JP3700741B2 - 2つの独立編み領域のたて編物製造装置 - Google Patents

2つの独立編み領域のたて編物製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は独立請求項1に記載のたて編物の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術から、たとえばその間で糸が往復運動させられる2つのバッキングを有する特殊編み製品を製造するために、たて編機をダブルニードルベッドで構成することは公知である。このようなたて編機は2つのニードルバーを有する編み位置を含み、これらの編み位置はいわゆるスペースニットを製造するために使用される。しかしながら、いずれの場合もシングルニットのみが含まれ、編み製品は隣接ニードルバーの間を走行して下方に引き出される。
【0003】
ドイツ特許第454467号にダブルニットを製造するたて編機が記載され、このたて編機は2つの編み位置を含むが、両方の編み位置はただ1つの駆動軸により駆動されている。
ドイツ特許第1635846号に2つのニードルバーを有するたて編機が記載され、2つのニードルバーは2つのレバーで駆動され、一方レバーは偏心ディスクにより制御される。偏心ディスクそれ自身はクランク軸の形の主軸により駆動される。ここでレバーは、スイングまたはプッシャにより、編みニードルバーが編み工程それ自身に必要な往復運動を受けるようにいわゆるバー支持レバーと結合されている。
【0004】
またドイツ特許出願公告第2851995号に2つのニードルバーを有しかつ幾つかのガイドバーを含むたて編機が記載され、ガイドバーは製造すべき最終編み製品により規定される所定の運動に従って編みニードル列の間で揺動される。この場合、ニードルバーの駆動は各々に対し単一の駆動装置またはクランク軸から得られる。駆動軸から、ニードルバーが各々に固定された揺動レバーまで対応するプッシャが結合され、これによりニードルバーは相互に相対的に往復運動が可能である。一方のニードルバーを駆動するクランク軸は主軸と同じ回転数を有し、一方主軸もまた偏心装置、対応するプッシャおよびレバー結合を介して第2のニードルバーを駆動している。製造された編物は同様に機械のニードルバーの間を下方に導かれ、次に巻取装置に案内される。
【0005】
ドイツ特許出願公告第1284023号に同様に2つのニードル構成を有するたて編機が記載されている。ガイドニードルを支持するガイドバーが設けられ、編み工程の間、ガイドニードルは編みニードル構成のニードル隙間内に案内される。この機械においては、ガイドバーは2つの部分懸垂ギヤに分割され、2つの部分懸垂ギヤは同じ回転方向に駆動されかつさらに2つの懸垂軸上に支持され、2つの懸垂軸は相互に平行にかつ編みニードル構成に対し対称に配置されている。この分割により編みニードルのより均一な運動が得られ、この場合有効な編み工程を行うために編みニードルをある位置に停滞させる必要はない。編みニードルバーは相互に対をなして配置され、これにより製造された編物は機械の中のニードルバーの間を下方に案内され、次に巻取装置に案内される。
【0006】
従来技術の公知の2つのニードルバーを有するたて編機はシングルニットウェブのみを製造する。しかしながら、たとえば2つのバッキングを有する特殊編み製品は、2つのバッキング間で結合糸が往復運動する編み領域から引き出された後に切断により分離することが可能である。しかしながら、これを行うためには、追加の切断および巻取機構と結合して他の作業ステップを行わなければならない。このためにたて編機内に切断機を取り付けることが必要となり、または最終巻取編みウェブを遠隔の分離装置に搬送しなければならないときは、本来の編機に隣接して配置された追加の機械または追加の搬送ステップが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、より小さい空間、より少ないエネルギーおよびより少ない設備費でより高い製造能力が得られるたて編物の製造装置を提供することが本発明の課題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題は、運転中容易にアクセス可能な編み領域を両側に有する同じ機械上で、少なくとも2つのたて編みウェブを相互に別々に製造することにより達成される。
この課題は、独立請求項1の特徴を有するたて編物の製造装置により達成される。本発明による装置の他の有利な実施態様が従属請求項に記載されている。
【0009】
本発明により、たて編物の製造装置は相互に独立の少なくとも2つの編み領域を有し、これらの編み領域の各々は、各々1つの布ウェブを製造するためにそれぞれ少なくとも1つのガイドバーおよび少なくとも1つのニードルバーを含む。編み領域は背中合わせに配置され、ウェブの引出しは編み領域から離れる方向に反対方向に向けられている。ニードルバーおよびガイドバーは共通機械フレームにより支持され、機械フレームは両方の編み領域に働くただ1つの駆動装置を有している。したがって、共通機械フレームは主軸用駆動装置を受け入れる目的を果し、これによりたて編物を製造するための対応する構成部品は、対応する駆動装置により、機械フレームの外から駆動される主軸により駆動可能である。
【0010】
本発明により、編み領域のニードルバーおよびガイドバーの両方は共通主軸から駆動可能であり、これにより軸は複合駆動装置を介して両方の編み領域を駆動する。これにより、各編み領域における編みバーを駆動するための必要な構成部品の数が低減されることは有利であり、このことは同時に機械の占有空間を低減し、一方エネルギー消費量も低減する。
【0011】
少なくとも2つの分離編み領域に分割されているので、本発明の装置により、相互に独立の2つの編布ウェブを同時に製造することが可能である。このような配置により、たて編物を製造するときに製造能力が増大するばかりでなく、エネルギー消費量が低減しならびに機械の占有空間が低減するという実質的な利点が得られる。
【0012】
一重たて編機に対して二重たて編機とも呼ばれる本発明による装置は、このような機械を用いて製造可能なたて編ウェブのタイプ、使用材料、形成パターン等に関して実質的により高いフレキシビリティーを有している。この特性は2つのたて編ウェブがそこで製造可能なたとえばダブル加工幅を有するスーパーワイドたて編機に使用可能であるが、これらの2つのウェブは完全に同一である。
【0013】
原理的には、各編み領域の編みバーが共通機械フレーム内または共通機械フレーム上に配置された駆動装置により共通に駆動される別々の主軸により駆動されるようにすることが可能である。一方で、駆動装置が対応しかつ重ね合わされているので、それぞれの編み領域の編みバーの運動は所定の命令に容易に適合させることができる。他方で、この適合の結果、編み領域の各々内で異なる編物を製造することができる。
【0014】
たとえば糸の破断のようなある種の運転中断が発生したとき、機械全体が停止して高い製造能力を有するという本発明による機械の利点が低下されるのを回避するために、駆動装置とそれぞれの主軸との間に継手が設けられている。これにより、他方の編み領域が運転を継続しながら、または必ず他方の編み領域の運転を継続させながら、対応する継手を介して一方の編み領域を停止させることが可能である。このために継手が増えて構成要素の数がやや増加するが、本発明による装置の利用のフレキシビリティーはさらに増大する。
【0015】
好ましい実施態様により、各編み領域のバーは、主軸により制御される継手駆動装置により駆動される。正常な条件下では、編み領域の各々に対し、すなわち左側編み領域および右側編み領域(図1参照)に対し左側駆動装置ならびに右側駆動装置が設けられ、これによりクランク軸として形成されている主軸には幾つかのオフセットクランクが設けられている。すなわち、バーの各々の順次運動に対し個々の駆動装置が設けられている場合、各々に対しある種のタイプの駆動装置が必要となる。ある状況下では、これは共通機械フレーム内に同じ駆動装置を装着できないという問題点を発生し、これにより機械はその加工幅に関してならびにその長さに関して拡大されなければならない。しかしながら、継手駆動装置は、それらが複合駆動装置として製造可能であるという利点を有している。これにより、たとえばガイドバーとニードルバーならびにプッシャバーとプレートバーのような2つの運動または順次運動の各々に対し少なくとも1つの結合駆動装置を取り付けることが可能である。したがって、実質的に簡単なクランク軸を装着することができ、必要なクランクの数も半分となる。
【0016】
本発明の好ましい実施態様により、編み領域の各々に各材料を引き出すためのたて糸ビームおよび/またはスプールフレームのグループが付属されている。
糸供給装置としてたて糸ビームが設けられている場合、たて編機のたて糸ビームフレーム内に装着されているたて糸ビームの両方のグループ内の2つのたて糸ビームの各々が、共通たて糸ビーム駆動装置により駆動されることが好ましい。編み領域の各々に対し共通に付属されている、たて糸ビームの各々に対する共通たて糸ビーム駆動装置は、さらに機械全体の構造を簡単にしている。これはとくに、本発明によるたて編機上で編まれた布ウェブが、同じ品質、同じ材料およびおよびパターンを有するように製造しなければならないときに有意義である。
【0017】
たて糸ビームの各グループにおいてこのような配置のたて糸ビームを使用するとき、たて糸ビームは編み領域を貫通する対称面の両側に配置すべきである。ここで定義する「対称面」とは、背中合わせの配置により完全に鏡像対称の装置を形成可能であると理解すべきではなく、むしろ「対称面」として編み領域を貫通する感覚的な二等分平面が存在すると理解すべきである。
【0018】
本発明のさらに他の実施態様において、両方の編み領域のガイドバーのシフト運動が共通シフト装置により制御されることが好ましい。さらに、右側ならびに左側編み領域に異なるパターンディスクを設けてもよいことがわかる。
本発明による装置が、編み領域の各々において相互に異なる編み製品を製造するように使用されたとき、さらにとくに好ましい実施態様が提供される。しかしながらこの場合、編み要素およびそれらの対応するたて糸ビームに対し共通の駆動装置を設けることは不可能である。それぞれの編み領域が相互に独立に配置されかつ運転されるとき、本発明による装置はさらに、高い製造速度および製造能力を有している。
【0019】
他の好ましい実施態様において、片方の編み領域内にたとえば2つのバーが設けられ、一方他方の編み領域を3つのバーで構成することが可能である。両方の編み領域が同じ数のガイドバーを有することもまた可能である。編み領域の各々内に設けられるガイドバーの数は偶数ならびに奇数を問わず同じであっても、または同様に偶数ならびに奇数で異なっていてもよい。
【0020】
本発明のさらに他の実施態様において、編み領域の間によこ糸挿入装置を配置することが好ましい。このようなよこ糸挿入装置は、織機において既知のように、圧縮空気装置またはエアジェット装置あるいはプロジェクタイルを用いた装置のように形成してもよい。よこ糸挿入装置のサイズに応じて、各々編み領域の内部領域内で側面を相互に合わせて配置してもよい。
【0021】
本発明による装置にパイルバーが設けられていることが好ましい。
本発明の他の実施態様により、たて編物の製造のために2つのニードルバーが装着された装置はジャカード装置を含んでもよく、すなわちこのような二重たて編機はすべてジャカード制御を備えて形成してもよい。
以下に本発明の他の利点、特徴および適用の可能性を図面に示す実施態様により詳細に説明する。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は2つの独立編み領域を含む本発明によるたて編物の製造装置の略側面図を示す。基本寸法が比較できるように、オペレータが略図で示されている。たて糸ビームフレーム20上に各々2つのたて糸ビーム21からなる2つのグループが支持されている。たて糸ビーム21から糸3が対応する案内装置または転向装置を介して相互に独立の2つの編み領域1および2に走行している。編み領域1、2は各々それぞれ独立のガイドバー6および7ならびに対応する編み要素バー10、11、12、13、14および15を含む(図2参照)。独立編み領域は共通機械フレーム19上に配置され、共通機械フレーム19内に主軸18のための駆動装置26が配置されている。主軸18から対応する伝動装置により対応する編み要素が駆動され、これにより編布の製造のために必要な運動を行わせることができる。
【0023】
編み領域1、2の編み要素が機械の縦軸に関して相互に鏡像対称に配置され、製造された布ウェブ4、5はそれぞれ、この編み領域1、2から対応する材料引出しローラ23を介して外方に引き出され、転向機構および案内機構により各巻取りローラ22に案内される。2つの独立編み領域1、2が1つの装置内に配置されているので、機械をきわめてコンパクトに構成することができ、さらに共通主軸から駆動されるので、一度に単一布ウェブのみを製造する一重たて編機に比較してエネルギーが節約される。独立編み領域において相互に独立に異なる布ウェブを製造することができるので、より大きなフレキシビリティーが得られる。
【0024】
図1に示すように、本発明の装置により、主軸18が機械のほぼ中央に配置されている。単一主軸であることの利点は、独立編み領域1、2の駆動装置の構造を簡単にすることができ、これにより装着される個々の部品または部品のグループを減らすことができることにある。図1に示す例において、両方の編み領域において同じ編物が製造される場合、付属たて糸ビームが単一駆動装置から駆動されるので、たて糸ビームに対する駆動装置においてエネルギーが節約される。基本的には、材料引出し装置の駆動装置に対しても同じことがいえる。
【0025】
運動質量を均衡させることが好ましく、このために編み領域1、2の編み要素は相互に非対称に駆動され、すなわちこれらの編み要素は相互に逆の運動を行う。これらの逆方向運動は主軸18から得られ、主軸18は対応編み要素内に対応運動を発生させる。これらの逆方向運動を得るために、主軸18には、左側ならびに右側に対し、すなわち左側の編み領域1および右側の編み領域2に対し対応するオフセットクランクが設けられている。
【0026】
図2は図1に示した装置の基本図の拡大断面図を示す。この図においては、独立編み領域1および2が拡大図で示されている。編み領域1、2には、ガイドバー6、7に固定されたガイドニードルを介して糸3が供給される。相互に完全に分離されて、編みバー10、12、14からなる組立セットが編み領域1に対応する機械の左側に配置され、他の組立セット11、13、15は編み領域2に対応する機械の右側に配置されている。各編み領域1、2内に、編みニードル8、9を支持するニードルバー12、13、プッシャバー10、11およびプレートバー14および15が配置され、これらは対応する継手駆動装置25によりそれぞれの継手部材24を介して主軸18から駆動され、これらの継手要素24はそれぞれの編み要素に対してそれぞれの運動を行わせる。図を簡単にするために、継手要素24はそれぞれの接合点を含む一点鎖線により略図で示されているにすぎない。
【0027】
それぞれの編み領域1、2の間によこ糸挿入装置16、17を設けてもよい。この場合、よこ糸挿入装置16、17は、織機で既知のように、圧縮空気装置またはエアジェット装置あるいはプロジェクタイルを用いた装置のように形成してもよい。
独立に運転する編み領域1、2から完成材料ウェブ4、5が材料引出しローラ23を介して別々に引き出され、次に対応する巻取りローラ22に案内される。図1および2の実施態様に示すように、本発明による装置の駆動装置26が単一主軸18から形成されているとき、本発明による装置の全体構造は、各編み領域1、2の両方の各ガイドバーグループに対して共通のシフト機構40を配置することにより、さらに簡単にすることができる(図5参照)。
【0028】
基本的には、1つの主駆動装置により駆動される(図示されていない)2つの軸を設けてもよく、このとき主駆動装置は駆動装置26により駆動される。2つの軸を使用したとき、主軸18は対応する編み要素の必要な運動の形成または対応する編み要素の運動の発生を行う。すなわち、主軸18は編み領域1、2の編み要素に割り当てられている。本発明によりたて編み製品の製造のために2つの軸が設けられた装置を用いて高いフレキシビリティーを形成するために、編み領域1ならびに2内の編み要素のそれぞれの運動を発生するために、各軸と伝達経路との間に継手28または29を設けてもよい。これにより、装置の他方側半分すなわち他方の編み領域の運転を継続しながら、装置の片側半分すなわち編み領域の一方を停止させることが可能である。
【0029】
図3は、図2に示すような駆動装置26により駆動される1つの主軸18のみを有する本発明による編み領域1、2の基本配置の断面図を示す。図2は、継手部材24が編み作業中に必要な運動を形成するように働く編み要素への伝達手段として示され、これにより各編み要素の運動に対して別々の駆動装置が設けられ、したがって別々のクランクが主軸18上に設けられている実施態様を示しているが、図3の実施態様は、複合継手駆動装置すなわちいわゆる複合駆動装置を図示した例を示している。この複合駆動装置においては、主軸18のクランクトラニオンと組み合わされた駆動装置により、ガイドバー用軸31ならびにニードルバー用軸32が駆動される。ガイドバー用軸31に対する駆動装置をニードルバー用軸32に対する駆動装置と組み合わせているので、形成された複合駆動装置はLENA複合駆動装置30と呼ばれている。糸の供給および布ウェブ4、5の引出しを含む編み領域1ならびに2の編み要素の基本配置は図2に示した基本配置に対応しているので、ここでは詳細な説明は繰り返さない。このような複合駆動装置の利点は、編み要素のそれぞれの運動のために通常必要なクランクの数を低減することができるので、主軸18の構造を簡単にすることが可能なことにある。対応する複合駆動装置は編み領域2のガイドバーおよびニードルバーに対しても使用されているが、図を見やすくするためにこれらは図示されていない。
【0030】
図4は図3に示す編み領域1、2の断面図であるが、ここにはプレートバー15およびプッシャバー11を共通に駆動する複合駆動装置34として形成された複合駆動装置が基本装置に設けられているという相違が図示されている。継手部材24は、共通のクランクトラニオン45から、プレートバー15およびプッシャバー11に必要な位相シフトが伝達されるように形成されている。この場合、プッシャバー11は軸36の周りにピボット回転されるので、プッシャバー11用継手部材24はプッシャバー11のレバー要素35にリンク結合されている。この場合、プレートバー用軸37を駆動するための継手部材24は軸37にリンク結合され、かつこの軸37をシフトさせてそれに必要な揺動運動を与え、ここでプレートバー用レバー要素46は緊張装置により軸37に固定されている。そのほかの編み要素の配置は同様に図2に対応し、これらは前に説明したとおりである。プレートバー用駆動装置およびプッシャバー用駆動装置の組合せもまたPLASHI複合駆動装置と呼ばれている。このような複合駆動装置の利点は、編み要素のそれぞれの運動を得るために、主軸18上のクランクの数を低減することができることにある。
【0031】
図5は本発明による装置のためのシフト装置またはパターン装置の基本配置の略平面図である。この場合、本発明により、編み領域1、2のガイドバー6、7のパターン制御シフトのために、共通シフトまたはパターン装置が対応する伝達装置43、44を介してただ1つの共通軸18により駆動され、この共通シフトまたはパターン装置から編み領域1、2の対応するガイドバー6、7用のそれぞれのパターンディスク41、42が駆動される。主軸18から、その運動が伝達装置43、44を介してパターン駆動装置40に伝達され、この実施態様においては、伝達装置43、44は滑り止めベルトディスク43および滑り止めベルト44から構成されている。ただ1つの軸18が使用されている本発明による装置の本質的な利点は、この場合ただ1つのシフト駆動装置が設けられるだけでよいことにある。既知のように、シフト駆動装置40は機械フレーム19と剛に結合されている取付台上に設けられている。このシフト駆動装置40から、対応する作業運動が発生されかつ編み領域1、2の各々の対応するガイドバーの方向に伝達される。パターンディスク41、42が駆動装置により命令されて、その中に含まれているパターンがスライドプッシャ39および押し棒38を介してガイドバー6ならびに7に伝達される。
【0032】
基本的に、本発明による装置内に2つの軸および1つの主軸18を用いたときでも、軸と編み要素との間に追加の継手を設けることなく、1つの共通パターン駆動装置40を使用することが可能である。
本発明による装置の一実施態様は2つの軸および1つの主軸18を含み、および軸と編み要素との間または主軸と軸との間に継手28、29を含んでいる。この配置により、編み領域1ならびに2の各々を停止させることができ、したがってこの場合はガイドバーグループの各々に特殊シフト装置が割り当てられ、これにより一方の編み領域を停止したとき他方の編み領域の継続運転は不可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による1つの主軸を含む装置の基本構造の側面図である。
【図2】図1に示した装置の編み要素の基本駆動装置を含む編み領域の断面図である。
【図3】ガイドバーおよびニードルバー用複合駆動装置として形成された継手駆動装置を有する図2に示した編み領域の断面図である。
【図4】プレートバーおよびプッシャバー用複合駆動装置として形成された継手駆動装置を有する図3に示した編み領域の断面図である。
【図5】本発明による装置用シフト駆動装置の配置の略平面図である。
【符号の説明】
1、2 編み領域
3 糸
4、5 布ウェブ
6、7 ガイドバー
8、9 編みニードル
10、11 プッシャバー
12、13 編みニードルバー
14、15 プレートバー
16、17 よこ糸挿入装置
18 主軸
19 機械フレーム
20 たて糸ビームフレーム
21 たて糸ビーム
22 材料巻取りローラ
23 材料引出しローラ
24 継手部材
25 継手駆動装置
26 主軸用駆動装置
28、29 継手
30 LENA複合駆動装置
31 ガイドバー用軸
32 ニードルバー用軸
33 LENA駆動装置用軸
34 PLASHI複合駆動装置
35 プッシャバー用レバー要素
36 プッシャバー用軸
37 プレートバー用軸
38 押し棒
39 スライドプッシャ
40 シフト/パターン駆動装置
41、42 パターンディスク
43 歯付ベルト駆動ディスク
44 歯付ベルト
45 PLASHI駆動装置用クランク
46 プレートバー用レバー要素

Claims (10)

  1. 少なくとも2つの独立編み領域(1、2)の各々が各布ウェブを製造するために少なくとも1つのニードルバー(12、13)および少なくとも1つのガイドバー(6、7)を含み、それぞれのウェブの引出し方向が前記編み領域から外方を向くように前記編み領域が背中合わせに配置され、両方の編み領域の前記ニードルバー(12、13)および前記ガイドバー(6、7)が共通機械フレーム内に支持されているたて編機上でたて編布を製造する装置であって、
    機械フレーム(19)に、複合駆動装置(30)を介して両方の編み領域(1、2)を駆動する共通主軸(18)が設けられていることを特徴とする2つの独立編み領域のたて編物製造装置。
  2. 編み領域(1、2)の各々に、たて糸ビーム(21)および/またはスプールリードおよび材料引出し装置(23、22)のグループが設けられていることを特徴とする請求項1記載の2つの独立編み領域のたて編物製造装置。
  3. たて糸ビーム(21)のグループの2つのたて糸ビーム(21)が各々共通たて糸ビーム駆動装置により駆動されることを特徴とする請求項2記載の2つの独立編み領域のたて編物製造装置。
  4. たて糸ビームの各グループがたて編み領域を貫通する対称面の両側に配置されていることを特徴とする請求項2記載の2つの独立編み領域のたて編物製造装置。
  5. 前記編み領域(1、2)の各々のガイドバー(6、7)のシフト機構および前記機構を共通シフト駆動装置から制御する手段を含む請求項1記載の2つの独立編み領域のたて編物製造装置。
  6. 装置が相互に異なる2つの布ウェブの製造に使用可能であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の2つの独立編み領域のたて編物製造装置。
  7. 一方の編み領域が2つのバーを含み、他方の編み領域が3つのバーを含むことを特徴とする請求項6記載の2つの独立編み領域のたて編物製造装置。
  8. 編み領域(1、2)の間によこ糸挿入装置(16、17)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の2つの独立編み領域のたて編物製造装置。
  9. 装置がパイルバーを含むことを特徴とする請求項1記載の2つの独立編み領域のたて編物製造装置。
  10. ジャカード機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の2つの独立編み領域のたて編物製造装置。
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