JPH022682Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH022682Y2
JPH022682Y2 JP8374883U JP8374883U JPH022682Y2 JP H022682 Y2 JPH022682 Y2 JP H022682Y2 JP 8374883 U JP8374883 U JP 8374883U JP 8374883 U JP8374883 U JP 8374883U JP H022682 Y2 JPH022682 Y2 JP H022682Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
divided body
insert
pad
shape
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8374883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59187546U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8374883U priority Critical patent/JPS59187546U/ja
Publication of JPS59187546U publication Critical patent/JPS59187546U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH022682Y2 publication Critical patent/JPH022682Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、下側開口とされた筒状体のホイー
ルパツドで被覆された板金製のエネルギー吸収体
がボス部位に装着されており、ホイールパツドが
硬質合成樹脂からなる形状保持インサートと軟質
合成樹脂からなるパツド部との組合体である構成
の衝撃吸収ステアリングホイールに関する。
〈従来の技術〉 上記のタイプの衝撃吸収ステアリングホイール
(以下「S/W」と略す)は、形状保持インサー
トが硬質合成樹脂からなるため、第7図に示すよ
うに、ホイールパツドのL−D曲線Aとエネルギ
ー吸収体のL−D曲線Bとの合成L−D曲線Cに
おいて、設定エネルギー吸収量(エネルギー吸収
体のみの設定吸収量)S0と略同一量Sの吸収を達
成したときの荷重値が、エネルギー吸収体の設定
荷重値L0(降伏荷重値;エネルギー吸収体におけ
るL−D曲線Bの平担部高さ)より大幅に高くな
る傾向がある。このため、従来は形状保持インサ
ートの材質を可能な限り軟らかいものを使用して
対処していた。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、当該構成の場合、インサートの形状保
持性能が犠性となり、ホイールパツド形状が型く
ずれしにくいものに限定されるとともに、やはり
設定のエネルギー吸収達成時の荷重値が高くなり
十分とは言えなかつた。
この考案は、上記にかんがみて、インサートの
形状保持性能を犠性とせずに、設定のエネルギー
吸収達成時の荷重値をエネルギー吸収体の設定荷
重値と略同一とできるS/Wを提供することを目
的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この考案のS/Wは、ホイールパツドで被覆さ
れたエネルギー吸収体を具備し、ホイールパツド
が硬質合成樹脂からなる上下方向に筒状の形状保
持インサートと軟質合成樹脂からなるパツド部と
の組合体であるものにおいて、形状保持インサー
トが、上下に二分割された分割体であつて、分割
体上側部と分割体下側部との壁面相互の内側交差
角度が180゜未満であり、所定荷重値で係合が解除
されるような段付き係合により組立てられている
ことにより、上記課題を解決するものである。
〈実施例〉 以下、この考案の一実施例を、図例に基づいて
説明する。
第1〜2図はこの考案のホイールパツドにおけ
る形状保持インサート1の一例を示す。当該イン
サート1は、不等辺六角筒状体が上下に二分割さ
れた分割体であつて、分割体上側部2と分割体下
側部4との壁体相互の内側交差角度θは180゜未満
とされている(第5図参照)。即ち、図例では、
インサート1の分割体上側部2は下方末広がりに
なるように壁体が傾斜されて形成されている。ま
た、分割体上側部2の下端縁外周に組立ピン3が
略均等に分配されて多数突設され、分割体下側部
4の上端縁外周には組立ピン3に対応して多数の
組立溝6が形成され、両者は段付き係合によりワ
ンタツチで組立可能となつている。このインサー
ト1はそれぞれ別体に硬質合成樹脂(PVC,
ASB,PP等)から成形され、組立て後、第3〜
4図に示すように軟質合成樹脂(発泡ポリウレタ
ン、発泡PVC等)からなるパツド部7に組合せ
てホイールパツド8を構成する。この下側開口と
された筒状のホイールパツド8で板金製で横断面
略コ字形のエネルギー吸収体9を被覆して、吸収
体9をホイールパツド8とともにS/Wのボス部
位に装着する。図例では、パツ部7の上面裏側に
は、即ちホーンプレート10と当接する部位には
多数の小突起11を形成させてホーン操作時の触
感(ソフト感)の向上を図つている。
上記実施例のS/Wのパツド7が上方から衝撃
荷重を受けたとき、インサート1の分割体上側部
2及び分割体下側部4とは、それらの壁体相互の
内側交差角度θが180゜未満なので、分割体上側部
2の力の作用線と分割体下側部4の抗力の作用線
が交差する結果となり、インサート1は、第8図
に示すように、所定荷重L1まで組立ピン3と組
立溝6とが係合状態で弾性的に拡径(変形)さ
れ、所定荷重L1において組立ピン3と組立溝6
とが第5図に示す係合状態から滑り移動により第
6図に示す係合解除状態となる。即ち、分割体上
側部2の下側開口部が弾性的に拡径され、ないし
分割体下側部4の上側開口部が弾性的に縮径され
瞬時的に分割体上側部2の下側開口部内周壁が分
割体下側部4の上側開口部外周壁を途中まで滑り
移動し、ホイールパツドのL−D曲線A1は図例
の如く荷重L1から急降下して瞬時的に略零とな
る。しかしさらに、たわみ量が増大すると、イン
サート1の分割体上側部2と分割体下側部4との
嵌合状態が進行する。これに従つて、分割体上側
部2の拡径量ないしは分割体下側部4の縮径量が
増大するため、嵌合抵抗力が、即ちインサート
(ホイールパツド)の荷重が増大する。しかし、
その増大傾向は、分割体下側部4の外周壁を分割
体上側部2の外周壁が滑動するため、緩やかであ
る(第8図L−D曲線A1参照)。そして、分割体
上側部2と分割体下側部4との嵌合が完了、即
ち、分割体上側部2が底付きするまでに、先にエ
ネルギー吸収体が設定エネルギー吸収量のたわみ
量に達するため、急激な荷重増加は発生しない。
従つて、ホイールパツドのL−D曲線A1とエ
ネルギー吸収体のL−D曲線Bとの合成L−D曲
線C1は、中間部で若干荷重が高くなり、また、
設定エネルギー吸収量S0と略同一量のS0の吸収を
達成したとき荷重値は設定荷重値L0よりわずか
に高くなるだけである(第8図参照)。
なお、上記実施例ではインサート1とパツド2
を別体とし、インサート1が分解しやすいように
パツド部7の内周面に薄板リブ12,13を並設
する構成としたが、インサートとパツドは一体成
形してもよい。また、インサート組合せ手段とし
ての段付き係合には、接着剤による仮止めを併用
してもよい。さらに、エネルギー吸収体は、実施
例のような横断面略コ字形でなくても、つつみ円
筒状等他の形状であつても勿論よい。
〈考案の作用・効果〉 この考案のS/Wは、上記のような構成なの
で、インサートの形状保持性能を犠性とせずに、
所要のエネルギー吸収達成時の荷重値をエネルギ
ー吸収体の設定荷重値よりわずかに高い値に抑え
ることができる。従つて、インサートの材質の選
択及びホイールパツドの形状の自由度も増すとい
う副次的効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のホイールパツドにおけるイ
ンサートの一例を示す分解斜視図、第2図は同じ
く組立て斜視図、第3図はこの考案のエネルギー
吸収体を内蔵したホイールパツドの一例を示す上
面図、第4図は第3図における−線端面図、
第5図は第4図のV部位におけるインサートの係
合状態拡大図、第6図は同じインサートの係合解
除状態拡大図、第7図は従来のS/Wにおけるエ
ネルギー吸収特性曲線(L−D曲線)図、第8図
はこの考案のS/Wにおけるエネルギー吸収特性
曲線(L−D曲線)図である。 1……形状保持インサート、2……インサート
の上側部、3……組立ピン、4……インサートの
下側部、6……組立溝、7……パツド部、8……
ホイールパツド、9……エネルギー吸収体、L0
……エネルギー吸収体の設定荷重値、L1……イ
ンサートが分解可能な所定荷重値、S0……設定エ
ネルギー吸収量。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下側開口とされた筒状体のホイールパツドで被
    覆された板金製のエネルギー吸収体がボス部位に
    装着されており、前記ホイールパツドが硬質合成
    樹脂からなる上下方向に筒状の形状保持インサー
    トと軟質合成樹脂からなるパツド部との組合体で
    ある構成のステアリングホイールにおいて、 前記形状保持インサートが、上下に二分割され
    た分割体であつて、分割体上側部と分割体下側部
    との壁面相互の内側交差角度が180゜未満であり、
    所定荷重値で係合が解除されるような段付き係合
    により組立てられている、 ことを特徴とする衝撃吸収ステアリングホイー
    ル。
JP8374883U 1983-05-31 1983-05-31 衝撃吸収ステアリングホイ−ル Granted JPS59187546U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8374883U JPS59187546U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 衝撃吸収ステアリングホイ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8374883U JPS59187546U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 衝撃吸収ステアリングホイ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59187546U JPS59187546U (ja) 1984-12-12
JPH022682Y2 true JPH022682Y2 (ja) 1990-01-23

Family

ID=30213707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8374883U Granted JPS59187546U (ja) 1983-05-31 1983-05-31 衝撃吸収ステアリングホイ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59187546U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59187546U (ja) 1984-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020082966A (ja) ステアリングホイール
JPH025929B2 (ja)
JP5313410B1 (ja) 走行玩具用ホイール
JPS6212092Y2 (ja)
JPH022682Y2 (ja)
JPH01182262A (ja) 自動車等の給油口キャップ
JPS60169353A (ja) 衝撃エネルギ−吸収構造体
JP3262455B2 (ja) 紐止め具
US10737537B2 (en) Coupling unit
JPH0435392B2 (ja)
CN220855540U (zh) 平面摇杆组件和控制器
JPH0361855B2 (ja)
JP3235413B2 (ja) ステアリングホイール
JPH0791545A (ja) 樹脂ブーツ
JPH0638173Y2 (ja) ボールジョイント
JP2004345464A (ja) 車輌のクッションパッドの固定構造
JPH0216936Y2 (ja)
JPH032085U (ja)
JPH0213194Y2 (ja)
JPS6018413Y2 (ja) ヘルメツト
JPH0610196Y2 (ja) ボ−ルジヨイント
JPH0122193Y2 (ja)
EP2924533A1 (en) Vehicular grip structure
JPS6332106Y2 (ja)
JPH01132809A (ja) ヘルメット