JPH0245427A - 水溶性アルキルアミン又はアルケニルアミン化合物の製造法 - Google Patents

水溶性アルキルアミン又はアルケニルアミン化合物の製造法

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JPH0245427A
JPH0245427A JP63194139A JP19413988A JPH0245427A JP H0245427 A JPH0245427 A JP H0245427A JP 63194139 A JP63194139 A JP 63194139A JP 19413988 A JP19413988 A JP 19413988A JP H0245427 A JPH0245427 A JP H0245427A
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喜晴 井上
Hisahiro Kuriyama
栗山 尚浩
Takaharu Yamamura
隆治 山村
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、生理活性物質2機能性材料などの合成中間体
として用いる高純度の水溶性脂肪族化合物の製造法に関
する。
(従来の技術) アミノ基を有する水溶性脂肪族化合物の製造に関する既
存の方法としては、相当する前駆物質のニトロ、二(−
リル、オキシム、イミン化合物の還元あるいはフタルイ
ミド化合物の各種分解などを主として挙げることができ
る。
(発明が解決しようとする課題) 前記の方法で製造されるアミノ基を有する水溶性脂肪族
化合物は、かなりの量の不純物を含有し、特にα、β−
不飽和不飽和ストロトリル化合物を還元すれば多くの不
純物を含有して常法による目的化合物の単離が難しく、
従来の方法には未た改良の余地があると考えられている
。即ち、少なくとも1個のアミノ基を有する水溶性脂肪
族化合物は、その含有する炭素数が4〜8の場合、水に
対する溶解度が大きく且つアルコールにも可溶であり、
逆にクロロホルム、ベンゼンなどの一般有機溶媒に難溶
であるものが多い。このような特性を有する目的化合物
を製造する場合に、その化合物の分離・精製を常法通り
に実施しても純度の高いものを得ることは実際上困難で
ある。また、目的化合物は、1分子中にアミノ基及び水
酸基などを有し、これらの基による水素結合が強いため
に、その外観は多くの場合粘稠な油状物である。これを
減圧蒸留で分離・精製を実施すると、高沸点のために高
い加熱温度が必要となって一部熱分解を惹起することに
なる。同様に、カラムグロマトグラフィによる精製でも
、十分に満足できる結果を得ることができない。
以上のような目的化合物の特性による分離・精製の困難
さのほかに、従来の製造技術自体に関する二、三の問題
点を更に開示する。
■ 例えば、相当する前駆物質であるニトリル化合物を
水素化アルミニウムリチウムで還元すれば、本発明者ら
の実験ではニトリルがアミノ基に交換されるとともに、
脱水酸基などの副反応も併発して複流な副生物が生じる
。また、α、β−不飽和二トリル化合物の場合は、β、
γ−不飽和アミン以外に飽和アミンも生じ、そのために
目的化合物の分離・iI製がいっそう複雑化してしまう
■ N−置換フタルイミドを各種の分解例えばヒドラジ
ン分解することによって目的化合物のアミンを得ようと
すれば、アミン以外にフタルヒドラジドが副生ずる(他
の分解法ではフタル酸又はフタル酸塩である)。等モル
生じるこれらの副生物を完全に除去することは難しく、
目的化合物のアミンの純度が低下することになる。
従って、アミノ基を有する水溶性脂肪族化合物を従来の
製造技術に基づいて製造すると、その化合物の本質的な
特性による基因と、その製造法に伴う各種の副生物によ
る基因とによって、目的化合物の分離・精製を十分に行
うことができない。
本発明者らは、前記の問題点を解決するために研究と検
討を重ね、これらの問題点が次のように要約できること
に至った。
アミノ基を有する水溶性脂肪族化合物を製造するための
前駆物質は、数多く考えられるけれども、その中には前
項■で述べた方法のように有効な解決策が見当たらない
ものも含まれており、適切な前駆物質の選択が重要にな
ってくる。このような状況下において、前項■で述べた
前駆物質のN−置換フタルイミドは、その合成の容易さ
や副生物の少なさなどの利点があり、中間体として再び
考慮するに値することになる。結局、このN−置換フタ
ルイミドを前項■で述べた以外の方法で如何に分解する
かがキーポイントになる。
本発明者らは、前記のキーポイントについて更に研究と
検討を重ねた結果、陰イオン交換樹脂を用いてN−置換
フタルイミドを有効且つ円滑に分解して、アミノ基を有
する水溶性脂肪族化合物を製造する方法を完成したもの
である。
(課厘を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明方法では、目的物質
であるアミノ基を有する水溶性脂肪族化合物の前駆物質
として、該化合物に相当するN−置換フタルイミドを設
定し、これを陰イオン交換樹脂の存在下で加水分解し、
ついで該交換樹脂を除去する。
ここで用いる陰イオン交換樹脂は、部分構造として1級
、2級、3級又は4級アミンを有する強塩基性あるいは
弱塩基性陰イオン交換樹脂であり、次のような構造を有
するものを例示できるけれども、これらの構造に一致す
るものに限定されるものではない。
(4級アミン) (4級アミン) (3級アミン) (3級アミン) (l、2級アミン) 上記の陰イオン交換樹脂は、単独又は2種以上を混合し
てもよいが、2級、3級又は4級アミンを有する交換樹
脂は反応時間がやや長く掛かる傾向があるので、好まし
くは1級アミンを有する交換樹脂を用いる。
本発明に係る製造法をいっそう明確にするため、N−置
換フタルイミドの製造工程を含む各工程の代表的な操作
を以下で説明する。
前駆物質であるN−置換フタルイミドは、下記のように
、相当するハロゲン化化合物とカリウムフタルイミドと
の反応を常法通り行うことによって収率よく得ることが
できる。
〔式中、R+、  R2,R3は水素原子、C1〜C5
の炭化水素基又は1以上の水酸基を有する01〜C5の
炭化水素基のいずれかてあり、R1,R,!、  RJ
の総炭素数は5以下である。〕 即ち、これらの炭化水素基として下記のもの力C例示で
きる。
(Ila) (HOCH)  CHCH / 0CH2 H− 〔式中、Xは塩素、臭素又はヨウ素原子のいずれかであ
る。〕 得たN−置換フタルイミド(II a )又は([1b
 )をアルコールに溶解し、更に該アルコールと等量の
水を加えてから、一定量の陰イオン交換樹脂の111又
は混合物を加え、この混合物を一定時間加熱撹拌する。
これを室温まで冷却し、樹脂分を減圧ン戸別し、′;p
液からアルコールと水を留去すると、純品のアミノ基を
有する水溶性脂肪族化合物を定量的に得る。
陰イオン交換樹脂 アルコール 水 C式中、R1,R2,RJは前記と同意義である。〕式
(3)において使用するアルコールは、メタノ−ル、エ
タノール、n−プロパツール、イソプロパツール、n−
ブタノール、t−ブタノールなどである。
一定量の陰イオン交換樹脂とは、式(3)で副生ずるフ
タル酸イオンの全量を交換できる樹脂量を意味し、これ
は陰イオン交換樹脂それぞれの交換容量値(meq/m
(2)から必要な樹脂量を算出できる。式(3)の反応
に要する陰イオン交換樹脂量は、前記の算出量より多く
なりすぎると、撹拌効率の低下や樹脂の使いすぎなどの
不利が発生する。一方、前記の算出量より少なくなりす
ぎると、反応を完結するのに長時間を要し、且つ不要な
フタル酸イオンなどが溶媒中に混入して、生成物の純度
を低下させるなどの多くの問題が生じる。
従って、必要な陰イオン交換樹脂量は、その種類によっ
て多少異なるが、前記の算出量の1.0〜2.5倍量が
好ましく、180〜1.2倍量が特に好ましい。式(3
)の反応温度は、用いる陰イオン交換樹脂の種類によっ
て異なる耐用温度範囲内に保たれるべきである。反応温
度が高すぎると、樹脂の分解が起こって目的の反応が進
行しなくなり、一方、反応温度が低すぎると、反応が遅
くなってしまう。従って、反応温度は0〜120°Cが
好ましく、20〜100℃が特に好ましい。式(3)の
反応時間は、用いる陰イオン交換樹脂、化合物(It 
a )又は(II b )の種類及び溶媒の種類によっ
て異なる。反応時間が長ずざると、加熱している場合に
は樹脂の一部が分解して再使用できなくなることがあり
、一方、反応時間が短すぎると、反応を完結するのが難
しくなる。従って、反応時間は0.2〜15時間が好ま
しく、0.5〜5時間が特に好ましい。
式(3)の反応絡了?釈 反応混合物を室温まで冷却し
てから、減圧シ戸遇して樹脂分を炉別する。
:戸液から減圧下でアルコール及び水を留去すると、目
的化合物(rlIa)又は(HI b )を得る。
(作用) 本発明で得たアミノ基を有する水溶性脂肪族化合物は、
各種の機器分析(液体クロマトグラフィ、IHNMRス
ペクトル、IRスペクトルなど)によって純品であるこ
とが確認された。
炉別された樹脂分を尿酸化ナトリウム、水酸化カリウム
、水酸化リチウムなどの5〜10%水溶液に加え、十分
に撹拌した後に減圧7戸通し、更に十分に水洗、乾燥す
れば、式(3)の反応に使用可能な陰イオン交換樹脂を
再生することができる。
(実施例) 次に本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明の範
囲は実施例に限定されるものではない。
実施例1〜6 下記の第1表に示すN−31換フタルイミド0.1モル
をエタノール−水(1:  1)混合液200mノに溶
かし、これに下記の弱塩基性陰イオン交換樹脂[1,2
級アミン、交換容量(meq/mジ)は2.5以下]8
0mρを加え、この混合物を約2時間加熱還流する。
反応終了後、反応混合物を室温まで冷却してから樹脂分
を減圧炉遇し、5戸液からエタノール及び水を留去する
。更に減圧下で十分に乾燥すると、第1表に示すアミノ
基を有する水溶性脂肪族化合物を得る。
各生成物を液体クロマトグラフィ、IHNMRスペクト
ル、IRスペクトルで分析すると、98%以上の純度を
示し、且つそれぞれの構造は第1表の構造式と一致する
ことが確認された。
実施例7〜10 実施例1〜6で用いた弱塩基性陰イオン交換樹脂の代わ
りに、下記の第2表に示す各種の陰イオン交換樹脂をそ
れぞれ所定量用いる。実施例1のN−1t換フタルイミ
ドを下記のように反応条件を変えて加水分解すると、第
2表に示す収率で目的化合物を得る。
(発明の効果) 本発明方法により、容易に合成できるN−置換フタルイ
ミドからきわめて簡単な操作で、各種の副生物を含まな
い高純度の目的化合物を得ることができる。アミ7基を
有する水溶性脂肪族化合物は、生理活性物質2機能性材
料などの合成中間体として用い、特に要望される高純度
のものを本発明方法によって提供することが可能である
特許出願人 株式会社山村化学研究所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フタルイミド置換脂肪族化合物の加水分解に際し、
    部分構造として1級、2級、3級又は4級アミンを有す
    る一定量の陰イオン交換樹脂を介して行うアミノ基を有
    する水溶性脂肪族化合物の製造法。 2、前駆物質であるN−置換フタルイミドを、相当する
    ハロゲン化化合物とカリウムフタルイミドとの反応によ
    って得る請求項1記載の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007246400A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Air Water Inc フルオレン骨格含有フタルイミド類及びそれから誘導されるジアミン類
US10295908B2 (en) 2014-09-30 2019-05-21 Lg Chem, Ltd. Block copolymer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007246400A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Air Water Inc フルオレン骨格含有フタルイミド類及びそれから誘導されるジアミン類
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