JPH0435392B2 - - Google Patents

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JPH0435392B2
JPH0435392B2 JP61031582A JP3158286A JPH0435392B2 JP H0435392 B2 JPH0435392 B2 JP H0435392B2 JP 61031582 A JP61031582 A JP 61031582A JP 3158286 A JP3158286 A JP 3158286A JP H0435392 B2 JPH0435392 B2 JP H0435392B2
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JP
Japan
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insert
impact energy
pad
steering wheel
absorbing member
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61031582A
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English (en)
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JPS62187650A (ja
Inventor
Shuichi Ishida
Shinichi Goto
Kimio Muramatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP3158286A priority Critical patent/JPS62187650A/ja
Publication of JPS62187650A publication Critical patent/JPS62187650A/ja
Priority to US07/271,387 priority patent/US4893521A/en
Priority to US07/436,248 priority patent/US4945786A/en
Publication of JPH0435392B2 publication Critical patent/JPH0435392B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はステアリングホイールに関し、詳しく
は衝撃エネルギー吸収部材(以下E/A部材とい
う)の衝撃エネルギー吸収効果を一層高めるため
のパツドの改良に関するものである。
[従来の技術] 従来より、ステアリングホイールに衝撃エネル
ギーを吸収するために部材、いわゆるE/A部材
を装着することが提案されている。例えば実開昭
58−135363号公報に開示されているステアリング
ホイールは、第7図に示すように、例えばハブ部
にハブ部に座屈により衝撃エネルギーを吸収する
E/A部材100を配置し、インサート201と
そのインサート201に一体的に被覆された軟質
の表皮体202とからなるパツド200により、
E/A部材100が被覆されたものである。
そして近年、意匠上の見地から、パツドがハブ
部のみならずスポーク部まで覆うような大型のパ
ツドが所望されるようになり、この大型のパツド
を上記E/A部材が装着されるステアリングホイ
ールに適用すると、第8図のようになる。即ち従
来と同様にハブ部に座屈により衝撃エネルギーを
吸収するE/A部材100を配し、ハブ部とスポ
ーク部を覆うパツド200が、E/A部材100
に取付けられた板金101を介して取付けられる
構成となる。
[発明が解決しようとする問題点] ところが上記したステアリングホイールでは、
パツドの形状保持性に優れている反面、インサー
トの剛性が大き過ぎるという問題があつた。そし
てE/A部材の真上に衝撃が加わつたとしても、
パツド自体の剛性による反力が生じ、またインサ
ートのスポーク部分で衝撃エネルギーを受ける場
合もあり、衝撃エネルギーがE/A部材に伝わり
にくく、衝撃エネルギー吸収効果がその分減少す
るという不具合が考えられる。このためE/A部
材の強度を設計するには、パツドの剛性をも考慮
して設計しなければならず、大きな工数が必要と
なつていた。
本発明はこの問題点に鑑みてなされたものであ
り、E/A部材の強度はパツドの剛性にほとんど
無関係に設定することができ、かつパツドの形状
保持性にも優れたステアリングホイールを提供す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明のステアリングホイールは、操作部と、
該操作部に連続しステアリングシヤフトに該操作
部の動きを伝えるハブ部と、該ハブ部に配置され
座屈変形により衝撃エネルギーを吸収する衝撃エ
ネルギー吸収部材と、少なくとも該衝撃吸エネル
ギー収部材とスポーク部とを覆い、硬質のインサ
ートと該インサートに一体的に被覆された軟質の
表皮体とからなるパツドと、から構成されたステ
アリングホイールであつて、 該インサートは衝撃エネルギー吸収部材の衝撃
エネルギーが作用する作用表面の外周縁部に対応
する位置または該作用表面42の外側に対応する
位置に他の部分より肉厚が薄い薄肉溝部または複
数の連続状の切欠孔などからなる区画部をもち、
該区画部によつて該インサートが曲折するように
したことを特徴とする。
本発明のステアリングホイールは操作部と、ハ
ブ部と、E/A部材と、パツドとを有する。ここ
で操作部は人間が車輌の進行方向を変えるために
操作する部位であり、一般にはリムまたはリング
部と呼ばれるリング状の部材である。その形状は
真円状、楕円状など種々選択でき、従来と同様の
ものを用いることができる。またその材質も合成
樹脂製など従来と同様のものを用いることができ
る。
ハブ部は操作部の動きをステアリングシヤフト
に伝える部分であり、一般には操作部の中心に位
置する。そして、ハブ部から放射状に伸びるスポ
ーク部で操作部とハブ部とが連結される。なおこ
のハブ部にホーンスイツチを設けることもでき
る。
E/A部材は衝撃エネルギーを吸収するための
部材であり、例えば板金の座屈により衝撃エネル
ギーを吸収する部材などを利用することができ
る。
パツドはインサートと表皮体とから構成され、
E/A部材、スポーク部などを覆つている。ここ
でインサートはパツドの形状を保持するものであ
り、従来と同様に硬質樹脂、板金などから形成さ
れる。
本発明の最大の特徴はこのインサートが衝撃エ
ネルギー吸収部材の衝撃エネルギーが作用する作
用表面の外周縁部に対応する位置または作用表面
の外側に対応する位置に薄肉溝部または複数の連
続状の切欠孔などからなる区画部をもつところに
ある。即ちこの区画部によつてインサートが曲折
するようにしたものである。
この区画部は、例えば連続した薄肉の溝、連続
状の凹部、連続状の切欠孔、あるいはインサート
内部に内部空間を有する部分、などとすることが
できる。また複数の連続状の切欠孔と薄肉溝部な
どを組合せてもよい。
インサートを先にE/A部材などに取付け、後
から表皮体を被せる場合などには、複数の連続状
の切欠孔を設けてもよい。しかしながらインサー
トを金型内に配置して表皮体をインサート成形す
る場合などには、表皮体に向かう側のインサート
の表面は平滑であることが望ましく、区画部は表
皮体に向かう側と反対側のインサートの表面に貫
通しないように設けることが望ましい。もし表皮
体に向かう側のインサートの表面に溝、または貫
通孔の開口などがあるとその部分で表皮体の平滑
性が損われる場合があるからである。
また区画部で区画されたインサートの各部分は
それぞれE/A部材、またはE/A部材に取付け
られた板金などに取付けられることが望ましい。
このようにすれば、区画部によりパツドに歪が生
じたとしても、E/A部材によりその歪みが矯正
されるのでパツドの形状保持性が一層向上する。
インサートには一般に全面に表皮体が被覆され
る。この表皮体は従来と同様に軟質ポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリウレタン樹脂などの軟質樹脂から形
成することができ、インサートと一体的にインサ
ート成形する、あるいはインサートに後から被せ
るなどの方法により被覆することができる。
[発明の作用および効果] 本発明のステアリングホイールでは、パツドの
インサートの衝撃エネルギー吸収部材の衝撃エネ
ルギーが作用する作用表面の外周縁部に対応する
位置または作用表面の外側に対応する位置に薄肉
溝部または複数の連続状の切欠孔などからなる区
画部が形成されている。そしてその区画部におい
てインサートは曲折することができ、パツドの剛
性を他の部分に比べて著しく小さくすることがで
きる。従つて区画部を形成することにより、衝撃
のエネルギーがインサートのスポーク部分で受止
められることなく確実にE/A部材に伝達され、
E/A部材のエネルギー吸収作用(板金のばあい
には座屈変形)により衝撃エネルギーが吸収され
る。またE/A部材のエネルギー吸収設定値はパ
ツドの剛性を鑑みて設定する必要がほとんどな
く、設計に要する工数を少なくすることが可能と
なる。
ところで、例えばE/A部材を実施例のように
箱状とした場合、衝撃荷重が作用したとき衝撃が
作用する作用表面に変形が生じるおそれがある。
このような場合には座屈変形する側面部の荷重−
変形曲線の立ち上がりが作用表面に変形がない場
合より緩やかとなり、エネルギー吸収効率にばら
つきが生じやすい。しかし本発明のステアリング
ホイールでは、インサートのE/A部材を覆う部
分には区画部は設けられていないので、作用表面
は全体が均一にインサートで補強され、作用表面
の変形によるエネルギー吸収効率のばらつきを防
止することができる。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。
第1図〜第3図に本発明の1実施例のステアリ
ングホイールを示す。このステアリングホイール
は、ステアリングシヤフトに連結されたハブ部1
と、ハブ部1を中心として略T字状に伸びるスポ
ーク部2と、スポーク部2の先端を連結する操作
部としての環状のリング部3とから主として構成
される。ハブ部1には第2図に示すように、板金
から形成され座屈により衝撃エネルギーを吸収す
るE/A部材4およびスポーク部2の基端部まで
延設された板金41が取付けられている。そして
E/A部材4および板金41上面には、ハブ部1
およびスポーク部2を覆うパツド5が取付けられ
ている。このE/A部材4は略箱状をなし、側面
部に溝状の屈曲部40を有している。そしてパツ
ド5を介して作用表面42に衝撃エネルギーが作
用すると、屈曲部40で座屈変形することにより
衝撃エネルギーを吸収する。
パツド5はポリプロピレン樹脂製インサート6
と、インサート6を覆い、インサート6と一体的
にインサート成形された軟質ポリ塩化ビニル樹脂
製表皮体7とから形成されている。
インサート6には、第3図に概略を示すよう
に、E/A部材4の作用表面42外周縁部に沿
い、切り欠き溝からなる3本の薄肉溝部61が
E/A部材4に向かう側の表面に形成され、その
薄肉溝部61によりインサート6はハブ部1を覆
う主部62と、残る3つのスポーク部2を覆う翼
部63の4つに区画されており、区画されたそれ
ぞれの部分は、E/A部材4および板金41にビ
ス8にて取付けられている。
上記のように構成された本実施例のステアリン
グホイールでは、主部62に衝撃力が加わつた場
合には、インサート6が上記薄肉溝部61で曲折
するため、翼部63の剛性の影響を受けることな
く衝撃エネルギーは確実にE/A部材4に伝わ
る。そして屈曲部40の座屈により衝撃のエネル
ギーが吸収される。
又主部62および翼部63はそれぞれE/A部
材4および板金41に取付けられているので、パ
ツド5の形状は確実に保持される。さらにインサ
ート6の表皮体7に向かう表面は平滑であり、従
つて表皮体7の表面も平滑となる。
なお区画部は上記の例の他に、第4図に示すよ
うな所定の間隔を隔てて並んだ凹部64、第5図
に示すような内部空間65、あるいは第6図に示
すようなブリツジ状の薄肉部66と貫通する切欠
孔67が交互に連続したもの、などとすることも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の1実施例のステアリ
ングホイールに関するものであり、第1図はその
要部平面図、第2図は第1図のA−A矢視断面で
示す要部断面図、第3図はパツドの概略平面図で
ある。第4図、第5図および第6図はインサート
の区画部の他の態様を示す要部拡大斜視図であ
る。第7図は従来のステアリングホイールの要部
概略断面図、第8図は従来のステアリングホイー
ルの第2図相当の要部断面図である。 1……ハブ部、2……スポーク部、3……リン
グ部(操作部)、4……E/A部材(衝撃吸収部
材)、5……パツド、6……インサート、7……
表皮体、8……ビス、40……屈曲部、42……
作用表面、41……板金、61……薄肉溝部、6
4……凹部、65……内部空間、66……薄肉
部、67……切欠孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 操作部と、 該操作部に連続しステアリングシヤフトに該操
    作部の動きを伝えるハブ部1と、 該ハブ部1に配置され座屈変形により衝撃エネ
    ルギーを吸収する衝撃エネルギー吸収部材4と、 少なくとも該衝撃エネルギー吸収部材4とスポ
    ーク部2とを覆い、硬質のインサート6と該イン
    サート6に一体的に被覆された軟質の表皮体7と
    からなるパツド5と、から構成されたステアリン
    グホイールであつて、 該インサート6は、該衝撃エネルギー吸収部材
    4の衝撃エネルギーが作用する作用表面42の外
    周縁部に対応する位置または該作用表面42の外
    側に対応する位置に他の部分より肉厚が薄い薄肉
    溝部または複数の連続状の切欠孔などからなる区
    画部61をもち、該区画部61によつて該インサ
    ート6が曲折するようにしたことを特徴とするス
    テアリングホイール。 2 区画部で区画されたインサートの各部分はそ
    れぞれ衝撃エネルギー吸収部材に取付けられてい
    る特許請求の範囲第1項記載のステアリングホイ
    ール。
JP3158286A 1986-02-14 1986-02-14 ステアリングホイ−ル Granted JPS62187650A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3158286A JPS62187650A (ja) 1986-02-14 1986-02-14 ステアリングホイ−ル
US07/271,387 US4893521A (en) 1986-02-14 1988-11-14 Steering wheel
US07/436,248 US4945786A (en) 1986-02-14 1989-11-14 Steering wheel

Applications Claiming Priority (1)

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JP3158286A JPS62187650A (ja) 1986-02-14 1986-02-14 ステアリングホイ−ル

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JPS62187650A JPS62187650A (ja) 1987-08-17
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JP3158286A Granted JPS62187650A (ja) 1986-02-14 1986-02-14 ステアリングホイ−ル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4893521A (en) * 1986-02-14 1990-01-16 Toyoda Gosei Co., Ltd. Steering wheel
US5067367A (en) * 1988-11-30 1991-11-26 Toyoda Gosei Co., Ltd. Steering wheel
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4833383U (ja) * 1971-08-25 1973-04-21

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JPS4833383U (ja) * 1971-08-25 1973-04-21

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JPS62187650A (ja) 1987-08-17

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