JPH0227506Y2 - - Google Patents

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JPH0227506Y2
JPH0227506Y2 JP3183284U JP3183284U JPH0227506Y2 JP H0227506 Y2 JPH0227506 Y2 JP H0227506Y2 JP 3183284 U JP3183284 U JP 3183284U JP 3183284 U JP3183284 U JP 3183284U JP H0227506 Y2 JPH0227506 Y2 JP H0227506Y2
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JP
Japan
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wire
plate
flexible tape
short conductive
tape
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JP3183284U
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JPS60145567U (ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は、小型トランス等細い絶縁電線を用
いたコイルに使用するピン端子板の改良に関す
る。 一般に、細い絶縁電線を用いたコイルは、その
端子としてピン形状の物の採用が多くなつてい
る。ピン端子板はコイルの表面に粘着テープ等に
て貼着させて用いるものであるが、小型軽量のコ
イルはピンをその侭プリント基板に半田付けして
用い、大型のものでも細線を直接に大きな端子へ
半田付けしたものは、とかくその部分で断線し易
いことから、一度ピン端子へ接続させて、そのピ
ン端子を大きな端子へ半田付けする様にして用い
ている。 従来、これらの用途に安価に提供できるものと
して第1図に示す様なものが多用されている。即
ち、直径が0.3〜0.8m/m程度の単線で半田付け
が容易である様に、半田若しくは錫メツキ銅線と
した短尺導線1多数本を、2枚の柔軟テープ状板
体2の間に両端を露出させて適当間隔に並列させ
挟持固定したものである。 柔軟テープ状板体2を柔軟とする理由は、諸形
状のコイル表面に貼着させるにフイツトし易くす
る為である。 その柔軟テープ状板体2としては、クラフト紙
の如き紙テープを用い糊等接着剤にて貼り合せる
なり、ポリエステル等合成樹脂製テープの片面に
接着剤が塗布されたものを用いている。 短尺導線1の太さ、露出長、並設間隔等は使用
目的に依り適宜定めるが、一般に連続したテープ
状として製造され、適当長毎に切断しピン端子板
として完成させている。 ところが従来のピン端子板では次の様な欠点が
あつた。 短尺導線1が単線であり表面が滑らかな為に、
柔軟テープ状板体2から引抜け易い。同様に動き
易い為に、絶縁電線3を露出部にからげる際、短
尺導線1の挟まれた柔軟テープ状板体2上を指に
て強圧せねばならなくなる。 そのことに依つて手指が疲れるし、強圧にてコ
イル上を圧することになるから、コイル表面に巻
かれている細い絶縁電線の絶縁皮膜を損傷するお
それがあつた。 又、表面が滑らかなことは絶縁電線3も滑り易
いことからからげ作業自体やりにくかつた。 更に、単線故太目となると剛くなり、第4図の
如く折り曲げる際に曲率半径が大きくなり易いか
らその分コイルを大きくしてしまう欠点があつ
た。 この考案は、上記の諸欠点を解消すべく為され
たものであり、その要旨とするところは短尺導線
1を複数本の素線にて構成する撚線の外周に半田
若しくは錫コードを施したものを採用することに
あり、実施例を第2図に示す。 素線数を7本とするのが撚線(単なる集合撚り
でよい)とした時断面が円形となり一般的であ
る。従つて、撚線とした時の直径が、単線のそれ
と同程度となる様な素線径のものを選定すればよ
い。 そして、撚線後切断時に切り口がバラケない様
にする為と半田付けを容易とする為に、外周に半
田か錫を軽目にコートしたものとする。 次に、短尺導線1の径が0.5mmの単線である半
田メツキ線の従来例ものを比較例とし、それと同
一断面積である0.18mmの7本撚合わせ半田コート
線を実施例として、柔軟テープ状板体2との接着
性及び折り曲げ易さの比較値を示す。 先ず、柔軟テープ状板体2との接着性について
示す。 柔軟テープ状板体2として寺岡製作所製の粘着
テープ580S幅6mmものを二重合わせにして、そ
の間に上記短尺導線1を真直に挟持したものと
し、これを平板上に置いて、テープの両端を押さ
え、短尺導線1を引き抜くときの引張力を第1表
に示す。
【表】 次に、折り曲げ易さについて示す。 折り曲げ易さとしては、短尺導線1を同加重に
て折り曲げた後の両端の開き度合で求めた。 即ち、直立させた厚さ0.4mmの鉄板の上辺に柔
軟テープ状板体2の上辺が来るように合わせてか
ら、鉄板の一方側面にぴつたり固定の上、短尺導
線1の長さ10mmとした一端が、該鉄板を跨ぐよう
に折り曲げる。ほぼ、第4図及び第5図に示すよ
うな形状として、その先端に重さ1.5Kgの加重を
30秒間与えた後、取り外し、その折り曲げた短尺
導線1間の開きを長さとして測定した。その比較
値を第2表に示す。
【表】 上記各表の示すように、柔軟テープ状板体2と
の接着性及び折り曲げ易さ共に実施例の方が遥か
に優れていることが分る。 柔軟テープ状板体2は前出の従来各例でよい
し、加えて熱溶着性の合成樹脂製でもよい。 以上の様に構成すれば、短尺導線1が撚線であ
ることから、次の様な効果を生ずる。 即ち、短尺導線1の表面に波状の凹凸があるか
ら柔軟テープ状板体2との接着性を高め、引抜抵
抗力、捻回抵抗力が大となる。従つて、前述した
絶縁電線3のからげ作業に於いて、余計な力で柔
軟テープ状板体2面(コイル面)を押える必要が
ないからコイル表面部の絶縁電線を傷めず、指の
疲れも少ない。又、波状の凹凸に従つて細い絶縁
電線3をからげて行けるから固定化し易いし、半
田揚げ部が均等化し好ましくなる。 からげ作業そして半田付後は、第3図の様に該
部を柔軟テープ状板体2上に屈折させて、該部上
に絶縁テープを貼着(図示省略)させ固定すると
共に、短尺導線1の引抜抵抗力を向上させるが、
前述した様に従来の単線の場合は第4図の如く曲
率半径が大となる欠点があつたが、この考案の場
合は撚線であり、その表面の半田若しくは錫のコ
ートが軽目であるから、コートはたやすく割れ、
第5図の如く素線間同士で滑りが起り撚線はつぶ
れ、僅かの力で屈折するし、曲率半径は小さくな
るからその分コイルを小型化できる利点も生ず
る。 尚、柔軟テープ状板体2としては、予め片面に
接着剤なり粘着剤が塗布されているテープを採用
する方が製造上簡便であろう。又、素線は銅が一
般的であるが、他の金属や合金等であつてもそれ
なりの効果を有する。 以上詳記の如く、単に短尺導線1を変更するだ
けで、柔軟テープ状板体2との組合せにて数々の
利点を生み作業性のよいピン端子板となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の例にて正面図、第2図はこの考
案の実施例にて正面図、第3図はこの考案の実施
例にて作業途中の状態を示す正面図、第4図は従
来のもので屈折した状態を示す拡大部分側面図、
第5図はこの考案の実施例で屈折した状態を示す
拡大部分側面図である。 1は短尺導線、2は柔軟テープ状板体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 短尺導線1を、該短尺導線1長よりは幅狭で
    ある2枚の柔軟テープ状板体2間に、その両端
    を露出させて適当間隔にて複数本挟持並設させ
    て成るピン端子板に於いて、上記短尺導線1が
    複数本の素線にて構成する撚線の外周に半田若
    しくは錫コートを軽く施したものとしたことを
    特徴とするピン端子板。 2 柔軟テープ状板体2が、片面接着テープであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のピン端
    子板。
JP3183284U 1984-03-06 1984-03-06 ピン端子板 Granted JPS60145567U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3183284U JPS60145567U (ja) 1984-03-06 1984-03-06 ピン端子板

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JP3183284U JPS60145567U (ja) 1984-03-06 1984-03-06 ピン端子板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60145567U JPS60145567U (ja) 1985-09-27
JPH0227506Y2 true JPH0227506Y2 (ja) 1990-07-25

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ID=30532791

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JP3183284U Granted JPS60145567U (ja) 1984-03-06 1984-03-06 ピン端子板

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0785446B2 (ja) * 1986-06-20 1995-09-13 株式会社三協精機製作所 コイル部品
JPS6346702A (ja) * 1986-08-14 1988-02-27 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd コイル部品

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60145567U (ja) 1985-09-27

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