JPH0227385Y2 - - Google Patents

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JPH0227385Y2
JPH0227385Y2 JP16839283U JP16839283U JPH0227385Y2 JP H0227385 Y2 JPH0227385 Y2 JP H0227385Y2 JP 16839283 U JP16839283 U JP 16839283U JP 16839283 U JP16839283 U JP 16839283U JP H0227385 Y2 JPH0227385 Y2 JP H0227385Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、音声信号や映像信号等の情報信号を
記録した光学デイスクに半導体レーザから出射さ
れるレーザビームを照射して上記情報信号を読み
取り再生する光学デイスクプレーヤ、あるいは上
記光学デイスクにレーザビームを照射して所定の
情報信号を記録しさらにこの記録された情報信号
をレーザビームによつて読み取り再生するように
なした光学式の記録再生装置に用いられる光学ピ
ツクアツプ装置に関する。
〔背景技術とその問題点〕
従来、光学デイスクプレーヤに用いられる光学
ピツクアツプ装置として、次のように構成された
ものが知られている。すなわち、レーザビームを
出射する半導体レーザを内蔵し、この半導体レー
ザから出射されたレーザビームを信号読み取り用
のメインビーム及びトラツキングサーボ用の1次
及び2次光に分離する回析格子、上記レーザビー
ムの光学デイスクに対する入射光と反射光に分離
するビームスプリツタ、レーザビームを平行光に
変えるコリメーシヨンレンズ、光学デイスクから
反射された反射光を検出するデイテクタ等の光学
系を内蔵した光学系ブロツクと、軸心から偏心し
た位置に対物レンズを取付けた保持体を上記軸心
を中心として回動自在になすとともに軸心方向に
摺動変位するようになし、上記対物レンズにより
集束されるレーザビームが光学デイスクの記録ト
ラツクを正確にトラツキングするようになす対物
レンズの2軸駆動制御部とから構成されている。
そして、2軸駆動制御部は、光学系ブロツクの光
軸に対物レンズの光軸を一致させるようにして上
記光学系ブロツクに取付けられている。
ところで、上述の如く構成された光学ピツクア
ツプ装置の2軸駆動制御部は、磁気ギヤツプを構
成する対をなす第1及び第2のヨークとマグネツ
トとからなる磁気回路部に設けた支軸に対して対
物レンズを取付けた筒状の保持体を回動変位可能
となるように支持するとともに上記支軸の軸方向
に摺動可能に支持し、上記保持体に一体的に設け
られ磁気回路部の磁気ギヤツプ内に臨まされる部
分の外周面に、対物レンズをフオーカス方向に駆
動させるフオーカス駆動コイルを巻回するととも
に上記対物レンズをトラツキング方向に回動駆動
させる角形に巻回され互いに結線された4個のコ
イルからなるトラツキング駆動用コイルを上記フ
オーカス駆動用コイル上に取付けて構成されてい
る。そして、光学デイスクの記録面から反射され
る反射ビームからフオーカス誤差及びトラツキン
グ誤差を検出し、これら検出出力に応じたサーボ
電流をフオーカス駆動用コイル及びトラツキング
駆動用コイルにそれぞれ供給し、上記保持体をフ
オーカス方向及びトラツキング方向に駆動変位せ
しめ、光学デイスクの記録トラツク上にレーザビ
ームの焦点が一致し、且つトラツクずれを生じな
いように制御し、レーザビームによる記録トラツ
クの正確なトラツキングを保障して良好な再生特
性が得られるようになされている。この種の2軸
駆動制御部においては、レーザビームのフオーカ
ス方向及びトラツキング方向のサーボ信号の検出
が正確に行なわれ、対物レンズの保持体が上記フ
オーカス方向及びトラツキング方向のサーボ信号
の制御に対し正確な変位をなし且つ良好な応答特
性をもつて駆動変位する必要がある。上述したよ
うな正確な誤差検出及びサーボ電流に対する良好
な応答特性を維持するため、保持体に取付けられ
た対物レンズの光軸とレーザビームの光軸とをト
ラツキング方向に正確に一致させる必要がある。
そこで、上記保持体は、弾性変位可能なゴム材等
で形成されたダンパによつて支軸に支持され、不
作動状態で対物レンズの光軸がレーザビームの光
軸に一致するように取付けられ、さらに保持体の
重量バランスを保障するため、各駆動用コイルか
らのリード線も保持体の中心と対物レンズの中心
を結ぶ線を中心にして対称となるように引出さ
れ、対物レンズの光軸とレーザビームの光軸がト
ラツキング方向に一致するようになされている。
そして、上述の如く構成される2軸駆動制御部
は、対物レンズの光軸を光学系ブロツクの光軸に
一致させて上記光学系ブロツクに取付けられるこ
とにより、対物レンズの光軸とレーザビームの光
軸がトラツキング方向に一致するようになつて、
半導体レーザから出射されるレーザビームのエネ
ルギー強度の最も強い所が対物レンズの中心に位
置するようになる。そして、良好なS/N比が保
障できフオーカス方向及びトラツキング方向のサ
ーボ信号の正確な検出が行なわれ、レーザビーム
の記録トラツクに対するフオーカス及びトラツキ
ング制御が正確に行なわれ良好な再生特性が保障
される。
そこで、2軸駆動制御部の保持体に取付けられ
る対物レンズの光軸と光学系ブロツク内蔵される
半導体レーザから出射されるレーザビームの光軸
とを精度良く一致させて組立て可能となし、2軸
駆動制御部と光学系ブロツクの組立て工程中に上
記光軸のずれの補正を容易に行なうことを可能と
する光学ピツクアツプ装置として、軸心から偏心
した位置に対物レンズを取付けた保持体を支持す
る取付け基板に、上記対物レンズの軸心線上に支
持軸が設けられるとともに上記対物レンズの下方
に対向する位置に開口が設けられ、上記支持軸に
対して偏心した位置で回動自在に支持されるとと
もに光軸を中心とした孔が設けられた位置決めリ
ングが上記取付け基板に対して微調整可能に設け
られた2軸駆動制御部を、光学系ブロツクに設け
た位置決め凹部に上記位置決めリングを嵌合させ
て上記光学系ブロツクに取付け組立てるようにな
したものが実願昭57−142131号として本願出願人
により提案されている。
ところで、レーザビームを用いて音声信号等の
情報信号を読み取り再生するようになした光学デ
イスクプレーヤに用いられる光学デイスクには上
記情報信号を高密度に記録することが可能である
ことから、上記光学デイスクの小型化が図られ、
これを再生する光学デイスクプレーヤの小型化が
要望される所である。光学デイスクプレーヤの小
型化を達成するためには、ここに用いられる光学
ピツクアツプ装置の小型化及び薄型化を達成する
必要がある。光学ピツクアツプ装置の小型化及び
薄型化、特に薄型化を図るためには、レーザビー
ムを集束して光学デイスクの信号記録面に垂直に
照射される対物レンズの光軸に対し直交するよう
に、すなわち光学デイスク面と平行に半導体レー
ザからレーザビームを出射するようになし、この
レーザビームを反射ミラーで90度反射させ上記対
物レンズに入射させるように構成すればよい。そ
して、光学ピツクアツプ装置をさらに薄型にする
ためには、半導体レーザから反射ミラーに至るレ
ーザビームの光学系ブロツク内の光路を対物レン
ズにできるだけ近く位置させることが望ましい。
しかし、先に提案した上述の光学ピツクアツプ装
置にあつては、取付け基板の底面側に積層する如
く位置決めリングを取付け、この位置決めリング
を光学系ブロツクの位置決め凹部に嵌合させる構
成を有するものであるため、対物レンズの光軸に
対し直交するような光路をもつてレーザビームを
出射するようになした上記光学ピツクアツプ装置
の一層の薄型化を図らんとする場合に、上記位置
決めリングの肉厚分だけレーザビームの光学系ブ
ロツク内の光路を対物レンズから遠ざけざるを得
ず、一層の薄型化を図る場合の欠点となつてい
る。
〔考案の目的〕
そこで、本考案は、対物レンズの光軸に対し直
向するような光路をもつてレーザビームを出射す
るようになした光学ピツクアツプ装置において、
レーザビームの光学系ブロツク内の光路を対物レ
ンズに近づけるようになし装置自体の薄型化ひい
ては小型化を達成でき、2軸駆動制御部の保持体
に取付けられる対物レンズの光軸と、光学系ブロ
ツクに内蔵される半導体レーザから出射されるレ
ーザビームの光軸とを精度良く一致させて組立て
を可能となし、2軸駆動制御部の組立ての最終工
程で上記対物レンズの光軸とレーザビームの光軸
のずれを補正し確実に各光軸の一致を行なうこと
を可能となし組立てが容易で生産性にすぐれたも
のを提供することを目的とする。
また、本考案は、光学系ブロツク内に設けられ
る反射ミラーから対物レンズまでの光路距離をで
きるだけ短かくすることにより、光軸の倒れによ
るレーザビームの対物レンズへの視野特性の悪化
を小さくし、収差の増化をも小さくなし得る光学
ピツクアツプ装置を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
上述の如き目的を達成するため、本考案は軸心
から偏心した位置に対物レンズを取付けた保持体
を上記軸心を中心として回動自在に支持するとと
もに下面側に取付け調整部を設けた取付け基板
と、少なくとも半導体レーザと反射ミラーを内蔵
するとともに上記半導体レーザと反射ミラーを結
ぶ位置にレーザビーム透光用の溝部を形成した固
定部を有し、上記取付け基板に設けた取付け調整
部を上記固定部の反射ミラー上部に設けた位置決
め凹部に嵌合して上記取付け基板の位置決めをな
すとともに、上記取付け調整部部に上記溝部に対
応した逃げ部を設けるようになしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の具体的な実施例を図面を参照し
て説明する。
本考案による光学ピツクアツプ装置は、第1図
に示すように、レーザビームを出射する半導体レ
ーザを内蔵した光学系ブロツク1と、保持体の偏
心した位置に取付けられた対物レンズを光学デイ
スクのトラツキング方向及びフオーカス方向の2
軸方向に駆動変位させてトラツキング及びフオー
カスサーボコントロールをなす2軸駆動制御部2
から構成されている。
そして、この光学ピツクアツプ装置は、薄型化
を図るため、光学系ブロツク1に内蔵された半導
体レーザ3から出射されるレーザビームが2軸駆
動制御部2に設けられる対物レンズ4に対しその
光軸と直交する方向から入射されるように構成さ
れるものであつて、上記半導体レーザ3はここか
ら出射されるレーザビームが上記対物レンズ4の
光軸に対し直交する方向から出射されるように光
学系ブロツク1の本体を構成し上記2軸駆動制御
部2の固定部となるハウジング5の端部に取付け
られている。このハウジング5の2軸駆動制御部
2に設けられる対物レンズ4と対向する位置に
は、この対物レンズ4の光軸と直交する方向から
出射されたレーザビームを上記対物レンズ4の光
軸方向に屈析させる反射ミラー6が内蔵する如く
配設されている。そして、上記ハウジング5の半
導体レーザ3と反射ミラー6を結ぶ位置には、上
記半導体レーザ3から出射されたレーザビームの
光路となる溝部7が穿設するようにして形成され
ている。この溝部7の半導体レーザ3と反射ミラ
ー6間には、上記半導体レーザ3から出射された
レーザビームを信号読み取り用のメインビームと
トラツキングサーボ用の2本のサブビームに分離
する回析格子8、光学デイスクから反射されたレ
ーザビームを検出するフオトデイテクタ9へ導出
させるビームスプリツタ10、レーザビームを平
行光に偏光するコメリートレンズ11等からなる
光学部品が配設され、ハウジング5内のレーザビ
ームの光路が対物レンズ4の光軸と直交するよう
になされている。また、ハウジング5内には、光
学デイスクから反射され上記光学デイスクに記録
された情報信号を読みとりビームスプリツタ10
により屈析された戻りのレーザビームを上記フオ
トデイテクタ9に集束させるシリンドリカルレン
ズ12等の光学部品も配設されている。
上述の如く半導体レーザ3及び光学部品を内蔵
した光学系ブロツク1のハウジング5には、光学
デイスクプレーヤに取付けたときプレーヤ本体に
設けられるピツクアツプ装置送り機構の2本の棒
状送りガイドが挿通される一対の軸受け孔13,
14が穿設され、これら軸受け孔13,14に上
記棒状送りガイドを挿通させることにより、本考
案による光学ピツクアツプ装置は、上記プレーヤ
本体のピツクアツプ装置送り機構によりプレーヤ
本体内に配設されるデイスクテーブル上に載置さ
れる光学デイスクの内外周に亘つて移動操作され
るように取付けられ、上記光学デイスクの記録ト
ラツクをトラツキングするようになす。そして、
本考案による光学ピツクアツプ装置は、ピツクア
ツプ装置送り機構の2本の棒状送りガイドと一対
の軸受孔13,14の組合せによるガイド機構の
構成によつてレーザビームを高精度に光学デイス
クの記録面に垂直に照射され得るように位置出し
が図られる。
一方、本考案による光学ピツクアツプ装置を構
成する2軸駆動制御部2は、第2図に示すように
磁気ギヤツプを形成する磁気回路部を構成する固
定支持部16と、この固定支持部16に植立され
る支軸17に対して軸回り方向に回動自在で且つ
軸方向に摺動自在に取付けられた可動部18から
構成されている。この磁気回路部を構成する固定
支持部16は、光学系ブロツク1への取付け板と
なる取付け基板19,リング状のマグネツト2
0、上記取付け基板19に一体的に植立する如く
相対向して設けられる断面扇形の一対の内周側ヨ
ーク22,23、リング状のヨーク取付け部24
に一体的に植立する如く相対向して設けられた内
周側ヨーク22,23と相対向して配置される外
周側ヨーク27,28及び上記取付け基板19へ
植立される支軸17より構成されている。そし
て、相対向する扇形の一対の内周側ヨーク22,
23を一体的に形成した取付け基板19には、上
記内周側ヨーク22,23間に形成される切欠部
29,30のいずれか一方の切欠部29と連通し
て、上述した光学系ブロツク1のハウジング5に
内蔵される半導体レーザ3からのレーザビームが
透孔する光窓31が開設されている。また、上記
内周側ヨーク22,23の基端部には、リング状
のマグネツト20が嵌合する如く配設され、この
マグネツト20の上側面には一対の外周側ヨーク
27,28がヨーク取付部24を載置させて取付
けられている。なお、外周側ヨーク27,28は
ヨーク取付け部24の外周面の4分の1の長さに
形成され、かつ互いに対向して配置されている。
したがつて、一対の外周側ヨーク27,28との
間には一対の切欠部が形成される。これら一対の
外周側ヨーク27,28は、内周側の各ヨーク2
2,23とそれぞれ対向するように取付けられ、
磁気ギヤツプを形成し磁気回路部を構成してい
る。さらに、弾性材よりなり弾性変位可能な基端
側中央部に支持孔34を穿設したダンパホルダ3
5が、一対の脚片35a,35bを内周側ヨーク
22,23の上端面に穿設した突起部22a,2
3aに嵌合孔34a,34bを係合させて架設す
る如く取付けられている。このダンパホルダ35
は、上記第1のヨーク22,23の切欠部29,
30のうち上述した光窓31が設けられる切欠部
29と反対側の切欠部30の中心部に臨むように
なつている。また、取付け基板19の中心部には
支軸17が垂直に植立されている。
そして、上記支軸19には可動部18を構成す
る対物レンズ4を偏心した位置に取付け円筒状の
保持体36が軸心に設けた軸受を挿入して取付け
られ、該支軸19を中心にして回動可能に且つ軸
方向に摺動可能に取付けられている。
この保持体36の上端面に直径方向に亘つて設
けられた膨出部38の一端側である軸心から偏心
した位置には、レンズ孔39が垂直に穿設されて
いる。そして、対物レンズ4が嵌め込まれたレン
ズ枠40がこのレンズ孔39に挿入して取付ける
ようになされている。ここで、対物レンズ4の真
下には上記光窓31が位置され、光窓31からレ
ーザビームが内周側ヨーク22,23間の切欠部
29を通つて上記対物レンズ4に導かれるように
されている。
また、上記保持体36の膨出部38の他端側に
は、保持体36内に垂下する如く支持ピン41が
垂直に植設され、さらに、この支持ピン41の下
端部は上記ダンパホルダ35の支持孔34に挿入
されて固定されている。このようにダンパホルダ
35によつて支軸17を中心に回動自在となされ
た保持体36が支持されることにより、この保持
体36に取付けられた対物レンズ4は、光窓31
を介して入射されるレーザビームの光軸に対しト
ラツキング方向の光軸合せが図られている。そし
て、対物レンズ4の中心にレーザビームのエネル
ギーが集中するようになされる。
上述の如く取付け基板19に取付けられた保持
体36には、この保持体36を支軸17に対しラ
ジアル方向に回転駆動させ、対物レンズ4を光学
デイスク2の記録トラツクの法線方向にトラツキ
ング制御させるスキユー巻きされたトラツキング
駆動コイル42が筒状部43を介して取付けられ
る。このトラツキング駆動コイル42上には、上
記保持体36を軸方向に摺動操作して対物レンズ
4をレーザビームのフオーカス方向にフオーカス
制御するフオーカス駆動用コイル44が正列巻き
して取付けられている。そして、上述の如く構成
される可動部18は対物レンズ4が臨む長孔45
を有するキヤツプ46で覆われる。また、保持体
36の上端面の膨出部38の両側には、対物レン
ズ4の中心と保持体36の軸心を結ぶ中心線を中
心として左右対称に一対の中継プリント基板4
7,47が配設され、これら中継プリント基板4
7,47にトラツキング及びフオーカス駆動用コ
イル42,44の端部が上記中心線を中心にして
左右対称に接続され、上記中継基板47,47を
介して外部接続用のリード線が引き出され、可動
部18としての重量バランスを維持するようにな
されている。
上述の如く構成され2軸駆動制御部2の取付け
基板19の下面側には、光学系ブロツク1に内蔵
された反射ミラー6により屈析されるレーザビー
ムの光軸と対物レンズ4の光軸とのトラツキング
方向の光軸合せを行なう2軸駆動制御部2の取付
け調整部を構成する第1図に示す如き位置決め部
材51が設けられる。この位置決め部材51は、
略円盤状の板状体として形成され、軸心から偏心
した位置に、取付け基板19の下面側に保持体3
6を支持する支軸17と同軸に突設される支持ピ
ン53に嵌合する位置決め孔52が穿設され、こ
の位置決め孔52を支持ピン53に嵌合させるこ
とによりこの支持ピン53を中心にして取付け基
板19に対する取付け位置を回動調整可能に取付
けられる。ところで、この位置決め孔52が位置
決め部材51の軸心から偏心する距離rは、保持
体43に取付けられる対物レンズ4の中心が上記
保持体43の軸心から偏心する距離Rと等しくな
されている。また、上記位置決め孔52と反対側
の偏心した位置には、上記支持ピン53を中心に
して回動調整するときの回動軌跡に対応した弧状
の固定孔54が穿設され、この固定孔54を介し
て挿通され取付け基板19に穿設したビス孔55
に螺合する固定ビス56により、上記位置決め部
材51は上記取付け基板19に取付け固定され
る。すなわち、位置決め部材51は、支持ピン5
3を中心にして上記弧状の個定孔54の範囲で取
付け基材19に対する取付け位置が回動調整され
る。さらに、位置決め部材51の軸心を含み取付
け基板19に穿設された光窓31に対応する部分
には、レーザビーム透光用の開口部57が穿設さ
れ、この開口部57の位置決め孔52と略対向す
る反対側側部は切欠き開放部58となされてい
る。この切欠き開放部58は、2軸駆動制御部2
を光学系ブロツク1に組付けたとき、この光学系
ブロツク1内に形成されるレーザビームの光路と
なる溝部7に対応して位置され、上記レーザビー
ムの光路を阻害しないようになすレーザビームの
逃げ部として作用する。
一方、光学系ブロツク1の固定部となるハウジ
ング5の反射ミラー6上部には上記位置決め部材
51が嵌合する位置決め凹部59が設けられてい
る。この位置決め凹部59は、上記位置決め部材
51が正確に位置決めされて嵌合するに足る上記
位置決め部材51に対応する大きさに形成され、
この深さは上記位置決め部材51の肉厚と略等し
く形成され、取付け基板19がハウジング5の載
置面60上に密接し得るようになされている。ま
た、上記位置決め凹部59は、その軸心を反射ミ
ラー6により屈析されるレーザビームの光軸に一
致させるようにして形成される。
そして、2軸駆動制御部2が、位置決め部材5
1を上記位置決め凹部59に嵌合させ、ハウジン
グ5の載置面60上に植立したボス部61に取付
け基板19に穿設した取付け位置調整を可能とな
す長孔62を挿通させ上記ボス部61に固定ネジ
63を螺合させることにより光学系ブロツク1に
組付けられ、光学ピツクアツプ装置を構成する。
上述の如く構成される本考案による光学ピツク
アツプ装置は、互いに独立して組立てられる光学
系ブロツク1と2軸駆動制御部2を組付けるだけ
で半導体レーザから出射されるレーザビームの光
軸と対物レンズ4の光軸を正確に一致させること
が可能となる。
すなわち、2軸駆動制御部2の組立て時に、図
示しない治具を介して光窓31と対向する側から
光を照射しながら取付け基板19の下面側に取付
けられる位置決め部材51を支持ピン53を中心
にして回動調整し、この位置決め部材51の軸心
と保持体36に取付けられた対物レンズ4の光軸
を一致させるようになし、位置決め部材51の軸
心と対物レンズ4の光軸が一致した所で固定ビス
56により上記位置決め部材51を取付け基板1
9に固定する。このように位置決め部材51の軸
心と対物レンズ4の光軸を一致させると、上記位
置決め部材51が光学系ブロツク1のハウジング
5に設けた位置決め凹部59に位置決めされて嵌
合するものであるので、半導体レーザ3から出射
され反射ミラー6により屈析されて進行するレー
ザビームの光軸に対し対物レンズ4の光軸が一致
した状態が得られる。ここで、位置決め部材51
を位置決め凹部59に嵌合させて2軸駆動制御部
2を光学系ブロツク1に組付けボス部61に固定
ネジ63を螺合して固定すれば、対物レンズ4の
光軸とレーザビームの光軸はトラツキング方向に
自と精度良く一致されて光学ピツクアツプ装置の
組立てが行なわれ、2軸駆動制御部1と光学系ブ
ロツク1の組付け時に対物レンズ4の光軸とレー
ザビームの光軸合せを行なう必要がなくなる。
また、上記位置決め調整部材51には開口部5
7に連続して切欠き開放部58が形成され、2軸
駆動制御部1を光学系ブロツク1に組付ける際
に、上記切欠き開放部58を半導体レーザ3から
出射されるレーザビームに対向させて位置させる
ことにより上記位置決め調整部材51を光学系ブ
ロツク1内にレーザビームの光路となる溝部7に
臨む位置にまで嵌合させるようになしても、この
位置決め調整部材51が位置することによるレー
ザビームの干渉を防止するレーザビームの逃げ部
として作用するようになる。このように、光学系
ブロツク1の位置決め凹部59に嵌合される位置
決め調整部材51にレーザビームの逃げ部となる
切欠き開放部58を設けてなるから、上記位置決
め調整部材51をレーザビームの光路となる光学
系ブロツク1内の溝部7に臨む位置まで嵌合させ
ることができ、対物レンズ4と反射ミラー6間の
距離を小さくさせることが可能となつて、光学ピ
ツクアツプ装置全体としての薄型化が達成でき
る。対物レンズ4と反射ミラー6間の距離を小さ
くできることから、光学系ブロツク1内に配設さ
れる光学部品の組付け精度誤差等から光学系ブロ
ツク内のレーザビームの光軸が対物レンズ4の光
軸に正確に直交しないような場合であつても、対
物レンズ4に対するレーザビームの視野特性を著
しく悪化させることを防止できる。
また、上述の実施例において用いられる位置決
め調整部材51にあつては、光学系ブロツク1の
溝部7に対応する逃げ部を切欠き開放部58とし
て形成しているが、第3図に示すように位置決め
調整部材51の肉厚分だけ絞り加工等によつて湾
曲形成した凹条部65となしても良い。このよう
に凹条部65で連続させてなる位置決め調整部材
51であれば、切欠き開放部58を設けた上述の
実施例のものに比し十分な機械的強度が維持で
き、精度良く加工した状態を保証できる。
さらに、位置決め調整部材51が支持される2
軸駆動制御部2の取付け基板19の下面に突設さ
れる支持ピン53を第4図に示すように大径部5
3aと小径部53bを有するように形成し、位置
決め調整部材51を上記大径部53aに嵌合させ
て支持するようになすとともに、光学系ブロツク
1に設けられる位置決め凹部59の側縁部に上記
小径部53bの嵌合する嵌合孔66を穿設してお
き、2軸駆動制御部2を光学系ブロツク1に組付
けるときに上記小径部を嵌合孔66に嵌合させる
ようになす。このように組付けることにより、位
置決め調整部材51に形成される溝部7に対応す
る逃げ部となる切欠き開放部58を上記溝部7に
対応させることが容易にでき速かな組立て作業が
行ない得る。
さらにまた、位置決め調整部材51は、第5図
に示すように2軸駆動制御部2の取付け基板19
の下面に一体的に形成して設けるようになしても
良い。このように取付け基板19に対し一体的に
設けた位置決め調整部材51にあつては、対物レ
ンズ4を取付けた保持体36を支持する支軸17
を中心にして上記保持体36を回動調整して対物
レンズ4の光軸と位置決め調整部材51の軸心と
の一致を図るように調整する。
上述の各実施例において示される位置決め調整
部材51は、いずれも略円盤状に形成されている
が、必ずしもこれに限られるものではなく、光学
系ブロツク1内の溝部7に対応する逃げ部となる
切欠き開放部58又は凹条部65と上記溝部7と
の位置合せを容易に行なえるように位置決め突片
を設け、あるいは多角形状となしても良い。この
ように位置決め調整部51を形成した場合には、
これが嵌合する位置決め凹部59もそれに対応し
た形状に形成する。
なお、上述の実施例では、光学デイスクプレー
ヤに用いられるものについて述べたが、信号の書
き込みを行なう光学式の記録再生装置に用いられ
るものについても同様に適用できるものである。
〔考案の効果〕
上述した如き本考案によれば、光学系ブロツク
内のレーザビームの光路を対物レンズに対し一層
近づけることが可能となり光学ピツクアツプ装置
の薄型化ひいては小型化を達成できる。また、2
軸駆動制御部の組立ての最終工程で上記対物レン
ズの光軸とレーザビームの光軸のトラツキング方
向のずれを補正し確実に各光軸の一致を行なうこ
とを可能となし、光学系ブロツクへの組付け工程
での光軸合せを不要となし得る組立てが容易で生
産性にすぐれた光学ピツクアツプ装置を提供する
ことができる。さらに、光学系ブロツク内に設け
られる反射ミラーから対物レンズまでの光路距離
をできるだけ短かくすることにより、光学系ブロ
ツク内の光軸の倒れによるレーザビームの対物レ
ンズへの視野特性の悪化を小さくし、収差の増化
をも小さくなし得る光学ピツクアツプ装置の提供
ができる。そして、トラツキング方向のサーボ信
号の正確な検出が行なわれてレーザビームによる
記録トラツクの正確なトラツキングが達成され、
良好な再生又は記録特性を保障した光学ピツクア
ツプ装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図で
あり、第2図は本考案を構成する2軸駆動制御部
を示す分解斜視図であり、第3図は本考案に用い
られる位置決め調整部材の他の例を示す斜視図で
あり、第4図は本考案の他の実施例を示す分解斜
視図であり、第5図は2軸駆動制御部の他の例を
示す斜視図である。 1……光学系ブロツク、2……2軸駆動制御
部、3……半導体レーザ、4……対物レンズ、5
……ハウジング、6……反射ミラー、7……溝
部、51……位置決め部材、58……逃げ部とな
る切欠き開放部、59……位置決め凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸心から偏心した位置に対物レンズを取付けた
    保持体を上記軸心を中心として回動自在に支持す
    るとともに下面側に取付け調整部を設けた取付け
    基板と、少なくとも半導体レーザと反射ミラーを
    内蔵するとともに上記半導体レーザと反射ミラー
    を結ぶ位置にレーザビーム透光用の溝部を形成し
    た固定部を有し、上記取付け基板に設けた取付け
    調整部を上記固定部の反射ミラー上部に設けた位
    置決め凹部に嵌合して上記取付け基板の位置決め
    をなすとともに、上記取付け調整部に上記溝部に
    対応した逃げ部を設けたことを特徴とする光学ピ
    ツクアツプ装置。
JP16839283U 1983-11-01 1983-11-01 光学ピツクアツプ装置 Granted JPS6077020U (ja)

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