JPH0728585Y2 - ガルバノミラー装置 - Google Patents
ガルバノミラー装置Info
- Publication number
- JPH0728585Y2 JPH0728585Y2 JP1990406426U JP40642690U JPH0728585Y2 JP H0728585 Y2 JPH0728585 Y2 JP H0728585Y2 JP 1990406426 U JP1990406426 U JP 1990406426U JP 40642690 U JP40642690 U JP 40642690U JP H0728585 Y2 JPH0728585 Y2 JP H0728585Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mirror
- mirror device
- torsion spring
- yoke
- vertical
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/085—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
- G11B7/08547—Arrangements for positioning the light beam only without moving the head, e.g. using static electro-optical elements
- G11B7/08564—Arrangements for positioning the light beam only without moving the head, e.g. using static electro-optical elements using galvanomirrors
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は光磁気ディスク等の光デ
ィスクに対して情報を記録し、あるいは記録された情報
の再生を行う光学式情報記録再生装置や光学式情報再生
装置等の光ディスク装置に関し、特にその光学系に用い
られるガルバノミラー装置に関する。
ィスクに対して情報を記録し、あるいは記録された情報
の再生を行う光学式情報記録再生装置や光学式情報再生
装置等の光ディスク装置に関し、特にその光学系に用い
られるガルバノミラー装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、レーザ光源からのレーザ光を光デ
ィスクに結像させあるいは光ディスクからの反射光を受
光する対物レンズを光ディスクのトラック方向に沿って
往復動作させる構成の光ディスク装置では、光源側から
の光を対物レンズの往復動作方向と平行となるように調
整するためのガルバノミラー装置が用いられている。こ
のガルバノミラー装置は、そのミラーの角度位置を変化
させることでレーザ光源からのレーザ光の反射方向を変
化させ、これにより反射されるレーザ光を対物レンズに
対して所定の方向に向けるように調整を行うものであ
る。
ィスクに結像させあるいは光ディスクからの反射光を受
光する対物レンズを光ディスクのトラック方向に沿って
往復動作させる構成の光ディスク装置では、光源側から
の光を対物レンズの往復動作方向と平行となるように調
整するためのガルバノミラー装置が用いられている。こ
のガルバノミラー装置は、そのミラーの角度位置を変化
させることでレーザ光源からのレーザ光の反射方向を変
化させ、これにより反射されるレーザ光を対物レンズに
対して所定の方向に向けるように調整を行うものであ
る。
【０００３】例えば、光ディスクにおけるレーザ光の焦
点とトラックとの間に相対位置ずれが生じたときには、
サーボセンサから出力されるトラッキング誤差信号によ
ってガルバノミラー装置の反射面が垂直方向（ピッチ方
向）に角度偏位され、この角度偏位によってレーザ光の
反射光軸を垂直方向に偏向させ、光ディスク上における
レーザ光の焦点を光ディスクの半径方向（トラック方
向）に微小移動させて位置ずれを解消させる。
点とトラックとの間に相対位置ずれが生じたときには、
サーボセンサから出力されるトラッキング誤差信号によ
ってガルバノミラー装置の反射面が垂直方向（ピッチ方
向）に角度偏位され、この角度偏位によってレーザ光の
反射光軸を垂直方向に偏向させ、光ディスク上における
レーザ光の焦点を光ディスクの半径方向（トラック方
向）に微小移動させて位置ずれを解消させる。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】このような光ディスク
装置では、ガルバノミラーの反射面が垂直方向に角度偏
位できるように、その反射面、すなわちミラーを弾性材
で支持する構成がとられている。しかしながら、ミラー
の重量によって弾性材が下方に撓み易く、この撓み変形
によってミラーの通常状態（初期状態）が変化され、例
えば、ミラーが前下方に倒れるように傾斜されてしま
う。したがって、このガルバノミラーでは、ミラーの角
度偏位を制御する機構にミラーを所定の初期状態に保持
させるための初期力を付与することが必要になり、その
ための制御が複雑になる。また、前記した弾性材の撓み
によるミラーの倒れ等により、ミラーを角度偏位させる
サーボ制御の際に必要とされる角度偏位力にも偏りが生
じることになり、制御を高精度に行うことが難しくなる
という問題がある。
装置では、ガルバノミラーの反射面が垂直方向に角度偏
位できるように、その反射面、すなわちミラーを弾性材
で支持する構成がとられている。しかしながら、ミラー
の重量によって弾性材が下方に撓み易く、この撓み変形
によってミラーの通常状態（初期状態）が変化され、例
えば、ミラーが前下方に倒れるように傾斜されてしま
う。したがって、このガルバノミラーでは、ミラーの角
度偏位を制御する機構にミラーを所定の初期状態に保持
させるための初期力を付与することが必要になり、その
ための制御が複雑になる。また、前記した弾性材の撓み
によるミラーの倒れ等により、ミラーを角度偏位させる
サーボ制御の際に必要とされる角度偏位力にも偏りが生
じることになり、制御を高精度に行うことが難しくなる
という問題がある。
【０００５】本考案の目的は、このようなミラーの自重
が原因とされる制御の複雑化および制御精度の低下を防
止して制御を容易にかつ高精度に行い得るようにしたガ
ルバノミラー装置を提供することにある。
が原因とされる制御の複雑化および制御精度の低下を防
止して制御を容易にかつ高精度に行い得るようにしたガ
ルバノミラー装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案のガルバノミラー
装置は、重力方向に幅広になるように配設した板ばね状
のトーションばねの両端部を固定支持し、このトーショ
ンばねの中間部に垂直方向に角度偏位されるミラーを支
持させている。
装置は、重力方向に幅広になるように配設した板ばね状
のトーションばねの両端部を固定支持し、このトーショ
ンばねの中間部に垂直方向に角度偏位されるミラーを支
持させている。
【０００７】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図１ないし図６は本考案の一実施例を示している。
図６は本考案のガルバノミラー装置が適用される光ディ
スク装置の一例の概略斜視図である。同図において、半
導体レーザ等のレーザ光源１から出射されたレーザ光を
コリメータレンズ２で平行光とし、かつ第１ビーム整形
プリズム３および第２ビーム整形プリズム４で円形光束
に整形した上でガルバノミラー装置５で反射させ、この
反射光を主ビームスプリッタ６を通し、さらに可動ミラ
ー７で反射させた後に対物レンズ８で光ディスク９上に
焦点を結ばせている。これら可動ミラー７と対物レンズ
８は光ディスク９の半径方向に延設したレール１０上で
往復移動され、光ディスク９に設けたスパイラル状ある
いは同心円状のトラック間で移動される。このとき、主
ビームスプリッタ６ではガルバノミラー装置５で反射さ
れる光の一部を反射させ、集光レンズ１１によりレーザ
出力制御用のＡＰＣ（自動出力制御：Ａｕｔｏ Ｐｏｗ
ｅｒ Ｃｏｎｔｒｏｌ）センサ１２に入射させている。
る。図１ないし図６は本考案の一実施例を示している。
図６は本考案のガルバノミラー装置が適用される光ディ
スク装置の一例の概略斜視図である。同図において、半
導体レーザ等のレーザ光源１から出射されたレーザ光を
コリメータレンズ２で平行光とし、かつ第１ビーム整形
プリズム３および第２ビーム整形プリズム４で円形光束
に整形した上でガルバノミラー装置５で反射させ、この
反射光を主ビームスプリッタ６を通し、さらに可動ミラ
ー７で反射させた後に対物レンズ８で光ディスク９上に
焦点を結ばせている。これら可動ミラー７と対物レンズ
８は光ディスク９の半径方向に延設したレール１０上で
往復移動され、光ディスク９に設けたスパイラル状ある
いは同心円状のトラック間で移動される。このとき、主
ビームスプリッタ６ではガルバノミラー装置５で反射さ
れる光の一部を反射させ、集光レンズ１１によりレーザ
出力制御用のＡＰＣ（自動出力制御：Ａｕｔｏ Ｐｏｗ
ｅｒ Ｃｏｎｔｒｏｌ）センサ１２に入射させている。
【０００８】光ディスク９で反射されたレーザ光は再度
可動ミラー７で反射され、主ビームスプリッタ６に逆方
向から入射されて分割される。分割された光の１つは１
／２波長板１３を通して副ビームスプリッタ１４に入射
され、ここで更に分割されかつ集光レンズ１５，１６を
通して信号再生用のＳ偏光データセンサ１７、Ｐ偏光デ
ータセンサ１８にそれぞれ入射される。また、分割され
た他の光は集光レンズ１９，シリンドリカルレンズ２０
を通してフォーカシングおよびトラッキングを制御する
ためのサーボセンサ２１に入射される。
可動ミラー７で反射され、主ビームスプリッタ６に逆方
向から入射されて分割される。分割された光の１つは１
／２波長板１３を通して副ビームスプリッタ１４に入射
され、ここで更に分割されかつ集光レンズ１５，１６を
通して信号再生用のＳ偏光データセンサ１７、Ｐ偏光デ
ータセンサ１８にそれぞれ入射される。また、分割され
た他の光は集光レンズ１９，シリンドリカルレンズ２０
を通してフォーカシングおよびトラッキングを制御する
ためのサーボセンサ２１に入射される。
【０００９】前記ガルバノミラー装置５は光ディスク９
におけるレーザ光の焦点とトラックとの間に相対位置ず
れが生じたときには、前記サーボセンサ２１から出力さ
れるトラッキング誤差信号によって反射面が垂直方向に
角度偏位され、この角度偏位によって光ディスク９上に
おけるレーザ光の焦点を光ディスクの半径方向（トラッ
ク方向）に微小移動させて位置ずれを解消することがで
きる。
におけるレーザ光の焦点とトラックとの間に相対位置ず
れが生じたときには、前記サーボセンサ２１から出力さ
れるトラッキング誤差信号によって反射面が垂直方向に
角度偏位され、この角度偏位によって光ディスク９上に
おけるレーザ光の焦点を光ディスクの半径方向（トラッ
ク方向）に微小移動させて位置ずれを解消することがで
きる。
【００１０】図１は本考案にかかるガルバノミラーの前
面方向からの斜視図、図２は異なる前面方向から見た一
部を破断した斜視図、図３はその部分分解斜視図、図４
は一部を破断した平面図である。これらの図において、
２２はハウジングであり、方形の底板の周囲に立壁２２
ａを立設し、この立壁２２ａで構成される前記ハウジン
グ２２の一隅部にリテーナ２３を固定し、このリテーナ
２３にヨーク２４を取着し、さらにこのヨーク２４に両
端支持したトーションばね２５によって反射面としての
ミラー２６を保持している。すなわち、前記リテーナ２
３は両側縁に形成したテーパ面が前記立壁２２ａに接触
されるようにしてハウジング２２の一隅部に斜め４５°
方向を向けて垂直に配設され、前記ハウジング２２の底
面や立壁２２ａを貫通される固定ねじ２７によってハウ
ジング２２に一体に固定されている。また、このリテー
ナ２３の前面には円錐状の凹部２８が形成され、この円
錐状凹部２８に臨む位置には後述する３個の挿通孔２
９，３０，３１を前後方向に向けて開設している。
面方向からの斜視図、図２は異なる前面方向から見た一
部を破断した斜視図、図３はその部分分解斜視図、図４
は一部を破断した平面図である。これらの図において、
２２はハウジングであり、方形の底板の周囲に立壁２２
ａを立設し、この立壁２２ａで構成される前記ハウジン
グ２２の一隅部にリテーナ２３を固定し、このリテーナ
２３にヨーク２４を取着し、さらにこのヨーク２４に両
端支持したトーションばね２５によって反射面としての
ミラー２６を保持している。すなわち、前記リテーナ２
３は両側縁に形成したテーパ面が前記立壁２２ａに接触
されるようにしてハウジング２２の一隅部に斜め４５°
方向を向けて垂直に配設され、前記ハウジング２２の底
面や立壁２２ａを貫通される固定ねじ２７によってハウ
ジング２２に一体に固定されている。また、このリテー
ナ２３の前面には円錐状の凹部２８が形成され、この円
錐状凹部２８に臨む位置には後述する３個の挿通孔２
９，３０，３１を前後方向に向けて開設している。
【００１１】前記ヨーク２４は中央突部３２の水平方向
および垂直方向の両側にそれぞれ水平突部３３および垂
直突部３４を一体に突出させて水平方向および垂直方向
の各断面形状がＥ字状になるように形成され、その背面
にはミラー２６の反射面の中心と同一中心の球面の一部
を構成した円環状の当接部３５が形成されている。そし
て、この当接部３５を前記リテーナ２３の円錐状凹部２
８の内面に接触させ、前記リテーナ２３の３個の挿通孔
２９〜３１を後方から挿通した３本の調整ねじ３６〜３
８を螺合させることで前記リテーナ２３に一体的に支持
し、かつヨークの垂直方向および水平方向の角度の初期
調整を可能としている。
および垂直方向の両側にそれぞれ水平突部３３および垂
直突部３４を一体に突出させて水平方向および垂直方向
の各断面形状がＥ字状になるように形成され、その背面
にはミラー２６の反射面の中心と同一中心の球面の一部
を構成した円環状の当接部３５が形成されている。そし
て、この当接部３５を前記リテーナ２３の円錐状凹部２
８の内面に接触させ、前記リテーナ２３の３個の挿通孔
２９〜３１を後方から挿通した３本の調整ねじ３６〜３
８を螺合させることで前記リテーナ２３に一体的に支持
し、かつヨークの垂直方向および水平方向の角度の初期
調整を可能としている。
【００１２】すなわち、前記第１の挿通孔２９はリテー
ナ２３とヨーク２４の各中心を結ぶ中心軸の垂直上方に
位置され、この挿通孔２９を挿通される垂直調整ねじ３
６のヨークのねじ穴３９に対する螺合量を調整すること
で、ヨークの垂直方向の角度を変化調整させる。また、
第２の挿通孔３０は前記中心軸の水平一方向に位置さ
れ、この挿通孔３０を挿通される水平調整ねじ３７のヨ
ークのねじ穴４０に対する螺合量を調整することで、ヨ
ークの水平方向の角度を変化調整させる。第３の挿通孔
３１はこれら第１，第２の挿通孔２９，３０に対して二
等辺三角形を構成する頂点に位置されており、この挿通
孔３１には確定調整ねじ３８をワッシャ４６および圧縮
ばね４２を介して挿通してヨークのねじ穴４１に螺合さ
せ、調整が確定する前では圧縮ばね４２によりリテーナ
２３とヨーク２４とを弾性保持し、調整が確定した後に
圧縮ばね４２を圧縮させて確定調整ねじ３８をワッシャ
４６を介してヨークに締結することで、リテーナとヨー
クを固定関係にすることができる。なお、前記垂直調整
ねじ３６，水平調整ねじ３７，確定調整ねじ３８の３個
の調整ねじは前記当接部３５の内側に配設されている。
ナ２３とヨーク２４の各中心を結ぶ中心軸の垂直上方に
位置され、この挿通孔２９を挿通される垂直調整ねじ３
６のヨークのねじ穴３９に対する螺合量を調整すること
で、ヨークの垂直方向の角度を変化調整させる。また、
第２の挿通孔３０は前記中心軸の水平一方向に位置さ
れ、この挿通孔３０を挿通される水平調整ねじ３７のヨ
ークのねじ穴４０に対する螺合量を調整することで、ヨ
ークの水平方向の角度を変化調整させる。第３の挿通孔
３１はこれら第１，第２の挿通孔２９，３０に対して二
等辺三角形を構成する頂点に位置されており、この挿通
孔３１には確定調整ねじ３８をワッシャ４６および圧縮
ばね４２を介して挿通してヨークのねじ穴４１に螺合さ
せ、調整が確定する前では圧縮ばね４２によりリテーナ
２３とヨーク２４とを弾性保持し、調整が確定した後に
圧縮ばね４２を圧縮させて確定調整ねじ３８をワッシャ
４６を介してヨークに締結することで、リテーナとヨー
クを固定関係にすることができる。なお、前記垂直調整
ねじ３６，水平調整ねじ３７，確定調整ねじ３８の３個
の調整ねじは前記当接部３５の内側に配設されている。
【００１３】さらに、前記ヨークは上下に対向された垂
直突部３４の各内面に永久磁石４３を配設している。そ
して、ヨークの前面位置には短冊状をした板ばねからな
るトーションばね２５を重力方向に幅広となるように水
平方向に向けて延設し、このトーションばね２５の両端
を前記左右突部３３に接着支持させるとともに、トーシ
ョンばね２５の中間部の前面にはミラー２６を一体に取
着して反射面を形成する。この場合、ミラー２６の表面
は前記当接部３５を構成する球面の中心に位置するよう
に構成する。また、トーションばね２５の中央の後面に
前記中央突部３２を包囲するような枠体４４を取着し、
この枠体４４にコイル４５を巻回している。このコイル
４５は前記ヨーク２４の垂直突部３４の永久磁石４３と
協動してボイスコイルを構成し、図６に示したサーボセ
ンサ２１につながるサーボ回路に接続される。なお、前
記ハウジング２２の立壁２２ａにはレーザ光が挿通され
る窓２２ｂが開設され、反射面で反射されたレーザ光源
からの光を、この窓２２ｂを通して主ビームスプリッタ
に向けて出射させる。
直突部３４の各内面に永久磁石４３を配設している。そ
して、ヨークの前面位置には短冊状をした板ばねからな
るトーションばね２５を重力方向に幅広となるように水
平方向に向けて延設し、このトーションばね２５の両端
を前記左右突部３３に接着支持させるとともに、トーシ
ョンばね２５の中間部の前面にはミラー２６を一体に取
着して反射面を形成する。この場合、ミラー２６の表面
は前記当接部３５を構成する球面の中心に位置するよう
に構成する。また、トーションばね２５の中央の後面に
前記中央突部３２を包囲するような枠体４４を取着し、
この枠体４４にコイル４５を巻回している。このコイル
４５は前記ヨーク２４の垂直突部３４の永久磁石４３と
協動してボイスコイルを構成し、図６に示したサーボセ
ンサ２１につながるサーボ回路に接続される。なお、前
記ハウジング２２の立壁２２ａにはレーザ光が挿通され
る窓２２ｂが開設され、反射面で反射されたレーザ光源
からの光を、この窓２２ｂを通して主ビームスプリッタ
に向けて出射させる。
【００１４】この構成によれば、図６に示した光ディス
ク装置において、光ディスク９からの反射光に基づいて
サーボセンサからトラックずれを示すトラッキング誤差
信号が生じると、これに応じた電流がガルバノミラー装
置のコイル４５に通流される。すると、図５に示す縦断
面図のように、コイル４５に通流される電流の強さと方
向により、コイル４５と永久磁石４３からなるボイスコ
イル動作によって枠体４４は上下がそれぞれ逆方向に前
後動作し、これによりトーションばね２５を垂直方向に
捩じり、トーションばね２５に取着したミラー２６の垂
直方向の角度を制御し、トラックずれを修正する。
ク装置において、光ディスク９からの反射光に基づいて
サーボセンサからトラックずれを示すトラッキング誤差
信号が生じると、これに応じた電流がガルバノミラー装
置のコイル４５に通流される。すると、図５に示す縦断
面図のように、コイル４５に通流される電流の強さと方
向により、コイル４５と永久磁石４３からなるボイスコ
イル動作によって枠体４４は上下がそれぞれ逆方向に前
後動作し、これによりトーションばね２５を垂直方向に
捩じり、トーションばね２５に取着したミラー２６の垂
直方向の角度を制御し、トラックずれを修正する。
【００１５】そして、このガルバノミラー装置において
は、トーションばね２５は、垂直方向に幅広になるよう
にして両端をヨーク２４に固定支持しているので、その
中間部に支持させたミラー２６の重量によってトーショ
ンばね２５が下方に撓むことが抑制される。したがっ
て、ミラー２６の中心位置のずれを防止するとともに、
ミラー２６を垂直状態に保持することができ、ミラー２
６の角度偏位を制御する駆動機構にミラーを垂直状態に
保持するための初期力を付与することが不要となる。ま
た、サーボ動作によってミラー２６を垂直方向に角度偏
位させる際の力の偏りを解消する。これにより、ガルバ
ノミラー装置の角度偏位の制御を容易にしかも高精度に
行うことが可能となる。
は、トーションばね２５は、垂直方向に幅広になるよう
にして両端をヨーク２４に固定支持しているので、その
中間部に支持させたミラー２６の重量によってトーショ
ンばね２５が下方に撓むことが抑制される。したがっ
て、ミラー２６の中心位置のずれを防止するとともに、
ミラー２６を垂直状態に保持することができ、ミラー２
６の角度偏位を制御する駆動機構にミラーを垂直状態に
保持するための初期力を付与することが不要となる。ま
た、サーボ動作によってミラー２６を垂直方向に角度偏
位させる際の力の偏りを解消する。これにより、ガルバ
ノミラー装置の角度偏位の制御を容易にしかも高精度に
行うことが可能となる。
【００１６】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、重力方向
に幅広になるように配設した板ばね状のトーションばね
の中間部に垂直方向に角度偏位されるミラーを支持して
いるので、トーションばねがミラーの重量によって撓む
ことを防止し、ミラーを所定の角度位置に設定する調整
作業を容易にし、かつミラーの角度偏位制御を容易に行
うことができる効果がある。
に幅広になるように配設した板ばね状のトーションばね
の中間部に垂直方向に角度偏位されるミラーを支持して
いるので、トーションばねがミラーの重量によって撓む
ことを防止し、ミラーを所定の角度位置に設定する調整
作業を容易にし、かつミラーの角度偏位制御を容易に行
うことができる効果がある。
【図１】本考案の一実施例の斜視図である。
【図２】図１の一部を破断した斜視図である。
【図３】本考案の一実施例の部分分解斜視図である。
【図４】本考案の一実施例の一部を破断した平面図であ
る。
る。
【図５】本考案の一実施例の縦断面図である。
【図６】本考案のガルバノミラー装置が適用された光デ
ィスク装置の一例の斜視図である。
ィスク装置の一例の斜視図である。
１ レーザ光源 ５ ガルバノミラー ７ 可動ミラー ８ 対物レンズ ９ 光ディスク ２３ リテーナ ２４ ヨーク ２５ トーションばね ２６ ミラー
Claims (1)
- 【請求項１】 光ディスクのトラック方向に沿って往復
動作される対物レンズに向けてレーザ光源からのレーザ
光を反射させるガルバノミラー装置において、このガル
バノミラー装置は、重力方向に幅広になるように配設し
た板ばね状のトーションばねの両端部を固定支持し、こ
のトーションばねの中間部に垂直方向に角度偏位される
ミラーを支持させたことを特徴とするガルバノミラー装
置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990406426U JPH0728585Y2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | ガルバノミラー装置 |
| US07/808,689 US5249173A (en) | 1990-12-17 | 1991-12-17 | Galvanomirror unit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990406426U JPH0728585Y2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | ガルバノミラー装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0490018U JPH0490018U (ja) | 1992-08-06 |
| JPH0728585Y2 true JPH0728585Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=18516046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990406426U Expired - Fee Related JPH0728585Y2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | ガルバノミラー装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5249173A (ja) |
| JP (1) | JPH0728585Y2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5737302A (en) * | 1994-11-10 | 1998-04-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Galvanomirror and optical disk drive using the same |
| JP3187286B2 (ja) * | 1995-07-10 | 2001-07-11 | 旭光学工業株式会社 | 光学ピックアップの光軸調整方法 |
| US5926307A (en) * | 1996-12-19 | 1999-07-20 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Optical deflection device |
| JP3315893B2 (ja) | 1997-05-27 | 2002-08-19 | 旭光学工業株式会社 | 光学偏向装置の電磁駆動装置 |
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