JPH02269615A - 真空包装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は穀類、砂糖、塩などの粒状物又は小麦粉などの
粉状物を袋内に平たい状態で真空包装する装置に関する
。

（従来の技術） 例えば米穀類を袋内に真空包装すると、米穀類はその重
量の影響で袋の底の方に丸く固まった状態になるので、
従来、特開昭６３−３１７４３０号公報に開示された技
術では、前記の真空包装製品を再び真空チャンバー内に
搬入して該真空チャンバー内を減圧させ、袋内にわずか
に残留しているガス圧で袋を膨らませて米穀類に対する
外圧を除去すると共に、袋の外から振動を与えて米穀類
を袋内で平たく成形することが開示されている。

（発明が解決しようとする課題） しかし前記手段では、−旦真空包装した製品を成形のた
めに再び真空チャンバー内に搬入しなければならない。

つまり真空包装のための装置と、成形のための装置とが
必要であり、それだけ設備価格が高くなるし、また製品
は２つの装置を経由しなければならないので能率も上が
らない欠点がある。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記欠点を取り除くために、縦長な容器の上面
開口部に配置した蓋体の開閉軸を開閉用動力機構に連結
して形成した真空用チャンバーと、前記チャンバー内に
縦方向に配置し且つそれらの対向面にそれぞれ空気吸引
穴を形成した一対の挾持板と、前記両挾持板の間に袋が
供給されたときこれら挾持板を相対的に接近させたあと
両挾持板を離反させ、さらに袋の中の物に挟圧力を加え
るために挾持板を移動させる作動機構と、前記両挾持板
の間に供給された袋をこれら挾持板に吸着させるため両
挾持板の空気吸引穴に真空吸引力を作用させる吸引機構
と、蓋体の閉鎖された前記チャンバー内に真空を作用さ
せる真空機構及び袋の口をシールするシール機構と、前
記チャンバーを運搬するコンベアに該チャンバーを回転
自在に支持する軸受は機構と、袋の口をシールしたあと
前記チャンバーを横向けに回転させる回転駆動機構と、
前記の横向けにしたチャンバーに振動を加えるバイブレ
ーション機構とによって構成したものである。

（作用） 縦長な真空チャンバー用の容器の上面開口部に設けた蓋
体は開閉動力機構によって開閉されるが、蓋体が開かれ
容器内に袋が供給されると一対の挾持板は作動機構によ
って接近し、前記の袋を両側から挾持すると同時に吸引
機構の作用で前記挾持板の対向面に形成した空気吸引穴
に真空吸引力を働かせて袋を両挾持板に吸着させる。そ
のあと前記作動機構で挾持板を離反させることにより挟
持仮に支持されている袋は両方向に広げられる。広げら
れた袋の中に粒状物が充填されたとき、粒状物の重量は
下方向に働くが、袋は両側の挾持板に吸着されているの
で粒状物の重量で袋が下方向へずれ落ちるのが防止され
る。真空チャンバーは軸受は機構によってコンベアに支
持され、該コンベアによってチャンバーは運搬されるが
、その運搬の過程で容器は蓋体で密封され内部に真空機
構でもって真空が作用されたあと、袋口がシール機構で
もって封鎖される。その直後、真空チャンバーは軸受は
機構を枢支点として回転駆動機構でもって横向けに回転
させられる。この結果、チャンバー内部の袋も一体に横
に寝かされる。この場合はまだチャンバー内に大気が導
入されていないので、袋内で粒状物は移動自在であり、
バイブレーション機構の働きと、作動機構でもって作動
する両挾持板による上下からの加圧によって粒状物は袋
内で平たく成形される。そのあとチャンバー内に大気が
導入される。

（実施例） 第６図に示す円板形のコンベア（ｉｏ）は軸受け（１１
）に対して垂直な軸を介して回転自在に支持され、歯車
（１２）に対する入力によって前記コンベア（１０）は
間欠的に回転する。前記コンベアの周縁上面に取り付け
られた軸受は機構（１３）にビン（１４）を介して縦長
な容器（１５）の両側面を枢支すると共に、該容器の上
面開口部に蓋体（１６）を設け、第１図の如く蓋体（１
６）の一端を開閉軸（１７）を介して容器（１５）に枢
支し、容器と蓋体とによって真空用のチャンバー（１８
）を形成している。また第６図に示すように、蓋体（■
６）の開閉軸の一端をブラケット（１９）に固定゛した
小型モーターのような動力機構（２０）に連結し、該動
力機構（２０）でもって蓋体（１６）は開閉させられる
。

一方、第１図の如く容器（１５）の内部に一対の挾持板
（２１Ｈ２２）を縦方向に配置し、−側の挾持板（２１
）を弾性材（２Ｂ）　（２３）及びバイブレーション機
構（２４）　（２４）を介して容器（１５）の内面に固
定する一方、他側の挾持板（２１）を容器の外側に設け
たアクチュエーターなどの作動機構（２５）とロッド（
２６）を介して連結している。前記両挾持板（２１）（
２２）はその対向面にそれぞれ空気吸引穴を形成すると
共に、この空気吸引穴に真空吸引力が作用するようにチ
ューブ（２７）　（２８）を介して吸引機構と連結して
いる。

そこで先ず上から袋（３０）が両挾持板の間に供給され
ると、作動機構（２５）によって両挾持板（２１）　（
２２）は相対的に接近して袋（３０）を挾持し、同時に
これら挾持板（２１）（２２）の対向面に袋（３０）を
真空吸引力で吸着させる。そのあと作動機構（２５）に
より両挾持板（２１）（２２）を離反させることにより
、第２図の如く袋（３０）は広げられる。広げられた袋
（３０）の口に上からホッパー（３１）が挿入され、該
ホッパーを介して袋内に粒状物（３２）が充填される。

やがてホッパー（３１）が袋（３０）の口から抜き取ら
れると、第３図の如く容器（１５）の開口部が蓋体く１
６）によって密閉される。第６図に示すようにチャンバ
ー（１８）の側面に一端を連結したホース（３３）の他
端をロータリーバルブ（３４）に連結し、該ロータリー
バルブはバイブ（３５）を介して真空機構（３６）と連
結している。このため第３図の如く容器（■５）を蓋体
く１６）が密閉すると、チャンバー（１８）の内部には
真空が作用し始め、チャンバー内の真空が所定値に達す
ると、一対のシール機構（３７）（３８）がアクチュエ
ーター（３９）　（４０）によって接近し袋（３０）の
口を加熱シルする。

第６図に示すように、軸受は機構（１３）にチャンバー
（１８）を枢支するピンの端に固定したチェーンホイル
（４１）と、コンベア（１ｏ）に設けた小型モーターの
ような回転駆動機構（４２）とがチェーン（４３）　（
４４）を介して連結されており、前記の回転駆動機構（
４２）の動力によってチャンバー（１８）はビン（１４
）を軸にして回転することが可能である。このため袋口
がシールされた直後、第４図の如くチャンバー（１８）
は横向きに寝かされ、同時に作動機構（２５）でもって
袋（３８）の中の粒状物には挾持板（２１）　（２２）
による挟圧力が加えられる一方、バイブレーション機構
（２４）　（２４）により振動が加えられる。この場合
、チャンバー（１８）内は真空状態で粒状物には外圧が
作用していないから、挾持板（２１）（２２）の挟圧力
とバイブレーション機構（２４）　（２４）の振動とで
粒状物は横方向に移動して平たく成形される。そしてそ
のあと、チャンバー（１８）内には大気が流入し、第５
図の如くチャンバー（１８）をさらに傾けると、引き離
された挾持板（２１）（２２）の間から真空包装製品（
３０ａ）は自動的に排出される。

第７図はコンベアに８個のチャンバー（１８）　（１ｇ
）・・・を設け、各チャンバーを４５度角ずつ間欠回転
させる実施例であり、先ずチャンバーがＡ点で停止する
と当該位置でチャンバー内に袋が供給される。そしてＢ
点付近で袋が広げられ、チャンバーが０点で停止す、る
と広げられた袋の中に粒状物が充填される。さらにＤ点
付近でチャンバーが密閉されたあと、Ｅ点付近でチャン
バー内に真空が作用すると共に袋口がシールされ、Ｆ点
付近で粒状物を加圧すると共に振動が加えられる。続い
てＧ点付近でチャンバー内に大気が導入されると共に、
チャンバーが開放され、さらにＨ点でチャンバーから真
空包装製品が排出されるのである。

（効果） 本発明はチャンバー（１８）内に設けた一対の挾持板（
２１）　（２２）のそれぞれの対向面に袋（３０）を吸
着させるための空気吸引穴を形成すると共に、これら挾
持板（２１）　（２２）を作動機構（２５）でもって相
対的に接離できるようにしたから、・チャンバー内に供
給される袋（３０）を前記挾持板でもってチャンバー内
で広げると共に、粒状物を直接チャンバー内に充填する
ことができ、該チャンバー内で袋の開口。

粒状物の充填、及び真空包装を施すことができる一方、
さらにコンベア（１０）で前記チャンバー（１８）を運
搬しながら同チャンバーを横に寝かせ、前記挾持板（２
１）（２２）を利用して真空包装された粒状物に振動と
挟圧力を作用させて粒状物を袋内いっばいに平たく成形
できる。従って一台の機械で粒状物の真空包装と成形と
を能率的に行なえる効果がある

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は装置を断面して本発明の作業順序
を示す説明図、第６図は前記各作業を行なう装置の部分
的側面図、第７図は装置全体の概略的平面図である。 （ｌＯ）・・・コンベア、　（１３）・・・軸受は機構
、　（１５）・・・容器、　（１６）・・・蓋体、　（
１７）・・・開閉軸、　（１ｇ）・・・チャンバ、　（
２０）・・・動力機構、　（２１）（２２）・・・挾持
板、　（２４）・・−バイブレーション機構、　　（２
５）・・・作動機構、　（３０）・・・袋。 （３６）・・・真空機構。 （３７）　（３８）・・・シール機構 ２）・・・回転駆動機構。 筑 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 縦長な容器の上面開口部に配置した蓋体の開閉軸を開閉
   用動力機構に連結して形成した真空用チャンバーと、前
   記チャンバー内に縦方向に配置し且つそれらの対向面に
   それぞれ空気吸引穴を形成した一対の挾持板と、前記両
   挾持板の間に袋が供給されたときこれら挾持板を相対的
   に接近させたあと両挾持板を離反させ、さらに袋の中の
   物に挟圧力を加えるために挾持板を移動させる作動機構
   と、前記両挾持板の間に供給された袋をこれら挾持板に
   吸着させるため両挾持板の空気吸引穴に真空吸引力を作
   用させる吸引機構と、蓋体の閉鎖された前記チャンバー
   内に真空を作用させる真空機構及び袋の口をシールする
   シール機構と、前記チャンバーを運搬するコンベアに該
   チャンバーを回転自在に支持する軸受け機構と、袋の口
   をシールしたあと前記チャンバーを横向けに回転させる
   回転駆動機構と、前記の横向けにしたチャンバーに振動
   を加えるバイブレーション機構とによって構成した真空
   包装装置。