JPH02269358A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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Publication number
JPH02269358A
JPH02269358A JP9109089A JP9109089A JPH02269358A JP H02269358 A JPH02269358 A JP H02269358A JP 9109089 A JP9109089 A JP 9109089A JP 9109089 A JP9109089 A JP 9109089A JP H02269358 A JPH02269358 A JP H02269358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charge
long wavelength
photosensitive body
aluminum phthalocyanine
wavelength light
Prior art date
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Pending
Application number
JP9109089A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Hara
健一 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH02269358A publication Critical patent/JPH02269358A/ja
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、アルミニウムフタロシアニンクロリドから
なる電荷発生層を備えた電子写真用感光体に関する。
〔従来の技術〕
レーデプリンタに使用される電子写真用感光体(以下、
単に感光体とも称する)として5eTe系。
^s、Se、系、  CdS系などの無機系感光体があ
るが、これらの感光体は700nm以上の長波長光領域
では光感度が不足し、半導体レーザプリンタへの適用は
難しい。他方、有機系感光体の電荷発生層材料としてフ
タロシアニン系化合物が注目され、70001以上の長
波長光領域で高い吸収係数を示すことから、半導体レー
ザプリンタへの適用が試みられている。なかでも、アル
ミニウムフタロシアニンクロリドは特に注目されている
物質である。
〔発明が解決しようとする課題〕
アルミニウムフタロシアニンクロリドを導電性基体上に
真空蒸着して電荷発生層とし、その上に電荷移動層を積
層した感光体の長波長光感度特性は、半導体レーデプリ
ンタ用として充分であるが、良好な長波長光感度、さら
には良好な電荷保持率の再現性は必ずしも良くなく、ア
・ルミニウムフタロシアニンクロリドの原料ロフトによ
っては、所期の感度が得られないこと、あるいは電荷が
保持できないことがしばしばあった。
この発明は、上述の課題を解決して、長波長光感度およ
び電荷保持率に優れ、かつ、その特性再現性の良好な感
光体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題は、この発明によれば、アルミニウムフタロ
シアニンクロリドの蒸着膜からなり、7重量%以上9重
量%以下の範囲内のクロルを含有する電荷発生層を備え
た感光体によって達成される。
〔作用〕
アルミニウムフタロシアニンクロリドにはモノクロリド
とジクロリドとの二種類の構造が知られている。これら
の構造のものを電荷発生層の材料としてそれぞれ単独で
使用した場合には満足すべき長波長光感度は得られない
。ところがこれら二種類の構造を混在させると長波長光
感度が向上することが判った。これら二種類の構造が蒸
着された電荷発生層内に均一に混在することにより、両
構造間の電荷移動相互作用が働くために長波長光領域に
右ける光吸収が強くなり、感光体として長波長光感度が
大幅に向上する。しかも、その混合比により感度が変化
する。従来使用していたアルミニウムフタロシアニンク
ロリドは、原料ロフトによってこれら二種類の構造の混
合比がばらついており、その結果、得られる感光体の感
度にばらつきが発生していた。電荷発生層を形成するア
ルミニウムフタロシアニンクロリドの二種類の構造の混
合比を電荷発生層のクロル含有量が7重量%以上9重量
%以下の範囲内となるように制御することにより、長波
長光に対する充分な高感度を再現性良(実現できること
になる。また、モノクロリドを用いた感光体の方がジク
ロリドを用いた感光体よりも電荷保持率は良好である。
従ってこれら二種類の構造を混在させることにより、ジ
クロリドを単独で用いた場合よりも電荷保持率は向上し
、しかも混合比を制御することによりばらつきがなくな
り、安定した高い電荷保持率が再現性良く得られること
になる。
〔実施例〕
第1図は、この発明による感光体の一実施例の模式的断
面図であり、1は導電性基体、2は電荷発生層、3は電
荷移動層を示す。
塩化アルミニウム10gおよびフタロニトリルをキノリ
ン中に入れ、240℃の温度で120分間加熱し反応さ
せた。得られた生成物を濾別し、抽出器を用いてベンゼ
ンで抽出・精製し、アルミニウムフタロシアニンモノク
ロリド20gを得た。
一方、上記で得られたアルミニウムフタロシアニンモノ
クロリド10gを塩化アルミニウム10g#よび無水フ
タル酸40gに混合し、少量の塩素ガスを導入しながら
、180℃の温度で60分間加熱し、得られた生成物を
クロルベンゼンで洗浄して、アルミニウムフタロシアニ
ンジクロリド8gを得た。
これらクロル含有率の異なる二種類のアルミニウムフタ
ロシアニンクロリドを種々の比率に混合し、各混合材料
を10−”Torrの真空中でアルミニウム基体上に約
400人の厚さに蒸着して電荷発生層を形成した。つい
で、これら電荷発生層を形成されたアルミニウム基体を
トルエン中に10分間浸漬し、長波長光感度の賦活を行
っtoその後、この電荷発生層上に、ジエチルアミノフ
ェニルベンズアルデヒドジフェニルヒドラゾン10重量
部、ポリカーボネート(パンライト:■帝人製No重量
部右よびクロロホルム200重量部からなる溶液を塗布
し、温度80℃で約30分間乾燥し、膜厚的18μmの
電荷移動層を形成して、第1図に示した構成の感光体を
得た。
このようにして得られた電荷発生層の蒸着材料のアルミ
ニウムフタロシアニンクロリドの混合比率を変えた感光
体について、放電電圧−8kVのコロナ放電で表面電位
−600vに負帯電させたときの電荷保持率および波長
780nmの光で露光したときの半減衰露光量を測定し
た。その結果を第1表に示す。
第 表 第1表より、電荷発生層としてのアルミニウムフタロシ
アニンクロリドの蒸着膜中のクロル含有量が7重量%以
上9重量%以下の範囲内にある感光体は780n−の長
波長光に優れた感度を有し、かつ、電荷保持率も良好で
あることが判る。蒸着膜中のクロル含有率は蒸着材料の
混合比率のみならず蒸着条件によっても影響を受けるが
、電荷保持率および感度特性に対しては蒸着膜中のクロ
ル含有量を制御することが必須要件である。
〔発明の効果〕
この発明によれば、感光体の電荷発生層をアルミニウム
フタロシアニンクロリドの蒸着膜とし、かつ、電荷発生
層のクロル含有量を7重量%以上9重量%以下の範囲内
に制御することにより、長波長光感度および電荷保持率
に優れた感光体を再現性良く量産することが可能となる
。半導体レーザプリンタなどに好適に用いられる感光体
を安定して供給できることになり、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による感光体の一実施例の模式的断面
図である。 1・・・導電性基体、2−電荷発生層、3・・電荷移〒
4 コ 一3電荷移動層 ′−2電荷発生層 −1導電性基体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)アルミニウムフタロシアニンクロリドの蒸着膜から
    なり、7重量%以上9重量%以下の範囲内のクロルを含
    有する電荷発生層を備えたことを特徴とする電子写真用
    感光体。
JP9109089A 1989-04-11 1989-04-11 電子写真用感光体 Pending JPH02269358A (ja)

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JP9109089A JPH02269358A (ja) 1989-04-11 1989-04-11 電子写真用感光体

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