JP2546746B2 - 三次元織物を利用した回転ブレード及びその製造方法 - Google Patents

三次元織物を利用した回転ブレード及びその製造方法

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    • F05B2250/20Geometry three-dimensional
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元織物を強化材と
して利用した回転ブレード及びその製造方法に関するも
のであり、さらに具体的には、ヘリコプタ用ロータブレ
ード、アドバンストターボプロップ(ATP)用のブレ
ード、航空機用プロペラブレード等の、回転に伴って遠
心力及び複合力を受ける回転ブレード及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ヘリコプタ用、ATP用、航
空機用のブレードを初めとして、各種回転ブレードに繊
維強化複合材料が利用され、可使用寿命の延長、一層の
軽量化が図られている。これらの回転ブレードは、一般
に、カーボン・アラミドまたはガラス繊維からなる布を
積層してマトリックスにより結合する方法、あるいはそ
れらの強化繊維を用いてフィラメントワインディング法
により成形する方法などが主流であり、強度を持たすた
めには厚みの調整を行うなどの対応が考慮されている。
【0003】しかしながら、強化繊維からなる布状のも
のを積層した場合には、層間での剥離という問題がある
ので、その用途が制限され、特に回転ブレード等の遠心
力及び複合力等の複雑な力が作用する部材では、各部分
に発生する応力に対応した強度について十分な配慮を行
う必要があり、満足できる軽量化が期待できないことも
ある。従って、上述の剥離等の問題がなく、しかも強化
繊維により任意の方向の強度を高めた得るようにした回
転ブレードの開発が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、強化繊維の配向の適正化により、積層材料の剥離の
問題を解消すると同時に、一層の軽量化を図れるように
した回転ブレード及びその製造方法を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の回転ブレードは、回転ブレードとしての必要
な断面形状を有する三次元織物からなり、この三次元織
物においては、垂直面内において、三次元織物の長さ方
向に対して適宜角度だけ傾斜させて配向した糸条と、水
平面内において、三次元織物の長さ方向に対して適宜角
度だけ傾斜させた糸条の多数を、あるいは、垂直面内に
おいて三次元織物の長さ方向に対して適宜角度だけ傾斜
すると共に、水平面内において三次元織物の長さ方向に
対して適宜角度だけ傾斜する糸条の多数を、それぞれ織
物表面で折り返すことにより長さ方向に連続するものと
して相互に製織し、且つ織物断面の全体または一部に、
三次元織物の長さ方向に直線的に配向させた芯糸を織り
込んだことを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の回転ブレードの製造方法
は、隣接するロータの間に糸条キャリアを挟持する多数
のロータを、互いに隣接させて多数行多数列に配列し、
隣接する各ロータの四周に、三次元織物の製織形状に対
応する糸条キャリアを挟持させ、隣接する一方のロータ
が回転する際に、他方のロータの凹部をガイドとして糸
条キャリアを移動させ、これを繰返すことによって回転
ブレードを構成する三次元織物を製織するに際し、上記
糸条キャリアを回転ブレードの断面形状に適合させて配
列させると共に、その配列中における必要なロータの中
心部分から三次元織物の長さ方向に芯糸を導出し、さら
に、多数のロータのうち、上記行及び列内において互い
に隣接しないロータを一つの群として、全体を2群に分
け、一つの群のロータを非回転の固定ガイドとして他の
群を1方向に90°または180°回転させ、次いで、
先に回転させた1群のロータを固定ガイドとして他の群
を上記とは逆の方向に90°または180°回転させ、
これを順次繰り返すことにより、三次元織物の長さ方向
に対して糸条を傾斜させた状態で相互に製織し、回転ブ
レードにおいて強度を高めようとする方向に糸条を配向
させ、且つそれらの糸条をそれぞれ織物表面で折り返す
ことにより長さ方向に連続するものとして製織すること
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成を有する回転ブレードは、回転ブレー
ドとしての必要な断面形状を有する三次元織物におい
て、垂直面内及び水平面内において適宜角度だけ傾斜さ
せた糸条の多数を有し、それらの糸条の配向方向を容易
に変更できると共に、三次元織物の長さ方向に直線的に
配向させた芯糸を有しているため、その三次元織物が5
軸の織物として構成され、回転ブレードとして、各種方
向に作用する応力に対する強度を発揮させることができ
る。即ち、強化繊維の配向の適正化により、積層材料の
剥離の問題を解消すると同時に、一層の軽量化を図れる
ようにした回転ブレード及びその製造方法を得ることが
できる。
【0008】
【実施例】図1のA〜C及び図2は、本発明の回転ブレ
ードを構成する三次元織物の組織をの一例を示してい
る。この三次元織物は、強化繊維の配向状態を説明する
ために断面T型のビーム状のものを示しているが、これ
らは図10〜図12によって後述するような各種回転ブ
レード形状に製織し、その使用に際してはマトリックス
により各強化繊維間が結合されるものである。
【0009】上記三次元織物を構成するT型ビーム状部
材1は、垂直方向に向けて配置される垂直部材1aと、
その垂直部材1aに対して直交する水平部材1bとを備
え、それらを一体に製織したものである。両部材1a,
1bは、少なくとも数層の平面状織物に相当する厚さを
もたせ、それらの両部材1a,1bが一体的に製織され
ている。また、上記水平部材1bには、ビーム状をなす
三次元織物の長さ方向に直線的に配向された芯糸3を織
り込んでいる。この芯糸3は、水平部材1bの全体また
は一部に織り込むことができ、これによって三次元織物
を回転ブレードとして回転させた場合の遠心力に対抗さ
せるようにしている。
【0010】図1のA〜C及び図2においては、三次元
織物における糸条2a,2b及び芯糸3の織込み態様を
示しているが、理解を容易にするために、その一部の糸
条のみについて、互いに直交する3方向から見た状態及
び斜視状態を示している(図2では芯糸を省略)。この
三次元織物を構成する多数の糸条2a,2a,・・及び
2b,2b,・・は、後述する方法で、それぞれ図示の
糸条と実質的に同じような配向状態で織込まれ、それに
よって三次元織物が製織される。なお、図1のA,C及
び図2中に記入した丸付きの数字は、相互に対応位置で
あることを示している。
【0011】三次元織物を構成するビーム状部材1内の
上記糸条2aは、垂直部材1a及び水平部材1bにおけ
る垂直面内において、三次元織物の長さ方向に対し適宜
角度だけ傾斜させて配向し、一方、垂直部材1a及び水
平部材1bにおける糸条2bは、上記糸条2aの場合と
同程度ではあるが、水平面内で三次元織物の長さ方向に
対して傾斜させている。これらの糸条2a,2bは、ビ
ーム状部材1の表面で折り返すことにより、ビームの長
さ方向に連続するものとし、それらの多数を相互に製織
したものである。
【0012】図3のA〜C及び図4は、本発明の回転ブ
レードを構成する三次元織物の第2実施例の組織を説明
するためのものである。この実施例では、上記第1実施
例の場合と同様に、三次元織物を構成するビーム状の部
材11が、垂直部材11aとそれに対して直交する水平
部材11bとを備え、両部材11a,11bには少なく
とも数層の平面状織物に相当する厚さをもたせ、この両
部材11a,11bが一体的に製織されている。また、
上記水平部材11bには、ビーム状をなす三次元織物の
長さ方向に直線的に配向された芯糸13を織り込んでい
る。この芯糸13は、第1実施例と同様に、水平部材1
1bの全体または一部に織り込むことができる。
【0013】図3のA〜Cは上記図1のA〜Cに対応
し、図4は上記図2に対応するものであり、図3及び図
4では、三次元織物における単一の糸条12の織込み態
様のみを示している。この三次元織物を構成する他の糸
条は、それぞれ図示の糸条と実質的に同じような態様で
織込まれ、それによって三次元織物が製織される。この
第2実施例におけるビーム状部材11内の各糸条12
は、垂直部材11a及び水平部材11b内において、三
次元織物の長さ方向に対して垂直面内で適宜角度だけ傾
斜させると共に、水平面内においても同程度に傾斜させ
て配向し、これらの糸条12は、ビーム状部材11の表
面で折り返すことにより、ビームの長さ方向に連続する
ものとして、相互に製織している。
【0014】回転ブレードでは、その目的、用途に応じ
て各種方向の応力が発生することになるが、上述した第
1及び第2実施例のビーム状部材1,11において、ビ
ームの長さ方向に対して所要の方向に傾斜させて、でき
るだけ主応力の作用方向に糸条を配向させ、しかも各糸
条2a,2b,12を織物表面で折り返し、それらをビ
ームの長さ方向に連続させることにより、各糸条がビー
ム状複合材料の強度を高めるために有効に作用する。し
かも、三次元織物の全体または一部に、長さ方向に直線
的に配向された芯糸3,13を織り込んで5軸織物とす
ることにより、その芯糸方向の強度をも高め、その部分
での伸縮も拘束される。なお、上記糸条2a,2b,1
2の傾斜角度は、後述する製織において、筬打ちの程度
と、製織された織物の巻取速度を調整することにより、
容易に調整することが可能である。
【0015】図5は、図3のA〜C及び図4によって説
明した組織を有し、断面I型に形成したビーム状三次元
織物20の外観を例示したものである。この例では、垂
直部材21の上下に連接した水平部材22,22(この
部分の横幅を増すことによりブレード状になる。)にそ
れぞれ芯糸23を低密度で織り込んでいるが、これをさ
らに高密度に織り込むこともでき、このような構成は、
上下の水平部材22,22の変形を芯糸23により拘束
するので、湾曲を望まない部分での使用に有利である。
【0016】次に、図6ないし図8に基づいて、上記ビ
ーム状三次元織物を製織する方法について説明する。上
述したビーム状三次元織物を製織するに際しては、図6
に示すような製織装置が用いられる。この製織装置は、
キャリア軌道面に沿って多数配列したキャリア駆動ユニ
ット31によって、図示しないボビンを支承する糸条キ
ャリア32に所要の軌跡を走行するように運動を与え、
それらのボビンから解舒した糸条33を製織するもので
ある。
【0017】上記キャリア駆動ユニット31は、図7に
示すようなロータ34を備えている。このロータ34
は、隣接するロータとの間に糸条キャリア32を挟持す
るもので、その四周に糸条キャリア32を挟持するため
の凹部35を設け、これらの凹部35の内側面を、隣接
するロータの回転軸を中心とする円弧状とし、隣接する
ロータ34,34の一方が回転するときに、他方のロー
タの凹部35を糸条キャリア32のガイドとして機能さ
せるようにして、各ロータ34を互いに密に隣接させ、
糸条キャリア32の移動域に複数行、複数列に配列させ
ている。また、各ロータ34の中心の回転軸36には、
その中心を貫通する芯糸挿通孔37を設け、この挿通孔
37を通して三次元織物の補強を必要とする部分に芯糸
28を導出するようにしている。上記芯糸28は、例え
ばロータの中心にボビン等を配設して、そこから導出す
ることもできる。なお、図6において、39は糸条キャ
リア32の移動域の周囲に囲設した固定ガイドを示して
いる。
【0018】一方、それらのロータ34間に挟持される
糸条キャリア32は、隣接する一対のロータ34の凹部
35に適合する二つの円筒面41,41で形成された保
持部40を備え、それにボビンの支持軸42を立設した
ものである。
【0019】上記ロータ34を備えた多数の駆動ユニッ
ト31によって糸条キャリア32を駆動するに際して、
糸条キャリア32は、図6に示すように、その移動域に
おいて、ビーム状の三次元織物25の垂直部材26と水
平部材27a,27bとを一体化した断面形状に適合さ
せて配列させる。製織に際しては、ロータ配列の行及び
列内において互いに隣接しないロータ34を一つの群と
して、全体を2群に分け、各群ごとのロータを一斉に駆
動するため、その駆動に必要な図示しない駆動手段が設
けられる。図8においては、斜線を付したロータとそれ
を付していないロータによって、二つの群を区別して示
している。
【0020】これらの両群の駆動手段は、各群のロータ
34にそれぞれ同一方向の90°または180°の間欠
的な回転駆動を与え、且つ両群の駆動手段を少なくとも
互いに逆方向に回転駆動可能なものとしている。以下の
説明においては、図8中で斜線を付したロータを、時計
方向に90°または180°の間欠回転を行うロータ
(これらのロータの群を以下第1群と呼ぶ。)とし、斜
線のないロータを、反時計方向に90°または180°
の間欠回転を行うロータ(これらのロータの群を以下第
2群と呼ぶ。)とする。
【0021】製織は、一つの群のロータ34を非回転の
固定ガイドとして、他の群を1方向に90°または18
0°回転させ、次いで、先に回転させた1群のロータを
固定ガイドとして他の群を上記とは逆の方向に90°ま
たは180°回転させ、これを順次繰り返すことによっ
て行うものであり、図8においては、第1群と第2群の
ロータが交互に回転駆動される。
【0022】これらの製織時における糸条キャリアの動
きを観察すると、90°及び180°のいずれの場合
も、糸条キャリアの配列範囲内で、比較的単純な規則性
の下で糸条キャリアが走行し、例えば、図6に示すよう
なロータ配列によって第1群及び第2群のロータを正逆
に90°回転させた場合、図5に示すような外観の三次
元織物20を得ることができ、この場合には図3のA〜C
及び図4によって説明したような組織になる。一方、第
1群及び第2群のロータをそれぞれ180°回転させた
場合には、図1のA〜C及び図2によって説明したよう
な組織になる。
【0023】この製織においては、必要に応じて筬打ち
を行うことができ、この筬打ちの程度と巻取速度を調整
することにより、三次元織物における各糸条2a,2
b,12の傾斜角度を調整することが可能である。ま
た、製織の途中でキャリヤの移動領域を変更することに
より、断面形状を途中で変化させた三次元織物を得るこ
とができる。
【0024】図9は、部分的に糸条の配向角を異ならし
めた三次元織物を示している。このような三次元織物
は、図6に示すような製織装置において、三次元織物の
断面形状の全体について定常の製織の1サイクルを行
い、次いで、上半のみについて定常の1サイクルの製織
を行い、その後、断面の全体、上半のみの製織を順次繰
返すことによって得ることができる。このような組織を
有する回転ブレードにおいて部分的に異なる作用方向の
応力が作用する場合に有利なものである。
【0025】図10ないし図12において、各Aは本発
明の回転ブレードの一例であるヘリコプタ用ロータブレ
ード、ATP用のブレード、航空機用プロペラブレード
の外観形状を例示し、各Bはその要部を示している。図
10のBにおいて、51は外殻構造物、52はウエイト
部、53はハニカム構造部であるが、これらのうちの外
殻構造物51が上述した三次元織物により構成される。
また、図11のBにおいて、55は外殻構造物、56は
中実スパー、57はハニカムフィラーであるが、これら
のうちの外殻構造物55が上述した三次元織物により構
成される。さらに、図12のBにおいて、59は外殻構
造物、60は中空スパー、61はフォームであるが、こ
れらのうちの外殻構造物59が上述した三次元織物によ
り構成される。
【0026】
【発明の効果】以上に詳述したところから明らかなよう
に、本発明によれば、強化繊維の配向の適正化により、
積層材料の剥離の問題を解消すると同時に、一層の軽量
化を図れるようにした回転ブレード及びその製造方法を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Cは、本発明の回転ブレードを構成する三
次元織物の第1実施例の組織を互いに直交する3方向
(平面、端面、及び側面)から見た状態を示す説明図で
ある。
【図2】上記3次元織物の組織を斜視状態において示す
説明図である。
【図3】A〜Cは、同第2実施例の組織を互いに直交す
る3方向(平面、端面、及び側面)から見た状態を示す
説明図である。
【図4】上記第2実施例の3次元織物の組織を斜視状態
において示す説明図である。
【図5】上記第2実施例の組織を有するI型三次元織物
の外観を示す斜視図である。
【図6】上記三次元織物の製織状態を示す斜視図であ
る。
【図7】図6におけるキャリア駆動機構の詳細を示す要
部斜視図である。
【図8】ロータの回転駆動の態様に関する説明図であ
る。
【図9】部分的に糸条の配向角が異なる三次元織物の外
観を示す斜視図である。
【図10】Aは、本発明の回転ブレードの一例であるヘ
リコプタ用ロータブレードの平面図、Bはその要部を破
断して示す拡大斜視図である。
【図11】Aは、本発明の回転ブレードの一例であるA
TP用のブレードの斜視図、Bはその拡大断面図であ
る。
【図12】Aは、本発明の回転ブレードの一例である航
空機用プロペラブレードの斜視図、Bはその拡大断面図
である。
【符号の説明】
2a,2b,12 糸条、 3,13,23,28 芯糸、 20,25 三次元織物、 32 糸条キャリア、 34 ロータ、 35 凹部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ブレードとしての必要な断面形状を有
    する三次元織物からなり、この三次元織物においては、
    垂直面内において、三次元織物の長さ方向に対して適宜
    角度だけ傾斜させて配向した糸条と、水平面内におい
    て、三次元織物の長さ方向に対して適宜角度だけ傾斜さ
    せた糸条の多数を、それぞれ織物表面で折り返すことに
    より長さ方向に連続するものとして相互に製織し、且つ
    織物断面の全体または一部に、三次元織物の長さ方向に
    直線的に配向させた芯糸を織り込んだことを特徴とする
    三次元織物を利用した回転ブレード。
  2. 【請求項2】回転ブレードとしての必要な断面形状を有
    する三次元織物からなり、この三次元織物においては、
    垂直面内において三次元織物の長さ方向に対して適宜角
    度だけ傾斜すると共に、水平面内において三次元織物の
    長さ方向に対して適宜角度だけ傾斜する糸条の多数を、
    それぞれ織物表面で折り返すことにより長さ方向に連続
    するものとして相互に製織し、且つ織物断面の全体また
    は一部に、三次元織物の長さ方向に直線的に配向させた
    芯糸を織り込んだことを特徴とする三次元織物を利用し
    た回転ブレード。
  3. 【請求項3】隣接するロータの間に糸条キャリアを挟持
    する多数のロータを、互いに隣接させて多数行多数列に
    配列し、隣接する各ロータの四周に、三次元織物の製織
    形状に対応する糸条キャリアを挟持させ、隣接する一方
    のロータが回転する際に、他方のロータの凹部をガイド
    として糸条キャリアを移動させ、これを繰返すことによ
    って回転ブレードを構成する三次元織物を製織するに際
    し、上記糸条キャリアを回転ブレードの断面形状に適合
    させて配列させると共に、その配列中における必要なロ
    ータの中心部分から三次元織物の長さ方向に芯糸を導出
    し、さらに、多数のロータのうち、上記行及び列内にお
    いて互いに隣接しないロータを一つの群として、全体を
    2群に分け、一つの群のロータを非回転の固定ガイドと
    して他の群を1方向に90°または180°回転させ、
    次いで、先に回転させた1群のロータを固定ガイドとし
    て他の群を上記とは逆の方向に90°または180°回
    転させ、これを順次繰り返すことにより、三次元織物の
    長さ方向に対して糸条を傾斜させた状態で相互に製織
    し、回転ブレードにおいて強度を高めようとする方向に
    糸条を配向させ、且つそれらの糸条をそれぞれ織物表面
    で折り返すことにより長さ方向に連続するものとして製
    織することを特徴とする三次元織物を利用した回転ブレ
    ードの製造方法。
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