JPH0628698A - 光学ピックアップ装置 - Google Patents

光学ピックアップ装置

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JPH0628698A
JPH0628698A JP20620492A JP20620492A JPH0628698A JP H0628698 A JPH0628698 A JP H0628698A JP 20620492 A JP20620492 A JP 20620492A JP 20620492 A JP20620492 A JP 20620492A JP H0628698 A JPH0628698 A JP H0628698A
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optical pickup
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Yoshinori Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光磁気ディスクのオーバーライト用2ヘッド
光学ピックアップ装置において、2個の対物レンズ4,
5の間の位置にスキューセンサ6を配設する。スキュー
センサ6を、一端側が位置調整可能な板バネ16で支持
する。 【効果】 スキューセンサ6は、2個の対物レンズ4,
5に近接されているので正確な傾き検出が可能である。
板バネ16で支持していることにより、イニシャル調整
が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクに対して情
報信号の書込み及び/又は読出しを行う光学ピックアッ
プ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として使用さ
れる種々の光ディスクが提案され、また、この光ディス
クに対して情報信号の書込み及び/又は読出しを行う光
学ピックアップ装置が提案されている。この光学ピック
アップ装置は、半導体レーザ等の光源と、この光源より
発する光束を導く種々の光学デバイスと、該光束を光デ
ィスク上に集光させる対物レンズとを有して構成されて
いる。また、この光学ピックアップ装置は、上記光ディ
スクにより反射される上記光束を、上記対物レンズ及び
上記光学デバイス等を透して検出するフォトダイオード
等の光検出器を有している。この光学ピックアップ装置
においては、上記光源、光学デバイス及び上記光検出器
等は、光学ブロック部内に位置決めされて収納されてい
る。そして、上記対物レンズは、上記光学ブロック部上
に配設される対物レンズ駆動装置により、光軸方向及び
この光軸方向に直交する方向に移動操作可能に支持され
ている。
【0003】上記光学ピックアップ装置は、上記光ディ
スク上に上記光束を集光させて照射することにより、こ
の光ディスクに対する情報信号の書込みを行う。また、
この光学ピックアップ装置は、上記光ディスク上に上記
光束を集光させて照射し、この光束の反射光を検出する
ことにより、該光ディスクよりの情報信号の読出しを行
う。
【0004】そして、このような光学ピックアップ装置
には、特に、上記光ディスクが大径のものである場合
に、上記対物レンズの光軸と上記光ディスクの法線との
間の傾きを検出するためのスキューセンサが取付けられ
る場合がある。このスキューセンサは、発光ダイオード
等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子とを有
し、これら発光素子と受光素子とを同一の基台部により
支持して構成されている。このスキューセンサは、上記
発光素子の発する光束が上記光ディスク上に照射される
ように、該光ディスクに対向して配設される。上記発光
素子の発した光束は、上記光ディスク上に照射されてこ
の光ディスクにより反射され、上記受光素子により受光
される。このとき、上記受光素子上における上記光束の
受光状態によって、上記基台部に対する上記光ディスク
の傾きが検出される。
【0005】上記光学ピックアップ装置は、上記スキュ
ーセンサにより検出された上記光ディスクに対する傾き
量に応じて、該光ディスクに対する傾きが少なくなるよ
うに、移動操作される。このような、いわゆるスキュー
サーボによって、上記光学ピックアップ装置は、常に、
上記光ディスクに対する傾きが抑制された状態に支持さ
れる。
【0006】このスキューセンサは、図8及び図9に示
すように、上記光学ブロック部101に対し、支持部材
102を介して取付けられて配設される。上記支持部材
102は、金属板等の平板状部材を略々中央部より略々
直角に屈曲させて構成されている。この支持部材102
は、一側側部分を上記光学ブロック部101の側面部に
取付けられ、該一側側部分に対して屈曲部を介して連続
した他側側部分において上記スキューセンサ6を支持し
ている。上記支持部材102の一側側部分は、上記光学
ブロック部101に対して、止め螺子103によって取
付けられている。すなわち、この支持部材102の一側
側部分は、螺子挿通孔を有しており、この螺子挿通孔に
上記止め螺子103が挿通され、この止め螺子103が
上記光学ブロック部101の側面部に設けられた螺子孔
に螺入されることにより、該光学ブロック部101の側
面部に対して取付けられる。この支持部材102の一側
側部分は、上記螺子挿通孔の近傍に位置して、調整用長
孔104が穿設されている。上記支持部材102の他側
側部分は、上記光学ブロック部101の上面部より離間
して、この上面部に沿わされて支持されている。この支
持部材102の他側側部分の上面部には、上記スキュー
センサ6の基台部が取付けられている。
【0007】上記スキューセンサ6は、上記支持部材1
02が上記光学ブロック部101に対して移動調整され
ることにより、該光軸ブロック部101に対する所定位
置となるように、位置調整される。このスキューセンサ
6の上記光学ブロック部101に対する所定位置とは、
上記対物レンズの光軸と上記光ディスクの法線とが平行
となっているとき、すなわち、上記光学ピックアップ装
置の該光ディスクに対する傾きがないときに、上記基台
部と該光ディスクとの間の傾きがないようになされる位
置である。
【0008】上記スキューセンサ6の位置調整は、上記
止め螺子103を若干緩めて、上記調整用長孔104を
用いて行う。すなわち、上記調整用長孔104に調整用
のドライバ等を嵌合させて上記支持部材102を上記螺
子孔を中心として回動させることにより、上記スキュー
センサ6は、図8中矢印aで示すように、上記光学ブロ
ック部101に対する角度を可変される。上記光学ピッ
クアップ装置よりの検出出力と上記スキューセンサ6よ
りの検出出力とを比較しながら該スキューセンサ6を移
動調整することにより、このスキューセンサ6の位置調
整を行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な光学ピックアップ装置においては、上記スキューセン
サ6を支持する支持部材102は、上記光学ブロック部
101上における占有表面積が大きく、この光学ピック
アップ装置全体の小型化を阻害するものとなっている。
【0010】特に、光変調方式により光磁気ディスクに
対して初期化操作を行うことなく情報信号の書込みを行
ういわゆるオーバーライト用光学ピックアップ装置にお
いては、上記スキューセンサ6は、上記支持部材102
を介して支持されることが困難である。すなわち、この
オーバーライト用光学ピックアップ装置においては、対
物レンズが2個配設され、上記スキューセンサ6は、こ
れら2個の対物レンズの間に配設される必要があるため
である。
【0011】また、上記支持部材102により支持され
たスキューセンサ6は、位置調整の操作を光学ピックア
ップ装置の側面側より行う必要がある。したがって、こ
のスキューセンサ6は、上記オーバーライト用光学ピッ
クアップ装置におけるように2個の対物レンズの間に配
設された場合等には、位置調整の操作が煩雑、かつ、困
難なものとなってしまう。
【0012】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、スキューセンサを有していなが
ら小型化が可能となされ、また、このスキューセンサの
位置調整の操作が容易化された光学ピックアップ装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る光学ピックアップ装
置は、一体的に形成されたベース部材と、このベース部
材上に並列されて配設された一対の対物レンズ駆動装置
と、これら各対物レンズ駆動装置の各対物レンズの間に
位置されて上記ベース部材上に配設され上記各対物レン
ズが対向する光ディスクの該ベース部材に対する傾きを
検出するスキューセンサとを備えてなるものである。
【0014】また、本発明は、上述の光学ピックアップ
装置において、上記スキューセンサが略々中央部に取付
けられた弾性片を備え、この弾性片は、一端側がベース
部材に固定され、他端側が該ベース部材に対して調整手
段を介して支持され、この他端側部分と該ベース部材と
の間の距離が可変調整可能となされてなるものである。
【0015】さらに、本発明は、上述の光学ピックアッ
プ装置において、上記スキューセンサが略々中央部に取
付けられた弾性片を備え、この弾性片は、少なくとも一
のベース部材に固定される固定端部分と、中央部より互
いに異なる二方向に延設されベース部材に対して調整手
段を介して支持されて該ベース部材までの距離が可変調
整可能となされた第1及び第2の調整端部分とを備えて
なるものである。
【0016】
【作用】本発明に係る光学ピックアップ装置において
は、一体的に形成されたベース部材上に配設され光ディ
スクの該ベース部材に対する傾きを検出するスキューセ
ンサは、該ベース部材上に並列されて配設された一対の
対物レンズ駆動装置の各対物レンズの間に位置されてい
るので、これら対物レンズの光軸についての正確な傾き
検出が行える。
【0017】また、上述の光学ピックアップ装置におい
て、一端側がベース部材に固定され他端側が該ベース部
材に対して調整手段を介して支持されてこの他端側部分
と該ベース部材との間の距離が可変調整可能となされた
弾性片の略々中央部に上記スキューセンサを取付ける
と、このスキューセンサは、該調整手段を用いて、上記
対物レンズの光軸に対する相対位置調整が容易に行え
る。
【0018】さらに、上述の光学ピックアップ装置にお
いて、少なくとも一のベース部材に固定される固定端部
分と中央部より互いに異なる二方向に延設されベース部
材に対して調整手段を介して支持されて該ベース部材ま
での距離が可変調整可能となされた第1及び第2の調整
端部分とを備えた弾性片の略々中央部に上記スキューセ
ンサを取付けると、このスキューセンサは、該各調整手
段を用いて、上記対物レンズの光軸に対する2方向につ
いての相対位置調整が容易に行える。
【0019】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、本発明に係る光学ピック
アップ装置を、図1及び図2に示すように、2個の対物
レンズ駆動装置2,3を有して構成された、いわゆるオ
ーバーライト用光学ピックアップ装置として構成した例
である。このオーバーライト用光学ピックアップ装置
は、光磁気ディスク100に対して光変調方式により情
報信号の書込みを行うにあたって、初期化操作を不要と
なすために構成されたものである。
【0020】すなわち、このオーバーライト用光学ピッ
クアップ装置は、このオーバーライト用光学ピックアッ
プ装置を備えて構成された光磁気ディスクプレーヤ装置
において、回転操作機構に保持される光磁気ディスク1
00の信号記録面に対向されて配設される。上記回転操
作機構は、上記光磁気ディスク100の中心部の被チャ
ッキング部を保持して、図1中に矢印Rで示すように、
該光磁気ディスクを所定の回転速度にて回転操作するよ
うに構成されている。
【0021】上記オーバーライト用光学ピックアップ装
置は、スクリューシャフト7に支持されたフレーム部材
1bを有している。このフレーム部材1bは、金属等の
材料により、中央側に開口部9を有したフレーム状に形
成され、一側側にシャフト挿通孔8を有している。この
シャフト挿通孔8内には、上記スクリューシャフト7の
外周面部に形成されたスクリュー螺子部に噛合するスク
リュー螺子部が形成されている。上記スクリューシャフ
ト7は、外周面部のスクリュー螺子部を、上記シャフト
挿通孔8内のスクリュー螺子部に噛合させて、該シャフ
ト挿通孔8に挿通されている。そして、このスクリュー
シャフト7は、図示しない回転操作機構により、軸回り
か回転操作可能となされている。上記フレーム部材1b
は、上記スクリューシャフト7が回転操作されることに
より、図1中に矢印Tで示すように、このスクリューシ
ャフト7の軸方向に送り操作される。なお、このフレー
ム部材1bは、図示しない支持部材により、上記スクリ
ューシャフト7の軸回りの回動を規制されている。
【0022】上記フレーム部材1bには、ベース部材1
aが取付けられている。このベース部材1aは、略々平
板状に形成されており、上記フレーム部材1bの上面
部、すなわち、上記光磁気ディスク100に対向する側
の面部に取付けられている。このベース部材1aの下面
部には、光学ブロック部10が取付けられている。この
光学ブロック部10は、上記フレーム部材1bの開口部
9内に嵌入された状態で、上記ベース部材1aに支持さ
れている。この光学ブロック部10内には、光源となる
半導体レーザ、この半導体レーザが発する光束を導く光
学デバイス、上記光磁気ディスクにより反射された光束
を検出する光検出器等が位置決めされて収納されてい
る。これら半導体レーザ、光学デバイス及び光検出器等
は、上記光学ブロック部10内に、2組が収納されてい
る。すなわち、この光学ブロック部10の上面部から
は、上記各半導体レーザより発せられ各半導体レーザに
対応して配設された光学デバイスを介して、2本の光束
が射出される。上記ベース部材1aには、これら光束の
光路となる一対の光束通過孔13,12が穿設されてい
る。
【0023】そして、上記ベース部材1aの上面部に
は、上記各光束通過孔13,12に対応して、対をなす
第1及び第2の対物レンズ駆動装置2,3が取付けられ
ている。これら各対物レンズ駆動装置2,3は、それぞ
れ、基台と、この基台上に移動可能に支持されたレンズ
ボビン14と、このレンズボビン14を挟んで該基台上
に対向配設されたマグネット15,15等を有して構成
されている。上記各マグネット15,15は、ヨーク部
材を介して、上記基台に取付けられている。上記各レン
ボビン14は、上記各基台に植立された支持シャフトに
よって、中心部を、この支持シャフトの軸方向への摺動
及びこの支持シャフト回りの回動が可能に支持されてい
る。これらレンズボビン14,14には、対をなす第1
及び第2の対物レンズ4,5が対応して取付けられてい
る。これら対物レンズ4,5は、光軸を上記各支持シャ
フトに略々平行となされ、該支持シャフトより離間した
位置にて支持されている。また、これらレンズボビン1
4,14には、それぞれ駆動電流が供給されるフォーカ
スコイル及びトラッキングコイルが巻装されている。こ
れら各コイルは、上記基台上の各マグネット15,15
と共働して、磁気回路を構成している。
【0024】すなわち、上記フォーカスコイルに駆動電
流が供給されることにより、上記レンズボビン14は、
上記支持シャフトの軸方向、すなわち、上記各対物レン
ズ4,5の光軸方向に移動操作される。また、上記トラ
ッキングコイルに駆動電流が供給されることにより、上
記レンズボビン14は、上記支持シャフトの軸回り方
向、すなわち、上記各対物レンズ4,5を上記光軸に直
交する方向に移動させるように回動操作される。
【0025】上記各対物レンズ駆動装置2,3は、上記
ベース部材1aの上面部にそれぞれ基台の下面部を取付
けられて、該ベース部材1a上に並列されて配設されて
いる。これら対物レンズ駆動装置2,3は、それぞれの
対物レンズ4,5を、上記各光束通過孔13,12の上
方側に位置させている。すなわち、上記光学ブロック部
10より射出されて上記各光束通過孔13,12を通過
した各光束は、上記各対物レンズ4,5に対応して入射
される。
【0026】これら対物レンズ駆動装置2,3は、上記
各対物レンズ4,5を上記光磁気ディスク100に対向
させて支持されている。そして、これら対物レンズ駆動
装置2,3は、上記スクリューシャフト7が回転操作さ
れることにより、上記フレーム部材1b及び上記ベース
部材1aとともに、図1中に矢印Tで示すように、上記
光磁気ディスク100の内外周に亘って移動操作され
る。
【0027】そして、このオーバーライト用光学ピック
アップ装置は、図1乃至図4に示すように、スキューセ
ンサ6を有している。このスキューセンサ6は、発光ダ
イオード等の発光素子とフォトダイオード等の受光素子
とを有し、これら発光素子と受光素子とを同一の基台部
により支持して構成されている。このスキューセンサ6
は、図5に示すように、上記発光素子への電源供給や上
記受光素子よりの光検出出力の導出を行うための複数の
端子6a,6bを有している。
【0028】そして、上記スキューセンサ6は、図5に
示すように、弾性片16を介して、上記ベース部材1a
に取付けられ、上記各対物レンズ4,5の間に位置して
いる。すなわち、上記弾性片16は、板バネ状の細長形
状の金属板を略々L字形状に屈曲形成して構成され、一
端側が固定部16aとなされている。この固定部16a
は、上記ベース部材1aに対して、螺子止めや接着等の
手段により固定される。そして、この固定部16aに対
し変位部16bを介して連設された中央部である取付け
部16cは、該変位部16bとの間に屈曲部を介するこ
とにより、上記ベース部材1aの上面部に略々平行とな
されている。この取付け部16cには、上記スキューセ
ンサ6の各端子6a,6bを支持している基板18が取
付けられている。このスキューセンサ6は、光束の射出
側を上方側に向けている。そして、上記取付け部16c
に連設された他端側である可動部16dは、上記ベース
部材1aより離間して該ベース部材1aの上方側に位置
している。
【0029】上記可動部16dと上記ベース部材1aと
の間には、調整手段を構成する支持柱11が、上記ベー
ス部材1aより突設されて配設されている。この支持柱
11は、略々円筒状に形成され、内方部が螺子孔となさ
れている。そして、この支持柱11には、この支持柱1
1とともに上記調整手段を構成する調整螺子17が螺入
されている。この調整螺子17の頭部は、上記可動部1
6dに係合している。この調整螺子17は、図5中矢印
Aで示すように、回転操作されると、図5中矢印Bで示
すように、頭部を上記ベース部材1aに対して接離する
方向に移動させる。このとき、この調整螺子17は、上
記弾性片16の変位部16bを弾性的に変位させつつ、
上記可動部16dを上記ベース部材1aに対する接離方
向に移動させ、図5中矢印Cで示すように、上記スキュ
ーセンサ6の方向を可変調整する。
【0030】上記スキューセンサ6は、上記弾性片16
の可動部16dが上記ベース部材1aに対して移動調整
されることにより、該ベース部材1aに対する所定位置
となるように、位置調整される。このスキューセンサ6
の上記ベース部材1aに対する所定位置とは、上記各対
物レンズ4,5の光軸と上記光磁気ディスク100の法
線とが平行となっているとき、すなわち、このオーバー
ライト用光学ピックアップ装置の該光磁気ディスク10
0に対する傾きがないときに、該光磁気ディスク100
との間に傾きがないようになされる位置である。
【0031】上記スキューセンサ6は、上述のように支
持され調整されることにより、上記発光素子の発する光
束が上記光磁気ディスク100上に照射されるように、
該光磁気ディスク100に対向して配設される。上記発
光素子の発した光束は、上記光磁気ディスク100上に
照射されてこの光磁気ディスク100により反射され、
上記受光素子により受光される。このとき、上記受光素
子上における上記光束の受光状態によって、上記ベース
部材1aを基準とした上記光磁気ディスク100の傾き
が検出される。
【0032】このオーバーライト用光学ピックアップ装
置は、上記スキューセンサ6により検出された上記光磁
気ディスク100に対する傾き量に応じて、該光磁気デ
ィスク100に対する傾きが少なくなるように、移動操
作される。このような、いわゆるスキューサーボによっ
て、このオーバーライト用光学ピックアップ装置は、常
に、上記光磁気ディスク100に対する傾きが抑制され
た状態に支持される。
【0033】そして、このオーバーライト用光学ピック
アップ装置は、上記第1の対物レンズ4より射出され上
記光磁気ディスク100上に集光される光束によって、
初期化、すなわち、該光磁気ディスクに既に記録されて
いる情報信号の消去を行い、上記第2の対物レンズ5よ
り射出され上記光磁気ディスク100上に集光される光
束によって、新たな情報信号の書込みを行う。あるい
は、このオーバーライト用光学ピックアップ装置は、上
記第1の対物レンズ4より射出され上記光磁気ディスク
100上に集光される光束によって、情報信号の書込み
を行い、上記第2の対物レンズ5より射出され上記光磁
気ディスク100上に集光される光束を用いて、該第1
の対物レンズ4より射出された光束によって書込まれた
情報信号の読出し、すなわち、いわゆるベリファイを行
う。
【0034】そして、このオーバーライト用光学ピック
アップ装置においては、上記第1の対物レンズ駆動装置
2に対応して初期化磁界を発生する図示しない初期化用
磁気ヘッドが配設され、上記第2の対物レンズ駆動装置
3に対応して情報信号書込み用の外部磁界を発生する図
示しない書込み用磁気ヘッドが配設される。
【0035】なお、本発明に係る光学ピックアップ装置
は、上記スキューセンサ6を上述した如き弾性片19に
より支持した構成に限定されず、図6及び図7に示すよ
うに、該スキューセンサ6を2本の可動アーム部19
e,19fを有して形成された弾性片19により支持し
た構成としてもよい。この弾性片19は、板バネ状の略
々Y字形状の金属板を略々L字形状に屈曲形成して構成
され、一端側が固定端部分19aとなされている。この
固定端部分19aは、螺子挿通孔20を有しており、上
記ベース部材1aに対して、止め螺子23により螺子止
めされる。そして、この固定端部分19aに対し変位部
19bを介して連設された中央部である取付け部19c
は、該変位部19bとの間に屈曲部を介することによ
り、上記ベース部材1aの上面部に略々平行となされ
る。この取付け部19cには、上記スキューセンサ6の
各端子6a,6bを支持している基板18が取付けられ
ている。このスキューセンサ6は、光束の射出側を上方
側に向けている。そして、上記取付け部19cに連設さ
れた他端側部分は、2方向に分割され、それぞれ調整端
部分となる第1及び第2の可動アーム部19e,19f
となされている。これら可動アーム部19e,19f
は、上記ベース部材1aより離間して該ベース部材1a
の上方側に位置している。
【0036】上記各可動アーム部19e,19fと上記
ベース部材1aとの間には、それぞれ調整手段が配設さ
れる。これら調整手段は、それぞれ、上述の実施例中に
示した如く、上記ベース部材1aより突設された支持柱
11と、これら支持柱11に対応して螺入される調整螺
子24,25とから構成される。これら調整螺子24,
25の頭部は、上記各可動アーム部19e,19fに設
けられた係合孔21,22に対応して係合する。これら
調整螺子24,25は、回転操作されると、頭部を上記
ベース部材1aに対して接離する方向に移動させる。こ
のとき、これら調整螺子24,25は、上記弾性片19
の変位部19bを弾性的に変位させつつ、上記各可動ア
ーム部19e,19fを上記ベース部材1aに対する接
離方向に移動させる。すると、上記スキューセンサ6
は、図7中に矢印E及び矢印Dで示すように、光束の射
出方向を2方向に可変調整される。
【0037】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光学ピック
アップ装置においては、一体的に形成されたベース部材
上に配設され光ディスクの該ベース部材に対する傾きを
検出するスキューセンサは、該ベース部材上に並列され
て配設された一対の対物レンズ駆動装置の各対物レンズ
の間に位置されている。そのため、このスキューセンサ
は、上記各対物レンズの光軸についての正確な傾き検出
を行うことができる。
【0038】また、この光学ピックアップ装置におい
て、一端側がベース部材に固定され他端側が該ベース部
材に対して調整手段を介して支持されてこの他端側部分
と該ベース部材との間の距離が可変調整可能となされた
弾性片の略々中央部に上記スキューセンサを取付ける
と、該調整手段を用いて、該スキューセンサの上記対物
レンズの光軸に対する相対位置調整を容易に行うことが
できる。
【0039】さらに、この光学ピックアップ装置におい
て、少なくとも一のベース部材に固定される固定端部分
と中央部より互いに異なる二方向に延設されベース部材
に対して調整手段を介して支持されて該ベース部材まで
の距離が可変調整可能となされた第1及び第2の調整端
部分とを備えた弾性片の略々中央部に上記スキューセン
サを取付けると、該各調整手段を用いて、該スキューセ
ンサの上記対物レンズの光軸に対する2方向についての
相対位置調整を容易に行うことができる。
【0040】すなわち、本発明は、スキューセンサを有
していながら小型化が可能となされ、また、このスキュ
ーセンサの位置調整の操作が容易化された光学ピックア
ップ装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学ピックアップ装置の構成を示
す平面図である。
【図2】上記光学ピックアップ装置の構成を示す分解斜
視図である。
【図3】上記光学ピックアップ装置の構成を示す拡大平
面図である。
【図4】上記光学ピックアップ装置の構成を一部を破断
して示す拡大側面図である。
【図5】上記光学ピックアップ装置においてスキューセ
ンサを支持する機構の構成を示す拡大側面図である。
【図6】上記光学ピックアップ装置においてスキューセ
ンサを支持する機構の構成の他の例を示す平面図であ
る。
【図7】上記スキューセンサを支持するための上記図6
に示した機構の構成を示す斜視図である。
【図8】従来の光学ピックアップ装置においてスキュー
センサを支持する機構の構成を示す要部側面図である。
【図9】上記従来の光学ピックアップ装置においてスキ
ューセンサを支持する機構の構成を示す要部正面図であ
る。
【符号の説明】
1a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ベース部材 2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1の対物レンズ駆動装置 3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2の対物レンズ駆動装置 4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1の対物レンズ 5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2の対物レンズ 6・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スキューセンサ 11・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・支持柱 16,19・・・・・・・・・・・・・・・・・・弾性片 16a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・固定部 16c,19c・・・・・・・・・・・・・・取付け部 16d・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・可動部 17・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・調整螺子 19a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・固定端部分 19e・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1の可動アーム部 19f・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2の可動アーム部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体的に形成されたベース部材と、 上記ベース部材上に並列されて配設された一対の対物レ
    ンズ駆動装置と、 上記各対物レンズ駆動装置の各対物レンズの間に位置さ
    れて上記ベース部材上に配設され、上記各対物レンズが
    対向する光ディスクの該ベース部材に対する傾きを検出
    するスキューセンサとを備えてなる光学ピックアップ装
    置。
  2. 【請求項2】 スキューセンサが略々中央部に取付けら
    れた弾性片を備え、 上記弾性片は、一端側がベース部材に固定され、他端側
    が該ベース部材に対して調整手段を介して支持され、こ
    の他端側部分と該ベース部材との間の距離が可変調整可
    能となされてなる請求項1記載の光学ピックアップ装
    置。
  3. 【請求項3】 スキューセンサが略々中央部に取付けら
    れた弾性片を備え、 上記弾性片は、少なくとも一のベース部材に固定される
    固定端部分と、中央部より互いに異なる二方向に延設さ
    れベース部材に対して調整手段を介して支持されて該ベ
    ース部材までの距離が可変調整可能となされた第1及び
    第2の調整端部分とを備えてなる請求項1記載の光学ピ
    ックアップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5596557A (en) * 1994-03-31 1997-01-21 Sony Corporation Disc skew detecting apparatus using two skew detectors arranged along the reproduced track
US6286644B1 (en) 1999-01-18 2001-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Active vibration isolator, exposure apparatus, exposure method and device manufacturing method
US6771354B2 (en) 2001-11-13 2004-08-03 Canon Kabushi Kaisha Vibration damping apparatus, control method therefor, exposure apparatus having the vibration damping apparatus, maintenance method therefor, semiconductor device fabrication method, and semiconductor fabrication factory
US6825635B2 (en) 2001-03-27 2004-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Vibration isolator, device manufacturing apparatus and method, semiconductor manufacturing plant and method of maintaining device manufacturing apparatus

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