JPH02282235A - 切換クラッチ機構およびこの機構を使用したフィルム電動給送装置 - Google Patents
切換クラッチ機構およびこの機構を使用したフィルム電動給送装置Info
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- JPH02282235A JPH02282235A JP10390889A JP10390889A JPH02282235A JP H02282235 A JPH02282235 A JP H02282235A JP 10390889 A JP10390889 A JP 10390889A JP 10390889 A JP10390889 A JP 10390889A JP H02282235 A JPH02282235 A JP H02282235A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 15
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 4
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はモータの正・逆回転出力を異なる地点に伝達す
るための切換クラッチ機構およびこの機構を使用したフ
ィルム電動給送装置に関する。
るための切換クラッチ機構およびこの機構を使用したフ
ィルム電動給送装置に関する。
従来の技術
従来よりモータの回転出力は種々の形で駆動源として利
用されており、もちろんその回転方向にて異なる作用た
とえば写真用カメラにおけるフィルムの巻上げ・巻戻し
を行わせることも周知である。
用されており、もちろんその回転方向にて異なる作用た
とえば写真用カメラにおけるフィルムの巻上げ・巻戻し
を行わせることも周知である。
ところで、モータの正・逆回転出力を異なる作用に利用
するとき、回転自刃の伝達系を切換える構成が必要とな
ることはいうまでもなく、たとえば、実公昭63−47
864号公報には、上記切換構成を含み、モータの正・
逆回転出力をカメラのフィルム巻上げ・巻戻しに利用す
るカメラの電動巻戻装置が提案、開示されている。
するとき、回転自刃の伝達系を切換える構成が必要とな
ることはいうまでもなく、たとえば、実公昭63−47
864号公報には、上記切換構成を含み、モータの正・
逆回転出力をカメラのフィルム巻上げ・巻戻しに利用す
るカメラの電動巻戻装置が提案、開示されている。
この装置は、第4図に示すように、−駒の撮影が終わり
モータMが実線で示した矢印六方向へ回転すると、その
回転出力は実線で示した矢印関係にて、ギヤ列4.一方
向クラッチ5.ギヤ列6およびギヤ7を介してスプロケ
ット2とスプール3に伝達され、この両者の実線で示し
た矢印方向への回転によりフィルムFが矢印A1方向へ
一駒分巻上げられる。
モータMが実線で示した矢印六方向へ回転すると、その
回転出力は実線で示した矢印関係にて、ギヤ列4.一方
向クラッチ5.ギヤ列6およびギヤ7を介してスプロケ
ット2とスプール3に伝達され、この両者の実線で示し
た矢印方向への回転によりフィルムFが矢印A1方向へ
一駒分巻上げられる。
このとき、後述するフィルムパトローネ1内のスプール
軸1aと係合しているギヤ14の回転は、後述する遊星
ギヤ12とギヤ14とが切離されており後述するギヤ列
9等に伝達されることはない。
軸1aと係合しているギヤ14の回転は、後述する遊星
ギヤ12とギヤ14とが切離されており後述するギヤ列
9等に伝達されることはない。
フィルムFが全部スプール3に巻上げられた後巻戻しボ
タンRを押し上げると、スプロケット2とギヤ7との連
動が解除され、またスイッチSの切換えによりモータM
が逆転、すなわち破線で示した矢印B方向に回転する。
タンRを押し上げると、スプロケット2とギヤ7との連
動が解除され、またスイッチSの切換えによりモータM
が逆転、すなわち破線で示した矢印B方向に回転する。
モータMの矢印B方向への回転出力は、今度は破線で示
した矢印関係でギヤ列4.一方向クラッチ8.ギヤ列9
を介して太陽ギヤ10に伝達され、よってこの太陽ギヤ
10の軸10aに摩擦結合したレバー11によって回転
可能に保持されている遊星ギヤ12が破線で示した矢印
方向に移動して係止爪13から離脱し、ギヤ14と噛合
する。
した矢印関係でギヤ列4.一方向クラッチ8.ギヤ列9
を介して太陽ギヤ10に伝達され、よってこの太陽ギヤ
10の軸10aに摩擦結合したレバー11によって回転
可能に保持されている遊星ギヤ12が破線で示した矢印
方向に移動して係止爪13から離脱し、ギヤ14と噛合
する。
この結果、フィルムパトローネ1内のスプール軸1aと
係合しているギヤ14が破線で示した矢印方向へ回転し
、フィルムFは矢印B1方向へ、すなわちパトローネ1
内に巻戻されることになる。
係合しているギヤ14が破線で示した矢印方向へ回転し
、フィルムFは矢印B1方向へ、すなわちパトローネ1
内に巻戻されることになる。
このように、上記装置は、モータの正・逆回転出力をフ
ィルムの巻上げ、巻戻しという異なる作用にを効に利用
している。
ィルムの巻上げ、巻戻しという異なる作用にを効に利用
している。
発明が解決しようとする課題
ところで、上記装置におけるモータの正・逆回転出力を
異なる地点に導く構成についてみてみると、一方向クラ
ッチおよび太陽ギヤ、レバー 遊星ギヤ等からなる切換
クラッチ機構であることはいうまでもない。
異なる地点に導く構成についてみてみると、一方向クラ
ッチおよび太陽ギヤ、レバー 遊星ギヤ等からなる切換
クラッチ機構であることはいうまでもない。
ここで、切換クラッチ機構における太陽ギヤとレバーと
の関係について考えてみると、通常、太陽ギヤの回転軸
付近において両者間に設けられた弾性部材の弾性力によ
る上記両者と弾性部材との面接触状態を介して摩擦結合
されている。このため、微視的に見ると、太陽ギヤが回
転してその回転力が弾性部材にある程度蓄積された後に
はじめて、遊星ギヤの位置を切換えるための切換力のレ
バーへの伝達が開始され1、その伝達タイミングは太陽
ギヤへのモータの回転出力の伝達時に対して遅れるとと
もにばらつきがある。
の関係について考えてみると、通常、太陽ギヤの回転軸
付近において両者間に設けられた弾性部材の弾性力によ
る上記両者と弾性部材との面接触状態を介して摩擦結合
されている。このため、微視的に見ると、太陽ギヤが回
転してその回転力が弾性部材にある程度蓄積された後に
はじめて、遊星ギヤの位置を切換えるための切換力のレ
バーへの伝達が開始され1、その伝達タイミングは太陽
ギヤへのモータの回転出力の伝達時に対して遅れるとと
もにばらつきがある。
また、外部から衝撃が加わった場合を考えると、上記摩
擦結合の状態、たとえば切換力の伝達タイミンクによっ
ては滑りが発生するというおそれを有している。
擦結合の状態、たとえば切換力の伝達タイミンクによっ
ては滑りが発生するというおそれを有している。
さらに、近年、各種の機器全般に小型化が強く要望され
ており、前述したようなカメラの機構にあっても、たと
えばモータや減速機構をスプールに内蔵せしめる展開が
一般化してきており、かかる場合、第4図の構成は、各
ギヤ列あるいは切換クラッチ機構の配置を考えると、小
型化のためかえって複雑化してしまうおそれというも有
している。
ており、前述したようなカメラの機構にあっても、たと
えばモータや減速機構をスプールに内蔵せしめる展開が
一般化してきており、かかる場合、第4図の構成は、各
ギヤ列あるいは切換クラッチ機構の配置を考えると、小
型化のためかえって複雑化してしまうおそれというも有
している。
本発明は上述のような諸点を考慮したもので、遊星ギヤ
位置の切換力の伝達遅れがなく、かつ衝撃により容易に
滑ることがない簡単な構成の切換クラッチ機構を提供す
ることを目的とする。
位置の切換力の伝達遅れがなく、かつ衝撃により容易に
滑ることがない簡単な構成の切換クラッチ機構を提供す
ることを目的とする。
さらに本発明は上記切換クラッチ機構を利用した小型カ
メラに特に好適なフィルム電動給送装置を提供すること
を目的とする。
メラに特に好適なフィルム電動給送装置を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段
本発明による切換クラッチ機構は、ギヤ部およびこのギ
ヤ部に連接して形成された径の異なる摩擦円筒部を有し
、モータの正・逆回転出力が伝達される太陽ギヤと、摩
擦円筒部の直径よりも小さい径部を定常状態で形成する
とともにたとえばこの径部より起立せしめられた一対の
屈曲部である第1係合部を備え、摩擦円筒部を径部で挟
み込んで円筒部に装着される略円形弾性部材と、摩擦円
筒部に内接する内周面を有するとともに第1係合部であ
る一対の屈曲部と係合するたとえば一対の切溝である第
2係合部を備え、かつギヤ部と噛合う遊星ギヤを回転自
在に支持する切換部材とを備えて構成される。
ヤ部に連接して形成された径の異なる摩擦円筒部を有し
、モータの正・逆回転出力が伝達される太陽ギヤと、摩
擦円筒部の直径よりも小さい径部を定常状態で形成する
とともにたとえばこの径部より起立せしめられた一対の
屈曲部である第1係合部を備え、摩擦円筒部を径部で挟
み込んで円筒部に装着される略円形弾性部材と、摩擦円
筒部に内接する内周面を有するとともに第1係合部であ
る一対の屈曲部と係合するたとえば一対の切溝である第
2係合部を備え、かつギヤ部と噛合う遊星ギヤを回転自
在に支持する切換部材とを備えて構成される。
また、本発明によるフィルム電動給送装置は、スプール
内に設けられるモータおよびこのモータの正・逆回転出
力を減速して出力する出力軸を備えた減速機構からなる
駆動手段と、ギヤ部、このギヤ部に連接して形成された
径の異なる摩擦円筒部および出力軸と嵌合する嵌合部を
備えるとともにスプールと一体的あるいは固定関係に設
けられ、モータの正・逆回転出力が伝達される太陽ギヤ
、摩擦円筒部の直径より小さい径部を定常状態で形成す
るとともにたとえばこの径部より起立せしめられた一対
の屈曲部である第1係合部を備え、摩擦円筒部を径部で
挟み込むことにより円筒部に装着される略円形弾性部材
、および摩擦円筒部に内接する内周面を有するとともに
第1係合部である一対の屈曲部と係合するたとえば一対
の切溝である第2係合部を備え、かつギヤ部と噛合う遊
星ギヤを回転自在に支持する切換部材からなる切換クラ
ッチ機構と、切換部材の回転にともない太陽ギヤの周囲
を公転する遊星ギヤと噛合うことによりモータの回転出
力を取り出し、フィルムパトローネ内のフィルム巻戻し
用のスプール軸に伝達する伝達ギヤ列とを備えて構成さ
れる。
内に設けられるモータおよびこのモータの正・逆回転出
力を減速して出力する出力軸を備えた減速機構からなる
駆動手段と、ギヤ部、このギヤ部に連接して形成された
径の異なる摩擦円筒部および出力軸と嵌合する嵌合部を
備えるとともにスプールと一体的あるいは固定関係に設
けられ、モータの正・逆回転出力が伝達される太陽ギヤ
、摩擦円筒部の直径より小さい径部を定常状態で形成す
るとともにたとえばこの径部より起立せしめられた一対
の屈曲部である第1係合部を備え、摩擦円筒部を径部で
挟み込むことにより円筒部に装着される略円形弾性部材
、および摩擦円筒部に内接する内周面を有するとともに
第1係合部である一対の屈曲部と係合するたとえば一対
の切溝である第2係合部を備え、かつギヤ部と噛合う遊
星ギヤを回転自在に支持する切換部材からなる切換クラ
ッチ機構と、切換部材の回転にともない太陽ギヤの周囲
を公転する遊星ギヤと噛合うことによりモータの回転出
力を取り出し、フィルムパトローネ内のフィルム巻戻し
用のスプール軸に伝達する伝達ギヤ列とを備えて構成さ
れる。
作 用
本発明による切換クラッチ機構は、上述のように構成さ
れていることから、太陽ギヤがモータにより回転せしめ
られると、その回転出力は太陽ギヤの摩擦円筒部に弾性
力を利用した挟み込みにより摩擦結合された略円形弾性
部材の第1係合部である屈曲部を介して、すなわち摩擦
結合ではない屈曲部と第2係合部である切溝との係合に
より得られる固定関係を介して切換部材に伝達され、よ
って、このとき上述した摩擦結合状態および固定関係に
より上記伝達に時間遅れは生じない。
れていることから、太陽ギヤがモータにより回転せしめ
られると、その回転出力は太陽ギヤの摩擦円筒部に弾性
力を利用した挟み込みにより摩擦結合された略円形弾性
部材の第1係合部である屈曲部を介して、すなわち摩擦
結合ではない屈曲部と第2係合部である切溝との係合に
より得られる固定関係を介して切換部材に伝達され、よ
って、このとき上述した摩擦結合状態および固定関係に
より上記伝達に時間遅れは生じない。
したがって、切換部材も太陽ギヤの回転方向に回動し、
この結果、この切換部材に回転自在に支持されている遊
星ギヤも同方向へ公転し、たとえばこの遊星ギヤをいく
らかの公転後別設のギヤ列と噛合わせることにより太陽
ギヤの回転、すなわちモータの回転出力を外部へ伝達で
きることになる。
この結果、この切換部材に回転自在に支持されている遊
星ギヤも同方向へ公転し、たとえばこの遊星ギヤをいく
らかの公転後別設のギヤ列と噛合わせることにより太陽
ギヤの回転、すなわちモータの回転出力を外部へ伝達で
きることになる。
本発明によるフィルム電動給送装置は、上述のように構
成されることから、モータが回転すると、その回転出力
は減速機構の出力軸を介して太陽ギヤが一体的あるいは
固定関係に設けられているスプールに伝達されて、この
スプールを回転せしめることになる。同時に、回転出力
は上述した切換クラッチ機構と同様に、太陽ギヤの摩擦
円筒部に摩擦結合された略円形弾性部材の屈曲部を介し
て切換部材に時間遅れなく伝達されることになる。
成されることから、モータが回転すると、その回転出力
は減速機構の出力軸を介して太陽ギヤが一体的あるいは
固定関係に設けられているスプールに伝達されて、この
スプールを回転せしめることになる。同時に、回転出力
は上述した切換クラッチ機構と同様に、太陽ギヤの摩擦
円筒部に摩擦結合された略円形弾性部材の屈曲部を介し
て切換部材に時間遅れなく伝達されることになる。
したがって、切換部材も太陽ギヤ、すなわちスプールの
回転方向へ回動し、この結果、切換部材に回転自在に支
持されている遊星ギヤも同方向へ公転し、伝達ギヤ列と
噛合うことにより、太陽ギヤの回転、すなわちモータの
回転出力をフィルム巻戻し用パトローネ軸に伝達できる
ことになる。
回転方向へ回動し、この結果、切換部材に回転自在に支
持されている遊星ギヤも同方向へ公転し、伝達ギヤ列と
噛合うことにより、太陽ギヤの回転、すなわちモータの
回転出力をフィルム巻戻し用パトローネ軸に伝達できる
ことになる。
実 施 例
以下、本発明の切換クラッチ機構およびこの機構を使用
したフィルム電動給送装置の実施例について述べる。
したフィルム電動給送装置の実施例について述べる。
〔実施例1〕
第1図は本発明の第1実施例である切換クラッチ機構の
分解斜視図である。図において、第4図に示した従来例
における構成要素と対応するものには同じ符号を付して
いる。
分解斜視図である。図において、第4図に示した従来例
における構成要素と対応するものには同じ符号を付して
いる。
ギヤ列Gを介してモータMの回転出力が伝達される太陽
ギヤ15は、同軸関係、かつ一体的に設けられた摩擦円
筒部16をギヤ部15aとともに備えている。
ギヤ15は、同軸関係、かつ一体的に設けられた摩擦円
筒部16をギヤ部15aとともに備えている。
略円形状の弾性部材17は、定常状態で上記摩擦円筒部
16の直径D1より小さい径D2を形成する径部17a
と、第1係合部、すなわち本実施例においては上記径部
17aからL字形状に起立した一対の屈曲部17bとか
ら構成されている。
16の直径D1より小さい径D2を形成する径部17a
と、第1係合部、すなわち本実施例においては上記径部
17aからL字形状に起立した一対の屈曲部17bとか
ら構成されている。
切換部材18は本実施例においては略中空円柱形状にな
され、摩擦円筒部16の外周部と内接する破線で示した
内周面18cを有するとともに、上記略円形弾性部材1
7の一対の屈曲部17bである第1係合部と係合する第
2係合部である一対の切溝18aの施された本体部18
dおよび太陽ギヤ15のギヤ部15aと噛合う遊星ギヤ
12をネジNにて回転自在に支持する支持部18bを備
えている。
され、摩擦円筒部16の外周部と内接する破線で示した
内周面18cを有するとともに、上記略円形弾性部材1
7の一対の屈曲部17bである第1係合部と係合する第
2係合部である一対の切溝18aの施された本体部18
dおよび太陽ギヤ15のギヤ部15aと噛合う遊星ギヤ
12をネジNにて回転自在に支持する支持部18bを備
えている。
以上のような構成の本実施例は、略円形弾性部材17を
少し拡げて太陽ギヤ15の摩擦円筒部16に装着し、す
なわち摩擦円筒部16を略円形弾性部材17にて、その
弾性力を利用して挟み込み、次いで遊星ギヤ12をネジ
Nにて装着した切換部材18をその一対の切溝18aを
略円形弾性部材17の一対の屈曲部17bと係合させ、
かつ摩擦円筒部16にその内周面18cが内接するよう
装着することにより組立てられる。なお、一対のL字形
状の屈曲部17bおよび一対の切溝18aで示した第1
・第2係合部は、たとえば一対の棒状屈曲部およびこの
棒状屈曲部が嵌入される一対の孔等、種々の組合せが採
用できることはいうまでもない。
少し拡げて太陽ギヤ15の摩擦円筒部16に装着し、す
なわち摩擦円筒部16を略円形弾性部材17にて、その
弾性力を利用して挟み込み、次いで遊星ギヤ12をネジ
Nにて装着した切換部材18をその一対の切溝18aを
略円形弾性部材17の一対の屈曲部17bと係合させ、
かつ摩擦円筒部16にその内周面18cが内接するよう
装着することにより組立てられる。なお、一対のL字形
状の屈曲部17bおよび一対の切溝18aで示した第1
・第2係合部は、たとえば一対の棒状屈曲部およびこの
棒状屈曲部が嵌入される一対の孔等、種々の組合せが採
用できることはいうまでもない。
第2図(alはこの第1の実施例を組立てた状態の斜視
図、同図(blは同じく平面図である。この第2図(a
)、 (blを参照して第1の実施例の動作について述
べる。
図、同図(blは同じく平面図である。この第2図(a
)、 (blを参照して第1の実施例の動作について述
べる。
今、モータMの回転によりギヤ列Gが回転し、第2図(
a)、 (b)中に実線で示した矢印C方向へ太陽ギヤ
15が回転すると、その回転出力は摩擦円筒部16を挟
みつけている略円形弾性部材17に伝達され、その第1
係合部である一対の屈曲部17bと第2係合部である切
溝18aとの係合によって得られる固定関係により円筒
部16に内接している切換部材18に時間遅れなく伝達
される。
a)、 (b)中に実線で示した矢印C方向へ太陽ギヤ
15が回転すると、その回転出力は摩擦円筒部16を挟
みつけている略円形弾性部材17に伝達され、その第1
係合部である一対の屈曲部17bと第2係合部である切
溝18aとの係合によって得られる固定関係により円筒
部16に内接している切換部材18に時間遅れなく伝達
される。
よって、切換部材18も矢印C方向へ時間遅れなく回転
し、もちろん遊星ギヤ12も太陽ギヤ15の回りを第2
図(b)中に実線で示した矢印C1方向へ回転しながら
公転することになる。
し、もちろん遊星ギヤ12も太陽ギヤ15の回りを第2
図(b)中に実線で示した矢印C1方向へ回転しながら
公転することになる。
一方、モータMの逆回転により太陽ギヤ15が先の場合
とは逆に第2図(al、 (b)中に破線で示した矢印
り方向へ回転すると、切換部材18は矢印り方向へ回転
し、遊星ギヤ12も同方向へ第2図tbt中に破線で示
した矢印D1方向へ回転しながら公転することになる。
とは逆に第2図(al、 (b)中に破線で示した矢印
り方向へ回転すると、切換部材18は矢印り方向へ回転
し、遊星ギヤ12も同方向へ第2図tbt中に破線で示
した矢印D1方向へ回転しながら公転することになる。
したがって、遊星ギヤ12の公転軌跡内に第2図(b)
中に破線で示したようなギヤ列Xあるいは同Yを配置す
ることにより、モータMの回転出力をギヤ列XYを介し
て取り出せることは明らかである。
中に破線で示したようなギヤ列Xあるいは同Yを配置す
ることにより、モータMの回転出力をギヤ列XYを介し
て取り出せることは明らかである。
換言すると、今、遊星ギヤ12が矢印C方向へ公転して
ギヤ列Xと噛合ったとすると、切換部材18はそれ以上
回転できなくなり、このためそれまでの太陽ギヤ15と
切換部材18との摩擦結合による連動関係が断たれ遊星
ギヤ12の公転が停止し、一方、太陽ギヤ15は略円形
弾性部材17の挟み付は力に逆らって回転を継続し、そ
のギヤ部15aと噛合っている遊星ギヤ12を引き続き
矢印C1方向へ回転せしめ、この結果、遊星ギヤ12の
矢印C1方向への回転出力がギヤ列Xに伝達され、かつ
取り出されることになる。
ギヤ列Xと噛合ったとすると、切換部材18はそれ以上
回転できなくなり、このためそれまでの太陽ギヤ15と
切換部材18との摩擦結合による連動関係が断たれ遊星
ギヤ12の公転が停止し、一方、太陽ギヤ15は略円形
弾性部材17の挟み付は力に逆らって回転を継続し、そ
のギヤ部15aと噛合っている遊星ギヤ12を引き続き
矢印C1方向へ回転せしめ、この結果、遊星ギヤ12の
矢印C1方向への回転出力がギヤ列Xに伝達され、かつ
取り出されることになる。
逆に、遊星ギヤ12が矢印り方向へ公転した場合には、
上記遊星ギヤ12はギヤ列Yと噛合い、よって、そのD
1方向への回転出力がギヤ列Yに伝達され、かつ取り出
されることになるわけである。
上記遊星ギヤ12はギヤ列Yと噛合い、よって、そのD
1方向への回転出力がギヤ列Yに伝達され、かつ取り出
されることになるわけである。
以上述べたような動作によりモータMの正・逆回転出力
を異なる地点に導くことができる。
を異なる地点に導くことができる。
さて、ここで上述した第1の実施例における太陽ギヤ1
5と切換部材18との関係について改めてみてみると、
略円形弾性部材17の挟み付は弾性力を利用して摩擦結
合されていることは先にも述べたとおりである。このた
め、太陽ギヤ15が回転しようとすると即座に切換部材
18も回転しようとし、すなわち先にも述べたように太
陽ギヤ15の回転出力は時間遅れなく切換部材18に伝
達され、遊星ギヤ12の位置制御に利用されることにな
る。
5と切換部材18との関係について改めてみてみると、
略円形弾性部材17の挟み付は弾性力を利用して摩擦結
合されていることは先にも述べたとおりである。このた
め、太陽ギヤ15が回転しようとすると即座に切換部材
18も回転しようとし、すなわち先にも述べたように太
陽ギヤ15の回転出力は時間遅れなく切換部材18に伝
達され、遊星ギヤ12の位置制御に利用されることにな
る。
また、太陽ギヤ15の摩擦円筒部16の直径りと略円形
弾性部材17の径部17aの直径D2との関係を適宜設
定することにより、太陽ギヤ15と切換部材18間の摩
擦結合力を制御できることを合わせて考えると、摩擦結
合力の管理が容易であるとともに、不用意に滑りが生じ
るおそれもほとんどな(すことができる。
弾性部材17の径部17aの直径D2との関係を適宜設
定することにより、太陽ギヤ15と切換部材18間の摩
擦結合力を制御できることを合わせて考えると、摩擦結
合力の管理が容易であるとともに、不用意に滑りが生じ
るおそれもほとんどな(すことができる。
〔実施例2〕
第3図は本発明の第2の実施例であるフィルム電動給送
装置の要部の分解斜視図である。図において、第1図お
よび第4図に示した装置における構成要素と対応する要
素には同じ符号を付している。
装置の要部の分解斜視図である。図において、第1図お
よび第4図に示した装置における構成要素と対応する要
素には同じ符号を付している。
第3図からも明らかなように、本実施例におけるモータ
Mは、正・逆回転出力を出力軸19aに取り出す減速機
構19とともに、スプール20内に配置されている。
Mは、正・逆回転出力を出力軸19aに取り出す減速機
構19とともに、スプール20内に配置されている。
一方、上記スプール20は、一体的あるいは固定関係に
設けられた太陽ギヤ15を有している。
設けられた太陽ギヤ15を有している。
太陽ギヤ15は、第1の実施例と同様のギヤ部15a、
摩擦円筒部16のほか、略円形弾性部材17の位置決め
をするつば部15bおよび出力軸19aと嵌合する溝穴
部15cとを備えている。
摩擦円筒部16のほか、略円形弾性部材17の位置決め
をするつば部15bおよび出力軸19aと嵌合する溝穴
部15cとを備えている。
略円形弾性部材17と本実施例では略中空円筒形状にな
された切換部材18は、第1の実施例と同じく、それぞ
れ径部17a、屈曲部17bおよび摩擦円筒部16に内
接する内周面18c、切溝18aを有する本体部18d
、支持部18bを備えている。
された切換部材18は、第1の実施例と同じく、それぞ
れ径部17a、屈曲部17bおよび摩擦円筒部16に内
接する内周面18c、切溝18aを有する本体部18d
、支持部18bを備えている。
フィルムFの巻戻し用の伝達ギヤ列21は、遊星ギヤ1
2の所定方向への公転軌跡内に設けられた第1ギヤ21
aおよびフィルムパトローネ1内のフィルム巻戻し用の
スプール軸1aと連結される第2ギヤ21b等から構成
されている。
2の所定方向への公転軌跡内に設けられた第1ギヤ21
aおよびフィルムパトローネ1内のフィルム巻戻し用の
スプール軸1aと連結される第2ギヤ21b等から構成
されている。
次に、第2の実施例の動作について述べる。
今、モータMが回転し、その回転出力が減速機構19を
介して出力軸19aに取り出され、この出力軸19aが
第3図中に実線で示した矢印E方向へ回転すると、出力
軸19aと嵌合する溝穴部15cを備えた太陽ギヤ15
も同方向へ回転し、もちろん、このとき太陽ギヤ15と
一体的あるいは固定関係に設けられているフブール20
も矢印E方向へ回転し、フィルムパトローネ1内からフ
ィルムFを巻上げることになる。
介して出力軸19aに取り出され、この出力軸19aが
第3図中に実線で示した矢印E方向へ回転すると、出力
軸19aと嵌合する溝穴部15cを備えた太陽ギヤ15
も同方向へ回転し、もちろん、このとき太陽ギヤ15と
一体的あるいは固定関係に設けられているフブール20
も矢印E方向へ回転し、フィルムパトローネ1内からフ
ィルムFを巻上げることになる。
同時に第1の実施例でも述べたように、摩擦円筒部16
、この円筒部16を弾性力によって挾み込んでいる略円
形弾性部材17の一対の屈曲部17bおよびこの屈曲部
17bと係合する一対の切溝18aを介して太陽ギヤ1
5の回転出力は切換部材18に伝達され、よって切換部
材18も矢印E方向へ回転することになる。
、この円筒部16を弾性力によって挾み込んでいる略円
形弾性部材17の一対の屈曲部17bおよびこの屈曲部
17bと係合する一対の切溝18aを介して太陽ギヤ1
5の回転出力は切換部材18に伝達され、よって切換部
材18も矢印E方向へ回転することになる。
この結果、切換部材18に回転自在に支持され、かつ太
陽ギヤ15と噛合っている遊星ギヤ12は、矢印E1方
向へ回転しながら矢印E方向に公転することになり、第
1の実施例の説明における第2図(blで述べたように
、遊星ギヤ12の公転軌跡内に適宜のギヤ列(図示せず
)を設けることにより、モータMの回転出力を取り出せ
ることになる。すなわち、モータMの回転出力をフィル
ムの巻上げを含めたとえばシャッターチャージ等、他の
作用にも適宜利用できることになるわけである。
陽ギヤ15と噛合っている遊星ギヤ12は、矢印E1方
向へ回転しながら矢印E方向に公転することになり、第
1の実施例の説明における第2図(blで述べたように
、遊星ギヤ12の公転軌跡内に適宜のギヤ列(図示せず
)を設けることにより、モータMの回転出力を取り出せ
ることになる。すなわち、モータMの回転出力をフィル
ムの巻上げを含めたとえばシャッターチャージ等、他の
作用にも適宜利用できることになるわけである。
一方、モータMが逆方向へ回転し、減速機構19の出力
軸19aが第3図中に破線で示した矢印F方向へ回転す
ると、太陽ギヤ15も先の場合とは逆の矢印F方向へ回
転することになる。
軸19aが第3図中に破線で示した矢印F方向へ回転す
ると、太陽ギヤ15も先の場合とは逆の矢印F方向へ回
転することになる。
シタ力って、切換部材18は先にも述べた一対の屈曲部
17bおよび切溝18aの関係により矢印F方向へ回転
し、もちろん遊星ギヤ12も矢印F1方向へ回転しなが
ら矢印F方向へ公転することになる。
17bおよび切溝18aの関係により矢印F方向へ回転
し、もちろん遊星ギヤ12も矢印F1方向へ回転しなが
ら矢印F方向へ公転することになる。
この結果、遊星ギヤ12は伝達ギヤ列21の第1ギヤ2
1aと噛合うことになり、太陽ギヤ15の回転出力、す
なわちモータMの回転出力は、この伝達ギヤ列21の上
記第1ギヤ21aあるいは第2ギヤ21bを介してフィ
ルムパトローネ1内のフィルム巻戻し用のスプール軸1
aに伝達され、このスプール軸1aを矢印F2方向へ回
転せしめることになる。
1aと噛合うことになり、太陽ギヤ15の回転出力、す
なわちモータMの回転出力は、この伝達ギヤ列21の上
記第1ギヤ21aあるいは第2ギヤ21bを介してフィ
ルムパトローネ1内のフィルム巻戻し用のスプール軸1
aに伝達され、このスプール軸1aを矢印F2方向へ回
転せしめることになる。
したがって、フィルムFはスプール軸1aの回転に伴い
フィルムパトローネ1内へ巻戻されてゆくことになる。
フィルムパトローネ1内へ巻戻されてゆくことになる。
以上述べたように、こん第2の実施例は、モタMの回転
出力が太陽ギヤ15の軸部で伝達されるなど、第1の実
施例とはその構造等が若干異なるものの、実質的に同一
の切換クラッチ機構をスプール20内にモータM1減速
機構19を内蔵して小型化を実現した構成に適用したも
のであり、第3図からも明らかなように、上記切換クラ
ッチ機構は、スプール部分に略一体向に形成されており
、形状小型化に大きく寄与していることは詳述するまで
もない。
出力が太陽ギヤ15の軸部で伝達されるなど、第1の実
施例とはその構造等が若干異なるものの、実質的に同一
の切換クラッチ機構をスプール20内にモータM1減速
機構19を内蔵して小型化を実現した構成に適用したも
のであり、第3図からも明らかなように、上記切換クラ
ッチ機構は、スプール部分に略一体向に形成されており
、形状小型化に大きく寄与していることは詳述するまで
もない。
なお、第1の実施例と同様、モータMの回転出力が切換
部材18に時間遅れなく伝達されることもいうまでもな
い。
部材18に時間遅れなく伝達されることもいうまでもな
い。
発明の効果
本発明による切換クラッチ機構は、太陽ギヤと遊星ギヤ
を回転自在に支持する切換部材とを、太陽ギヤに形成さ
れた摩擦円筒部を弾性力で挟み込む略円形弾性部材の一
対の屈曲部および切換部材に形成され一対の屈曲部と係
合する一対の切溝とによって摩擦結合していることから
、両者間の回転出力の伝達タイミングに遅れがなく、す
なわち遊星ギヤの位置を制御する切換力の伝達遅れがな
く、つねに所望のタイミングで遊星ギヤの切換え動作を
行えるという効果を有している。
を回転自在に支持する切換部材とを、太陽ギヤに形成さ
れた摩擦円筒部を弾性力で挟み込む略円形弾性部材の一
対の屈曲部および切換部材に形成され一対の屈曲部と係
合する一対の切溝とによって摩擦結合していることから
、両者間の回転出力の伝達タイミングに遅れがなく、す
なわち遊星ギヤの位置を制御する切換力の伝達遅れがな
く、つねに所望のタイミングで遊星ギヤの切換え動作を
行えるという効果を有している。
また、上記円筒部径と弾性部材径の関係を適宜制御する
ことにより、両者の摩擦結合力を管理できることから、
衝撃等により容易に滑りを生じない摩擦結合状態を簡単
に設定できるという効果も有している。
ことにより、両者の摩擦結合力を管理できることから、
衝撃等により容易に滑りを生じない摩擦結合状態を簡単
に設定できるという効果も有している。
本発明によるフィルム電動給送装置は、上述の切換クラ
ッチ機構における太陽ギヤをスプールと一体的あるいは
固定関係に設けるとともに、モータ、減速機構をスプー
ルに内蔵し、さらにモータの回転出力を太陽ギヤの軸部
に減速機構を介して伝達することから、スプールと切換
クラッチ機構とを略一体向に構成することができ、上述
した切換クラッチ機構の効果はもちろん、その形状を小
型化できるという効果を有することになる。
ッチ機構における太陽ギヤをスプールと一体的あるいは
固定関係に設けるとともに、モータ、減速機構をスプー
ルに内蔵し、さらにモータの回転出力を太陽ギヤの軸部
に減速機構を介して伝達することから、スプールと切換
クラッチ機構とを略一体向に構成することができ、上述
した切換クラッチ機構の効果はもちろん、その形状を小
型化できるという効果を有することになる。
第1図は本発明の第1の実施例である切換クラッチ機構
の分解斜視図、第2図+a+はこの第1の実施例を組立
てた状態を示す斜視図、同図(b)は同じく平面図、第
3図は本発明の第2実施例であるフィルム電動給送装置
の要部の分解斜視図、第4図は従来のカメラの電動巻戻
装置の一例の構成を示す分解斜視図である。 12・・・・・・遊星ギヤ、15・・・・・・太陽ギヤ
、15a・・・・・・ギヤ部、16・・・・・・摩擦円
筒部、17・・・・・・略円形弾性部材、18・・・・
・・切換部材、19・・・・・・減速機構、20・・・
・・・スプール、21・・・・・・ギヤ列、17a・・
・・・・径部、17b・・・・・・屈曲部、18a・・
・・・・切溝、18b・・・・・・支持部、18c・・
・・・・内周面、18d・・・・・本体部。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 ほか1名味 第 図
の分解斜視図、第2図+a+はこの第1の実施例を組立
てた状態を示す斜視図、同図(b)は同じく平面図、第
3図は本発明の第2実施例であるフィルム電動給送装置
の要部の分解斜視図、第4図は従来のカメラの電動巻戻
装置の一例の構成を示す分解斜視図である。 12・・・・・・遊星ギヤ、15・・・・・・太陽ギヤ
、15a・・・・・・ギヤ部、16・・・・・・摩擦円
筒部、17・・・・・・略円形弾性部材、18・・・・
・・切換部材、19・・・・・・減速機構、20・・・
・・・スプール、21・・・・・・ギヤ列、17a・・
・・・・径部、17b・・・・・・屈曲部、18a・・
・・・・切溝、18b・・・・・・支持部、18c・・
・・・・内周面、18d・・・・・本体部。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 ほか1名味 第 図
Claims (3)
- (1)ギヤ部およびこのギヤ部に連続して形成された径
の異なる摩擦円筒部を有し、モータの正・逆回転出力が
伝達される太陽ギヤと、前記摩擦円筒部の直径よりも小
さい直径を定常状態で形成する径部およびこの径部に連
接して設けられる第1係合部を備え、前記摩擦円筒部を
前記径部で挟み込んで前記摩擦円筒部に装着される略円
形弾性部材と、前記摩擦円筒部に内接する内周面を有す
るとともに前記第1係合部と係合する第2係合部を備え
た本体部および前記ギヤ部と噛合う遊星ギヤを回転自在
に支持する支持部を備えた切換部材とを備えてなる切換
クラッチ機構。 - (2)ギヤ部およびこのギヤ部に連接して形成された径
の異なる摩擦円筒部を有し、モータの正・逆回転出力が
伝達される太陽ギヤと、前記摩擦円筒部の直径よりも小
さい直径の径部を定常状態で形成するとともに前記径部
より起立せしめられた一対の屈曲部を備え、前記摩擦円
筒部を前記径部で挟み込んで前記摩擦円筒部に装着され
る略円形弾性部材と、前記摩擦円筒部に内接する内周面
を有するとともに前記一対の屈曲部と係合する一対の切
溝を備えた本体部および前記ギヤ部と噛合う遊星ギヤを
回転自在に支持する支持部を備えた切換部材とを備えて
なる切換クラッチ機構。 - (3)スプール内に設けられるモータ、およびこのモー
タの正・逆回転出力を減速して出力する出力軸を備えた
減速機構からなる駆動手段と、ギヤ部、このギヤ部に連
接して形成された径の異なる摩擦円筒部および前記出力
軸と嵌合する嵌合部を備えるとともに前記スプールと一
体的もしくは固定関係に設けられ、前記モータの正・逆
回転出力が前記出力軸を介して伝達される太陽ギヤ、前
記摩擦円筒部の直径より小さい直径の径部を定常状態で
形成するとともに前記径部より起立せしめられた一対の
屈曲部である第1係合部を備え、前記摩擦円筒部を前記
径部で挟み込んで前記摩擦円筒部に装着される略円形弾
性部材および前記摩擦円筒部に内接する内周面を有する
とともに前記一対の屈曲部と係合する一対の切溝である
第2係合部を備えた本体部および前記ギヤ部と噛合う遊
星ギヤを回転自在に支持する支持部を備えた切換部材か
らなる切換クラッチ機構と、前記切換部材の回転にとも
ない前記太陽ギヤの周囲を公転する前記遊星ギヤと噛合
うことにより前記モータの回転出力を取り出しフィルム
パトローネ内のフィルム巻戻し用のスプール軸に伝達す
る伝達ギヤ列とを備えてなるフィルム電動給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1103908A JP2633350B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | 切換クラッチ機構およびこの機構を使用したフィルム電動給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1103908A JP2633350B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | 切換クラッチ機構およびこの機構を使用したフィルム電動給送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02282235A true JPH02282235A (ja) | 1990-11-19 |
JP2633350B2 JP2633350B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=14366527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1103908A Expired - Fee Related JP2633350B2 (ja) | 1989-04-24 | 1989-04-24 | 切換クラッチ機構およびこの機構を使用したフィルム電動給送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2633350B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5796432U (ja) * | 1980-12-02 | 1982-06-14 | ||
JPS6227724A (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-05 | Canon Inc | カメラの電動給送装置 |
-
1989
- 1989-04-24 JP JP1103908A patent/JP2633350B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5796432U (ja) * | 1980-12-02 | 1982-06-14 | ||
JPS6227724A (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-05 | Canon Inc | カメラの電動給送装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2633350B2 (ja) | 1997-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |