JPH07291067A - ステアリングホイールパッド - Google Patents

ステアリングホイールパッド

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JPH07291067A
JPH07291067A JP8705894A JP8705894A JPH07291067A JP H07291067 A JPH07291067 A JP H07291067A JP 8705894 A JP8705894 A JP 8705894A JP 8705894 A JP8705894 A JP 8705894A JP H07291067 A JPH07291067 A JP H07291067A
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JP
Japan
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ribs
steering wheel
thin
groove
mechanical strength
Prior art date
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Application number
JP8705894A
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English (en)
Inventor
Akio Hosoi
章生 細井
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エネルギ吸収パッドに組込まれた場合に、エ
ネルギ吸収パッド全体のエネルギ吸収特性を所望値に設
定できるようにし、しかも、ホーン操作時にフィーリン
グが低下しない。 【構成】 薄肉部Bの上下方向に平行して形成した外リ
ブ11及び外リブ12は、薄肉部Bの所定の領域Aの境
界付近で機械的強度を大きくし、また、外リブ11と外
リブ12の対向面側の基部に位置し、前記薄肉部Bの肉
厚tを溝状に薄く形成した溝部11a及び溝部12a
は、その機械的強度を小さくし、結果的に平面に機械的
強度の急変する変化点を形成し、溝部11a及び溝部1
2aに外力の応力が集中するから、その機械的強度を飛
躍的に弱くすることができ、エネルギ吸収を効率良く行
なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステアリングホイールパ
ッドに関するものであり、特に、エネルギ吸収パッドに
使用され、特に、センターホーン式のステアリングホイ
ールパッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のステアリングホイールパ
ッドとして、ステアリングホイールボスを覆う形状の表
皮部をウレタン等の軟質合成樹脂より構成すると共に、
表皮部の内部に形状保持のためのインサートを埋設した
ものがある。このステアリングホイールパッドは、その
内部空間にエネルギ吸収部材としてのエネルギ吸収板金
を取付けてエネルギ吸収パッドを形成するものである。
【0003】このエネルギ吸収パッドは、衝突エネルギ
を表皮部及びインサートを介してエネルギ吸収板金に伝
達し、エネルギ吸収板金を変形させて衝突エネルギを吸
収及び緩和することにより、運転者の安全を図ってい
る。
【0004】なお、この種のエネルギ吸収のエネルギ吸
収構造を開示したステアリングホイールパッドとして、
実開昭61−107660号公報、実開昭62−796
47号公報、特開昭62−187650号公報等に掲載
の技術を挙げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のステアリングホ
イールパッドは、上記のように構成されているから、エ
ネルギ吸収パッドに組込まれた場合に、表層部内のイン
サート自体が、衝突エネルギの一部を分担して吸収する
ことになる。即ち、かかるエネルギ吸収パッドでは、エ
ネルギ吸収板金とステアリングホイールパッドのインサ
ートとの組合わせにより、エネルギ吸収特性が決定され
る。したがって、所望のエネルギ吸収特性を満足するた
めには、エネルギ吸収板金の形状を適宜選択して、その
エネルギ吸収特性を設定するだけでは足りず、ステアリ
ングホイールパッド側のインサートの形状をも調整し
て、そのエネルギ吸収特性をも考慮する必要がある。
【0006】このため、従来のエネルギ吸収パッドで
は、所望のエネルギ吸収特性を得るための作業工程が多
く、その作業が煩雑となっている。
【0007】通常、2層成形式の表皮部及びインサート
を介して衝突エネルギを吸収及び緩和するステアリング
ホイールパッドにおいては、表皮部とインサートとの協
調のため、及び表皮部の成形の際の耐熱変形防止のため
に高いインサート剛性が必要となり、容易に破壊でき難
くなる。
【0008】また、特に、センターホーン式のステアリ
ングホイールパッドを弱く形成すると、ホーン操作によ
ってその中央部分が撓み、ホーン操作のフィーリングが
悪くなる。
【0009】そこで、本発明は、エネルギ吸収パッドに
組込まれた場合に、エネルギ吸収パッド全体のエネルギ
吸収特性を所望値に設定できるようにし、しかも、ホー
ン操作時にフィーリングが低下しないステアリングホイ
ールパッドの提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるステア
リングホイールパッドは、全体としてステアリングホイ
ールのボス部を覆う形状をなすと共に、ボス部を覆う上
面位置の所定の面積の肉厚をその周囲の肉厚よりも薄肉
とした薄肉部と、前記薄肉部の境界付近の内面の特定方
向に平行して形成した複数のリブと、前記複数のリブに
平行し、かつ、前記リブの対向面側の基部に位置し、そ
の肉厚を溝状に薄く形成した溝部とを具備するものであ
る。
【0011】請求項2にかかるステアリングホイールパ
ッドは、更に、請求項1の複数のリブに平行し、前記複
数のリブとの間に形成した1以上のリブ及びその基部の
両側の前記薄肉部の肉厚を溝状に薄く形成した溝部とを
具備するものである。
【0012】
【作用】請求項1においては、ステアリングホイールの
ボス部を覆う上面位置の所定の面積を薄肉とし、前記薄
肉とした内面及びその周囲の内面の特定方向に平行して
複数のリブを形成し、前記リブに平行し、かつ、前記リ
ブの対向面側の基部に位置し、前記薄肉部の肉厚を溝状
に薄く形成することにより、一定以上の荷重が加わった
ときの破壊領域を設定し、その破壊を容易にする。
【0013】請求項2においては、更に、請求項1の複
数のリブに平行し、前記複数のリブとの間に形成した1
以上のリブ及びその基部の両側の前記薄肉部の肉厚を溝
状に薄く形成した溝部を有し、一定以上の荷重が加わっ
たときの破壊領域を設定し、その破壊を容易にすると共
に、1以上のリブは押圧力に対して容易に撓むことのな
いようにする。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例のステアリングホ
イールパッドの平面図である。図2は図1の切断線X−
Xで切断し、一部表皮部を除去した状態を示す端面図、
図3は本発明の一実施例のステアリングホイールパッド
の一部表皮部を除去した状態の底面図である。
【0016】図に示すように、ステアリングホイールパ
ッド1は、比較的軟質樹脂で外表面の意匠性及び肌触り
等の触覚性から艶消し成形された表皮部2、硬質樹脂で
裏面に必要数のリブ等を一体形成したインサート3から
構成されている。表皮部2は従来の材料及び構成と相違
するものではない。
【0017】インサート3は通常の強度を維持するよう
に、図1の破線で示す領域A外の周囲を厚肉Tに形成し
ている。この厚肉Tは従来のパット2.8mm程度の厚
みである。また、ステアリングホイールのボス部を覆う
上面位置の所定の面積、即ち、図1の破線で示す領域A
内の厚肉tは従来のパットの厚みよりも薄い2mm程度
の厚みである。また、破線で示す領域Aの境界の外側に
は図1の上下方向に外リブ11及び外リブ12の基部が
その破線の領域Aの左右両側に形成されている。そし
て、外リブ11及び外リブ12の基部の破線の領域Aの
内側には、外リブ11及び外リブ12に平行し、外リブ
11及び外リブ12の長さにほぼ等しい溝からなる溝部
11a及び溝部12aが形成されている。また、外リブ
11及び外リブ12の間には、その距離を略3等分する
位置に内リブ13及び内リブ14が形成されている。ま
た、内リブ13及び内リブ14の基部の両側には、その
長さにほぼ等しい溝からなる溝部13a及び溝部14a
が形成されている。内リブ13及び内リブ14は外リブ
11及び外リブ12の長さ方向に平行している。
【0018】取付ボス20はホーンプレート30(図4
参照)をビス止めする取付用であり、取付ボス20の取
付け安定性のため、放射状に複数の補助リブ20aを有
している。また、複数の取付ボス21はプレート電極板
31(図4参照)をビス止めする取付用であり、取付ボ
ス21の取付け安定性のため、放射状に複数の補助リブ
21aを有している。また、補助リブ21aにはプレー
ト電極板31の逃げを拘束するガイドリブ21bが形成
されている。ガイドリブ21bはプレート電極板31の
裏面に当接して、ホーンプレート30との接触圧力を増
化させるものである。
【0019】なお、取付ボス20及び複数の補助リブ2
0a、複数の取付ボス21及び複数の補助リブ21aの
基部には溝を形成していない。そして、端子取付部22
はプレート電極板31(図4参照)の接点収容用であ
り、破線の領域A内の厚肉tの部分から立設形成されて
いる。
【0020】図4は図3に示す実施例のステアリングホ
イールパッド1にホーンプレートを取付けた状態で切断
線Y−Yで切断した端面図である。
【0021】図4において、取付ボス21にはプレート
電極板31がビス止めされており、プレート電極板31
の両端には接点31a,31bが配設されている。プレ
ート電極板31をビス止めした近傍にはリード線の接続
部31cを有している。通常状態、即ち、ステアリング
ホイールパッド1の上面に外力が加わっていないとき、
接点31a,31bとホーンプレート30との間隔は
1.2mm程度に設定されている。
【0022】このように、本実施例のステアリングホイ
ールパッド1は、全体としてステアリングホイールのボ
ス部を覆う形状をなすと共に、ボス部を覆う上面位置の
所定の領域Aで形成された面積の肉厚tをその周囲の肉
厚Tよりも薄肉とした薄肉部Bと、前記薄肉部Bの所定
の領域Aの境界付近の内面の特定方向、即ち、図3の上
下方向に平行して形成した外リブ11及び外リブ12か
らなる複数のリブと、前記外リブ11及び外リブ12か
らなる複数のリブに平行し、かつ、前記外リブ11と外
リブ12の対向面側の基部に位置し、前記薄肉部Bの肉
厚tを溝状に薄く形成した溝部11a及び溝部12aと
を具備するものであり、これを請求項1の実施例とする
ことができる。
【0023】したがって、ステアリングホイールのボス
部を覆う上面位置の所定の領域Aの面積の肉厚tをその
周囲の肉厚Tよりも薄肉とした薄肉部Bは、肉厚Tの周
囲よりも薄く、その機械的強度を弱くすることができ
る。故に、このステアリングホイールパッド1からなる
エネルギ吸収パッドは、衝突エネルギを表皮部2及びイ
ンサート3を介して図示しない任意の強度のエネルギ吸
収板金に伝達し、エネルギ吸収板金を変形させて衝突エ
ネルギを吸収及び緩和することにより、運転者の安全を
図ることができる。
【0024】更に、薄肉部Bの所定の領域Aの境界付近
の内面の図3の上下方向に平行して形成した外リブ11
及び外リブ12からなる複数のリブは、薄肉部Bの所定
の領域Aの境界付近で機械的強度を大きくし、また、外
リブ11と外リブ12の対向面側の基部に位置し、前記
薄肉部Bの肉厚tを溝状に薄く形成した溝部11a及び
溝部12aは、その機械的強度を小さくし、結果的に平
面に機械的強度の急変する変化点を形成し、しかもその
境界の薄肉部Bの肉厚tを溝状に薄く形成した溝部11
a及び溝部12aに外力の応力が集中するから、その領
域Aの面積の肉厚tをその周囲の肉厚Tよりも薄肉とし
た薄肉部Bの機械的強度を飛躍的に弱くすることがで
き、エネルギ吸収を効率良く行なうことができる。
【0025】特に、領域Aで形成した面積の肉厚tをそ
の周囲の肉厚Tよりも薄肉とした薄肉部Bに各種の取付
ボス20及び複数の補助リブ20a、複数の取付ボス2
1及び複数の補助リブ21a等のリブを形成しても、そ
れらが直接ステアリングホイールのボス部側の固定部分
に接触するものではなく、ホーンプレート30との間に
も間隔を持たせているから、薄肉部Bに形成したリブ
も、その機械的強度を増加させることがない。
【0026】一方、本実施例のステアリングホイールパ
ッド1は、全体としてステアリングホイールのボス部を
覆う形状をなすと共に、ボス部を覆う上面位置の所定の
領域Aで形成された面積の肉厚tをその周囲の肉厚Tよ
りも薄肉とした薄肉部Bと、前記薄肉部Bの所定の領域
Aの境界付近の内面の特定方向、即ち、図3の上下方向
に平行して形成した外リブ11及び外リブ12からなる
複数のリブと、前記外リブ11及び外リブ12からなる
複数のリブに平行し、かつ、前記外リブ11と外リブ1
2の対向面側の基部に位置し、前記薄肉部Bの肉厚tを
溝状に薄く形成した溝部11a及び溝部12aと、前記
外リブ11と外リブ12との間に形成し、その基部の両
側の前記薄肉部Bの肉厚を溝状に薄く形成した溝部13
a,14aを具備するものであり、これを請求項2の実
施例とすることができる。
【0027】したがって、ステアリングホイールのボス
部を覆う上面位置の所定の領域Aの面積の肉厚tをその
周囲の肉厚Tよりも薄肉とした薄肉部Bは、肉厚Tの周
囲よりも薄く、その機械的強度を弱くすることができ
る。故に、このステアリングホイールパッド1からなる
エネルギ吸収パッドは、衝突エネルギを表皮部2及びイ
ンサート3を介して図示しない任意の強度のエネルギ吸
収板金に伝達し、エネルギ吸収板金を変形させて衝突エ
ネルギを吸収及び緩和することにより、運転者の安全を
図ることができる。
【0028】更に、薄肉部Bの所定の領域Aの境界付近
の内面の図3の上下方向に平行して形成した外リブ11
及び外リブ12からなる複数のリブは、薄肉部Bの所定
の領域Aの境界付近で機械的強度を大きくし、また、外
リブ11と外リブ12の対向面側の基部に位置し、前記
薄肉部Bの肉厚tを溝状に薄く形成した溝部11a及び
溝部12aは、その機械的強度を小さくし、結果的に平
面に機械的強度の急変する変化点を形成し、しかもその
境界の薄肉部Bの肉厚tを溝状に薄く形成した溝部11
a及び溝部12aに外力の応力が集中するから、その領
域Aの面積の肉厚tをその周囲の肉厚Tよりも薄肉とし
た薄肉部Bの機械的強度を飛躍的に弱くすることがで
き、エネルギ吸収を効率良く行なうことができる。
【0029】特に、領域Aで形成した面積の肉厚tをそ
の周囲の肉厚Tよりも薄肉とした薄肉部Bに、前記外リ
ブ11と外リブ12との間に内リブ13及び内リブ14
を形成し、かつ、その基部の両側の前記薄肉部Bの肉厚
を溝状に薄く形成した溝部13a,14aを形成したも
のであるから、内リブ13と内リブ14相互間の干渉外
リブ11と外リブ12相互間の干渉、内リブ13と内リ
ブ14と外リブ11と外リブ12との間の干渉が発生せ
ず、その機械的強度が増すことなく、内リブ13と内リ
ブ14及び外リブ11と外リブ12の長さ方向に対する
直角方向の外力に対しては、その強度が増すから、ホー
ン操作時にフィーリングが低下しない。
【0030】また、領域Aで形成した面積の肉厚tをそ
の周囲の肉厚Tよりも薄肉とした薄肉部Bに対して、内
リブ13と内リブ14に加えて、各種の取付ボス20及
び複数の補助リブ20a、複数の取付ボス21及び複数
の補助リブ21a等のリブを形成しても、それらが直接
ステアリングホイールのボス部側の固定部分に接触する
ものではなく、ホーンプレート30との間にも間隔を持
たせているから、薄肉部Bに形成したリブも、その機械
的強度を増加させることがない。
【0031】そして、本実施例のように内リブ13と内
リブ14を外リブ11と外リブ12との間で均等配設し
たものでは、その強度分布を均一化することができる。
【0032】故に、エネルギ吸収パッドに組込まれ、エ
ネルギ吸収パッド全体のエネルギ吸収特性を所望値に設
定できるようにし、しかも、ホーン操作時にフィーリン
グが低下しない。
【0033】ところで、上記実施例の外リブ11と外リ
ブ12は、2列として形成したものであるが、本発明を
実施する場合には、各列を複数分割としてもよい。この
とき、更に、機械的強度を低下させることができる。ま
た、上記実施例の内リブ13と内リブ14についても、
2列として形成したものであるが、本発明を実施する場
合には、2列以上とし、しかも、各列を複数分割として
もよい。このとき、更に、機械的強度を低下させること
ができる。
【0034】そして、上記実施例の全体としてステアリ
ングホイールのボス部を覆う形状をなすと共に、ボス部
を覆う上面位置の所定の領域Aで形成された面積の肉厚
tをその周囲の肉厚Tよりも薄肉とした薄肉部Bは、本
発明を実施する場合には、ステアリングホイールのボス
部を覆う位置をパット部の略中央とするもので、その薄
肉部Bは機械的強度を低下させる任意の範囲に設定すれ
ばよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1のステアリング
ホイールパッドにおいて、ステアリングホイールのボス
部を覆う上面位置の所定の面積の肉厚をその周囲の肉厚
よりも薄肉とした薄肉部は、肉厚の周囲よりも薄く、そ
の機械的強度を弱くすることができる。また、薄肉部の
所定の境界付近の特定方向に平行して形成した複数のリ
ブは、薄肉部の境界付近で機械的強度を大きくし、か
つ、その対向面側の基部に位置し、前記薄肉部の肉厚を
溝状に薄く形成した溝部は、その機械的強度を小さく
し、結果的に平面に機械的強度の急変する変化点を形成
し、しかもその境界の薄肉部の肉厚を溝状に薄く形成し
た溝部に外力の応力が集中するから、その薄肉部の機械
的強度を飛躍的に弱くすることができ、エネルギ吸収を
効率良く行なうことができる。特に、薄肉部に各種のリ
ブを形成しても、それらが直接ステアリングホイールの
ボス部側の固定部分に接触するものではなければ、その
機械的強度を増加させることがない。故に、エネルギ吸
収パッドに組込まれ、エネルギ吸収パッド全体のエネル
ギ吸収特性を所望値に設定できる。
【0036】請求項2のステアリングホイールパッドに
おいては、請求項1の効果に加えて、薄肉部の所定の境
界付近の特定方向に平行して形成した複数のリブが、薄
肉部の所定の境界付近で機械的強度を大きくし、また、
そのリブの対向面側の基部に位置し、前記薄肉部の肉厚
を溝状に薄く形成した溝部が、その機械的強度を小さく
し、結果的に平面に機械的強度の急変する変化点を形成
し、しかもその境界の薄肉部の肉厚を溝状に薄く形成し
た溝部に外力の応力が集中するから、その薄肉部の機械
的強度を飛躍的に弱くすることができ、エネルギ吸収を
効率良く行なうことができる。特に、前記複数のリブ間
の薄肉部に、その基部の両側の前記薄肉部の肉厚を溝状
に薄く形成した溝部を形成したものであるから、リブ相
互間の干渉が発生せず、その機械的強度が増すことな
く、そのリブの長さ方向に対する直角方向の外力に対し
ては、その強度が増すから、ホーン操作時にフィーリン
グが低下しない。故に、エネルギ吸収パッドに組込ま
れ、エネルギ吸収パッド全体のエネルギ吸収特性を所望
値に設定できるようにし、しかも、ホーン操作時にフィ
ーリングが低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例のステアリングホイー
ルパッドの平面図である。
【図2】図2は図1の切断線X−Xで切断し、一部表皮
部を除去した状態を示す端面図である。
【図3】図3は本発明の一実施例のステアリングホイー
ルパッドの一部表皮部を除去した状態の底面図である。
【図4】図4は図3に示す実施例のステアリングホイー
ルパッドにホーンプレートを取付けた状態で切断線Y−
Yで切断した端面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイールパッド 2 表皮部 3 インサート 11,12 外リブ 11a,12a 溝部 13,14 内リブ 13a,14a 溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体としてステアリングホイールのボス
    部を覆う形状をなすと共に、ボス部を覆う上面位置の所
    定の面積の肉厚をその周囲の肉厚よりも薄肉とした薄肉
    部と、 前記薄肉部の境界付近の内面の特定方向に平行して形成
    した複数のリブと、 前記複数のリブに平行し、かつ、前記リブの対向面側の
    基部に位置し、前記薄肉部の肉厚を溝状に薄く形成した
    溝部とを具備することを特徴とするステアリングホイー
    ルパッド。
  2. 【請求項2】 全体としてステアリングホイールのボス
    部を覆う形状をなすと共に、ボス部を覆う上面位置の所
    定の面積の肉厚をその周囲の肉厚よりも薄肉とした薄肉
    部と、 前記薄肉部の境界付近の内面の特定方向に平行して形成
    した複数のリブと、 前記複数のリブに平行し、かつ、前記リブの対向面側の
    基部に位置し、前記薄肉部の肉厚を溝状に薄く形成した
    溝部と、 前記複数のリブに平行し、前記複数のリブとの間に形成
    した1以上のリブ及びその基部の両側を溝状に薄く形成
    した溝部とを具備することを特徴とするステアリングホ
    イールパッド。
JP8705894A 1994-04-26 1994-04-26 ステアリングホイールパッド Pending JPH07291067A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100550628B1 (ko) * 2004-07-08 2006-02-09 현대모비스 주식회사 에어백 도어 조립구조
JP2009271511A (ja) * 2008-04-08 2009-11-19 Panasonic Corp ショルダーパッド、パッドユニット、及びカメラ

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