JPH0228262Y2 - - Google Patents

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JPH0228262Y2
JPH0228262Y2 JP1985007188U JP718885U JPH0228262Y2 JP H0228262 Y2 JPH0228262 Y2 JP H0228262Y2 JP 1985007188 U JP1985007188 U JP 1985007188U JP 718885 U JP718885 U JP 718885U JP H0228262 Y2 JPH0228262 Y2 JP H0228262Y2
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JP
Japan
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vehicle body
boss
grommet
screw
hole
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JP1985007188U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車部品の取付構造、特に自動車部
品をグロメツトを使用して車体に取り付ける構造
に関するものである。
従来の技術 車体に取り付けるキツキングプレートやフロン
トグリル等の自動車部品として被係止部材の車体
取付面側に、内周にねじ挿入孔を有する筒状のボ
ス部が設けられ、車体と被係止部材との間に介装
されるグロメツトが設けられ、該グロメツトに
は、内側に前記ボス部が挿入されるボス受孔が形
成されたボス受筒部と、該ボス受筒部の底部に連
設され車体に設けられたグロメツト取付孔に挿入
される車体挿入部とが設けられ、該車体挿入部に
は抜止片が設けられ、前記筒状のボス部を被係止
部材をタツピングねじでねじ結合することにより
自動車部品をグロメツトを介して車体側に取り付
けるようにした自動車部品の取付構造として、実
公昭56−44595号公報が知られている。
これは第3〜5図に示したように自動車部品と
してのフロントグリル1の裏面(車体側取付面
側)の中央部A及び左右両側部B,Bにタツピン
グねじ3のねじ込み穴1bを有する筒状のボス部
1aを一体に突出形成し、該ボス部1aの外周面
に嵌着される嵌着穴2a′を有する本体2aと車体
6側に固着されたブラケツト4の係合穴4aに係
合する係合片2bを一体に形成したクリツプ2の
前記嵌着穴2a′を上記ボス部1aに嵌着し、裏面
側よりタツピングねじ3をボス部1aの穴1bに
ねじ込むことによりクリツプ2をフロントグリル
1の裏面に固着し、前記ブラケツト4の係合穴4
aの横には上記クリツプ2の係合片2bが自由に
出入りできる巾広の穴4bを連設し、該ブラケツ
ト4の係合穴4aにフロントグリル裏面の中央部
に固着したクリツプ2は横方向に位置決めされた
状態で嵌入係合し、左右のクリツプ2,2は横方
向には自由な状態で嵌入係合することによりフロ
ントグリルを取り付ける構造になつている。
考案が解決しようとする課題 ところで上記従来の取付構造には次に述べるよ
うな問題点があつた。
(1) 作業性が悪い。
何故ならばフロントグリル1の裏面側からタ
ツピングねじ3をボス部1aの穴1bにねじ込
むか、或いはフロントグリル1とクリツプ2と
を予めタツピングねじ3で固定しておいてから
クリツプ2を車体6側のブラケツト4に挿入し
なければならないからである。
(2) タツピングねじ3をボス部1aの穴1bに螺
合させるためにはタツピングねじ3をボス部1
aの穴1bにねじ込む際に、タツピングねじ3
で穴1bの内周面にねじ溝を形成しつつ固定す
るためボス部1aの材質がタツピングによるね
じ切り可能なものにしなければならないから、
フロントグリル1の材質が限定されたり、或い
は穴1bの内周面に予めねじ溝を形成しておく
必要があり、ボス部1aの構造が複雑になる。
(3) また、ブラケツト4とは係合片2bのみで、
係合されており、車体取付状態においてタツピ
ングねじ3でクリツプ2とボス部1aの穴1b
とを螺合させるときは、しつかりした支えがな
くタツピングねじ3での取付作業が難しく、か
つ、係合片2bの破損の恐れもある。
本考案は上記従来の問題点を解決することを課
題としてなされたものである。
課題を解決するための手段 車体に取り付けられる自動車部品としての被係
止部材の車体取付面側に、内周にねじ挿入孔を有
するボス部が設けられ、車体と被係止部材との間
に介装されるグロメツトが設けられ、該グロメツ
トには、内側に前記ボス部が挿入されるボス受孔
が形成されたボス受筒部と、該ボス受筒部の底部
に連設され車体に設けられたグロメツト取付孔に
挿入される車体挿入部とが設けられ、該車体挿入
部には抜止片が設けられ、前記ボス部と前記グロ
メツトをタツピングねじでねじ結合することによ
り被係止部材をグロメツトを介して車体に取り付
けるようにした自動車部品の取付構造において、 前記ボス部のねじ挿入孔に連なる被係止部材の
反車体取付面側には、タツピングねじの頭部が当
接するねじ頭部受面が形成される一方、前記ボス
部の車体側の端部が対面する前記ボス受孔の底面
にはタツピングねじの先端側が螺合するねじ受孔
が設けられているとともに、前記ボス受筒部の底
部が車体に当接されるように、前記車体挿入部が
前記ボス受筒部の底部側端より内側に形成され、
前記抜止片と前記ボス受筒部の底部とによつて車
体を挟むようにしてグロメツトが車体に係止され
ている自動車部品の取付構造。
作 用 被係止部材の表面側からボス部のねじ挿入孔に
タツピングねじを挿入し、該ねじの先端側をグロ
メツトのボス受孔の底面に設けたねじ受孔にねじ
を切りつつ螺合すると共に、タツピングねじの頭
部で被係止部材の表面側を抑えて、被係止部材を
車体側に取り付ける。また、ボス受筒部の底部が
車体に当接され、該底部と車体挿入部の抜止片と
によつて車体を挟んでグロメツトが係止されるた
め、前記取り付けが車体にしつかりと支えられて
行える。
実施例 次に本考案の自動車部品の取付構造を第1〜2
図を参照して説明する。
第1図は本考案の取付構造の断面図であり、車
体11には自動車部品としての被係止部材12が
グロメツト13とタツピングねじ14によつて取
り付けられている。
被係止部材12として実施例ではキツキングプ
レートとして構成され、その車体取付面側(裏面
側)に、ねじ挿入孔15を有するボス部16が設
けられ、該ボス部16に車体11と被係止部材1
2との間に介装されるグロメツト13が取り付け
られるようになつている。前記グロメツト13に
は、内側にボス部16が挿入されるボス受孔17
が形成されたボス受筒部18と、該ボス受筒部1
8の底部19に連設され、車体11に設けられた
グロメツト取付孔20に挿入される車体挿入部2
1とが設けられ、該車体挿入部21には抜止片2
2が設けられている。
また前記ボス部16のねじ挿入孔15に連なる
被係止部材12の反車体取付面側(表面側)には
タツピングねじ14の頭部が当接するねじ頭部受
面23が形成される一方、前記ボス部16の車体
側の端部が対面する前記ボス受孔17の底面24
にはタツピングねじ14の先端側が螺合するねじ
受孔25が設けられているとともに、前記ボス受
筒部18の底部19が車体11に当接されるよう
に、前記車体挿入部21が前記ボス受筒部18の
底部側端26より内側に形成され、前記抜止片2
2と前記ボス受筒部18の底部19とによつて車
体11を挟むようにしてグロメツト13が車体1
1に係止されている。
なお27は被係止部材12としてのキツキング
プレートにより保護されるように配設された配線
や配管、28はフロアマツトである。
実施例の自動車部品の取付構造は上記のような
構成であつても、例えば車体11に設けたグロメ
ツト取付孔20にグロメツト13の車体挿入部2
1を挿入し、ボス受筒部18の底部19と抜止片
22とによつて車体11を挟むようにしてグロメ
ツト13を車体11に取り付け、グロメツト13
のボス受筒部18に被係止部材12のボス部16
を挿入し、被係止部材12の反車体取付面側から
タツピングねじ14を挿入し、該タツピングねじ
14の先端側をねじ受孔25にねじを切りつつ螺
合するとともにタツピングねじ14の頭部で被係
止部材12のねじ頭部受面23を抑えて、タツピ
ングねじ14の頭部とボス受筒部18との間で被
係止部材12を挟着すれば、該被係止部材12は
これらグロメツト13とタツピングねじ14によ
り車体11にしつかりと取り付けられた状態にな
るのである。
考案の効果 以上説明したように本考案は自動車部品の表面
側にタツピングねじの頭部受面を設け、ボス部の
車体側の端部に対面するボス受孔の底面にタツピ
ングねじを螺合するねじ受孔を設け、また、ボス
受筒部の底部が車体に当接され、該底部と車体挿
入部の抜止片とによつて車体を挟んだのでグロメ
ツトが係止されるので次に述べるような効果があ
る。
(1) 自動車部品の表面からタツピングねじのねじ
込み作業を行うことができるので作業性が向上
する。
(2) ボス受孔の底面に設けたねじ受孔にタツピン
グねじの先端側を螺合してグロメツトとタツピ
ングねじを結合し、かつ該タツピングねじの頭
部とグロメツトの間で自動車部品を挟着するの
で、自動車部品のボス部内周にタツピングねじ
によつて、あるいは予めねじ溝を切る必要はな
くなり、従つてそのために自動車部品の材質が
限定されたり、ボス部の構造が複雑になること
がなくなる。
(3) また、前記取り付けはグロメツトが車体にし
つかり固定された状態で支えられて行えるた
め、タツピングねじでの取付作業が容易に行え
ると共に、抜止片が破損されることなく確実に
行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動車部品の取付構造、第2
図はグロメツトの斜視図、第3図は従来例の正面
図、第4図は第3図のX−X線又はY−Y線断面
図、第5図は中央部のブラケツトの斜視図であ
る。 11……車体、12……被係止部材、13……
グロメツト、14……タツピングねじ、15……
ねじ挿入孔、16……ボス部、17……ボス受
孔、18……ボス受筒部、19……ボス受筒部の
底部、20……グロメツト取付孔、21……車体
挿入部、22……抜止片、23……ねじ頭部受
面、24……ボス受孔の底面、25……ねじ受
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体に取り付けられる自動車部品として被係止
    部材の車体取付面側に、内周にねじ挿入孔を有す
    るボス部が設けられ、車体と被係止部材との間に
    介装されるグロメツトが設けられ、該グロメツト
    には、内側に前記ボス部が挿入されるボス受孔が
    形成されたボス受筒部と、該ボス受筒部の底部に
    連設され車体に設けられたグロメツト取付孔に挿
    入される車体挿入部とが設けられ、該車体挿入部
    には抜止片が設けられ、前記ボス部と前記グロメ
    ツトをタツピングねじでねじ結合することにより
    被係止部材をグロメツトを介して車体に取り付け
    るようにした自動車部品の取付構造において、 前記ボス部のねじ挿入孔に連なる被係止部材の
    反車体取付面側には、タツピングねじの頭部が当
    接するねじ頭部受面が形成される一方、前記ボス
    部の車体側の端部が対面する前記ボス受孔の底面
    にはタツピングねじの先端側が螺合するねじ受孔
    が設けられているとともに、前記ボス受筒部の底
    部が車体に当接されるように、前記車体挿入部が
    前記ボス受筒部の底部側端より内側に形成され、
    前記抜止片と前記ボス受筒部の底部とによつて車
    体を挟むようにしてグロメツトが車体に係止され
    ていることを特徴とする自動車部品の取付構造。
JP1985007188U 1985-01-22 1985-01-22 Expired JPH0228262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985007188U JPH0228262Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

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JP1985007188U JPH0228262Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

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JPS61123210U JPS61123210U (ja) 1986-08-02
JPH0228262Y2 true JPH0228262Y2 (ja) 1990-07-30

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ID=30485316

Family Applications (1)

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JP1985007188U Expired JPH0228262Y2 (ja) 1985-01-22 1985-01-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5644595U (ja) * 1979-09-13 1981-04-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5644595U (ja) * 1979-09-13 1981-04-22

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Publication number Publication date
JPS61123210U (ja) 1986-08-02

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