JPH0222904Y2 - - Google Patents

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JPH0222904Y2
JPH0222904Y2 JP3003585U JP3003585U JPH0222904Y2 JP H0222904 Y2 JPH0222904 Y2 JP H0222904Y2 JP 3003585 U JP3003585 U JP 3003585U JP 3003585 U JP3003585 U JP 3003585U JP H0222904 Y2 JPH0222904 Y2 JP H0222904Y2
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tape
insulator
electric wire
shaped electric
conductor
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、端末処理されたテープ状電線又はフ
レキシブルケーブルに係わり、特に片面だけ多数
条の金属導体群が所定長露出され、その露出部が
補強された構造のテープ状電線又はフレキシブル
ケーブルに係わるものである。
[従来の技術] 近年、カードエツジ方式のコネクタに着脱容易
であり、安定して嵌合させるため、端末処理され
たテープ状電線又はフレキシブルケーブルが提案
されている。
すなわち第3図に示す様に、テープ状電線31
の端末部で絶縁体32が剥離され、露出された導
体33からテープ状電線31の絶縁体32に跨が
つて、補強絶縁体34を貼付けた構造のもので、
テープ状電線31の端末部が補強絶縁体34によ
り補強されているため、そのままコネクタへの着
脱が可能なものである。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、かかるテープ状電線又はフレキシブ
ルケーブルは、可撓性に富むことから近年プリン
ターの印字ヘツド部のような可動部に使用される
ようになり、該電線又はケーブルは操作時所定間
隔を絶えずスライドされ、第3図のような従来構
造ではスライド時の曲げRが一定せず、局部的に
曲げが集中するため断線しやすく耐久性に難点が
あつた。
従つて本考案は、カードエツジ方式のコネクタ
ーに着脱容易にして且つ安定して嵌合でき、しか
も所定間隔のスライド時においても曲げRがほぼ
一定することにより曲げの局部的集中を防止して
耐久性を向上できる端末処理されたテープ状電線
又はフレキシブルケーブルの提供を目的とするも
のである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の要旨とするところは、端末部の導体が
露出された状態に形成されたテープ状電線又はフ
レキシブルケーブルにおいて、該端末部は片面の
み導体が露出しており、他の片面に補強絶縁体が
テープ状電線又はフレキシブルケーブルの導体部
から絶縁体に跨がつて貼付けられ、更に補強絶縁
体のテープ状電線はフレキシブルケーブル本体側
の端部には接着層を有するフイルムが接着層面を
外側にし、かつ折り曲げ部を導体露出側にして二
つ折した状態で挿入され、該フイルムはテープ状
電線又はフレキシブルケーブルの絶縁体および補
強絶縁体の双方に接着して構成される点にある。
[作用] 本考案では、二つ折した状態で挿入接着された
フイルムにより、補強絶縁体の電線又はケーブル
側の端部は非接着状態となる。この非接着部が電
線又はケーブルを抑える効果を発揮し、電線又は
ケーブルの反発力とバランスして一定の曲げRで
終始スライドを繰り返すので局部的なまげの集中
がなくなり、断線を防止できて耐久性を向上でき
る。
また、補強絶縁体の接着部と非接着部との境界
部には二つ折りフイルムの補強作用により充分な
機械的強度を付与でき、コネクタ着脱時又はスラ
イド操作時等における補強絶縁体の剥離を防止で
きる。
[実施例] 次に本考案テープ電線の一実施例を、第1図お
よび第2図を参照して説明する。
第1図は斜視説明図、第2図は分解説明図であ
り、1はテープ状電線、2はその絶縁体、3は導
体である。また、4は補強絶縁体、5は補強絶縁
体4に塗布された接着剤、6はフイルム、7はフ
イルム6に塗布された接着剤である。
テープ状電線1はその端末部において絶縁体2
が剥ぎとられて導体3が露出されている。
そしてこの露出された導体3の片面には、金属
との接着特性の良い接着剤5が塗布された補強絶
縁体4が導体3から絶縁体2に跨がつて貼付けら
れ、さらにこの補強絶縁体4のテープ状電線1本
体側の端部には接着剤7が塗布されたフイルム6
が接着剤塗布面を外側にして、かつ折曲げ部8を
導体3が露出されている側にして二つ折りされた
状態で挿入され、絶縁体2と補強絶縁体4の双方
に接着一体化されている。
ここでテープ状電線1としては、平角軟銅線を
導体3として使用し、これを所定間隔で平行配置
し、一方絶縁テープを絶縁体2として使用し、導
体3の両側から絶縁テープを貼り付けた構造のも
のが使用される。なお、テープ状電線1の絶縁体
2としては、押出によるものであつても良い。ま
た、テープ状電線1とてはフレキシブルプリント
基板であつてもよい。
フイルム6としては、引裂きに耐える範囲で極
力薄いものが好ましく、一般には補強絶縁体より
も薄いものが使用される。
本実施例の効果を実験するため、厚さ0.05mm、
幅1.27mmの錫メツキ平角軟銅線を20芯等間隔で平
行配置させ、厚さ125μのポリエチレンテレフタ
レートに、軟質ポリ塩化ビニルを予めラミネート
したテープを貼り付け絶縁したテープ状電線を作
成した。
このテープ状電線を全長350mmで切断し、この
切断品の両端部の絶縁体層を両面共に先端から5
mm剥離した。導体が露出された5mmの部分を含め
て先端から35mmの部分に厚さ188μmのポリエチ
レテレフタレートにポリエステル系接着剤をラミ
ネートしたテープを配置した。更に厚さ25μmの
ポリエチレンテレフタレートにポリエステル系接
着剤をラミネートした40mm幅のテープを予め接着
剤塗布面を外側にして二つ折にし、折目を先端側
にして前記188mm厚のテープのケーブル側端部と
揃えて配置し、200℃のホツトプレスで20秒間加
圧、加熱して硬化させ、導体と絶縁体とを強固に
接着固定するとともに補強層を形成した。
このテープ状電線の両端にコネクタを装着し、
補強板貼付け面をまげの外側に配置してスライド
試験機にかけ耐久テストを行つた結果、従来構造
品は500万回乃至600万回で断線を生じたが、本考
案品は1200万回乃至1300万回と著しい耐久性の向
上が図れた。
[考案の効果] 本考案ではテープ状電線又はフレキシブルケー
ブル本体が柔軟性、可撓性に富む導体と絶縁体か
ら構成されていても、その端末部分に補強絶縁体
を貼付けることにより容易にコネクタへの着脱が
可能である。
しかも、本考案では二つ折りのフイルムを使用
しており、これによつて次ぎのような顕著な作用
効果を奏することになる。
(1) テープ状電線と補強絶縁体間を従来は一体に
接着していたが、補強絶縁体の電線又はケーブ
ル本体側の端部を非接着構造とすることによ
り、補強絶縁体はケーブル抑え効果を兼備し、
一定の曲げRでスライドを繰り返すようにな
り、スライド耐久性を飛躍的に向上させること
ができる。
(2) 補強絶縁体の接着部と非接着部との境界部に
は、二つ折フイルムの使用により、充分な剥離
強度を付与でき、コネクタ着脱時又はスライド
操作時等の剥離力の集中によつて補強絶縁体が
剥離するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視説明図、
第2図はその分解説明図、第3図は従来例の説明
図である。 1:テープ状電線、2:絶縁体、3:導体、
4:補強絶縁体、6:フイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端末部の導体が露出された状態に形成されたテ
    ープ状電線又はフレキシブルケーブルにおいて、
    該端末部は片面のみ導体が露出しており、他の片
    面に補強絶縁体がテープ状電線又はフレキシブル
    ケーブルの導体部から絶縁体に跨がつて貼付けら
    れ、更に補強絶縁体のテープ状電線又はフレキシ
    ブルケーブル本体側の端部には接着層を有するフ
    イルムが接着層面を外側に、かつ折り曲げ部を導
    体露出側にして二つ折した状態で挿入され、該フ
    イルムはテープ状電線又はフレキシブルケーブル
    の絶縁体および補強絶縁体の双方に接着して構成
    されることを特徴とする端末処理されたテープ状
    電線又はフレキシブルケーブル。
JP3003585U 1985-03-01 1985-03-01 Expired JPH0222904Y2 (ja)

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JP3003585U JPH0222904Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01

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JP3003585U JPH0222904Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01

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JPS61146811U JPS61146811U (ja) 1986-09-10
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US9321014B2 (en) 2011-12-16 2016-04-26 Bl Technologies, Inc. Hollow fiber membrane with compatible reinforcements
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JPS61146811U (ja) 1986-09-10

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