JPH022664Y2 - - Google Patents

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JPH022664Y2
JPH022664Y2 JP3402284U JP3402284U JPH022664Y2 JP H022664 Y2 JPH022664 Y2 JP H022664Y2 JP 3402284 U JP3402284 U JP 3402284U JP 3402284 U JP3402284 U JP 3402284U JP H022664 Y2 JPH022664 Y2 JP H022664Y2
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door
frame
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bracket
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JP3402284U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ドアフレーム着脱式ドアにおける
フロントフレーム取付け構造に関し、昇降式ドア
ガラスを組込んだドア本体に対して、ドアフレー
ムを着脱可能に取付けてなる自動車用ドアにおい
て、そのフロントフレームを、作業性良く、見栄
えの良い状態で、しかも高い取付け剛性を維持し
うるように取付けうる構造に関する。
たとえば、オフ・ロードでの走行に適するよう
に計画された四輪駆動型自動車の中には、車室を
幌で覆うようにするとともに、フロントウインド
を前倒れ可能とし、さらにドアフレームを着脱可
能なものとすることにより、幌を取り払い、フロ
ントウインドを前倒れ状態とし、かつドアフレー
ムを取外すと、車室上部と外気とを区切るものが
何もないフル・オープンカーとなるものがある。
このような自動車のドアをドアフレーム着脱形
式とするための手法としては、たとれば、実開昭
56−51622号公報に示されているもののように、
鋼管や棒鋼を逆U字状に曲げただけの枠に透明な
窓部を有する幌を張つて構成した簡単なドアフレ
ームを下部ドア本体に着脱可能に取付けるように
構成するものが知られている。しかしながら、こ
のような、枠に幌を張つただけのドアフレームで
は、ドア開口部とドアとの間のシールをするため
のウエザストリツプをこのドアフレームに取付け
ることが事実上不可能なため、ドア開口部とドア
との間のシールを完壁に行なうことができず、ま
た、窓部だけを簡単には開けることができないと
いう不具合がある。このため、最近では、こうし
たドアフレームをドア本体に対して着脱可能とす
るといつた考えかたを、通常のドア、すなわち、
昇降式のドアガラスが組込まれたドア本体にドア
ガラスを摺動案内する案内溝を備えたドアフレー
ムを取付けた形態のドアに適用したものが計画さ
れつつある。
通常のドアフレーム付きのドアにおいては、ド
アフレームのフロントフレームおよびリヤフレー
ムの双方の下端部をドア本体内に深く差し込んだ
状態で溶接することにより、ドアフレームのドア
本体に対する高い取付け剛性を得ている。このよ
うにドアフレームのドア本体に対する取付け剛性
を高くしないと、ドアフレームの外周に貼着され
るドアウエザストリツプの車体のドア開口への密
着が不十分となり、車室内の気密性を確保するこ
とができない上に、高速走行時での窓外面の負圧
に起因するいわゆる吸出し音ならびに振動を避け
ることができなくなるからである。
ドアフレームを着脱可能とした場合において
は、ドアフレームのドア本体に対する取付け構造
として、ドアフレーム装着時において上記のよう
な取付け剛性が確保できること、およびドアフレ
ームの脱着が容易に行なえること、という相反す
る課題を同時に満足することが必要である。
本考案は、上記の事情のもとで考え出されたも
のであつて、ドアフレームの二本の脚状フレー
ム、すなわちフロントフレームとリヤフレームの
うち、とくに、フロントフレームについて、その
ドア本体に対する高い取付け剛性を確保しうると
ともに脱着容易な取付け構造を提供しようとする
ものである。
このような目的を達成するため、本考案のドア
フレーム着脱式ドアにおけるフロントフレーム取
付け構造では、次の構成を採用している。
すなわち、ドア本体の上縁前端に突出固定され
た三角形状のドアコーナピースと、ドアガラスの
前縁を摺動案内すべくコーナピースの後縁からド
ア本体内に垂設されたガイドレールを設けたこ
と、ドアフレームのフロントフレームの下端に、
上記ドアコーナピースの車室側側面のほぼ全面と
重なりうるように形成したブラケツトを溶接固定
したこと、上記ドアコーナピースの車室側側面に
上記ブラケツトを着脱可能に固定したこと、であ
る。
この構成によると、まず、フロントフレームの
下端に固着するブラケツト、およびこれが固定さ
れるドアコーナピースの取付け面積が大きくなる
ので、フレーム装着時における十分な取付け剛性
を確保することができる。また、上記ブラケツト
はドアコーナピースの車室側側面に固定されるの
で、固定手段としてのねじなどが車体外部から見
えず、車体外観が損なわれるということはない。
さらに、最近の車のバツクミラーは上記ドアコー
ナピースの外側に取付けられる、いわゆるドアミ
ラー形式となつているが、本考案では、こうした
ドアミラー付きの自動車においても、ドアミラー
を取付けたままで、ドアフレームの脱着が可能と
なる。
以下、本考案の好ましい実施例を図面を参照し
つつ具体的に説明する。
第1図は、ドア本体1、および、これに着脱可
能に取付けられるドアフレーム2の全体を示す。
ドア本体1は、アウタパネルとインナパネルを内
部空間が形成されるように張り合わして形成し、
その内部空間に手動または電動によつて昇降可能
なドアガラス3を組込んだ、一般的なドアを使用
することができる。また、ドアフレーム2は、斜
めに延びるフロントフレーム4と、前後方向にの
びる水平フレーム5と、ほぼ垂直に延びるリヤフ
レーム6とからなる門型の形態を有し、第5図に
示されるようにその内側には、上記の昇降ドアガ
ラス3を摺動案内保持するためのガイド溝が形成
されている。そして、このドアフレーム2は、そ
のフロントフレーム4の下部に固着したブラケツ
ト7をドア本体1の上縁部前端に上方に向け突出
形成されたドアコーナピース8に内側から重ねる
ようにしてねじ9を用いて連結固定するととも
に、そのリヤフレーム6の下端部をドア本体1の
上縁部前端に差し込んでこれをねじ10で固定
し、かつリヤフレーム6の下端部近傍から枝分か
れさせた補助ステー11をドア本体1のインナパ
ネル12の車室側側面の上部に形成した取付け部
13にねじを用いて固定することにより、着脱自
在に取付けられる。
本考案の要部である、上記フロントフレーム4
の取付け構造の詳細を第2図以下に示す。
上記ドアコーナピース8は、第2図および第3
図に示すように、ドア本体1の上縁1aと、上記
フロントフレーム4と連続しうるようにドア本体
1の上縁部前端から斜め後方上方に突出形成した
固定フレーム14と、先端15aが上記固定フレ
ーム14の先端付近に溶接された、ドア本体1上
に突出するガイドレール15とが形成する三角形
枠に、インナパネル16とアウタパネル17を張
りつけるなどして構成される。上記固定フレーム
14は、図示しないがその下部をドア本体1内に
奥深く挿入されて溶接固着されているため、その
剛性は非常に高い。また、この固定フレーム14
の断面は、第3図に表れているように、内側に溝
18が形成された、上記ドアフレーム2の断面と
同様に形成される。さらに、上記ガイドレール1
5は、ドア本体1内に組込まれたドアガラス3の
前縁を摺動案内するための部材で、第3図にその
断面が表れているように、ドアガラス摺動保持溝
19を有し、かつ、その下部はドア1本体内でこ
れに剛接される。このドアコーナピース8のイン
ナパネル16には、三箇所の通孔20が明けら
れ、かつこの通孔20の裏側には、ドアフレーム
2のフロントフレーム4を固定するねじ9がねじ
つけられるナツト21が溶接固着される。なお、
このように構成したドアコーナピース8には、第
3図に仮想線で示すように、ドアミラー22を取
付けることができる。
一方、フロントフレーム4の端部には、上記ド
アコーナピース8の車室側側面8aのほぼ全面と
重なりうるように、ほぼ三角形状に形成された板
状のブラケツト7が溶接固着される。すなわち、
このブラケツト7の上部には、第5図に示すよう
に、フロントフレーム4の内側角状部23に所定
の長さにわたつてはまり込む断面コ字部24が形
成され、この部を上記角状部23にはめるように
して溶接固着される。そして、ブラケツト7の前
縁7aおよび後縁7bは、第6図に示すようにそ
の板面に対して直角に折り曲げられ、組付けたと
きこの前縁7aおよび後縁7bが上記三角部の前
後の縁を抱くようになつて、ドアコーナピース8
に対するこのブラケツト7の前後方向の位置を正
確に規定できるようになつている。また、このブ
ラケツト7には、ドアコーナピース8のインナパ
ネル16にあけた三箇所の通孔20とそれぞれ対
応するようにねじ通し穴25が明けられる。
第7図および第8図にドア本体1側のドアコー
ナピース8に対してフロントフレーム4側のブラ
ケツト7を固定した状態を示す。第8図から明ら
かなように、上記ブラケツト7は、ドアコーナピ
ース8の車室側の側面8aに当てがうようにしな
がら、そのねじ通し穴24から通挿したねじ9を
ドアコーナピース8のインナパネル12の通孔2
0を介してその裏面に固設したナツト21にねじ
付けるだけで、きわめて容易に三角部に対して取
付けられる。なお、第7図において、符号26で
示すものは、ブラケツト7に明けた穴27から臨
ませた、ドアコーナピース8に対してドアミラー
22を固定するためのねじである。
以上説明したように本考案にかかるドアフレー
ム着脱式ドアにおけるフロントフレーム取付け構
造においては、ドア本体の上縁前部に堅牢な状態
で突出形成した、ある程度の面積を有するドアコ
ーナピースの側面のほぼ全面に、フロントフレー
ムの下部に固着したブラケツトを重ねるようにし
て取付けるようにしてあるので、十分な取付け剛
性を得ることができ、ドアフレームに貼着すべき
ウエザストリツプと車体ドア開口との十分なシー
ル性を確保することができるとともに、高速走行
時の吸出し音の発生を極力抑制することができ
る。また、上記ブラケツトは、上記ドアコーナピ
ースの車室側側面に重ねるようにして取付けられ
るので、このブラケツトないし固定用ねじが事実
上車体外部から見えず、その結果、車体外観を損
なうことがない、 さらに、ドア本体側に三角部が設けられている
ので、この部にドアミラー取付けることができ
る。換言すると、ドアミラーを取付けた場合にお
いて、このドアミラーを取外すことなく、ドアフ
レームを着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はドア本体とこれに着脱可能に取付けら
れるドアフレームの全体図、第2図はドアコーナ
ピースの車室側側面図、第3図は第2図の−
線に沿う断面図、第4図はフロントフレームの先
端部に固着されるブラケツトの車外側側面図、第
5図は第4図の−線に沿う断面図、第6図は
第4図の−線に沿う断面図、第7図は三角部
にブラケツトを取付けた状態を示す側面図、第8
図は第7図の−線に沿う断面図である。 1……ドア本体、2……ドアフレーム、3……
フロントフレーム、7……ブラケツト、8……ド
アコーナピース、15……ガイドレール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア本体の上縁前端に突出固定された三角形状
    のドアコーナピースと、ドアガラスの前縁を摺動
    案内すべくコーナピースの後縁からドア本体内に
    垂設されたガイドレールを設ける一方、ドアフレ
    ームのフロントフレームの下端に、上記ドアコー
    ナピースの車室側側面のほぼ全面と重なりうるよ
    うに形成したブラケツトを溶接固定し、上記ドア
    コーナピースの車室側側面に上記ブラケツトを着
    脱可能に固定したことを特徴とする、ドアフレー
    ム着脱式ドアにおけるフロントフレーム取付け構
    造。
JP3402284U 1984-03-08 1984-03-08 ドアフレ−ム着脱式ドアにおけるフロントフレ−ム取付け構造 Granted JPS60145926U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3402284U JPS60145926U (ja) 1984-03-08 1984-03-08 ドアフレ−ム着脱式ドアにおけるフロントフレ−ム取付け構造

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JP3402284U JPS60145926U (ja) 1984-03-08 1984-03-08 ドアフレ−ム着脱式ドアにおけるフロントフレ−ム取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60145926U JPS60145926U (ja) 1985-09-27
JPH022664Y2 true JPH022664Y2 (ja) 1990-01-23

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ID=30537013

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JP3402284U Granted JPS60145926U (ja) 1984-03-08 1984-03-08 ドアフレ−ム着脱式ドアにおけるフロントフレ−ム取付け構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7302493B2 (ja) * 2020-01-30 2023-07-04 トヨタ車体株式会社 車両のドア

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JPS60145926U (ja) 1985-09-27

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