JPH02280995A - サブマージアーク溶接用ボンドフラックス - Google Patents
サブマージアーク溶接用ボンドフラックスInfo
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- JPH02280995A JPH02280995A JP10124589A JP10124589A JPH02280995A JP H02280995 A JPH02280995 A JP H02280995A JP 10124589 A JP10124589 A JP 10124589A JP 10124589 A JP10124589 A JP 10124589A JP H02280995 A JPH02280995 A JP H02280995A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明はサブマージアーク溶接用ボンドフラックスに係
り、特に横向サブマージアーク溶接において、優れた溶
接作業性と安定した機械的性能が得られるサブマージア
ーク溶接用ボンドフラックス組成に関するものである。 (従来の技術及び解決しようとする課M)横向サブマー
ジアーク溶接では、比較的小電流の高速溶接が行われて
いる。これは、大電流で低速溶接を行うと、重力によっ
てビードが下側に垂れてくるためである。 従来、このような高速サブマージアーク溶接においては
、ポックマーク、ブローホール、ピット等のガス欠陥発
生の面から、炭酸塩を含有した低温ボンドフラックスは
採用されず、炭酸塩を含有しない溶融型フラックスが一
般に広く使用されていた。 しかし、この炭酸塩を含有しない溶融型フラックスを用
いて溶接した場合、溶融中に、例えば、Ca COz
→Ca O+ G O十〇なる化学反応で発生するCO
ガスで大気からシールドする効果が期待できず、その結
果、溶接金属中のCNl量が非常に不安定となり、靭性
にバラツキが生じるという問題があった。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、シールド効果を有するガス発生成分
を含有させたボンド型フラックスであっても、ガス欠陥
の発生がなく、優れた機械的性能の溶接金属が得られ、
また優れた溶接作業性を有するサブマージアーク溶接用
フラックスを提供することを目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 本発明者は、上述のような問題点に対処すべくボンドフ
ラックスについて種々検討を重ねた。その結果、特に横
向の高速サブマージアーク溶接において、優れた溶接作
業性と安定した機械的性能が得られるサブマージアーク
溶接用ボンドフラックスを見出したものである。 すなわち、本発明に係るサブマージアーク溶接用ボンド
フラックスは、SiO2:15〜22%、A Q2o、
:14〜26%、MgO:20〜30%、CaF2=1
8〜27%、zrO2=4〜10%、Na、O及びK2
Oの1種又は2種:0.5〜3.5%。 T、FeO:0.1〜7.0%、T、CO2:0.05
〜0.5%及びH,:10〜50ppmを含む組成から
なることを特徴とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 (作用) 本発明における化学成分の限定理由は以下のとおりであ
る。 Sio:15〜22% SiO2は酸性成分であって、スラグの粘性、凝固温度
を調整するのに有効な成分である。しかし。 15%未満ではスラブの粘性が不十分てビード幅の均一
性が劣る。一方、22%を超えると塩基度が低下し、溶
接金属の靭性が劣化し、また横向溶接において、ビード
形状が凸となり、スラグ剥離性が劣化する。したがって
、SiO,量は15〜22%の範囲とする。 AQO:14〜26% Aff、O,は中性成分であり、スラグの塩基度を下げ
ないでスラグの粘性、ai固湿温度調整するのに有効な
成分である。しかし、14%未満ではアンダーカットが
生じ易いため好ましくない。一方、26%を超えると粘
性が高くなりすぎてスラグ巻込みが発生し易く、横向溶
接において凸ビードになり易い。したがって、AQ、○
、量は14〜26%の範囲とする。 MO:20〜30% MgOは塩基性成分であり、溶接金属中(0)を低減す
るのに有効な成分であり、粘性調整剤としての作用も有
している。しかし、20%未満では溶接金属中(0)の
低減効果が少なく、靭性が劣る。 またビードが蛇行し易く、アンダーカットが発生する。 一方、30%を超えるとスラグ焼付きが増すと共にポッ
クマークが多発する。したがって、MgO量は20〜3
0%の範囲とする。 CaF:18〜27% CaF、は塩基性成分であって、溶接金属中
り、特に横向サブマージアーク溶接において、優れた溶
接作業性と安定した機械的性能が得られるサブマージア
ーク溶接用ボンドフラックス組成に関するものである。 (従来の技術及び解決しようとする課M)横向サブマー
ジアーク溶接では、比較的小電流の高速溶接が行われて
いる。これは、大電流で低速溶接を行うと、重力によっ
てビードが下側に垂れてくるためである。 従来、このような高速サブマージアーク溶接においては
、ポックマーク、ブローホール、ピット等のガス欠陥発
生の面から、炭酸塩を含有した低温ボンドフラックスは
採用されず、炭酸塩を含有しない溶融型フラックスが一
般に広く使用されていた。 しかし、この炭酸塩を含有しない溶融型フラックスを用
いて溶接した場合、溶融中に、例えば、Ca COz
→Ca O+ G O十〇なる化学反応で発生するCO
ガスで大気からシールドする効果が期待できず、その結
果、溶接金属中のCNl量が非常に不安定となり、靭性
にバラツキが生じるという問題があった。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、シールド効果を有するガス発生成分
を含有させたボンド型フラックスであっても、ガス欠陥
の発生がなく、優れた機械的性能の溶接金属が得られ、
また優れた溶接作業性を有するサブマージアーク溶接用
フラックスを提供することを目的とするものである。 (課題を解決するための手段) 本発明者は、上述のような問題点に対処すべくボンドフ
ラックスについて種々検討を重ねた。その結果、特に横
向の高速サブマージアーク溶接において、優れた溶接作
業性と安定した機械的性能が得られるサブマージアーク
溶接用ボンドフラックスを見出したものである。 すなわち、本発明に係るサブマージアーク溶接用ボンド
フラックスは、SiO2:15〜22%、A Q2o、
:14〜26%、MgO:20〜30%、CaF2=1
8〜27%、zrO2=4〜10%、Na、O及びK2
Oの1種又は2種:0.5〜3.5%。 T、FeO:0.1〜7.0%、T、CO2:0.05
〜0.5%及びH,:10〜50ppmを含む組成から
なることを特徴とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 (作用) 本発明における化学成分の限定理由は以下のとおりであ
る。 Sio:15〜22% SiO2は酸性成分であって、スラグの粘性、凝固温度
を調整するのに有効な成分である。しかし。 15%未満ではスラブの粘性が不十分てビード幅の均一
性が劣る。一方、22%を超えると塩基度が低下し、溶
接金属の靭性が劣化し、また横向溶接において、ビード
形状が凸となり、スラグ剥離性が劣化する。したがって
、SiO,量は15〜22%の範囲とする。 AQO:14〜26% Aff、O,は中性成分であり、スラグの塩基度を下げ
ないでスラグの粘性、ai固湿温度調整するのに有効な
成分である。しかし、14%未満ではアンダーカットが
生じ易いため好ましくない。一方、26%を超えると粘
性が高くなりすぎてスラグ巻込みが発生し易く、横向溶
接において凸ビードになり易い。したがって、AQ、○
、量は14〜26%の範囲とする。 MO:20〜30% MgOは塩基性成分であり、溶接金属中(0)を低減す
るのに有効な成分であり、粘性調整剤としての作用も有
している。しかし、20%未満では溶接金属中(0)の
低減効果が少なく、靭性が劣る。 またビードが蛇行し易く、アンダーカットが発生する。 一方、30%を超えるとスラグ焼付きが増すと共にポッ
クマークが多発する。したがって、MgO量は20〜3
0%の範囲とする。 CaF:18〜27% CaF、は塩基性成分であって、溶接金属中
〔0〕を低
下させる効果があると共に、スラグの流動性を調整し、
溶接中のスラグ−メタル間の反応を促進させるために有
効な成分である。しかし、18%未満ではポックマーク
が発生し易く、粘性向上に対しても効果が少ない。一方
、27%を超えるとスラグの流動性が増し、ビードの蛇
行やアンダーカットが発生する。したがって、CaF2
量は18〜27%の範囲とする。 ZrO:4〜lO% ZrO□は中性成分であり、スラグの融点及び粘性調整
剤として有効な成分である。しかし、4%未満ではビー
ドの蛇行やアンダーカットが発生し易く好ましくない。 また10%を超えるとスラグの剥離性が極端に劣化する
ため好ましくない。したがって、ZrO□は4〜10%
の範囲とする。 T、FeO:0.1〜7.0% FeO成分は粘性調整剤として有効な成分であるが、0
.1%未満ではスラグの粘性が高くなり、高速溶接にお
いてアンダーカットやスラグ巻込みが増加するため好ま
しくない。一方、7.0%を超えると溶接金属中(0)
量が増加し、衝撃性能が劣化する。 なお、FeO成分はFe−3i、Fe−Mnなどの化合
物及びFed、Fe2O,などの酸化物の形でフラック
ス中に添加されるが、ここではFeOの総景としてT、
FeOで規定することにした。 したがって、T 、 F eO量は0.1〜7.0%の
範囲とする。 Na OびKOの1 又は2 :0.5〜3.5%N
a2O,K2Oはアーク安定剤、スラグの粘性調整剤と
して有効であり、特に高速溶接においてはアーク安定性
を確保するためには必須の成分であるので、Na、O及
びK2Oの1種又は2種を添加する。しかし、0.5%
未満ではアークの安定性、集中性が悪くなり、ビードが
蛇行したり、スラグ巻込みが増加する。一方、3.5%
を超えるとフラックスの耐吸湿性が悪くなり、ビットや
ポックマークが発生し易い。したがって、Na2O及び
K2Oの1種又は2種の添加量は0.5〜3.5%の範
囲とする。 T、CO:0.05〜0.5 C02成分は溶接中に発生するCOガスで大気をシール
ドし溶接金属中(N)量を低減し、安定化するのに非常
に有効な成分である。COガスを発生させるためには、
フラックス中にCa CO3やBaCO,などの炭酸塩
及びC(炭素)などの形で添加するが、ここではCO□
の総量としてT、CO2で規定することにした。しかし
、T、CO,量が0005%未満では溶接金属中(N)
の低減及び安定化に対して効果がなく、靭性が低下する
。一方、0゜5%を超えると高速溶接においてポックマ
ークが発生し易い、したがって、T、CO,量は0.0
5〜0.5%の範囲とする。 H:10〜50 ■ 溶接金属中(N)の低減及び安定化対策のためには、上
記T、CO,量の管理だけでは不十分であるので1本発
明では、アーク雰囲気中の(N)分圧を下げるためにH
,の添加を必須とした。しかし、10ppm未満では溶
接金属中(N)の低減及び安定化に対して効果がなく、
靭性が低下するため好ましくない、一方、5opp−を
超えると溶接金属中の〔H2〕量が高くなりすぎて、遅
れ割れ等の問題が発生するため好ましくない。また、ピ
ットも発生し易い。したがって、H2量は10〜50p
pmの範囲とする。 なお、上記H2量はガスクロマトグラフィー法により測
定した量である。例えば、300”Cx を時間の予備
乾燥後、インパルス炉を用いて抽出した水素をガスクロ
マトグラフィー法で定量する。 その他の条件としては、特に制限されないが、大気から
のシールド効果を更に高めるためには、フラックス粒度
を、10メツシユより粗い粒子が全体の5%以下とし、
48メツシユより細い粒子が全体の8〜35%とするの
が望ましい。 なお、ボンドフラックスとは、溶融型フラックスとは異
なり、焼成又は焼結して製造されるフフラッグス(ボン
ドフラックス)を指している。 また、サブマージアーク溶接条件も特に制限されないが
、横向サブマージアーク溶接のもとて上記効果が顕著で
ある。 次に本発明の実施例を示す。 (実施例) まず、第1表に示す化学成分を有する供試ボンドフラッ
クスを準備した。その際、T、FeO量はFe−Mn、
Fe−8i等の化合物及びFed、Fe2O、等の酸化
物により、T、CO2量はCaC0,、BaCO,及び
Na、Co3等の炭酸塩により、haftは1例えば、
SiO,源として用いる珪砂等に含まれる結晶水分量、
フラックスの固着剤として用いる水硝子の添加量及びフ
ラックスの焼成温度により、それぞれ含有量を調整した
。 なお、比較例の各フラックスにおいて、Nα5はAQ2
0.が多い例、Ha 6はSio□とZrO,が多くA
l1120.が少ない例、Na’!はCaF2とT、C
O,が多くZrO2が少ない例、Nn8はMgOとCa
F 2が少なくT、FeOが多い例、&9はSio2
が少なくMgOとH2が多い例、N(L 10はT、F
eOとNa2O及びK2Oが少ない例、MailはT、
CO2とH,が少ない例、N(112はNa2O及びに
20とH2が多い例である。 前記供試フラックスを用い、19m+mtX1000
mm Qの寸法で第1図に示す開先形状の母材JIS
G 3126 5LA−33B鋼に、3.2m鳳φ
でJIS Z 3351 YS−Ml相当のワイヤ
を用イテ、DC−RP、450A−28V−60cm/
win(但し、開先内初層は450A−28V−35c
m/ l1in)の溶接条件で単電極両面多層横向のサ
ブマージアーク溶接を行った。 溶接作業性及びX線透過試験結果並びに衝撃試験結果を
第2表に示す。 なお、X線透過試験は、試験板全長を対象として行い、
欠陥の有無を判定した。また、衝撃試験は、板厚中央部
よりJIS Z 3111 A4号試験片を5個
採取し、−60℃で試験を行い、衝撃値(吸収エネルギ
ー)を最小値及び最大値と平均値で示した。 第2表より明らかなように1本発明例はいずれも良好な
溶接作業性を有し、ガス欠陥の発生もなかった。 なお、第2表において、比較例Na 5、Nα9〜Nc
h10、Na12についての試験結果が一部記載してな
いが、これは、溶接作業性が悪く(スラグ巻込など)、
確認するまでもないと判断し、試験を中止したためであ
る。
下させる効果があると共に、スラグの流動性を調整し、
溶接中のスラグ−メタル間の反応を促進させるために有
効な成分である。しかし、18%未満ではポックマーク
が発生し易く、粘性向上に対しても効果が少ない。一方
、27%を超えるとスラグの流動性が増し、ビードの蛇
行やアンダーカットが発生する。したがって、CaF2
量は18〜27%の範囲とする。 ZrO:4〜lO% ZrO□は中性成分であり、スラグの融点及び粘性調整
剤として有効な成分である。しかし、4%未満ではビー
ドの蛇行やアンダーカットが発生し易く好ましくない。 また10%を超えるとスラグの剥離性が極端に劣化する
ため好ましくない。したがって、ZrO□は4〜10%
の範囲とする。 T、FeO:0.1〜7.0% FeO成分は粘性調整剤として有効な成分であるが、0
.1%未満ではスラグの粘性が高くなり、高速溶接にお
いてアンダーカットやスラグ巻込みが増加するため好ま
しくない。一方、7.0%を超えると溶接金属中(0)
量が増加し、衝撃性能が劣化する。 なお、FeO成分はFe−3i、Fe−Mnなどの化合
物及びFed、Fe2O,などの酸化物の形でフラック
ス中に添加されるが、ここではFeOの総景としてT、
FeOで規定することにした。 したがって、T 、 F eO量は0.1〜7.0%の
範囲とする。 Na OびKOの1 又は2 :0.5〜3.5%N
a2O,K2Oはアーク安定剤、スラグの粘性調整剤と
して有効であり、特に高速溶接においてはアーク安定性
を確保するためには必須の成分であるので、Na、O及
びK2Oの1種又は2種を添加する。しかし、0.5%
未満ではアークの安定性、集中性が悪くなり、ビードが
蛇行したり、スラグ巻込みが増加する。一方、3.5%
を超えるとフラックスの耐吸湿性が悪くなり、ビットや
ポックマークが発生し易い。したがって、Na2O及び
K2Oの1種又は2種の添加量は0.5〜3.5%の範
囲とする。 T、CO:0.05〜0.5 C02成分は溶接中に発生するCOガスで大気をシール
ドし溶接金属中(N)量を低減し、安定化するのに非常
に有効な成分である。COガスを発生させるためには、
フラックス中にCa CO3やBaCO,などの炭酸塩
及びC(炭素)などの形で添加するが、ここではCO□
の総量としてT、CO2で規定することにした。しかし
、T、CO,量が0005%未満では溶接金属中(N)
の低減及び安定化に対して効果がなく、靭性が低下する
。一方、0゜5%を超えると高速溶接においてポックマ
ークが発生し易い、したがって、T、CO,量は0.0
5〜0.5%の範囲とする。 H:10〜50 ■ 溶接金属中(N)の低減及び安定化対策のためには、上
記T、CO,量の管理だけでは不十分であるので1本発
明では、アーク雰囲気中の(N)分圧を下げるためにH
,の添加を必須とした。しかし、10ppm未満では溶
接金属中(N)の低減及び安定化に対して効果がなく、
靭性が低下するため好ましくない、一方、5opp−を
超えると溶接金属中の〔H2〕量が高くなりすぎて、遅
れ割れ等の問題が発生するため好ましくない。また、ピ
ットも発生し易い。したがって、H2量は10〜50p
pmの範囲とする。 なお、上記H2量はガスクロマトグラフィー法により測
定した量である。例えば、300”Cx を時間の予備
乾燥後、インパルス炉を用いて抽出した水素をガスクロ
マトグラフィー法で定量する。 その他の条件としては、特に制限されないが、大気から
のシールド効果を更に高めるためには、フラックス粒度
を、10メツシユより粗い粒子が全体の5%以下とし、
48メツシユより細い粒子が全体の8〜35%とするの
が望ましい。 なお、ボンドフラックスとは、溶融型フラックスとは異
なり、焼成又は焼結して製造されるフフラッグス(ボン
ドフラックス)を指している。 また、サブマージアーク溶接条件も特に制限されないが
、横向サブマージアーク溶接のもとて上記効果が顕著で
ある。 次に本発明の実施例を示す。 (実施例) まず、第1表に示す化学成分を有する供試ボンドフラッ
クスを準備した。その際、T、FeO量はFe−Mn、
Fe−8i等の化合物及びFed、Fe2O、等の酸化
物により、T、CO2量はCaC0,、BaCO,及び
Na、Co3等の炭酸塩により、haftは1例えば、
SiO,源として用いる珪砂等に含まれる結晶水分量、
フラックスの固着剤として用いる水硝子の添加量及びフ
ラックスの焼成温度により、それぞれ含有量を調整した
。 なお、比較例の各フラックスにおいて、Nα5はAQ2
0.が多い例、Ha 6はSio□とZrO,が多くA
l1120.が少ない例、Na’!はCaF2とT、C
O,が多くZrO2が少ない例、Nn8はMgOとCa
F 2が少なくT、FeOが多い例、&9はSio2
が少なくMgOとH2が多い例、N(L 10はT、F
eOとNa2O及びK2Oが少ない例、MailはT、
CO2とH,が少ない例、N(112はNa2O及びに
20とH2が多い例である。 前記供試フラックスを用い、19m+mtX1000
mm Qの寸法で第1図に示す開先形状の母材JIS
G 3126 5LA−33B鋼に、3.2m鳳φ
でJIS Z 3351 YS−Ml相当のワイヤ
を用イテ、DC−RP、450A−28V−60cm/
win(但し、開先内初層は450A−28V−35c
m/ l1in)の溶接条件で単電極両面多層横向のサ
ブマージアーク溶接を行った。 溶接作業性及びX線透過試験結果並びに衝撃試験結果を
第2表に示す。 なお、X線透過試験は、試験板全長を対象として行い、
欠陥の有無を判定した。また、衝撃試験は、板厚中央部
よりJIS Z 3111 A4号試験片を5個
採取し、−60℃で試験を行い、衝撃値(吸収エネルギ
ー)を最小値及び最大値と平均値で示した。 第2表より明らかなように1本発明例はいずれも良好な
溶接作業性を有し、ガス欠陥の発生もなかった。 なお、第2表において、比較例Na 5、Nα9〜Nc
h10、Na12についての試験結果が一部記載してな
いが、これは、溶接作業性が悪く(スラグ巻込など)、
確認するまでもないと判断し、試験を中止したためであ
る。
(発明の効果)
以上詳述したように、本発明によれば、CO□。
H2等のガス発生成分を含有するボンドフラックスであ
るが、優れた溶接作業性と安定した機械的性能が得られ
る。特に横向サブマージアーク溶接用のフラックスに好
適である。
るが、優れた溶接作業性と安定した機械的性能が得られ
る。特に横向サブマージアーク溶接用のフラックスに好
適である。
第1図は実施例で用いた開先形状1寸法(mm)を示す
説明図である。 特許出願人 株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中 村 尚
説明図である。 特許出願人 株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中 村 尚
Claims (1)
- 重量%で(以下、同じ)、SiO_2:15〜22%、
Al_2O_3:14〜26%、MgO:20〜30%
、CaF_2:18〜27%、ZrO_2:4〜10%
、Na_2O及びK_2Oの1種又は2種:0.5〜3
.5%、T、FeO:0.1〜7.0%、T、CO_2
:0.05〜0.5%及びH_2:10〜50ppmを
含む組成からなることを特徴とするサブマージアーク溶
接用ボンドフラックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1101245A JP2545605B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | サブマージアーク溶接用ボンドフラックス |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH02280995A true JPH02280995A (ja) | 1990-11-16 |
JP2545605B2 JP2545605B2 (ja) | 1996-10-23 |
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ID=14295522
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-
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- 1989-04-19 JP JP1101245A patent/JP2545605B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2545605B2 (ja) | 1996-10-23 |
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