JPH0453455Y2 - - Google Patents

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JPH0453455Y2
JPH0453455Y2 JP1580288U JP1580288U JPH0453455Y2 JP H0453455 Y2 JPH0453455 Y2 JP H0453455Y2 JP 1580288 U JP1580288 U JP 1580288U JP 1580288 U JP1580288 U JP 1580288U JP H0453455 Y2 JPH0453455 Y2 JP H0453455Y2
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JP
Japan
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pin
bushing
slit
sliding hole
caliper
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JP1580288U
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JPH01121730U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はピンブツシユに関するものであり。特
にピンタイプのデイスクブレーキにおけるピンを
摺動自在に支持するキヤリパのボス部のピン摺動
孔の内周の環状溝に嵌め込むものである。
従来技術 従来、ブツシユとしては、例えば、第7,8図
に示されているブツシユ(以下、従来技術1と称
する)、また実開昭52−35444号公報に開示されて
いるガイドブツシユ(以下、従来技術2と称す
る)等が知られている。
上記従来技術1のブツシユは、弾性円筒体にて
構成したものである。また上記従来技術2のガイ
ドブツシユは、両端部に鍔部を設けた環状体であ
つて、該環状体はその内周面に縦溝を設けると共
に、その縦線に対して傾斜した方向に切断し、該
鍔部を設けた環状体の外径を縮小して孔径より小
さくして該孔への装着を容易にすると共に、該縦
溝をグリース溜りに構成したものである。
考案が解決しようとする課題 従来技術のうち、従来技術1においては、ブツ
シユ8が弾性円筒体であるため、該ブツシユがキ
ヤリパのボス部3のピン摺動孔の内周の環状溝に
組付けられたとき、第7,8図に示されているよ
うに、該溝に倣う様に取付けられないことがあ
り、一様な緊縛力を発生させることができず、接
触面圧が局部的に高くなる所があり、へたりが生
じるという問題点を有していた。また従来技術2
においては、該ガイドブツシユが傾斜して切断さ
れているためその形成が容易でなく、またキヤリ
パのボス部等の摺動孔にピン挿入組付け時および
その後の該ピンの摺動時に軸方向に通気ができず
エア抜き性が悪いという問題点を有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、装着が容易で、変形し易く耐振性が優
れ、かつキヤリパのボス部等の摺動孔にピン挿入
組付け時およびその後の該ピンの摺動時のエア抜
きが可能であるブツシユを提供しようとするもの
である。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本考案における
ピンブツシユは、円筒体に軸方向のスリツトを設
け、該スリツトの外端部に面取りを施した高弾性
環状体よりなることを特徴とするものである。
作 用 本考案は、前記の構成により、例えば、前記ピ
ンタイプのデイスクブレーキにおけるキヤリパの
ボス部のピン摺動孔の内周の環状溝に、ピンブツ
シユを取付けるとき、該ブツシユの環状体を巻き
込みその外径を縮小して該環状溝に容易にピンブ
ツシユを装着し得るようにし、また該ピン摺動孔
へのピン挿入組付け時およびピン組付け後のエア
抜けを可能として、ピンの挿入および摺動を容易
にし、該ブツシユを高弾性材としてその耐振性を
向上させるものである。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
本考案のピンブツシユ1は、例えば、ピンタイ
プデイスクブレーキにおいて、ピン2を摺動可能
に支持するキヤリパのボス部3のピン摺動孔4の
内周に設けた環状溝5に嵌め込み使用するもので
あつて、該ピンブツシユは、円筒体に軸方向のス
リツト6を設け、該スリツトの外端部に面取り7
を施した高弾性材料(ラバー)からなる環状体で
ある。
上記構成のピンブツシユ1をキヤリパのボス部
3等のピン摺動孔4の内周の環状溝5に組付ける
とき、該ブツシユが高弾性材(ラバー)であるの
で、第5図に示すように自由状態のブツシユ1
を、渦巻状に巻き込んで2、該ブツシユの外径を
ピン摺動孔4の内径aφより縮小し、内径bφの前
記環状溝に該ブツシユを嵌め込み3組付ける。
ピンブツシユ1はその組付状態いおいて、ピン
摺動孔4の内径に倣うように取付けられるため、
一様な緊縛力を発生させることができ、第7,8
図に示す従来のピンブツシユのように、接触面圧
が局部的に高くなるところがなく、へたりが生じ
難い。
またスリツトを有するピンブツシユ1が装着さ
れた該ボス部3にピン2を組付けるとき、該スリ
ツトの面取り7により軸方向に形成された隙間に
よつて通気ができ、その組付けが容易になつた。
考案の効果 本考案は、上述のとおり構成されているので、
円筒体の軸方向にスリツトを設けた高弾性材料か
らなるピンブツシユは、ボス部のピン摺動孔の環
状溝に前記第5図に示すように渦巻状に巻き込ん
で装着できるので組付けが容易であり、またピン
ブツシユが装着されたボス部のピン摺動孔にピン
を組付けるとき、スリツトの外端の面取りで通気
でき、ピン組付けが容易であり、さらにまた、該
面取り7によりエア抜き面積が保証されているた
め、高弾性材料(ラバー)のピンブツシユでピン
が一様な緊縛力で保持されていても、グリス等の
潤滑剤で潤滑されたピン摺動孔を、ピンが摺動す
るとき通気が可能で、ピンの摺動が妨げられな
い。このように、本考案のピンブツシユは簡単な
構造であつて、該ブツシユの組付性が向上でき、
またピン組付時のエア抜き性も良く、さらにピン
組付後も、該スリツト外端の面取り7によりエア
抜き通路が保証されているので、ピン摺動性が向
上できる。さらにまた高弾性材料(ラバー)であ
るため変形し易く、耐振性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るピンブツシユをキヤリパ
のボス部に組付けた構造の概略縦断面図、第2図
は本考案に係る自由状態のピンブツシユにピンを
挿通した状態の横断面図、第3図は本考案に係る
自由状態のピンブツシユの上面図、第4図は同上
正面図、第5図の1、2、3は本考案に係るピン
ブツシユのキヤリパのボス部に組付けるための状
態図、但し、3は断面図、第6図は本考案に係る
ピンブツシユをキヤリパのボス部に組付けたフロ
ーテイングキヤリパータイプのデイスクブレーキ
の全体図、第7,8図は従来の円筒体のピンブツ
シユをキヤリパのボス部に組付けた構造の概略縦
断面図、同横断面図、である。 図中、1……ピンブツシユ、2……ピン、3…
…ボス部、4……ピン摺動孔、5……環状溝、6
……スリツト、7……面取り、8……円筒体のピ
ンブツシユである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状溝5の内面とピン2の外面との間に介在す
    るピンブツシユにおいて、円筒体に軸方向のスリ
    ツト6を設け、該スリツトの外端部に面取り7を
    施した高弾性環状体よりなるピンブツシユ。
JP1580288U 1988-02-10 1988-02-10 Expired JPH0453455Y2 (ja)

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JP1580288U JPH0453455Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JP1580288U JPH0453455Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10

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JPH01121730U JPH01121730U (ja) 1989-08-17
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JP5755215B2 (ja) * 2012-12-17 2015-07-29 ジヤトコ株式会社 ダイカスト品の製造方法およびこれに用いるダイカスト金型

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JPH01121730U (ja) 1989-08-17

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