JPH0326052Y2 - - Google Patents

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JPH0326052Y2
JPH0326052Y2 JP19284585U JP19284585U JPH0326052Y2 JP H0326052 Y2 JPH0326052 Y2 JP H0326052Y2 JP 19284585 U JP19284585 U JP 19284585U JP 19284585 U JP19284585 U JP 19284585U JP H0326052 Y2 JPH0326052 Y2 JP H0326052Y2
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steering wheel
lower cover
ring
boss
divided
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JP19284585U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、セルフ・アライニング機構(首振り
機構)を備えたステアリングホイールに関するも
のである。
(従来の技術) 従来のセルフ・アライニング機構(首振り機
構)付ステアリングホイールには、以下に示すよ
うな構成が採用されている。
すなわち第3〜5図に示すように、ボス28の
外周にはセルフ・アライニング機構25が装着さ
れ、同セルフ・アライニング機構25はボス28
から放射状に延びる五本の脆弱腕部26の一端を
ボス28の外周に固定するとともに、他端を溶接
によつてボスプレート21の外周に固定すること
により構成されている。そして、リング23の一
部に衝撃荷重が加えられたときにセルフ・アライ
ニング機構25の脆弱腕部26が変形することに
よつてリング23が首を振るように傾動し、リン
グ23が衝撃荷重を均等に受けるとともにリング
23全体からの衝撃荷重をスポーク芯金24が塑
性変形することにより吸収するようになつてい
る。
従つて、リング23の一部に衝撃荷重が加わつ
てもリング23が傾動してリング23全体で衝撃
荷重を受けてこれをスポーク芯金24に伝えるた
めにスポーク芯金24の塑性変形が常に一定とな
り、スポーク芯金24の設定を容易にしていた。
次に、上記ボス28およびスポーク芯金24の
前面(第3図の左側)には一体成形された合成樹
脂製のパツド9が装着されており、また、背面に
はスポーク芯金24の裏面をほぼ全体に覆う合成
樹脂製のロアカバーAと、ボスプレート21を覆
う同じく合成樹脂製のロアカバーBが装着されて
いる。そして、ロアカバーAはスポーク芯金24
の所定箇所にビス22(あるいはフアスナなど)
を介して固定され、またロアカバーBもビス(図
示しない)を介してボス28に固定されている。
このように、ロアカバーが二分割され、その一
方はスポーク芯金24に、また他方はボス28に
固定されていることから、前記セルフアライニン
グ機構25の脆弱腕部26が変形してロアカバー
Bと当接してもロアカバーBが脆弱腕部とともに
変形するため、脆弱腕部26の変形が阻害される
ことなく、ひいてはリング23の傾動が確実に行
われるようになつていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上述した従来のセルフ・アライニン
グ機構付ステアリングホイールにおいては、合成
樹脂製ロアカバーを分割し、一方をスポーク芯金
に、他方をボスに固定するという構成を採用して
いるため、ロアカバーをステアリングホイールに
組付ける際に手間がかかつていた。さらに、ロア
カバーの製造に際して複数の金型が必要ともな
り、製造コストの上昇および部品点数の増加とい
う問題点があつた。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので
あつて、その目的とするところは簡単な構成で、
かつ、セルフ・アライニング機構の脆弱腕部の変
形を阻害することのない合成樹脂製ロアカバーを
備えたステアリングホイールを提供することにあ
る。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) すなわち、本考案はリングと、衝撃吸収スポー
ク芯金と、セルフ・アライニング機構とを備えた
ステアリングホイールにおいて、前記リングに一
定以上の衝撃荷重が加わつて前記セルフ・アライ
ニング機構の脆弱腕部が変形したときに、スポー
ク芯金に固定された部分とボスに固定された部分
とに分割される分割部を備えたロアカバーを設け
たことを特徴とするステアリングホイールを採用
することにより、上記問題点の解決を図つたもの
である。
(作用) 上記ステアリングホイールのリングに一定以上
の衝撃荷重が加えられたとき、セルフ・アライニ
ング機構の脆弱腕部が変形してロアカバーに当接
することにより、ロアカバーの分割部が破損さ
れ、ロアカバーはその分割部を境にしてスポーク
芯金に固定された部分とボスに固定された部分と
に分割される。
そして、ボスに固定されたロアカバーは脆弱腕
部の変形に伴つて移動するため、脆弱腕部の変形
を阻害することがなく、リングの移動を従来と同
じように行わせることができる。
しかも、このロアカバーは合成樹脂を一体成形
してなるものであつて、従来のこの種のロアカバ
ーと異なり、ステアリングホイールへの組付けが
容易であり、またその製造に際して複数の金型を
必要としないため、ステアリングホイールの製造
コストの低減および部品点数の減少を図ることが
できる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した一実施例を第1〜2
図に従つて説明する。
本実施例のステアリングホイールの中央部に
は、ステアリングシヤフト(図示しない)が嵌合
される貫通孔5を備えた金属製ボス3が取着され
ている。また、このボス3の外周にはセルフ・ア
ライニング機構11が装着されており、このセル
フ・アライニング機構11はボス3から放射状に
延びる五本の脆弱腕部13の一端をボス3の外周
に固定するとともに、他端を溶接によつてボスプ
レート14の外周に固定することにより構成され
ている。
さらに、このボスプレート14および環状に形
成されたリング芯金7との間には塑性変形するこ
とによつて衝撃荷重を吸収する四本の金属製スポ
ーク芯金2が架設され、それらの両端部が溶接に
よつてリング芯金7およびボスプレート14に固
定されているとともに、リング芯金7の全周およ
びスポーク芯金2端部にはこれらをインサートと
して軟質塩化ビニル樹脂からなる被覆層8が設け
られてリング6を形成している。
次に、ボス3とスポーク芯金2の前面(第1図
左側)には一体成形されたポリプロピレン樹脂製
のパツド9が装着されており、また、背面(第1
図の右側)には同じく一体成形されたポリプロピ
レン樹脂製のロアカバー1が装着されている。
上記ポリプロピレン樹脂製のロアカバー1は全
体が一体に射出成形されたものであつて、その中
央部がボス3の外周に嵌合・固定されるととも
に、四箇所に取付孔10が設けられ、ビス15を
介して各スポーク芯金2に固定されるようになつ
ている。また、このロアカバー1の中央部と取付
孔10とのほぼ中間位置には複数の切欠溝4a,
4bと薄肉溝4cとが、中央部を囲むように全体
がほぼ角丸の四角形状に配列され、これらによつ
て分割部4が構成されている。
次に、上記構成からなるステアリングホイール
の作用効果を説明する。
ステアリングホイールに負荷された衝撃の吸収
は、ステアリングホイールのリング6の一部に衝
撃荷重が加わるとセルフ・アライニング機構11
の脆弱腕部13が変形してリング6が首を振るよ
うに傾動し、リング全体で均等にこの衝撃荷重を
受けるようになる。そして、このリング6全体か
らの衝撃荷重をスポーク芯金2が塑性変形するこ
とによつて吸収する。
ところで、従来二分割されていたロアカバーを
単に一本化しただけではこのリング6の傾動時に
脆弱腕部13が変形し、ロアカバーに当接してリ
ング6の傾動を阻害することになるため、リング
6全体で均等に衝撃荷重を受けることは難しくな
り、従つて衝撃荷重を吸収するスポーク芯金2の
設定が困難となる。
ところが本願では前記の如く構成した分割部4
が設けられていることにより、脆弱腕部13が変
形してロアカバー1に当接してその変形応力がロ
アカバー1にかかつたときにこの分割部4の薄肉
溝4cが破損されるため、ロアカバー1は分割部
4を境にしてスポーク芯金2に固定された部分と
ボス3に固定された部分とに分割される。そし
て、ボス3に固定された部分は脆弱腕部13の変
形に追従して移動するため、二分割されたロアカ
バーを備えた従来のステアリングホイールと同様
に、リング6の傾動を阻害することなくリング6
全体で均等に衝撃荷重が受けられることになる。
従つて、所定の荷重で変形するように設定され
たスポーク芯金2は上記均等化された衝撃荷重に
よつて変形して、この衝撃荷重を吸収することが
可能となる。
しかも、上述したように、このロアカバー1は
ポリプロピレン樹脂を一体成形したものであるた
め、従来のこの種のロアカバーと異なり、ステア
リングホイールへの組付けが容易となり、またそ
の製造に際して二種類の金型を必要とせず、その
ため、ステアリングホイールの製造コストの低減
および部品点数の減少が図られる、という優れた
効果を得ることができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、本考案の要旨を変更しない範囲で細部の
構成を適宜、変更することが可能である。
すなわち、 分割部、すなわち切欠溝や薄肉溝の形状、位
置、大きさなどは上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば切欠溝を除いて全周薄肉溝で
分割部を形成するなど、ロアカバーを構成する
合成樹脂の材質やロアカバーの形状などによつ
て、適宜変更することが可能である。
四本スポークのステアリングホイールのみな
らず、一〜三本スポークのステアリングホイー
ルなどにも適用可能である。
考案の効果 以上詳述したように、本考案に係るステアリン
グホイールにおいては、そのロアカバーが同ステ
アリングホイールのリングに一定以上の衝撃荷重
が加えられた際、リングの傾動、すなわち脆弱腕
部の変形を阻害しないように分割されるようにな
つている。従つて、従来同様にリングの傾動が行
われ、ひいてはスポーク芯金が予め設定された所
定の荷重で変形して衝撃荷重を吸収することがで
きるという効果を発揮する。
また、このロアカバーは合成樹脂を一体成形し
たものであるため、ステアリングホイールへの組
付けが容易であり、かつ、その製造に際して複数
の金型を必要としないことから、ステアリングホ
イールの製造コストの低減および部品点数の減少
が図られる、という優れた効果を発揮する考案で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第2図
−線による要部断面図、第2図はロアカバー
の背面図、第3図〜第5図は従来装置の一例を示
し、第3図は第4図−線による要部断面図、
第4図はロアカバーAを示す背面図、第5図はロ
アカバーBを示す背面図である。 1……ロアカバー、2……スポーク芯金、3…
…ボス、4……分割部、4a,4b……切欠溝、
4c……薄肉溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 リング6と、衝撃吸収スポーク芯金2と、セ
    ルフ・アライニング機構11とを備えたステア
    リングホイールにおいて、前記リング6に一定
    以上の衝撃荷重が加わつて前記セルフ・アライ
    ニング機構11の脆弱腕部13が変形したとき
    に、スポーク芯金2に固定された部分とボス3
    に固定された部分とに分割される分割部4を備
    えたロアカバー1を設けたことを特徴とするス
    テアリングホイール。 2 前記分割部4は薄肉溝4cと切欠溝4a,4
    bとからなることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のステアリングホイール。 3 前記分割部4は全周薄肉溝4cから形成され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のステアリングホイール。
JP19284585U 1985-12-13 1985-12-13 Expired JPH0326052Y2 (ja)

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JP19284585U JPH0326052Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

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JP19284585U JPH0326052Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

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JPS6299471U JPS6299471U (ja) 1987-06-24
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US8505410B2 (en) * 2006-08-31 2013-08-13 Autoliv Asp, Inc. Two-piece steering wheel back-cover for improved safety performance
WO2014103752A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 オートリブ ディベロップメント エービー ステアリングホイール装置

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JPS6299471U (ja) 1987-06-24

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