JPH02261255A - ボードコピー装置 - Google Patents

ボードコピー装置

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Publication number
JPH02261255A
JPH02261255A JP1083747A JP8374789A JPH02261255A JP H02261255 A JPH02261255 A JP H02261255A JP 1083747 A JP1083747 A JP 1083747A JP 8374789 A JP8374789 A JP 8374789A JP H02261255 A JPH02261255 A JP H02261255A
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JP
Japan
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line
image
brightness
sensor
storage time
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Pending
Application number
JP1083747A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nishitani
西谷 泰浩
Kou Aosaki
耕 青崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP1083747A priority Critical patent/JPH02261255A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、黒板やホワイトボード等の記録面に書かれた
画像のハードコピーを作成するボードコピー装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
最近、ポータプル型のボードコピー装置が提案されてい
る。この装置は、ホワイトボードや黒板等の記録面の画
像を光学像として撮像デバイス上に結像させ、撮像デバ
イスから出力される画像信号によりプリンタを作動させ
て前記画像のハードコピーを作成するもので、携帯性の
点で従来の電子黒板装置にない利点を有している。
前記プリンタには一般に熱転写型のプリンタが利用され
、記録紙を送りなから1ラインずつプリントを行ってゆ
く。したがって、撮像デバイスとして面板状の撮像デバ
イスを用いた場合には、得られた画像信号の全てを一旦
記憶しておくために大容量のフレームメモリが必要にな
り、コスト面での負担が大きい。こうした背景から、ラ
イン型イメージセンサを光学的な結像面で走査し、各走
査ラインごとに取り出した画像信号をラインプリンタに
供給してラインごとにプリントを行ってゆく手法が提案
されている。これによれば、大容量のフレームメモリを
用いずに済み、コスト負担の少ないボードコピー装置を
得ることができる。
ところで、上記のようにライン型イメージセンサを用い
て記録面の画像を撮像し、適正濃度のプリント画像を得
るためには、ライン型イメージセンサに対する露光量を
正しく設定しなくてはならない。この露光量の調節は、
撮影光学系に組み込んだ絞り装置やライン型イメージセ
ンサの電荷蓄積時間を制御することによって行うことが
できるが、その前提として正確な測光を行う必要がある
従来はこの測光を行うために、記録面全面を平均測光し
たり、あるいはライン型イメージセンサからの画像信号
を測光用出力としても利用し、前のライン画像出力に基
づいて次のラインをI石像するときの蓄積時間を決める
ようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら記録面全体を平均測光する場合、例えば室
内の蛍光灯からの光が記録面で直接的に反射してハレー
ションとなるようなときには、記録面の明るさが実際よ
りも大きく測光され、プリント画像がアンダー傾向にな
りやすい。また、記録面における画像面積の大小によっ
て測光値が変化することになり、記録面の地の明るさに
対して画像のコントラストを一定に維持する上では不利
である。
他方、前のライン画像出力を測光出力に利用する場合で
も、記録面上に前述のようなハレーション部分があると
、その次のラインが極端にアンダー傾向で撮像され、プ
リント画像が暗線としてプリントされてしまう。さらに
、最初に撮像するラインは、通常は記録面の縁枠や背後
の壁面に設定されてしまうこともあり、こうした場合に
は記録面の明るさとは大きく異なる領域で測光が行われ
てしまう。したがって、この部分の明るさが極端に暗い
と、画像が記録されていないことが多い2番目のライン
で長い時間をかけて撮像してしまうことになり、プリン
ト時間をいたずらに長くすることにもなりかねない。
〔発明の目的〕
本発明は以上のような従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、ハレーション等の影響を受けること
なくライン型イメージセンサに対する露光量を適正に制
御することができるようにしたボードコピー装置を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するにあたり、記録面の地の明
るさを基準にして測光を行えば、画像のfi&を正確に
再現できることに着目し、ライン型イメージセンサを光
学像の結像面で走査するときに、ライン型イメージセン
サを最初の撮像ライン位置に移動させる途中で記録面の
地の輝度を予備測光し、この予備測光値に基づいてライ
ン型イメージセンサの蓄積時間を制御するようにしたも
のである。
また、この予備測光時に、垂直方向における前記記録面
の中心から少なくとも下側にlQcm離れた個所で地の
輝度を測光し、周囲の光源によって記録面の一部に生じ
がちなハレーション部分によって影響を受けないように
することも上記本発明の目的を達成する上で有効な手段
となる。
〔作用〕
ライン型イメージセンサを走査域の一端側から他端側ま
で走査して撮像を行う前に、ライン型イメージセンサは
前記一端側に向かう初期移動過程で記録面の地の輝度を
測光する。この測光値はライン型イメージセンサで記録
面の画像を撮像するときの蓄積時間の制御に用いられる
室内の蛍光灯等によって記録面に生じるハレーション部
分は、はとんどの場合記録面の垂直方向において中央よ
りも上側に現れるから、前述した初期移動過程で予備測
光するときには、このハレーション部分を測光すること
がないように、垂直方向における記録面の中心よりも下
側の個所で記録面の地の輝度が測光される。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。
〔実施例〕
本発明を用いたボードコピー装置の外観を示す第1図に
おいて、本体2の前面には光軸3aを水平に設定した撮
影レンズ3と、測距用の投光窓4a及び受光窓4bが設
けられている。投光窓4a。
受光窓4bの奥には、第2図に示したように近赤外光を
投光するLED5.受光位置に対応した光電信号を出力
するポジションセンサ6が設けられ、ポジションセンサ
6からの光電信号は、オートフォーカス回路7によって
ホワイトボード8と本体2との間の距離に対応した測距
信号に変換される。
こうして得られた測距信号に基づいてサブCPU9はフ
ォーカスモーフ駆動回路IOを作動させ、撮影レンズ3
はステッピングモータ11の駆動で光軸3a方向に移動
され、自動的にピント調節が行われる。なお、このボー
ドコピー装置は、ホワイトボード8から1.5m程度離
した位置で使用するのが標準となっている。
撮影レンズ3の結像面3bは、ラインセンサ12によっ
て矢印X方向に走査される。ラインセンサ12は、例え
ば2048個の受光素子を垂直方向に配列してなり、矢
印X方向に走査される過程でホワイトボード8に記録さ
れた画像をラインごとに読み出す。ラインセンサ12の
走査は、ステッピングモータ13の駆動によって行われ
、このステッピングモータ13の駆動は、メインCPU
14によって管制されるセンサモータ駆動回路15によ
って制御される。
本体2の上面には記録面のボードサイズノブ16、フレ
ーミングボタン17.プリントスタートボタン18.プ
リント濃度調整ダイヤル19が設けられている。ボード
サイズノブ16は、ホワイトボード8あるいは黒板の標
準的な横サイズが90cm、120cm、180cmと
3種類あることに対応し、これに合わせて撮像時の横サ
イズを切り換えるときに操作される。すなわち、このボ
ードサイズノブ16を操作すると、そのセット位置に対
応したボードサイズ信号が操作信号発生回路20からサ
ブCPU9に入力される。サブCPU9は、このボード
サイズ信号に対応してラインセンサ12を矢印X方向に
移動させる際の移動範囲を決めるとともに、液晶駆動回
路21を作動させてセット位置に対応したカギ型のフレ
ームマーク22aを液晶表示板22に透過表示させる。
前記液晶表示板22は、撮影レンズ3以降の光路を遮ら
ない位置に配置されている。そして、サブCPU9から
の信号で作動するストロボ回路23によりストロボ24
が間欠発光すると、前記フレームマーク22aは撮影レ
ンズ3の後方に配置されたハーフミラ−(図示省略)を
介し、撮影レンズ3を通してホワイトボード8に間欠し
て投影されるようになる。
フレーミングボタン17は、前述したようにストロボ回
路23を作動させてホワイトボード8にフレームマーク
22aを投影させるときに操作される。また、プリント
スタートボタン18は、フレームマーク22aによって
指定された範囲をプリントするときに操作される。なお
、このプリントスタートボタン18が操作されたときに
は、オートフォーカス回路7が作動して測距が行われた
後、ストロボ回路23の作動が停止してからラインセン
サ12による撮像が開始される。
本体2の側面にはプリントモード設定ノブ25とシフト
ダイヤル26とが設けられている。プリントモード設定
ノブ25は、「オートプリントモード」、「ファインプ
リントモード」、「ノーマルプリントモード」のいずれ
かの位置に設定される。プリントモード設定ノブ25の
セット位置信号はプリントモード設定回路27を介して
サブCPU9に入力される。そしてオートプリントモー
ド時には、ホワイトボード8の輝度に応じてプリント画
像の精細度が自動制御される。なお、「ファインプリン
トモード」あるいは「ノーマルプリントモード」時には
、それぞれに対応してプリント画像の精細度が決められ
る。
シフトダイヤル26はプリント範囲を垂直方向に調節す
るときに操作される。シフトダイヤル26を操作すると
、機械的な連動機構を介して液晶表示板22が矢印Y方
向に移動し、ホワイトボード8上でフレームマーク22
aが上下方向に移動するから、ホワイトボード8上でプ
リント範囲の確認を行うことができる。シフトダイヤル
26の操作方向及び操作量は、操作信号発生回路20を
介してサブCPU9に入力される。
前記シフトダイヤル26の操作信号はメインCPU14
に供給され、ラインセンサ12を駆動して画像信号を読
み出すときに、その垂直方向において有効化する画像信
号のアドレス範囲を決めるときに用いられる。すなわち
、ラインセンサ12の受光素子に対し下から順にO番地
から2047番地のアドレスを付したとき、いずれの番
地を先頭にして1408個分の画像信号をプリントに用
いるかを決定する。このように、撮影レンズ3の光軸8
aを水平にしたままで結像面3bの中から垂直方向にお
ける有効撮像範囲を選択すれば、撮影レンズ3を上下に
シフトさせることなく、キーストン歪みのない良好な画
像を1最像することができるようになる。
ラインセンサ12の駆動、すなわち蓄積時間の制御及び
画像信号の転送等はラインセンサ駆動回路28によって
行われる。ラインセンサ12からラインごとに読み出さ
れた画像信号は、2値化回路30.積分回路31.サン
プルホールド回路32に供給される。2値化回路30は
、アナログ信号として出力されてくる画像信号を所定の
スレッシュホールドレベルで2値化し、黒もしくは白の
2値信号に変換する。なお、画像信号の2値化は周知の
種々の手法を用いることができる。
積分回路31は、メインCPU14からのタイミング信
号に応じて、ラインセンサ12からの1メイン分の画像
信号の内、シフトダイヤル26のセット位置に応じて決
められる1408個分の画像信号を積分し、ライン平均
輝度を求める。こうして求められたライン平均輝度情報
は、ADコンバータ33によりデジタル変換された後に
メインCPU14に入力され、次のラインの撮像を行う
ときにラインセンサ12の蓄積時間を決めるために用い
られる。また、ラインごとに撮像及びプリントを並行処
理してゆくには、撮像とプリントとの同期を図る必要が
あるため、プリンタの1ライン当りのプリント時間を考
慮してラインセンサ12の最大蓄積時間は制限されるよ
うになっている。
サンプルホールド回路32は、詳しくは後述するように
ラインセンサ12を最初の撮像位置に移動させるときに
3回駆動されることに対応して作動し、ラインセンサ1
2の所定のアドレス位置からの画像信号の最大値をサン
プルホールドする。
こうして得られたサンプルホールド値は、ADコンバー
タ33でデジタル化された後メインCPU14にフィー
ドバックされ、予備測光値として利用される。なお、こ
の予備測光時の測光範囲は、第1図に示したように光軸
3aの高さ位置から距MKだけ上方に伸ばした3本の測
光ラインLl+Lf、Lzとなっている。
2値化回路30からの2値信号は、信号処理回路35に
供給される。この信号処理回路35は、メインCPU1
4からの指令信号を受け、ラインセンサ12の受光素子
の個数と同数(2048個)の2値信号の内、シフトダ
イヤル26のセット位置に対応して決められた所定範囲
の1408個のものだけがメモリ制御回路36を経てメ
モリ37に格納される。
メモリ制御回路36は、さらにメインCPUI4からの
適宜のタイミング信号を受けてメモリ37に格納された
2値信号をプリンタ制御回路38に転送する。そして、
プリンタ制御回路38は転送されてきた2値信号をプリ
ンタ39に供給する。
プリンタ39はサーマルヘッド40を駆動し、2値信号
に応じて感熱タイプの記録紙41 (第1図)に画像を
プリントする。記録紙41は、プリントモータ駆動回路
43を介し、ステッピングモータ44により駆動される
給紙機構45によって62.5μmずつステップ送りさ
れる。
なお、1942分相当の給紙量は125μmであるが、
プリント時の騒音を低減させるためには、上記のように
62.5μmずつの2ステツプ送りにするのが好ましい
。また、プリンタ39の1ライン当りのプリント時間は
、ラインセンサ12の駆動と同期を図り、しかも撮像と
プリントを効率的に行うために10m5ec、15m5
ec、2Qynsecの3種類の中から選択され、いず
れのプリント時間を用いるかは予備測光値に対応して決
められる。
メインCPU14に接続されたシーケンス制御用メモリ
47は、第3図にフローチャートで示したように、以上
に説明した処理等を逐次実行させるためのシーケンスプ
ログラムを格納したROM、さらにはこれらの処理を遂
行するときに必要な各種データを一時的に保管するため
のRAM等から構成されている。
上記構成からなるボードコピー装置の作用について、第
3図のフローチャートにしたがって説明する。
ボードコピー装置の電源スィッチを投入すると、メイン
CPU14からの駆動信号を受けてセンサモータ駆動回
路15が作動し、第4図において任意位置Pnに停止し
ていたラインセンサ12は、ステッピングモータ13に
よって右方向(第2図では左方向に対応する)に移動さ
れる。ラインセンサ12が結像面3bから外れた端部基
準位置P、に達すると、フォトセンサ50がこれを検知
してメインCPU14に検知信号を出力する。メインC
PU14はこの検知信号を受けると、センサモータ駆動
回路15.ステッピングモータ13を介し、ラインセン
サ12を一旦結像面3bの左右方向の中心に設定した初
期位置P0に移動させた後に停止させる。この初期位置
P0はホワイトボード8の横サイズに係わらず、端部基
準位置PKから一定距離となっており、この状態ではラ
インセンサ12はホワイトボード8の左右方向における
中心で撮像し得る状態となっている。
ホワイトボード8の横サイズあるいは上下方向の位置に
応じてプリント範囲を決定するために、フレーミングボ
タン17が操作されると、ストロボ回路23の作動によ
りストロボ24が間欠的、例えば1秒間隔で間欠発光す
る。そして、その時点でのボードサイズノブ16.シフ
トダイヤル26のセット位置に対応した個所にフレーム
マーク22aの像が投影される。こうして投影されたフ
レームマーク22aの像と、ホワイトボード8の横サイ
ズあるいは上下の位置関係とを対比観察してフレーミン
グを行うことができる。
例えばホワイトボード8の横サイズが90cmであると
きには、ボードサイズノブ16のセット位置を指標「9
0」の位置に合わせる。この操作信号がサブCPU9に
入力されると、サブCPU9は液晶駆動回路21を介し
て液晶表示板22に最も幅狭に配された90cm用のフ
レームマーク22aを透明にし、その像がホワイトボー
ド8面に投影される。また、ボードサイズノブ16のセ
ット位置に対応したボードサイズ信号はメインCPU1
4にも人力され、ラインセンサ12の走査範囲の決定に
用いられる。
フレーミングマーク22aの像が、ホワイトボード8に
対して上下方向にずれて投影されているときには、シフ
トダイヤル26を操作して液晶表示板22を上下方向に
移動させ、フレーミングマーク22aの像をホワイトボ
ード8面の適当な位置に合わせる。この操作量は操作信
号発生回路20、サブCPU9を介してメインCPU1
4に供給され、ラインセンサ12からの画像信号のうち
、どのアドレス範囲の画像信号をプリントに用いるかが
決定される。
フレーミングが完了した後、精細プリントを行うときに
はプリントモード設定ノブ25を指標rF INEJに
セット叫てプ、リン、トスタートボタン1日を押す。こ
の操作によりストロボ回路23の作動が停止し、フレー
ミングマーク22aの投影がオフする。その後、サブC
PU9からの指令信号によりオートフォーカス回路7が
作動して測距が行われる。得られた測距データに基づい
てフォーカスモーフ駆動回路10が作動し、ステッピン
グモータ11の駆動により撮影レンズ3のピント合わせ
が行われる。
撮影レンズ3のフォーカシングが完了すると、予備測光
が行われる。この予備測光は、第4図中で斜線を施した
予備測光領域D、すなわち初期位置P0に停止していた
ラインセンサ12をボードサイズノブ16の設定位置、
すなわちボードサイズ90cmに対応した撮像準備位置
P、に移動させるまでの初期移動過程で行われる。ライ
ンセンサエ2は、上記予備測光領域りを移動してゆく過
程で、第1図に破線で示した3本の測光ラインL1、L
□、L3上でホワイトボード8の輝度を測光する。これ
らの測光ラインLr 、Lx 、L3は、その下端が撮
影レンズ3の光軸3aの高さ位置とほぼ一致し、上端ま
での長さKが一定となっている。このKの値は、後述す
る理由からl0cm程度が好適である。
前記測光ラインL、、L、、L、の下端を光軸3aの高
さ位置とほぼ一致させ、しかも長さKをl0cm程度に
設定する理由は、第5図に示したように室内の蛍光灯5
5a、55bからの直接的な反射光によって生じやすい
ハレーションの影響を受けずに測光できるようにするた
めである。第5図において、標準的な使用形態では、ボ
ードコピー装置1の光軸3aの床面からの高さhoは1
00cm程度、天井までの高さり、は220cm程度で
ある。そして、ボードコピー装置1とホワイトボード8
との距離lを、ピント合わせが可能な最も近い距lT1
100cmにする。
前記距離2を100cmとした設置状態は、正常に使用
し得る範囲で最もハレーションの影響を受けやすい状態
ではあるが、光軸3aの付近で測光を行えば、蛍光灯5
5aからの光がホワイトボード8の表面で反射しても撮
影レンズ3に入射してくることはない。一方、ホワイト
ボード8から離れた位置にある蛍光灯55bからの光に
ついては、ホワイトボード8の下側で反射して1最影レ
ンズ3に入射しやすくなる。しかし、ホワイトボード8
からの距離L 、AXが10m程度になると輝度自体が
弱まってくる。このような事情を考慮すると、予備測光
時にはホワイトボード8の下側を対象として行うのが有
利であり、上述のように距離L MAXを10mにした
ときには、光軸3aの高さ位置から上側にl1cmの範
囲内であればハレーションの影響を全く受けずに測光を
行うことができるようになるものである。
測光ラインL、、L、、L、からの測光データはサンプ
ルホールド回路32に供給され、そのピーク値がホール
ドされる。ホワイトボード8に文字その他の画像が描か
れている場合、画像が描かれた部分の測光データは低く
、地の測光データは高い値となる。したがって、各測光
ラインL+。
L、、L、からの全ての測光データに関してピーク値ホ
ールドを行うことによって、ホワイトボード8の地の輝
度に対応した予備測光値を得ることができる。
上記のように直線状の3本の測光ラインL+。
Lx、Lsを設定すれば、画像として文字が描かれてい
る場合には確実にホワイトボード8の地の部分を測光す
ることができる。また、例えホワイトボード8に罫線が
引かれていた場合でも、3本の測光ラインの全てが罫線
と合致してしまう確率は極めて低いため、ホワイトボー
ド8の地の輝度を確実に測光することができる。なお、
測光ラインL、とLx、Ltとり、の間隔は違った値に
しておくのが罫線との合致を避ける上では有利である。
そして、これらの測光ラインL、、Lm、L、の設定位
置は、ラインセンサ12の走査位置データ及び読み出し
アドレスデータとして予めシーケンス制御用メモリ47
に格納されている。
こうして予備測光を行って得られた測光データは、撮像
を行う第1ライン位置におけるラインセンサ12の蓄積
時間を決めるために利用される他、ラインセンサ12が
第1ライン位置から撮像終了位置P1°まで走査して撮
像を行う際、各走査位置での蓄積時間の上限を決定する
ために用いられる。
すなわち、予備測光によりホワイトボード8の地の輝度
を検出することによって、ホワイトボード8地め部分と
画像が描かれた部分との濃度差を識別し得る最長の蓄積
時間が決められるようになる。
もちろん、ホワイトボード8への照明が明るいときには
最長蓄積時間は短く、照明が暗いときには長(なる。予
備測光値に対応してラインセンサ12の蓄積時間の上限
が決まると、この最長蓄積時間にデータ転送時間を加え
た1ライン当りの最長撮像時間が決まる。そして、この
最長撮像時間よりも長く、しかも最短のプリント時間が
前述した10m5ec、15m5ec、20m5ecの
中から選択される。
撮像準備位置P1に移動されたラインセンサ12は、第
4図に斜線を施して示した撮像領域Eでステップ送りさ
れなから撮像を開始する。第6図はファインプリントモ
ード時のタイミングチャートラ示す。撮像シーケンスは
メインCPU14からのスタートパルスで開始される。
スタートパルスによって、まずプリンタモータ駆動回路
43が作動し、ステッピングモータ44が2ステップ回
転し、記録紙41を1ライン分送りプリント待機状態と
なる。また、スタートパルスによりステッピングモータ
13も1ステップ回転し、ラインセンサ12を撮像準備
位置P1から第1ライン位置まで送る。しかる後にライ
ンセンサ駆動回路28からラインセンサ12にシフトパ
ルスSt、Szが供給される。これらのシフトパルスS
t、Sz間のパルス幅は予備測光値に対応して決められ
た蓄積時間T1と等しく、シフトパルスStは、それま
で電荷蓄積部に残っていたノイズ電荷をクリアし、シフ
トパルスS2は蓄積時間T、の間に蓄えられた信号電荷
を転送路に送り出す。
蓄積時間T1によって得られた信号電荷は、データ転送
パルスの供給によりラインセンサ12から1ライン分の
画像信号として出力される。アナログ量として出力され
た画像信号は2値化回路30で2値信号に変換され、信
号処理回路35に供給される。信号処理回路35は、メ
インCPUI4からの制御信号に基づき、1947分の
2値信号のうちプリントに有効な範囲のもの、すなわち
シフトダイヤル26のセット位置に対応した範囲の14
08個の2値信号を抽出し、これをメモリ制御回路36
に転送する。そして、プリントに必要な1408個の2
値信号の転送が完了した時点でメインCPU14からメ
モリ制御回路36にラッチ信号が出力され、プリントに
供される2値信号はメモリ37に一旦格納される。
以上の第1ラインでの画像信号の取込みと並行し、積分
回路31はラインセンサ12からの画像信号の内、シフ
トダイヤル26のセット位置に対応した範囲の画像信号
を積分し、第1ラインにおけるライン平均輝度を検出す
る。このライン平均輝度情報はADコンバータ33によ
りデジタル信号としてメインCPU14に入力され、こ
れにより第2ラインにおけるラインセンサ12の蓄積時
間T2が設定される。
メインCPU14から第2ライン目のスタートパルスが
出力されると、センサモータ駆動回路15からのセンサ
モータ用駆動パルスにより、ステッピングモータ13が
ステップ回転し、ラインセンサ12は第2ラインの撮像
位置に移動される。
また、第2ライン目のスタートパルスによって、プリン
タモータ駆動回路43を介してステッピングモータ44
が2ステップ回転して1ライン分の記録紙送りが行われ
る。この記録紙送りとともに、プリンタ39はメモリ3
7に格納されている第1ライン目の2値信号に基づいて
印字作動し、記録紙41には第1ラインの画像が記録さ
れる。
なお、サーマルヘッド40を1ライン分−斉に駆動する
と、サーマルヘッド40を発熱させるための電流を供給
する電源回路に対して大きな負担を与えることになるた
め、サーマルヘッド40を8ブロツクに分割して順次に
プリントを行うようにしている。そして、1947分の
給紙がステッピングモータ44の2ステップ回転で行わ
れることを利用し、最初のステップ回転を行う間に奇数
番目のヘッドブロックで順次に印字を行い、次のステッ
プ回転では偶数番目のヘッドブロックで順次に印字を行
うようにしている。
プリンタ39は、予備測光値に応じて例えば10m5e
cの間に第1ラインの画像をプリントするが、これと並
行して第2ラインに移動したラインセンサ12は第2ラ
インでの撮像を行う。この第2ラインの撮像時には、第
1ラインの撮像で得られたライン平均輝度情報による蓄
積時間T2で撮像が行われるが、この蓄積時間T2とデ
ータ転送パルスの供給時間との和は10m5ecを越え
ることがなく、したがって第1ラインのプリントが完了
する前に第2ラインの画像信号の取込みが終了する。こ
うして取り込まれた第2ラインの画像信号は、第1ライ
ンの撮像時と同様の処理がなされる。以後、同様に第2
ラインの2値信号によるプリントと第3ラインでの撮像
とが並行して行われ、ラインセンサ12は最終盪像位I
P、’まで移動して1画面分の画像プリントが完了する
もちろん、ラインセンサ12の走査範囲はボードサイズ
ノブ16のセット位置に対応して切り換えられ、セット
位置がそれぞれ120cm、180cmであるときには
、撮像準備位置はそれぞれ第4図に示したPt、Pxと
なり、最終撮像位置はP t’、  P !’となる。
上述したファインプリントモードでは、ラインセンサ1
2から1ラインごとに得られる画像信号に基づいてプリ
ントが実行され、画像品質は精細なものとなるが、プリ
ンタ39の最長プリント時間が10m5ecとなってい
る場合、ラインセンサ12の蓄積時間を10ms e 
c以上にすることはできない。したがって、例えばホワ
イトボード8の地の輝度が低く、適正レベルの画像信号
を取り込むのにラインセンサ12を蓄積時間が15m5
ecになるように駆動しなくてはならない場合には対応
できなくなる。こうした場合には、プリントモードをノ
ーマルモードにして使用する。
ノーマルプリントモード時のプリント処理は、第7図に
示したタイムチャートにしたがって行われる。前述した
ように、予備測光測光値によって、第1ライン撮像時の
蓄積時間T1及び各ライン撮像時の蓄積時間の上限が決
められるとともに、1ライン当りのプリント時間が設定
されることになるが、ノーマルプリントモードでは蓄積
時間とデータ転送時間との和が1ライン当りのプリント
時間の2倍以内に収まる範囲内で蓄積時間の上限が延長
される。すなわち、1947分の最長プリント時間10
ms e cよりも蓄積時間T、を長くすることができ
るようになっている。この場合には、■ラインごとに間
引きしなから撮像を行い、間引きしたラインについては
その前のラインと同じ画像信号を用いてプリントが行わ
れる。
このノーマルプリントモード下では、第7図のタイムチ
ャートに示したように、ファインプリントモード時の第
1ラインと第2ラインとに跨がって蓄積が行われ、これ
がノーマルモード時の第■ラインの画像信号となる。こ
うして得られた第1ラインの画像信号は、ファインプリ
ントモード時と同様に処理され、2値信号としてメモリ
37に格納されるとともに、積分回路31によってライ
ン平均輝度情報が求められ、次の第1ライン撮像時の蓄
積時間T2を算出するためのデータとして用いられる。
第■ラインでの撮像と並行し、プリンタ39はメモリ3
7から供給されて(る2値信号により画像プリントを行
うが、1回のプリントに要する時間は最長で20m5e
cであるため、第■ラインの撮像が完了する前に1回の
プリント処理が完了する。そこでプリンタ39は、引続
きメモリ37から第1ラインの撮像によって得られた同
じ2値信号によって再度プリントを行う。このような処
理を行うことによって、1回のプリント処理ごとに1ラ
イン分の空白を残すよりも、画像の品質を上げることが
できる。なお、このノーマルプリントモード時には、ラ
インセンサ12により1回の撮像を行った後にステッピ
ングモータ13は2ステツプずつ回転し、ラインセンサ
12の送り量は倍になる。
プリントモード設定ノブ25をノーマルプリントモード
位置にセットした場合には、例え予備測光によりホワイ
トボード8の地の輝度が高輝度であると判定されたとき
でも第7図に示したタイミングチャートにしたがってシ
ーケンス処理される。
もちろん、このノーマルプリントモードでも、ホワイト
ボード8に描かれた画像が通常の文字であるときには充
分な解像度を得ることができるが、例えば細かい文字や
線画も描かれているような場合には、その部分の精細度
に不足をきたすことがある。このような事情を考慮し、
このボードコピー装置にはオートプリントモードが用意
されている。
第8図はオートプリントモード時のタイミングチャート
を示す。このタイミングチャートから分るように、オー
トプリントモードでは前のラインでの撮像で得られたラ
イン平均輝度情報に対応して次のラインのプリントモー
ドを「ファインプリントモード」、「ノーマルプリント
モードJのいずれかに自動的に切り換えるようにしてい
る。すなわち第8図において、第1ラインについては予
備測光によって決められた蓄積時間T、によってライン
センサ12が撮像を開始する。そして、このときに得ら
れたライン平均輝度によって第2ライン撮像時の蓄積時
間Ttが決定される。そして、この蓄積時間Ttが予備
測光によって決められたプリント時間TP以下であると
きには、すでに説明した「ファインプリントモード」と
同様の処理が行われ、第2ラインでの撮像とともに第1
ラインでの撮像によって得られた画像信号に基づいて1
ライン分のプリントが行われる。
この第2ラインでのライン平均輝度情報に応じて第3ラ
インでの蓄積時間T、が決定されたとき、この蓄積時間
T、とデータ転送時間との和がプリント時間T、以上に
達するときには、その次の第4ラインのスタートパルス
は出力されず、第3ラインと第4ラインとに跨がって撮
像が行われる。
そして、第4ラインについては第3ラインでのプリント
と同様に、第2ラインの撮像によって得られた画像信号
によってプリントが繰り返されるようになる。すなわち
、このオートプリントモードでは、前ラインのライン平
均輝度情報によって決まった蓄積時間の長短に応じ、プ
リントモードが「ノーマルプリントモード」と「ファイ
ンプリントモード」との間で自動切り換えされる。
以上、図示した実施例にしたがって説明してきたが、白
黒反転機能や2値化を行うときのスレッシュホールドレ
ベルの調節機能等を付加することにより、本発明はホワ
イトボード8だけでなく黒板やグリーンボードにも適用
することができる。
また、初期移動過程における予備測光の回数や位置も、
ハレーションに影響されない範囲で適宜設定することが
できる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明のボードコピー装置によ
れば、ライン型イメージセンサを撮像間4゜ 始位置に向けて移動させる初期移動の過程で予備測光を
行い、これにより記録面の地の輝度を検出してライン型
イメージセンサで記録面を撮像するときの蓄積時間の制
御を行うようにしている。このように、記録面の地の輝
度を測光して蓄積時間の制御を行うことによって、照明
条件に左右されることなく、コントラストのよい良好な
画像プリントを行うことができるようになる。
また、予備測光時の測光範囲を記録面の下側に設定する
ことによって、蛍光灯などの外部照明によるハレーショ
ンの影響を受けない適正な測光を行うことが可能となる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を用いたボードコピー装置の外観図であ
る。 第2図は第1図に示したボードコピー装置の回路構成の
概略を示すブロック図である。 第3図は第2図に示した回路構成によって行われる処理
を示すフローチャートである。 第4図はラインセンサの移動過程を表した説明図である
。 第5図は予備測光時の様子を概略的に示した側面図であ
る。 第6図はファインプリントモード時のタイミングチャー
トである。 第7図はノーマルプリントモード時のタイミングチャー
トである。 第8図はオートプリントモード時のタイミングチャート
である。 3 ・ ・ 8 ・ ・ 12 ・ 16 ・ 17 ・ 18 ・ 22 ・ 25 ・ 26 ・ 撮影レンズ ホワイトボード ラインセンサ ボードサイズノブ フレーミングボタン プリントスタートボタン 液晶表示板 プリントモード設定ノブ シフトダイヤル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)黒板等の記録面の画像を光学像として結像させ、
    この結像面上の走査域内でライン型イメージセンサを一
    端側から他端側まで移動させながら前記光学像を撮像し
    、得られた画像信号に基づいて前記画像のハードコピー
    を1ラインずつ作成してゆくボードコピー装置において
    、 前記ライン型イメージセンサを前記走査域内の中央部か
    ら前記一端側に移動させる初期移動過程で駆動して前記
    記録面の地の輝度を測光し、この測光値に基づいてライ
    ン型イメージセンサの蓄積時間を制御するようにしたこ
    とを特徴とするボードコピー装置。
  2. (2)前記ライン型イメージセンサは、前記初期移動過
    程での測光時に、前記記録面下側の領域での地の輝度を
    測光することを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    ボードコピー装置。
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