JPH02262545A - (s)―イソセリンの製造法 - Google Patents

(s)―イソセリンの製造法

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JPH02262545A
JPH02262545A JP8246389A JP8246389A JPH02262545A JP H02262545 A JPH02262545 A JP H02262545A JP 8246389 A JP8246389 A JP 8246389A JP 8246389 A JP8246389 A JP 8246389A JP H02262545 A JPH02262545 A JP H02262545A
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JP
Japan
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acid
formula
ammonia
isoserine
ester
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Application number
JP8246389A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Katayama
和彦 片山
Takehisa Ohashi
武久 大橋
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、弐(n) H マ HOOC−CH−CIl□NH,(II)で表される(
S)−イソセリンの製造法に関する。
(S)−イソセリンは、カナマイシン、バロモマイシン
誘導体のようなアミノグリコシド抗生物質の構成成分(
ケミカルアブストラクッ、85巻、78317ページ)
で、生化学的に興味のある化合物であるとともに、各種
の医薬合成用の原料として有用なものである。
〔従来の技術と問題点〕
従来より、(S)−イソセリンを製造する方法としては
、■、−リンゴ酸ジアルキルエステルの選択的加水分解
によって得られる半エステルをアミド化してβ−マラミ
ド酸とし、これをホフマン分解して(S)−イソセリン
を得る方法(特開昭62−190093号)、L−アス
パラギンをβ−マラミド酸に変換した後、ホフマン分解
して(S)−イソセリンを得る方法(特開昭50−37
723号)等が知られているが、工程数が多いこと、ホ
フマン分解の反応工程の収率が低いこと等問題が多く、
(S)−イソセリンの簡便で経済的な製造法が望まれて
いた。
本発明者らは、(S)−イソセリンの新規な製造法を鋭
意検討した結果、(R)−β−ハロゲノ乳酸又はそのエ
ステル又はこれらの混合物をアンモニアにより高収率で
かつ立体配置が保持された(S)−イソセリンに容易に
変換できることを見出し、本発明を完成するに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明は 一瓜式(1) %式%(1) (式中、Xはハロゲン原子、Rは水素、メチル、エチル
を表す) で表される(’R)−β−ハロゲノ乳酸又はそのエステ
ルをアンモニアと反応させることを特徴とする、式(+
1) CH マ HOOCCHCIhNH□     (II)で表され
る(S)−イソセリンの製造法を内容とするものである
本発明で使用する、上記−数式(1)で表される(R)
−β−ハロゲノ乳酸又はそのエステルの好適な具体例と
しては、Rがメチル、エチルである(R)−β−クロロ
乳酸、(R)−β−ブロモ乳酸、(R)−β−クロロ乳
酸メチルエステル、(R)−β−ブロモ乳酸メチルエス
テル、(R)−β−クロロ乳酸エチルエステル、(R)
−β−ブロモ乳酸メチルエステルなどが挙げられ、これ
らは単独又は2種以上混合して用いられる。また、Rが
この他のアルキルであっても使用できることは云うまで
もない。
これら(R)−β−ハロゲン乳酸のエステルは、本出願
人らがすでに出願した方法(特願昭60−108698
号、特開昭61−26.8197号)によって、例えば
(±)−3・ハロゲノ−1,2−プロパンジオール、又
は、(±)−β−ハロゲノ乳酸にキャンディダ属る属す
る微生物を作用させ、(−)−β−ハロゲノ乳酸のみを
代謝させ、(+)−β−ハロゲノ乳酸を蓄積、採取する
ことにより得られる(+)−β−ハロゲノ乳酸を硫酸の
ようなルイス酸の存在下にメタノール又はエタノールと
反応させ、容易に得ることができる。
(R)−β−ハロゲノ乳酸又はそのエステル(1)はア
ンモニアの作用により高収率に、しかも驚くべきことに
不斉中心の立体配置が保持されたまま高い光学純度の(
S)−イソセリンに変換される。アンモニアと反応させ
るには、(R)−β−ハロゲノ乳酸又はそのエステルを
水、メタノール、エタノールのような溶媒に溶解させて
接触させるのが゛望ましい。
開放系または密閉系の反応容器に(R)−β−ハロゲノ
乳酸またはそのエステルとアンモニアを加えて反応可能
であるが、アンモニアの揮散を防ぐため密閉系で反応を
実施するのが望ましい、アンモニアの使用量は(R)−
β−ハロゲノ乳酸又はそのエステル(1)1モルに対し
1〜50モルの範囲が好適であり、反応後の分離精製の
操作を考慮すると、アンモニアを概ね20モル倍使用し
て反応させると良好な結果が得られる。また反応温度は
20〜130°Cの範囲が好適で、(R)−β−ハロゲ
ノ乳酸又はそのエステルの残存量と(S)−イソセリン
の生成量を市販されているODS系〔シンパック(Sh
impack) CL C−OD S、15cmX6m
mφ〕カラム及び5 MMNalltPO4/ 5mM
HzPO4(PH=2.6) +200mMNaClO
4を移動相(流速1.0 ml /l1in )とする
高速液体クロマトグラフィー(検出器210mμ)によ
り分析しく(S)−イソセリン、(R)−β−クロロ乳
酸、(R)−β−クロロ乳酸メチルエステルの保持時間
はそれぞれ3.0分、4.2分、11.5分である。)
、(S)−イソセリンの生成が最大になるところで、ア
ンモニアを除去して反応を停止すればよく、例えば80
’C程度の反応温度では4時間反応させれば充分である
反応液から(S)−イソセリンを単離精製するには、例
えば溶媒を衆発a縮した後、水又は80%エタノールか
ら晶析することにより裔純度品を得ることができる。ま
た、アンバーライトIRA−400のような強塩基性陰
イオン交換樹脂に(S)−イソセリンを吸着させて希酢
酸水溶液で?客用させて単離することもできる。こうし
て得られた(S)−、(ソセリンは各種の医薬合成用の
原料として有用である。
〔実施例〕
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳しく説明するが
、本発明はもとより、これらに限定されるものではない
実施例1 (R)−β−クロロ酸5.27 gと28%アンモニア
水51.65gを耐圧容器中に入れ80°Cで4時間反
応させた。
80’Cで過剰のアンモニアを希塩酸の中ヘパージして
除き反応液を濃縮した。アンバーライトIRA−400
(OH)250−に反応液を通液し、水1250ate
で水洗し、5%酢酸水溶液1250滅で溶出、分画した
。高速液体クロマトグラフィーにより分析して、目的物
画分を:a縮乾固して粗(S)−イソセリン3.44 
gを得た。水より再結晶してC3)−イソセリン2.7
0g(収率61モル%)を得た。(α):’=−32,
8”  (C=1、水)を示し、高速液体クロマトグラ
フィーにより分析したところ、99%以上の含量を有し
てイタ、 融点は196°Cで、赤外吸収スペクトル、
核磁気共鳴スペクトル等は標卓サンプルと同一であった
実施例2 (R)−β−クロロ乳酸5.80 gをメタノール80
mに溶かし、その中へアンモニア23.75 gを吸収
させた。80°Cで7時間反応させた後、過剰のアンモ
ニアを希塩酸の中ヘバージして除去した0反応液をa縮
乾固した後、水100dに再溶解した。ダウエックス1
x2 (OH−)250成に通液し、水1250 ml
で水洗し、5%酢酸水溶液1250dで溶出した。(S
)−イソセリン画分を濃縮乾固して粗(S)−イソセリ
ン1.85 gを得た。
実施例3 (R)−β−クロロ乳酸メチルエステル5.34gと2
8%アンモニア水51.34gを耐圧容器中に入れ、8
0゛Cで4時間反応させた。80°Cで過剰のアンモニ
アを希塩酸の中ヘパージして除き、反応液を濃縮した。
アンバーライトIRA−400(OH−) 250ml
に通液し、水1250 mlで水洗した。5%酢酸水溶
液1250 dで溶出した。
(S)−イソセリン画分を濃縮乾固して粗(S)−イソ
セリン1.31gを得た。
実施例4 (R)−β−ブロモ乳酸メチルエステル5.53gと2
8%アンモニア水52.34 gを耐圧容器の中へ入れ
80゛Cで4時間反応させた。80’Cで過剰のアンモ
ニアを希塩酸の中へパージした。反応液を濃縮し、ダウ
エックスlx2 (OH−)250雁に通液し、水12
50−で水洗し、5%酢酸水111250mで溶出した
。高速液体りOマドグラフィーにより、目的物画分を1
4jl?i乾固して粗(S)−イソセリン1.03 g
を得た。
〔発明の効果〕
本発明により、各種の医薬合成用の原料として有用な(
S)−イソセリンを経済的、効率的かつ容易に得ること
が出来る。
特許出願人 鐘淵化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xはハロゲン原子、Rは水素、メチル、エチル
    を表す) で表される(R)−β−ハロゲノ乳酸又はそのエステル
    をアンモニアと反応させることを特徴とする、式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で表される(S)−イソセリンの製造法。 2、反応させる溶媒が水、メタノール及びエタノールか
    ら選択される少なくとも1種である請求項1記載の製造
    法。 3、Xがブロム又はクロルである請求項1記載の製造法
JP8246389A 1989-03-31 1989-03-31 (s)―イソセリンの製造法 Pending JPH02262545A (ja)

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