JPS634268Y2 - - Google Patents
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- JPS634268Y2 JPS634268Y2 JP14213182U JP14213182U JPS634268Y2 JP S634268 Y2 JPS634268 Y2 JP S634268Y2 JP 14213182 U JP14213182 U JP 14213182U JP 14213182 U JP14213182 U JP 14213182U JP S634268 Y2 JPS634268 Y2 JP S634268Y2
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- JP
- Japan
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- objective lens
- axis
- optical
- laser
- positioning ring
- Prior art date
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 62
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 10
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、音声信号や映像信号等の情報信号
を、例えばピツトにより記録した光学デイスク
に、半導体レーザ等のレーザ発振器から出射され
たレーザビームを照射して上記情報信号を読み取
り再生するようにした光学デイスクプレーヤに用
いられる光学ピツクアツプに関し、特に2軸駆動
デバイスをレーザブロツクに取付けるときに生ず
る対物レンズとレーザビームの光軸のずれを防止
するようになした光学ピツクアツプに関する。
を、例えばピツトにより記録した光学デイスク
に、半導体レーザ等のレーザ発振器から出射され
たレーザビームを照射して上記情報信号を読み取
り再生するようにした光学デイスクプレーヤに用
いられる光学ピツクアツプに関し、特に2軸駆動
デバイスをレーザブロツクに取付けるときに生ず
る対物レンズとレーザビームの光軸のずれを防止
するようになした光学ピツクアツプに関する。
光学デイスクプレーヤの光学ピツクアツプは、
半導体レーザ等のレーザ発振器から出射されたレ
ーザビームを対物レンズにより収束してビームス
ポツトとなして光学デイスク面に照射するととも
に光学デイスク面から反射されるレーザビームを
検出する作用をなすものであり、この光学ピツク
アツプから光学デイスクの信号記録面に照射され
るレーザビームは、良好な再生特性を得るため、
その光軸が光学デイスクの信号記録面に対し正確
に垂直をなし、高速で回転される光学デイスクの
ピツト列である記録トラツクを正確にトレースす
るとともに、その焦点深度中に保持する必要があ
る。
半導体レーザ等のレーザ発振器から出射されたレ
ーザビームを対物レンズにより収束してビームス
ポツトとなして光学デイスク面に照射するととも
に光学デイスク面から反射されるレーザビームを
検出する作用をなすものであり、この光学ピツク
アツプから光学デイスクの信号記録面に照射され
るレーザビームは、良好な再生特性を得るため、
その光軸が光学デイスクの信号記録面に対し正確
に垂直をなし、高速で回転される光学デイスクの
ピツト列である記録トラツクを正確にトレースす
るとともに、その焦点深度中に保持する必要があ
る。
そこで、レーザビームを集束させる対物レンズ
を光学デイスクの信号記録面に対向するようにし
て取付けられる光学デイスクプレーヤの光学ピツ
クアツプは、軸心に対して偏心して対物レンズを
取付けた可動部を軸心に対しラジアル方向に回動
変位するようになすとともに、軸心方向に摺動変
位するようになし、対物レンズにより集束される
レーザビームが正確に記録トラツクをトレースす
るように制御するトラツキングサーボが行なわ
れ、上記レーザビームの焦点深度中に記録トラツ
クが位置するように制御するフオーカスサーボが
行ない得るように構成される2軸駆動デバイス
を、半導体レーザや各種光学部品を内蔵するレー
ザブロツクに固定載置することによりなつてい
る。
を光学デイスクの信号記録面に対向するようにし
て取付けられる光学デイスクプレーヤの光学ピツ
クアツプは、軸心に対して偏心して対物レンズを
取付けた可動部を軸心に対しラジアル方向に回動
変位するようになすとともに、軸心方向に摺動変
位するようになし、対物レンズにより集束される
レーザビームが正確に記録トラツクをトレースす
るように制御するトラツキングサーボが行なわ
れ、上記レーザビームの焦点深度中に記録トラツ
クが位置するように制御するフオーカスサーボが
行ない得るように構成される2軸駆動デバイス
を、半導体レーザや各種光学部品を内蔵するレー
ザブロツクに固定載置することによりなつてい
る。
上述のように可動部に取付けた対物レンズをト
ラツキング方向及びフオーカス方向の2軸方向に
駆動し得るようにした光学ピツクアツプは、磁気
ギヤツプを構成する対をなす第1及び第2のヨー
クとマグネツトとからなる磁気回路部に設けた支
軸に対して上記可動部を回動変位可能となるよう
に支持するとともに上記支軸の軸方向に摺動可能
に支持し、上記可動部に一体的に設けられ磁気回
路部の磁気ギヤツプ内に臨まされる筒状部の外周
面に、対物レンズをフオーカス方向に駆動させる
フオーカス駆動コイルを巻回するとともに上記対
物レンズをトラツキング方向に回転駆動させる角
形に巻回され互いに結線された4個のコイルから
なるトラツキング駆動用コイルを上記フオーカス
駆動用コイル上に接着して構成されている。そし
て、上記フオーカス駆動用コイル及びトラツキン
グ駆動用コイルにサーボ電流を供給して可動部を
フオーカス方向又はトラツキング方向に駆動して
この可動部に設けた対物レンズを変位させ、レー
ザビームの記録トラツクに対するトラツキング保
障及びフオーカス保障を行なうようになされてい
る。
ラツキング方向及びフオーカス方向の2軸方向に
駆動し得るようにした光学ピツクアツプは、磁気
ギヤツプを構成する対をなす第1及び第2のヨー
クとマグネツトとからなる磁気回路部に設けた支
軸に対して上記可動部を回動変位可能となるよう
に支持するとともに上記支軸の軸方向に摺動可能
に支持し、上記可動部に一体的に設けられ磁気回
路部の磁気ギヤツプ内に臨まされる筒状部の外周
面に、対物レンズをフオーカス方向に駆動させる
フオーカス駆動コイルを巻回するとともに上記対
物レンズをトラツキング方向に回転駆動させる角
形に巻回され互いに結線された4個のコイルから
なるトラツキング駆動用コイルを上記フオーカス
駆動用コイル上に接着して構成されている。そし
て、上記フオーカス駆動用コイル及びトラツキン
グ駆動用コイルにサーボ電流を供給して可動部を
フオーカス方向又はトラツキング方向に駆動して
この可動部に設けた対物レンズを変位させ、レー
ザビームの記録トラツクに対するトラツキング保
障及びフオーカス保障を行なうようになされてい
る。
上述したような光学ピツクアツプにおいては、
可動部に取付けられた対物レンズの光軸がレーザ
ブロツクに取付けられたレーザビームの光軸に対
して少しでもずれていると正確に記録トラツクを
トレースすることができなくなつてしまい、検出
される再生信号にノイズを生ずるとともに、上記
トラツキング保障及びフオーカス保障を図ること
ができなくなつてしまう。そこで、従来の光学ピ
ツクアツプにおいては、上記2軸駆動デバイスや
レーザブロツクを構成する各種部品の成形精度に
よつて光学ピツクアツプを組立てたときの組立て
精度を保障し、特に、対物レンズとレーザビーム
の光軸補正のために上記2軸駆動デバイスの磁気
回路部とレーザブロツクにそれぞれ位置決め孔と
位置決めピンを設けて組立て精度を保障してい
た。
可動部に取付けられた対物レンズの光軸がレーザ
ブロツクに取付けられたレーザビームの光軸に対
して少しでもずれていると正確に記録トラツクを
トレースすることができなくなつてしまい、検出
される再生信号にノイズを生ずるとともに、上記
トラツキング保障及びフオーカス保障を図ること
ができなくなつてしまう。そこで、従来の光学ピ
ツクアツプにおいては、上記2軸駆動デバイスや
レーザブロツクを構成する各種部品の成形精度に
よつて光学ピツクアツプを組立てたときの組立て
精度を保障し、特に、対物レンズとレーザビーム
の光軸補正のために上記2軸駆動デバイスの磁気
回路部とレーザブロツクにそれぞれ位置決め孔と
位置決めピンを設けて組立て精度を保障してい
た。
しかしながら、上記従来の光学ピツクアツプで
は上記位置決め孔と位置決めピンの位置精度が非
常に高く要求され、製造コストも多大なものとな
つてしまう。さらに、たとえ上記位置決め孔及び
位置決めピンを高精度に成形したとしても、上記
対物レンズが上記2軸駆動デバイスの磁気回路部
に対して回動変位及び摺動変位するように取付け
られる可動部に組込まれるため、上記可動部の部
品精度によつて組立て精度を保障することは困難
であつた。また、上記従来例では、光学ピツクア
ツプの組立てが完了したときに上記光軸のずれが
見出されたとしても光軸補正を行うことは不可能
であつた。
は上記位置決め孔と位置決めピンの位置精度が非
常に高く要求され、製造コストも多大なものとな
つてしまう。さらに、たとえ上記位置決め孔及び
位置決めピンを高精度に成形したとしても、上記
対物レンズが上記2軸駆動デバイスの磁気回路部
に対して回動変位及び摺動変位するように取付け
られる可動部に組込まれるため、上記可動部の部
品精度によつて組立て精度を保障することは困難
であつた。また、上記従来例では、光学ピツクア
ツプの組立てが完了したときに上記光軸のずれが
見出されたとしても光軸補正を行うことは不可能
であつた。
そこで、本考案は従来のものの有している欠点
を解消するために提案されたものであり、2軸駆
動デバイスの可動部に取付けられる対物レンズの
光軸とレーザブロツクに内蔵される半導体レーザ
から出射されるレーザビームの光軸とを精度良く
一致させて組立てられる光学ピツクアツプを提供
することを目的とする。
を解消するために提案されたものであり、2軸駆
動デバイスの可動部に取付けられる対物レンズの
光軸とレーザブロツクに内蔵される半導体レーザ
から出射されるレーザビームの光軸とを精度良く
一致させて組立てられる光学ピツクアツプを提供
することを目的とする。
さらに本考案は、部品の成形精度をそれほど高
く要求されることなく、製造コストの低減を図る
ことが可能な光学ピツクアツプを提供することを
目的とする。
く要求されることなく、製造コストの低減を図る
ことが可能な光学ピツクアツプを提供することを
目的とする。
さらにまた、本考案は、組立て作業が容易で生
産性が良好であるとともに、組立て作業の最終工
程で上記光軸のずれを補正し、確実に対物レンズ
とレーザビームの光軸を一致させることのできる
光学ピツクアツプを提供することを目的とする。
産性が良好であるとともに、組立て作業の最終工
程で上記光軸のずれを補正し、確実に対物レンズ
とレーザビームの光軸を一致させることのできる
光学ピツクアツプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、軸心から
偏心した位置に対物レンズを取付けた可動部を支
持する固定部に、上記対物レンズの軸心線上に支
持軸が設けられるとともに上記対物レンズの下方
に対向する位置に開口が設けられ、上記支持軸に
対して偏心した位置で回動自在に支持され光軸を
中心とした孔が設けられた位置決めリングが上記
固定部に対して微調整可能に取付けられるように
なすとともに、上記位置決めリングをレーザブロ
ツクの光軸を中心として該レーザブロツクに設け
られた凹部に嵌合させ、上記レーザブロツクの光
軸と上記対物レンズのセンターを一致させるよう
にしたものである。
偏心した位置に対物レンズを取付けた可動部を支
持する固定部に、上記対物レンズの軸心線上に支
持軸が設けられるとともに上記対物レンズの下方
に対向する位置に開口が設けられ、上記支持軸に
対して偏心した位置で回動自在に支持され光軸を
中心とした孔が設けられた位置決めリングが上記
固定部に対して微調整可能に取付けられるように
なすとともに、上記位置決めリングをレーザブロ
ツクの光軸を中心として該レーザブロツクに設け
られた凹部に嵌合させ、上記レーザブロツクの光
軸と上記対物レンズのセンターを一致させるよう
にしたものである。
以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照し
て説明する。
て説明する。
本考案による光学ピツクアツプ1は、第1図に
示すように各種光学部品を内蔵したレーザブロツ
ク2の上面に、位置決めリング3を介して、後述
する対物レンズをトラツキング方向に変位させる
2軸駆動デバイス4を固定載置することによりな
つている。
示すように各種光学部品を内蔵したレーザブロツ
ク2の上面に、位置決めリング3を介して、後述
する対物レンズをトラツキング方向に変位させる
2軸駆動デバイス4を固定載置することによりな
つている。
上記レーザブロツク2には、レーザビームを出
射する半導体レーザの如きレーザ発振器及びこの
半導体レーザから出射されたレーザビームを平行
光に制御し、あるいは光学デイスクの記録面から
反射されたレーザビームの進行方向を制御し、そ
の出力を検出するフオトデイテクタ、ビームスプ
リツタ、波長板等の図示しない光学部品が内蔵さ
れている。さらに、上記レーザブロツク2の一側
部2Aには、図示しないプレーヤ本体に設けられ
た送り機構の2本の棒状送りガイドが挿入される
軸受け孔5,6が穿設されている。したがつて、
上記光学ピツクアツプ1は、上記プレーヤ本体の
送り機構によつて送りガイドにガイドされて光学
デイスクの径方向に亘つて移動操作され、光学デ
イスク面をトレースし、特に2本の棒状送りガイ
ドとこれらガイドが挿通する軸受け孔5,6の組
合せによるガイド機構の構成によつて上記デイス
ク面に対してレーザビームを高精度で直角に照射
することができるようになされている。
射する半導体レーザの如きレーザ発振器及びこの
半導体レーザから出射されたレーザビームを平行
光に制御し、あるいは光学デイスクの記録面から
反射されたレーザビームの進行方向を制御し、そ
の出力を検出するフオトデイテクタ、ビームスプ
リツタ、波長板等の図示しない光学部品が内蔵さ
れている。さらに、上記レーザブロツク2の一側
部2Aには、図示しないプレーヤ本体に設けられ
た送り機構の2本の棒状送りガイドが挿入される
軸受け孔5,6が穿設されている。したがつて、
上記光学ピツクアツプ1は、上記プレーヤ本体の
送り機構によつて送りガイドにガイドされて光学
デイスクの径方向に亘つて移動操作され、光学デ
イスク面をトレースし、特に2本の棒状送りガイ
ドとこれらガイドが挿通する軸受け孔5,6の組
合せによるガイド機構の構成によつて上記デイス
ク面に対してレーザビームを高精度で直角に照射
することができるようになされている。
一方、2軸駆動デバイス4は、磁気ギヤツプを
構成する磁気回路部を構成する固定部7と、該固
定部7に変位可能に取付けられた可動部8から構
成されている。
構成する磁気回路部を構成する固定部7と、該固
定部7に変位可能に取付けられた可動部8から構
成されている。
この磁気回路部を構成する固定部7は、レーザ
ブロツク2への取付け板となる取付け基板9、マ
グネツト10、上記取付け基板9に一体的に設け
られる第1のヨーク11,12、第2のヨーク1
3,14及び上記取付け基板9へ植立される支軸
15より構成されている。そして、相対向して略
扇状の一対の第1のヨーク11,12を一体的に
形成した取付け基板9には、上記第1のヨーク1
1,12間に形成される切欠部16,17のいず
れか一方の切欠部16と連通して半導体レーザか
らのレーザビームが透光する光窓18が設けられ
ている。また、上記第1のヨーク11,12の外
周底部にはリング状のマグネツト10が嵌合する
如く配設され、このマグネツト10の上側面に
は、一対の第2のヨーク13,14が取付けられ
ている。上記第2のヨーク13,14はリング状
のヨーク取付部19上に一体的に設けられ、夫々
の第2のヨーク13,14はヨーク取付部19の
円周の4分の1の長さに形成されかつ互いに対向
して配置されている。したがつて、第2のヨーク
13と14との間には切欠部20と21が形成さ
れる。これら第2のヨーク13,14と切欠部2
0,21は、上記第1のヨーク11,12と切欠
部16,17に夫々対向するように取付けられた
磁気回路部を構成している。さらに、取付け基板
9の中央部には支軸15が垂直に植立され、この
支軸15の一端部が上記取付け基板9を貫通し、
下面側に突出し、支持ピン22を形成している。
また、弾性材よりなるダンパー23を設けたダン
パーホルダー24が一対の脚片24a,24bを
上記取付け基板9に形成される第1のヨーク1
1,12の上端面11A,12Aにそれぞれ架設
して取付けられ、上記ダンパー23の中心部23
Aに後述する可動部8の下側面に設けられた図示
しないピンを挿入固定することにより上記可動部
8を付勢して、該可動部8に取付けられる対物レ
ンズ25の光軸のセンターの位置決めをなしてい
る。
ブロツク2への取付け板となる取付け基板9、マ
グネツト10、上記取付け基板9に一体的に設け
られる第1のヨーク11,12、第2のヨーク1
3,14及び上記取付け基板9へ植立される支軸
15より構成されている。そして、相対向して略
扇状の一対の第1のヨーク11,12を一体的に
形成した取付け基板9には、上記第1のヨーク1
1,12間に形成される切欠部16,17のいず
れか一方の切欠部16と連通して半導体レーザか
らのレーザビームが透光する光窓18が設けられ
ている。また、上記第1のヨーク11,12の外
周底部にはリング状のマグネツト10が嵌合する
如く配設され、このマグネツト10の上側面に
は、一対の第2のヨーク13,14が取付けられ
ている。上記第2のヨーク13,14はリング状
のヨーク取付部19上に一体的に設けられ、夫々
の第2のヨーク13,14はヨーク取付部19の
円周の4分の1の長さに形成されかつ互いに対向
して配置されている。したがつて、第2のヨーク
13と14との間には切欠部20と21が形成さ
れる。これら第2のヨーク13,14と切欠部2
0,21は、上記第1のヨーク11,12と切欠
部16,17に夫々対向するように取付けられた
磁気回路部を構成している。さらに、取付け基板
9の中央部には支軸15が垂直に植立され、この
支軸15の一端部が上記取付け基板9を貫通し、
下面側に突出し、支持ピン22を形成している。
また、弾性材よりなるダンパー23を設けたダン
パーホルダー24が一対の脚片24a,24bを
上記取付け基板9に形成される第1のヨーク1
1,12の上端面11A,12Aにそれぞれ架設
して取付けられ、上記ダンパー23の中心部23
Aに後述する可動部8の下側面に設けられた図示
しないピンを挿入固定することにより上記可動部
8を付勢して、該可動部8に取付けられる対物レ
ンズ25の光軸のセンターの位置決めをなしてい
る。
一方、上記支軸15には、軸受け孔26を設け
た可動部8が挿入されている。上記可動部8は支
軸15を中心に回動自在に支持されるとともに、
支軸15の軸心方向に摺動変位するようになつて
いる。また、上記可動部8の軸心に対して偏心し
た位置8Aに対物レンズ25が取付けられてい
る。さらに、可動部8の外周縁に沿つて円筒状の
筒状部27が可動部8の第2図中下側に一体的に
取付けられている。
た可動部8が挿入されている。上記可動部8は支
軸15を中心に回動自在に支持されるとともに、
支軸15の軸心方向に摺動変位するようになつて
いる。また、上記可動部8の軸心に対して偏心し
た位置8Aに対物レンズ25が取付けられてい
る。さらに、可動部8の外周縁に沿つて円筒状の
筒状部27が可動部8の第2図中下側に一体的に
取付けられている。
上記筒状部27の外周面には、角形に巻回され
互いに結線された4個のトラツキング駆動用コイ
ルを片面に接着した図示しないフレキシブルプリ
ント基板が巻回され接着固定されるとともに、こ
のフレキシブルプリント基板の外周面には、その
周方向に沿つて図示しないフオーカス駆動用コイ
ルが巻回されている。上記筒状部27は上述した
固定部7の第1のヨーク11,12と第2のヨー
ク13,14の間隙の磁気ギヤツプ内に臨まさ
れ、上記フオーカス駆動用コイル及びトラツキン
グ駆動用コイルにサーボ電流を供給して可動部8
をフオーカス方向又はトラツキング方向に駆動し
て、この可動部8に設けた対物レンズ25を変位
させ、レーザビームの記録トラツクに対するトラ
ツキングサーボ及びフオーカスサーボを行なうよ
うになされている。
互いに結線された4個のトラツキング駆動用コイ
ルを片面に接着した図示しないフレキシブルプリ
ント基板が巻回され接着固定されるとともに、こ
のフレキシブルプリント基板の外周面には、その
周方向に沿つて図示しないフオーカス駆動用コイ
ルが巻回されている。上記筒状部27は上述した
固定部7の第1のヨーク11,12と第2のヨー
ク13,14の間隙の磁気ギヤツプ内に臨まさ
れ、上記フオーカス駆動用コイル及びトラツキン
グ駆動用コイルにサーボ電流を供給して可動部8
をフオーカス方向又はトラツキング方向に駆動し
て、この可動部8に設けた対物レンズ25を変位
させ、レーザビームの記録トラツクに対するトラ
ツキングサーボ及びフオーカスサーボを行なうよ
うになされている。
上記2軸駆動デバイス4は、その内部機構の保
護と塵埃等の異物の侵入の防止を図るために、対
物レンズ透孔29を開設したカバー28によつて
覆われている。
護と塵埃等の異物の侵入の防止を図るために、対
物レンズ透孔29を開設したカバー28によつて
覆われている。
上述した2軸駆動デバイス4は、位置決めリン
グ3により、レーザブロツク2に内蔵される半導
体レーザのレーザビームの光軸と、上記2軸駆動
デバイス4の可動部8に取付けられる対物レンズ
25のセンターとを精度良く一致させて上記レー
ザブロツク2の上面に固定載置されている。すな
わち、位置決めリング3は円板状で、その中心部
附近には略扇形のセンター孔30が開設されてい
る。一方、上記レーザブロツク2の上側面2Bに
は上記位置決めリング3を嵌合する凹部31が設
けられている。そしてこの凹部31の中心は内蔵
する半導体レーザから出射されるレーザビームの
光軸が位置するようになされている。したがつ
て、上記レーザブロツク2の凹部31に上記位置
決めリング3を嵌合したときに上記位置決めリン
グ3に設けられるセンター孔30の中心が、上記
レーザビームの光軸と一致するようになされてい
る。
グ3により、レーザブロツク2に内蔵される半導
体レーザのレーザビームの光軸と、上記2軸駆動
デバイス4の可動部8に取付けられる対物レンズ
25のセンターとを精度良く一致させて上記レー
ザブロツク2の上面に固定載置されている。すな
わち、位置決めリング3は円板状で、その中心部
附近には略扇形のセンター孔30が開設されてい
る。一方、上記レーザブロツク2の上側面2Bに
は上記位置決めリング3を嵌合する凹部31が設
けられている。そしてこの凹部31の中心は内蔵
する半導体レーザから出射されるレーザビームの
光軸が位置するようになされている。したがつ
て、上記レーザブロツク2の凹部31に上記位置
決めリング3を嵌合したときに上記位置決めリン
グ3に設けられるセンター孔30の中心が、上記
レーザビームの光軸と一致するようになされてい
る。
また、上記位置決めリング3には、位置決め孔
32が穿設されている。この位置決め孔32が上
記センター孔30の中心から偏心する距離rは、
上記2軸駆動デバイス4の可動部8に設けられる
対物レンズ25が支軸15の軸心から偏心する距
離Rと等しくなつている。さらに上記センター孔
30を挟んで上記位置決め孔32と対向する位置
に弧状の固定孔33が開設されている。上記構成
の位置決めリング3の位置決め孔32を上記2軸
駆動デバイス4の取付け基板9の下面側に突出す
る支持ピン22に回動自在に嵌合支持する。そし
て、図示しない治具により光を照射し上記位置決
めリング3のセンター孔30の中心と、上記2軸
駆動デバイス4の可動部8に取付けられる対物レ
ンズ25の軸心が一致するように上記位置決めリ
ング3を上記支持ピン22を中心に回動調整し、
固定孔33を介してビス34により固定する。こ
の2軸駆動デバイス4に固定した位置決めリング
3を上記レーザブロツク2の上側面2Bに設けた
凹部31に嵌合し固定することにより上記レーザ
ブロツク2に内蔵される半導体レーザのレーザビ
ームの光軸と、上記2軸駆動デバイス4の可動部
8に取付けられる対物レンズ25のセンターとを
精度良く一致させて光学ピツクアツプ1を組立て
ることができる。
32が穿設されている。この位置決め孔32が上
記センター孔30の中心から偏心する距離rは、
上記2軸駆動デバイス4の可動部8に設けられる
対物レンズ25が支軸15の軸心から偏心する距
離Rと等しくなつている。さらに上記センター孔
30を挟んで上記位置決め孔32と対向する位置
に弧状の固定孔33が開設されている。上記構成
の位置決めリング3の位置決め孔32を上記2軸
駆動デバイス4の取付け基板9の下面側に突出す
る支持ピン22に回動自在に嵌合支持する。そし
て、図示しない治具により光を照射し上記位置決
めリング3のセンター孔30の中心と、上記2軸
駆動デバイス4の可動部8に取付けられる対物レ
ンズ25の軸心が一致するように上記位置決めリ
ング3を上記支持ピン22を中心に回動調整し、
固定孔33を介してビス34により固定する。こ
の2軸駆動デバイス4に固定した位置決めリング
3を上記レーザブロツク2の上側面2Bに設けた
凹部31に嵌合し固定することにより上記レーザ
ブロツク2に内蔵される半導体レーザのレーザビ
ームの光軸と、上記2軸駆動デバイス4の可動部
8に取付けられる対物レンズ25のセンターとを
精度良く一致させて光学ピツクアツプ1を組立て
ることができる。
上記実施例においては、2軸駆動デバイス4と
レーザブロツク2を位置決めリング3の外周及び
レーザブロツク2の凹部31の成形精度により固
定するとともに、対物レンズ25とレーザビーム
の光軸を上記位置決めリング3の回動により調整
し、高精度に一致させて組み付けることが可能で
ある。また、上記組み付け作業は、上記レーザブ
ロツク2の凹部31に2軸駆動デバイス4に固定
した位置決めリング3を嵌合するだけであるので
作業性が極めて良好なものとなる。さらにまた、
上記対物レンズ25とレーザビームの光軸補正を
組立ての最終工程で行うために、それまでの組立
て誤差を解消することができ、したがつて、2軸
駆動デバイス4やレーザブロツク2を構成する各
種部品の成形精度を保障する必要もなく、製造コ
ストを大幅に低減することが可能となつている。
レーザブロツク2を位置決めリング3の外周及び
レーザブロツク2の凹部31の成形精度により固
定するとともに、対物レンズ25とレーザビーム
の光軸を上記位置決めリング3の回動により調整
し、高精度に一致させて組み付けることが可能で
ある。また、上記組み付け作業は、上記レーザブ
ロツク2の凹部31に2軸駆動デバイス4に固定
した位置決めリング3を嵌合するだけであるので
作業性が極めて良好なものとなる。さらにまた、
上記対物レンズ25とレーザビームの光軸補正を
組立ての最終工程で行うために、それまでの組立
て誤差を解消することができ、したがつて、2軸
駆動デバイス4やレーザブロツク2を構成する各
種部品の成形精度を保障する必要もなく、製造コ
ストを大幅に低減することが可能となつている。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、位置決めリング3の形状を例えば多角形
等、どのようなものとしても同様の効果が得られ
る。
はなく、位置決めリング3の形状を例えば多角形
等、どのようなものとしても同様の効果が得られ
る。
上述の実施例の説明からも明らかなように、本
考案の光学ピツクアツプは、2軸駆動デバイスと
レーザブロツクとを位置決めリングを介して固定
しているために、組立て作業の最終工程で対物レ
ンズの光軸とレーザビームの光軸とのずれを補正
して精度良く一致させて組立てることが可能とな
つている。また、部品の成形精度が高精度を必要
としないため製造コストの低減を図り得るととも
に、組立て作業も非常に容易なものとなり、生産
性の向上を図ることも可能となつている。
考案の光学ピツクアツプは、2軸駆動デバイスと
レーザブロツクとを位置決めリングを介して固定
しているために、組立て作業の最終工程で対物レ
ンズの光軸とレーザビームの光軸とのずれを補正
して精度良く一致させて組立てることが可能とな
つている。また、部品の成形精度が高精度を必要
としないため製造コストの低減を図り得るととも
に、組立て作業も非常に容易なものとなり、生産
性の向上を図ることも可能となつている。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
ものであり、第1図は光学ピツクアツプの分解斜
視図、第2図は2軸駆動デバイスの分解斜視図、
第3図は2軸駆動デバイスへの位置決めリングの
取付け状態を示す外観斜視図である。 3……位置決めリング、7……固定部、8……
可動部、15……支軸、18……光窓、22……
支持ピン、25……対物レンズ、30……センタ
ー孔。
ものであり、第1図は光学ピツクアツプの分解斜
視図、第2図は2軸駆動デバイスの分解斜視図、
第3図は2軸駆動デバイスへの位置決めリングの
取付け状態を示す外観斜視図である。 3……位置決めリング、7……固定部、8……
可動部、15……支軸、18……光窓、22……
支持ピン、25……対物レンズ、30……センタ
ー孔。
Claims (1)
- 軸心から偏心した位置に対物レンズを取付けた
可動部を支持する固定部に、上記対物レンズの軸
心線上に支持軸が設けられるとともに上記対物レ
ンズの下方に対向する位置に開口が設けられ、上
記支持軸に対して偏心した位置で回動自在に支持
され光軸を中心とした孔が設けられた位置決めリ
ングが上記固定部に対して微調整可能に取付けら
れるようになすとともに、上記位置決めリングを
レーザブロツクの光軸を中心として該レーザブロ
ツクに設けられた凹部に嵌合させ、上記レーザブ
ロツクの光軸と上記対物レンズのセンターを一致
させるようにしてなる光学ピツクアツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14213182U JPS5945740U (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | 光学ピツクアツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14213182U JPS5945740U (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | 光学ピツクアツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5945740U JPS5945740U (ja) | 1984-03-27 |
JPS634268Y2 true JPS634268Y2 (ja) | 1988-02-03 |
Family
ID=30317676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14213182U Granted JPS5945740U (ja) | 1982-09-20 | 1982-09-20 | 光学ピツクアツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5945740U (ja) |
-
1982
- 1982-09-20 JP JP14213182U patent/JPS5945740U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5945740U (ja) | 1984-03-27 |
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