JP2002201555A - 三次元組織体の製造装置 - Google Patents

三次元組織体の製造装置

Info

Publication number
JP2002201555A
JP2002201555A JP2000401385A JP2000401385A JP2002201555A JP 2002201555 A JP2002201555 A JP 2002201555A JP 2000401385 A JP2000401385 A JP 2000401385A JP 2000401385 A JP2000401385 A JP 2000401385A JP 2002201555 A JP2002201555 A JP 2002201555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear
bodies
rotating
rotating body
dimensional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000401385A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Uchida
裕士 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2000401385A priority Critical patent/JP2002201555A/ja
Priority to US10/025,875 priority patent/US20020083821A1/en
Priority to EP01131035A priority patent/EP1219365A3/en
Publication of JP2002201555A publication Critical patent/JP2002201555A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04CBRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
    • D04C3/00Braiding or lacing machines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F27/00Making wire network, i.e. wire nets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F27/00Making wire network, i.e. wire nets
    • B21F27/12Making special types or portions of network by methods or means specially adapted therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】組紐の組成原理を適用して三次元的なX交絡構
造部(3X交絡構造組織体ST1、4X交絡構造組織体
ST2、6X−3X交絡構造組織体ST3)を組成によ
り構成する三次元組織体の製造装置を提供すること。 【解決手段】多数のボビン2から個別に引き出される多
数本の線状体1によって三次元組織体ST1、ST2、
ST3を組成する三次元組織体の製造装置にあって、前
記多数本の線状体を組成位置P1に個別に供給する線状
体供給手段3と、線状体供給手段から供給される多数本
の線状体を少なくとも3本ずつ支持し、少なくとも3方
向からの線状体を組成方向に間隔をおいて交絡させ、か
つ少なくとも3方向へ離れていくように多数本の線状体
を組成する線状体分配手段4と、組成した組織体を引き
上げる組織体引き上げ手段5とからなることを特徴とす
る三次元組織体の製造装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、組紐の組成原理
に基づいて構成される三次元組織体の製造装置に関する
ものであり、特に、三次元的に組織された三次元組織体
を供するものであって、これを例えば蒸留装置の流体流
路中に設けて、物質移動、あるいは熱交換等を行う充填
体等として効果的に適用するための三次元組織体の製造
に関連するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば、蒸留装置の流体
流路中に設けて、物質移動あるいは熱交換等を行う充填
体を製造する方法として、例えば、特開平5−9610
1号公開公報に開示されるような技術が知られている。
この従来の技術は、経糸と緯糸とを用いた織機による織
成原理によるものである。この従来技術により得られる
充填体101は、図16Aに示すように、多層の透過板
102の各層が、接合部102aを介して接合され、非
接合部102bにおいて離遠した所謂Xパッキング(隣
接する両透過板により形成される接合部102aの断面
形状がX字形となる形態のもの)として構成されるもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記する従来の技術に
より得られる充填体101を、気体間、液体間または気
体と液体間の物質移動、熱交換または混合を行う装置に
充填する充填体として用いた場合、流体の流れは、図1
6Bにおいて矢印aで示すように、2方向から接合部1
02aに至り、また2方向に流れるのみであるので(断
面的に見た場合、単なる二次的なX字形のものにすぎ
ず、三次元的なX構造部分を有していないので)、フィ
ルタとしての濾過効率が低いものであった。
【0004】そこで、この発明は、上記するような従来
技術にみられる上記する問題点を解決するべく、組紐の
組成原理を適用することにより、当該構造体における接
合部の構成を三次元的なX交絡構造部(3X交絡構造、
4X交絡構造、6X−3X交絡構造)とする三次元組織
体を製造するための三次元組織体の製造装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するものであり、具体的には、多数のボビンから
個別に引き出される多数本の線状体によって三次元組織
体を組成する三次元組織体の製造装置にあって、前記多
数本の線状体を組成位置に個別に供給する線状体供給手
段と、前記線状体供給手段から供給される多数本の線状
体を少なくとも3本ずつ支持し、少なくとも3方向から
の線状体を組成方向に間隔をおいて交絡させ、かつ少な
くとも3方向へ離れていくように前記多数本の線状体を
組成する線状体分配手段と、組成した組織体を引き上げ
る組織体引き上げ手段とからなる三次元組織体の製造装
置を構成するものである。
【0006】さらに、この発明は、前記線状体分配手段
が、連動連結手段を介してそれぞれ回転可能に支持さ
れ、周囲に少なくとも3条の線状体受入溝を備えた多数
の回転体と、前記回転体における線状体受入溝に支持さ
れた少なくとも3本の線状体を隣接する回転体における
線状体受入溝との間で移動させる線状体移動手段とを含
むものからなる三次元組織体の製造装置を構成するもの
である。
【0007】さらに、この発明は、前記線状体分配手段
における連動連結手段が、前記回転体の周囲に設けたギ
ャ機構からなる三次元組織体の製造装置を構成するもの
でもある。
【0008】さらにまた、この発明は、前記線状体移動
手段が、長さ方向に沿ってのびる上縁カム作用面と下縁
カム作用面とを有する線状体移動バー部材からなる三次
元組織体の製造装置を構成するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明になる三次元組織
体の製造装置について、添付図面中、図1〜図11に示
す具体的な実施例(特に、三次元3X組織体の製造に関
する基本的実施例)に基づいて詳細に説明する。図1
は、この発明になる三次元組織体の製造装置について、
その基本的構成を示す概略的な斜視図である。
【0010】図2は、この発明により製造される三次元
組織体にあって、それぞれ異なる組織構成例を示すもの
であり、図2Aは、3本の線状体を捩じり絡めて立体的
な3X交絡部を形成してなる三次元組織体の第1の構成
例(以下、3X組織体という)を示す概略的な斜視図、
図2Bは、4本の線状体を捩じり絡めて立体的な4X交
絡部を形成してなる三次元組織体の第2の構成例(以
下、4X組織体という)を示す概略的な斜視図、図2C
は、6本の線状体を捩じり絡めて立体的な6X交絡部
と、3本の線状体を捩じり絡めて立体的な3X交絡部と
が組織の組成方向に交互に繰り返して形成される三次元
組織体の第3の構成例(以下、6X−3X組織体とい
う)を示す概略的な斜視図である。
【0011】この発明は、例えば、ワイヤーのような剛
性のある線状体1を素材として、組紐の組成原理にもと
づいて、三次元的構造になる金網のような三次元組織体
を製造するものであり、その具体的な組成例として、図
2Aにおいて参照符号11で示すような三次元の3X組
織体ST1、図2Bにおいて参照符号12で示すような
三次元の4X組織体ST2並びに図2Cにおいて参照符
号13で示すような三次元の6X−3X組織体ST3を
製造しようとするものである。
【0012】この発明になる三次元組織体の製造装置に
ついて、上記する具体的な組成例のうち、図2Aにおい
て参照符号11で示すような三次元の3X組織体ST1
に関して、図1、図2A、図3〜図5、図11、図14
〜図15を参照して詳細に説明する。
【0013】まず、この発明になる三次元組織体の製造
装置は、図1に示すように、多数のボビン2から個別に
引き出される多数本の線状体1によって三次元組織体を
組成するものであって、前記多数本の線状体1を組成位
置P1に個別に供給する線状体供給手段3と、前記線状
体供給手段3から供給される多数本の線状体1を少なく
とも3本ずつ支持し、少なくとも3方向からの線状体1
を組成方向に間隔をおいて交絡させ、かつ少なくとも3
方向へ離れていくように前記多数本の線状体1を組成す
る線状体分配手段4と、組成した組織体ST1、ST2
あるいはST3を引き上げる組織体引き上げ手段5とを
備えたものからなっている。
【0014】この発明において、前記線状体供給手段3
は、例えば、クリールスタンドCSに対して、多数のボ
ビン2が回転自在に支持されていて、前記多数のボビン
2から前記線状体1がそれぞれ個別に引き出されるよう
に構成されている。前記線状体供給手段3は、テンショ
ン調節機構を含むものであって、前記ボビン2から引き
出される線状体1のテンションを適宜調節できるように
なっている。前記多数のボビン2から個別に引き出され
た多数本の線状体1は、組成位置P1に至る前段におい
て、例えば、走行方向規制部材TRによって互いに略平
行に走行するように走行方向が規制されている。前記走
行方向規制部材TRは、多数本の線状体1が挿通する多
数の挿通孔を備えたものからなっている。
【0015】この発明において、前記線状体分配手段4
は、極めて重要な構成要素である。前記線状体分配手段
4の具体的な実施例について、図1並びに図11〜図1
5にもとづいて詳細に説明する。前記線状体分配手段4
は、基本的には、多数の回転体6と、線状体移動手段7
とを含むものからなっている。前記回転体6は、筐体B
U内において連動連結手段8によってそれぞれが互いに
保持された状態で回転可能に支持されている。
【0016】図14あるいは図15に示すように、前記
回転体6は、周囲に少なくとも3条の線状体受入溝9
(図14あるいは図15においては6条の線状体受入溝
9)を備えたものからなっている。前記線状体受入溝9
は、3X組織体ST1を組成するものにあっては、12
0°の角度間隔をおいた3条の溝によって構成されてお
り、4X組織体ST2を組成するものにあっては、90
°の角度間隔をおいた4条の溝によって構成されてお
り、6X−3X組織体ST3を組成するものにあっては
60°の角度間隔をおいた6条の溝によって構成されて
いる。前記3X組織体ST1を組成するための回転体6
における線状体受入溝9は、60°の角度間隔をおいた
6条の溝によって構成されているものであってもよい。
その場合には6条の溝のうち1条おきの3条の溝に対し
て線状体1が支持されるように適用すればよい。
【0017】前記線状体分配手段4における連動連結手
段8は、前記回転体6の周囲に設けたギャ機構10によ
って構成されるものであり、その具体的な実施例を図1
4および図15に示す。図14は、回転体6について、
該回転体6の駆動手段をユニット化し、3つの回転体6
を一単位として駆動手段の単位系とする組み合わせ例を
示すものであって、図14Aは、駆動手段がヘリカルギ
ャ方式による一構成例を示す概略的な正面図、図14B
は、その概略的な斜視図である。図15は、回転体6に
ついて、該回転体6の駆動手段をユニット化し、該駆動
手段の一単位の組み合わせ例を示すものであって、図1
5Aは、駆動手段がスパーギャ方式による構成例を示す
概略的な正面図、図15Bは、その概略的な斜視図であ
る。
【0018】3つの回転体6A、6B、6Cを一単位と
する駆動手段にあって、図14に示すヘリカルギャ機構
14による構成例によれば、第1の回転体6Aにはヘリ
カルギャ14Aが設けてあり、第2の回転体6Bにはヘ
リカルギャ14Bが設けてあり、第3の回転体6Cには
ヘリカルギャ14Cが設けてある。図14に示す例によ
れば、第1の回転体6Aが駆動源に連結され、反時計方
向に回転する駆動回転体であり、そのヘリカルギャ14
Aを介して第2の回転体6Bのヘリカルギャ14B並び
に第3の回転体6Cのヘリカルギャ14Cに噛合連結さ
れていて、前記第2の回転体6B並びに第3の回転体6
Cを時計方向に回転する。前記第2の回転体6Bと第3
の回転体6Cとは直接的には噛合していない。
【0019】このヘリカルギャ方式による構成例のもの
にあっては、ギャ構造が回転体6の母線に沿って傾斜形
成されることから、前記線状体受入溝9を回転体6の母
線に沿ってのびる平行な溝として設計することができ
る。この構成例によれば、溝が真っ直ぐなため線状体の
受け渡しが容易である。一方、ギャ位置を保つための加
工制度が要求される(ギャ底面とピッチ円径とを一致す
る状態に設計できるので落ち込みが生じないという利点
がある)。
【0020】図15に示すスパーギャ機構15による構
成例によれば、第1の回転体6Aにはスパーギャ15A
が設けてあり、第2の回転体6Bにはスパーギャ15B
が設けてあり、第3の回転体6Cにはスパーギャ15C
が設けてある。図15に示す例によれば、第1の回転体
6Aが駆動源に連結され、反時計方向に回転する駆動回
転体であり、そのスパーギャ15Aを介して第2の回転
体6Bのスパーギャ15B並びに第3の回転体6Cのス
パーギャ15Cに噛合連結されていて、前記第2の回転
体6B並びに第3の回転体6Cを時計方向に回転する。
前記第2の回転体6Bと第3の回転体6Cとは直接的に
は噛合していない。
【0021】このスパーギャ方式による構成例のものに
あっては、ギャ構造が回転体6の母線に沿って平行に形
成されることから、前記線状体受入溝9を回転体6の母
線に沿って傾斜する傾斜溝として設計する必要がある。
この構成例によれば、ギャ位置を保つためのローター部
が溝を斜めにすることによりカバーすることができると
いう利点を有している。
【0022】次いで、前記線状体分配手段4における線
状体移動手段7の具体的な実施例に関して、図11、図
12および図13に基づいて説明する。図11は、この
発明になる三次元組織体の製造装置にあって、3X組織
体ST1の製造に関し、線状体1を回転体6、6間で移
載させるための線状体移動手段7の具体例並びにその移
載手順を示すものであって、図11A及びA’は、第1
の回転体に3本の線状体が支持されていて、その状態で
該回転体を回転させて3本の線状体による第1層の3X
交絡部を組織する状態を示す概略的な正面図及びその側
面図、図11B及びB’は、線状体移動手段7としての
線状体移動バー部材20Aを矢印方向に挿入した状態を
示す概略的な正面図及びその側面図、図11C及びC’
は、該線状体移動バー部材20Aを回転軸の廻りに90
°回転させて、第1の回転体に支持されている3本の線
状体を第2の回転体に移載し、その状態で該回転体を回
転させて3本の線状体による第2層の3X交絡部を組織
する状態を示す概略的な正面図及びその側面図、図11
D及びD’は、線状体移動バー部材20Aを回転軸の廻
りに90°回転させて、第2の回転体に支持されている
3本の線状体を第1の回転体に移載した状態を示す概略
的な正面図及びその側面図である。
【0023】図12は、この発明になる三次元組織体の
製造装置にあって、4X組織体ST2の製造に関し、線
状体1を回転体6、6間で移載させるための線状体移動
手段7の具体例並びにその移載手順を示すものであっ
て、図12A及びA’は、第1の回転体に4本の線状体
が支持されていて、その状態で該回転体を回転させて4
本の線状体による第1層の4X交絡部を組織する状態を
示す概略的な正面図及びその側面図、図12B及びB’
は、線状体移動手段7としての線状体移動バー部材20
Bを矢印方向に挿入した状態を示す概略的な正面図及び
その側面図、図12C及びC’は、該線状体移動バー部
材20Bを回転軸の廻りに90°回転させて、第1の回
転体に支持されている4本の線状体を第2の回転体に移
載し、その状態で該回転体を回転させて4本の線状体に
よる第2層の4X交絡部を組織する状態を示す概略的な
正面図及びその側面図、図12D及びD’は、線状体移
動バー部材20Bを回転軸の廻りに90°回転させて、
第2の回転体に支持されている4本の線状体1を第1の
回転体に移載した状態を示す概略的な正面図及びその側
面図である。
【0024】図13は、この発明になる三次元組織体の
製造装置にあって、6X−3X組織体ST3の製造に関
し、線状体1を回転体6、6間で移載させるための線状
体移動手段7の具体例並びにその移載手順を示すもので
あって、図13A及びA’は、第1の回転体に6本の線
状体が支持されていて、その状態で該回転体を回転させ
て6本の線状体による第1層の6X交絡部を組織する状
態を示す概略的な正面図及びその側面図、図13B及び
B’は、線状体移動手段7としての線状体移動バー部材
20Cを矢印方向に挿入した状態を示す概略的な正面図
及びその側面図、図13C及びC’は、該線状体移動バ
ー部材20Cを回転軸の廻りに90°回転させて、第1
の回転体に支持されている6本の線状体を第2の回転体
に各3本ずつ移載し、その状態で該回転体を回転させて
3本の線状体による第2層の3X交絡部を組織する状態
を示す概略的な正面図及びその側面図、図13D及び
D’は、線状体移動バー部材20Cを回転軸の廻りに9
0°回転させて、第2の回転体に支持されている3本の
線状体を第1の回転体に各6本ずつ移載した状態を示す
概略的な正面図及びその側面図である。
【0025】この発明において、前記線状体移動手段7
は、重要な要素であり、前記回転体6における線状体受
入溝9に支持された少なくとも3本の線状体1を隣接す
る回転体6における線状体受入溝9との間で移動させる
ためのものである。前記線状体移動手段7は、より具体
的には、長さ方向に沿ってのびる上縁カム作用面21と
下縁カム作用面22とを有する線状体移動バー部材20
A、20Bあるいは20Cのいずれかの線状体移動バー
部材20によって構成されるものである。
【0026】前記線状体移動手段7のための線状体移動
バー部材20は、長さ方向に沿ってのびる上縁カム作用
面21と下縁カム作用面22とを有する細長い板体から
なっており、図11に示す3X組織体ST1組成用のも
のにおいては、第1の回転体6Aに支持されている線状
体A1と線状体A2、A3の間に、矢印方向に沿って水
平な状態で進入し(図11Bにおいて右から左へ、図1
1B’において紙面手前から奥へ)、進入した後、当該
線状体移動バー部材20Aの回転軸20aの廻りに90
°回転させる際、前記上縁カム作用面21によって、第
1の回転体6Aの線状体受入溝9に支持されている線状
体A1を図中上方に押し上げて第2の回転体6Bの線状
体受入溝9に移動させ、前記下縁カム作用面22によっ
て、第1の回転体6Aの線状体受入溝9、9に支持され
ている線状体A2およびA3を図中下方に押し下げて下
方に隣接する一対の第2の回転体6B、6Bの各線状体
受入溝9に移動させて、それぞれの溝内に各線状体A
1、A2、A3を支配させ得るようになっている。
【0027】上記するように、第1の回転体6Aにおけ
る3つの線状体受入溝9に支持されている線状体A1、
A2、A3を隣接する第2の回転体6B、6B、6Bに
おける各1つの線状体受入溝9に効果的に移動させるた
め、前記線状体移動バー部材20Aの上縁カム作用面2
1並びに下縁カム作用面22が図11Cにおいて仮想線
で示すような形態に、それぞれ曲面状に設計されてい
る。この線状体移動バー部材20Aにおける上縁カム作
用面21並びに下縁カム作用面22は、図11Cにおい
て左右に規則的に連続するものであって、図において横
一列に並ぶ第1の回転体6Aに対して一斉に作用し、そ
れぞれ線状体受入溝9に支持されている線状体を移動さ
せることができるようになっている。
【0028】一方、図12に示す4X組織体ST2組成
用の線状体移動バー部材20Bは、第1の回転体6Aに
支持されている線状体A1、A2と線状体A3、A4の
間に、矢印方向に沿って水平な状態で進入し(図12B
において右から左へ、図12B’において紙面手前から
奥へ)、進入した後、当該線状体移動バー部材20Bの
回転軸20aの廻りに90°回転させる際、前記上縁カ
ム作用面21によって、第1の回転体6Aの線状体受入
溝9、9に支持されている線状体A1およびA2を図中
上方に押し上げて上方に隣接する一対の第2の回転体6
B、6Bの各線状体受入溝9、9に移動させ、前記下縁
カム作用面22によって、第1の回転体6Aの線状体受
入溝9、9に支持されている線状体A3およびA4を図
中下方に押し下げて下方に隣接する一対の第2の回転体
6B、6Bの各線状体受入溝9、9に移動させて、それ
ぞれの溝内に各線状体A1、A2、A3およびA4を支
配させ得るようになっている。
【0029】上記するように、第1の回転体6Aにおけ
る4つの線状体受入溝9に支持されている線状体A1、
A2、A3およびA4を隣接する第2の回転体6Bにお
ける各1つの線状体受入溝9に効果的に移動させるた
め、前記線状体移動バー部材20Bの上縁カム作用面2
1並びに下縁カム作用面22が図12Cにおいて仮想線
で示すような形態に、それぞれ曲面状に設計されてい
る。この実施例における線状体移動バー部材20Bの上
縁カム作用面21並びに下縁カム作用面22の形態は、
当該構成並びにその作動原理から明らかなように上下対
称の曲面によって構成されている。
【0030】さらにまた、図13に示す6X−3X組織
体ST3組成用の線状体移動バー部材20Cは、第1の
回転体6Aに支持されている線状体A1、A2、A3と
線状体A4、A5、A6の間に、矢印方向に沿って水平
な状態で進入し(図13Bにおいて右から左へ、図13
B’において紙面手前から奥へ)、進入した後、当該線
状体移動バー部材20Cの回転軸20aの廻りに90°
回転させる際、前記上縁カム作用面21によって、第1
の回転体6Aの線状体受入溝9に支持されている線状体
A1、A2およびA3を図中上方に押し上げて上方に隣
接する3つの第2の回転体6B、6B、6Bの各線状体
受入溝9に移動させ、前記下縁カム作用面22によっ
て、第1の回転体6Aの線状体受入溝9に支持されてい
る線状体A4、A5およびA6を図中下方に押し下げて
下方に隣接する3つの第2の回転体6B、6B、6Bの
各線状体受入溝9に移動させて、それぞれの溝内に各線
状体A1、A2、A3、A4、A5およびA6をそれぞ
れ個別に支配させ得るようになっている。
【0031】上記するように、第1の回転体6Aにおけ
る6つの線状体受入溝9に支持されている線状体A1、
A2、A3、A4、A5およびA6を隣接する6つの第
2の回転体6Bにおける各1つの線状体受入溝9に効果
的に移動させるため、前記線状体移動バー部材20Cの
上縁カム作用面21並びに下縁カム作用面22が図13
Cにおいて仮想線で示すような形態に、それぞれ曲面状
に設計されている。この実施例における線状体移動バー
部材20Cの上縁カム作用面21並びに下縁カム作用面
22の形態は、当該構成並びにその作動原理から明らか
なように上下対称の曲面によって構成されている。
【0032】次に、図3、図4および図5を参照して、
図2Aに示す三次元の3X組織体ST1の組成手順につ
いて説明する。図3〜図5は、図2Aに示す3X組織体
ST1の製造手順の詳細を示すものであり、図3は、各
第1の回転体6Aに3つの線状体受入溝9に線状体A
1、A2、A3がそれぞれ個別に支持されている状態を
示すものである。
【0033】図4は、図3に示す状態において前記回転
体6Aを数回転させて3本の線状体受入溝9に支持され
ている線状体A1、A2、A3を3X交絡状に捩じり絡
め、第1層の3X交絡部Tw1を形成した後、該線状体
A1、A2、A3を第1の回転体6Aから各第2の回転
体6B、6B、6Bにおける各1つの線状体受入溝9に
移動させて、支持している状態を示してある。
【0034】図5は、図4に示す状態において前記回転
体6A、6B、6Cを数回転させ、それぞれの回転体に
おける3つの線状体受入溝9に支持されている各線状体
を3X交絡状に捩じり絡め、第2層の3X交絡部Tw2
を形成した後、前記線状体A1、A2、A3を第2の回
転体6Bから各第1の回転体6Aにおける線状体受入溝
9に移動させて、支持している状態を示してある。さら
に、この実施例によれば、第2の回転体6Bから各第1
の回転体6Aに戻された線状体A1、A2、A3は、次
に、第1の回転体6Aの回転によって3X交絡状に捩じ
り絡められ、第3層の3X交絡部を形成し、+60°の
回転が加えられた後、該線状体A1、A2、A3を第1
の回転体6Aから各第3の回転体6C、6C、6Cにお
ける各1つの線状体受入溝9に移動させて支持し、該第
3の回転体6Cの回転によって各線状体を3X交絡状に
捩じり絡め、第4層の3X交絡部を形成し、しかる後、
前記線状体A1、A2、A3を第3の回転体6Cから各
第1の回転体6Aにおける線状体受入溝9に戻して、1
サイクルの組成が完了し、この手順を繰り返して、三次
元の3X組織体ST1が組成される。
【0035】すなわち、図3に示す段階では、各第1の
回転体6Aに対して、それぞれ3本の線状体1が支持さ
れていて、前記第1の回転体6Aの一つには、線状体A
1、A2、A3が支配され、前記回転体を数回転させて
各線状体A1、A2、A3を3X交絡状に捩じり絡め、
第1層の3X交絡部Tw1が形成される。しかる後、前
記第1の回転体6Aに支配されている線状体1は、隣接
する3つの第2の回転体6Bに移行し、その内の一つに
は、線状体A1、G2、D3が、その内の他には、線状
体A2、B3、C1が、その内のさらに他には、線状体
A3、E1、I2が支配され、前記回転体を数回転させ
て線状体A1、G2、D3、線状体A2、B3、C1お
よび線状体A3、E1、I2によって、それぞれ個別に
3X交絡状に捩じり絡められ、それぞれ第2層の3X交
絡部Tw2が形成され、互いに隣辺の線状体が3X状に
交絡し合って三次元の組織体を連鎖的に連結組織する。
【0036】次に、図6および図7を参照して、図2B
に示す三次元の4X組織体ST2の組成手順について説
明する。図6は、各第1の回転体に線状体が支持されて
いる状態を示す概略的な平面図であり、図7は、図6に
示す状態において前記回転体を数回転させて各線状体か
らの線状体を4X交絡状に捩じり絡め、第1層の4X交
絡部を形成した後、線状体を各第1の回転体から各第2
の回転体に移行し、支持している状態を示してある。上
記するように、図6、図7、図6の手順をおって、三次
元の4X組織体ST2が組成される。
【0037】図2Bに示すような第2の例になる三次元
の4X組織体ST2を製造するための装置は、各回転体
6の構成において前記3X組織体ST1を製造するため
の装置と相違するものであって、その他の構成において
は何ら相違するものではない。すなわち、前記4X組織
体ST2を製造するための製造装置における前記回転体
6は、90°の角度間隔をおいて放射方向に開口する線
状体受入溝9を備えたものからなっている。
【0038】上記する構成によれば、図6に示す段階で
は、各第1の回転体6Aに対して、それぞれ4つの線状
体1が支持されていて、前記第1の回転体6Aの一つに
は、線状体A1、A2、A3、A4が支配され、前記回
転体を数回転させて各線状体A1、A2、A3、A4を
4X交絡状に捩じり絡め、第1層の4X交絡部Tw1が
形成される。しかる後、前記第1の回転体6Aに支配さ
れている線状体1は、隣接する4つの第2の回転体6B
に移行し、その内の一つには、線状体A1、C2、L
3、D4が、その内の他には、線状体A2、D3、B
4、F1が、その内のさらに他には、線状体A3、F
4、G1、E2が、さらにまた他には、線状体A4、E
1、M2、C3が支配され、前記回転体を数回転させて
各線状体A1、C2、L3、D4、線状体A2、D3、
B4、F1、線状体A3、F4、G1、E2および線状
体A4、E1、M2、C3によって、それぞれ個別に4
X交絡状に捩じり絡められ、それぞれ第2層の4X交絡
部Tw2が形成され、互いに隣辺の線状体が4X状に交
絡し合って三次元の組織体を連鎖的に連結組織する。
【0039】次いで、図8、図9および図10を参照し
て、図2Cに示す三次元の6X−3X組織体ST3の組
成手順について説明する。図8〜図10は、図2Cに示
す6X−3X組織体の製造手順の詳細を示すものであっ
て、図8は、各第1の回転体にそれぞれ6つの線状体が
支持されている状態を示す概略的な平面図であり、図9
は、図8に示す状態において前記回転体を数回転させて
各線状体を6X交絡状に捩じり絡め、第1層の6X交絡
部Tw1を形成した後、線状体を各第1の回転体6Aか
ら各第2の回転体6Bにそれぞれ3つずつ移行させて、
支持している状態を示してあり、図10は、各第1の回
転体6Aに、それぞれ6つの線状体が移行して支持され
ている状態を示してある。上記するように、図8、図9
および図10の手順をおって、三次元の6X−3X組織
体ST3が組成される。
【0040】すなわち、図8に示す段階では、各第1の
回転体6Aに対して、それぞれ6つの線状体1が支持さ
れていて、前記第1の回転体6Aの一つには、線状体A
1、A2、A3、A4、A5およびA6が支配され、前
記回転体を数回転させて各線状体A1、A2、A3、A
4、A5およびA6を6X交絡状に捩じり絡め、第1層
の6X交絡部Tw1が形成される。しかる後、前記第1
の回転体6Aに支配されている線状体1は、隣接する6
つの第2の回転体6Bに移行し、その内の第1には、線
状体A1、G3、B5が、その内の第2には、線状体A
2、B4、C6が、その内の第3には、線状体A3、C
5、D1が、その内の第4には、線状体A4、D6、E
2が、その内の第5には、線状体A5、E1、F3が、
その内の第6には、線状体A6、F2、G4が支配さ
れ、前記回転体を数回転させて各線状体A1、G3、B
5、線状体A2、B4、C6、線状体A3、C5、D
1、線状体A4、D6、E2、線状体A5、E1、F3
および線状体A6、F2、G4によって、それぞれ個別
に3X交絡状に捩じり絡められ、それぞれ第2層の3X
交絡部Tw2が形成され、互いに隣辺の線状体が6X状
並びに3X状に交互に交絡し合って三次元の組織体を連
鎖的に連結組織する。
【0041】
【発明の効果】この発明になる三次元組織体の製造装置
によれば、当該三次元組織体を組紐の組成原理にもとづ
いて構成されるものであって、三次元3X組織体、三次
元4X組織体あるいは三次元6X−3X組織体を組成す
ることができ、これらの組織体を蒸留装置の流体流路中
に設け、物質移、熱交換等を行う充填体として適用した
場合、三次元3X組織体にあっては、流体は3方向から
接合部に至り、3方向へ流れていくものであり、三次元
4X組織体にあっては、流体は4方向から接合部に至
り、4方向へ流れていくものであり、三次元6X−3X
組織体にあっては、流体は6方向から6X接合部に至
り、6方向へ流れていき、そのそれぞれが、それぞれ3
方向に別れて3X接合部に至り、3方向へ流れていくも
のであり、処理機能が優れ、しかも圧力損失が低減し処
理効率もアップするという点において極めて有効に作用
するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明になる三次元組織体の製造装
置について、その基本的構成を示す概略的な斜視図であ
る。
【図2】図2は、この発明により製造される三次元組織
体にあって、それぞれ異なる組織構成例を示すものであ
り、図2Aは、3本の線状体を捩じり絡めて立体的な3
X交絡部を形成してなる三次元組織体の第1の構成例
(3X組織体)を示す概略的な斜視図、図2Bは、4本
の線状体を捩じり絡めて立体的な4X交絡部を形成して
なる三次元組織体の第2の構成例(4X組織体)を示す
概略的な斜視図、図2Cは、6本の線状体を捩じり絡め
て立体的な6X交絡部と、3本の線状体を捩じり絡めて
立体的な3X交絡部とが組織の組成方向に交互に繰り返
して形成される三次元組織体の第3の構成例(6X−3
X組織体)を示す概略的な斜視図である。
【図3】図3〜図5は、図2Aに示す3X組織体ST1
の製造手順の詳細を示すものであって、図3は、各第1
の回転体に各3本の線状体が支持されている状態を示す
概略的な正面図である。
【図4】図4は、図3に示す状態において前記第1の回
転体を数回転させてそれぞれの溝に支持されている各3
本の線状体を3X交絡状に捩じり絡め、第1層の3X交
絡部Tw1を形成した後、該各3本の線状体を各第1の
回転体から各第2の回転体に移行し、支持している状態
を示す概略的な正面図である。
【図5】図5は、図4に示す状態において前記第2の回
転体を数回転させてそれぞれの回転体に支持されている
各3本の線状体を3X交絡状に捩じり絡め、第2層の3
X交絡部Tw2を形成した後、該各3本の線状体を各第
2の回転体から各元の回転体に移行し、支持している状
態を示す概略的な正面図である。
【図6】図6〜図7は、図2Bに示す4X組織体ST2
の製造手順の詳細を示すものであり、図6は、各第1の
回転体に各4本の線状体が支持されている状態を示す概
略的な正面図である。
【図7】図7は、図6に示す状態において前記第1の回
転体を数回転させてそれぞれの溝に支持されている各4
本の線状体を4X交絡状に捩じり絡め、第1層の4X交
絡部Tw1を形成した後、該各4本の線状体を各第1の
回転体から各第2の回転体に移行し、支持している状態
を示す概略的な正面図である。
【図8】図8〜図10は、図2Cに示す6X−3X組織
体ST3の製造手順の詳細を示すものであって、図8
は、各第1の回転体に各6本の線状体が支持されている
状態を示す概略的な正面図である。
【図9】図9は、図6に示す状態において前記第1の回
転体を数回転させてそれぞれの溝に支持されている各6
本の線状体を6X交絡状に捩じり絡め、第1層の6X交
絡部Tw1を形成した後、該各6本の線状体を各第1の
回転体から各第2の回転体に移行し、支持している状態
を示す概略的な正面図である。
【図10】図10は、各第1の回転体に、それぞれ6本
の線状体が移行して支持されている状態を示す概略的な
正面図である。
【図11】図11は、この発明になる三次元組織体の製
造装置にあって、3X組織体の製造に関し、線状体を回
転体間で移載させるための線状体移動手段7の具体例並
びにその移載手順を示すものであって、図11A及び
A’は、第1の回転体に3本の線状体が支持されてい
て、その状態で該回転体を回転させて3本の線状体によ
る第1層の3X交絡部を組織する状態を示す概略的な正
面図及びその側面図、図11B及びB’は、線状体移動
手段としての線状体移動バー部材を矢印方向に挿入した
状態を示す概略的な正面図及びその側面図、図11C及
びC’は、該線状体移動バー部材を回転軸の廻りに90
°回転させて、第1の回転体に支持されている3本の線
状体を第2の回転体に移載し、その状態で該回転体を回
転させて3本の線状体による第2層の3X交絡部を組織
する状態を示す概略的な正面図及びその側面図、図11
D及びD’は、線状体移動バー部材を回転軸の廻りに9
0°回転させて、第2の回転体に支持されている3本の
線状体を第1の回転体に移載した状態を示す概略的な正
面図及びその側面図である。
【図12】図12は、この発明になる三次元組織体の製
造装置にあって、4X組織体の製造に関し、線状体を回
転体間で移載させるための線状体移動手段7の具体例並
びにその移載手順を示すものであって、図12A及び
A’は、第1の回転体に4本の線状体が支持されてい
て、その状態で該回転体を回転させて4本の線状体によ
る第1層の4X交絡部を組織する状態を示す概略的な正
面図及びその側面図、図12B及びB’は、線状体移動
手段7としての線状体移動バー部材を矢印方向に挿入し
た状態を示す概略的な正面図及びその側面図、図12C
及びC’は、該線状体移動バー部材を回転軸の廻りに9
0°回転させて、第1の回転体に支持されている4本の
線状体を第2の回転体に移載し、その状態で該回転体を
回転させて4本の線状体による第2層の4X交絡部を組
織する状態を示す概略的な正面図及びその側面図、図1
2D及びD’は、線状体移動バー部材を回転軸の廻りに
90°回転させて、第2の回転体に支持されている4本
の線状体を第1の回転体に移載した状態を示す概略的な
正面図及びその側面図である。
【図13】図13は、この発明になる三次元組織体の製
造装置にあって、6X−3X組織体の製造に関し、線状
体を回転体間で移載させるための線状体移動手段7の具
体例並びにその移載手順を示すものであって、図13A
及びA’は、第1の回転体に6本の線状体が支持されて
いて、その状態で該回転体を回転させて6本の線状体に
よる第1層の6X交絡部を組織する状態を示す概略的な
正面図及びその側面図、図13B及びB’は、線状体移
動手段7としての線状体移動バー部材を矢印方向に挿入
した状態を示す概略的な正面図及びその側面図、図13
C及びC’は、該線状体移動バー部材を回転軸の廻りに
90°回転させて、第1の回転体に支持されている6本
の線状体を第2の回転体に各3本ずつ移載し、その状態
で該回転体を回転させて3本の線状体による第2層の3
X交絡部を組織する状態を示す概略的な正面図及びその
側面図、図13D及びD’は、線状体移動バー部材を回
転軸の廻りに90°回転させて、第2の回転体に支持さ
れている3本の線状体を第1の回転体に各6本ずつ移載
した状態を示す概略的な正面図及びその側面図である。
【図14】図14は、回転体について、該回転体の駆動
手段をユニット化し、該駆動手段の一単位の組み合わせ
例を示すものであって、図14Aは、駆動手段がヘリカ
ルギャ方式による一構成例を示す概略的な正面図、図1
4Bは、その概略的な斜視図である。
【図15】図15は、回転体について、該回転体の駆動
手段をユニット化し、該駆動手段の一単位の組み合わせ
例を示すものであって、図15Aは、駆動手段がスパー
ギャ方式による構成例を示す概略的な正面図、図15B
は、その概略的な斜視図である。
【図16】図16は、従来のこの種の組織体の例を示す
ものであって、図16Aは、その概略的な斜視図であ
り、図16Bは、上記従来例になる組織体における流体
の流れの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 線状体 2 ボビン 3 線状体供給手段 4 線状体分配手段 5 組織体引き上げ手段 6 回転体 6A 第1の回転体 6B 第2の回転体 6C 第3の回転体 7 線状体移動手段 8 連動連結手段 9 線状体受入溝 10 ギャ機構 11 三次元3X組織体ST1 12 三次元4X組織体ST2 13 三次元6X−3X組織体ST3 14 ヘリカルギャ機構 15 スパーギャ機構 P1 組成位置 Tw1 第1層の3X交絡部 Tw2 第2層の3X交絡部 20 線状体移動バー部材 21 上縁カム作用面 22 下縁カム作用面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のボビンから個別に引き出される多
    数本の線状体によって三次元組織体を組成する三次元組
    織体の製造装置にあって、前記多数本の線状体を組成位
    置に個別に供給する線状体供給手段と、前記線状体供給
    手段から供給される多数本の線状体を少なくとも3本ず
    つ支持し、少なくとも3方向からの線状体を組成方向に
    間隔をおいて交絡させ、かつ少なくとも3方向へ離れて
    いくように前記多数本の線状体を組成する線状体分配手
    段と、組成した組織体を引き上げる組織体引き上げ手段
    とからなることを特徴とする三次元組織体の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記線状体分配手段が、連動連結手段を
    介してそれぞれ回転可能に支持され、周囲に少なくとも
    3条の線状体受入溝を備えた多数の回転体と、前記回転
    体における線状体受入溝に支持された少なくとも3本の
    線状体を隣接する回転体における線状体受入溝との間で
    移動させる線状体移動手段とを含むものからなることを
    特徴とする請求項1に記載の三次元組織体の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記線状体分配手段における連動連結手
    段が、前記回転体の周囲に設けたギャ機構からなること
    を特徴とする請求項2に記載の三次元組織体の製造装
    置。
  4. 【請求項4】 前記線状体移動手段が、長さ方向に沿っ
    てのびる上縁カム作用面と下縁カム作用面とを有する線
    状体移動バー部材からなることを特徴とする請求項2に
    記載の三次元組織体の製造装置。
JP2000401385A 2000-12-28 2000-12-28 三次元組織体の製造装置 Withdrawn JP2002201555A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401385A JP2002201555A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 三次元組織体の製造装置
US10/025,875 US20020083821A1 (en) 2000-12-28 2001-12-26 Manufacturing device for three-dimensional composition
EP01131035A EP1219365A3 (en) 2000-12-28 2001-12-28 Manufacturing device for three-dimensional composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401385A JP2002201555A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 三次元組織体の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002201555A true JP2002201555A (ja) 2002-07-19

Family

ID=18865827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000401385A Withdrawn JP2002201555A (ja) 2000-12-28 2000-12-28 三次元組織体の製造装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20020083821A1 (ja)
EP (1) EP1219365A3 (ja)
JP (1) JP2002201555A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103276527B (zh) * 2013-06-20 2014-11-26 宜兴市华恒高性能纤维织造有限公司 一种可实现横向分区域结构一体化编织的设备及方法
US8956394B1 (en) 2014-08-05 2015-02-17 Woven Orthopedic Technologies, Llc Woven retention devices, systems and methods
US9907593B2 (en) 2014-08-05 2018-03-06 Woven Orthopedic Technologies, Llc Woven retention devices, systems and methods
US20160074071A1 (en) 2014-09-16 2016-03-17 Woven Orthopedic Technologies, Llc Methods of using woven retention devices and systems
US20160168769A1 (en) * 2014-12-12 2016-06-16 Woven Orthopedic Technologies, Llc Methods and systems for manufacturing woven retention devices
EP3331459A4 (en) 2015-08-05 2019-08-14 Woven Orthopedic Technologies, LLC DEVICES, SYSTEMS, AND METHODS OF COLLECTION FOR USE IN BONE TISSUE
WO2018107114A1 (en) 2016-12-09 2018-06-14 Woven Orthopedic Technologies, LLC. Retention devices, lattices and related systems and methods

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001009269A (ja) * 1999-04-27 2001-01-16 Tadayoshi Nagaoka 物質移動等を行う装置内の充填体等の立体網状構造物およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1219365A3 (en) 2003-11-12
US20020083821A1 (en) 2002-07-04
EP1219365A2 (en) 2002-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0538481B1 (en) Three-dimensional fabric for reinforcing irregularly functional composite material and method of manufacturing said fabric
JPH05503968A (ja) 編組製品とそれを生産するための方法及び装置
US5501133A (en) Apparatus for making a braid structure
EP0511248B1 (en) Braid structure
EP1386028A1 (en) High speed three-dimensional weaving method & machine
JP2002201555A (ja) 三次元組織体の製造装置
EP0630433B1 (en) A multi-axial yarn structure
EP0538354B1 (en) Braid structure
US5357839A (en) Solid braid structure
US6431222B1 (en) Network-like woven 3D fabric material
JP2002266213A (ja) 三次元組織体の製造装置
JP2002242060A (ja) 三次元組織体の製造方法及び製造装置
JP2002242059A (ja) 三次元組織体の製造方法及び装置
JP5210679B2 (ja) 編物の編成方法及び製造装置
CN107460627A (zh) 一种无轨道板的双层五月柱型编织机
JPH02264055A (ja) 不等断面立体織物の製織方法
JP2002266212A (ja) 三次元組織体の製造方法及び製造装置
JP2002266214A (ja) 三次元組織体製造装置の補助装置
JPH02293434A (ja) 三軸織物及びその製造方法
JP2548476B2 (ja) 組紐構造および多層組紐を形成する機械
JP2002266211A (ja) 三次元組織体の製造方法
JPH0411047A (ja) バイアス糸移動装置
JPH0364619B2 (ja)
JP2002194643A (ja) 三次元組織体の製造装置
JPH02200854A (ja) 格子状三次元構造物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040119