JPH02291624A - 薄形ヒューズ - Google Patents
薄形ヒューズInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
術〉 電気機器に電子機器の小型化に伴い、温度ヒュ−ント3
′ (低融点可溶合金片)を上記膜電極間に溶接により
橋設し、ヒューズエレメント上にフラックス4′を塗布
し、上記絶縁基板1′上に絶縁被覆5′を施してある.
このヒューズは電流ヒューズとしても使用でき、この場
合、フラックスは省略できる. 〈解決しようとする課題〉 しかしながら、上記の温度ヒューズにおいては、膜電極
を必要とし、製造工数が多く、それだけ製にリード導休
2・2をろう接し、ヒューズエレメつIP!.縁基材と
絶縁被覆層との間の優れたシール性を容易に保証し得る
薄形ヒューズを提供することにある.特に、温度ヒュー
ズに対しては、これらノ目的に加え、ヒューズエレメン
トの熱伝達性に優れた高感度の薄形温度ヒューズを提供
することにある. 〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る薄形ヒューズは、一対のリード導体の各先
端部を絶縁プレートの片面より他面に水密に表出させ、
該絶縁プレートの他面において上記のリード導体先端部
間にヒューズエレメントを橋設し、同上絶縁プレートの
他面に絶縁体を被着したことを特徴とする構成である. く実施例の説明〉 以下、図面により本発明の実施例について説明する. 第1図A乃至第l図Cは温度ヒューズの実施例を示し、
第1図Aは一部欠切開面図を、第1図Bは一部欠切表面
図を、第1図Cは裏面図をそれぞれ示している.第1図
A乃至第1図Cにおいて、■は熱可塑性の絶縁プレート
であり、ボリエチレン、塩化ビニル、ポリプロピレン、
ボリスチレン、エチレンープロピレン、ポリイミド、熱
可塑性ポリエステル等を使用できる.2・2は一対のリ
ード導体であり、銅の帯条体を使用している.各リード
導体2の先端部21は膨出させてあり、各膨出部を絶縁
プレート1の片面1aより他面1bに水密に表出させて
ある.この表出は、リード導体先端部または熱可塑性絶
縁プレートあるいはその双方を加熱し、膨出部を絶縁プ
レートに圧入・頭出させることによって行うことができ
、膨出部側面と絶縁プレートとの間の界面eは熱融着に
より水密にされている.3はヒューズエレメントとして
の低融点可溶合金片であり、絶縁プレートの他面側に表
出させたリード導体先端部21・2lの間に溶接によっ
て橋設してある.4はヒューズエレメント上に塗布した
フラックスである.5は絶縁プレートの他面上に熱融着
したシート状絶縁カバーであり、上記絶縁プレートと同
一材質のものを使用することが好ましいが、異なる材質
のものを使用することもできる. 上記において、絶縁プレート1の片面におけるリード導
体間の間隔dは、使用電圧下での絶縁距離を確保し得る
ように設定し、絶縁プレートの外郭寸法は周囲の接着代
51を充分に確保し得るように設定してある. 上記温度ヒューズを製造するには、例えば、まず、第2
図Aに示すように、受台6上にリード導体2・2をホル
ダー(図示せず)によって配置し、その上に、熱可塑性
の絶縁プレート1を載置し、受台6の加熱下、加熱盤7
によって絶縁プレート1を加圧してリード導体先端の膨
出部を絶縁プレートに圧入・頭出させ、その頭出膨出部
上面を必要に応じて研摩し、次いで、第2図Bに示すよ
うに、頭出させた膨出部2l・21間にヒューズエレメ
ント3(低融点可溶合金片》を溶接機8《例えば、抵抗
溶接機、ビーム溶接機、レーゲ溶接機等》によって橋設
し、このヒューズエレメント上に7ラックス《図示せず
》を塗布し、而るのちに、第2図Cに示すように、熱可
塑性のシート状絶縁カバー5を載置し、この絶縁カバー
5の上面中央部に冷却栓9を当接し、寒剤91(例えば
液体窒素)の循環によってヒューズエレメントを冷却し
つつ絶縁カバー5の周囲を加熱リングlOによって絶縁
プレートlに熱融着すればよい. 上記において、ヒューズエレメントを溶接する際、その
溶接熱がリード導体膨出部と熱可塑性絶縁プレートとの
融着界面に伝達されるから、この界面が溶接の際に、溶
融剥離することのないように、熱可塑性絶縁プレートに
は溶接温度よりも高い融点のものを使用することが望ま
しい.絶縁カバーの熱融着の際にはヒューズエレメント
並びに上記の融着界面を冷却栓により冷却してそのヒュ
ーズエレメント並びに融着界面の溶融を防止しているの
で、絶縁カバーに絶縁プレートと同融点のものを使用し
得、両者を強カに熱融着できる.上記において、絶縁プ
レート、絶縁カバーにはその熱収縮分を見込んで若干太
き目のものを使用することが望ましい.この場合、絶縁
カバーの周縁部を加熱リングの内周で押え込むようにす
ることもできる. 上記絶縁プレートと絶縁カバーとの接着には接着剤を使
用することもできる.シート状絶縁カバーによる絶縁処
理に代え、硬化性樹脂塗料をコーテングしてもよい. 上記リード導体先端の膨出部を熱可塑性絶縁プレートに
圧入・頭出させる際、膨出部の最小外周よりも小さな穴
を絶縁プレートに予め設けておき、前記した加熱下で、
この穴にリード導体膨出部を圧入・頭出させてもよい.
i出部の形状は特に限定されていない.例えば、第3図
に示すように、帯条リード導体2の先端を折返して膨出
部21を形成することもできる。勿論、膨出部と絶縁プ
レートとの熱融着界面の水密性を容易に確保できる形状
とすることが有効であり、例えば、帯条リード導体先端
部2lを第4図A(平面図)、第4図B(側面図)並び
に第4図C(第4図AのC−C断面図)に示すようにス
プーン状にプレス成形し、第4図Dに示すように、絶縁
プレート1にテーバ面で接触させてその接触面積を大き
くすると共に裾縁22を折曲げによりプレート片面に食
い込ませることかできる. 本発明に係る薄形温度ヒューズにおいては、絶縁プレー
トの片面、すなわちヒューズ裏面にリード導体を露出さ
せてあるから、この露出面を電気機器に接触させること
によって機器の過電流時での発生熱をヒューズエレメン
トに迅速に伝達でき、温度ヒューズの感度をよく向上で
きる.勿論、電流ヒューズとしても使用でき、この場合
、フラックスを省略し、ヒューズエレメントには遮断電
流に応じて適宜のものを使用すればよく、例えば、銀、
鉄、ニッケル・・一等を使用できる。
シャルタイプについてのものであるが、第5図に示すよ
うにリード導休2・2を平行に配設せるタイプにも本発
明を適用できる.第5図において1は熱可塑性の絶縁プ
レート、2・2は該プレートの裏面側に配し、先端の膨
出部2lをプレート裏面から表面に表出させた一対の帯
条リード導体、3は表出されたリード導体膨出部21・
21の間に橋設した、ヒューズエレメント、4は温度し
ューズの場合に設けるフラックス、5は絶縁プレートl
に熱融着または接着剤によって接着したシード状絶縁カ
バーである. 〈発明の効果〉 本発明に係る薄形ヒューズは上述した通りの構成であり
、一対のリード導体の各先端部を熱可塑性絶縁プレート
の片面より他面に圧入・表出して、両リード導体の先端
部の間にヒューズエレメントを橋設しており、従来例と
は異なり電極を形成する必要がないから、それだけ製造
工数を減少でき、製造法を簡易化できる.また、絶縁プ
レートの周囲部と絶縁被覆体との接着面が樹脂同志の平
坦接触面であり、従来例とは異なり、リード導体の介在
がないから、これらの閂を熱融着または接着剤によって
容易に、かつ優れたシール性で封止できる.
を示す側面説明図、平面説明図並びに底面図、第2図A
は前記一実施例を゛製造する場合のリード導体圧入・頻
出時を示す説明図、第2図Bは同じくヒューズエレメン
トの溶接時を示す説明図、第2図Cは同じく絶縁カバー
の被着時を示す説明図、第3図は本発明の別実施例を示
す説明図、第4図A、並びに第4図Bは本発明における
リード導体先端部を示す平面図並びに側面図、第4図C
は第4図AにおけるC−C断面図、第4図Dは本発明に
おけるリード導体先端部の絶縁プレートへの圧入状態を
示す説明図、第5図は本発明の他の別実施例を示す平面
説明図、第6図は従来例を示す説明図である。 ■・・−・・・絶縁プレート 2−・川・リード
導体21・−・・・・リード導体先端部
Claims (1)
- 一対のリード導体の各先端部を絶縁プレートの片面より
他面に水密に表出させ、該絶縁プレートの他面において
上記のリード導体先端部間にヒューズエレメントを橋設
し、同上絶縁プレートの他面に絶縁体を被着したことを
特徴とする薄形ヒューズ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP20879389A JPH0795419B2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-08-11 | 薄形ヒューズ |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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JP2225889 | 1989-02-27 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02291624A true JPH02291624A (ja) | 1990-12-03 |
JPH0795419B2 JPH0795419B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=26359434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20879389A Expired - Lifetime JPH0795419B2 (ja) | 1989-02-27 | 1989-08-11 | 薄形ヒューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0795419B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0964419A1 (en) * | 1998-06-11 | 1999-12-15 | Uchihashi Estec Co., Ltd. | Thin type thermal fuse and manufacturing method thereof |
JP2003045306A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Uchihashi Estec Co Ltd | 薄型ヒューズ |
US6838971B2 (en) | 2001-05-21 | 2005-01-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thermal fuse |
JP2011081924A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Uchihashi Estec Co Ltd | 合金型温度ヒューズ及び温度ヒューズ用リード導体付き低融点合金片の製作方法 |
-
1989
- 1989-08-11 JP JP20879389A patent/JPH0795419B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0964419A1 (en) * | 1998-06-11 | 1999-12-15 | Uchihashi Estec Co., Ltd. | Thin type thermal fuse and manufacturing method thereof |
US6838971B2 (en) | 2001-05-21 | 2005-01-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thermal fuse |
JP2003045306A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Uchihashi Estec Co Ltd | 薄型ヒューズ |
JP4610807B2 (ja) * | 2001-07-30 | 2011-01-12 | 内橋エステック株式会社 | 薄型ヒューズ |
JP2011081924A (ja) * | 2009-10-02 | 2011-04-21 | Uchihashi Estec Co Ltd | 合金型温度ヒューズ及び温度ヒューズ用リード導体付き低融点合金片の製作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0795419B2 (ja) | 1995-10-11 |
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