JPH022573A

JPH022573A - 電子写真用トナー製造装置

Info

Publication number: JPH022573A
Application number: JP63147750A
Authority: JP
Inventors: Nobuhiko Nakano; 暢彦中野; Tomoji Yamagami; 山上　智司; Toshinao Ishida; 稔尚石田; Masa Nakamura; 雅中村; Yasuo Kitahata; 保男北畠; Yoshiaki Takahashi; 良明高橋
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1988-06-15
Filing date: 1988-06-15
Publication date: 1990-01-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、静電転写型複写機およびレーザプリンタ等の
電子写真装置の現像剤である電子写真用トナーの製造装
置に係り、電子写真用トナーの製造における混合工程お
よび混練工程に供される電子写真用トナー製造装置に関
するものである。

〔従来の技術〕

電子写真装置の現像剤として供される電子写真用トナー
（以下トナーと称する）は、トナーを構成する各材料の
混合、混練、混練物の粉砕、および粉砕によって得られ
た粒子の分級の各工程を経て製造されている。

上記の混合工程は、従来、混合槽を有するバッチ式の混
合機によって行われ、トナーの製造に要する各材料が一
回の混合毎に混合槽へ投入され、混合槽内に設けられた
攪拌羽根によって攪拌されている。そして、得られた各
材料の混合物は混合機から排出され、次工程へ移送され
るようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記従来の混合機による混合工程では、種々
の条件により混合槽内における各役人材料の良好な分散
性が得難くなっている。即ち、混合機の混合槽の容量、
形状、および間柱羽根の形状等の条件により、あるいは
混合槽内にて生じる材料の飛散および固着等により、混
合槽内の各部において材料が均一に分散され難くなって
いる。

この状態を小さい系で観察すると、各材料の分散の不均
一性が顕著となり、トナーの性質に大きな影響を与える
ことになる。

また、混合工程を終えた混合物を次工程へ移送する際に
も材料の混合状態が変化する。

さらに、大量生産を行う場合においても、各ロット毎に
混合状態が異なるので、これが各トナーの品質の差とな
って現れるごとになり、各ロットを通じて均一なｌ・ナ
ーが得難くなっている。

以上のように、バッチ式の混合機により混合を行う構成
では、均一かつ良質のトナーが得難いという問題点を有
している。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の電子写真用トナー製造装置は、上記の課題を解
決するために、トナーの材料をトナー中での配合率に応
じた比率にて混合部の混合槽へ連続的に投入する材料供
給部と、混合槽を有すると共に、この混合槽内に撹拌手
段が設けられ、材料供給部から混合槽に投入された各材
料を攪拌手段によって連続的に混合する混合部と、混合
部の混合槽と連通し、混合部から得られた各材料の混合
物を連続的に混練する混練部とを備えている構成である
。

〔作　用〕

上記の構成によれば、トナー製造の際には、材料供給部
により、トナーの材料がトナー中での配合率に応じた比
率にて混合部の混合槽へ連続的に投入される。混合槽に
投入された各材料は攪拌手段によって連続的に混合され
、混合物となる。この混合物は混練部によって連続的に
混練される。

上記のように、本装置では、材料の投入から、混合、混
練に至るまでの工程が連続的に行われるので、製造され
るトナーはロフト毎に各材料の分散性が異なることなく
、均一なものとなる。従って、得られるトナーの品質は
均一なものとなる。

また、混合工程から混練工程へ移行する際にも連続的に
行われるので、この際に材料の混合状態に変化が生じる
といった不都合を生じない。さらに、混合部の混合槽と
して小さめのものを使用することにより、混合槽内での
混合において、各材料の分１１に性を高めることが可能
である。

以上の作用から、本装置によれば、混合工程において各
材料の分散性を高めることが可能であり、かつ混練部か
ら連続的に得られる混練物は各材料の分散性が均一であ
る。従って、製造された１−ナーは品質が良好、かつ均
一なものとなる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図に基づいて以下に説明する。

本発明に係る電子写真用トナー製造装置は、第１図に示
すように、連続混合混練機１と材料供給部としての複数
の材料供給［２・・・とを備えている。

上記の連続混合混練Ｒ１は混合部３と、混練部としての
混′ＩＪＪ、搬送部４とからなる。混合部３は容器状の
混合槽５を有し、この混合槽５内には投入された材料を
混合する攪拌手段としての攪拌羽根６が設けられている
。上記の混合槽５は、各材料の混合時における分散性を
高める上で、できるだけ容量を小さくするのが好ましい
。例えば、混練搬送部４から１０１００（／時間）の混
練物をυト出する場合、混合槽５の容量は１〜３１程度
に設定される。このとき、攪拌羽根６の回転数は７００
ｒ　ｐ　ｒｎ以下に設定され、少量の材料を連続的に混
合するようになっている。

上記の混練搬送部４は円筒状の混練搬送管７を有してい
る。この混練搬送管７の一端部は上記の混合槽５の底部
と連通し、他端部は混練工程の次工程の方向であるＡ方
向へ構成されているａ　？ｎ練搬送管７の内部には、混
合部３から供給される混合物を混練しながら入方向へ搬
送する混練搬送スクリュー８が設けられている。この混
練搬送スクリュー８による単位時間当たりの搬送量は、
複数の材料供給機２・・・から混合槽５へ投入される材
料の単位時間当たりの総投入星と一敗するように設定さ
れている。

一方、各材料供給）ａ２は、材料を収容するホソバ９と
ホッパ９内の材料を搬送するフィーダ１０とからなる。

フィーダＩＯは円筒状の搬送管１１を有し、この搬送管
１１の一端部はホッパ９の下部と接続され、他端部はｉ
！！！続混合混練ａ１における混合部３の混合槽５上に
配されている。搬送管１１の内部には材料を搬送するた
めの搬送スクリュー１２が設けられている。

上記の材料供給Ｊａ２は、トナー製造の際に混合される
材料の種類の数だけ設けられている。例えば、トナーが
、重量％で結着剤樹脂８５％、着色剤としてのカーボン
ブラック５％、帯電制御剤５％およびワックス５％を混
合して製造される場合４個の材料供給機２・・・が設け
られる。また、混練搬送部４から１０１００（／時間）
の混練物が排出される場合、材料供給ａ２・・・からは
結着剤樹脂８５（ｋｇ／時間）、カーボンブラック５（
ｋｇ／時間）、帯電制御剤５（ｋｇ／時間）およびワッ
クス５（ｋｇ／時間）が混合槽５内へ投入されるように
なっている。

上記の構成において、本装置が起動すると、各材料供給
機２のホッパ９に収容されている材料がフィーダ１０に
よって搬送され、連続混合混練機ｌの混合部３における
混合槽５内に所定■ずつ投入される。混合槽５に投入さ
れた各材料は攪拌羽根６によって撹拌され、それぞれが
均一に分散している状態となる。

このようにして作製された各材料の混合物は、混合槽５
の底部から混練搬送部４の混練搬送管７に送られる。混
練搬送管７に取り込まれた混合物は、混ｍ搬送スクリュ
ー８によって充分に混練されながら混練搬送管７内をＡ
方向へ搬送される。

その後、混練搬送部４からｔＪＦ出された混練物は、粒
子状に粉砕され、さらに分級される。これにより、一定
の粒度分布を有するトナーが得られる。

次に、本装置よって製造された上記のトナー（以下本ト
ナーと称する）と、従来のバッチ弐の混合機による混合
工程を経て製造されたトナー（以ド比較用トナーと称す
る）とを比較したところ、以下の結果が得られた。

比較用トナーの帯電■の変ｖ１係数すなわちＣＶ（ＣＶ
−平均値／不偏分１１にの平方ｊｒ１）が３０％程度で
あるのに対し、本トナーのそれは２０％程度となった。

これにより、転写時における転写効率を向上することが
できる。転写率の向上は５％以上となる。

また、画像解析装置による分散度りをカーボンブラック
について調べたところ、比較用トナーが７０％であるの
に対し、本トナーは８５％以上となった。分散度りは、
凝集体面積率（％）をＵ、カーボンブランク体積分率（
％）を１４とすると、ＵＸｏ、４Ｄ＝１００−　（Ｘ１００）によって求められるものである。尚、この分１１に度り
は、ＡＳＴＭ−Ｄ−２２６３−６９を基本としている。

さらに、本トナーにより複写を行った場合、比較用トナ
ーを使用した場合に対し、黒へた均一性、階調性、網点
再現性等の点において、１ランク向上しており、画質が
改善される。

以上の利点に加えて、本装置では、材料の投入から混合
、混練に至るまでの工程を連続的に行い得るので、作業
者の負担を軽減することができ、かつ生産性を向上する
ことができる。また、混合工程および混練工程に供され
る装置が一体化され、かつ混合部３の混合槽５を小型化
することができるので、トナーの製造装置全体が小型化
される。

〔発明の効果〕

本発明の電子写真用トナー製造装置は、以上のように、
トナーの材料をトナー中での配合率に応じた比率にて混
合部の混合槽へ連続的に投入する材料供給部と、混合槽
を有すると共に、この混合槽内に撹拌手段が設けられ、
材料供給部から混合槽に投入された各材料を攪拌手段に
よって連続的に混合する混合部と、混合部の混合槽と連
通し、混合部から得られた各材料の混合物を連続的に混
練する混練部とを備えている構成である。

それゆえＪ混合工程において各材料の分散性を高めるこ
とが可能であり、かつ連続的に混練部から得られる混練
物は各材料の分散性が均一である。従って、本装置を通
じて得られるｌ・ナーは品質が良好、かつ均一なものと
なり、このトナーを使用すれば、画質を向上することが
できる。さらに、材料の投入から、混合、混純に至るま
での工程を連続的に行い得ることから、作業者の負担が
軽減され、生産性を向上し得ると共に、装置の小型化を
も図り得る等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電子写真用トナー製造
装置の概略説明図である。１は連続混合混練機、２は材料供給機（材料供給部）、
３は混合部、４は混練搬送部（混練部）、５は混合槽、
６は攪拌羽根（攪拌手段）、７はン昆旭■役送管、８は
ン昆練搬送スクリュー　９はホッパ、１０はフィーダ、
１１は搬送管である。

Claims

【特許請求の範囲】１、トナーの材料をトナー中での配合率に応じた比率に
て混合部の混合槽へ連続的に投入する材料供給部と、混合槽を有すると共に、この混合槽内に攪拌手段が設け
られ、材料供給部から混合槽に投入された各材料を攪拌
手段によって連続的に混合する混合部と、混合部の混合槽と連通し、混合部から得られた各材料の
混合物を連続的に混練する混練部とを備えていることを
特徴とする電子写真用トナー製造装置。