JPH0234087Y2 - - Google Patents

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JPH0234087Y2
JPH0234087Y2 JP1984200541U JP20054184U JPH0234087Y2 JP H0234087 Y2 JPH0234087 Y2 JP H0234087Y2 JP 1984200541 U JP1984200541 U JP 1984200541U JP 20054184 U JP20054184 U JP 20054184U JP H0234087 Y2 JPH0234087 Y2 JP H0234087Y2
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JP
Japan
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bearing
case
sun visor
support shaft
case body
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JP1984200541U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両用サンバイザの軸受ケースに関
し、詳しくは、サンバイザ本体に内設されかつ該
サンバイザ本体を支軸に対し回動可能に支持する
ための軸受ケースの改良に関するものである。
(従来の技術) 従来、支軸に対応する軸孔を有する軸受部と、
サンバイザ本体に内蔵の芯材に対し固定される支
持部とを備えた軸受ケースは、金属板(主に鉄
板)の板曲げ加工によつて形成されるのが一般的
であつた。
(考案が解決しようとする問題点) 軸受ケースが金属製のものにおいては、軸受ケ
ースの軸孔と該軸孔に嵌挿される支軸との回転部
分にさび付き等が生じ、支軸回りに対するサンバ
イザ本体の回転操作に支障をきたす場合がある。
このため、軸受ケースを合成樹脂材で成形するこ
とが考えられる。しかしながら、軸受ケースを合
成樹脂製とすると、サンバイザ本体の支持力が低
下し耐久性に問題が生じる場合がある。特に、L
字状をなす支軸の垂直軸部の回りに対し、サンバ
イザ本体を回動するときに、支軸の水平軸部が嵌
挿される入口側において、軸受ケースが損傷され
る問題が生じる。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の問題点を解決するために、この
考案は、サンバイザ本体に内設される平板状の芯
材に固定されかつサンバイザ本体を支持する支軸
が回動可能に嵌挿される軸受ケースであつて、前
記支軸が嵌挿される軸孔を有し、かつ下端開口す
る断面C字筒状の軸受部と、該軸受部の開口部両
端から延出され、前記芯材の表・裏両面に固定さ
れる一対の支持脚とを備えたケース本体を合成樹
脂材より一体成形し、このケース本体には、前記
支軸が嵌挿される入口側において、ケース本体の
断面形状に対応する形状でかつ剛性を有する軸受
クリツプを内装し、この軸受クリツプはケース本
体の軸孔の入口側部分の内周面に沿つて嵌挿され
た下端開口の断面C字筒状の軸受部と、該軸受部
の両端より、前記両支持脚の内側面に沿つて下方
に向けて延出され、かつ下部が前記芯材に固定さ
れる両脚片とを備え、さらに、両脚片のうち、一
方の脚片の中央部に貫設される貫孔を通し、他方
の脚片の中央部に形成されたぬねじに対しトルク
調整用のビスがねじ込まれている構成にしたもの
である。
(作用) 上記したように構成される車両用サンバイザの
軸受ケースにおいて、ケース本体を合成樹脂製と
することで、該ケース本体の軸孔と該軸孔に嵌挿
される支軸との回転部分のさび付き等を防止して
支軸回りに対するサンバイザ本体の回転操作を円
滑化するとともに、ケース本体の支軸が嵌挿され
る入口側に内装された剛性を有する軸受クリツプ
によつて、支軸に対するサンバイザ本体の支持力
の低下を防止することができる。
さらに、前記軸受クリツプの一方の脚片を通し
て他方の脚片にねじ込まれたトルク調整用のビス
を、前記他方の脚片に対し螺進・螺退することで
同軸受クリツプの軸受部を縮小・拡大することが
でき、前記軸受部と支軸との回動部分の摩擦力を
加減することができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
車両サンバイザを一部破断して正面から表わし
た第4図において、車体の所定位置に固定される
取付部材1には、L字状の支軸2が、その垂直軸
部2aにおいて回転可能に支持されている。この
支軸2の水平軸部2bには、サンバイザ本体3
が、該本体に内設された軸受ケース7において、
回転可能に装着されている。
サンバイザ本体3は、厚紙、合成樹脂板、ベニ
ア板等の板状部材より所定形状に形成された芯材
4と、該芯材4を包囲している表現分割されたス
ポンジ材等よりなるパツド5と、該パツド5を被
覆している外装皮6とを主体として構成されてい
る。
上記芯材4の片側上部に固定される軸受ケース
7は、第1図、第2図及び第3図に示すように、
ケース本体8と軸受クリツプ9とにより構成され
ており、ケース本体8は、合成樹脂材の射出成形
によつて一体成形されている。この合成樹脂製の
ケース本体8は、支軸2の水平軸部2bが回転可
能に嵌挿される軸孔を中心に有しかつ下端開口す
る断面C字状の軸受部8aと、該軸受部8aの開
口部両端より芯材4の表裏両面に沿つて延出され
かつ合成樹脂製の複数本のリベツト10,11に
よつて芯材4に固定された1対の支持部8b,8
cよりなる支持部8dとを一体に備えている。ま
た、軸受部8aの片側(支軸2の水平軸部2bが
挿入される側)寄りには、支軸2の水平軸部2b
の外周に突設された抜止片2cに対応する抜止片
8eが切欠状に形成されている。
上記ケース本体8には、支軸2の水平軸部2b
が嵌挿される入口側において、剛性を有する金属
製の軸受クリツプ9が、ケース本体8の外側面よ
り露出することがないように内装されている。こ
の実施例においては、第2図に示すように、ケー
ス本体8軸受部8aの軸孔のうち、入口側部分が
軸受クリツプ9の板厚に相当する分だけ大径に形
成されるとともに、同ケース本体8の支持部8d
における両支持部8b,8cの入口側部分の対向
間隔が、軸受クリツプ9の板厚に相当する分だけ
大きく設定されている。そして、軸受クリツプ9
は、ケース本体8の軸孔の入口側部分の内周面に
沿つて嵌挿された下端開口のC字状の軸受部9a
と、該軸受部8aの両端より下方に向けて延出さ
れた脚片9b,9cとを備えている。そしてこれ
ら両脚片9b,9cの下端部が、芯材4に対し、
ケース本体8を固定しているリベツト11によつ
て止着されている。さらに、両脚片9b,9cの
うち、一方の脚片9bの中央部には、トルク調整
用のビス12が貫挿される貫孔が形成され、他の
脚片9cの中央部には前記ビス12が螺合される
めねじが形成されている。そして、ビス12を、
脚片9cのめねじに対し螺進、螺退することで、
両脚片9b,9cを介して軸受クリツプ9の軸孔
が弾性縮拡されるように構成されている。なお、
トルク調整用のビス12の頭部は、第2図に示す
ように、サンバイザ本体3の外面に露出される。
この実施例は上述したように構成されるもので
あり、したがつて、軸受クリツプ9の軸孔及びケ
ース本体8の軸孔に対し、支軸2の水平軸部2b
を嵌挿して、該支軸2に対しサンバイザ本体3を
装着した状態において、支軸2の水平軸部2b回
りに対し、サンバイザ本体3を回動するときに
は、ケース本体8の軸孔並びに軸受クリツプ9の
軸孔と、支軸2の水平軸部2b外周面との間の回
動摩擦低抗より適宜に大きいトルクをサンバイザ
本体3に加えることで、該サンバイザ本体3が支
軸2の水平軸部2b回りに円滑に回動する。この
実施例では、トルク調整用のビス12を締付け調
整し、軸受クリツプ9の軸孔を弾性縮拡させるこ
とで、該軸孔と支軸2の水平軸部2bとの間の回
動摩擦抵抗が加減される。このため、支軸2の水
平軸部2b回りに対し、サンバイザ本体3を任意
のトルクで回動することができる。
また、支軸2の垂直軸部2a回りに対し、サン
バイザ本体3を回動するときは、その荷重を合成
樹脂製のサンバイザ本体3に内装された剛性を有
する金属製の軸受クリツプ9において受けること
ができる。このため、支軸2の垂直軸部2a回り
に対しサンバイザ本体3を回動したときの荷重が
原因となつて合成樹脂製ケース本体8が損傷され
るという不具合を防止することができる。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、軸受ケ
ースのケース本体を合成樹脂製とすることで、該
ケース本体の軸孔と、該軸孔に嵌挿される支軸外
周面との回転部分のさび付き等を防止することが
できるため、支軸回りに対し、サンバイザ本体を
円滑に回動操作することができるとともに、金属
製のものと比し、軽量化や安定性の向上等を図る
ことができる効果がある。
また、ケース本体の支軸が嵌挿される入口側に
内装された剛性を有する軸受クリツプによつて、
支軸に対するサンバイザ本体の支持力の低下を防
止することができて、耐久性にも優れる効果があ
る。
さらに、前記軸受クリツプの一方の脚片を通し
て他方の脚片にねじ込まれたトルク調整用のビス
を前記他方の脚片に対し螺進・螺退することで、
同軸受クリツプの軸受部を縮小・拡大することが
でき、前記軸受部と支軸との回動部分の摩擦力を
加減することができる。この結果、支軸回りに対
するサンバイザ本体のトルクを所望とするトルク
に容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は車両用サンバイザの要部を破断して示す正面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
第1図の−線断面図、第4図は車両サンバイ
ザを一部破断して示す正面図である。 2……支軸、3……サンバイザ本体、4……芯
材、7……軸受ケース、8……ケース本体、9…
…軸受クリツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サンバイザ本体に内設される平板状の芯材に固
    定されかつサンバイザ本体を支持する支軸が回動
    可能に嵌挿される軸受ケースであつて、前記支軸
    が嵌挿される軸孔を有し、かつ下端開口する断面
    C字筒状の軸受部と、該軸受部の開口部両端から
    延出され、前記芯材の表・裏両面に固定される一
    対の支持脚とを備えたケース本体を合成樹脂材よ
    り一体成形し、このケース本体には、前記支軸が
    嵌挿される入口側において、ケース本体の断面形
    状に対応する形状でかつ剛性を有する軸受クリツ
    プを内装し、この軸受クリツプはケース本体の軸
    孔の入口側部分の内周面に沿つて嵌挿された下端
    開口の断面C字筒状の軸受部と、該軸受部の両端
    より、前記両支持脚の内側面に沿つて下方に向け
    て延出され、かつ下部が前記芯材に固定される両
    脚片とを備え、さらに、両脚片のうち、一方の脚
    片の中央部に貫設される貫孔を通し、他方の脚片
    の中央部に形成されためねじに対しトルク調整用
    のビスがねじ込まれていることを特徴とする車両
    用サンバイザの軸受ケース。
JP1984200541U 1984-12-27 1984-12-27 Expired JPH0234087Y2 (ja)

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JPS61113018U JPS61113018U (ja) 1986-07-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034487Y2 (ja) * 1981-06-24 1985-10-15 共和産業株式会社 サンバイザ−の軸受支持部の構造

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JPS61113018U (ja) 1986-07-17

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