシックバイオレット26および28;ベイシ
ックブルー58.59,64,65,66.67および
68;ベイシックブラウン1,4.11および12;ベ
イ′シックブラック8;アゾイックジアゾコンポーネン
ト4,21.27および38;ディスパーズイエロー3
,4.5.7.8,23,50,60,64,66,7
1,72,76.78および79;ディスパーズオレン
ジ1,3,5,13,20,21,30,32,41,
43,45,46,49,50および5l;ディスパー
ズレッド1,5.7.12.13,17,43.52.
54,56.58,60,72,73,74,75,7
6,80,82,84.8B,90.97,99,10
1,103,113,117,122,125,126
,128およびl29;ディスパーズバイオレット10
,24.33,38.41.43および96;ディスパ
ーズプル−85.92.94およびl06;デイスバー
ズブラウン3および5;ディスパーズブラック1,2,
10,26,27,28,29.30および3l;ソル
ベントイエロー2. 6,  14,  15,  1
6,  19. 21および56;ソルベントオレンジ
l,2.5,6.14および45;ソルベントレッド1
,3,23,24,25.27および30:ソルベント
ブラウン3,5および20;ソルベントブラソク3;ピ
グメントイエロー1.2,3,4,5.6,7,10,
11,12,13,14,15,16,17,23.6
’5.73および83;ピグメントオレンジ1, 2,
 5, 13, 14, 15, 16, 17.24
および31;ピグメントレンド1,2,3,4,5,6
,7,8,9,10.11.12,13,14,15.
16,17,18,19,21,22,23,30,3
1,32,37.3B.39,40,41,48,49
,50,51,52,53,54,55,57,58,
60,63,64.68,112,114および163
:ビグメントブルー25;ピグメントグリーンlO;ビ
グメントブラウン1および2;ピグメントブラック1;
ダイレクトイエロー1,8,11,12,24,26,
27.2B,33,44,50.5B,85,86.8
7.8B,89,98,100および110;ダイレク
トオレンジ1,6,8,10,26,29,39,41
,49,51,57,102および107;ダイレクト
レッド1,2,4、 13.  1?,  20,  
23,  24,  28,  31,33,  37
,  39,  44,  46,  62,  63
,  75、 79,  80,  81.  83,
  84.  89,  95,99,  113, 
 197,  201,  218,  220,22
4,  225,  226,  227,  228
,  229,230および231;ダイレクトバイオ
レット 1,   7,   9,   12,   
22,   35,   51,   63,90.9
4および98;ダイレクトブルー1.2,6,8,15
,22,25,71,76,7778,80,120,
123,158,160163,165,168,19
2,193,194,195,196,203,207
,225,236,237,246.248および24
9;ダイレクトグリーン!,6,8.28.30,31
,33,37.59.63.64および74;ダイレク
トブラウンIA,2,6,25,2744.5B,59
,iot,106,173,194,195,209,
210および211:ダイレクトブラック17,19,
22,32.3B51,56,71,74,75,77
,94.105,  106,  107,  108
,  112,  113,117,118,132,
133および146;アシッドイエロー11.17,1
9,23,25,29,36,38.40’,42,4
4,49,61,  70,  72,  75,76
.  7B,79,  11Q,  127,  13
1,  135,.141,  14.2,164およ
び165;アシッドオレンジ1,7,8,10,19,
20,24,28,33,4143,45,51,56
,63,64,65.67および95;アシッドレッド
1,6,8,9,13,14.1B,26,27,32
,35,37,42,57,77,85.8B,89,
97,106.111,114,115,117,11
8,119,129,130,131,133,134
,138,143,145,154,155,158,
168,249,252,254,257,262.,
265,266,274,276,282,283およ
び303;アシッドバイオレット7,11.97および
106;アシッドブル−29、60,92,113,1
17およびl20;アシッドグリーン19.20および
48:アシッドブラウン2,4,13,i4,20,5
3,92,100,101,236,247,266,
268,276,277,282,289,301およ
び302;アシッドブラック1,7,24,26.29
,31,44,76,77,94,109および110
;モーダントイエロー1,3,5,23,26,30.
38および59;モーダントオレンジ1,.4,5,6
,8.29および37:モーダントレッド7,9,17
,19,21,26,30.63およびB9;モーダン
トバイオレット5および44;モーダントブル−713
.44.75および76;モーダントグリーン11.1
5.17および47;モーダントブラウンl,14,1
5,19,21,33,38,40.52および87;
モーダントブラック1,3,7.9,11,17,26
,32,38,43,44,51,54,65,75.
77.84,85.86および87;フードイエロー3
および4;フードレッド7および9; 金属錯塩アゾ染料として、例えば、 ソルベントイエロー61および80;ソルベントオレン
ジ37.40および44;ソルベントレッド8,21,
83,84,100,109および121 .ソルベン
トブラウン37;ソルベントブラック23;アシッドブ
ラック51,52.5B,60,62,63,64,6
7,72,107,108,112,115,118.
119,121,122,123,131,132,1
39,140,155,156,157,158,15
9および191;アシッドイエロー59.98,99,
111,112,114,116,118,119,1
28,161,162およびl63;アシッドオレンジ
74,80,82,85,86,87.88,122.
123およびl24;アシッドレッド180,183,
184,186,194,198,199,209,2
11,215,216,217,219,256,31
7.318,320,321および322;アシッドバ
イオレット75および78;アシッドブル−151,1
54,  158,  161,  166,  16
7,  168,  170,  171,  175
,  184,  187,192,199,229,
234および236;アシッドグリーン7,12,35
,43,56,57,60,61,65.73,75,
76.78および79;アシッドブラウン19,28,
30,31,39,44,45,46.48,224,
225,226,231,256,257,294,2
95,296,297,299および300;ダイレク
トイエロー39;ダイレクトバイオレット47および4
8;ダイレクトブルー90.98,200,201.2
02および226;ダイレクトブラウン95,100,
112およびl70; スチルベンアゾ染料として、例えば、 ダイレクトブラック62; チアゾールアゾ染料として、例えば、 ダイレクトレッド9および11が挙げられる。
アントラキノン染料・顔料としては、次のものが挙げら
れる。
アントラキノン誘導体として、例えば、ペイシックバイ
オレット25;ベイシックブルー21,22,44,4
5,47.54および60;アゾイックジアゾコンポー
ネント36;バットイエロー2.3,10,20.22
および33;バットオレンジl3および15;バットレ
ッド10,13,16,31.35および52;バット
バイオレット13および2l:バットブルー4.6,8
,12,14,64,66.67および72:バットグ
リーン8,13,43.44および45;バットブラウ
ンl,3,22,25,39,41,44,46,57
.68.72および73:バットブラック8,14,2
0,25,27,36,56.59および60;ディス
パーズオレンジl1;ディスパーズレッド4,9,11
,15,53,55,65,91,92,100,10
4,116および127;ディスパーズバイオレット1
,4,8,23,26,28.30および37;ディス
パーズプルー1.3,5,6,7,.20,26,27
,54,55,56,60,61.62,64,72,
73,  75,79,  81,  87,90,9
1,97,98.99,  103,  104および
l05;ディスバーズイエロー5l;ソルベント.バイ
オレットl3およびl4;ソルベントプルー11.12
.35および36;ソルベントグリーン3;ピグメント
レッド83および89;ピグメントプル−22;アシッ
ドバイオレット31,34,35,41,43,47,
48,51,54.66および68;アシッドブル−2
3,25,27,40,41.43,45,54,62
,72,78,80,82,112,126,127,
129,130,131,138,140,142,1
43,182,183,203,204および205;
アシッドグリーン25,27.2B.36,40.41
および44;アシッドブラウン27;アシッドブラック
48および50.モーダントレッド3およびll;モー
ダントブル−8および48;モーダントブラック13;
ピグメントバイオレット5; アントロン誘導体として、例えば、 バットイエロー1および4;バットオレンジ1,2,3
.4および9;バットバイオレット1,9および10;
バットプルー18.19および20;バットグリーン1
,2.3および9;バットブラック9,13.29およ
び57;バントレッドl3;アシソドレッド80.82
および83が挙げられる。
インジゴイド染料・顔料としては、次のものが挙げられ
る。
インジゴ誘導体として、例えば、 バットブルー1  3.5.35および41;レデュー
スド・バットブルー1;ビグメントバイオレットl9お
よびl22;アシッドブルー74および102;ソリュ
ービライズド・バットブルー5および4l;ソリュービ
ライズド・バットブラック1;フードブルー1; チオインジゴ誘導体として、例えば、 バットオレンジ5;バットレッド1,2および61;バ
ットバイオレット2および3;ピグメントレッド87お
よび88;バットブラウン3が挙げられる。
フタ口シアニン染料・顔料として、例えば、ソルベント
ブルー55;ビグメントブル−15.16および17;
ピグメントグリーン36.37および38;ダイレクト
ブルー86およびl99;モーダントブル−58が挙げ
られる。
カルボニウム染料・顔料としては、次のものが挙げられ
る。
ジフェニルメタン染料として、例えば、ペイシックL,
ツド9;ベイシックバイオレソト1,3および14;ベ
イシックブルー1.5,7,19,26.2B,29.
40および4l;ヘイシックグリーン1および4;ソル
ベントバイオレット8;ソルベントブル−2および73
;ピグメントバイオレット3;ビグメントブル−1.2
および3;ビグメントグリーン1.  2および7;ダ
イレクトプルー41;アシッドバイオレットl5および
49;アシッドプル−1.7.9;  15,22.8
3,90,93,100,103およびl04;アシッ
ドグリーン3,9および16;モーダントバイオレット
1;モーダントブル−1.  29および47;フード
バイオレット2:フードブルー2;フードグリーン2; キサンテン染料として、例えば、 ペイシックレッド1;ソルベントレッド49;ピグメン
トレッド81および90;ピグメントバイオレット1.
2および23;アシッドレンド51.52,87.92
および94;モーダントレッド15および27;フード
レッド14; アクリジン染料として、例えば、 ペイシックオレンジ14およびl5が挙げられる。
キノンイミン染料としては、次のものが挙げられる。
アジン染料として、例えば、 ペイシックレッド2;ベイシックブラック2;ソルベン
トブラック5および7;アシッドブル−59;アシッド
ブラック2; オキサジン染料として、例えば、 ペイシックブルー3:ダイレクトブルー106および1
08; チアジン染料として、例えば、 ペイシックイエローl;ベイシックブルー9,24およ
び25が挙げられる。
メチン染料としては、次のものが挙げられる。
ボリメチン(またはシアニン)染料として、例えば、 ペイシックイエロー11.13,14,19,21,2
5.28.33および35;ベイシックオレンジ2lお
よび22;ペイシックレッド12,13,14,15,
27,29,35.36および37;ベイシックバイオ
レット7,15.21および27が挙げられる。
キノリン染料としては、例えば、 ペイシックグリーン6;ディスパーズイエロー54およ
び56;ソルベントイエロー33;アシッドイエロー3
が挙げられる。
二トロ染料としては、例えば、 ディスバーズイエロー1,33,39,42.49およ
び54;アシッドイエロー1が挙げられる。
ペンゾキノンおよびナフトキノン染料としては、例えば
、 ディスパーズブルー58および10日;アシツドブラウ
ン103,104,106,160,161,165お
よび188が挙げられる。
ナフタルイミド染料・顔料としては、例えば、ピグメン
トレッドl23;バットバイオレット23および29;
アシッドイエロー7が挙げられる。
硫化染料としては、例えば、 ソリュービライズド・サルファーイエロー2;サルファ
ーイエロー4;サルファーオレンジ3;サルファレッド
2,3.5および7;ソリュービライズド・サルファー
プル−15;サルファーブル−2.3,4,6,7.9
およびl3:サルファ一グリーン2,3,6.14およ
び27;ソリュービライズド・サルファーブラウン1お
よび5l;サルファーブラウン7,12.15および3
1;サルファーブラック1,2,5,6,10.11お
よびl5;バットイエロー35.42および43;バッ
トプル−43および56が挙げられる。
蛍光染料としては、例えば、 フルオレセント・ブライトニング・エイジエント14,
22,24,30,32,37,45,52,54,5
5,56,84,85,86,87,90,91,10
4,112,121,134,135,153,162
,168,164,166,167,168,169,
170,171,172,173,174,175.1
76および177が挙げられる。
アゾイック染料としては、例えば、 アゾイックジアゾコンポーネント17,20,22,2
4,26,31,35,41,47.48,109およ
び121;アゾイックカップリングコンポーネント2,
3,4,5,7,8,10,11,12.14.15.
16,17.1B,19,20,23,26,28,2
9,35,36,37.41および108;アゾイック
ブラウン2.7.11およびl5;アゾイックブラック
lおよび5;アゾイックイエローlおよび2:アゾイッ
クオレンジ2,3および7;アゾイックレッドl,2,
6,9.16および24;アゾイックバイオレソト1,
2,6,7.9およびlO;アソ゛イ・冫クグリーンl
が挙げられる。
反応染料としては、例えば、 リアクティブイエロー1,2,3,4,6,7,11,
12,13,14,15,16,17.18,22,2
3,24,25,26,27.37および42;リアク
ティブオレンジl,2,4.5,7,13,14,15
,16,18,20.23および24;リアクティブレ
ッド1,2,3,4.5,6,7,8,11,12.1
3,15,16.17,19,20,21,22,23
.24,28.29.31,32,33,34,35,
36,37,38,39,40.41,42,43,4
5,46,49.50.5B.59.63および64;
リアクティブバイオレットl,2,4,5,8.9およ
び10;リアクティブブルー1.2,3,4,5,7,
8,9,13,14,15.17.1B,19,20,
21,25,26,27.2B,29,31,32,3
3,34,37.3B.39.40.41,43.44
および46;リアクティブグリーン5,6.7および8
;リアクティブブラウン1,2.5,7,8,9,10
,11.14およびl6;リアクティブブラック1,3
.4.5.6,8,9,10,12.13.14および
l8が挙げられる。
さらに顔料としては、クロム黄、亜鉛黄、ZTO型ジン
クク口メート、鉛丹、酸化鉄粉、亜鉛華、アルミニウム
粉および亜鉛末のごとき無機顔料などが挙げられる。
本発明の方法において、重合器内壁面等に形成される塗
膜は、前記の(A)成分及び(B)成分を適当な溶媒に
溶解又は分散させて調製された塗布液を重合器内壁面等
に塗布して形成される。塗布液中の(A)及び(B)成
分の合計濃度は、後記の塗布量が得られる限り、特に制
限されないが、通常、o.oos〜10重量%、好まし
《は0.01〜5重量%程度である.また、塗布液中の
各成分の含有割合は、スケール防止効果が良好である点
で、通常、(A)成分100重量部に対して(B)成分
0.1〜1000重量部、好ましくは1〜600重量部
である。
塗布液の調製に用いられる溶媒とと7では、例えば、水
;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール
、2−ブタノール、2−メチル−1プロパノール、2−
メチル−2−プロバノール、3メチル−1−ブタノール
、2−メチル−2−ブタノール、2−ペンタノール等の
アルコール系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;ギ酸メチル、
ギ酸エチル、酢酸メチル、アセト酢酸メチル等のエステ
ル系溶剤;4−メチルジオキソラン、エチレングリコー
ルジエチルエーテル、■,4−ジオキサン等のエーテル
系溶剤;テトラヒド口フラン等のフラン類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル等
の非プロトン系溶剤などが例示され、これらは適宜単独
で又は2種以上の混合溶媒として使用される。
本発明の方法では、重合器内壁面などに重合体スケール
の付着を防止する塗膜を形成するために、上記(八)成
分及び(B)成分を含有する塗布液を重合器内壁面及び
、好ましくは重合中に単量体が接触する他の部分、例え
ば攪拌軸、攪拌翼などに塗布し、ついで室温ないし10
0゜C程度の温度で十分に乾燥すればよい。また、重合
器内壁及びその他の単量体が接触する部分を予め(30
〜80゜C程度に)加熱しておいてから、塗布液を塗布
してもよい。
どちらの場合でも、塗布面が十分に乾燥してから必要に
応じて水洗して塗膜を得ることができる。
以上のようにして得られた塗膜は、(A)成分及び(B
)成分の合計の塗布i、通常、0.005〜5g/m2
以上、特に0.05〜2g/腎であることが好ましい。
本発明において、以上の塗膜の形成作業は1ハッチの重
合ごとに行ってもよいが、形成された塗膜はかなりの耐
久性を有し、スケール防止作用が持続するので、必ずし
も1バソチごとに行う必要はなく、通常、1〜10数回
バッチごとに行えばよい このようにして、重合器内壁その他重合中に単量体が接
触する部分に塗布処理が終了した後は、この重合器に常
法にしたがってエチレン性二重結合を有する単量体、重
合開始剤、その他必要とされる重合媒体、添加剤、例え
ば、単量体の分散助剤を仕込んで重合させればよい。
本発明の方法が適用されるエチレン性二重結合を有する
単量体としては、例えば、塩化ビニルなどのハロゲン化
ビニル、酢酸ビニル、ブロビオン酸ビニルなどのビニル
エステル、アクリル酸、メタクリル酸あるいはそれらの
エステルまたは塩、マレイン酸またはフマル酸、および
それらのエステルまたは無水物、ブタジェン、クロロブ
レン、イソプレンのようなジエン系単量体、さらにスチ
レン、アクリロニトリル、ハロゲン化ビニリテン、ビニ
ルエーテルなどがあげられる。
また、本発明の方法が適用される重合の形式は特に限定
されず、懸濁重合、乳化重合、塊状重合、気相重合等の
いずれの重合形式においても有効である。
したがって、重合系に添加される添加物質も通常用いら
れるものは何ら制約なく使用することができる。即ち、
例えば、t、一ブチルバーオキシネオデカネ−l・、ジ
ー2−エチルヘキシルバーオキシジカーボネ−1・、3
,5.5−1−リメチルヘキサノエルパーオキサイド、
α−クミルバーオキシネオデカノエート、クメンハイド
ロバーオキサイド、シクロヘキサノンバーオキサイド、
L−プチルバーオキシピパレート、ジー2−エトキシェ
チルバーオキシジカーボネート、ペンゾイルパーオキサ
イド、ラウロイルバーオキサイド、2.4ジクロルベン
ヅイルバーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネート、α,α′−アゾビスイソブチロニトリル、
α2 α′−アゾビス2.4−Tジメチルバレ口ニトリ
ル、過硫酸カリウム、a6MM.アンモニウム、P−メ
ンタンハイド口パーオキサイドなどの重合触媒;ポリ酢
酸ビニルの部分酸化物、ポリアクリル酸、酢酸ビニルと
無水マレイン酸の共重合体、ヒドロキシブ1コビルメチ
ルセルロース等のセルロース誘導体、ゼラチン等の天然
又は合成高分子化合物などの懸濁刑;リン酸カルシウム
、ヒドロキシアパタイトなどの固体分In 剤;ソルビ
タンモノラウレート、ソルビタントリオレート、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテルなどのノニオン性乳化剤
;ラウリル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスルポン酸ナトリウ
ム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムなどのアニオ
ン性乳化剤;炭酸カルシウム、酸化チタン等の充填剤;
三塩基性硫酸鉛、ステアリン酸カルシウム、ジブチルす
ずジラウレート、ジオクチルすずメルカプチド等の安定
剤;ライスワックス、ステアリン酸、セチルアルコール
等の滑剤.DOP,DBP等の可塑剤;トリクロロエチ
レン、メルカブタン類等の連鎖移動剤;p11調節剤な
どが存在する重合系においても、本発明の方法は重合体
スケールの付着を効果的に防止することができる。
〔実施例〕
次に、本発明の方法を実施例および比較例により説明す
る。なお、以下の各表において*印を付した実験Nαは
比較例であり、それ以外の実験Nαは本発明の実施例で
ある。
ンニン   ルー゛ヒ゛ の     の(1)反応生
成物No. 1の製造 タンニン酸70g、37%ホルマリン液25g及びメタ
ノール80gを混合し、75゜Cで2時間、攪拌しなが
ら反応させた。得られた反応混合物を減圧乾燥して、反
応生成物No. 1  90 gを得た。
(2)反応生成物Nα2の製造 ケブラチョタンニン50g,35%塩酸3g、クロラー
ル10g及び水100 gを混合し、100゜Cで3時
間、攪拌しながら反応させた。得られた反応混合物を減
圧乾燥して、反応生成物No. 2  60 gを得た
(3)反応生成物No. 3の製造 タンニン酸100 g、ベンズアルデヒド20g、リン
酸50g1水400gを混合し、120゜Cで6時間反
応させた。得られた反応混合物をろ過し、熱水で5〜6
回洗浄して過剰のリン酸を除去した後、乾燥して反応生
成物No.3  70gを得た。
ンニン のエスール葎  の ゛1 (1)誘導体漱lの製造 タンニン酸30gを水300gに溶解させた後、塩化ベ
ンゾイル30gを加えた。次に、20%水酸化カリウム
水溶液25gを加え、30゜Cで1時間撹拌しながら反
応させた。
得られた反応混合物を濾過し、水で5〜6回洗浄した後
、乾燥して誘導体Nα145gを得た。
(2)誘導体Nα2の製造 カキ渋タンニン40gを水300 gに溶解させた後、
塩化アセチル10gを加えた。次に、20%水酸化カリ
ウム水溶液20gを加え、30’Cで1時間撹拌しなが
ら反応させた。
得られた反応混合物を濾過し、水で5〜6回洗浄した後
、乾燥して誘導体No.2 47 gを得た。
(3)誘導体No. 3の製造 没食子タンニン30gを水300gに溶解させた後、塩
化ベンゾイル20gを加えた。次に、20%水酸化ナト
リウム水溶液20gを加え、50゜Cで0.5時間攪拌
しながら反応させた。
得られた反応混合物を濾過し、水で5〜6回洗浄した後
、乾燥して誘導体Nα340gを得た。
実施例1 内容積100 ffiの攪拌機付ステンレス製重合器を
用いてつぎのようにして重合を行った。
各実験において、まず、第1表に示すとおりに(A)成
分と(B)成分とを溶媒に溶解して合計濃度が0.5重
量%の塗布液を調製し、これを重合器内壁その他重合中
に単量体が接触する部分に塗布し、50℃で15分間加
熱、乾燥した後、水洗した。ただし、実験Na 1〜4
は塗布液を塗布しないか、又は(A)成分又は(B)の
一方のみを含有する塗布液を塗布した比較例である。各
実験において用いた(八)成分及び(B)成分、並びに
(A) /(B)の重量比及び使用した溶媒を第1表に
示す。
その後、このように塗布処理して塗膜を形成した重合器
中に、水40kg、塩化ビニル17kg、酢酸ビニル4
kg、部分ケン化ホリビニルアルコール12g、ヒドロ
キシプ口ピルメチルセルロース4g1 トリクロロエチ
レン200g及びα.α′−ジメチルバレロニトリル0
.5kgを仕込み、攪拌しながら58゜Cで6時間重合
した。重合終了後、重合器内壁面に付着した重合体スケ
ールの量を測定した。結果を第1表に示す。
実施例2 内容積202の攪拌機付ステンレス製重合器を用いてつ
ぎのようにして重合を行った。
各実験において、まず、第2表に示す(A)成分と(B
)成分とを溶媒に溶解して合計濃度が0.2重世%の塗
布液を調製し、これを重合器内壁その他重合中に単量体
が接触する部分に塗布し、40゜Cで15分間加熱、乾
燥した後、水洗した。ただし、実験No.16〜l9は
塗布液を塗布しないか、又は(^)成分又は(B)の一
方のみを含有する塗布液を塗布した比較例である。各実
験において用いた(A)成分及び(B)成分、並びに(
A) /(B)の重量比及び使用した溶媒を第2表に示
す。
その後、このように塗布処理して塗膜を形成した重合器
中に、ポリブタジエンラテックス(固形分濃度:45重
量%)26 kg、純水8kg、オレイン酸ソーダ10
0g,スチレン1.8kg、アクリ口ニトリルlkg,
t−ドデシルメル力ブタン8g,及びクメンハイドロバ
ーオキサイド28gを仕込み、内温を65゛Cに界温さ
せた後、ブドウ糖40g、硫酸第1鉄0.4 g及びビ
ロリン酸ソーダ20gを仕込み、攪拌しながら65゛C
で5時間重合させた。重合終了後、重合器内壁面に付着
した重合体スケールの量を測定した。結果を第2表に示
す。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、使用される単量体の種類等の重
合の諸条件にかかわらず常に効果的に重合体スケールの
付着を防止することができる。例えば、従来困難であっ
た、エチレン性二重結合を有する単量体の重合における
重合体スケールの重合器内壁面などへの付着を効果的に
防止することができる。本発明の方法においては、塗布
液の塗布を毎バッチあるいは数バッチに1回の割合で行
って塗膜を形成することにより、重合体スケールを付着
させることなく、重合器を繰り返し使用できる。
代理人 弁理士  岩見谷 周志

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 重合器内におけるエチレン性二重結合を有する単量体の
    重合において重合体スケールの付着を防止する方法であ
    って、重合器内壁面に、予め、(A)タンニン類とアル
    デヒド類の反応生成物及びタンニン類のエステル誘導体
    から選ばれる少なくとも1種、 並びに (B)染料及び顔料から選ばれる少なくとも1種を含む
    塗膜が形成されてなる重合器内で、前記重合を行なうこ
    とからなる重合体スケールの付着防止方法。
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