JPH02264055A - 不等断面立体織物の製織方法 - Google Patents

不等断面立体織物の製織方法

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JPH02264055A
JPH02264055A JP1085111A JP8511189A JPH02264055A JP H02264055 A JPH02264055 A JP H02264055A JP 1085111 A JP1085111 A JP 1085111A JP 8511189 A JP8511189 A JP 8511189A JP H02264055 A JPH02264055 A JP H02264055A
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JP
Japan
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weaving
rotors
carrier
dimensional fabric
adjacent
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JP1085111A
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English (en)
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Makoto Tsuzuki
誠 都築
Masahiko Kanehara
雅彦 金原
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THREE D KONPO RES KK
Three D Composites Research Corp
Original Assignee
THREE D KONPO RES KK
Three D Composites Research Corp
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Publication date
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04CBRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
    • D04C1/00Braid or lace, e.g. pillow-lace; Processes for the manufacture thereof
    • D04C1/06Braid or lace serving particular purposes
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04CBRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
    • D04C3/00Braiding or lacing machines
    • D04C3/02Braiding or lacing machines with spool carriers guided by track plates or by bobbin heads exclusively
    • D04C3/36Frames
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04CBRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
    • D04C3/00Braiding or lacing machines
    • D04C3/02Braiding or lacing machines with spool carriers guided by track plates or by bobbin heads exclusively
    • D04C3/38Driving-gear; Starting or stopping mechanisms
    • DTEXTILES; PAPER
    • D10INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
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    • D10B2505/02Reinforcing materials; Prepregs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Looms (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、立体形状の繊維構造体を製織する方法に関す
るものである。
[従来の技術] ボビンを支承するキャリアに必要な軌跡に沿って走行さ
せ、それによって複数のボビンから解舒した糸を互いに
組織させ、立体形状の織物を得る製織技術としては、既
に種々のものが知られている。
しかしながら、それらの技術は、立体織物な製織可能に
するという技術的課題を解決するために開発されたもの
であり、何らかの組織を有する立体織物が製織できると
しても、一般的には、製織動作に伴うボビンの移動軌跡
が非常に複雑であるため、各種組織を持った立体織物を
得るためにはキャリアをどのように駆動制御すればよい
のか、簡単に把握することはできない、結果的に、それ
らの技術を利用した製織装置では、角柱状、筒状等の製
織装置に画素の製織形状を有し、ある程度形状を異にす
る立体織物が製織可能であるとしても、任意の各種形状
に対応させることができないものである。また、比較的
単純な組織を有する立体織物の製織装置も種々開発され
ているが、これらの製織装置では、一定の単純形状の織
物しか製織できないのが通例である。
一方、立体織物は、断面形状が一定の単純形状に限らず
1.各種形状のものが製織できれば、その用途が著しく
拡大される可能性を有している。そのためには、断面形
状を任意に設定して製織可能にするだけでなく、断面形
状が逐次変化する織物を製織可能にすることが重要であ
り、それによって飛躍的に多種多様な織物形状を得るこ
とが可能になる。
しかしながら、上述した従来の技術では、このような配
慮がなされず、製織形状を逐次変化させるようなことは
、実現が困難なものである。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、先に特願昭6:l−335020号とし
て、立体織物の製織装置を提案している。この製織装置
は、ボビンキャリアの移動域に多数のロータを互いに隣
接させて多数行、多数列に配列させ、隣接する一対のロ
ータ間にボビンキャリアを挟持させて、一対のロータの
うちの一方をガイドとし、他方を回転させてボビンキャ
リアを移動させるという動作を繰返すことにより、ボビ
ンキャリアに所要の軌跡を走行させ、それによって立体
織物を製織するものである。
本発明者らは、この製織装置の特性について、種々の実
験・研究を繰り返してきたが、この製織装置においては
、ボビンキャリアの移動軌跡を比較的容易に追跡・把握
することができるばかりでなく、各キャリアの独立的な
駆動制御により、各キャリアをその移動域において比較
的自由に移動させ得ることを確かめている。
本発明の技術的課題は、上述した既提案の製織装置が、
各キャリアの独立的な駆動制御により。
各キャリアをその移動域において比較的自由に移動させ
得ることに着目し、それを利用して断面形状が逐次変化
する不等断面立体織物を容易に製織可能にすることにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため1本発明の立体織物製織方法で
は、隣接するロータとの間に糸条またはそれを捲回した
ボビンのキャリアを挟持する多数のロータを、互いに隣
接させて配列し、各ロータの四周に凹部を設けて、隣接
するロータの凹部間に該キャリアを挟持させ、隣接する
一方のロータが回転する際に、他方のロータの凹部をガ
イドとしてそれらの間に挟持されたキャリアを移動させ
、これを繰返すことにより必要形状の立体織物を製織す
るに際し、上記ロータを複数行、複数列に配列した製織
ブロックの複数を、それらのロータか隣接するようにし
て相互に接合させ、各製織ブロック及び上記接合縁にお
ける隣接ロータ間にキャリアを挟持させて、複数の製織
ブロック間を一体化して製織動作を行わせ、その製織動
作により立体織物の製織を行う間に、隣接する製織ブロ
ック間の接合位置を相対的にずらして上記製織動作を継
続し、それによって立体織物の断面形状を変化させて、
不等断面の立体織物を得る、という技術的手段を用いて
いる。
また1本発明の立体織物製織方法においては、上述した
多数のロータ間にキャリアを挟持させ。
隣接する一方のロータの回転によりそれらのキャリアを
移動させて、必要形状の立体織物を製織するに際し、上
記ロータを多数行、多数列に配列し、それらの各ロータ
間にキャリアを挟持させて、製織に必要なロータだけを
駆動することにより、必要形状についての製織動作を行
わせ、その製織動作により立体織物の製織を行う間に、
駆動するロータを逐次変更しながら上記製織動作を継続
し、それによって立体織物の断面形状を変化させて、不
等断面の立体織物を得るという手段、、あるいは、上記
ロータの回転によりキャリアを移動させて立体織物を製
織するに際し、上記ロータを多数行、多数列に配列し、
それらのロータ間て製織に用いる部分のみにキャリアを
挟持させて、必要なロータを駆動することにより、必要
形状についての製織動作を行わせ、その製織動作により
立体織物の製織を行う間に、ロータの駆動制御により一
部のキャリアの移動域を逐次変更しながら上記製織動作
を継続し、それによって立体織物の断面形状を変化させ
て、不等断面の立体織物を得るという手段を用いている
[作 用] 隣接するロータとの間に糸条またはそれを捲回したボビ
ンのキャリアを挟持する多数のロータを、互いに隣接さ
せて配゛列し、各ロータの四周に凹部な設けて、隣接す
るロータの凹部間に該キャリアを挟持させ、隣接する一
方のロータが回転する際に、他方のロータの凹部をガイ
ドとしてそれらの間に挟持されたキャリアを移動させ、
これを繰返すことにより必要形状の立体織物を製織する
ようにした製織機構は、任意のキャリア配列において、
特にロータの駆動制御に関して格別の配慮を行わなくて
も立体織物の製織が可能であり、従って製織形状の変化
によく対応できるものである。
上述した各手段によれば、立体織物の製織に際してその
断面形状を逐次変化させるが、上記機構が製織形状の変
化によく対応できるものであるから、その変化に応じた
不等断面の立体織物を得ることが可能になる。
[実施例] 第1図及び第2図(a) (b)は1本発明に基づいて
不等断面立体織物T、を製織する製織装置及び製織の過
程を示している。また、第3図はそのキャリア駆動機構
の詳細を示している。
第1図に示す製織装置は、多数配列したキャリア駆動ユ
ニット1によって、糸条3またはそれを捲回したボビン
のキャリア2に所要の軌跡を走行させ、それらの糸条3
を互いに組織させることにより立体的形状の織物を製織
するものである。
更に具体的に説明すると、上記立体織物の製織装置は、
複数の製織ブロックA−Cにおいて、多数のキャリア駆
動ユニットlをキャリア軌道面に沿って配列したもので
ある。
このキャリア駆動ユニットlは、第3図に示すようなロ
ータ4を備えている。該ロータ4は、その四周に、隣接
するロータとの間にキャリア2を挟持するための凹部5
を設け、これらの凹部5の内側面を、隣接するロータの
回転軸を中心とする円弧状とし、隣接するロータ4,4
の一方が回転するときに、他方のロータの凹部5をキャ
リア2のガイドとして機能させるようにして、各ロータ
4を互いに密に隣接させ、キャリア2の移動域に複数行
、複数列に配列される。各ロータ4には、それを回転さ
せるための図示しないモータが個別的に付設され、ある
いは多数のロータ4を適宜駆動するための動力伝達機構
が付設される。
一方、それらのロータ4間に挟持されるキャリア2は、
隣接する一対のロータ4の凹部5に適合する二つの円筒
面8,8で形成された保持部7を備え、それにボビンの
支持軸9を立設したものである。
第1図における製織ブロックA−Cは、上述したように
、それぞれ、糸条3またはそれを捲回したボビンのキャ
リア2を挟持する多数のロータ4を、互いに隣接させて
複数行、複数列に配列したものであるが、それらの製織
ブロックA−Cの周辺においては、他の製織ブロックと
接合させる接合縁の部分を除いて、キャリア2のガイド
10を設けている。これらのガイド10は、ロータ4の
凹部5と同様な形状の凹部を製織ブロックの周壁内側面
に列設することにより構成したものである。また、隣接
する製織ブロックにおける接合縁では、両ブロックのロ
ータ4,4間にキャリア2を保持できるようにそれらの
ロータ4,4を隣接させて、両ブロックを相互に接合し
ている。
上記製織ブロック A〜Cにおいては、複数列。
複数行に配列したロータ4間、及びロータ4とガイド1
0間に、すべてキャリア2を挟持させることもできるが
、製織に必要なキャリア2を一部のロータ4間にのみ設
けることができる。この場合に、各キャリア2は製織ブ
ロック内に散在させることなく、相互に近接した範囲内
に配置され、それらによって製織動作域が設定される。
また、二つの製織ブロックの接合縁における隣接ロータ
4゜4間においても、隣接する製織ブロックにおける製
織動作域を連結するために、少なくともその一部にキャ
リア2を挟持させる。
立体織物の製織に際しては、上述のようにして、各製織
ブロックA−Cにおける必要なロータ4間にキャリア2
を挟持させるが、各製織ブロックA−Cにおいてキャリ
ア2を配置した製織動作域は、全体として一つの製織動
作域を形成するように連結され、それによって複数の製
織ブロック間を一体化して製織動作を行わせる。
上述したロータ4によりキャリア2を駆動して製織を行
うに際しては、90°を単位とする各ロータの適宜回転
により、それらに保持されたキャリア2を必要な経路に
沿って移動させ、立体織物の製織を行うことができるが
、以下に説明するような製織動作を行わせると、ロータ
の駆動制御が比較的簡単化される。
即ち、先ず、上記ロータ配列の行及び列内において互い
に隣接しないロータ4を一つの群として、製織動作域に
あるロータの全体を2群に分け、製織に際しては、一方
の群のロータ4をすべて同一方向に90°または 18
0°回転させ、次いで、他方の群のロータ4を同角度だ
け逆方向に回転させ、これを交互に繰返す。
この場合のキャリア2の動きを観察すると、90′″及
び180°のいずれの場合も、キャリア2の配列範囲内
で、比較的単純な規則性の下でキャリア2が走行し、従
ってキャリア2の配列を任意に選定しても、その配列形
状に応じた製織を行うことかできる。
このような製織動作を行わせると、接合した製織ブロッ
クA〜C間においてキャリア2が相互に移動し、従って
複数の製織ブロック間で一体化した製織動作が行われる
立体織物の断面形状を逐次変化させて、立体織物の断面
形状を不等化するためには、上記製織動作により立体織
物の製織を行う間に、隣接する製織ブロック間の接合位
置を逐次相対的にずらして上記製織動作を継続する。第
2図(a) (b)は、この操作を説明するためのもの
で、製織ブロックAに対して製織ブロックB、Cの製織
位置をずらすためには、第1図に示す状態から、第2図
(a)に示すように製織ブロックB、Cを両側に一時的
に離間させ、次いて、第2図(b)に示すように製織ブ
ロックAの位置を移動させたうえで、製織ブロックB。
Cをもとの位置とはずれたところに再接合させる。第2
図(a)に示すように、製織ブロックB、Cを両側に一
時的に離間させる場合に、製織ブロックAとの接合縁に
位置するキャリアが脱落するおそれがある場合には、そ
れらを−時的に保持する装置、器具等を用いればよい、
しかしながら、すべてのロータ間にキャリアを搭載する
ことなく、適宜分散配置して、キャリアが接合縁に位置
しないときに製織ブロックを離間させ、あるいは製織ブ
ロックの離間に際してそれらの接合縁にあるキャリアを
一時的に脱落しない位置に移動させることにより、上述
した装置、器具等が不要になる。
このような製織ブロック間の接合位置の変更は、先に説
明した製織機構が、基本的に、任意のキャリア配列にお
いて、特にロータの駆動制御に関して格別の配慮を行わ
なくても製織可能であり、従って製織形状の変化に対応
できる製織機構を宥しているために実現できるものであ
る。
この製織ブロックの接合位置の変更により、立体織物の
断面形状を変化させ、第1図中に示すような不等断面の
立体織物T、を得ることがてきる。
第4図は、本発明に基づいて不等断面立体織物T2を製
織するための第2の製織装置における製織の過程を示し
ている。
同図に示す製織装置は、単一のキャリア軌道面にキャリ
ア駆動ユニット1を多数行、多数列に配列させ、それら
によって、糸条3またはそれを捲回したボビンのキャリ
ア2に所要の軌跡を走行させ、立体的形状の織物T2を
製織するものである。
この製織装置におけるキャリア駆動機構は、第3図によ
って説明したものと同様であり、キャリア駆動ユニット
1には、第3図に示すようなロータ4を備え、隣接する
ロータとの間にキャリア2を挟持して、隣接するロータ
4,4の一方が他方をガイドとしてキャリア2を駆動す
るようにしている。
この製織装置・におけるキャリア軌道面に多数行、多数
列に配列させたロータ4間には、すべてキャリア2を挟
持させ、周辺に設けたガイド10との間にもキャリア2
を挟持させるのが通例であるが、必ずしもロータ4間の
キャリア2を挟持てきる部分にすべてキャリア2を挟持
させる必要はなく、製織すべき立体織物の組織等に応じ
て分散配置することもできる。但し、常に製織に関与し
ないキャリア2も、製織に関与するキャリアと同様に、
ロータ4間に挟持させ、キャリア2がキャリア軌道面の
全域に均等に配置される。なお、キャリア軌道面にキャ
リア2を分散配置すると、キャリアの相互移動が一層簡
単化される。
立体織物T3の製織に際しては、第4図において斜線を
付した製織に必要なロータ4だけを逐次駆動することに
より、必要形状についての製織動作を行わせる。この場
合に、製織動作に関与しないロータは駆動されないため
、それらは製織に関与するロータの周囲においてガイド
として機能することになる。
この製織に際しては、前述したように、906を単位と
する各ロータの回転により、それらに保持されたキャリ
ア2を移動させて、立体織物の製織を行うことかできる
が、製織動作域にあるロータを2群に分け、一方の群の
ロータ4を同一方向に90@または180’回転させた
後、他方の群のロータ4を同角度だけ逆方向に回転させ
ると、ロータの駆動制御が比較的簡単化される。
このような製織動作を行わせると、回転駆動するロータ
4の配列に応じた立体織物の製織か行われるが、その製
織の間に、駆動するロータを逐次変更し、製織動作域を
移動させなから製織動作を継続することにより、立体織
物の断面形状を逐次変化させて、不等断面の立体織物T
2を得ることができる。
この製織動作域の移動は、単に、新たに製織動作域とす
る部分のロータを回転駆動して、製織動作を行わせ、今
まで製織動作のために回転していたロータで、新たに製
織動作域外となるロータを停止させるたけでよく、それ
によって製織動作域の移動か行われ、立体織物の断面形
状を変化させ、図中に示すような不等断面の立体織物T
2を得ることができる。
なお、この方法で製織された立体織物T2では、製織に
関与しなかった糸条が立体織物の周囲に伸び出している
ので、必要に応じて製織後にそれを除去する必要がある
このような製織に関与するロータの変更は、先に第3図
によって説明した製織機構が、任意のキャリア配列にお
いて製織可能であり、従って製織形状の変化に逐次対応
できる機構を有しているために実現できるものである。
第5図及び第6図(a)〜(d)は1本発明に基づいて
不等断面立体織物T3を製織するための第3の製織装置
及びその装置における製織の過程を示している。また、
第7図は形状を異にする他の立体織物T4の製織を行う
場合を示している。
第5図に示す製織装置は、先に説明した第2の製織装置
と同様に、単一のキャリア軌道面にキャリア駆動ユニッ
ト1を多数行、多数列に配列させ、それらによって、糸
条3またはそれを捲回したボビンのキャリア2に所要の
軌跡を走行させるものであるが、第2の製織装置の場合
とは異なり、多数行、多数列に配列させたロータ4間の
うち、製織に用いる部分のロータ4,4相互間及びロー
タ4とガイド10間のみにキャリア2を挟持させ、それ
らのキャリア2を挟持した製織に必要なロータのみを駆
動することにより、必要な形状についての製織動作を行
わせる。なお、この製織装置におけるキャリア駆動機構
は、第3図によって説明したものと同様である。
この製織装置において、製織に必要な部分のロータ4間
に挟持させるキャリア2は、その部分のロータ4間でキ
ャリア2を挟持てきるところにすべてを挟持させる必要
はなく、製織すべき立体織物の組織等に応じて分散配置
することもできる(第6図(a)参照)。
立体織物T3の製織に際しては、第5図において斜線を
付した製織に必要なロータ4だけを順次駆動することに
より、必要形状についての製織動作を行わせる。この場
合に、製織動作に関与しないロータは駆動しないため、
それらは製織に関与するロータの回転駆動時におけるキ
ャリア2のガイドとして機能することになる。
この製織に際しても、前述したように、90°を単位と
する各ロータ4の回転によりキャリア2を移動させて、
立体織物の製織を行うことができるが、製織動作域にあ
るロータを2群に分け、一方の群のロータ4を同一方向
に90°または 180°回転させた後、他方の群のロ
ータ4を同角度だけ逆方向に回転させるのも有効である
このような製織動作を行わせると、回転駆動するロータ
4の配列に応じた立体織物の製織が行われるか、その製
織の間に、ロータ4の駆動制御により一部のキャリア2
の移動域を逐次変更しながら上記製織動作を継続するこ
とにより、立体織物の断面形状を逐次変化させて、不等
断面の立体織¥sTiを得ることができる。
第6図(a)〜(d)は、第5図の製織装置の一部を抽
出し、この操作を説明するためのもので、第5図(a)
の状態から同図(C)の状態まで、図中の矢印を付した
ロータ4をその方向に順次回転させ、さらに同様な操作
を繰り返すことにより、同図(a)に斜線を付して示し
た製織動作域のロータが、同図(d)に斜線を付して示
す位置に移動する。従って、このような操作を繰り返し
ながら製織動作を継続することにより、立体織物の断面
形状を変化させて、第5図中に示すような蜂の巣状の空
洞を持った不等断面の立体織物T1を得ることがてきる
第7図は、形状を異にする他の立体織物T4の製織を行
う場合を示しているが、キャリア軌道面を円筒状に形成
した点、環状に形成した製織動作域から上方に突出する
キャリアの移動域を逐次左右に往復移動させて、湾曲リ
ブを有する椀状成形品を得る点を除いて、先に第5図で
説明した場合と同様である。
このような製織に関与するロータを逐次移動させて行う
製織は、先に第3図で説明した製織機構か、任意のキャ
リア配列において製織可能であり、従って製織形状の変
化に対応できる機構を有しているために実現できるもの
である。
また、第8図及び第9図には他の製織例を示す、これら
の立体織物Ts、Taは、先に説明した各種の方法で容
易に製織可能なものである。
[発明の効果] 以上に詳述した本発明の方法によれば、本発明者らか先
に提案している立体織物の製織装置か、各キャリアの独
立的な駆動制御により、各キャリアをその移動域におい
て比較的自由に移動させ得ることを有効に利用し、断面
形状が逐次変化する不等断面立体織物を容易に製織可能
にすることができる。また、断面形状が逐次変化するに
もかかわらず、どの部位ても実質的に均一な組織を持つ
一体の立体織物(4または5軸)を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づいて不等断面立体織物を製織する
製織装置の構成を示す斜視図、第2図(a)(b)は同
装置による製織の過程についての説明図、第3図はその
キャリア駆動機構の詳細を示す要部斜視図、第4図は本
発明に基づいて製織を行う第2の製織装置の構成を示す
斜視図、第5図は本発明に基づいて製織を行う第3の製
織装置の構成を示す斜視図、第6図(a)〜(d)は上
記第3の製織装置の操作についての要部説明図、第7図
は他の製織装置の構成例を示す斜視図、第8図及び第9
図は他の製織例を示す斜視図である。 2 ・キャリア、   3 ・糸条、 4  ・ロータ、     5  ・凹部、A −C・
製織ブロック、 T1〜T6・・立体織物。 第 図 (し) I 第3図 第 図 第 図 (C) (d、)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、隣接するロータとの間に糸条またはそれを捲回した
    ボビンのキャリアを挟持する多数のロータを、互いに隣
    接させて配列し、各ロータの四周に凹部を設けて、隣接
    するロータの凹部間に該キャリアを挟持させ、隣接する
    一方のロータが回転する際に、他方のロータの凹部をガ
    イドとしてそれらの間に挟持されたキャリアを移動させ
    、これを繰返すことにより必要形状の立体織物を製織す
    るに際し、 上記ロータを複数行、複数列に配列した製織ブロックの
    複数を、それらのロータが隣接するようにして相互に接
    合させ、 各製織ブロック及び上記接合縁における隣接ロータ間に
    キャリアを挟持させて、複数の製織ブロック間を一体化
    して製織動作を行わせ、 その製織動作により立体織物の製織を行う間に、隣接す
    る製織ブロック間の接合位置を相対的にずらして上記製
    織動作を継続し、それによって立体織物の断面形状を変
    化させて、不等断面の立体織物を得る、 ことを特徴とする不等断面立体織物の製織方法。 2、隣接するロータとの間に糸条またはそれを捲回した
    ボビンのキャリアを挟持する多数のロータを、互いに隣
    接させて配列し、各ロータの四周に凹部を設けて、隣接
    するロータの凹部間に該キャリアを挟持させ、隣接する
    一方のロータが回転する際に、他方のロータの凹部をガ
    イドとしてそれらの間に挟持されたキャリアを移動させ
    、これを繰返すことにより必要形状の立体織物を製織す
    るに際し、 上記ロータを多数行、多数列に配列し、それらの各ロー
    タ間にキャリアを挟持させて、製織に必要なロータだけ
    を駆動することにより、必要形状についての製織動作を
    行わせ、 その製織動作により立体織物の製織を行う間に、駆動す
    るロータを逐次変更しながら上記製織動作を継続し、そ
    れによって立体織物の断面形状を変化させて、不等断面
    の立体織物を得る、ことを特徴とする不等断面立体織物
    の製織方法。 3、隣接するロータとの間に糸条またはそれを捲回した
    ボビンのキャリアを挟持する多数のロータを、互いに隣
    接させて配列し、各ロータの四周に凹部を設けて、隣接
    するロータの凹部間に該キャリアを挟持させ、隣接する
    一方のロータが回転する際に、他方のロータの凹部をガ
    イドとしてそれらの間に挟持されたキャリアを移動させ
    、これを繰返すことにより必要形状の立体織物を製織す
    るに際し、 上記ロータを多数行、多数列に配列し、それらのロータ
    間で製織に用いる部分のみにキャリアを挟持させて、必
    要なロータを駆動することにより、必要形状についての
    製織動作を行わせ、その製織動作により立体織物の製織
    を行う間に、ロータの駆動制御により一部のキャリアの
    移動域を逐次変更しながら上記製織動作を継続し、それ
    によって立体織物の断面形状を変化させて、不等断面の
    立体織物を得る、 ことを特徴とする不等断面立体織物の製織方法。
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