JPH03162454A - シリコーンゴム組成物 - Google Patents

シリコーンゴム組成物

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JPH03162454A
JPH03162454A JP30258789A JP30258789A JPH03162454A JP H03162454 A JPH03162454 A JP H03162454A JP 30258789 A JP30258789 A JP 30258789A JP 30258789 A JP30258789 A JP 30258789A JP H03162454 A JPH03162454 A JP H03162454A
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silicone rubber
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三上 隆三
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L83/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L83/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/12Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はシリコーンゴム組成物に関し、詳しくは硬化後
、除電性に優れたシリコーンゴム成形品となり得るシリ
コーンゴム組成物に関tる。
[従来の技術コ シリコーンゴムは、これを構成するオルガノポリシロキ
サンの特異な骨格から電気絶縁性、耐熱性、耐寒性ある
いは柔軟性に優れるため種々の用途に使用されている。
ところが、一般にシリコーンゴムは帯電し易く、これを
使用した電気電子装置においては帯電に基ずく数々の問
題が発生している。
従来、かかる帯電を防止したシリコーンゴム組成物とし
ては、付加反応硬化型シリコーンゴム.組成物にカーポ
ンプラック,銀,銅,ポリオキシアルキレン、ポリオキ
シアルキレン付加物等の導電性物質あるいは除電性物質
を混入したシリコーンゴム組成物が提案されている。
[本発明が解決しようとする課題コ ところが、これらのシリコーンゴム組成物は固体状の導
電性物質を混入した組成物については、シリコーンゴム
組成物自体の粘度が増大して、その成形加工性が低下し
たり、またシリコーンゴム組成物あるいはその硬化物で
あるシリコーンゴム成形品の外観が導電性物質の色調等
に左右されるためその用途が限定されるという欠点があ
った。またポリオキシアルキレン,ポリオキシアルキレ
ン付加物等の除電性物質を混入した組成物については、
上記のような問題は発生しないが、硬化後シリコーンゴ
ム成形品からこれらの除電性物質がブリードアウトし、
その効果が除々に低下するという欠点があった。
本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意検討した結
果、本発明に到達した。
即ち、本発明の目的は、硬化後は除電性に優れ、特に経
時による除電性能の低下の少ないシリコーンゴム成形品
となり得るシリコーンゴム組成物を提供するにある。
[課題を解決するための手段とその作用]本発明は、 (A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アル
ケニル基を有するオルガノポリシロキサン      
        100重量部、(B)1分子中に少な
くとも1個のケイ素原子結合アルケニル基と式、Rl−
(ORり,OR”−  (式中、R1はアルキル基を示
し、R2と Rsはアルキレン基を示し、nは2〜52
の数を示す。)で表される1!r機基とを有すオルガノ
ポリシロキサン061〜100重量部、 (C)1分子中に少なくとも3個のケイ素原子結合水素
原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン、
本成分中のケイ素原子結合水素原子の合計モル数と(A
)戊分および(B)成分中の全アルケニル基のモル数の
比が、0,5: 1〜20: 1となるような量、およ
び (D)白金系化合物触媒、      触媒量からなる
シリコーンゴム組成物に関する。
これを説明するに、本発明に使用される(A成分のオル
ガノポリシロキサンは、本発明組成物の主成分であり、
 (D)成分の触媒作用により(C)成分と付加反応し
て硬化する成分である。この(A)成分は1分子に少な
くとも2個のケイ素原子結合アルケニル基を有すること
が必要である。かかるアルケニル基としてはビニル基,
アリル基,ブロペニル基,ヘキセニル基等が例示される
。またかかるアルケニル基は分子のどこに存在してもよ
いが、ポリシロキサン分子の末端ζこ存在することが望
ましい。さらに、(A)成分の分子構造は直鎖状、分岐
状いずれでもよいが好ましくは直鎖状である。(A)成
分の分子量は特に限定はなく、粘度の低い液状のものか
ら非常に高い生ゴム状のものまでを包含し得るが、硬化
物がゴム状弾性体となるには、25℃における粘度が1
00センチボイズ以上であるものが望ましい。アルケニ
ル基以外のケイ素原子結合有機基としては、メチル基,
エチル基,プロビル基等のアルキル基;フェニル基,1
,  1.  1−}リフルオロブロビル基等のパーフ
ルオロアルキル基等が挙げられる。
かかるオルガノポリシロキサンとしては、両末端ジメチ
ルビニルシロキサン基封鎖のメチルビニルポリシロキサ
ン,両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のメチルビニ
ルンロキサンとジメチルシロキサンの共重合体、両末端
ジメテルビニルシロキシ基封鎖のジメチルボリシロキサ
ン、両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のジメチルシ
ロキサン●メチルフェニルシロキサン共重合体、両末端
ジメチルビニルシロキシ基封鎖のジメチルシロキサン●
ジフェニルシロキサン●メチルビニルシロキサン共重合
体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖のジメチルシロキ
サン●メチルビニルシロキサン共重合体、両末端トリメ
チルシロキシ基封鎖のジメチルシロキサン●メチルフェ
ニルシロキサン●メチルビニルシロキサン共重合体、両
末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のメチル(3,  
3.  3−}リフルオロプロビル)ボリシロキサン、
両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖のジメチルシロキ
サン●メチル(3.  3.  3−}リフルオロブロ
ビル)シロキサン共重合体、CH2=CH (CH2)
2St O,/e単位と(CH3)3siO+7a単位
とSIOa72単位とからなるポリシロキサンが例示さ
れる。本発明においては上記のようなオルガノポリシロ
キサンを組み合わせて使用してもよい。
本発明で使用される(B)成分のオルガノポリシロキサ
ンは本発明組成物の特徴となる成分であり、本発明組成
物に除電性を付与する働きをする。かかる(B)成分は
ケイ素原子結合アルケニル基と式、Rl−(OR2)n
OR3−  (式中、R1は、メチル基、エチル基,プ
ロビル基等のアルキル基を示し、R2とR3は、メチレ
ン基,エチレン基,プロピレン基等のアルキレン基を示
し、nは2〜52の数を示す。)で表される有機基を有
すオルガノポリシロキサンである。これら以外のケイ素
原子結合有機基は、 (A)成分の説明で述べたものと
同じである。かかる(B)成分の製造方法としては、種
々の方法があるが、その1例を示せば、例えば分子鎖片
末端に脂肪族不飽和炭化水素基を有し、もう一方の分子
鎖片末端が脂肪族飽和炭化水素基で封鎖された、分子日
200から3000のポリオキシアルキレンと、メチル
ジクロロシランとを付加反応することにより得られる、
ポリオキシアルキレン基を有すジクロロシランと、両末
端がシラノールで封鎖されたジオルガノポリシロキサン
とを縮合反応させることにより側鎖に脂肪族不飽和炭化
水素基を有し、分子鎖両末端に水酸基を有するジオルガ
ノポリシロキサンを製造し、次いでこのジオルガノポリ
シロキサンの両末端の水酸基をジアルキルアルケニルク
ロロシランで封鎖することによって製造可能である。か
かる反応は、例えば次のような反応式により表される。
(1)付加反応 Me 1 R”0(OR2),0(C}I2)a−SiCI2( 
I )(上式中、R2はメチル基,エチル基,ブロビル
基のようなアルキル基、R2はメチレン基,エチレン基
,プロピレン基のようなアルキレン基を示す。) (2)縮合反応 (C}12 )s O(R” 0)nR”(上式中、R
4,Rsはメチル基,エチル基,プロビル基等のアルキ
ル基;ビニル基,アリル基,プロペニル基,ヘキセ三ル
基等のアリル基:フェニル基等のアリール基のような1
価炭化水素基、mとXは1以上の数を示す。) (3) 末端封鎖反応 CHsR’    R   R’     CHa(上
式中%Vlはビニル基を示す。) 本成分の分子量は、特に規定されないが、通常1000
以上であり、また作業性の観点からあまり高分子量は望
ましくないので、lOO万以下が望ましい。このような
分子量の制御は、上記(2)の縮合反応の段階でポリシ
ロキサンの分子量を調整し、またこのポリシロキサンと
ジクロロシランとのモル比を調整することによっても可
能である。例えば、より高分子量のポリシロキサンが必
要な場合には、このモル比を1に近づけ、また低分子量
のポリシロキサンが必要な場合には、このモル比を1よ
り遠ざければよい。 (B)成分の製造方法は上述の方
法以外にも考えられる。例えばケイ素原子結合ポリオキ
シアルキレン基を有するオルガノポリシロキサンと、ケ
イ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポリシロキ
サンとを酸またはアルカリ触媒で平衡重合させる方法等
が挙げられる。
また本発明において、優れた除電性を得るためにはケイ
素原子結合ポリオキシアルキレン基の(B)成分中に占
める重量パーセントは重要である。この重量パーセント
が小さすぎては目的とする充分な除電性が得られないの
で、少なくとも 0.5重量パーセント以上でなければ
ならない。より望ましくは1バーセント以上である。
さらに望ましくは3パーセント以上である。 (B)成
分は、その構造から類推されるように(A)成分および
(C)成分とよく相溶し、かつ付扇反応によってマトリ
ックスに取り込まれることによって、単にボリオキシア
ルキレン等を混合した場合と異なり除電性の経時による
変化が少なくなり、より長期間にわたってその効果を持
続できる特徴がある。
本発明で使用される(C)成分のオルガノハイドロジェ
ンボリシロキサン・は、 (A)成分と(B)成分の架
橋剤である。 (A)成分と(B)成分中のアルケニル
基と、(D)成分の触媒作用により(C)成分中のケイ
素原子結合水素原子が付加反応して硬化するものである
。この(C)成分は1分子中に少なくとも3個のケイ素
原子結合水素原子を有することが必要である。
(C)成分の分子構造については特に限定はなく、直鎖
状、分岐点を含む直鎖状、環状等のいずれでもよい。(
C)成分の分子量も特に限定はないが、(A)成分と(
B)成分との相溶性をよくするためには、25℃の粘度
は1〜50000センチボイズであることが望ましい。
また、その添加量は、 (C)成分中のケイ素原子結合
水素原子の合計モル数と、 (A)成分と(B)成分中
の全アルケニル基の合計モル数とのモル比が(0.5:
1)〜(20:  1)となるような量が必要である。
これはモル比が0.5:1より小さいと良好な硬化性を
得に<<、20= 1より大きくなると硬化物を加熱し
たときに硬度が大きくなり過ぎ好まし《ない傾向にある
からである。尚、補強等のためアルケニル基を多量に含
有するオルガノポリシロキサン類を別途添加する場合に
は、そのアルケニル基に見合うだけの、ケイ素原子結合
水素原子を含む(C)成分を追加することが望ましい。
CC’)成分の具体例を示すと、両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖のメチルハイドロジェンボリシロキサン、両
末端トリメチルシロキシ基封鎖のジメチルポリシロキサ
ンーメチルハイドロジェンポリシロキサン共重合体、両
末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖のジメチル
ボリシロキサンーメチルハイドロジェンポリシロキサン
共重合体、ジメチルボリシロキサンーメチルハイドロジ
ェンボリシロキサン環状共重合体、(CHs>2Hs1
(h72単位とSiOa7t単位からなる共重合体、(
C}1s)asio1/2単位、(CHs)aHsiO
+7a単位とSIOa72単位からなる共重合体等が挙
げられる。
本発明で用いられる(D)成分は、(B)成分のケイ素
原子結合水素原子と(A)成分のアルケニル基とを付加
反応させる触媒であり、具体例を挙げると塩化白金酸お
よびこれをアルコールやケトン類に溶解させたもの、塩
化白金酸とオレフィン類との錯化合物、塩化白金酸とア
ルケニルシロキサンとの錯化合物、塩化白金酸とジケト
ンとの錯化合物、白金黒および白金を担体に保持させた
もの等である。 (D)成分の添加日は、(A)成分、
 (B)成分と(C)成分の合計at oo万重量部に
対して白金系金属として 0.1〜500重量部とされ
るが、これは0.!重量部未満では架橋反応が十分進行
せず、1000重量部を越えると高価な白金を不必要に
使用することになり不経済だからである。
通常使用される場合には、白金系金属として1〜100
重日部の添加量が望ましい。
本発明組成物は上記(A)成分〜(D)成分を均一に混
合することによって容易に得られるが、その流動性を調
節したり、成形品の機械的強度を向上させるために補強
性充填剤を配合してもよい。このような充填剤としては
、沈澱シリカ、煙霧状シリカ,焼成シリカ,煙霧状酸化
チタン等が挙げられる。また補強性はさほど強くないが
、コストを下げるための増量充填剤も配合し得る。この
ような充填剤としては、粉砕石英、ケイ藻土,アスベス
ト,アルミノケイ酸,酸化鉄,酸化亜鉛,炭酸カルシウ
ム等が挙げられる。これらの充填剤はそのままでも使用
されるし、またへキサメチルジシラザン,トリメチルク
ロロシラン,ポリメチルシロキサン等のような有機ケイ
素化合物で表面処理したものでもよい。
また本発明組或物には、硬化反応を抑制するための添加
剤、例えばアセチレン系化合物,ヒドラジン化合類,ト
リアゾール類.フォスフィン類,メルカブタン類等を所
望の硬化速度が得られるに必要な日添加することは、本
発明の目的を損わない限り差し支えない。その他必要に
応じて顔料,耐熱剤,!I燃剤,可塑剤や低モジュラス
化のためにアルケニル基を1分子中に1個有すオルガノ
ポリシロキサン等を配合してもよい。
[実施例] 以下に本発明を実施例で説明するが、本発明はこれらに
限定されない。尚、実施例中、部とあるのは重量部を示
し、粘度は25℃における値である。また除電性の測定
は以下に述べる方法で行なった。
○除電性の測定方法 シリコーンゴム組成物を170℃の熱板の間にはさみ、
加圧プレスを使用して、170℃、5分間の条件下に圧
縮成形して厚さ2ミリメートルのシリコーンゴムシート
を成形した。次いで、このシリコーンゴムシ一トを放電
装置の下に設置し、2000ポルトで約2分間放電する
シリコーンゴムシ一ト表面の帯電量が200.0ボルト
になったら放電を止め、直ちにシリコーンゴムシート表
面の帯電量の経時変化を測定した。
尚、帯電量の測定は表面電位計「モンローエレクトロニ
ツクコーポレーシ口ン製モデル244」を使用して測定
した。
参考例1 ポリオキシエチレン基を側鎖に有するジクロロシランの
合成。
式: CHzOCCH2CH*0),CHe−CH=C
H2(式中、nは8の数を示す)で表わされる化合物2
01.6部とトルエン 76.6部とを還流冷却管、攪
拌装置と温度計を取り付けた500ミリリットルの4ツ
ロフラスコに仕込んだ。次いで、反応系に含まれる水分
を共沸によって除いた後、30℃まで冷却し、これに塩
化白金酸のテトラヒドロフラン溶液を、最終反応混合物
中の塩化白金酸濃度が、0.005 パーセントになる
ような日に仕込んだ。次いで、メチルジクロロシランを
滴下ロートより徐々に加えた。滴下につれ、付加反応の
発熱によってフラスコ内温度は徐々に上昇した。滴下終
了後さらに70℃で1時間反応を進行させた。得られた
反応混合物のプロトンNMR測定を行なったところ、ア
リロキシ基に起因するケミカルシフトが観察されず、こ
の付加反応は終了していることが判った。
付加反応終了後、未反応メチルジクロロシランおよびト
ルエン等の低沸点物を減圧下で留去させ、ポリオキシエ
チレン基を側鎖に有するジクロロシラン 246.0部
得た。とのシランの塩素含有率は 11.4重量パーセ
ントであった。
理論塩素含有率 13.1パーセントに比較して低めで
あった。
これは、原料に含まれる非反応性の環状ポリエチレンオ
キサイド等の不純物のためであることが判った。
参考例2 ポリオキシエチレン基を側鎖に有するジメチルポリシロ
キサンの合成。
分子jl3000の両末端シラノール封鎖ジメチルポリ
シロキサン900部とトルエン3000部とを、還流冷
却管、攪拌装置と温度計を取り付けた5000ミリリッ
トルの4ツロフラスコに仕込んだ。次いで参考例1と同
様にして反応系の水を共沸によって除いた後、70℃ま
で冷却した後、脱水したトリエチルアミン 51.3部
を仕込んだ。次いで、参考例lで得られたジクロロシラ
ン 158.3部を2〜3時間かけて滴下ロートを使用
して仕込んだ。ジクロロシラン仕込み後も、この温度で
反応を4時間続けた。
さらに脱水したトリエチルアミン 31.4部を仕込み
、ジメチルビニルクロロシラン 25.0部を滴下ロー
トから1時間かけて仕込んだ。
ジメチルビニルクロロシラン滴下終了後、この温度で6
時間反応させた。反応終了後、アミン塩をろ過で除去し
、ろ液のトルエンを減圧下で留去させた。
得られたポリシロキサンは淡黄色半透明粘稠液体であっ
た。このポリシロキサン中の低分子日物を除き純度を高
めるため、メタノール4000ミリリットルを仕込み1
0分間撹拌した後、静置した。ポリシロキサン層とメタ
ノール層が分離した後、メタノール層を廃棄し、さらに
メタノール4000ミリリットル仕込み同様な作業を行
なった。ポリシロキサン中に溶解したメタノールを常温
減圧下で留去させて、側鎖にボリオキシエチレン基を有
すジメチルボリシロキサン790部得た。
このジメチルボリシロキサンは透明液体であり、その粘
度は2280センチポイズであった。
またこのジメチルボリシロキサンは、ゲルパーミュウエ
イシ1冫クロマトグラフィー(以下、GPCと略す)測
定結果による重M平均分子量が43000であり、ケイ
素原子結合ビニル基含有率が0.11重量パーセントで
あった。またプロトンNMR測定によって、ポリオキシ
エチレン単位の含1!r率は、8,O 重量パーセント
であった。仕込み量からの理論ポリオキシエチレン単位
の含育率は9.4重量パーセントであるが、この差は参
考例1で述べたように未反応のポリエーテル環状体等が
精製工程のメタノール抽出で除かれたためである。この
メタノール抽出は、アミン等の不純物も同時に除去でき
、付加反応の障害因子も除くことが出来た。
実施例1 粘度2000センチポイズの分子鎖両末端ジメチルビニ
ルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(ビニル基含
有率0,23重日パーセン})100部に比表面積20
0平方メートル/グラムの乾式シリカ10部、平均粒経
5ミクロンメーターの粉砕石英30部、粘度10センチ
ポイズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチル
ハイドロジェンボリシロキサン(ケイ素原子結合水素原
子の含有率0.8重日バーセン})  2.5部を加え
て混合した。得られた混合物に塩化白金酸のイソプロビ
ルアルコール溶液(白金含有量1重日パーセン})0.
5 部を加えて混合し、次いで参考例2で得られたポリ
オキシエチレン基を側鎖に有する両末端ジメチルビニル
シロキシ基封鎖ポリシロキサン10部を加えて混合し、
シリコーンゴム組成物を得た。
得られたシリコーンゴム組成物を前記した除電性の測定
方法に従い加圧プレスにより、170℃、5分間の条件
下にプレスして厚さ2ミリメートルのシリコーンゴムシ
一トを成形した。
このシリコーンゴムシ一トの除電性の測定を行ったとこ
ろ第1表に示す通りの結果を得た。比較のため上記のポ
リオキシエチレン基を側鎖に有すポリシロキサンを配合
しない以外は上記と同様にして得たシリコーンゴム組成
物の除電性を測定した結果を第1表に併記した。
第1表 実施例2 実施例1で得られたシリコーンゴムシ一トをトルエンに
浸せきし、室温で24時間放置し、取り出した後、これ
を乾燥して、その重量変化を調べた。また乾燥後のシリ
コーンゴムシ一トの除電性を実施例1と同様にして測定
した。比較例として、実施例1で用いたポリオキシエチ
レン基を側鎖に有する両末端ジメチルビニルシロキシ基
封鎖ポリシロキサンの代わりに、ポリオキシエチレン基
を側鎖に有する両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリシ
ロキサン(参考例2の反応でトリメチルクロロシランを
使用した物)を加えたシリコーンゴム組成物(比較例2
)および実施例1で得た比較例1のシリコーンゴム組成
物の除電性を、同様に測定した。それらの測定結果を第
2表に併記した。第2表より、トルエン浸せき後でも本
発明組成物のシリコーンゴムシ一トの重量変化率は、比
較例2のそれに比べて小さく、また経時による除電性の
レベルが維持されていることから、参考例2で得られた
ポリオキシエチレン基を側鎖に有する両末端ジメチルビ
ニルシロキシ基封鎖ポリシロキサンは、付加反応によっ
てシリコーンゴムマトリックスに取り込まれていると考
えられる。
第2表 1)トルエン浸せき後のシリコーンゴムシートの重量変
化率二 パーセント 2)トルエン浸せき後乾燥させたシリコーンゴムシ一ト
の除電性 実施例3 粘度3000センチポイズの分子両末端メチルフェニル
ビニルシロキシ基封鎖ジメチルボリシロキサン(ビニル
基含有1 0.20重量パーセン})100部に平均粒
経5ミクロンメータの粉砕石英50部、粘度8センチポ
イズの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハ
イドロジェンポリシロキサン(ケイ素原子に結合した水
素原子含有jl 0.7重量パーセント)2.3部を加
えて混合し、さらに塩化白金酸とメチルビニルポリシロ
−キサンとの錯体からなる白金系化合物(白金含有jl
 0.5重量パーセント)0.1部および参考例2で得
られたポリオキシエチレン基を側鎖に有する両末端ジメ
チルビニルシロキシ基封鎖ポリシロキサンを8部加えて
、シリコーンゴム組成物を得た。この組成物の硬化物に
ついて実施例lと同様にして除電性を調べた。またこの
硬化物のゴムシートをろ紙にはさみ、3キログラム/平
方センナメートルの圧力がかかるように圧縮し、70℃
雰囲気で500時間放置後、取り出し再びその除電性を
測定した。それらの結果を第3表に示した。なお比較例
3として、参考例2で得られたポリオキシエチレン基を
側鎖に有する両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ポリ
シロキサンの代わりに、側鎖にポリオキシエチレン基を
有する両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリシロキサン
を用いて同様に評価した結果も第3表に示した。
第3表の結果より、本発明組成物硬化物からは、高温、
加圧下に長時間放置されても、ポリオキシエチレン基を
側鎖に有するポリシロキサンのプリードアウトがなく、
除電性の持続性に優れていることが判明した。
第3表 3)硬化させ熱劣化させる前のシリコーンゴムシ一トに
ついての測定結果。
4)所定条件で熱劣化させた後のシリコーンゴムシート
についての測定結果。
[発明の効果コ 本発明シリコーンゴム組成物は、 (A)成分〜(D)
成分からなり、特に(B)成分の特定のオルガノポリシ
ロキサンを含有しているので硬化後は除電性に優れ、特
に経時による除電性の低下の少ないシリコーンゴム成形
品となり得るという特徴を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合アル
    ケニル基を有するオルガノポリシロキサン100重量部
    、 (B)1分子中に少なくとも1個のケイ素原子結合アル
    ケニル基と式、R^1−(OR^2)_nOR^3−(
    式中、R^1はアルキル基を示し、R^2とR^3はア
    ルキレン基を示し、nは2〜52の数を示す。)で表さ
    れる有機基とを有すオルガノポリシロキサン0.1〜1
    00重量部、 (C)1分子中に少なくとも3個のケイ素原子結合水素
    原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン、
    本成分中のケイ素原子結合水素原子の合計モル数と(A
    )成分および(B)成分中の全アルケニル基のモル数の
    比が、0.5:1〜20:1となるような量、 および (D)白金系化合物触媒、触媒量 からなるシリコーンゴム組成物。
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