JPH02273351A - 磁気光学記憶素子 - Google Patents
磁気光学記憶素子Info
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- JPH02273351A JPH02273351A JP9564789A JP9564789A JPH02273351A JP H02273351 A JPH02273351 A JP H02273351A JP 9564789 A JP9564789 A JP 9564789A JP 9564789 A JP9564789 A JP 9564789A JP H02273351 A JPH02273351 A JP H02273351A
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Landscapes
- Thin Magnetic Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は、レーザ光等の光で加熱した状態で磁気的に情
報の記録・消去を行うとともに、レーザ光等の光により
情報の再生を行う磁気光学記憶素子に関するものである
。
報の記録・消去を行うとともに、レーザ光等の光により
情報の再生を行う磁気光学記憶素子に関するものである
。
情報の記録、再生、消去が可能な光メモリ素子として、
磁気光学記憶素子の開発が活発に行われている。
磁気光学記憶素子の開発が活発に行われている。
中でも記録媒体として、希土類遷移金属非晶質合金薄膜
を用いたものは、記録ヒツトが粒界の影響を受けない点
及び記録媒体の膜を大面積にわたって作成することが比
較的容易である等の点から、特に注目を集めている。
を用いたものは、記録ヒツトが粒界の影響を受けない点
及び記録媒体の膜を大面積にわたって作成することが比
較的容易である等の点から、特に注目を集めている。
その場合、上記の希土類遷移金属非晶質合金薄膜は、希
土類金属の磁気モーメントと遷移金属の磁気モーメント
が反平行に安定となり、かつ、記録媒体としての非晶質
、垂直磁化、カー回転角、保磁力等の要求に対し、容易
に適合しうるものが必要であるので、実用性の点からキ
ュリー点記録用記録媒体としてGdTbFe、TbFe
Co等のFe系フェリ磁性体が最も一般的に使用されて
いる。とりわけ、Tbの大きな1イオン異方性工ネルギ
ーを反映して、大きな保磁力を有することから、TbF
eCoが最も注目され、多くの研究がなされている。
土類金属の磁気モーメントと遷移金属の磁気モーメント
が反平行に安定となり、かつ、記録媒体としての非晶質
、垂直磁化、カー回転角、保磁力等の要求に対し、容易
に適合しうるものが必要であるので、実用性の点からキ
ュリー点記録用記録媒体としてGdTbFe、TbFe
Co等のFe系フェリ磁性体が最も一般的に使用されて
いる。とりわけ、Tbの大きな1イオン異方性工ネルギ
ーを反映して、大きな保磁力を有することから、TbF
eCoが最も注目され、多くの研究がなされている。
しかしながら、′Fbは希土類元素の中では、最も酸素
に活性であること、又、最も高価であることから、信頼
性及びコストの点から商品性に際して問題が多いもので
ある。
に活性であること、又、最も高価であることから、信頼
性及びコストの点から商品性に際して問題が多いもので
ある。
そのため、近年、希土類元素として、Tbに比して信頼
性及びコストの点で有利なりyを含むDyFeCoを記
録媒体として使用することが検討されている。このDy
Fecoの組成範囲は、例えば、記録の安定性等を考慮
して、下記の弐Dy* (Fe+−y Coy )+
−8中のX及びyを、0.15≦X≦0.35.0≦y
≦0.50とすることが提案されている(特開昭58−
73746号公報参照)。
性及びコストの点で有利なりyを含むDyFeCoを記
録媒体として使用することが検討されている。このDy
Fecoの組成範囲は、例えば、記録の安定性等を考慮
して、下記の弐Dy* (Fe+−y Coy )+
−8中のX及びyを、0.15≦X≦0.35.0≦y
≦0.50とすることが提案されている(特開昭58−
73746号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、磁気光学記憶素子における記録膜の組成の選
定に際しては、静特性、つまり、記録の安定性ばかりで
なく、動特性、すなわち、記録に必要なレーリ′光のパ
ワー、再生信号品質又は長期間、記録・消去を繰り返し
た隙の記録媒体の安定性等を考慮する必要がある。
定に際しては、静特性、つまり、記録の安定性ばかりで
なく、動特性、すなわち、記録に必要なレーリ′光のパ
ワー、再生信号品質又は長期間、記録・消去を繰り返し
た隙の記録媒体の安定性等を考慮する必要がある。
ところが、上記の組成範囲中でもDyの含有量χが比較
的小さい範囲又はCoの含有量yが比較的大きい範囲で
は、記録に要するレーザ光のパワーが大きくなる、長期
間記録・消去を反復した際の記録媒体の安定性が低い等
の問題がある。一方、上記の組成範囲中でも、Dyの含
有i1xが比較的大きい範囲又はCoの含有ityが比
較的小さい範囲では再生信号品質が低下する等の不具合
が生じる。従って、動特性をも考慮に入れた場合、上記
の組成範囲は実用性の点から再検討を行う必要がある。
的小さい範囲又はCoの含有量yが比較的大きい範囲で
は、記録に要するレーザ光のパワーが大きくなる、長期
間記録・消去を反復した際の記録媒体の安定性が低い等
の問題がある。一方、上記の組成範囲中でも、Dyの含
有i1xが比較的大きい範囲又はCoの含有ityが比
較的小さい範囲では再生信号品質が低下する等の不具合
が生じる。従って、動特性をも考慮に入れた場合、上記
の組成範囲は実用性の点から再検討を行う必要がある。
そこで、本発明は、静特性ばかりでなく、動特性の良好
な磁気光学記憶素子用の記録媒体を提供することを10
勺としている。
な磁気光学記憶素子用の記録媒体を提供することを10
勺としている。
本発明に係る磁気光学記憶素子は、上記の課題を解決す
るために、基体上に少なくとも膜面に垂直な方向に磁化
容易軸を有する非晶質磁化膜が設けられた磁気光学記憶
素子において、上記非晶質磁化膜が下記式 %式%) を満足する組成を有することを特徴とするものである。
るために、基体上に少なくとも膜面に垂直な方向に磁化
容易軸を有する非晶質磁化膜が設けられた磁気光学記憶
素子において、上記非晶質磁化膜が下記式 %式%) を満足する組成を有することを特徴とするものである。
本発明者は、Dyx (Fe+−y Co、)l−X
におけるX及びyの値を種々に変更して、動特性の測定
を行った。動特性として、具体的には、(i)記録に必
要なレーザ光のパワーWP(記録パワー)、(ii)再
生信号品質C/N、(iii )消去劣化特性EDを測
定した。以下、それぞれの測定条件について述べる。
におけるX及びyの値を種々に変更して、動特性の測定
を行った。動特性として、具体的には、(i)記録に必
要なレーザ光のパワーWP(記録パワー)、(ii)再
生信号品質C/N、(iii )消去劣化特性EDを測
定した。以下、それぞれの測定条件について述べる。
(1)記録パワーWP及び再生信号品質C/N記録パワ
ーwpは測定時の磁気光学記憶素子の回転の線速度、書
込み周波数、書込み時の外部磁場等により異なるもので
ある。従って、記録パワWPの測定に際して、磁気光学
記憶素子の回転の線速度は5.6m/s、書込み周波数
はl M t(z、外部磁場は2500eにそれぞれ固
定した。
ーwpは測定時の磁気光学記憶素子の回転の線速度、書
込み周波数、書込み時の外部磁場等により異なるもので
ある。従って、記録パワWPの測定に際して、磁気光学
記憶素子の回転の線速度は5.6m/s、書込み周波数
はl M t(z、外部磁場は2500eにそれぞれ固
定した。
そして、第5図中(b)に示す記録ピントBの長さと隣
接する記録ビット8間の記録の行われない領域の長さと
の比であるデユーティが1:1となる時の記録パワーW
P、つまり、書込み周波数fがIMHz、従って、書込
み周期Tは1000nsであるので、再生時に各記録ビ
ットBが500nsに相当する長さしを有する時の記録
パワーWPを測定した。但し、デユーティが1=1にな
る時の記録パワーWPは、第5図中(a)のレーザパル
ス幅Pに依存するので、レーザパルス幅Pは440ns
に固定した。なお、再生信号品質C/Nは、記録パワー
WPの測定時に同時に測定した。又、上記の測定におい
て、第5図中(a)の再生パワーは1mWとし、同図中
(c)に示すような再生波形を得た。
接する記録ビット8間の記録の行われない領域の長さと
の比であるデユーティが1:1となる時の記録パワーW
P、つまり、書込み周波数fがIMHz、従って、書込
み周期Tは1000nsであるので、再生時に各記録ビ
ットBが500nsに相当する長さしを有する時の記録
パワーWPを測定した。但し、デユーティが1=1にな
る時の記録パワーWPは、第5図中(a)のレーザパル
ス幅Pに依存するので、レーザパルス幅Pは440ns
に固定した。なお、再生信号品質C/Nは、記録パワー
WPの測定時に同時に測定した。又、上記の測定におい
て、第5図中(a)の再生パワーは1mWとし、同図中
(c)に示すような再生波形を得た。
(2)消去劣化特性ED
消去劣化特性EDとは、多数回の記録・消去を繰り返し
た後、同一条件で書き込んだ記録ピッ1〜Bの長さの当
初に書き込んだ記録ピッI−Bの長さに対する変化量で
ある。これは、磁気光字配1!:!素子における記録媒
体の安定性、劣化程度を判定する項目として重要であり
、記録ヒラl Bの長さの変化量の小さいもの程、記録
媒体の安定性は良好なものとなる。
た後、同一条件で書き込んだ記録ピッ1〜Bの長さの当
初に書き込んだ記録ピッI−Bの長さに対する変化量で
ある。これは、磁気光字配1!:!素子における記録媒
体の安定性、劣化程度を判定する項目として重要であり
、記録ヒラl Bの長さの変化量の小さいもの程、記録
媒体の安定性は良好なものとなる。
消去劣化特性EDの測定に際しては、磁気光学記憶素子
に記録とは逆方向に同一の大きさ(−2500e)の磁
場を印加して、記録時と同一パワーのレーザ光を1つの
トラックに1周分連続的に照射する消去工程を同一トラ
ックに対して105回反復する。その後、上記のトラッ
クに対して、記録パワーwpの測定時と同一条件で記録
を行い、記録ビットの長さの変化量(単位はns)を測
定する。
に記録とは逆方向に同一の大きさ(−2500e)の磁
場を印加して、記録時と同一パワーのレーザ光を1つの
トラックに1周分連続的に照射する消去工程を同一トラ
ックに対して105回反復する。その後、上記のトラッ
クに対して、記録パワーwpの測定時と同一条件で記録
を行い、記録ビットの長さの変化量(単位はns)を測
定する。
第1表〜第4表に、上述の条件による動特性の測定結果
及び静特性(磁気的特性)の測定結果を示す。又、第1
表〜第4表の測定値をプロットして得たグラフをそれぞ
れ第1図〜第4図に示す。
及び静特性(磁気的特性)の測定結果を示す。又、第1
表〜第4表の測定値をプロットして得たグラフをそれぞ
れ第1図〜第4図に示す。
第2表
但し、
Hcは室温での保磁力
第1表
但し、
Hcば室温での保磁力
第3表
第4表
第1図中の(a)はDYx (F e+ −y Co
y )+ −xのyを0.30 (30atomX)に
固定し、Xを変化させた場合のキュリー温度Tc及び磁
気的補償温度Tc。
y )+ −xのyを0.30 (30atomX)に
固定し、Xを変化させた場合のキュリー温度Tc及び磁
気的補償温度Tc。
mpの変化を示し、同図中(b)は同じく室温での保磁
力Hcの変化を示している。なお、y=0.30の場合
、記録パワーが高すぎるので、動特性の測定は行ってい
ない。
力Hcの変化を示している。なお、y=0.30の場合
、記録パワーが高すぎるので、動特性の測定は行ってい
ない。
次に、第2図は”/ =0.22(22atomχ)に
固定してXを変化させた場合のもの、第3図はy=0.
18(18atomχ)に固定してXを変化させた場合
のものであって、各図中(a)は消去劣化特性EDを、
(b)は再生信号品質C/Nを、(c)は記録パワーW
Pを、(d)はキュリー温度Tc及び磁気的補償温度T
comρを、(e)は室温での保磁力Hcを示している
。
固定してXを変化させた場合のもの、第3図はy=0.
18(18atomχ)に固定してXを変化させた場合
のものであって、各図中(a)は消去劣化特性EDを、
(b)は再生信号品質C/Nを、(c)は記録パワーW
Pを、(d)はキュリー温度Tc及び磁気的補償温度T
comρを、(e)は室温での保磁力Hcを示している
。
第1図〜第3図かられかるように、x =0.23〜0
.24で、磁気的補償温度T compが室温となる補
償組成が存在し、この補償組成におけるDyの含有量X
はCoの含有量yの変動によって殆ど変化しない。
.24で、磁気的補償温度T compが室温となる補
償組成が存在し、この補償組成におけるDyの含有量X
はCoの含有量yの変動によって殆ど変化しない。
又、第1図〜第3図から明らかなように、Dyの含有量
Xが少なくなるにつれて、キュリー温度Tcが上昇する
。そして、第2図及び第3図かられかるように、キュリ
ー温度Tcの上昇に伴って記録パワー、消去劣化特性E
Dもほぼ直線的に増加する。一方、再生信号品質C/
Nは、室温が磁気的補償温度T compとなる補償組
成より右側にずれるに伴って低下する。これは、主とし
て記録時に外部磁場の大きさが不足するためである。
Xが少なくなるにつれて、キュリー温度Tcが上昇する
。そして、第2図及び第3図かられかるように、キュリ
ー温度Tcの上昇に伴って記録パワー、消去劣化特性E
Dもほぼ直線的に増加する。一方、再生信号品質C/
Nは、室温が磁気的補償温度T compとなる補償組
成より右側にずれるに伴って低下する。これは、主とし
て記録時に外部磁場の大きさが不足するためである。
従って、レーザ光源の耐久性を確保するために記録パワ
ーWPを充分に小さくし、がっ、再生信号品質C/Nが
良好で、消去劣化特性EDの良いDyの含有量Xは、は
ぼ0.22≦X≦0.25であることがわかる。
ーWPを充分に小さくし、がっ、再生信号品質C/Nが
良好で、消去劣化特性EDの良いDyの含有量Xは、は
ぼ0.22≦X≦0.25であることがわかる。
次に、第4図はDyの含有量Xを動特性の良好な値であ
る0、235(23,5atomZ)に固定して、Co
の含有量yを変化させた場合の特性図であり、同図中(
a)は消去劣化特性ED、(b)は再生信号品質C/N
、(C)は記録パワーwp、(d)はキュリー温度Tc
を示している。
る0、235(23,5atomZ)に固定して、Co
の含有量yを変化させた場合の特性図であり、同図中(
a)は消去劣化特性ED、(b)は再生信号品質C/N
、(C)は記録パワーwp、(d)はキュリー温度Tc
を示している。
第4図から明らかなように、yが増加するに伴ってキュ
リー温度Tcが上昇し、この場合も、キュリー温度Tc
の上昇に伴って記録パワーwP、消去劣化特性EDもほ
ぼ直線的に増加する。従って、記録パワーWP及び消去
劣化特性EDの許容上限値からyの上限値が決定される
。その際、半導体レーザを使用する場合、耐久性を考慮
して記録パワーは8mW程度以下とすることが好ましい
。
リー温度Tcが上昇し、この場合も、キュリー温度Tc
の上昇に伴って記録パワーwP、消去劣化特性EDもほ
ぼ直線的に増加する。従って、記録パワーWP及び消去
劣化特性EDの許容上限値からyの上限値が決定される
。その際、半導体レーザを使用する場合、耐久性を考慮
して記録パワーは8mW程度以下とすることが好ましい
。
一方、高温下での記録ピッI−の安定性を考慮に入れれ
ば、キュリー温度Tcは120°C程度以上に設定する
ことが好ましい。従って、好適なyの範囲は、はぼ0.
10≦y≦0.28となる。
ば、キュリー温度Tcは120°C程度以上に設定する
ことが好ましい。従って、好適なyの範囲は、はぼ0.
10≦y≦0.28となる。
しかしながら、上記非晶質磁化膜の裏面に反射膜を設け
て、この反射膜の膜厚を30nm程度の薄い値に設定す
ること及び上記基体としてポリカーボネイトからなる基
板を使用すること等の対策により、記録パワーを2mW
程度抑制できることが本発明者の実験により明らかにな
っている。この点を考慮に入れて、yの範囲は0.10
≦y≦0.35とする。
て、この反射膜の膜厚を30nm程度の薄い値に設定す
ること及び上記基体としてポリカーボネイトからなる基
板を使用すること等の対策により、記録パワーを2mW
程度抑制できることが本発明者の実験により明らかにな
っている。この点を考慮に入れて、yの範囲は0.10
≦y≦0.35とする。
従って、非晶質磁化膜D yX (F Q +−y
COy)1−Xの好ましい組成範囲は、0.22≦X≦
0.25、かつ、0.10≦y≦0.35となる。
COy)1−Xの好ましい組成範囲は、0.22≦X≦
0.25、かつ、0.10≦y≦0.35となる。
又、上記の組成範囲中、0.22≦X≦0.25、かつ
、0.16≦y≦0.22の範囲では、とりわけ好まし
い動特性が得られる。
、0.16≦y≦0.22の範囲では、とりわけ好まし
い動特性が得られる。
なお、上記の第1表〜第4表に示すデータの測定に際し
ては、磁気光学記憶素子として、以下の第1実施例の欄
で詳述する膜構成(ガラス基板/AffiN膜800人
/ D y F e Co膜200人/AffN膜25
0人/Affi膜500人)のものを採用し、光源とし
ては、波長78(in mのレーザ光を出射する半導体
レーザを使用した。
ては、磁気光学記憶素子として、以下の第1実施例の欄
で詳述する膜構成(ガラス基板/AffiN膜800人
/ D y F e Co膜200人/AffN膜25
0人/Affi膜500人)のものを採用し、光源とし
ては、波長78(in mのレーザ光を出射する半導体
レーザを使用した。
(実施例1〕
本発明の一実施例を第6図に基づいて説明すれば、以下
の通りである。
の通りである。
第6図に示すように、磁気光学記憶素子はガラス製の基
板1を有し、基板1上には第1の透明誘電体膜であるA
ffiN膜2が、例えば、膜厚800人に形成されてい
る。AffiN膜2上には、膜面に垂直な磁化容易軸を
有する非晶質磁化膜としてのDyFeCo (ディスプ
ロシウム・鉄・コバルI・)合金薄膜3が、例えば、膜
厚200人に形成される。なお、DyFeCo合金薄膜
3の材料であるDVx (F e+−y Coy)+
−x中のDyの含有量X及びCoの含有量yは、前述の
如(,0,22≦χ≦0.25.0.10≦y≦0.3
5の範囲に設定される。
板1を有し、基板1上には第1の透明誘電体膜であるA
ffiN膜2が、例えば、膜厚800人に形成されてい
る。AffiN膜2上には、膜面に垂直な磁化容易軸を
有する非晶質磁化膜としてのDyFeCo (ディスプ
ロシウム・鉄・コバルI・)合金薄膜3が、例えば、膜
厚200人に形成される。なお、DyFeCo合金薄膜
3の材料であるDVx (F e+−y Coy)+
−x中のDyの含有量X及びCoの含有量yは、前述の
如(,0,22≦χ≦0.25.0.10≦y≦0.3
5の範囲に設定される。
DyFeCo合金薄膜3上には、第2の透明誘電体膜と
してのAI!、N膜4が、例えば、膜厚250人に形成
され、このAffiN膜4上には、反射膜としてのA!
膜5が、例えば、膜厚500人に形成される。なお、各
膜2〜5は、スパッタリング法により形成することがで
きるが、それ以外に、真空蒸着法又はイオンプレーニン
グ法等を使用しても良い。
してのAI!、N膜4が、例えば、膜厚250人に形成
され、このAffiN膜4上には、反射膜としてのA!
膜5が、例えば、膜厚500人に形成される。なお、各
膜2〜5は、スパッタリング法により形成することがで
きるが、それ以外に、真空蒸着法又はイオンプレーニン
グ法等を使用しても良い。
上記の構成において、図示しない半導体レーザ等のレー
ザ光源により基板1を介してレーザ光Aを照射しながら
1.+1膜5側から外部磁場Hを印加することにより、
I)yFeCo合金itl!3への情報の記録が行われ
る。一方、再生時には、上記のレーザ光源により基板1
、AI!、N膜2を介してDyFeCo合金薄膜3にレ
ーザ光I、を照射し、DyF eCo合金薄膜3からの
反射光を図示しない光検出器により受光することにより
、情報の読取が行われる。
ザ光源により基板1を介してレーザ光Aを照射しながら
1.+1膜5側から外部磁場Hを印加することにより、
I)yFeCo合金itl!3への情報の記録が行われ
る。一方、再生時には、上記のレーザ光源により基板1
、AI!、N膜2を介してDyFeCo合金薄膜3にレ
ーザ光I、を照射し、DyF eCo合金薄膜3からの
反射光を図示しない光検出器により受光することにより
、情報の読取が行われる。
その場合、上記の構成では、DyFeCo合金薄膜3の
裏面側に反射膜としてのA!膜5が設りられているので
、再生時に上記反射光のカー回転角を大きくすることが
できる。すなわち、再生時には、基板1を通して入射し
、DyFeCo合金薄膜3の表面で反射される光と、D
yFeCo合金薄膜3を通過し、/l膜5で反射した光
とが合成されるが、これにより、入射光がDyFeC。
裏面側に反射膜としてのA!膜5が設りられているので
、再生時に上記反射光のカー回転角を大きくすることが
できる。すなわち、再生時には、基板1を通して入射し
、DyFeCo合金薄膜3の表面で反射される光と、D
yFeCo合金薄膜3を通過し、/l膜5で反射した光
とが合成されるが、これにより、入射光がDyFeC。
合金薄膜3の表面で反射することにより生起される通常
のカー効果に対し、入射光がDyFcC。
のカー効果に対し、入射光がDyFcC。
合金薄膜3を透過することにより生起されるファラデー
効果が付加されるので、見掛けのカー回転角が増加する
ものである。なお、見掛けのカー回転角は、入射光がA
2N膜2内で反射を繰り返し、DyFeCo合金薄膜3
の表面で反射する光と干渉することより、更に増加する
。
効果が付加されるので、見掛けのカー回転角が増加する
ものである。なお、見掛けのカー回転角は、入射光がA
2N膜2内で反射を繰り返し、DyFeCo合金薄膜3
の表面で反射する光と干渉することより、更に増加する
。
又、DyFeCo合金薄膜3の材料であるDyFeCo
は、本発明に係る所定の組成範囲となるように形成され
ているので、レーザ光源による記録パワーWP、消去劣
化特性ED等の動特性も良好な値が得られるものである
。
は、本発明に係る所定の組成範囲となるように形成され
ているので、レーザ光源による記録パワーWP、消去劣
化特性ED等の動特性も良好な値が得られるものである
。
なお、上記の実施例では、基板1はガラス基板としたが
、基板1はポリカーボネイト、アクリル等の透光性合成
樹脂により形成することもできる。実際、基板1を、例
えば、ポリカーボネイト製とするとともに、反射膜とし
てのA2膜5の膜厚を300人程度に設定すると、前述
したように、上記実施例に比して、レーザ光源による記
録パワーWPを2mW程度抑制できる利点がある。
、基板1はポリカーボネイト、アクリル等の透光性合成
樹脂により形成することもできる。実際、基板1を、例
えば、ポリカーボネイト製とするとともに、反射膜とし
てのA2膜5の膜厚を300人程度に設定すると、前述
したように、上記実施例に比して、レーザ光源による記
録パワーWPを2mW程度抑制できる利点がある。
又、AI!、N膜2・4に代えて、他の透明誘電体膜を
使用したり、AI!、膜5に代えて、他の反射膜を使用
することも可能である。
使用したり、AI!、膜5に代えて、他の反射膜を使用
することも可能である。
〔実施例2〕
次に、第2実施例を説明する。
第7図に示すように、この磁気光学記憶素子は、ガラス
製の基板11を備え、基板11上には、第1の誘電体膜
としてのA/2N膜12が、例えば、膜厚800人に形
成されている。AffiN膜12上には、膜面に垂直な
磁化容易軸を有する非晶質磁化膜としてのDyFeCo
合金薄膜13が、例えば、膜厚1000人に形成されて
いる。DyFeC。
製の基板11を備え、基板11上には、第1の誘電体膜
としてのA/2N膜12が、例えば、膜厚800人に形
成されている。AffiN膜12上には、膜面に垂直な
磁化容易軸を有する非晶質磁化膜としてのDyFeCo
合金薄膜13が、例えば、膜厚1000人に形成されて
いる。DyFeC。
合金薄膜13の材料であるDyFeCoの組成範囲は第
1実施例と共通である。DyFeCo合金薄膜13上に
は、第2の誘電体膜としての/IN膜14が、例えば、
膜厚1000人に形成されている。
1実施例と共通である。DyFeCo合金薄膜13上に
は、第2の誘電体膜としての/IN膜14が、例えば、
膜厚1000人に形成されている。
第2実施例において、DyFeCo合金薄膜13に対す
る情報の記録は、第1実施例と同様にして行われる。一
方、再生時には、DyFeCo合金薄膜13の裏面側に
反射膜が設けられていないので、第1実施例の如く、フ
ァラデー効果によるカー回転角の増加はないが、A/2
N膜12によるエンハンス効果は与えられる。この第2
実施例における、再生用のレーザ光の反則率及びカー回
転角を第1実施例と比較して示せば、第5表の如(にな
る。
る情報の記録は、第1実施例と同様にして行われる。一
方、再生時には、DyFeCo合金薄膜13の裏面側に
反射膜が設けられていないので、第1実施例の如く、フ
ァラデー効果によるカー回転角の増加はないが、A/2
N膜12によるエンハンス効果は与えられる。この第2
実施例における、再生用のレーザ光の反則率及びカー回
転角を第1実施例と比較して示せば、第5表の如(にな
る。
第5表
第5表から明らかなように、第2実施例の磁気光学記憶
素子は、第1実施例に比して見掛けのカー回転角が減少
する一方、レーザ光の反射率は増加する。又、第2実施
例の磁気光学記憶素子における磁気的特性及び動特性を
第1実施例との比較で示せば、第6表の如くになる。
素子は、第1実施例に比して見掛けのカー回転角が減少
する一方、レーザ光の反射率は増加する。又、第2実施
例の磁気光学記憶素子における磁気的特性及び動特性を
第1実施例との比較で示せば、第6表の如くになる。
但し、Hcは室温での保磁力
化を示すグラフであって、同図中(a)はキュリー温度
の変化を示すものであり、(b)は室温での保磁力を示
すものである。
の変化を示すものであり、(b)は室温での保磁力を示
すものである。
第2図及び第3図はそれぞれDyFeCoにおけるCo
の含有量を第1図とは異なるレベルで一定としてDyの
含有量を変更した時の特性の変化を示すグラフであって
、各図の(a)は消去劣化特性の変化を示し、(b)は
再生信号品質の変化を示し、(c)は記録パワーの変化
を示し、(d)は磁気的補償温度の変化を示し、(e)
は室温での保磁力の変化を示すものである。
の含有量を第1図とは異なるレベルで一定としてDyの
含有量を変更した時の特性の変化を示すグラフであって
、各図の(a)は消去劣化特性の変化を示し、(b)は
再生信号品質の変化を示し、(c)は記録パワーの変化
を示し、(d)は磁気的補償温度の変化を示し、(e)
は室温での保磁力の変化を示すものである。
第4図はD y’F e CoにおけるDyの含有量を
一定としてCoの含有量を変更した時の特性の変化を示
すグラフであって、同図(a)は消去劣化特性の変化を
示し、(b)は再生信号品質の変化を示し、(C)はキ
ュリー温度の変化を示し、(d)は室温での保磁力の変
化を示すものである。
一定としてCoの含有量を変更した時の特性の変化を示
すグラフであって、同図(a)は消去劣化特性の変化を
示し、(b)は再生信号品質の変化を示し、(C)はキ
ュリー温度の変化を示し、(d)は室温での保磁力の変
化を示すものである。
第5図はレーザ光源のレーザパワーと磁気光学記憶素子
上の記録ビン1〜と再生波形とを示す説明図である。
上の記録ビン1〜と再生波形とを示す説明図である。
本発明に係る磁気光学記憶素子は、以上のように、基体
上に少なくとも膜面に垂直な方向に磁化容易軸を有する
非晶質磁化膜が設けられた磁気光学記憶素子において、 上記非晶質磁化膜が下記式 %式%) を満足する組成を有する構成である。
上に少なくとも膜面に垂直な方向に磁化容易軸を有する
非晶質磁化膜が設けられた磁気光学記憶素子において、 上記非晶質磁化膜が下記式 %式%) を満足する組成を有する構成である。
これにより、上述の如く、室温での保磁力を確保するこ
と、キュリー温度を適正範囲に維持すること等、磁気的
特性を良好に維持できるばかりでなく、記録パワーの抑
制、再生信号品質の確保、消去劣化特性の改善等、動特
性をも良好なレベルに維持することができるようになる
ものである。
と、キュリー温度を適正範囲に維持すること等、磁気的
特性を良好に維持できるばかりでなく、記録パワーの抑
制、再生信号品質の確保、消去劣化特性の改善等、動特
性をも良好なレベルに維持することができるようになる
ものである。
第1図はDyFcCoにおけるCoの含有量を一定とし
てDyの含有量を変更した時の特性の変第6図は本発明
の第1実施例における磁気光学記憶素子の概略断面図で
ある。 第7図は本発明の第2実施例における磁気光学記憶素子
の概略断面図である。 3はDyFeCo合金薄膜(非晶質磁化膜)である。 特許出願人 シャープ 株式会社−N(v1S
s
てDyの含有量を変更した時の特性の変第6図は本発明
の第1実施例における磁気光学記憶素子の概略断面図で
ある。 第7図は本発明の第2実施例における磁気光学記憶素子
の概略断面図である。 3はDyFeCo合金薄膜(非晶質磁化膜)である。 特許出願人 シャープ 株式会社−N(v1S
s
Claims (1)
- 1.基体上に少なくとも膜面に垂直な方向に磁化容易軸
を有する非晶質磁化膜が設けられた磁気光学記憶素子に
おいて、 上記非晶質磁化膜が下記式 Dy_x(Fe_1_−_yCo_y)_1_−_x0
.22≦x≦0.25 0.10≦y≦0.35 を満足する組成を有することを特徴とする磁気光学記憶
素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9564789A JP2853808B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 磁気光学記憶素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9564789A JP2853808B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 磁気光学記憶素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02273351A true JPH02273351A (ja) | 1990-11-07 |
JP2853808B2 JP2853808B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=14143300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9564789A Expired - Lifetime JP2853808B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 磁気光学記憶素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2853808B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5473582A (en) * | 1993-09-02 | 1995-12-05 | Nikon Corporation | Magneto-optical recording method having constant recording sensitivity and magneto-optical recording medium used therefor |
US5475658A (en) * | 1990-08-07 | 1995-12-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Magneto-optical recording device for improving C/N ratio |
US5656385A (en) * | 1990-08-11 | 1997-08-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Magnetic recording medium and information recording-reproduction method using the same |
-
1989
- 1989-04-13 JP JP9564789A patent/JP2853808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5475658A (en) * | 1990-08-07 | 1995-12-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Magneto-optical recording device for improving C/N ratio |
US5656385A (en) * | 1990-08-11 | 1997-08-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | Magnetic recording medium and information recording-reproduction method using the same |
US6143436A (en) * | 1990-08-11 | 2000-11-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Magnetic recording medium and information recording-reproduction method using the same |
US5473582A (en) * | 1993-09-02 | 1995-12-05 | Nikon Corporation | Magneto-optical recording method having constant recording sensitivity and magneto-optical recording medium used therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2853808B2 (ja) | 1999-02-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091120 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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