JPH02269114A - ポリシロキサン―ポリ尿素ブロック共重合体及びその製造方法 - Google Patents

ポリシロキサン―ポリ尿素ブロック共重合体及びその製造方法

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JPH02269114A
JPH02269114A JP1338857A JP33885789A JPH02269114A JP H02269114 A JPH02269114 A JP H02269114A JP 1338857 A JP1338857 A JP 1338857A JP 33885789 A JP33885789 A JP 33885789A JP H02269114 A JPH02269114 A JP H02269114A
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polysiloxane
organosiloxane
aminophenol
org
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JP1338857A
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Gary Thomas Decker
ゲーリー トーマス デッカー
Gerald A Gornowicz
ジェラルド アルフォンス ゴルノウィッツ
Chi-Long Lee
チ―ロン リー
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Dow Silicones Corp
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Dow Corning Corp
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/61Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/48Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリシロキサン−ポリ尿素ブロック共重合体
とそれらを製造する方法とに関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕末端を
アミノアルキル基にブロックされたポリシロキサンは、
多くの種類のシロキサン−有機ブロック共重合体を調製
するための前駆物質として有望である。ところが、これ
らの前駆物質を製造するのに必要とされるアミノアルキ
ルジメチルシロキシ末端ブロック単位は、容易に人手で
きないか、あるいはそれらがそれらを使用して製品を商
業化するのを妨げる資本投下を要するため高くつき過ぎ
る。この費用は、前駆物質が1分子当りに100を超え
る単位があるようなより高分子量のものである場合には
、そのような重合体のために必要とされる末端ブロック
単位の量が当該ポリシロキサンの分子量が増大するにつ
れてより少なくなるため低下する。しかしながら高弾性
率の高強度材料を製造するためには、1分子当りのシロ
キサン単位が50未満であるようなより低分子量の前駆
物質が必要とされる。従って、シロキサンブロックを有
機ブロックと結合させるそのほかのやり方が研究された
シリコーンアリールオキシ物質はほどよい加水分解安定
度を有することが報告されており、またシロキサンがア
リールオキシ結合によりポリスルホンに結合されたシロ
キサンポリスルボンブロック共重合体は、ランドパーグ
(R,D、Lundberg)により”Handboo
k of Thermoplastic Elasto
mers”。
Walker、 B、Med、 Van No5tra
nd Re1nhold Company。
ニューヨーク(米) 、p、270(1979)でポリ
ウレタン類より良好な加水分解安定度を有すると報告さ
れた。
ポリシロキサン−ポリ尿素ブロック共重合体を製造する
ためのアリールオキシシリコーン前駆物質の探求の結果
、この発明の発明者らはアミノアリールオキシ官能性シ
ロキサンを選択するに至った。とは言うものの、これら
の物質は入手できず、特別の前駆物質を調製する必要が
ある。アミノアリールオキシシラン又はシロキサンを調
製する一つの方法が、パターラン(Patterson
) らによりJ。
of Polymer 5cience、 Part 
A−1+ p、1089−1110(1969)に報告
されている。パターランらは、次に掲げる反応によりア
ミノアリールオキシシラン又はシロキサンを調製するこ
とを教示する。
CH3 CH。
1)−HEN−C6H40(Sin) @−CbH4−
NHzC11゜ 上式中、mの値は1.2又は3である。パターランらは
、これらのアミノアリールオキシシラン及びシロキサン
をエポキシ官能性シロキサンと反応させて低温での靭性
が良好であり且つ比誘電率が大きい熱硬化性エポキシ樹
脂を製造することを教示する。
パトラ−(Butler)らは、第1回年次要約報告書
、”Thermally Re5istant Pol
ymers For Fuel TankSealan
ts” 、契約番号NAS8−21401 DCN−1
−8−54−10236(IF)及び5l(IF) 、
 (1969)の第9項及び第35項で、次に掲げる反
応によるアミノフェノキシシロキサンを教示する。
(CHi)z CI(Sin) 、5iC1+2m−11□NC6++
40)1+NH3(Cfh)z (CH3)2 1Il−HzNC6H40−(Sin) 、5i−OC
bH4NI1.−m(CH:+)z 上式中、yは1又は2である。パトラ−らは、これらの
アミノフェノキシシロキサンをホスゲンと反応させてイ
ソシアネート誘導体を製造する。
末端をアミノアルキル基にブロックされたポリシロキサ
ンから調製された共重合体に匹敵する性質又はそれらよ
り良好な性質を有するポリシロキサンとポリ尿素とのブ
ロック共重合体をアミノフェノキシ官能性ポリシロキサ
ン前駆物質から調製することが、本発明の目的である。
〔課題を解決するための手段及び作用効果〕本発明はミ
5i−0−C結合によりケイ素原子に結合されたアリー
ル基が少なくとも2個ある5〜50個のジオルガノシロ
キサン単位のシロキサンブロックと、5i−0−C結合
を介してこのシロキサンブロックと結合するポリ尿素ブ
ロックとを含んでなるポリシロキサン−ポリ尿素ブロッ
ク共重合体に関する。
本発明はまた、フェノールのヒドロキシル基と反応して
アミノフェノールよりも沸点の低い化合物HXを与える
ことのできる、ケイ素と結合した少なくとも二つの加水
分解可能な原子団を有するオルガノシロキサンとアミン
フェノールとを、上記の加水分解可能な原子団が塩素又
はアセトキシ基である場合には第三アミンをも存在させ
て、有機溶媒の存在下で反応させてアミノアリールオキ
シ官能性オルガノシロキサン溶液を作り、副性されたH
Xをこのオルガノシロキサン溶液から除去し、このオル
ガノシロキサン溶液から上記の有機溶媒を除去してアミ
ノアリールオキシ官能性オルガノシロキサンを生成し、
このアミノアリールオキシ官能性オルガノシロキサンを
有機溶媒、1分子当りに少なくとも二つのイソシアネー
ト基を有するイソシアネートと混ぜ合わせそして加熱し
てポリシロキサン−ポリ尿素ブロック共重合体を製造す
ることを包含している、ポリシロキサン−ポリ尿素ブロ
ック共重合体の製造方法に関する。
本発明のブロック共重合体は、イソシアネートをアミノ
フェノキシ官能性ポリオルガノシロキサンと反応させて
調製される。この反応は、これらの反応物のための例え
ばトルエンやテトラヒドロフランのような有機溶媒中で
行われる。反応混合物は、イソシアネートをポリオルガ
ノシロキサンのアミノフェノキシ官能性と反応させるの
に十分なだけの温度において且つそのために十分なだけ
の時間加熱される。このポリオルガノシロキサンは1分
子当りに少なくとも二つのアミノフェノキシ官能性原子
団を有し、そして1分子当り5〜50個のシロキサン単
位、好ましくは1分子当りに10〜25個の単位が存在
する。イソシアネートは好ましくは、メチレンジフェニ
ルジイソシアネートがあるいは4.4′−ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネートである。熱可塑性のブロッ
ク共重合体を調製するためには、アミノフェノキシ官能
性ポリオルガノシロキサンは好ましくは、例えば1分子
当りに5〜50個のジメチルシロキサン単位のある末端
をアミノフェノキシ基でブロックされたポリジメチルシ
ロキサンのような、末端をアミノフェノキシ基でブロッ
クされたポリジオルガノシロキサンである。この熱可塑
性ブロック共重合体は、次の一般式、すなわち、 のセグメントを有する。上式中、Arは1,3−フェニ
ル基又は1.4−フェニル基であり、Rは−C,H,。
−CHz−CJ+o又は−Ci、H4−CHz−C6H
4−であり、Xは5から50までの値を有し、そしてn
は1より大きい値を有する。
熱硬化性のブロック共重合体が要望される場合には、1
分子当りに3個以上のイソシアネート基のあるイソシア
ネートかもしくは1分子当りに3個以上のアミノフェノ
キシ基のあるアミノフェノキシ官能性ポリオルガノシロ
キサンのいずれか又は1分子当りに3個以上のイソシア
ネート基のあるイソシアネート及び1分子当りに3個以
上のアミノフェノキシ基のあるアミノフェノキシ官能性
ポリオルガノシロキサンの両者の組み合わせを用いるこ
とができる。
アミノフェノキシ官能性ポリオルガノシロキサンは、ア
ミノフェノールを、フェノールのヒドロキシル基と反応
してアミノフェノールよりも低い大気圧沸点を有する化
合物HXを与えることのできる、ケイ素と結合した少な
くとも二つの加水分解可能な原子団を有するポリオルガ
ノシロキサンと反応させて調製することができる。上記
の加水分解可能な原子団は、塩素、ジメチルアミノ基、
ジエチルアミノ基、メチルエチルケトキシモ基、N−メ
チルアセトアミF基、アセトキシ基、メトキシ基及びエ
トキシ基であることができる。メトキシ基及びエトキシ
基を使用してもよいとは言うものの、これらの基はこの
反応においては、殊に末端をブロックされたポリジオル
ガノシロキサンを製造するためには、余りにもゆっくり
と反応するので、それらは好ましくはない。塩素が好ま
しい原子団である。
アミノフェノールと加水分解可能な原子団を有するポリ
オルガノシロキサンとは、有機溶媒中で、また必要な場
合にはトリエチルアミンのような第三アミンの存在下で
、反応させる。第三アミンは、加水分解可能な原子団が
当該第三アミンと副生物として当該反応により生成され
たHXとの塩をろ過して反応混合物より取除かれるべき
である塩素又は他の酸性原子団である場合に必要とされ
る。
好ましくは、アミノフェノール及びポリオルガノシロキ
サンの量は、フェノールのヒドロキシル基と加水分解可
能な原子団とが等しい量で存在するような量である。上
記の有機溶媒は、例えばテトラヒドロフランでよい。好
ましくは、ポリオルガノソロキサンが塩素官能性である
場合、アミンフェノール、有機溶媒及び第三アミンを一
緒にしそして加熱して還流させ、この時点で当該塩素官
能性ポリオルガノシロキサンをゆっくりと加える。
好ましい末端を塩素でブロックされたポリオルガノシロ
キサンは、次に掲げる式を有する。
C)l:+  C11゜ X−(Sin) 、5i−X CIl:+  CH3 上式中、Xは塩素原子であり、そしてXは5〜50の値
を有する。この時点において発熱反応が起こり、そして
加熱は全部の塩素官能性ポリオルガノシロキサンが加え
られるまで停止される。その結果得られた反応混合物を
次いで加熱して還流させて、約1時間を要することのあ
る反応を完了させ、次いでこの混合物を約35〜40゛
Cまで冷却し、そしてろ過を行って第三アミンの塩酸塩
を除去する。
他の官能性ポリオルガノシロキサンを使用する場合、例
えば、加水分解可能な原子団がジメチルアミノ基又はジ
エチルアミノ基である場合には、第三アミンを必要とし
なくてもよいので塩は生成されな(てすむ。ジメチルア
ミン又はジエチルアミンのようなHX化合物は反応混合
物から揮発し、第三アミンは不要である。アミノフェノ
ールは、アミンが窒素−炭素結合によりフェノール環と
直接結合している第−又は第三アミン、例えばm −ア
ミノフェノール又はp−アミノフェノール、である。第
ニアミノフェノールの例は、p−(Nメチルアミノ)フ
ェノールである。加水分解可能な原子団を有する様々な
ポリオルガノシロキサンが当該技術分野において知られ
ており、そしてそれらは公知の方法により調製すること
ができる。
本発明のポリシロキサン−ポリ尿素ブロック共重合体は
、末端をアミノアルキル基でブロックされたポリジメチ
ルシロキサンから調製されたブロック共重合体に匹敵す
る性質を有する。イソシアネートと末端をアミノフェノ
キシ基でブロックされたポリジメチルシロキサンとから
得られたこの発明のブロック共重合体は、7〜11MP
aの破断点引張強さを60〜70kN/mの引裂強さと
共に示す。
本発明のブロック共重合体の尿素原子団がたとえ5t−
0−C結合を介してシロキサンプロッタに結合している
としても、これらのブロック共重合体は良好な耐加水分
解性を示し、水中に98日までの間浸漬しておいた後に
おいて分子量の低下あるいは機械的性質の喪失を少しも
示さない。本発明のポリシロキサン−ポリ尿素ブロック
共重合体が末端をアミノアルキル基にブロックされたポ
リジメチルシロキサンから調製されたブロック共重合体
を上回る改良された熱安定性を示す、ということも驚く
べきことである。例えば、末端をアミノフェノキシ基に
ブロックされたボリジメチルシロシサンとイソシアネー
・トから調製された本発明の共重合体は空気炉において
150”Cで45日後にそれらのエラストマー特性を保
持したのに対して、末端をアミノアルキル基にブロック
されたポリジメチルシロキサンから調製された共重合体
は150°Cでわずか7〜14日後に粘稠性の液体にな
った。
本発明のポリシロキサン−ポリ尿素ブロック共重合体を
調製する方法は、末端がアミノアルキル基にブロックさ
れたポリジメチルシロキサンから調製される共重合体の
調製よりも、原料がたやすく入手可能であり且つそれら
の調製のために実質的な資本投資を必要としないため、
費用がかからない。
〔実施例〕
以下に掲げる例は、例示を目的として提供されるもので
あって、特許請求の範囲に適切に記述される本発明を限
定するものと解釈すべきではない。
[1 A、末端を塩素でブロックされたポリジメチルシロキサ
ン前駆物質の調製 1分子当りに3〜5個のジメチルシロキサン単位のある
ポリジメチルシクロシロキサン1,000g(13,5
モル)と、ジメチルジクロロシラン387g(3モル)
と、そしてペルフルオロメタンスルホン酸1.4gとの
混合物(上記ペルフルオロメタンスルホン酸の量はこの
混合物の重量を基準とじて0、1重量%である)を、2
4時間90°Cで加熱した。
その結果得られた混合物のガスクロマトグラフから、反
応が少しも起こっていないことが示された。
この混合物に酸性白土を2g加え、次いでこれを90°
Cで一晩加熱した。結果として得られた混合物のガスク
ロマトグラフより、ジメチルジクロロシランの大部分が
反応しそして沸点のより高い多数の化合物の生成したこ
とが示された。この反応混合物を120°Cで2時間更
に加熱した。ガスクロマトグラフより、先の反応混合物
と比較して組成に大きな変化のないことが示された。反
応した混合物を冷却し、そして触媒をろ過により除去し
た。
その結果得られた末端を塩素でブロックされたポリジメ
チルシロキサンは、塩素の中和当量が392であって、
1分子当りのジメチルシロキサン単位が平均して9.6
個であった(末端を塩素でブロックされたポリジメチル
シロキサンA)。同様の方法を使って、塩素当量が76
5であり1分子当りのジメチルシロキサン単位が平均し
て1967個である、末端を塩素でブロックされたポリ
ジメチルシロキサンが得られた(末端を塩素でブロック
されたポリジメチルシロキサンB)。
B、末端をアミノフェノキシ基でブロックされたポリジ
メチルシロキサンの調製 エアースターラー、還流冷却器及び添加漏斗を備えたt
pの三つロフラスコに、p−アミノフェノールかあるい
はm−アミノフェノールのうちのどちらか27.8g(
0,255モル)、トリエチルアミン130g(1,3
モル)及びテトラヒドロフラン350m1を入れた。こ
の混合物を加熱して還流させ、次いでこのフラスコ混合
物に100 g (0,255当量、392塩素当量)
の末端を塩素でブロックされたポリジメチルシロキサン
Aを一滴ずつ加えた。発熱反応が起こり、そして白色の
固形物が生成した。加熱は、末端を塩素でブロックされ
たポリジメチルシロキサンAを全部加えるまで停止した
。次いで反応混合物を還流温度で1時間加熱し、次に約
35〜40’Cまで冷却しそしてろ過を行った。ろ液か
らテトラヒドロフランをストリッピングして、トリエチ
ルアミンの塩酸塩であると推定される少量の白色固形物
を含有している黒色の液体を得た。この黒色液体の赤外
分析では、次に掲げる吸収が示された。
3400及び3300cm−’   NH2不斉及び対
称伸縮3000及び2960cm−’   芳香族C−
H伸縮1620及び1500c+++−’   芳香族
C=C伸縮1250cm−’       S i −
CI+31100〜100100O’    5iO3
i930及び800cm伺  定められず結果として得
られた、末端をp−アミノフェノキシ基にブロックされ
たポリジメチルシロキサン(P−アミノフェノキシ重合
体A)は、アミン当量が482であり、1分子当りのジ
メチルシロキサン単位が平均して10.1個であった。
結果として得られた、末端をm−アミノフェノキシ基に
ブロックされたポリジメチルシロキサン(m−アミノフ
ェノキシ重合体B)は、アミン当量が476であり、1
分子当りのジメチルシロキサン単位が平均して9.9個
であった。
14.3 g (0,131モル)のP−アミンフェノ
ール及び100gの末端を塩素でブロックされたポリジ
メチルシロキサンB(0,131当量、765塩素当量
)を用いたことを除き、末端をアミノフェノキシ基にブ
ロックされたポリジメチルシロキサンを上で説明したよ
うに調製した。その結果得られた末端をp−アミノフェ
ノキシ基でブロックされたポリジメチルシロキサン(p
−アミノフェノキシ重合体C)は、アミン当量が840
であり、そして1分子当りのジメチルシロキサン単位が
平均して19.8個であった。
C,ポリシロキサン−ポリ尿素ブロック共重合体の調製 上記のBにおいて説明した12の三つロフラスコに、4
.4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート18
.7g (0,14当量)及びトルエン100gを入れ
た。フラスコ内の混合物に、68.4 g (0,1<
当量)のp−アミノフェノキシ重合体Aを50gのトル
エンに溶解させた溶液を1時間かけて加えた。
反応混合物は濃厚過ぎてかき混ぜられなくなり、そして
100gのテトラヒドロフランを加えて反応混合物を7
0°Cで1時間加熱した。この時点で赤外分析を行い、
有意のレベルの未反応イソシアネートが観測された。反
応混合物をもう1時間加熱したが、赤外分析では未反応
の−NGOがなお示された。3.0gの追加のp−アミ
ノフェノキシ重合体を加え、そして反応混合物を70’
Cで更に2時間加熱した。この反応混合物は、なおいく
らかの未反応−NGOを示した。反応混合物からフード
内で溶媒を蒸発させ、そして堅い暗赤色の熱可塑性物質
が得られた。この熱可塑性物質は、次に掲げる式のセグ
メントを有するブロック共重合体であった。
上式中、Arはp−フェニレン基であり、Xは10.1
の平均値を有し、Rは−C6H,。−CIl□−C61
1、。−であり、そしてnは、Gpc M、が19,2
00であり、M。
がto、200であってM、/Mnが2.0であるよう
な値であった。
このブロック共重合体(ブロック共重合体A)は、破断
点引張強さが10.6MPa 、引裂強さが59.5k
N/m、伸びが100%、ショアーAスケールによるジ
ュロメータ−硬度が96であった。比較として、同等の
ポリシロキサン−ポリ尿素ブロック共重合(1,4,4
′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート及び次に
掲げる単位、すなわち、C)1.  C)I。
で末端をブロックされたポリジメチルシロキサンから調
製した。この比較のポリシロキサン−ポリ尿素ブロック
共重合体は、破断点引張強さが4. IMPa 、引裂
強さが28kN/m、破断点伸びが650%、そしてシ
ョアーAスケールによるジュロメータ−硬度が82であ
った。
ブロック共重合体Aの加水分解安定度を、試料を室温で
様々な期間水中に浸漬してお(ことにより測定した。ブ
ロック共重合体Aには少量の未反応イソシアネート基が
残存していた。これは、調製と加水分解安定度試験の間
において分子量を増加させたように思える。各期間の後
にGl)CMwを測定した。得られた結果は、初めが3
2.500.12日後が32,600.31日後が29
,800、そして98日後が32.200であった。こ
れは、ブロック共重合体の分子量にはこれらの値がこの
ような測定の実験誤差の範囲内であったため明白な変化
はなかった、ということを示す。この熱可塑性物質は、
水浸漬後において初めと同じように強いようであった。
ブロック共重合体Aは、90°Cにおけるlog G’
が7.5から4.5までのずれ弾性率の低下及び180
°Cにおけるタンデルタの急勾配の上昇を示した。
ブロック共重合体AのDSCでは一111°CでT。
が示され(シロキサン値)、また室温から300’Cま
で転移は認められなかった。ブロック共重合体Aは、1
50°Cで45日間加熱後に11%の減量を示し、そし
てなおかなりの弾性を保持した。上で説明した比較のブ
ロック共重合体は、150°Cで加熱すると7日と14
日の間に分解して粘性液体になった。
12.5g (0,1当量)のメチレンジフェニルジイ
ソシアネート及び83.7g (0,1当量)のp−ア
ミノフェノキシ重合体Cを使用したことを除いて、ブロ
ック共重合体Bを上で説明したように調製した。結果と
して得られたブロック共重合体Bは、上記のとおりのセ
グメントの式を有し、式中のArはp−フェニレン基で
あり、Xは19.8の平均値を有し、Rは−CJa−C
1lz−CJ4−であり、そしてnは、GPCMwが1
5,400であり、Mnが6.100であって、M W
 / M−が2.5であるような値であった。
ブロック共重合体Bは、破断点引張強さが8,0MPa
であり、引裂強さが68.3kN/mであり、破断点伸
びが175%であり、そしてシゴアーAスケールによる
ジュロメータ−硬度が91であった。ブロック共重合体
Bは、200°Cにおけるlog G’が6.2から5
.5までのずれ弾性率のわずかな減少を示した。この弾
性率は260°Cまで平らなままであった。DSCでは
、−120°CでシロキサンT、が示され、そしてこと
によると175°Cで非常に弱いTいが示された。ブロ
ック共重合体Bは、150℃で45日間加熱後に11%
の減量を示し、そしてなおかなりの弾性を保持した。
25.0 g (0,2当量)のメチレンジフェニルジ
イソシアネート及び95.4gのm−アミノフェノキシ
重合体B(0,2当it)を使用したことを除いて、ブ
ロック共重合体Cを上で説明したように調製した。結果
として得られたブロック共重合体Cは、上記のとおりの
セグメントの式を有し、式中のArはm−フェニレン基
であり、Xは9.9の平均値を有し、Rは−CJ4−C
Hz−CJ4−であり、そしてnは、GPC−が14,
900であり、M7が5.900であり、そしてM。7
M、、が2,5であるようなイ直であった。
ブロック共重合体Cは、50°Cにおけるlog G’
が7.5から5.5までのずれ弾性率の減少を示した。
約160°Cでは、ずれ弾性率はそれが210°Cで最
大値log G’ 6.3に達するまで上昇し、次いで
ずれ弾性率は急速に低下した。この挙動は、その1g未
満に急速に冷却された結晶性共重合体を指示するもので
あった。この共重合体をゆっくりとそのT、より高い温
度に温めるにつれて、それは結晶し始め、そして弾性率
が上昇した。温度をT、より高く上昇させると、弾性率
は急速に低下した。
この共重合体をそのT、よりも高いがそのT1未満でア
ニールすると、試料に結晶化する時間が与えられ、そし
てT、転移の大きさが大いに減少して、約200’Cま
での平らな弾性率曲線が得られた。
ブロック共重合体Cは、150℃で45日間加熱後22
%の減量を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Si−O−C結合によりケイ素原子に結合された少
    なくとも二つのアリール基を有する5〜50個のジオル
    ガノシロキサン単位のシロキサンブロックと、このシロ
    キサンブロックにSi−O−C結合を介して結合された
    ポリ尿素ブロックとを含んでなるポリシロキサン−ポリ
    尿素ブロック共重合体。 2、次に掲げる一般式、すなわち、 ▲数式、化学式、表等があります▼ のセグメント(この式中、Arは1,3−フェニル基又
    は1,4−フェニル基であり、Rは−C_6H_1_0
    −CH_2−C_6H_1_0−又は−C_6H_4−
    CH_2−C_6H_4−であり、Xは5〜50の値を
    有し、そしてnは1より大きな値をする)を有する、請
    求項1記載のポリシロキサン−ポリ尿素ブロック共重合
    体。 3、フェノールのヒドロキシル基と反応してアミノフェ
    ノールよりも沸点の低い化合物HXを与えることのでき
    る、ケイ素と結合した少なくとも二つの加水分解可能な
    原子団を有するオルガノシロキサンとアミノフェノール
    とを、上記の加水分解可能な原子団が塩素又はアセトキ
    シ基である場合には第三アミンをも存在させて、有機溶
    媒の存在下で反応させてアミノアリールオキシ官能性オ
    ルガノシロキサン溶液を作り、副生されたHXをこのオ
    ルガノシロキサン溶液から除去し、このオルガノシロキ
    サン溶液から上記の有機溶媒を除去してアミノアリール
    オキシ官能性オルガノシロキサンを生成し、このアミノ
    アリールオキシ官能性オルガノシロキサンを有機溶媒、
    1分子当りに少なくとも二つのイソシアネート基を有す
    るイソシアネートと混ぜ合わせそして加熱してポリシロ
    キサン−ポリ尿素ブロック共重合体を製造することを包
    含している、ポリシロキサン−ポリ尿素ブロック共重合
    体の製造方法。
JP1338857A 1989-01-03 1989-12-28 ポリシロキサン―ポリ尿素ブロック共重合体及びその製造方法 Pending JPH02269114A (ja)

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