JPH0225743Y2 - - Google Patents

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JPH0225743Y2
JPH0225743Y2 JP7546083U JP7546083U JPH0225743Y2 JP H0225743 Y2 JPH0225743 Y2 JP H0225743Y2 JP 7546083 U JP7546083 U JP 7546083U JP 7546083 U JP7546083 U JP 7546083U JP H0225743 Y2 JPH0225743 Y2 JP H0225743Y2
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signal
hydraulic
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flop
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、リヤステアリング制御装置の改良に
関する。
従来、後輪を操舵する装置として、例えば特開
昭50−64926号公報に記載されたものが知られて
おり、この従来例はステアリングハンドルの操舵
角が所定値以上になるとモード選択スイツチによ
り選択されたモードに応じて後輪を一定角度操舵
するものとなつている。
しかしながら、この従来のものは、後輪の中立
保持を後輪操舵用の油圧を利用したオイルロツク
のみで行うものであるため、もし後輪操舵用の油
圧系に故障を生じると後輪の操舵が不能になるだ
けでなく、後輪を中立に保持することさえ、不可
能になつてしまい安全性に大きな問題がある不都
合があつた。
本考案は、上記の点に鑑みて創案されたもの
で、後輪を操舵する後輪操舵手段を有するリヤス
テアリング制御装置において、上記後輪が中立位
置にある状態で後輪操舵系部材に形成された係合
部に係合可能に形成され係合時に上記後輪を中立
位置に保持するように設けられたロツクピンと、
同ロツクピンを係合方向に付勢するスプリング
と、同ロツクピンを離脱方向に駆動する第1油圧
室と上記ロツクピンを係合方向に駆動する第2油
圧室とを有する油圧アクチユエータと、上記後輪
操舵手段が後輪を中立位置から後輪作動させる時
上記ロツクピンを離脱させるよう上記第1油圧室
に油圧を供給すると共に上記後輪操舵手段が後輪
を中立復帰させる時上記ロツクピンを係合させる
よう上記第1油圧室に油圧を供給するよう構成さ
れた油圧制御装置と、同油圧制御装置と上記油圧
アクチユエータの第2油圧室との間の油路に介装
され通常は上記油圧制御装置側から上記第2油圧
室側への作動油の流れを許容し上記第2油圧室側
から上記油圧制御装置側への作動油の流れを阻止
するが上記油圧制御装置から第1油圧室側への油
圧出力をパイロツト圧として受けると開弁作動す
るように構成されたパイロツトチエツク弁とを有
していることを特徴とするリヤステアリング制御
装置である。
そして、本考案によれば、後輪を操舵する後輪
操舵手段とは独立して、後輪が中立位置にある状
態で後輪操舵系部材に形成された係合部に係合可
能に形成され係合時に後輪を中立位置に保持する
ロツクピンを設けることにより後輪の中立保持が
確実に行われるものである。特に本考案では、ロ
ツクピンがスプリングにより係合方向に付勢され
る他、ロツクピンを係合方向に駆動する油圧アク
チユエータの第2油圧室と油圧制御装置との間の
油路に介装されたパイロツトチエツク弁が通常時
は第2油圧室側から油圧制御装置への作動油の流
れを阻止するので、ロツクピンの離脱が確実に防
止され係合状態に保持されるものである。また、
後輪を中立位置から操舵作動させる時には、油圧
制御装置から油圧アクチユエータの第1油圧室に
作用するロツクピン離脱用の油圧の一部がパイロ
ツトチエツク弁へパイロツト圧として作用しパイ
ロツトチエツク弁が開作動するので第2油圧室内
の作動油の排出が可能となりロツクピンが離脱さ
れて後輪の操舵が可能となり、後輪の操舵作動が
妨げられることはない。
以下、図面を参照してこの考案の一実施例に係
るリヤステアリング制御装置について説明する。
第1図はリヤステアリング装置の全体的な斜視
図、第2図は中立時の状態を示す油圧回路図、第
3図は操舵時の状態を示す油圧回路図である。図
において、1がエンジン、2a,2bが同エンジ
ン1により駆動される油圧ポンプ、3がリザー
バ、4が上記油圧ポンプ2a,2bのうち、一方
の油圧ポンプ2aから前輪操舵用ギヤボツクス5
側へ延びた油路、6が他方の油圧ポンプ2bから
延びた高圧油路、第2,3図の12が同高圧油路
6に設けた逆止弁、6′が同逆止弁12の上流側
の高圧油路6と上記リザーバ3とを接続する油
路、11が同油路6′に設けたリリーフ弁、13
が上記逆止弁12の下流側の高圧油路6に設けた
アキユームレータで、同アキユームレータ13を
含む逆止弁12下流側の圧力が逆止弁12上流側
の圧力よりも高ければ、油圧ポンプ2bからの圧
油が第3図の矢印l→m→n→油圧ポンプ2bに
循環するようになつている。また第1,2,3図
の14が制御弁で、同制御弁14は、第2,3図
に示すように第1の電磁切換弁15と第2の電磁
切換弁16と第1の逆止弁17と第2の逆止弁1
8とにより構成され、上記高圧油路6が同第1、
第2の電磁切換弁15,16のPポートに接続し
ている。ここで、上記電磁切換弁15はソレノイ
ドc,dにより、上記電磁切換弁16はソレノイ
ドa,bにより制御される。また、上記第2の電
磁切換弁16に通じる高圧油路6には可変絞り弁
6aが介装されている。また10が上記リザーバ
3へ延びた低圧油路で、同低圧油路10が上記第
1、第2の電磁切換弁15,16のRポートに接
続している。また7a,7bが上記第2の電磁切
換弁16側の油路で、同油路7a,7bに上記第
1、第2の逆止弁17,18が介装されている。
また8,9が上記第1の電磁切換弁側の油路、第
1,2,3図の24が後輪操舵用油圧シリンダ
で、同後輪操舵用油圧シリンダ24は、第2,3
図に示すようにシリンダ25とピストンロツド2
6とにより構成され、同シリンダ25の両端に
は、端板25a,25dがあり、中間左側には、
同シリンダ25内を左側の部分と右側の部分とに
仕切る環状仕切壁25bがあり、中間右側には、
同シリンダ24内へ突出した環状突出部25cが
ある。また同シリンダ25を貫通して両端が同シ
リンダ25外へ突出した上記ピストンロツド26
の左側には、上記環状仕切壁25bよりも左側の
シリンダ25内をf,gの両室に仕切るピストン
26aがあり、同ピストンロツド26の右側に
は、大径部26bがあり、さらに同大径部26b
には、環状溝26cが設けられている。また27
が上記仕切壁25bと上記大径部26bとの間の
ピストンロツド26に軸方向の移動を可能に嵌挿
した摺動リング、28が上記大径部26bと上記
端板25dとの間のピストンロツド26に軸方向
の移動を可能に嵌挿した摺動リング、29が上記
環状突出部25c部分のシリンダ25に設けた筒
体、30が同筒体29内に摺動自在に嵌挿したロ
ツク片で、同ロツク片30の先端は、シリンダ2
5壁を貫通して、シリンダ25内に出没可能であ
る。上記円筒体29内の底部には上記ロツク片3
0が下方に押し下げられたときに閉じるロツクピ
ンスイツチ30aが設けられている。また、上記
円筒体29の側面には上記ロツク片3が上方に付
勢されて上記環状溝26cに嵌合されると閉じる
中立確認スイツチ30bが設けられている。また
31が同ロツク片30と上記筒体29の底部との
間に介装したバネで、同バネ31は、同ロツ片3
0をピストンロツド26の方向に常時付勢してい
る。また前記第1の逆止弁17の下流側の油路7
aは前記シリンダ25の室fに、前記第2の逆止
弁18の下流側の油路7bは前記シリンダ25の
室gに、前記第1の電磁切換弁15の下流側の油
路8は可変絞り弁8aを介して前記シリンダ25
の室h,iに接続されると共に、逆止弁8bを介
して上記筒体29のロツク片30下の室(第2油
圧室)30cに接続される。また、8cは上記逆
止弁8bから油路9に延びた油路である。前記第
1の電磁切換弁15の下流側の油路9は前記筒体
29内の第1油圧室29a内に、前記低圧油路1
0は前記摺動リング27,28の間のシリンダ2
5内に、それぞれ接続している。ここで、21が
前記第1の逆止弁17の上流側の油路7aから前
記第2の逆止弁18の背後へ延びた油路、22が
前記第2の逆止弁18の上流側の油路7bから前
記第1の逆止弁17の背後へ延びた油路、23が
前記第1の電磁切換弁15の下流側の油路8から
延びた油路である。さらに、第1図における3
2,33が前記後輪操舵用油圧シリンダ24のピ
ストンロツド26に連結した後輪側の平行リン
ク、34,35が後輪側のサスペンシヨン、36
が前輪操舵センサー、37が制御装置である。上
記前輪操舵センサー36は第4図を用いて、上記
制御装置37は第5図を用いて後述する。
次に、動作について簡単に説明する。ソレノイ
ドd及びbが励磁された場合について説明する。
この場合には第1の電磁切換弁15が第2図の中
立位置から第3図の矢印x方向に作動する。この
結果、油圧ポンプ2bまたはアキユームレータ1
3の圧油が高圧油路6→第1の電磁切換弁15の
Pポート→Dポート→油路9を経て筒体29内の
第1油圧室29aに送られる。ここで、油路9を
通る高圧油は油路8cを介して逆止弁8bに送ら
れているので、逆止弁8bが開弁されている。こ
のため、第2油圧室30cの油圧は逆止弁8bを
介して第1の電磁切換弁15のCポートに送られ
る。また、ロツク片30がバネ31に抗し後退
し、同ロツク片30の先端が後輪操舵用油圧シリ
ンダ25のピストンロツド26の環状溝26cか
ら抜け出て、同ピストンロツド26が自由にな
る。また第2の電磁切換弁16も第2図の中立位
置から第3図の矢印x方向に作動して、油圧ポン
プ2bの圧油が高圧油路6→可変絞り弁6a→第
2の電磁切換弁16のPポート→油路7b→第2
の逆止弁18→油路7bを経て後輪操舵用油圧シ
リンダ25の室gへ送られる。一方、逆止弁18
の上流側の油路7bを流れる圧油の一部が油路2
2を経て第1の逆止弁17へ送られ、同第1の逆
止弁17の下流側の油路7a及び上流側の油路7
aが連通し、さらに同油路7a,7aが第2の電
磁切換弁16のRポート→低圧油路10を介して
リザーバ3と連通する。そのため、室f内の油が
リザーバ3へ戻されながら後輪操舵用油圧シリン
ダ25のピストンロツド26が矢印y方向へ移動
し、後輪側の平行リンク32,33を介して後輪
が操舵され、ピストンロツド26がストロークエ
ンドに達したときには、後輪が所定の操舵角に保
持される。従つて、ソレノイドd及びbが励磁さ
れるとピストンロツド26は左(矢印y)方向に
移動する。
一方、ソレノイドd及びaが励磁された場合に
ついて説明する。この場合には第1の電磁弁は第
2図の中立位置から第3図の矢印x方向に作動す
る。この結果、上記したようにロツク片30がバ
ネ31に抗し後退し、同ロツク片30の先端が後
輪操舵用油圧シリンダ25のピストンロツド26
の環状溝26cから抜け出して、同ピストンロツ
ド26が自由になる。一方、第2の電磁切換弁1
6は第2図の中立位置から第3図の矢印y方向に
作動して、油圧ポンプ2bの圧油が高圧油路6→
可変絞り弁6a→第2の電磁切換弁16のPポー
ト→油路7a→第1の逆止弁17→油路7aを経
て後輪操舵用油圧シリンダ25の室fへ送られ
る。一方、逆止弁17の上流側の油路7aを流れ
る圧油の一部が油路21を経て第2の逆止弁18
へ送られ、同第2の逆止弁18の下流側の油路7
b及び上流側の油路7bが連通し、さらに同油路
7b,7bが第2の電磁切換弁16のRポート→
低圧油路10を介してリザーバ3と連通する。そ
のため、室g内の油がリザーバ3へ戻されながら
後輪操舵用油圧シリンダ25のピストンロツド2
6が矢印x方向へ移動し、後輪の平行リンク3
2,33を介して後輪が操舵され、ピストンロツ
ド26がストロークエンドに達したときには、後
輪が所定の操舵角に保持される。従つて、ソレノ
イドd及びaが励磁されるとピストンロツド26
は右(矢印x)方向に移動する。
次にソレノイドcが励磁された場合について説
明する。この場合には、筒体29内が油路9→第
1の電磁切換弁15のDポート→Rポート→低圧
油路10を介しリザーバ3と連通し、ロツク片3
0がバネ31により押されて筒体29内の油がリ
ザーバ3へ戻されながら同ロツク片30がシリン
ダ25内へ突出する。例えば、ピストンロツド2
6が矢印y方向に移動している場合には、ロツク
片30の先端はピストンロツド26の大径部26
bに当接する。そして、油圧ポンプ2bの圧油が
高圧油路6→可変絞り弁6a→第1の電磁切換弁
15のPポート→Cポート→油路8を介して上記
シリンダ25の室h,iに送られて、摺動リング
27が右方へ、摺動リング28が左方へ移動す
る。また、油圧ポンプ2bの圧油の一部は上記逆
止弁8bを介して上記筒体29内の室30cに
序々に送り込まれる。ピストンロツド26の大径
部26bは環状突出部25cに対し未だ左方にあ
るので、一方の摺動リング28は環状突出部25
cに当接して停止する。ところが他方の摺動リン
グ27はピストンロツド26の大径部26bに当
接して、ピストンロツド26とともに右方へ移動
し、環状突出部25cに当接したときに停止す
る。この状態になると、ピストンロツド26のピ
ストン26aは、端板25aと環状仕切壁25b
の中間の中立位置まで戻つており、そこで停止す
る。一方、ピストンロツド26が上記方向に戻る
間、ピストンロツド26の大径部26bに対して
摺動していたロツク片30は、ピストンロツド2
6(大径部26b)が上記のように中立位置に戻
ると、バネ31によりさらに押されて突出し、大
径部26bの環状溝26cに係合して、ピストン
ロツド26をロツクする。ここで、上記筒体29
内の室30cには圧油が送り込まれているため、
ロツク片30はバネ31及び室30c内の圧油に
より上記環状溝26cに強く係合する。このよう
にして、ソレノイドcが励磁されると後輪操舵は
中立位置に復帰される。
つまり、ソレノイドd及びaが励磁されると、
ピストンロツド26は右(矢印x)方向に、ソレ
ノイドd及びbが励磁されるとピストンロツド2
6は左(矢印y)方向に、ソレノイドcが励磁さ
れるとピストンロツド26は中立位置に復帰され
る。
次に、第4図を用いて前輪操舵センサ36につ
いて説明する。第4図Aにおいて、41はステア
リングシヤフトである。このステアリングシヤフ
ト41はハンドル38の回転と共に回転する。こ
のステアリングシヤフト41にはこのステアリン
グシヤフト41と共に回転する回転板42が取り
付けられている。この回転板42は同一円周上に
複数の光通過用孔421,422,…が設けられ
ている。また、上記回転板42の外周面外側から
それぞれ近接して設けられ、発光素子及び受光素
子が組み込まれ、ハンドルの回転を検出するセン
サ431,432が上記光通過用孔421,42
2,…まで延設される。ここで、センサ431の
A−A線に沿つた断面図を第4図Bに示してお
く。ここで、D1は発光素子、D2は受光素子で
ある。また、センサ431から得られる信号をa
1、センサ432から得られる信号をa2とする
と、ステアリングシヤフト41の矢印j(右)方
向の回転にともない第4図Cに示すような信号a
1及びa2が得られる。つまり、ステアリングシ
ヤフト41が矢印j方向に回転すると、センサ4
31から得られる信号a1より少し遅れてセンサ
432から信号a2が得られる。一方、ステアリ
ングシヤフト41が矢印k(左)方向に回転した
場合には信号a1と信号a2の関係は逆なものと
なる。また、上記ステアリングシヤフト41には
ハンドル38が中立位置にあることを検出する発
光素子と受光素子の組よりなる中立センサ(図示
せず)が設けられている。そして、上記センサ4
31及び432から得られる信号a1及び信号a
2を検出して、ハンドル38が右に切られたかあ
るいは左に切られたかを検出しあるいは信号a1
及び信号a2から得られるパルスを計数すること
によりハンドル38の回転角度(前輪の操舵角
度)が求められる。
次に、第5図A及びBを参照して第2図及び第
3図に示したソレノイドa〜dを選択的に駆動し
て後輪を操舵する制御装置37の詳細な構成を説
明する。第5図Aにおいて、431及び432は
ハンドルの回転を検出するセンサ、433はハン
ドルの中立位置を検出するセンサである。ここ
で、44はコネクタである。上記センサ431か
ら得られる信号a1は増幅器441を介してD型
フリツプフロツプ451,453,45L及び4
5RのC端子にそれぞれ入力される。さらに、上
記信号a1はインバータ46を介してD型フリツ
プフロツプ452及び454にそれぞれ入力され
る。また、上記センサ432から得られる信号a
2は増幅器442を介して上記フリツプフロツプ
451〜455及び45LのD端子に入力され
る。さらに、上記信号a2はインバータ47を介
して上記フリツプフロツプ45RのD端子に入力
される。ここで、上記フリツプフロツプ45Lは
ハンドルの左切り検出用のためのもので、上記フ
リツプフロツプ45Rはハンドルの右切りを検出
するためのものである。上記フリツプフロツプ4
51の出力及びフリツプフロツプ452のQ出
力はそれぞれナンド回路48に入力される。さら
に、上記フリツプフロツプ453のQ出力及び上
記フリツプフロツプ454の出力はそれぞれナ
ンド回路49に入力される。ここで、上記ナンド
回路48はアツプカウントパルス発生用、上記ナ
ンド回路49はダウンカウントパルス発生用であ
る。そして、上記ナンド回路48及び49の出力
はオア回路50を介してアツプカウントあるいは
ダウンカウントパルスを出力する。さらに上記フ
リツプフロツプ451及び454の出力はそれ
ぞれナンド回路51に入力される。また、上記フ
リツプフロツプ452及び453のQ出力はそれ
ぞれナンド回路52に入力される。さらに、上記
ナンド回路51及び52の出力はそれぞれノア回
路53を介してカウンタリセツト信号として出力
される。さらに、上記オア回路50及び53の出
力はそれぞれオア回路54及び55を介して上記
フリツプフロツプ451及び454のS端子にそ
れぞれ入力されると共に、上記フリツプフロツプ
452及び453のリセツト端子Rに入力され
る。しかして、上記中立センサ433から出力さ
れる信号a3は増幅器443、オア回路56を介
して上記オア回路55に入力される。さらに、上
記オア回路56の出力はオア回路57を介して上
記フリツプフロツプ45RのR端子に及びオア回
路58を介して上記フリツプフロツプ45LのR
端子に入力される。そして、上記フリツプフロツ
プ45RのS端子の出力は上記オア回路58を介
して上記フリツプフロツプ45LのR端子に入力
される。さらに、上記フリツプフロツプ45Lの
S出力はオア回路57を介してフリツプフロツプ
45RのR端子に入力される。
ところで、上記フリツプフロツプ451〜45
4のQあるいは出力はそれぞれアツプダウン切
換え信号発生部59に入力される。このアツプダ
ウン切換え信号発生部59から出力される信号が
“1”のときはカウントアツプを、“0”のときは
カウントダウンを意味している。上記アツプダウ
ン切換え信号発生部59の出力は第1及び第2の
アツプダウンカウンタ60及び61のU/D端子
に入力される。つまり、上記U/D端子に“1”
信号が入力されるとアツプカウンタとして、上記
U/D端子に“0”信号が入力されるとダウンカ
ウンタとして動作する。しかして、上記オア回路
50から出力されるカウント信号は上記第1及び
第2のアツプダウンカウンタ60及び61のC端
子に入力される。上記第1及び第2のアツプダウ
ンカウンタ60,61の計数値は第1の比較器6
2に入力される。この第1の比較器62は後輪操
舵が開始される作動角を設定する作動角設定回路
63により与えられる作動角と上記第1及び第2
のアツプダウンカウンタ60,61の計数値を比
較しているもので、上記第1及び第2のアツプダ
ウンカウンタ60,61の計数値が上記作動角以
上になると、オア回路64から信号Dが出力され
る。また上記第1及び第2のアツプダウンカウン
タ60,61の計数値は第2の比較器65に入力
される。この第2の比較器65は後輪操舵が中立
位置に復帰される復帰角を設定する復帰角設定回
路66により与えられる復帰角と上記第1及び第
2のアツプダウンカウンタ60,61の計数値を
比較しているもので、上記第1及び第2のアツプ
ダウンカウンタ60,61の計数値が復帰角以下
となるとオア回路67〜69を介して後輪操舵を
中立位置に復帰させるリセツト信号Rを出力され
る。ここで、上記作動角は上記復帰角より大きく
設定されている。これにより、後輪操舵の作動、
復帰に対してヒステリシスを持たせている。
次に、上記フリツプフロツプ45Rの端子の
出力はインバータ70を介して右切りを示す信号
RIとして出力される。上記フリツプフロツプ4
5Lの端子はインバータ71を介して左切りを
示す信号LEとして出力される。上記インバータ
70及び71の出力はそれぞれ上記アツプダウン
切換え信号発生器59に出力される。つまり、ハ
ンドル38が右に切られたときは上記信号RIが、
ハンドル38が左に切られたときは上記信号LE
がHレベルとなる。また、上記オア回路50から
出力されるパルス信号は第1及び第2のアツプダ
ウンカウンタ60及び61のカウントアツプある
いはカウントダウン信号として用いられる。ま
た、上記オア回路53の出力はカウントリセツト
信号として用いられる。
ところで、上記中立センサ433からハンドル
38が中立時に出力される信号a3は増幅器44
4を介してハンドル38が中立位置を通過したこ
とを検出する中立位置通過検出部72,オア回路
73を介してD型フリツプフロツプ74のC端子
に入力される。上記中立位置通過検出部72はハ
ンドル38が中立位置から外れたり中立位置に入
つてときに信号を上記フリツプフロツプ74のC
端子に出力する。上記フリツプフロツプのD端子
には後述するようにイグニシヨンキーがオンされ
たときに得られる信号IG8が入力される。さら
にイグニシヨンキーがオンされたときに出力され
るイグニシヤルリセツト信号である後述するIGR
信号及びイグニシヨンキーがオフされたときに出
力されるパルスである後述するIGOF信号はそれ
ぞれオア回路75を介して上記フリツプフロツプ
74のR端子に入力される。
また、第2図において説明したロツクピンスイ
ツチ30aからの信号により、ロツク片30が環
状溝26cから抜けているときにHレベルとなる
信号LSはD型フリツプフロツプ76のD端子に
入力される。上記信号LSはインバータ77を介
してR端子に入力される。さらに、上記IGOF信
号はフリツプフロツプ76のC端子に入力され
る。また、上記フリツプフロツプ76のS端子に
は後述するシステム電源をイニシヤルリセツトす
るSR信号が入力される。そして、上記フリツプ
フロツプ74及び76のQ出力はオア回路78を
介してトランジスタQ1のベースに入力される。
上記トランジスタQ1のコレクタ側にはバツテリ
からの電源B12が供給されるリレーコイル79
lが接続される。また、リレースイツチ79s′の
一端よりシステム電源をイニシヤルでリセツトす
る信号SR、システムに対する電源SB、イニシヤ
ルセツト電源IB、他の電源ABが出力される。つ
まり、オア回路78の出力がHレベルとなると、
リレースイツチ79Sが閉じ、上記信号SR、電
源SB、IB、ABが供給される。上記信号SRは上
記オア回路56に出力される。
次に、第5図Bにおいて、第2図において説明
したロツクピンスイツチ30aの信号は波形整形
回路80を介して信号LSとして出力される。こ
の波形整形回路80により、ロツクピンスイツチ
30aがオンしたとき(つまり、ロツク片30が
環状溝26cから抜けているとき)に、信号LS
としてHレベル信号が出力される。一方ロツク片
30が環状溝26cに入つているときはロツクピ
ンスイツチ30aはオフしているため、信号LS
はLレベルとなる。この信号LSは第5図Aで記
述したフリツプフロツプ76のD端子に出力され
る。
ここで、81は電源回路で、例えば12Vの電圧
であるB12、8Vの電圧であるB8がそれぞれ
必要な個所に供給される。82はイグニシヨン回
路で、イグニシヨンキーがオンされると、例えば
12Vの電圧であるIG12、8Vの電圧であるIG8、
後輪操舵を中立位置に復帰させるパルスである
IGOF信号、イニシヤルリセツトの信号である
IGR信号を出力する。
ところで、前記フリツプフロツプ45Rから出
力されるハンドルの右切りを示す信号RIはアン
ド回路83Rに入力される。また、前記フリツプ
フロツプ45Lから出力されるハンドルの左切り
を示す信号LEはアンド回路83Lに入力される。
また、上記アオ回路64から出力される後輪操舵
を作動される信号DはD型フリツプフロツプ84
のC端子に入力される。従つて、後輪操舵が行な
われる場合にはこのフリツプフロツプ84はセツ
トされる。このフリツプフロツプ84のQ出力は
上記アンド回路83R,83Lにそれぞれ入力さ
れると共に、ソレノイドd作動用のフリツプフロ
ツプ85dのC端子に入力される。
また、上記オア回路69から出力される後輪操
舵を中立復帰される信号RはD型フリツプフロツ
プ86のC端子に入力される。このフリツプフロ
ツプ86のD端子には上記フリツプフロツプ84
のQ出力が入力される。このフリツプフロツプ8
6のQ出力はアンド回路87を介してソレノイド
c作動用のフリツプフロツプ85cのC端子に入
力される。さらに、フリツプフロツプ86のQ出
力はオア回路88を介して上記フリツプフロツプ
84のリセツト端子Rに入力される。また、前記
したシステム電源をイニシヤルでリセツトする信
号SRは上記オア回路88を介して上記フリツプ
フロツプ84のR端子に、オア回路89を介して
上記フリツプフロツプ86のR端子に、オア回路
90を介してソレノイドa作動用のフリツプフロ
ツプ85aのR端子に、オア回路91を介してフ
リツプフロツプ85dのR端子に、オア回路92
を介してソレノイドb作動用のフリツプフロツプ
85bのR端子に、オア回路93を介してフリツ
プフロツプ85cのR端子にそれぞれ入力され
る。
上記アンド回路83Rの出力はアンド回路94
に入力され、上記アンド回路83Lの出力はアン
ド回路95に入力される。さらに、上記信号LS
は上記アンド回路94及び95に入力され、さら
にインバータ96により反転され、オア回路89
を介して上記フリツプフロツプ86のR端子に入
力される。さらに、フリツプフロツプ86の出
力は上記アンド回路94及び95に入力される。
さらに、上記フリツプフロツプ85aの出力は
リセツト回路97、オア回路90を介してリセツ
ト端子Rに、上記フリツプフロツプ85dの出
力はリセツト回路98、オア回路91を介してリ
セツト端子Rに、上記フリツプフロツプ85bの
Q出力はリセツト回路99、オア回路92を介し
てリセツト端子Rに、上記フリツプフロツプ85
cの出力はリセツト回路100、オア回路93
を介してリセツト端子Rにそれぞれ入力される。
従つて、上記フリツプフロツプ85a〜85dは
セツトされると一定時間後にはリセツト回路97
〜100からのリセツト信号によりリセツトされ
る。また、上記フリツプフロツプ85a及び85
dの出力はそれぞれオア回路101を介してオア
回路102に入力される。さらに、上記フリツプ
フロツプ85bの出力はオア回路102、インバ
ータ103を介して上記アンド回路87に入力さ
れる。つまり、上記フリツプフロツプ85a,8
5b,85dのいずれかのQ出力が「1」となる
と、アンド回路87のゲートは閉じる。これは後
輪操舵が行なわれているときに、中立復帰a動作
を禁止させるためである。上記フリツプフロツプ
85a及び85bのQ出力は後輪操舵の操舵方向
を切換える切換スイツチ104内の接点a,bに
接続される。また、接点c及びfはそれぞれソレ
ノイドa駆動用トランジスタQaのベースに接続
される。さらに、接点d及びeはそれぞれソレノ
イドb駆動用トランジスタQbのベースに接続さ
れる。また、上記フリツプフロツプ85dのQ出
力はソレノイドd駆動用トランジスタQdのベー
スに接続される。さらに、上記フリツプフロツプ
85cのQ出力はソレノイドc駆動用トランジス
タQcのベースに接続される。ここで、ソレノイ
ドa〜dの働きについては前述したので省略す
る。
しかして、上記フリツプフロツプ85cのQ出
力はフリツプフロツプ105のセツト端子Sに入
力される。このフリツプフロツプ105のQ出力
は遅延回路106を介してトランジスタQ2のベ
ースに接続される。このトランジスタQ2のコレ
クタ側には発光ダイオードDが接続されている。
ここで、上記フリツプフロツプ105のR端子に
は上記中立確認スイツチ30bをオンするとHレ
ベルとなるリセツト信号Rが入力される。ここ
で、106はコネクタである。
次に、第5図Cにおいて、110は車速センサ
であり、この車速センサ110から出力される信
号は車速判定回路111において例えば20Kmより
車速が大きい場合Lレベルとなる車速禁止信号ν
を上記アンド回路83R,8Lにそれぞれ出力す
る。さらに、上記車速判定回路111は車速が一
定以上になつた場合にワンシヨツトパルスVON
信号が上記オア回路98の他方の入力端に接続さ
れる。
また、ところで112はハンドブレーキ用スイ
ツチで、ハンドブレーキがひかれたときに上記ハ
ンドブレーキ用スイツチ112からワンシヨツト
パルスのハンドブレーキ信号HBが上記オア回路
69に出力される。
また、113は自動車に加わる重力が大きくな
ると閉じるスイツチである。このスイツチ113
がオンすると信号αはLレベルとなり、信号βと
してワンシヨツトパルスが出力される。上記信号
αは上記アンド回路83R,83Lに上記信号β
は上記オア回路68に出力される。
また、114はブレーキの作動を検出するスイ
ツチで、ブレーキが作動されると、信号γはLレ
ベルとなり、信号δとしてワンシヨツトパルスが
出力される。上記信号γは上記アンド回路83
R,83Lに、上記信号δは上記オア回路68に
出力される。
また、115は車速信号発生器で、この車速信
号発生器115から出力されを車速パルスは積分
回路116にて積分されて第2図及び第3図に示
した可変絞り弁6a及び8aの弁の開度を車速に
反比例して制御するソレノイド117に供給され
る。
また、118は前輪操舵の角速度に比例した信
号を発生する操舵角速度信号発生器で、この操舵
角速度信号発生器118から出力される信号は積
分回路119において積分されて第2図及び第3
図に示した可変絞り弁6a及び8aの弁の開度を
前輪操舵の角速度に比例して制御するソレノイド
120に供給される。
さらに、上記フリツプフロツプ45Rから出力
される信号R1、信号LE、切換スイツチ104
の端子Cの出力信号Sa、切換スイツチ104の端
子dの出力信号Sbはそれぞれ液晶駆動回路121
に入力される。122は前輪及び後輪の操舵状態
を液晶にて表示している液晶表示部である。前輪
が右切りの場合にはセグメントaが、前輪が中立
位置の場合にはセグメントbが、前輪が左切りの
場合にはセグメントcが、後輪が右切りの場合に
はセグメントdが、後輪が中立位置の場合にはセ
グメントeが、後輪が左切りの場合にはセグメン
トfが駆動されるように上記液晶駆動回路121
により制御される。
次に、上記のように構成されたこの考案の一実
施例の動作を説明する。まず最初に、センサ43
1及び432から出力される信号a1及び信号a
2によりハンドルの右切りあるいは左切りを判定
し、前輪の操舵角度を算出してソレノイドa〜d
を作動する動作を説明する。ハンドル38が右切
りされたときは回転板42は矢印j方向に回転す
る。従つて、センサ431及び432から得られ
る信号a1及び信号a2の位相関係は第4図Cに
示すようになる。第4図Cに示すように、信号a
1の立上がりのタイミングt1では信号a2は
“0”、信号a1の立下がりのタイミングt2では信
号a2は“1”である。このように、信号a1の
立上がりのタイミングt1と立下がりのタイミング
t2での信号a2の状態を検出して右切りか左切り
かを判定し、光通過用孔421,422,…をセ
ンサ431及び432が通過する毎に得られるパ
ルスを計数することにより前輪操舵角を検出して
いる。従つて、タイミングt1ではフリツプフロツ
プ451〜454及び45LのD端子には“0”
が入力され、フリツプフロツプ45RのD端子に
は“1”が入力される。このため、信号a1の立
上がりのタイミングt1ではフリツプフロツプ45
1の出力は、“1”、フリツプフロツプ452の
Q出力は“0”、フリツプフロツプ453のQ出
力は“0”、フリツプフロツプ454の出力は
“1”、フリツプフロツプ45Lの出力は“1”、
フリツプフロツプ45Rの出力は“0”とな
る。従つて、インバータ70の出力である信号R
1はHレベルとなり、ハンドルが右切りされたこ
とが検知される。次に、信号a1の立下がりのタ
イミングt2では信号a2は“1”となる。従つ
て、このタイミングt2においてはフリツプフロツ
プ451〜454及び45LのD端子には“1”
が入力され、フリツプフロツプ45RのD端子に
は“0”が入力される。従つて、フリツプフロツ
プ451の出力は“1”、フリツプフロツプ4
52のQ出力は“0”→“1”に、フリツプフロ
ツプ453のQ出力は“0”、フリツプフロツプ
454のQ出力は“1”→“0”に、フリツプフ
ロツプ45Lの出力は“1”、フリツプフロツ
プ45Rの出力は“0”となる。従つてナンド
回路48の入力論理が成立してその出力は“0”
となる。そして、この信号はオア回路50を介し
て第1及び第2のアツプダウンカウンタ60,6
1に出力される。ここで、上記信号RI及びフリ
ツプフロツプ451〜454のQあるいは出力
はアツプダウン切換え信号発生部59に出力され
ており、ハンドル38が右に切られた時は上記第
1及び第2のアツプダウンカウンタ60,61を
アツプカウントさせるような信号“1”がU/D
端子に出力される。ところで、オア回路53から
は上記センサ431及び432が各光通過用孔4
31,432,…を通過毎にカウンタをリセツト
する信号がオア回路54及び55を介して出力さ
れる。このようにして、ハンドル38が右(j方
向)に切られ、センサ431及び432が光通過
用孔431,432,…を通過する毎に第1及び
第2のアツプダウンカウンタ60,61がアツプ
カウントされる。
なお、ハンドル38が左(k方向)に切られた
場合にはセンサ431,432から得られる信号
a1,a2の位相は逆になる。従つて、上記アツ
プダウン切換え信号発生部59からの出力は
“0”となる。これにより、第1及び第2のアツ
プダウンカウンタ60,61はダウンカウントさ
れる。また、信号LEがHレベルとなり、信号RI
がLレベルとなる。
従つて、ハンドル38が右に切られ続けると、
第1及び第2のアツプダウンカウンタ60,61
にはハンドルの回転角度、すなわち前輪の操舵角
度に比例してその計数値が加算される。そして、
上記第1及び第2のアツプダウンカウンタ60,
61の計数値は第1の比較器62に入力されて、
後輪操舵を開始させる作動角設定回路63から出
力される作動角と比較される。上記第1及び第2
のアツプダウンカウンタ60,61の計数値が上
記作動角以上となると、Hレベルの信号Dが出力
される。この信号Dによりフリツプフロツプ84
がセツトされる。このフリツプフロツプ84のQ
出力は“0”→“1”となる。このため、フリツ
プフロツプ85dがセツトされる。従つて、ソレ
ノイドdが作動される。これにより、ロツク片3
0が環状溝26cから抜け、ロツクピンスイツチ
30aが閉じる。また、前記したように信号RI
はHレベルであるため、アンド回路83Rに入力
される、信号ν、信号α、信号γのうちすべてが
“1”であればアンド回路83Rの出力は“1”
となる。また、信号LS及びフリツプフロツプ8
6の出力が“1”であればアンド回路94の出
力は“1”となりフリツプフロツプ85aはセツ
トされる。ここで、信号νは車速が例えば20Km/
h以下のときは“1”、信号αはGセンサにより
自動車に感じる重力が一定値以下のときは“1”、
信号γはブレーキが作動されていないときは
“1”となる。さらに、上記オア回路69から復
帰信号Rが出力されていなければフリツプフロツ
プ86の出力は“1”、ロツク片30が環状溝
26cから抜けていれば“1”となる。ここで
は、ソレノイドdが駆動されているのでロツク片
30は環状溝26cから抜けている。このように
して、アンド回路38R及び94の入力の論理条
件がそろえば、アンド回路94の出力は“0→
“1”と変化する。従つて、フリツプフロツプ8
5aがセツトされる。上記フリツプフロツプ85
d及び85aはセツトされてから一定時間後にリ
セツト回路98,97によりリセツトされる。と
ころで、後輪の操舵方向を切換えスイツチ104
がc,d側に閉じていれば、ソレノイドaが作動
される。従つて、第2図及び第3図を用いて前述
したように、ピストンロツド26は矢印x方向に
移動する。従つて、後輪は前輪と逆方向に操舵さ
れることになり、自動車は旋回しやすくなる。と
ころで、上記切換スイツチ104がe,f側に閉
じている場合にはソレノイドbが駆動される。従
つて、第2図及び第3図を用いて前述したように
ピストンロツド26は矢印y方向に移動する。従
つて、後輪は前輪と同じ方向に操舵される。これ
は縦列駐車する場合に有効な手段である。
また、前輪及び後輪の操舵状態は液晶表示部1
22に表示することができる。実施例では前輪が
右切りであり、切換スイツチ104がc,d側
(旋回)に閉じているため、セグメントa及びf
が点灯するように液晶駆動回路121により制御
される。ここで、前輪が右切りされて切換スイツ
チ104がe,f側(縦列)に閉じている場合に
はセグメントa及びdが点灯するように液晶駆動
回路121により制御される。
一方、アンド回路83R及び94のアンド回路
の入力論理条件に関して記述したように、車速が
例えば20Kmより大きいときあるいはGセンサによ
り自動車に対して感じる重力が一定値以上のとき
あるいはブレーキが作動されたときあるいはロツ
ク片30が環状溝26cから抜けていないときに
はハンドル38を作動角度以上右に切つてもフリ
ツプフロツプ85aはセツトされない。つまり、
そのような条件のときは後輪操舵は行なわれな
い。
次に、ハンドル38を右に作動角以上切つた状
態から左に切り返していく場合について説明す
る。この場合にはセンサ431及び432から出
力される信号a1及びa2の位相関係は第4図C
に示したものと逆となる。従つて、ナンド回路4
9からセンサ431及び432が光通過用孔42
1,422,…を通過する毎にダウンカウントパ
ルスが出力される。このため、前記したようにハ
ンドル38を右に切つたときにアツプカウントさ
れた第1及び第2のアツプダウンカウンタ60,
61はそれぞれアツプダウン切換え信号発生部5
9からの出力“0”による指定によりダウンカウ
ントされる。そして、第2の比較器65により、
上記第1及び第2のアツプダウンカウンタ60,
61の計数値が復帰角設定回路66により与えら
れる復帰角以下であると検知されるとリセツト信
号Rが上記フリツプフロツプ86のC端子に出力
される。このため、フリツプフロツプ86はセツ
トされ、フリツプフロツプ86のQ出力により上
記フリツプフロツプ84がリセツトされる。この
ため、上記フリツプフロツプ86のQ出力により
フリツプフロツプ85cがセツトされる。このた
め、ソレノイドcが作動され、第2図及び第3図
を用いて前述したようにピストンロツド26が中
立位置に復帰される。ここで、逆止弁8bを介し
て上記筒体29内の室30cに圧油が送り込まれ
るため、ロツク片30は環状溝に強く固定され
る。このようにして後輪操舵が中立位置に復帰さ
れる。つまり、後輪操舵が復帰されるのは作動角
度より小さい復帰角度以下に後輪の舵角がなつた
場合である。このようにして後輪操舵の作動、復
帰に対してヒステリシスを持たせている。ここ
で、上記フリツプフロツプ85cのQ出力はフリ
ツプフロツプ105のS端子に入力されるためフ
リツプフロツプ105はセツトされる。そして、
遅延回路106で決定される一定時間内に中立確
認スイツチ30bから得られるリセツト信号
R′がリセツト端子Rに入力されなければ、発光
ダイオードDが点灯する。つまり中立復帰が開始
されてから一定時間内にロツク片30が環状溝2
6cに挿入されないと発光ダイオードDが点灯さ
れて運転者に知らされる。
ところで、オア回路69から出力されるリセツ
ト信号12はIGOF信号、HB信号、VON信号、
β信号、δ信号によつても同様に出力される。つ
まり、IGOF信号はイグニシヨンスイツチをオフ
したときにイグニシヨン回路82から出力され
る。また、HB信号はハンドブレーキを引いたと
きにハンドブレーキ用スイツチ112を検知して
出力される。また、VON信号は車速が一定以上
になつたときに車速判定回路111より出力され
る。さらに、β信号は自動車に加わる重力が大き
くなると閉じるスイツチ113を検出して出力さ
れる。さらに、δ信号はブレーキが作動されたと
きにスイツチ114により検知され出力される信
号である。つまり、イグニシヨンスイツチをオフ
したとき、あるいはハンドブレーキを引いたと
き、あるいは車速が一定以上になつたとき、ある
いは自動車に加わる重力が大きくなつたとき、あ
るいはブレーキが踏まれたときには後輪操舵を中
立に復帰して安全性を高めている。
次に、前輪操舵が中立位置に復帰されている状
態からハンドルを左に切つて後輪が操舵される場
合の動作は前述したようにハンドルを右に切つた
場合と同様にして行なわれるため説明は省略す
る。この場合にはソレノイドd及びbが作動され
る。
ところで、ソレノイドa,bが作動されること
による後輪操舵、あるいはソレノイドcが作動さ
れることによる中立復帰における第2図あるいは
第3図の油圧系統を流れる圧油は車速あるいは操
舵角速度により制御される。つまり、ソレノイド
117に車速に比例した制御電圧が印加されて、
車速に反比例するように可変絞り弁6a及び8a
の弁の開度が制御される。つまり、車速が大きく
なると可変絞り片6a及び8aの弁の開度が小さ
くなり、圧油の流量を少なくしている。このた
め、車速が大きくなると、後輪操舵の作動、復帰
動作は遅くなる。
また、ソレノイド120に操舵角速度に比例し
た制御電圧が印加されて操舵角速度に反比例する
ように可変絞り弁6a及び8aの弁の開度が制御
される。このため、操舵角速度が大きくなると弁
の開度が大きくなり圧油の流量を大きくしてい
る。このため、操舵角速度が大きくなると後輪操
舵の作動、復帰動作は早くなる。
ところで、イグニシヨンキーをオンしてもハン
ドル38がセンサ433により中立位置を検知さ
れ、中立位置通過検出部72により、オア回路7
3を介してフリツプフロツプ74のC端子にパル
スが入力されるとフリツプフロツプ74がセツト
される。このため、リレーコイル79lが励磁さ
れる。この結果、システムに対する電源SBが初
めて供給される。つまり、イグニシヨンキーをオ
ンしてもハンドル38が中立位置を通過しないと
後輪操舵するソレノイドa〜dには電源は供給さ
れないため、ハンドル38が中立位置を通過する
までは後輪は操舵されない。
一方、イグニシヨンキーをオフするとIGOF信
号に上記フリツプフロツプ74がリセツトされ
る。また、ロツクピンスイツチ30aから得られ
る信号LSがLレベルにならないとフリツプフロ
ツプ76はリセツトされない。つまり、ロツク片
30が環状溝26cに入らないと、フリツプフロ
ツプ76はリセツトされない。上記フリツプフロ
ツプ74及び76がリセツトされてリレーコイル
79lの励磁がオフされてシステム電源SBの供
給が停止されるため、イグニシヨンキーをオフし
てもロツク片30が環状溝26cに嵌合するまで
はシステム電源はオフされない。
以上詳細に説明したように、本考案によれば、
後輪が中立位置にある状態で後輪操舵系部材に形
成された係合部に係合可能に形成され係合時に後
輪を中立位置に保持するロツクピンが後輪を操舵
する後輪操舵手段とは独立して設けられるため、
後輪の中立保持が確実に行われ安全に優れる効果
がある。特に、このロツクピンがスプリングによ
り係合方向に付勢されるだけでなく、パイロツト
チエツク弁によるオイルロツク機能によつても係
合状態に保持されるので、後輪の中立保持の確実
性に優れ安全性が極めて高い効果を奏する共に、
構成も簡素で後輪の操舵作動を妨げることもなく
実用性に優れる効果を奏する。
つまり、パイロツトチエツク弁を設けることに
より、簡単な構成で後輪の操舵作動時にロツクピ
ンの離脱を妨げることがなく、通常時はロツクピ
ンの離脱を確実に防止することができる。すなわ
ち、第1油圧室に油圧が供給されない時には、パ
イロツトチエツク弁は第2油圧室内への油圧の供
給は許容するが、第2油圧室内の作動油の排出を
阻止するのでロツクピンの離脱方向の変位が防止
されて中立ロツクが確実に維持され、第1油圧室
に油圧が供給される時にはパイロツトチエツク弁
が開弁作動するので第2油圧室内の作動油が排出
可能になりロツクピンの離脱を行なうことができ
る。例えば、パイロツトチエツク弁の代わりに単
純にチエツク弁を使用した場合には、第2油圧室
の作動油の排出ができないので、ロツクピンを離
脱することはできない。
【図面の簡単な説明】
第1図はリヤステアリング装置の斜視図、第2
図は中立時の状態を示す油圧回路図、第3図は操
舵時の状態を示す油圧回路図、第4図Aは前輪操
舵センサを示す図、第4図Bは第4図Aにおける
A−A線に沿つた断面図、第4図Cはセンサから
得られる信号a1及びa2を示す図、第5図Aな
いしCはこの考案の一実施例を示すリヤステアリ
ング制御装置を示す図である。 431,432……センサ、451〜454,
45L,45R……フリツプフロツプ、60……
第1のアツプダウンカウンタ、61……第2のア
ツプダウンカウンタ、83R,83L……アンド
回路、84,86……フリツプフロツプ、85a
〜85d……フリツプフロツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後輪を操舵する後輪操舵手段を有するリヤステ
    アリング制御装置において、上記後輪が中立位置
    にある状態で後輪操舵系部材に形成された係合部
    に係合可能に形成され係合時に上記後輪を中立位
    置に保持するように設けられたロツクピンと、同
    ロツクピンを係合方向に付勢するスプリングと、
    同ロツクピンを離脱方向に駆動する第1油圧室と
    上記ロツクピンを係合方向に駆動する第2油圧室
    とを有する油圧アクチユエータと、上記後輪操舵
    手段が後輪を中立位置から操舵作動させる時上記
    ロツクピンを離脱させるよう上記第1油圧室に油
    圧を供給すると共に上記後輪操舵手段が後輪を中
    立復帰させる時上記ロツクピンを係合させるよう
    上記第2油圧室に油圧を供給するよう構成された
    油圧制御装置と、同油圧制御装置と上記油圧アク
    チユエータの第2油圧室との間の油路に介装され
    通常は上記油圧制御装置側から上記第2油圧室側
    への作動油の流れを許容し上記第2油圧室側から
    上記油圧制御装置側への作動油の流れを阻止する
    が上記油圧制御装置から第1油圧室側への油圧出
    力をパイロツト圧として受けると開弁作動するよ
    うに構成されたパイロツトチエツク弁とを有して
    いることを特徴とするリヤステアリング制御装
    置。
JP7546083U 1983-05-20 1983-05-20 リヤステアリング制御装置 Granted JPS59179768U (ja)

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JP7546083U JPS59179768U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 リヤステアリング制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS59179768U JPS59179768U (ja) 1984-12-01
JPH0225743Y2 true JPH0225743Y2 (ja) 1990-07-13

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ID=30205526

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JP7546083U Granted JPS59179768U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 リヤステアリング制御装置

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